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2014年08月21日(木) WEB拍手&アントマン撮影現場


ALS Ice Bucket Challengeの話もしたいところですが、これはばっちんやジェームズやハーディがやってくれるまで待つとします笑

我が家の近所(1ブロック先の対角線上)で大作映画の撮影を行っていました。ちょうど通学路だったのでスタッフにたずねたところ、皆口を揃えて"Big Foot"だと言います。すぐにIMdbで調べてみましたが、そんな大作映画は見当たりません。長年映画ファンをやっているので、クレーンを使って環境まで変えて撮影するような予算の大きい大作映画影が始まっていながら、IMdbに載っていないなんてことはまずありえないことはわかっています(撮影が始まったら公開は翌年か再来年です)。というわけで聞き込み捜査です。三人目にしてやっと、違う答えを返してくれるお兄ちゃん発見。この人は地元住民でした。彼いわく、来年公開のアメコミ新作で、Antだ、というのです。しばらくぴんと来なかったんですが、10分くらい経って気づきました。「Ant-Manだ!」

よほど緊迫した現場でない限り、その辺でふらふらしてるスタッフ(仕事してるんでしょうが)に映画についてきけば、タイトルや出演者のことぐらいはだいたいフレンドリーに答えてくれます。でもコアなファンがついているアメコミの大作ともなると、今の時代SNSで簡単に情報が拡散しますので、現場も情報漏えいを心配してるんでしょう。「仮タイトルだけど」という前置きをつけて嘘のタイトルをいうことになっているらしい。ここでひとつ教訓を学びました。大作映画の撮影現場では、スタッフではなく地元住民にきけ。 恐らく地元住民、特に撮影に使うアパートなどの住人には本当のことを説明しているのではないでしょうか。

昔、ニューヨークでも映画の撮影現場に遭遇したことがありました。スタッフにきくと、にっこりしてFaithだと答えてくれたのを覚えています。


大作がどのように撮られるかを見せつけてくれました。クレーンでプレートを持ち上げ、太陽光を遮って暗い雰囲気を作っています。
どうりでX-Men DofPを作るのに200億円、キャプテンアメリカを作るのに170億円かかるわけだ。


これは雨のシーンで、サンフランシスコは晴れでしたが、
役者たちは傘をさしてプレートの下を歩いていました。
実際に水は流れていませんでしたが、地面は濡らしていたかも。後でCGIを足すようです。


これが撮影されていたアパート。アントマンの主人公は元盗人だという話です。
私が住んでる地区は盗人やジャンキーやホームレスの巣窟ですので、ぴったりだと判断されたのかもしれません! 
アントマンは私の隣人です!


閉鎖されていたブロックにはこのような看板が立っていました。


これらの車は撮影用です。周辺ブロックは閉鎖されていますので。


もう少し詳しいことはtwitterで流しています。EWにアントマンの記事が載っていました。現在SFではターミネーター5の撮影も行っているそうです。


さて、またずいぶんとお待たせしました。ブログ版のWEB拍手レスです。GCのweb拍手はすでにあちらで済ませています。

>ななしさん
>インタビュー翻訳ありがとうございます!!
マット・ボマーが魅力的な人だとわかり、やってよかったです。いいインタビューを読むと元気になります!

>ななしさん
>ありがとうございました!英語が全くダメなので本当にありがたいです!
私の英語もたいしたことはないのですが、多少なりお役に立ててよかったです^o^

>ななしさん
>Yaoi Conのレポ楽しみにしています^^
来月に迫ってきました。BL系の情報に疎いので何が起こってるのやらサッパリかもしれませんが、そういう意味でも楽しみです!

>ところで、スクリプトをみるとイームスはアーサーに『ダーリン』って言ってないですよね?微妙にセリフも違うし・・・。ハーディのアドリブでしょうか?だとしたら、とってもグッジョブです^^面白いです〜^^

ところでこの素晴らしい情報をありがとうございます! 私もチェックしてみましたが、スクリプトではアーサーと名前を読んでいました。ハーディは「イームスなら、アーサーを(お堅く仏頂面の)可愛いやつと思って茶化すに違いねー」と思って、あそこはダーリンと呼んでみたのだとしたら、さすがは素で限りなくホモ臭のするハーディですね笑!


>ななしさん
>Tumblrで、タグ検索のところにyaoiconと入れると、ドバっといろんなYaoiconネタが出てきますよ
たlくさん出てきますね。フォロワーさんにYaoi Conに行ったことがある方が何人かいて、いろいろ教えて貰いました。18歳以上入場禁止なので、エロに関しては無問題とのことでしたが、そもそも米国では18禁コンテンツを断る印刷所がとっても多いんですよね〜。

>Tumblrユーザーで企画したアメリカのDashconというのが何やらいろいろあったようで、怒れる被害者(?)たちが、Tumblr場を荒らしておりました。

これ面白かったですね〜。レポなどを読んで笑ってしまいました。それにしても被害に遭われた人たち、呼ばれて支払がされないとわかり返ったゲストの人たちには可哀想ですね。


>Nさん
>ジンさん初めまして、いつもどきどきわくわくしながらギロチンシティを拝見しております。

ありがとうございます^v^ スペイン代表からサッカー沼に嵌ったとのこと! 今回はびっくりな展開でしたね。このブログの過去も遡ってくださたんですね^^ 今はまた洋楽をやっていることなどを思うと本当に好き勝手やってるやつです。

>現在イケルとチャビのコンビがとても好きなので、ジンさんの書かれた
フットボールficを読むことができてとてもとても嬉しかったです!(´;ω;`)

あの二人は、バルサとマドリーの仲がどんなに険悪になろうと永遠です! 

