陸橋...東風

 

 

我儘だろうか。 - 2012年07月18日(水)

其のひととの関係は結局まだ続いている。
1回か、まぁ3回くらいで終わりになるだろう、と思っていたのだけれど
今はお互い関係が楽しくて仕方がないようだ。
ざっくばらんにいうと、互いの体にまだ飽きていない。

とはいえ、関係はほぼセフレなわけで。
其のひとにしてみれば多分とても都合のいい相手なのだろうな、と思う。
だからといって私も、其のひとのことはとても好きだけれど
一緒に生活したいとは全く思わない。
家庭を壊さずに時折私と遊んでくれるならそれで十分なのである。

けれど二人で呑んだりすることは今は無くなり。
会ってしっかり話すことはあるけれど。
デート的な楽しみは全くと言っていいほど無いのだ。
まぁ日の目を見られる関係ではないのだから仕方が無い。
それでも体だけなのか、と時折ふと淋しくなる。
けれど我儘は言えない。


そういえば一回だけ我儘を言った。
とある機会にまた二人で朝を迎えることができたのだけど
午前中の早い時間で別れなければならなくて。
別れるのが惜しくて、30分くらい我儘を言ってぐずぐずしていた。
腕の中にずっといたくて。
其のひとは抱きしめつつ、困りつつ。
そんな彼の様子がいつもと違い過ぎて何だか可愛くて愛おしくて、余計に離れたくなくて。
だから余計に困らせてしまった。


其のひとの負担になるのではないか、という不安が今だに付きまとう。
だから絶対に我儘を言わない。
其のひとに私のことをどう思っているのかとは聞かない。
別れるときは気持ちが残っていても、すっぱり諦める。
これだけはずっと自分に言い聞かせている。

それでも。
其のひとの気持ちを知りたくなってしまう。
体だけと知って責めるつもりなどなくて。
もし好きでいてくれるのなら嬉しいから。

それもやはり我儘なのかも知れない。


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