何だかんだで今日が最終回だった『ガンダムＳＥＥＤＤＥＳＴＩＮＹ』。
せめて最終回くらいは見てみるかと久しぶりにテレビの前に座ったわけなんですが。

「何コレ……？（呆然）」

いやもう、ホント。
それしか感想がないって言うか。
弟と一緒に視聴していたんですが、二人して散々けなしまくってしまいました。
だって、コレ、オカシイよ。
元々のコンセプトからずれまくって、尚且つ収拾つかなくなってこんな形になってしまったような印象。
（それはＳＥＥＤもそうだった気がするけど）

そもそも、シンを主役にした時点から間違ってしまっているんじゃ？
無論、最初のコンセプトとしては、『先の大戦で家族を理不尽に奪われてしまったシンが、『守る者』としてあるために戦場に立ち、その中で様々な事を学んで成長していく…』みたいなことだったんじゃないかと思うんですよ。
その中には奪われた事・奪った者への憎しみもあって、それをどう昇華していくかというのもあったと思うわけで。
（因みにＳＥＥＤにおいてはアスラン・キラ共に彼等なりに答えを出してる…はず）
なのに、最終回のシンを見る限り、それがきちんと消化し切れてないみたいなんですよねぇ。
今回、主役がシンであるというのならば、彼がやらねばならないコトを代わりにキラがやってしまっているし。
レイ（クルーゼ）の繋がりでそうなってしまったというのなら、そもそもキラ（もしくはレイ）を出すべきじゃないと思うわけで。
だって、出せば、いずれはそうなるだろうと分かるじゃないですか。
つーか、一視聴者の私でさえ考えたんだ、スタッフが考えなかったはずがないでしょう？
それでも両者を出したいというのなら、途中でどっちか殺しとけ（暴言）
んで、どっちが死んでもいいから、それを契機にシンが目覚め、生き残ったどっちかと相対する。
物語的にはキラが死んでレイと…という感じですが。
ついでにアスランも死んでも構わないかも。
先の大戦で表舞台に立っていた二人の人物。
その中でも家族を殺した憎むべき相手（キラ）と、どうしても意識せざるおえなかったアスラン。
その二人を殺した事が彼を考えさせ、立場を変えさせる原動力になる。
で、最後はレイ及びギルと相対して……。
というのを私は途中で考えてました。
ついでに確認したら弟もそうだったらしい。
むしろ、今ならその方が良かった気がするとまで言っていた。

シンが主役だと言い張っていたスタッフ達も流石に主張を止めたみたいですね。
だって、最後のスタッフロール、一番上にキラが来てましたよ？（大笑）
んで、二番目にアスランですよ？（笑）
シン、何で三番目にいるのよ？（笑）

……ＳＥＥＤの続編作るって決めた時、素直に再度キラを主役にしとけばまだマシだったかもしれなかったのに。
しかも、またもや終わり方が微妙すぎて何ともかんとも。

ごめんなさい。
ビデオを改めて見直す気にもなりません。
つーか、多分今後絶対にない。（断言）


追記／
そういえば、今回クルーゼが出た時、ナチュラルに彼を「ゼクス」と呼んでしまった。しかも弟に指摘されるまで間違えた事に全く気付かなかった。幾ら仮面繋がりでも、クルーゼは「私は君の友人にはなれない―――っっ！！！」とは叫ばんだろう（笑）