>「スカンクと縮れ毛」はもう見ることはできないのでしょうか…?
イケルとチャビが好きすぎて気になってしょうがなく…!もっと早くハマっていたかった…

スカンク〜は途中で終わったしまい、本当に申し訳ありませんでした(´-`) ちょっとお休みを入れると、特に長い話だと自分が何を書いたのか脳内で整理するのが面倒臭くなり、そうこうするうちに時間が経ち状況が変化し、もう書けなくなってしまいます。GCではそういうことがないように気を付けます!

>と後悔しております(^^;)突然の不躾な拍手コメント失礼致しました、
これからのギロチンシティ更新楽しみにしております!^^

こちらこそ、ご感想ありがとうございました^^ 過去の記事も読んでくれている方がいるとわかり嬉しかったです。


>ななしさん
>おもしろい感想でした。トランスやインセプションに興味がわきました。

私のマリファナ珍道中、楽しんでいただけてよかったです^p^ お時間がある時に、ぜひこれらの映画を、特にインセプションを見ていただければと思います。

>ななしさん
>いつも楽しく拝見してます
>アーミテージとファスの関係が気になります
>えらい男前の二人ですね

並んで立っているだけでなだか神々しいです。まだ共演してませんが、近い将来にお願いしたいです!


>ななしさん
>ウワー!いい写真いっぱい!
>立ち姿かっこいい……
>そしてドーナツの食べ方!!!(笑)

最近は特にハーディに夢中です! でも華やかな魅力ではないので、私のtwitterでも明らかに彼の人気は控え目だと感じます。このドーナツの食べ方といい、男くさくてたまりません!


>ななしさん
>おつかれさまでした! たいへんハードなシーズンだったでしょうに、9月には新シーズン(!)開始ということ。くれぐれもご自愛ください! 

お気遣いありがとうございます。またリセットして、ヤル気に満ちてシーズン3を再開する予定です^^ でもその前に書籍化することを想定してS2を手直しでしょうか。ともかくも、忘れられないうちに始めます!


>ななしさん
>rpsは初めてですが、それがこの作品で良かった。
>ありがとうございます。
そう言っていただけて嬉しいです。RPSというクレイジーな世界では、やはりクレイジーな話を書きたいと思っています笑 

>どのキャラクターもイメージそのままで、トム・ハーディなんかたまりません。脳内で、あの声のままなぜか日本語です。この作品から興味を持った俳優さんもいます。

日本語笑 なんとなくわかります。妙に流暢にしゃべっていたり。彼の役はたいていどこかに狂気を秘めていてたまりません。今後もまともなキャラは演じずいつもどこかクレイジーでいて欲しいです。

>カンバーバッチだけは、私が見たことがあるのは「女の子っぽくて落ち着きのないええ声おじさん」でしたので、作品中のキャラクターとのギャップが楽しいです。

女の子っぽいww それはやっぱりお坊ちゃんだからでしょうかね〜。クィアーやドラッグクィーン役なんか演じたらハマりそうです。

>最後になりましたが、まだまだ残暑も厳しいですが、ご自愛くださいませ。
さらなる熱い展開を楽しみに…。

お気遣いと励ましをありがとうございました。サンフランシスコは夏といえど偽物の夏で、寒いくらいです。こちらが熱くなるのは10月と聞いているので、今から楽しみ半分、不安半分です。今後もお付き合いいただけると幸いです。


>ななしさん
>シーズン2終了お疲れさまです!!
>後半も本当に心臓を鷲掴まれる展開でした!!
>ここまで、ありがとうございます!

こちらこそ、この長ーい話にお付き合いくださりありがとうございます^p^ そのように言っていただくために書いています。9月には再開したいと思っています。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2014年08月17日(日) GC、シーズン2終了&web拍手レス



ギロチンシティ109&110

シーズン2が終了です! 長い! 長かった……正直後悔もたくさんあるシーズンとなりました。なので書籍前に大幅に加筆修正できればと思っています。今回の更新分に関しては、twitterでも書きましたが「そうと決まったわけではない!」とだけ言っておきます。


前回のレビュー。書いていて面白かったです。特にアーミティッジの再登場。そしてもちろんジェームズ。最近の彼は相棒ジェリーを失って若干おとなしめでしたが、久し振りに彼らしくなりました。もちろん、彼はギャングスタなので今後も暴れる予定です。
この話はやたらと潜伏期間が長いことが特徴です。潜伏期間が長いといえばgame of Thrones。辛抱して辛抱してやっと開花する瞬間がたまりません。なんて良い例を引き合いに出しましたが、辛抱していただけるとありがたいです。それぞれのペアが結ばれるのにどんだけ時間がかかってるんだ(マーティンとベンに関しては全然距離が縮まっていません…)


シーズン3も9月には始められるように準備します。こうなってくると難しいのですが、またトゥルー・ブルー・カフェで4,5人が会話しているような華やかなシーンも入れたいです。そしてマーティン、あるいはベネマファンの皆さん、申し訳ありません。S3はこの二人強化を目標に掲げたいと思います。

