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2014年10月26日(日) Furyの適当な感想



GC2は半分以上修正が終りました。ハーディとジョーはS1の終わりにくっついたので、よく考えると彼らはS2ではまるっといちゃついてたので、他の人たちより幸せです。もっとすっきり纏められるはずだ、と思ってましたが、読みだすと書いていた当時も同じように考えながらも結局この選択を選んだわけで、自分なりにベストを尽くした結果だから、それほど悪くはなかったんだと感じています。

アンケートにご協力、ありがとうございました(´-`)ノ 結果見て大笑い。「多くの方がこの人のことを一番の悪党だと思ってるのか、意外だっ」など。ちなみにひとつネタバレすると、ジェリーを「一番の悪党」に選んだ方は一人もいません! ジェリーよりもジョーやマーティンの方が悪党だと思われているということですね笑
設問1の、「読み始める前に知らなかった役者」のダントツ一位はジョーでした。2位はハーディ。でもこの二人(ペア)はこれまでいただいたご感想などの印象としては、かなり好かれているペアだと思うので、この結果はなおさら嬉しいです。

このアンケート企画は、毎週更新ごとに一つ設置しようかと思っています。毎度アホな質問に一つだけ答えてもらい、翌週パーセンテージで結果も見れるようにします。(役者の)人気投票のような形にしたくはないので、けっこう頭を捻るんですが。


twitterでも流した映画の話。ブラピのFury見てきました。50になったブラピのshirtlessにウッホー。顔は衰えましたが全然、全然いけます。これは童貞ノーマンくん&バイブル&ウォー・ダディの緩い三角関係くらいに思ってみるとちょうど良いです。といってもそんなに萌えるシーンもないですが。町山さんのラジオのFuryの回で、彼らが撮影前に何週間か共同生活して、毎日殴り合っていた、などというヤラシー話を聞いたものですから。

童貞ノーマンくんに女をあてがうダディ。しかしお坊ちゃんノーマンくんがピアノを弾き娘が歌を歌ってるタイミングで、シャツを脱ぐダディ。するとダディの背中には傷が! はっとなってピアノをやめてしまうノーマンくん。おまえダディのセクシーボディにはっっとなってんじゃないよ! 隣に可愛いドイツ娘いるだろうがっ! と思わず突っ込んでしまいました。
でも私がむしろ好きなのはダディとバイブルです。バイブルを演じるシャイア・ラブーフは残念ながらこの映画ではあんまり可愛くありませんが、ダンディとの関係がなんかエロいです。

単純に見ると、ダディは物の価値がわかるタイプ。アートとか、文学とか、美しいものに理解はできないまでも敬意を払うタイプという気がします。そういう男がずっと戦争に明け暮れているというのが不幸でありカッコいいところです。バイブルは信仰心が篤いけど田舎者。まあまあ道理がわかるタイプ。でもノーマンくんは育ちが良い都会的な坊ちゃん。ピアノなんか弾ける。最初は青二才なんでダディに扱かれます。でもダディはこの若僧をどこかで可愛いと思ってるわけです。一方、なんというか…バイブルの方は恵まれている彼にひそかに嫉妬しています。他に二人ろくでなし兵士の仲間がいるんだけど、こいつらがノーマンくんを苛めるのも結局は嫉妬のせいです。

『プラトーン』チックなこのダディ/バイブル/ノーマンくんの三角関係、なかなか美味しいです。かなりシリアスでマッチョ、描写はひじょうに残酷(R指定)なんですが戦争映画の傑作は60、70年代にすでにたくさん生まれてますし、見るべきところは他にありません。Furyの残酷なシーンはまだアクションの中に織り込まれているに過ぎないけど、『プラトーン』や『ディアハンター』は世代的に本物の戦場(ベトナム)を見てきた人々が作っているので、説得力が違います(Furyの監督も元海兵隊員がらしいけど)

私がもっとちゃんと語りたいのはハーディが端役で出てる2002年製作のThe Reckoningなんですが、これは時間がかかりそうなので今日はやめておきます。


コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2014年10月23日(木) アンケート

 英国旅行レポは好評で何よりでした。読んでくださった皆さん、ありがとうございます^p^ ←涎垂らすの大好き

予定していたGCの更新は週末までお休みになりそうです、すみません。現在はGC2の加筆修正に入っています。結局大きな変更はなさそうですが、章の順番は結構入れ替わっています。あとはマイナーな修正。トムトムとクリスが休暇でエッチするシーンは、あんまり好評じゃなかったんで変更する予定です。もっとマイルドにします(トムの虐めて欲しい願望はそのままで、まあ手っ取り早くピンクローター消します爆)

型に流し込んだところ400Pになりました。おまけなど入れても、約500PあったGC1ほどの厚さにはならなさそうです。


GC2にアンケート結果を入れる予定です。関連付けてイラストも。ぜひともご協力ください(アホな質問ですいません)。

クリックでジャンプ!




