月の詩
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2003年01月26日(日) カラ。

なんにもないの。
なんにもないのよ。
もう、なにものこってないんだ。
私の中には。
夢とか情熱とか愛情とか。
欠片もなくて。
終わりがほしいよ。


2003年01月21日(火) 青。

冷たい空気をつきぬけて、
空が青々と広がっていた。
その高さと透明さに、
釘付けになる。
できることならこのままずっと、
眺めていたいと、願った。
できることならこのままずっと、
この青に染まっていたかった。


2003年01月15日(水) 笑う。

唇の端。
少しだけひきあげて。
「笑う」という形をつくる。
その時に。
本当に私、笑っているの?


2003年01月13日(月) 信じる。

私が私を信じてやれなくて、
一体誰が信じてくれるというのだ??


2003年01月09日(木) 僕は。

僕は、何かを手に入れた。
僕は、何かを失った。
僕の手のひらに何がある?
僕からこぼれ落ちたそれは何?
僕は何を見てきた?
僕は。
僕は、今、ここに居るだけ。
僕は、今、


2003年01月06日(月) 雪。

寒風に、
花びらのごとく、
ひらひらと舞う。
けして積もる事のない雪。
あとにはなんにも
残らない。
痕跡さえ残さない。


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