実はシーズン2の後半は、区切りの良い所でシーズン3にバトンタッチするために、いろんなことをセーブしていました。マーティンのラインはこの計画性のなさの犠牲になりました。いろいろと並行して起こっているので、今ここでこっちの駒を進めると、こっちで辻褄が合わなくなる! というようなことが頻繁に起こっていたのです。でもこのブレーキが解除されたので、次回からはまた自由に書いていきます。

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2014年08月15日(金) Legend白黒写真


トム・ハーディは当たり映画が多いですが、現在撮影中のLegendは時代背景や舞台、キャラ(彼はゲイの双子役)が魅力的で楽しみです。最近はMadmenの影響かclassyな60年代(カウンターカルチャー)以前に惹かれます。私も年を取ったもんだよ笑 保守的な風土や伝統の中に潜んでいる混沌や狂気がいい。
ともかく集めたものを貼っておきます。終わりに撮影中のハーディ写真もつけておきます。















































葬式か何かのシーン。ドーナツの頬張り方まで男らしくて素敵笑 まいっちゃうなあ。


犬。


構ってもらいたい犬。



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2014年08月10日(日) GC107&108


ギロチンシティ107&108

さて、今回のファサボイはS2に収録する最後のファサボイだったかもしれません。ちなみに、本にする時(完成したらweb版も)ページが前後します。ハーディジョーの前回の2Pの合間に、今回のファサボイが入る見通しです。

前回のレビュー。ハーディの過去が明るみになってきました。しかしそれよりも、ギロチンシティは大変なことになっています。騒乱が起ころうとしています。恋人たちはろくにセックスもできやしません。

取調室のジョー。私の話を昔から読んでくれている方にはお馴染の取調室のシーンです笑 GCでもキリアン対ハーディなど、取調べの場面は出てきていましたが、これは私が10年以上も海外の刑事ドラマを見まくってしまったための後遺症です。でも今回は珍しく、ジョーにほとんどしゃべらせませんでした。初稿はではもっとアグレッシブだったんだけど、一日寝かせて考え直し、前半の彼を傍観者のように書き直しました。彼は容疑者に侮辱されたからって言葉でやり返すようなタイプではなさそうです。ふーんばかだなーと内心思いながら、淡々と仕事をしそうです笑 「神を信じてるのか? へーそういう考えの持ち主なんだ」とたまには本気で感心してそうです。無関心というよりは諦めている。でもまだ正義感を捨てていない、生きていくうえで苦労しそうな人です。

web拍手いつも励みになっています、ありがとうございます。三回くらい前だったか、あまり拍手が押されなくて完全にやる気を失ってましたが笑 ここんところまた持ち直しました。これもポチってくださりご感想をくださる方のお陰。感謝感謝です。


PixivにもTumblrにも投稿しましたが、役者の長髪姿を描く企画。トム・ハーディが一番気に入っています。クリスもそこそこ。髪長いと若く見えるね(全員、若い頃の写真を使ったというわけでもありません)

クリックでPixivにジャンプ



ヘムトム。深い意味はありません。想像におまかせ。たぶん、二人は旅に出かけるんですね。心細そうなトム、「この怖そうな男についていって平気?」


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2014年08月06日(水) トム・ハーディのインタビュー和訳/インセプション(007)


今日の一枚。前回のページのラストに入れた台詞をこっちに移動だ(´-`)



天井の燈籠みたいのは省きました。コブが腕時計を見るシーンとアーサーが天井を見上げてるシーンは勝手に入れました。撮影台本では�爛灰屬蕨啝�計を見る�瓩箸いΔ�だりがありますが、映像には登場しません。
一コマ20分で描くというルールを忠実に守れるようになってきました。どうすれば簡潔な線と陰影でリアリスティックな絵を描けるのか。どうすれば現実の男(女も)が持つ生々しさやヤラシさ笑 人間臭さのようなものを残したまま、絵そのものに束縛されない・邪魔されない漫画が描けるのか、模索は続きます。

ノーラン監督のクールな絵作りは、彼独特のモンタージュ(カットの組み合わせ)にあることがわかってきました。たとえばこの次のシーンは爆発のシーンになります。その次のシーンは、室内でコブが眠っているシーンです。とても大胆です。これは音(ここでは爆発音)を入れることができない漫画でやるのはなかなか難しいです。

今日もweb拍手レスを入れられなかった。明日こそ。



twitterに流したトム・ハーデのインタビューです。意訳、割愛あり。これでもまだ前半です。あまりにも長かったので若干投げやりに訳したところもあり、誤訳もあるかもしれません。


Esquire五月号、トム・ハーディインタビューの要約です。とても長いカバーストーリーなので、とりあえず前半。

■[..]彼はクリストファー・ノーラン監督の、世界的名声を博した二本の映画、『インセプション』と『ダークナイト・ライジズ』にも出演している。インセプションにおいて、彼はL.ディカプリオを支えるキャストの一人であり、チームの一員だったが、ジョゼフ・ゴードン-レヴィットより報酬が低かったために、(ギャランティーに関する)決定プロセスに、エイモラルな(:善悪とは無関係の)尊厳を与えてくれるよう求めた。