ところで、web拍手経由で「以前ジェームズの部屋のイメージ絵がどこかで描かれていたと思うのですが…GC2にあると想像しやすいです」というご意見いただきました。前から部屋の絵などは入れたいなと思っていたんですが、いかんせん私の想像力がヘボすぎて思い通りに描けなかったりします。でも彼らが行くカフェなど入れられたら楽しいですね。サンフランシスコにあるそれらしいカフェ模写すりゃいいのか笑

ともかく本編の加筆修正を早めに終わらせようと思います。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2014年10月18日(土) 英国旅行その3 ロンドン編



湖水地方、ハワースと続いた旅行日記の第三弾です。ロンドン篇は退屈です。前もって宣言しておきます。

ホテルをチェックアウト後、ハワースを後にしました。しかしここで大問題発生。まず、私が多少の不正をして使っていた3G接続が使えなくなってました。架空の電話番号を使っていたことが、バレたか笑 というわけで、gmapの案内に頼らずマンチェスター空港まで戻らなくてはいけない……。また、もう一つの問題は、私がレンタカーの返却時刻を間違えていたことでした。予約したのは11時半だけど、結局実際に車を借りたのは13時半だったので返却時間も貸し出し時間に設定されてると思ったのですが、レンタカーの契約書を見て「おっ汗」…ともかく、急いでマンチェスターへ。

迷いました……最初こそ順調でしたが、ナビってくれることに慣れてて、乗らなくてはいけないターンパイクをアッサリ通過。そんなことをしながらかれこれ遅れること1時間で空港に到着。そのまま返却すると高いのでガソリンを入れる。ここからが難関。レンタカー屋がどこにあるかわからない。迷ってるとガソリンスタンドにいた空港職員が近づいてきて「レンタカー返すんだろ?」ときいてくれました。ありがたい!! と思ったのもつかの間……おじさん、物凄いマンチェスター(orリバプール)訛り。 何言ってるか半分もわかりません。二回聞き返しましたが、もう申し訳なくなったので、だいたい言われた方向へ勘で向かいました。でも見つかりません……国際空港のような広い敷地(ター
ミナルは3つある)で勘で見つけようというのが間違いです。結局、近くのクラウンプラザホテルの駐車場に車を停め、ロビーでネットに繋ごうとしたけど繋がらず、フロントの女性にききました。期待してなかったのに、この女性は知っていました。丁寧に教えてもらい、やっと見つけることができました。

その時点でもう時刻は12時半でしたが、レンタカー屋のおじさんは「OK」と言っただけでチャージはしませんでした。よかった……!
ロンドン行きのフライトは14時半なので、空港でのんびりネットでも見て過ごしました。この時、ヒースロー空港から宿までの行き方を調べたんですが、「車で三時間半」と表示され、「空路で行くのと変わらない…」とちょっと途方に暮れました。ロンドンまで車で行った方が大変じゃなかったかな。

15時半にヒースローに到着。早速宿へ向かいます。普段は地下鉄にのんびり揺られて行くんですが、この日は夜、予定があります。10/8はロンドン映画祭のオープニングデイだったのです。そして目玉作品の一つである、カンバーバッチのThe imitation gameのレッドカーペットが予定されていました。彼だけではなく、キーラ・ナイトレー、マーク・ストロング、GoTでタイウィン・ラニスターを演じているチャールズ・ダンスなども来る予定です。ファンは朝から並んでいるのでしょうから、今から行くと一目見るのも厳しいかな、と思ったんですが、一応レスタースクエアに行く予定でした。

そこで、初めてヒースロー・エクスプレスを利用。高い! £21もします!(各種割引ありますが) 今は180円近いレートなので計算したくもないですね。しかし荷物も多いし疲れてるし、これ以上体力を消耗したくないのでチケットを買いました。

ヒースロー・エクスプレス……最高(´o`;)! びっくりしました……静かだしきれいだし、何より15分弱でパディントン到着なんて早すぎる。フリーwifiにも接続可能です。ロンドン映画祭のことを調べましたが、あんまり早く到着したんで調べ終わりませんでした。私の正面にステキな年配のレディが乗っており、到着間際に「もうパディントンに到着したの?」ときかれたので、そんなわけはないだろう…と思い違う、と答えた直後、プラットフォームの壁に書かれた「パディントン」の文字が目に飛び込んできました。「いやっパディントンです! 早すぎ!」と慌てて訂正しました。





私の滞在先はベイズウォーターとクィーンズウェイが最寄り駅、ケンジントンガーデン(ハイドパークの東側にくっついてる公園)まで徒歩3分という立地です。パディントンから歩くと10分くらいですが、荷物があるので地下鉄を利用。この選択は結局どうだったのだろう…わかりません。皆さんもご存じでしょうが、ロンドンは地下鉄が深く潜ってる(特にノーザンラインなどは)ので、2駅くらいの場合、地上を歩いた方が早かったりします。

ともかく、ちょこちょこ迷いつつ日系のゲストハウスに到着。ロンドンはホテル代が高いのですが、ここは冷蔵庫や電子レンジ、共同キッチンなどがありながら少し安めでした。
チェックイン後、すぐにレスター・スクエアへ向かいました。私が到着した数分後、ちょうどベネディクトやキーラ・ナイトレーが到着しました。一目も見れないかな、と思いましたが、柵の外側にいる人たちなど所詮私と同様、さほどヤル気がない人たちなので(ファンとも呼び難い)、けっこう途中で群衆から抜けていきます。そのおかげで、人垣の向こうにちょっとだけ見ることができました。満足!

