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2004年06月29日(火)
世界の中心どころか、ところかまわず叫ぶ、叫ぶ

さて、シンゴ日記です。
土曜日は、みんな来てくれてありがとう。
西日本のバンドと一緒にやることは時々あるけれど、
今回のアーティストさん達は、お初のところも多く興奮気味でした。
今日は、あの日ステージの裏側で起きていた、もうひとつのドラマをお話します。

皆さんに、たくさん思いを伝えるため、声だしをしておこう!!といつもどおりリハ前に某スタジヲに集まりました。
朝に弱いからなのか、昨日の酒が残っているからなのか、これまたいつもどおりビタッと時間通りにそろいません。そういう私も少し遅れました。
そしてそして、やはりあの男も遅れてやってきました。Z氏です。
Z氏はいつも遅れるのですが、その言い訳を聞くのが楽しく、今日もいっちょ突っ込むかと気合を入れていましたが、本当に具合が悪そうで「ごめん」と言っている姿に、あんまり激しく突っ込めず、、、、、肩透かしな感じ。声だしが進むにつれ、比例するようにZ氏の顔色も、黄土色に。土に還るまでにリハを済ませておかないとたいへんです。
会場に入り、順調にリハが進むも、Z氏の顔色は、いつものあのブラジル人のようなテカリはなく、ハリ、弾力も耳たぶくらいしかありません。困ったものです。リハが終わり、本番まで時間があった私達は、残・・・・・Z氏を病院に行けと説得し、FABの目の前の病院にいかせました。
私達はすごい心配をしていましたが、なんだかんだ言っても、Z氏ももう大人。ついていくのも、いかがなものかということで、後ろ髪を惹かれる思いで、ロイヤルホストに駆け込み、お茶をすすり、甘いものを食べ、爆笑していました。爆笑してると、Z氏が笑わしてくれた日々がまるでさっきのことのように思えてきます。
叫ぶZ、倒れこむZ、突っ込みになってない突込みを入れるリーダー、そしてまた叫ぶZ、おどけるZ、信号待ちでプジョーをオープンにするボタンを押し、隣の車から「おい、、すげーよ!!あのブラジル人!!?じゃなくてあの車!!オープンにしてるよ!!あめなのに」といわれているZ。


いつもZは隣で叫んでいた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


笑いながら。
はっきり言って迷惑だ。そして気味悪い。

とは思わない。

「そういえばZ氏は?!」誰かが思い出したように言った。本当にみんな少し忘れかけていた。
時計は、Z氏が病院に言ってから2時間を少し回っていた。いくらなんでも遅すぎる。僕達は、病院にだらだら戻った。

病院は、土曜日だからなのか、すごい活気(?)があった。ここはアメ横か、はたまたトゲ抜き地蔵か・・・・。Z氏は、本当にここにいるのだろうか?
地蔵と間違われて拝まれてやいないだろうか?いろいろ心配しながら、病院内をかけずりまわって探した。・・・・・・・・・いなぁい。
でもまだ見に行ってない部屋がひとつだけあった。

僕達は、手術室の前にいた。

タイミングよく手術中の赤いランプが消えると中から、やや年老いた残・・・・

ではなかった。

そこに一本の電話が!発信先は「Z」!!喜んで電話に出ようとしたところ!
「病院内は携帯電話の使用は禁止です」と。
踏んだりけったりだ。外に出てかけなおしてみると「今新宿にいる」と
僕達の頭は
---------------------------------------
Z「せんせぇ、ぽんぽがいたいです」
先「どれどれみせてごらん・・・おお、これはこれは。。。」
Z「せんせぇ、そこは・・・・みみたぶです」
先「いやいや、しっけい」
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といった、コントのあと、ここではわからないので、新宿の病院にいってくださいと言われたに違いない。果たして本番に間に合うのか!!
そのあと、Z氏の口から驚くべき言葉が発せられた!
「マッサージに行ってました」

僕らは、FABに戻りました。




2004年06月20日(日)
モツのニモの

どうも。梅雨も、なか休み。今日なんてあついあつい。
いかがお過ごしでしょうシンゴ日記。
私は、とても元気です。木曜、金曜と福岡、名古屋に行って、うまいものを食って英気を養ってまいりました。もうね、、福岡のもつなべは最高です。

