月の詩
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2002年05月08日(水) 憎悪。

ねえ、どうしようもないくらいに、
憎しみを覚えることだってあるのよ。
ねえ、ホントならそんな思いは私だって
抱きたくないわ。
けれど一方的に注がれた刹那的な憎悪は、
私に降り掛かり、貴女の憎悪は私の憎悪となるのよ。
私が受けた以上の憎悪を返して、思い知らせてやりたい、
たとえ、そう思うことが罪だとしても。
思わずにはいられないのよ。
私の頭の中では血まみれの貴女がのたうちまわっているのよ。
私が受けた以上の痛みを思い知らせてやりたいと、
そうしなければ私の心に淀んだ霧は晴れない。
いつまでも、鉛のような重い憎悪の霧が、
心に淀む。


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