マーク・ストロング・ザ・ブレブレ




ばっち・ザ・ブレブレ




ピントが合ってるだけに惜しい




ブレブレです。規模としてはそれほど大きくないレッドカーペットでした。Thor the dark worldの時は、広場を貸し切って大々的に行ってましたので。あの時は身をもって体験しましたが、朝から並んでるようなファンが待つ劇場の眼の前は、高確率でスルーされます。端からサインや写真に応じていくので、劇場前に来るまでにタイムアップになるのです。この日も、ベネもキーラも関係者に引っ張られて劇場内に連れて行かれ、最も気合の入ったコアなファンたちはスルーされてしまいました。ヒドルスの時は、一所懸命中へ連れて行こうとするルークに、ちょっと不満そうな可愛い顔を見せて、なるべく劇場前で粘っていたことを覚えています。雨の中、ベネも頑張ってサービスをしていました。

一流の女優さんは基本的にあまりしません。キーラもですが、ナタリー・ポートマンなども、手を振ってすぐ中に入ってしまいます。高嶺の花です。

Prince of Edward theatre


私がThe Imitation Gameを見たのは翌日でした。今年見た中では一番でした。感想はtweetしています。ここからロンドンの旅日記はやや駆け足で終わらせたいと思います(オタクライフですので)。
映画祭ではTIG、ジョン・スチュアートのRosewater, ニコライ・コスター・ワルドーのA second chance、そして映画祭枠ではなく現在上映中の、70年代の緊迫したベルファストが舞台のスリラー、'71を見ました。TIGは別格扱いなので除くとして、一番良かったのはデンマーク映画、A second chanceでした。これは女性監督のQ&Aセッションも含め面白かったです。


Queens Theatre



舞台はA Woman in blackを見ました。ミュージカルは有名どころはだいたい見てるし、この舞台は小さいけど評価が高いうえにスリラーということだったので、面白そうだから見ました。まあまあ笑 '71もですが、まあサスペンスとして楽しいけどそれだけ。

Palace theatre


ロンドンで堪能したエンターテイメントで一番良かったのは……そうです、実はこの英国旅行のそもそもの目的だった、Hans Zimmerコンサートでした。この一件についてはtwitterに書いたので、引用する形で旅のレビューを締めくくりたいと思います。

コンサートはHammersmithでありました。ハマースミスといえば、トム・ハーディ兄貴が生まれ育った場所です。ハーディ兄貴がベンツ盗んだり拳銃を不法所持して捕まったりした素敵なロンドン郊外です。




これは今までの人生で一番のコンサートでした。『インセプション』『グラディエーター』など復習もバッチリでしたので。ところがなんと、なんと…プログラムを見たら、『インセプション』が入っていないではないかっ! 
かなーり凹みました…でもまあ、期待通りグラディエーターとダークナイトはあるし、クリムゾン・タイド、ライオン・キング、マン・オブ・スチールもあるからいいか…でもダ・ヴィンチ・コードやトゥルー・ロマンス入れるくらいならインセプション…泣 Rushまでは望みませんが。



始まったら普通に感動の嵐でした。思い入れのある映画なら尚更です。観客も、グラディエーターなどは出だしで大盛り上がりです(ちなみに男性の熱心なファン多め)。ジマー先生、「リドリー・スコットが朝9時に電話して来て、グラディエーターって映画の曲作らない? ときいてきた」なんて小話も披露してくれました。



クリムゾン〜とシン・レッド・ラインは曲を覚えてなかったけど映画の内容は覚えてるのでぐっときました。マン・オブ・スチールとレインマンも良かった。パイレーツ〜も思い入れがないけど感動した。ライトやスモークを駆使したステージのパフォーマンスが素晴らしく、視覚効果だけでもトランス状態に陥りました。映画のイメージは使わない。ダークナイトであってもバットシグナルは見せない。でも暗闇に射し込む一筋の光などで見せるわけです。マン・オブ〜も雲の中を突っ切っていくような解放感をスモークとライトで演出。ステージ全体はかなりポップでした。カメラ撮影もok.



トリを飾ったのはもちろんダークナイト。で、その後のアンコールですよ。しばらくカーテンが上がらないので拍手も限界って感じでしたが、祈るような気持ちで待ってると…静かに聞こえてくる波の音……イ、インセプションだーーっ!!
思わず悲鳴を上げたけど、同じようなファンは他にもたくさんいたから大丈夫笑 dream is collapsingに始まり、お気に入りのMumbasa、ラストは名曲Timeでスタンディングオベーションの幕引きになりました。

ジマー先生の監督たちとのエピソードも面白かったです。ノーラン監督を語る時の口調には敬意と親しみがこもっていた。2作目の後、二人でこれ以上の映画は出来ない、と話したと。ジマー先生がヒース・レジャーと彼の死に言及した時、観客から惜しみない拍手が湧き起こったのも胸打たれる瞬間でした。

ハンス・ジマーを最初に見出したのはバリー・レヴィンソンで、ある日、夜11時にスタジオのドアをノックする人物がおり、開けるとその男が、自分はハリウッドの映画監督だ、と。この疑わしい人物が名作レインマンを撮り、ハンス・ジマーは作曲賞を獲った。

パンフレットには、ノーラン監督や12 years a slaveのスティーブ・マックィーン監督からのメッセージも。ちなみにジマー先生の初期作品は、『マイ・ビューティフル・ランドレッド』です。『ブラックレイン』なども。我々腐女子へのこの徹底した貢献(本人無自覚ですが)