ライブが最近ないからなのか、BBSの書き込みがさびすぃですねぇ。普段起こった何気ないことでも、がんがん書き込んでくださいね。ゴルディとももちゃんのことでもいいので。レスも張り切ってしま・・・・す。

来週は、FABで待ちに待った箱ライブです。気合を入れるためニモ、
昨日、ファインディングニモを見ました。
ディズニーものは、久しぶりでした。シュレックいらいですね。

そうですねぇ、子供が見る映画ではなく、ちょうどリーダーぐらいの年代が見るにはいいなぁと思いました。きっとリーダーは泣くはずです。親子愛を描いた動物ものはいろいろありますが、ニモの逆バージョンはあれですね、みなしごハッチ。ファインディング母ちゃん、ですよ。
ほんわかしたい人にはお勧めですね。

がんがん行きたい人は、来週のライブに行きましょう



2004年06月07日(月)
ままっまっまっま松戸ライブ

お久しブリです。シンゴ日記。
すっかり暑くなって、薄着の女性も目立ち始め、夏っていいね!とオヤジのように喜んでいるのもつかの間、まもなくうっとおしい梅雨がはじまります。いやですねぇ。じめっとするし。でも、高校の時とか、部活帰りに急な雨で、こう、なんていうか、、女生徒が、、、、、髪とかも濡れちゃって、、、、いいですね。
変態ですね。ポニーテールが好きです。

というわけで、こないだ、今が旬な、松戸に行ってきました。
予定時間より少し早く目的地に到着した香港御一行は、各自、自由時間をとることにしました。竹内さんは山へ芝刈りに、戸田さんは川へ命の洗濯をしにいきました。
私は、灼熱の太陽を求め、火照った体を揺らし松戸を堪能しようとぶらぶらしようとしたところ、後ろから「免許センター行きのバスはどこから出るんですかね?」と声をかけられました。
それが松戸定吉(仮名・推定76歳、オス)との出会いでした。

定吉はまるで少し遠い親戚のおじいちゃんのように、少しはにかんだ笑顔で僕に話しかけてきました。
私は優しく「知りません」と答えました。
「そうですか・・・」定吉は捨てられた子猫のような目をしながら、「火を貸して」といってきました。「いいですよ」断る理由もないので、そっと定吉のくわえているタバコに火を差し出しました。

ゆっくりと煙を吐き出し、物思いに耽る定吉。
聞くと、去年事故を起こしてしまって、保険を適用するために免許センターに行って、めんどくさい書類をとってくるとか。。
それ以外に、子供達が巣立っていって夫婦だけになって寂しくなった上に、最近奥さんが入院してしまったことや、娘は、すぐ近くに一人暮らしをしている看護婦で、県立病院の脳外科にいて、仕事が忙しくなかなか実家に帰ってこなくて、いつまでたっても結婚しないとか、息子が買ってくれた犬はマルチーズで大きい犬にも立ち向かっていく負けん気の強い犬で、えさはいつも、高級なペットフードでとか、、、。赤の他人にここまで話していいのか??というようなことまで、その時の定吉は話しました。そういう、込み入った話をされるというのは嫌いではなかったし、自由時間中だし、ここは定吉の日頃のうっぷんをとことん聞くのも悪くないなと思い、あいずちを打ちながら聞き入っていました。すっかり定吉トークにはまって、ふと時計を見ると自由時間を過ぎていました。「さだきっちゃん、、、、俺、、、もう行かなきゃ、、、」
楽しい時間はあっという間に過ぎるものです。
僕は、さだきっちゃんを置いて、集合場所に向かいました。
そんな僕をさだきっちゃんはとめません。
僕は、最後に「これから、あそこのBOXHILLっていうところで歌歌うんで、よかったら聞きに来てください」とさわやかに振り返りながら言うと、そこにはもうさだきっちゃんの姿はなく、松戸の町が広がっていました。

皆さんも、さだきっちゃんにあったら、「元気でやってるか?」と一声かけてやってください。


エンピツ