過去、『エスクワイア』はL.ディカプリオ、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジョージ・クルーニーといったムービースターを表紙に採用してきた。彼らは皆賢くて、面白くて、魅力的で、そして好感が持てた。だがある意味で、彼等は皆、賢くて、面白くて、魅力的で、好感が持てるという以外は何者でもなかった。

なぜなら彼らは皆、同じようなアイデアを体現していたからだ。なぜなら彼らは皆、同じようなアイデアを体現していたからだ。あるいは、私たちがロンドンをドライブしている時にハーディが言ったように、「彼らは皆人格者で、同時に大使でもあるんだ。おれは明らかに大使じゃない」

この言葉には多くの意味がこめられている。彼らはハーディのように、グラフィック・ノベルを人体で保有していたりしない。彼のタトゥは首以外のどこにでも彫られている。というのも「おれの首にタトゥがあるってことは、すなわちおれが死に逝く者だって意味だからさ」

彼らには、自分のような薬物/アルコール中毒のような歴史がない、という意味なのかもしれない。彼らは、自分のように向こう見ずな側面を見せないと言いたいのかもしれない。それに、彼らは皆、パブリシスト(広報担当)を雇っている。

あるいはただ単に、彼らはごくごく日常的に誰かを��cunts�畍討个錣蠅垢襪海箸呂覆ぁ△噺世い燭�ったのかもしれない。ハーディは違う。車体に渦巻き状のひっかき傷のある、運転席側のサイドミラーが砕けている大きなアウディのセダンで私を迎えに来てすぐに、彼はその言葉を使い始めた。

彼はベインか? ブロンソンか、でかくて恐ろしいか? 彼は違う。彼は背が低い。5フィート10インチ足らず。代表的キャラである映画上のキャラと比較してしまうために、彼が縮んだように思えてしまう。彼は曲がった歯と傷痕を誇りにしており、赤みがかったひげ(gingery beard)を生やし、スクリーンでお馴染の印象的で表現に富む額と、サングラスのレンズのように黒くて不透明な眼を有している。

トム・ハーディに関して耳にしたことがいくつかある――彼は世界で最も優れた俳優、彼は狂人、彼はとてつもなく義理堅い、そしてとてつもなく難しい。もし彼に信頼されれば、彼はきみの一生の友達になる。だがもし彼を裏切ったりすれば、きみの一生の敵になる。そして、彼は裏切りというものを身近に感じている。

彼は銃と犬を愛しており、英国コマンド部隊で定期的に訓練を受けている。過去に監督や共演者と喧嘩したことあり。シャイア・ラブーフとの殴り合いの喧嘩は有名な逸話だ。



ここに、私がトム・ハーディから聞いたトム・ハーディの話がある。彼はオナニー野郎で、アナル好きで、卑劣なやつで、人でなしで、破壊工作員で、トリックスターで、いやなやつで、プチブルジョアな厄介者で、嘘つきで、盗人で、デタラメ野郎で、贋者で、詐欺師だという。

彼はきみのために何でもする。それがトミー――彼の友人たちの呼び方だ――について言えることだ。彼のことがわかれば、彼を好きになり、彼もきみにさらけ出してくれる――何ひとつ隠そうとしないか、もしくは何も隠していない風を装ってすべて隠すという、より込み入ったトリックを使ってくるだろう。


自分を理解してもらいたいという彼の要求はとても強力で、怖い男という評判とは裏腹に、それは彼の純粋で傷つきやすい(vulnerable)側面を表している。まったくもってその欲求は強力で、初めて会った晩、彼は2ページに渡る手書きのメモを作成し、それを両手で持ちながら私にその文面を読み聞かせた。書き出しはこうだった――�爐�れは誰だ? さっぱりわからん��


彼の自宅へ行く途中、私は「最後に喧嘩したのはいつか」とたずねた。
「最後の喧嘩?」彼は言った。「もう喧嘩はしない。行儀の悪い坊やだった頃、チンピラだった頃はよくやった。でも今は危険すぎる」(今はおっかないやつがたくさんいて、喧嘩を始めたら、どこに着地するかわからない、というような話をする)

ハーディ「おれはファイターじゃない。ロンドン出身のプチブルの坊やなんだよ。戦いはしない、真似するだけなんだ」

ここには彼が生きる二つの極がある。一方では、彼は俳優として自分が行っていることはごまかしだ、と主張する。また一方で、彼は戦いとごまかしといった事――あるいはとどのつまり、その他のものすべて――が同じ基準で評価される、ほとんど象徴的な世界で生きている。


この後、駐車代を支払うことを嫌ったハーディが墓地へ向かい、生垣近くの二本の木の間に車を停めるも、どこか座って話せる場所を探し始めたらどこも閉まっており、帰ろうとすると今度は来る時は開いていた門が閉まっていて車が出せないので、ハーディが外に出て門を開け、門番の花売りのジジイに皮肉を言われたりしている。

「嫌味なジジイだよな?」ハーディはそう言って車を出したが、不意にバックで戻り、ラッピングされた花束を買った。「なんで花を買ったんだい?」私はたずねた。「嫌味なジジイだと思ったんだが」

「嫌味なジジイだよ」ハーディは言った。「だがいつか水が溢れて来た時に、彼は小舟に乗ってオールを漕いで現れるかも。で、おれは嫌味なジジイから花を買ったことを喜ぶんだな」