……長くなりましたが、まあこんなところでしょうか。あ、そうそう! 途中でロンドンの詐欺師について触れましたね。忘れるとこだった。
ゲストハウスをチェックアウトした後、サンフランシスコ行の便の出発まで時間があったので、荷物を預かってもらい、ベイズウォーター周辺をぶらぶらしました。この時、駅前に身形はまあ普通の男が立っており、電話をかけてました。眼の前を通過した時、「ハロー」と奇妙な猫なで声(聞きようによっては馬鹿にしてるような。小さい子どもに言う時のような口調)で言ってきたんでもちろん無視しました。あんた電話かけてたんじゃなかったの? その後、近くのカフェでコーヒーを飲んで戻ってくると、そいつがまだいるんです。同じように電話かけてる。で、私に気づいて、先程書いたあの眼つきで見てきました。じっとこっちを見つめる、抜け目のない警戒してる眼つき。
;その後、他の店に寄って30分後に戻った時も、そこでまだ電話かけてるふりをしてました。彼らの目的は色々ですが、相手が女の場合はどうにか声を掛けて知り合いたい。で、相手に怪しまれる前に金を取って逃げる。こういう輩は堂々とした身体の大きな白人の女性などには声を掛けません(ノーチャンスどころか、馬鹿にされるから)。私のような観光客っぽい一人で歩いているアジア人の女などを見つけて、声を掛けます。運が良いとたまーに、海外旅行慣れしていない日本人の純粋な女性などが、律儀に立ち止まって話を聞いてくれますから。皆さんもぜひ気をつけてください。連中はわりと身形はしっかりしてます(詐欺師ですので)。でも引っ掛 からないでください。

ついでに言うと、昨年ロンドンに滞在した時は、スタバで私がパソコンを弄ってると、男が近づいてきました。私は大きなヘッドフォンを耳にかけてたのに、話しかけてきます。この時点で痛いやつなんですが、まあ話を聞いてやりました。すると色々くだらない話をしてきます。で、フェースブックを教えてくれ、というので、私はアカウントを持ってるけど一切使ってなかったので、「別にいいよ」と言って教えてやりました。すると、やつは私を友達登録した後で、わざわざ私のパソコンの方に回り、勝手に私のアカウントで受け取った友達リクエストを「承認」しました。なんだこいつ? と思いましたけど、その時は黙ってました。この人は詐欺師ではなく、ただ寂しいやつだったんですが、毎日スタバなどをふらふらしては、そういうことを繰り返してます笑 こっちが哀しくなる…。ちなみに、身形は普通です。やってることは物乞いやホームレスとあまり変わらないんですが、そう見做されると追っ払われるので。

最後はあまり良い話題で終わりませんでしたが、皆さんも旅ではお気をつけください。車のキーがどこにあるか、ちゃんと把握しておいてください笑 日没時間も。あと、ずるをして旅先で3G接続を利用すると痛い目に遭うかもしれません笑!

ではでは

Gielgud theatre


コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2014年10月17日(金) 英国旅行その2 ハワース篇




旅の思い出を忘れないうちに。
前回までは湖水地方の旅の模様を書きました。
ウィンダミアのホテルを、翌朝10時に出発。一路、ハワースへ。走行時間は約1時間半。ipadをbluetoothで繋ぐと、最近ではgmapの目的地設定で音声案内してくれるので、カーステレオから聞こえる声に従って走ることができ、カーナビのような便利さです(画面はipadに出ますが)。

すでに一度行ったこともあり、迷わず到着。チェックインまで時間があるので先にブロンテ牧師館ミュージアムへ行きました。『嵐が丘』で好き放題妄想し、直前に『ジェーン・エア』を読み映画も見たのでテンションはmaxです。ブロンテ姉妹が暮らした二階建ての家は一つ一つの部屋は狭いですが、それぞれの寝室があり、「このソファでエミリー・ブロンテが亡くなったと言われている」「姉妹たちはこのテーブルの周りを歩き回ってアイデアを交換し合った」などというガイドを読むたびに眼が潤むと言う笑 貴重な体験でした。

父パトリック・ブロンテはまだ三十代の妻を癌で失い、その後、五人の娘と一人の息子を義姉と共に育てましたが、なんと彼よりも先に子どもたちが全員先立っています。作家として後世に名を遺したシャーロット、エミリー、アンの他に、メアリーとエリザベスという二人の娘がいましたが、二人は10才前後でチフスで亡くなっています。

この時の様子はシャーロットの『ジェーン・エア』の中でも描かれています。学校で何百人もの女子が病気で亡くなったというような描写を見て、すごい世界だと驚きました。しかし、この死亡率たるやちょっと異常です。こうした認識は当時(1849)ハワースで暮らす人々の中にもあったようで、村人は調査を依頼。そのリポートが現代まで残っています。このリポートによると、当時、村人の平均寿命は25.8才、子どもの41%が6歳になるまでに死亡。村人2500人が69個のトイレを共同使用…などなど、劣悪な衛生環境が人々の健康に与えた影響が伺えます。

