三月の吐息...三月

 

 

お気に入り - 2002年11月29日(金)

彼はいつも同じ人に用を頼む。
受け持ちが違っても、
窓口はいつも同じ人
案外、人見知りするのだ。
そういう一面を知って
距離が1ミリだけ縮まった気がした。



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同じ世界 - 2002年11月27日(水)

同じ世界に住んでいても
まるで接点がない
何も分からない
これじゃまるで
テレビの中の人みたい
ただ
こちらから見つめるだけ



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月に願いを - 2002年11月21日(木)

今夜も月があまりに美しかったので
思わず願いをかけてみた
あの人に会わせてください・・・と
まるで
空を飛びたい、と同じくらい
現実味のない
夢のような願いに似ていた。


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おとぎの世界 - 2002年11月20日(水)

近くの結婚式場の教会の塔に
満月がかかる
ライトアップされて
まるでディズニーランドのよう



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透明人間 - 2002年11月19日(火)

彼にとっては、
わたしは透明人間。
近くにいても気づいてくれない
こちらの方向を見ていても
彼の瞳に
わたしの姿は映らない
声も響かない
ましてや、ココロナド
ヒトカケラモ
届かない。



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半分の月 - 2002年11月12日(火)

会社帰りの車の中から見た月は
ちょうど半分
もう半分をのんびり待っているみたいに
おだやかな月。
半分づつでひとつ
いっしょでひとつ
そんな生き方もいいな。


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遠すぎる - 2002年11月11日(月)

時間がたつと
廊下ですれ違うようにもなった
でも、
彼の情報がなにもない
誰かに尋ねることもできず
何かで調べることもしない
いつまでも遠い存在




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灯りを消す - 2002年11月10日(日)

何かを手に入れるためには、
今持っているものを捨てなければならない。
夜明けを迎えるためには
夜を過ごさなければならない。
暗闇で道に迷った時、
遠くの街の灯りを見つけるためには、
手元の灯りを消さなければならない。
始めは暗くて何も見えないが
だんだん暗闇に目が慣れてくる
そうして、ほのかな街の明かりが見えてくる。
勇気をもって、
自ら手元の灯りを消す時も必要なんだ。


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11月 - 2002年11月02日(土)

11月になった。
カレンダーも最後の一枚になってしまった。
何度も繰り返す
時間のたつのはなんて早いのだろうと。
季節も秋を飛び越して
一気に冬といった感じ、
一年を振り返るにはまだ早いが、
カレンダー、年賀状、ディナーショー
廻りはもっと時間の流れが速い
思わず、急がされ流されてしまいそうだ。
でも、
もっとゆっくり
このひとときを大事に過ごそう。


...



 

 

 

 

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