ハーディの自宅へ行く。妻シャーロットが出迎える。花を見て、「まあ、素敵」
�爛蓮璽妊�はまるで花のことなどすっかり忘れていたかのようだった。「チューリップ」彼はそう言い、曲がった歯で笑った。まるで、嫌味なジジイがオールを漕いで現れた小舟の最後の一席を買うことができたとでもいうように。��



半分。家中の(少ない)家具を全部なぎ倒して「ハーディすぎる!」と叫びたくなりました。


オリー・ウィリアムスはトム・ハーディと出会った。ウィリアムスが26歳の時、ハーディは17歳だった。ウィリアムスはロンドン銃協会のインストラクターで、ハーディの父親と懇意にしていた。彼の父、チップスはウィリアムズにこうたずねた。「なあ、うちの息子に会ってくれないか?」

ハーディの父親は作家で大手広告代理店のクリエイティブ・ディレクターだった。トムは一人息子で、ウィリアムズいわく「このすごくハンサムな、すごく才能のある子どもは父親と折り合いが悪くなっていた」

問題は、とハーディ。「おれは自分があまり好きじゃなかった。一度も好きになったことはない」言い換えれば、「おれは繊細だった。で、繊細なやつでいたくなかったんだ」

彼がなりたかったのは強い男だった(hard man:災難が降りかかってきても、辛抱強く対処できる男)にもかかわらず、彼は�犢垉靴琉�い坊�瓩如↓爛船鵐團薛瓩如↓爛妊織薀疚醢梱瓩猫爛廛船屮襯献腑△量餡霄圻瓩世辰拭�

彼は酒を飲み、薬をやり、学校をおっぽり出された。「おれは郊外の恥だった」とハーディ。チップス・ハーディがウィリアムズとその兄、グレッグに見たものは、二人の強い男(hard men)にして、彼ら自身の言葉を借りるなら、�爛◆璽謄�ストで、作家で、クリエイター�瓩世辰拭�

二人は実戦経験のある写真家だったりアーティストだったりした。
グレッグが見たものは「きれいな若者、ゴージャスな眼、口唇、肌、心の底からおれと戦場へ行きたがっている人物。おれは駄目だと言った。彼は若すぎた。だが彼は本当に(戦場へ)行きたがっていた。自分を試したいという彼の欲求はすでにそにあり、完全に消え去ることはなかった」

オリーが彼に見たものは、�犒察閉錙砲鮹気靴討い覘畩�年だった。そして、オリーとグレッグ兄弟は彼の兄になった。「そこには愛があった――女々しい/ホモっぽい坊や(nancy boy)になることなしに、トム相手にならこの単語を使える。もし彼がきみを愛するなら、彼は兄弟だ。それだけさ。彼はいい兄貴を探していた男だったんだ」

これは彼の基本的な心理状態であり、秘密でもなんでもない。多かれ少なかれ、真面目にしろふざけているにしろ、彼の発言、彼がeメールに書くことほとんどすべてに表出している。彼の映画にも表れている。というのもこれこそが(彼が好きなことから嫌いなことに至るまですべてにおいて)監督たちとの関係における核心部分だからだ。

「たった10分話しただけで、彼をとても身近に感じた」と、『チャイルド44』(ハーディがスターリン政権下のロシアで、連続殺人事件を追う刑事を演じる)の監督ダニエル・エスピノーサは言う。「私たちはすぐに打ち解け合った、というのも二人とも家族の対立や、男になるとはどういうことか、について興味があったから。彼は多くの監督たちの中に父親像を見て、だから反抗できる。時にはそれがうまくいかない。私はむしろ兄のような存在だった」

一方で、フィリップ・M・ホフマンはむしろ父親のようだった。だが同時に彼はフィリップ・M・ホフマンでもあり、中毒の過去を共有しており、ハーディの、彼が尊敬する監督たちに対する表現を借りるなら、�狄燭離蝓璽澄次�a leader of men)�瓩世辰拭�2010年にホフマンがハーディ主演で撮ったB.C.レオナルド・プロダクション製作のThe Long Red Roadは、彼にとって、�爐瓦泙�し�瓩涼罎任匹里茲Δ平深造鮓�出せるかを理解するうえで、基礎となる経験となった。

「トムがやりたかったことは、他の何でもなくフィルを喜ばせることだった」レオナルドは言った。「そしてフィルは簡単には喜ばない。彼の要求はキャラと物語を自分のものにすること。そしてトムは彼を満足させたかった。ついに、トムはこう言った。「この役を演じるのは難しすぎるし、あなたの方が上手く演じられます」するとフィルは言った。「私この役をオファーされてない。レオナルドはこの役を私のために書いたわけじゃないし、私も引き受けた覚えはない。きみがどんな俳優よりこの役を上手く演じられるということはわかってる。だから一緒にやろう、演じ切るんだ」それがターニング・ポイントになった」

ハーディ、前からわかっちゃいたが、この鼻が曲がりそうなホモ臭はいかがなものか。彼がその後の人生でゲイや男同士についてきわどい発言をしていた根底には、こういうことがあったんですね。



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2014年08月04日(月) ハーディ映画、Mad Maxなど