レポートには、墓多すぎというのもありました。折り重なるように埋葬されている遺体。この写真からも想像できます。


シャーロットとハーディとまさかのご対面


牧師館ミュージアムで買った自分へのお土産。特にI am Heathcliff瓩離譽供爾離屮奪マークがお気に入り。


帰宅後、こうして飾りました(´p`)


ミュージアムからは、『嵐が丘』の主人公、キャサリンとヒースクリフが育ったアーンショー家の邸宅のモデルになったと言われているTop Withensまで、荒野(ムーア)を越えて歩いていくことができます(いくつかあるハイキングコースの出発点のひとつ)。でもとりあえず、ホテルにチェックインすることにしました。

しかし、ここで大問題発生。車を停めたパーキングエリアに戻ると、若い兄ちゃんが「10分超過してるから」と罰金徴収しに来たじゃありませんか。私は長いこと車で旅をしてきましたが、罰金を取られたのは一度だけ。LAのロデオドライブで30分オーバーした時だけです。まああれは大都会、観光客も大勢いるので仕方ない、それに30ドルならまあいいだろう…と思いました。しかし、ここは田舎、オーバーしたのは10分で、本当は£100だけど今支払えば£60で済むなどと言うじゃないですか。現在のレートで換算すると約1万円です。まあどうすることもできないんで、文句を言いながら支払いました……するとあんちゃんは、嬉々としてパーキングエリアの外へ去って行きます。
このあんちゃんが、私がパーキングエリアに車を停めた時、無人の管理人室からじっと私を見ていたことには気づいていました。今思うと、もしかすると詐欺師だったのかもしれません。一応貰ったレシートはちゃんとしたものでしたが。私は過去15年間で3度このような詐欺に引っ掛かったことがありますが、皆同じような顔つき(顔が似てるのではなく、相手を見る眼つきが似てる)で、後で思い返すとなんであんなもんに引っ掛かったんだろう、と思うのですが。この詐欺師については、この旅の後半、ロンドンに到着してからもまた書きたいと思います。


ともかく、ホテルは以前にも一度泊まったことがあるAshmore country house.窓辺に置かれたバスタブで泡風呂に入りながら、景色を眺める……これをもう一度やりに行きました。

ACHはブロンテ姉妹の主治医の家だったそうです。これは前の通り。


前に来た時もそうでしたが、感じの良い若いお姉ちゃんたちが運営してます。すぐに部屋に案内してくれました。しかしまたまた問題発生。到着した時から気づいてましたが、ハワースってば、湖水地方とは比べものにならないくらい寒いんです。実は細々と雨も降っています。部屋入ってすぐ、暖房を入れようと思ったら機能しない。仕方なくお姉さんに言いに行きました。結局、部屋まで来て見てもらうことに。まだ10月頭なのに暖房を入れてくれという客は面倒臭いんだろうな〜と思いましたが、本当に寒かったし、つい先ほど19世紀のハワースの死亡率の高さを学んだばかりでしたので笑 でもお姉さん、部屋に入るなり「うーこりゃ寒いわっ!」と震えていたので納得してくれたと思います。

そしてこのお風呂! 変態風な鏡も素敵です。




暖房も入ったところで、じんたんはあることに気づく。朝から運転しハワースへ来て、牧師館も訪問したので多少疲れてるんだけど、明日にはマンチェスターで車を返却するので、Top Whithensへ行くなら今しかない! 湖水地方で履きつぶしたスニーカー、まだ乾いていないので途方に暮れましたが、せっかくテンションmaxで来たのだし、、、と重い腰を上げ、準備しました。

今となっては本当に頑張って行って良かった。旅の一番の思い出です。
二年前に来た時は母の連れとして、ブロンテ橋と滝までは行きました。その帰り、駐車場へ行くまでが遠くて大変で辛かったことを覚えていたので、観光客用の地図には載っていない、もっと目的地に近い場所に車を停めよう、とやや無謀でしたが荒野(ムーア)周辺をドライブ。するとちゃんありました。Top Withensと牧師館のちょうど中間くらいの地点に、人知れず看板が立っており、ハイキングコースの入口には車4台が停まれる小さな駐車場(区画はラインで区切られ、「バスの通り道だからしっかり停めてください」という注意書き)。探してみるもんです!
この近道を見つけたお陰で時間を半分に短縮することができました。疲れているうえに雨が降っていたので本当に助かりました。











ハイク開始。荒野の奥へ入っていく道とは違い、牧師館側からTop Withensへ至る道は幅も広く、途中までは車も通れます。入口でこそハイカーと擦れ違いましたが、その後は悪天候のせいもあり、TWまで往復する間、誰とも擦れ違いませんでした。

一時間もすると……見えてきました。エミリーの少女時代の遊び場であり、彼女が腐った妄想をした場所です。






ここまで来ると、道に沿って歩くのも退屈なのであえてムーアを突っ切りました。突っ切ったと言っても、同じことを考えている人は大勢いるようで、獣道がありました。ところが霧に霞むTWまであと少しというところで、雨足が強くなってきました。

ずぶ濡れです。しかも風は囂々音を立て、空が分厚い雨雲に覆われたせいで暗くなってきました。荒野に一人きり、さすがにヤバいと思い始めました。いつも日没時間はチェックするようにしていますが、雨宿りなんかしてたら日が暮れてしまいます。出発したのは午後四時でしたので。


でも『嵐が丘』の舞台となった場所に、嵐の中到着するのもまた格別です。英国の山歩きでありがたいのは、危険な野生動物がいないこと。米国には熊やコヨーテ、マウンテンタイガーなどヤバい連中が大勢いる&山に潜んでる犯罪者などにレイプされかねないので、一人でハイクはできません。

私が恐れなくてはいけないのは、嵐と日没だけです。余程のことがない限り、牧師館からTop Withensまでの行程で道に迷うことはありません(橋側から来た場合は別です。ムーアの中を突っ切るのでさらにワイルドですが、一人歩きはちょっと危険です)。

『嵐が丘』は嵐の中、アーンショーの館に到着するロックリッジさんが、この館で起きた出来事について、使用人の女性から聞かされるという形で始まります。


風雨が本格的に強まってきたので、10分ほどで退散。TWには屋根付きの一角もありましたが、雨宿りしているうちにさらに嵐が激しくなり、真っ暗になることほど恐ろしいことはないので、元来た道を戻りました。

戻る途中、雨が止んできました。空を覆っていた雲間から陽が差し込み出し、きれいでした。ムーアの写真は、カラーより白黒の方がムードがあります。



ボケてますが、それがまたいいかも


何十枚も撮った中から数枚選び、引き延ばして部屋に飾ろうと思っていますが、この写真は第一候補。














かくしてムーアを突き抜け出発地点に戻ってきました。牧場をやっている家が二軒並んでおり、これがその写真。




これも気に入ってます。遠くの街明かりが好きです。










時刻は午後7時。ハワースの通りに戻ると、ほとんどの店が閉まっています。ブロンテ姉妹(特に長男ブランウェル)が通ったパブ、black bullとwhite lionも閉まっていたので、Kings armというパブに入りました。以前black bullに入った時も思いましたが、ハワースの地元住民は『マクベス巡査』を思い出すような素朴で温かい人たちです。パブは夜になるとご飯を食べられないこともあるので、入口で中の様子を窺ってると、お客さんが声を掛けてくれて、ごはんが食べれることを教えてくれました。店内に入ると、客は皆顔見知りという世界です笑 パブのバーテンも歓迎してくれました。観光客慣れしてます^^


以前、来た時に撮影したこのパブの写真は、このブログのヘッダーとしてランダムに表示される写真の中にも混ざっています。今回も撮りました(雑に。もう撮ったから)。まさに私が夕食を食べたパブ。


味は残念でしたが、ハワースで食べれただけよかった。どこも閉まってたらキースリングまで行く予定でした。

ホテルに帰って何をしたかというと……もちろん、泡風呂です! ロマンチックな滞在がウリのホテルなので。窓辺にはキャンドル入りのカンテラとマッチが用意してありました。早速火を灯し、怪しげな照明をつけてバスタイム。


疲れ切って冷たくなった身体を湯船で癒しました(´p`)ノ 最高! 至福!


バスローブ着て、写真を眺めたりテレビ見たりして、ベッドへ。疲れていたので早めに寝たので、朝6時頃起床。で、もう一度お風呂入りました。今度は朝焼けを眺めながら。怪しいランプとキャンドルはなし。朝の清冽な空気が気持ち良かったです。




朝食も美味しかった。こちらへ来て初めてのちゃんとしたイングリッシュ・ブレックファスト(ヨークシャー・ブレックファスト)。以前Yさんに「豆はパンに乗せて食べるとよい」ときいてたので、早速やってみました。豆の存在価値を疑ってた私ですが、確かにこうするとうまく片付けられることがわかりました。



ホテルの庭







ロンドン編に続く

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2014年10月16日(木) GC116


ギロチンシティ116

今回はマーティンのパート。ダンも登場します。今週末にも更新予定です。
前回のレビュー。二週間以上前になってしまいましたが、ぼいが少し素直になりました。個人的には、彼には暴れん坊でいて欲しいんですが、今は借りて来た猫状態です笑 図書館に忍び込んだり、多少やんちゃしてますが。やっとキスできるようになりました。セックスまでもう少しか!?

ジョーとハーディ。あんなにいちゃついてたのに、過去を知って距離を置きたがるジョーはちょっと酷いかな、とも考えました。でも自分が彼の立場だったら、病気だったり、若い頃の過ちだったとしても、付き合ってる恋人に「昔、強姦事件を起こして……」と言われたらやっぱりドンドンドン引きします。特にジョー@GCは正義感が強いし、もともとろくでなしアルファに嫌悪感を抱いていたから、失望は大きかったはず。とはいえ、ショックを和らげるためにラリッてたからって熊とアレするとは、ジョーもたいがい駄目なやつです。このことをジェームズに教えてやりたい笑 きっと大喜びするはず。

『ギロチンシティ2』に関するアンケートにご協力、ありがとうございます。通販を希望する方が倍近くいるので、帰国したら大変だ笑 web拍手を通して「シーズン1終了後までの相関図を、S2の冒頭に入れてはどうか」というすてきなご意見を頂きました。ぜひ採用させていただきます! それと「S1までの各登場人物の解説をイラスト付きで」というご意見も、ぜひ取り入れたいです(時間が許せば!)
他にも何か意見がありましたら教えてください。