今回のジョーとハーディのシーンは嫌な予感がてんこ盛りでしたが、今後もっと痛い展開になっていく予定です。ついて来てもらえるかな、ちょっと心配です(´-`) トム・ハーディの話。先日、サンディエゴ・コミコンで公開は来年5月のMad Maxのトレイラーがお目見えしましたが、コミコン会場は騒然となった、とラジオで言っていました。私が普段聞いている映画系のラジオ番組では、「今回のConでの一番の衝撃はMadMaxだった」と複数のパーソナリティが話していました。

確かに、このトレイラーを見て私もぶっ飛びました。



ハーディは9月だったかな? 米国ではわんこと絡むThe Drop, 今年の終わりに、チャイルド44の公開が控えています。C44は原作も素晴らしい(そして萌える!)のですが、先日作者トム・ロブ・スミスがゲイだと知りなんだか妙に納得。そして、キリアン・マーフィが主演の、戦間期のバーミンガム・ギャングの暗躍を描いたTVシリーズ(BBC)…なんと、タイトルを忘れてしまった、ともかくそのTVシリーズに、ロンドンのギャング役としてゲスト出演。最高です!! 現在は実在したロンドンの双子のギャングを一人二役で撮影中。このギャングは二人ともゲイだったようなので、そのへんの描かれ方が楽しみです(ヒロインとの絡みが撮影されてましたが、まさかこの要素:ゲイを無視しないよね!? 自分の奥さんを殺したそうですし)
ここまで公開が控えている映画が楽しみで仕方がない役者はそう多くありません。ヒドルスのハンク・ウィリアムズ役なんて、なんでだ? と思っています笑
今はもちろんホビット、そしてマコノヒー&ノーランのインターステラ―、ヘムヘム&キリアン&ベン・ウィショー共演のHeart of the Seaが楽しみです。HotSは監督がロン・ハワード(Rush、フロスト対ニクソン、ビューティフル・マインド)、18世紀の海洋ものです。鯨と闘ってサバイバルするらしい。

明日、web拍手レスします。


今日の一枚。しかしこの映画は特にコブが喋りまくります。アクション映画のようでいて、実はしゃべってるシーンがめちゃくちゃ多い&長いです。ディカプリオは強敵。年を取ったとはいえ、基本的に顔の作りがきれいな人は難しいです。

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2014年08月03日(日) クイックスケッチ漫画化計画


というわけで、12時間マラソンしたりマリファナをやったりして『インセプション』をだいぶ理解したので、以前から計画していたクイックスケッチ漫画化計画を始めました。一日1Pが目標。一コマに20〜30分以上かけない、というルールでカットを短時間で漫画にしていくプロジェクトです。5Pまで描きましたが、すでにいい勉強になってます。目的は絵の練習、シナリオとカメラワーク(コマ割り)の研究、台詞の研究、ついでに英語の勉強などなどですが、以前、『ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ』でも始めたのですが4P目で題材として不適切だったことに気づきました。素晴らしい映画で、好きな役者がいっぱい出て来ますが、アクションがほとんどない、カラーを勉強するために始めたのに、実はほとんど白黒である、などの問題がありました。そうなんです、TTSSは非常に抑えた色合いの映画だということはわかっていたのですが、いざ描てみると、あの映画はカラーというより白黒に近かったのです。




完成したらもちろん無料で公開しますが(今のところ英語で作ってます)、完成させることが目的ではありません。

今は自分でも余計な情報を詰め込み過ぎていることがわかっています。100P目くらいには、本当に必要な情報だけを抽出することができているといいのですが。カットをデッサンしながら、何を省きどこを強調すればいいか、どんな動きを抽出すればいいのか、ということを考えていますが、ここまで描いてわかったことは、やはり映画と漫画の表現は違うということ。映画のカットそのまま描いていくとかなり単調になります。なので自分なりの意訳カットのようなものも挿入しなけらばならないことがわかりました。

またカットを丹念に見ていくと、非常に細かいことに気づき、驚いたり感動したりします。たとえばこの↑シーン、サイトーは食事していますが、日本家屋(城)、和風デザインなのにナイフとフォークで食事をしている。食べ物自体はほとんど映さない。箸で寿司食ってるとか、そういう余計な情報を入れて観客の集中力を削がないようにしている。特にこのシーンは、コブが世界観を説明する重要なシーンです。
アーサーはやはりこの映画では損な役回りを引き受けています。イームス、アリアドネ、コブは天才肌ですが彼は秀才肌です。イームスはアーサーのことを「イマジネーションが欠けている」と言います。実際、彼のセリフや行動は、唯一、彼の夢の中で、エスカレーターを使ってキックを起こすというアイデアを思いつく以外の場面では、イマジネーションが欠けています。敵を倒すのにマシンガンを使っていて、イームスに「夢ん中なんだから大胆に行こうよ」とバズーカ―みたいのを取り出されるシーンは、二人の性格の違いがよく表現されていて、このキャラクターの一貫性は本当に素晴らしいです。
ようするにアーサーは�爐弔泙蕕覆づ朖瓩覆鵑任垢茲諭�このシーン↑で「つまり、ミスター・コブが言いたいのは――」と口を挟もうとする場面(撮影台本では"try to save the pitch"と表現されている)や、寝ている時にキックされてイームスに笑われるシーン(その後のシーンではコブも見ている)などをとっても、彼はこのチームでは貧乏くじを引くキャラだ、というところが実に絶妙です。
絶妙といえば、素晴らしい演出はたくさんありますが、なんといってもブロンド美女に扮したイームスを、アーサーがちょっとだけ嬉しそうに眺めている、、、そのカメラワークといいジョーの表情といいまたまた絶妙なんだ(´-`) 

こんなことを言い出すとキリがないからやめますが、つまり私は、いかにしてこの絶妙としか表現できない、センス・オブ・ワンダーの領域を絵(漫画)でも表現できるか、というところに挑戦したいのですが、私の絵のレベルはそこまで達していないので、仕方なくこのようなクレイジーなプロジェクト(練習)を始めたというわけです。役者の魅力をもっとよく表現したい、というのもあります。

最後の場面のコブは描き直さなくてはなりません。映画では、彼はサイトーをちゃんと見上げてはおらずコマを見ていたはずです。また、練習だからいいのですが拳銃のバレルの形が2コマ目と3コマ目で変わっています笑


twitterでユージュアル・サスペクツについて書きましたが、思えば私は、高校時代にこの映画を見て、ガブリエル・バーンと仲間たちが車に乗ってるシーンで、こんなカッコイイ世界を絵で表現したいなあ…と思っていました。そう考えると、ユージュアル・サスペクツの漫画化計画もよかったですね。候補としては『旅の仲間』『ファイト・クラブ』『ミリオンダラー・ベイビー』『ブロークバック・マウンテン』『モーリス』『ガタカ』などなどありましたが、どの候補にも憂鬱になる要素がひとつやふたつ混じっているので笑 まあ『インセプション』で正解だったと思います。ハーディのWarriorでもよかったか。


shooting script(撮影台本)と読み比べながら描いていますが、たまに役者たちが指示に従っていなくて面白いです。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)



2014年08月02日(土) GC105&106 『インセプション』とバッドトリップ

ギロチンシティ105&106

長らく時間が掛かってしまいました。ジョーは打たれ強い人です。マーティンも逆境に負けない人です。でも彼等もいずれぽっきり折れてしまうかもしれません。ある意味でヒドルスは折れてしまったんだろうと思います。

前回のレビュー。おませな小娘オメガに言い負かされたジェームズ。彼がチンピラのくせになぜセックスに関しては幼児並なのか考えてみました。彼は小さい頃から裏社会で生きてきました。12才でヒートを迎えるまでポン引きなどをやってました。でも彼自身はヒートによる性衝動をまだ知らなかったので、口から出まかせ喋ってたんだと思います。その前に彼には「出来損ないのオメガ」だという自覚もあったので、自分は�狎�の対象�瓩�ら外れた存在だと思っていたんだと思います。で、12の時に事件が起こり、それ以来アルファが大嫌いになり、臭いで吐きそうになるほどダメになった。ファスと出会うまで、ジェリーを日頃から適度に虐待しつつ、セックスに関連することからは距離を置いてやってきたんだと思います。でも欲望がなかったわけではなく、ヒートになるとちゃんと興奮した。彼にとっては、自分が欲望を感じたり、アルファを素敵だと思ったりすること自体が不愉快で、許しがたいことだったに違いないです。


ところで、先日兄に会うためにコロラド州へ二泊三日の旅に行ってきました。ツィッターで流しましたが、コロラドはマリファナ合法地なので、マリファナ吸ってきました。初めてではなかったのですが、今回は人生初、酷いバッドトリップを経験。この原因は主に、焦りと不安、そしてインセプションでした。
ネットでバッドトリップの体験談を読んだところ、多くの人がthe worst experience in my life(人生最悪の経験)だったと言っていましたが、同感です。


詳しい話は省きます(いずれ小説の中ででも書きます)。しかしこの経験から学んだこともいくつかありました。夢の中で夢から目覚めたり夢に落ちたりという経験を繰り返し、インセプションの影響のせいで、下の階層にはもう10時間くらいいたはずなのに、そこからやっと目覚めたら実はまだ3分しか経っていなかったり、モルのように自殺すれば夢から覚めるというアイデアに取りつかれて、夢というか幻想というか錯視というか妄想の中で、何度も自殺しようとしました。自分は自殺してしまうかもしれない、というアイデアに取りつかれると、次々に自分があらゆる方法で自殺したり死んだりするアイデアが浮かんでくるのです。それを打ち消そうとすると、もうインセプトしたから逃げられないぞ、お前の中に、アイデアを植えつけた、と自分の中で声がするんです。私は恐怖に震え上がり、自分が本当に自殺するんじゃないかと、一度などは自分の車のサイドミラーに両手でしがみ付いていました。その時頭に広がっていたアイデアは、このまま10メートル先のハイウェイまで歩いていけば、私のトーテム(こま)が回っていて、それを見つければ夢から覚めることができる、というものでした。ハイウェイは車がびゅんびゅん走ってるので、確実に死にます。つまり、サイトーやモルが言っていたleap of faithをしろ、と言われているわけです。
結局私は、なんとか正気を保って(そうとしか表現できない)コブのように現実に留まりました。