ではでは、また旅レポの続きは後ほど。

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2014年10月15日(水) GC2に関するアンケート



新刊『ギロチンシティ2』に関するアンケートにご協力ください。GCは分厚いので搬入できる数が限られています。当日の搬入数の目安にしたいと思います。通販は、私が帰国している間の10日間限定で行います。



その他、既刊『ギロチンシティ1』や『PRICE OF LOVE』の再版もあります。
GC2のおまけに、こんなに入っていると良いかも、というご希望がありましたら教えてください。前向きに検討します。今のところ、GC1にも入れた訳注は入れる予定です。あまり役者に特化したもの(たとえば各役者の映画レビューなど)は入れないでおこうと思います。

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2014年10月14日(火) MPスペース:J09



まんまとサンフランシスコの自宅へ無事帰ってきました。入管はヒェーって感じでしたが、他の学生から聞いていた通り、出席率をチェックされてそれが良かったので、通して貰えました。良かった良かった。

いい旅でした。湖水地方とハワースの冒険は我ながら頑張ったと思います。後半もロンドンでは映画オタク全開で楽しみました。また旅の後半については明日にでも書きます。

それよりもまず、Movies Paradiseについて。今更の報告ですがスペースが取れていました。帰国便のチケットを取っていたのでホッとしました。スペースはJ09ですが、またこのへんのことは後日お知らせします。今のところ、

ギロチンシティ1(再版)
ギロチンシティ2(新刊)
Price of Love(ヘムトム&ハーディ/ジョーの番外編)(再版)
あと前回出したイラスト本の余った分(数十冊)


というラインナップになる予定です。GC2、間に合うかなあ汗! 本編は旅の間お休みしていました。また再開しますが、当面(11/10頃まで)はGC2の加筆修正に追われそうです。

ではではまた

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2014年10月12日(日) 英国旅行その1 湖水地方



旅の間、予想はしてましたがブログやGCの更新はできませんでした。またtwitterには流していましたが、旅の思い出は残しておきたいので、こちらにも。twitterだと流れていってしまいますので。

しかし最近はipadでもきれいな写真を撮れる&簡単に加工ができるので、重たい思いをして一眼レフと三脚を持って歩く旅を続ける意味はあるんだろうか、と思ってしまいました。でもやっぱり、こうしてSDカードに入った写真を見ると、一眼レフには一眼レフの良さがありますね。

今回の旅のあらましを掻い摘んで。まず二ヵ月ほど前私はハンス・ジマーの映画サントラコンサートがロンドンで行われることを知り、さくっとチケットを購入。80£くらいするチケットだったので決して安くありません! それから少しずつ旅の計画を立て始めました。まず手始めにしたことは、インセプション耐久12時間ぼっち上映会。こいい機会なので12時間かけてじっくりメモを取りながら見たわけですが、結局こうして見ても8割しか理解できませんでした。しかしその後、コロラドでマリファナを吸い、残りの2割を補ったというのは以前書いた通りです笑 

旅に出発する前には『グラディエーター』も再見しました。なんだかんだ言って、今年見た映画で一番良かったのは結局再見の『インセプション』と『グラディエーター』だったんではなかろうか、と思ってしまったほど、今見ても物語として良く出来ていました。

そんな話はさておき、旅はマンチェスターから始まりました。ロンドンのヒースローに到着後、国内線でマンチェスターへ。そこで細々とした調整で二時間費やし、レンタカーを借りて一路、湖水地方へ。湖水地方へ行くのは三回目ですが、自力で色々巡れる実力をつけてから巡るのはこれが初めてです。宿はアルスウォーターとかいう湖の湖畔に建ってるやつにしました。

到着したのは四時半で、事前にアフタヌーンティーについて質問した時は、四時までということでしたが、バッグを部屋まで運んでくれたボーイにたずねたところ、「大丈夫なんじゃないかな。聞いてきてあげる」と適当なことを言ってくれました。戻って来ると「特別にOKだそうです」というのでヤッホー!適当なことを言ってしまった手前、このボーイが厨房に頼んでくれたに違いない。彼もハウスキーパーもフロント係も、とても親切でした。

部屋からは湖が見えました。紅茶、ケーキ、サンドイッチ、絶品! ロンドンの高級ホテルだと£30-40はしますが£19でこれはオイシイ。






さすがにこの日は外歩きはせずに、湖畔を車で一周しただけで済ませました。この時大雨に見舞われ、その上空が暗くなり焦りました。湖水地方の道は細くて曲がりくねっており、いつ対向車が現れるかといつも気を引き締めていなければなりませんので。




翌朝、早起きして朝食前にハイキング。ネットで調べたハイキングコースの中から、行きたいところを選んだんですが、どうも人気のないコース(なぜなら湖が見えない)らしく、二時間の間、誰とも擦れ違いませんでした。ハイキングコースには、summit(頂)に至る道がいくつか用意されているもので、事前に地図を入手していないと急峻な坂道を藪をかき分けて登らなくてはならないなんてことにもなりますが、最初の30分、これをやってしまいました。雨足が強くなってきたこともあり、小川沿いの道を上っていくことを途中で断念。この時はかなーり不安になりましたが、諦めて戻って良かったです。登山口に戻った後、もっとなだらかな景色の良い道を発見。