コロラドのマリファナショップ


一番恐ろしかったのは、そのハイウェイのleap of faithと、バスルームにこもった時、映画『エミリー・ローズ』のように見るものすべてが朽ち果て悪魔的になっていった瞬間でした。このバスルームは気味が悪い、というアイデアに取りつかれると、そこが壁が水垢に塗れた、床の薄汚い何年も使われていないバスルームに変わるのです。そして次には、シャワーカーテンの向こうから誰かが出て来るかもしれない、と思う。すると、シャワーカーテンの向こうに、膝を抱えて座っている裸の男の足が見える。

しかし精神的に一番きつかったことはマリファナでバッドトリップしていると、私の場合、現実ではなんとかごまかしている自分の本心というか、潜在意識が湧いて出て来ることです。
以前、初めてマリファナを米国で吸った時、こういうことがありました。私の潜在意識にずっと存在していたあるアイデアが、顕在意識に浮上してきたのです(ある意味、あれもバッドトリップだったのかも)。
それは、フットボールのブログなんて書き続けてても何の意味もないよ。というものでした。もっと正直なことを書くと、フットボールにこのままのめり込んでいたら人生終わっちゃうよ、というものでした。

効果が切れた時、私は「すべて妄想だったんだ」と自分に言い聞かせました。ところが、これは私の中にずっと潜っていたアイデアだったのです。コブたちが私が眠っている間に、私の中にこのアイデアをインセプトしたのでなければ、これは私自身のアイデアでした。それからしばらく後、バルサとスペイン代表に衰退の兆しが見えてきたことを機会に、私はフットボールというジャンルから距離を置くことにしました。この経緯はどうしても説明できるものではなかったので笑 ある日からブログを更新しなくなりました。私の潜在意識が顕在意識レベルに浮上してきて(マリファナの力を借りて)、現実において私はそのアイデアをもとに行動したのです。

私は以前から、『インセプション』はユニークだけどあのコンセプトにはさまざまな穴がある、と思っていました。先日、二日に渡り12時間かけてインセプションを見た時も、まだ釈然としない点や矛盾点は残りました。理性や論理では理解できないところがあったのです。そもそも、夢の中で(潜在意識に)アイデアを植えつけられたからといって、現実に戻った時実際の行動に出るだろうか? という基本的な疑問がありました。

前述したフットボール云々は、私が『インセプション』という映画を見る前に起こったことだったと思います。今回、完全にこの映画にインセプトされたマリファナ珍体験を経て、あの時のことを思い出しました。私は自分もキリアン演じるロバートと同じような体験をしていたのだ、と。実は私には昔からこういう面がありました。中学校の時に親友の一人と大喧嘩して、翌日から口もきかなくなり、そのまま二年間過ごしたのですが、ある時夢の中で仲直りして、私は死ぬほど大喜びし、でも目が覚めて実は全部夢だった、と気づいた。そして「本当は彼女と仲直りしたかったんだ」と自分の本心に気づいて、実際なんだかんだやって、現実でも仲直りしたのでした。

今回もいろいろと、恐ろしい本心と向き合わされました。あまりにも恐ろしく、罪深く、生活を一変させるようなことなので書けませんが笑 しかし重要なことは、本心に従って生きることは必ずしも現実での幸せを保証してはくれない、ということです。『インセプション』で感動的なところは、ロバートを救ったアイデアは、つまるところ彼の単なる妄想でしかない、という点でした。たぶんコバヤシ……いや、彼の父親は(ブライアン・シンガーのファンならこの冗談がわかるはずだ!)、実際には息子のことをどうとも思っていなかったのだろうと思います。

ところで、『インセプション』の理性では理解できなかった点を今回ラリッたことで追体験し、理解することができましたが、この理解した、という認識自体がインセプトされたアイデアだという可能性もあります。つまり私は夢というかラリッてる中で、彼ら(というより監督)が言ってることを体験を持って理解した。けれどそれは、私が映画を先に見ていたからであって、妄想の中で3分か10時間に感じられたのも、『インセプション』で現実での○時間は下の階層では1週間だ、と設定されていたからかもしれません。ある意味、催眠術というか洗脳ですね。そしてこの経験を期に、私は『トランス』の結末なども多少信じられるようになりました。


実は私は、ここで言われているインセプション批判にもひじょうに共感できました。初めてこの映画を見た時、そしてトランスを見た時、私も多少このように感じました。


『トランス』は特にそうです。最初から終わりまで、特にラストシーンは、このアイデアを信じられなければ、すべてが単なるファンタジーです。私はどうも信じ切れない派(楽しみ切れない派)でした。「まあそういうことにしてって言うなら、それでもいいけど……」実はX-Menの新作などにも、このような理由でハマり切れませんでした。でも、今回のバッド・トリップで、何か少し考えが変わりました。

ノーラン監督はこの映画のコンセプトは、『モレルの発明』に影響を受けていると言っているそうですが、間違いなくマリファナ体験にも影響を受けているはずです。彼の年齢のアメリカ人でマリファナでトリップした経験がないなんてことはないと思いますので。PASIVで使うユーセフが調合している薬は麻薬で、スモーカーにとってはこの発想はごくあたり前なのではないでしょうか。実際、スモーカーのフォーラムなどを見たところ「ジョイントを吸いながら見る映画」としてインセプションは人気でした笑

今日、書いたことは何を言ってるのかよくわからん、という方もいるかもしれませんが、共感していただける箇所があったのなら幸いです。


デンバーから30分のマウント・エバンズ

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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