ここを選んだのは、荒涼とした感じに惹かれたからです。





途中から霧が出て来てましたが、丘の下には民家が見えるeasyコースだったので焦りませんでした。






この写真がこの日のお気に入り。




これもいい景色なんだけど、水滴が入ってます。雨降ってる中、レンズを拭くのは大変なのでいつも横着して無視しちゃうんですが、後で後悔します。






これが麓の道。


雨に濡れて一汗搔いた後の朝食は美味しかったです。ホテルをチェックアウトして、ウィンダミア湖目指し南下です。途中、グレンリディング(Glenridding)というアルスウォーター湖畔の小さな村のインフォメーションセンターに寄ったりしました。

アルスウォーターからウィンダミアへ至る道はきれいでした。






ウィンダミアは、恐らく湖水地方で最も有名な観光地ですね。中でも、ボウネス・オン・ウィンダミアという湖畔の町は大きな観光地で、各国からやって来たツアリストで賑わっていました。可愛いお店や素敵なカフェがたくさんありました。





この日泊まるホテルをちょこちょこ迷いつつ発見。ここでちょっと嫌なことがありました。フロント係の男、なんとなく最初から態度が良くない印象を受けたんですが、二階の部屋へ行くのに「リフトはあるか」ときいたところ、顔も上げず「残念ながらありません」と言われました。前日泊ったホテルと比べると三分の一の宿代なので、まあこんなものかと思いながら自分で荷物を運び、部屋へ。その10分後、夕ご飯を食べるためロビーに降りてきたところ、若い女性がチェックイン中でした。するとさっきの男が、私と同じサイズの女性のキャリーバッグを二階へ運んで行くではないですか。さすがにこれには腹が立ったので、後日、ホテルから「滞在のレビューをお願いします」というメールが届いたので、この事を正直に書きました。アジア人の女は皆召使じゃねーんだよ。こういう経験は、サンフランシスコではありえないので驚きます。このホテルの問題はこの男だけで、翌朝フロントにいた男性や女性は親切でした。

ホテルは素敵なんですが




この夜はボウネス〜のイタリアンで鶏肉を食べました。美味しかった! 英国の田舎は料理が美味しいです。お店巡りも楽しかったです。

翌日、グラスミアの湖畔にあるワーズワースの家、dove cottageを訪ねました。



実はここも二回目だったし、行く予定はなかったんですが、雨が強かったので半ばハイクを諦めていたのです。ところが午後は晴れてきたので、湖水地方を代表する高原、Loughrigg fellを上りました。fellというのは高原・丘のことで、湖水地方にはfellがたくさんあります。普通は湖があるRydalという町側から上るんですが、私はLoughrigg tarnという小湖(tarn)がある南側から上りました。



これは大失敗! ハイク道は雨のせいでほとんど小川状態。途中で道を見失い、小川(これは本当に小川)沿いに崖を上っていくと、前にも後ろにも行けなくなりました。そこでなんとか藪の中を掻き分けて元のハイクコースを探す。運よく見つけ、小径に復帰しました。


カメラを持って登るのは本当にキツイです。途中20回は休憩しました笑 景色はきれいだったけど。


一時間半後、やっと頂上に到着。汗だくです。


しかし素晴らしい眺め!!




私は奥に見える湖(tarn)から歩いてきました。


頂上に到着すると、他のハイクコースから登ってきたハイカーと会いました。5,6人いたと思います。





ここからは楽しい下山。羊と遭遇したりしつつ。




この写真撮るために、けっこう命からがら笑


ぬかるんだ道。


高い丘に続く道を見るとどうしても行きたくなるもの。





こういう絶壁はcragといいます。daleというのは谷のことです。
このあたりの単語は、英国の田舎の地図を見てるとよく出て来るので覚えておくと便利です。
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清々しい気持ちで歩いていましたが、ここで不測の事態発生。こんな大自然ですが、ホテルでさえ満足にネットに繋げなかったアルスウォーターと違い、ウィンダミアでは山のてっぺんでも3/4G接続が可能でした。なので、ここまで私はgmapを頼りに歩いてきたのです。ところが、ボヤボヤしてるうちにipadの電源が切れてしまった。焦りまくりです。

まあ、あとはルートを下りるだけだ……何とか勘で下りました。ちなみにこうした大自然を歩いたことがある方はご存じでしょうが、障害物がないと声や音はよく通ります。丘二つ向こうのハイカーの声も聞こえるほど。歩いている途中で、背後から「おーい」と呼びかけられ振り返ると、山の中腹に手を振っている男性。なんと、私が落とした手袋の片方を持っているではないか! お気に入りの皮手袋だったのでよかったです〜。









もとのtarnに戻ってきた!

車を人気のない森の中に置いてきたのですが、運よくこの車のすぐ傍に出ることができました。車に戻ってほっとした時、キーが見つからず焦りました。結局、安全のためにリュックの奥にしまっていたんですが、車のドアを開けられないし、携帯電話もないので近所の民家の戸を叩いて電話を貸してもらわなければ…などなど考えて絶望すること五分。この時間が、今回の旅の最低ラインでした笑


この日の夕ご飯は、ウィンダミアで食べました。ボウネス〜と比較すると、ウィンダミアは地元っこが暮らす町という印象。tripadvisorで調べたレストランで食べましたが、これもアタリでした(^曲^)v

翌日はチェックアウト後、ハワースへ移動しました。この続きは、また次回。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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