ものすごい久しぶりに「笑点」見たな。
　こん平の「チャンラ〜ン！」に合わせて客もバンザイしてたけど、いつの間にそういう決まりになったのか。




　タバコ代が来月から上がるという事で、まとめ買いをしてみた。
　周りの愛煙家に聞くと、意外とみなさんまとめ買いしてないようで。

　
　給料日前にまず１カートン（１０個入り）購入。
　ヤンガは「マルボロライトメンソール（ボックス）」を吸ってるんですが、
　普段カートンで買わない派なので、間違えてソフトの方を買ってしまいました。
　何だよ。もうちょっとソフトかボックスか、わかりやすく明記しておけよ。

　給料日後、追加３カートン。
　ヤンガ、一日に大体１箱吸うんですよ。
　１ヶ月３０箱。
　丁度３カートンのタバコを目の前にし、ヤンガ、１ヶ月でこんだけタバコ吸ってるんだな〜と、ちょっと落ち込みました。

　最近、結構「ニコレット」を買い求めてくる客が増えたんですが、無理無理。
　２０円プラスしてもタバコは吸っちゃうよ。
　ちなみに、うちの店にはニコレット置いてないし。

　「タバコやめたくない！」から「タバコやめなきゃな…」という気持ちにさせる薬を開発して頂きたい。

　あのー、まぁ久しぶりにヤングの声を聞いてウキウキのヤンガなんですが。

　ヤンガね、普段すごく短気なんですね。
　客とかにキレたりしてるんですよ。
　接客商売なわりに、自分の都合が悪い時とかすごく腹が立ってしまうんです。
　すんごい小さい事でキレるんです。

　例えばね、レジを打って、商品を袋に入れようとしたら、商品の上にお金を乗せられる事がよくあるんです。
　邪魔じゃないですか。
　そんなとこに置かれても。
　いちいちお金を商品の上から除けて、そんで商品を袋に入れる。
　二度手間。
　も〜腹が立って仕方が無い。

　でも最近、そういう小さい事に腹を立てないように「のほほん」とやるようにしてみました。
　レジ打つのも、今まではセカセカやってたんですけど、最近は手だけ早く動かして喋りはゆっくり、というのを心がけてるんです。
　でもね、９時間も同じ事をしてるとね段々表情とかも、おかしな事になってきて。
　閉店間際になると、逆にその笑顔とかがうざいんですよ。
　自分で自分がキモくてキモくて。
　もう、とってつけたような笑顔。


　でもまぁ、社員でもないくせに自分なりに努力してるところは認めてくださいよ。

　こんなに日々精進のヤンガを前に、夕方からの学生バイトの子がね、最近なんだか人任せなんですよ。
　これまた以前日記で書いた事と繋がってるんですけど。
　忙しくもないのに、やたらカゴを台の上に上げて「隣りのレジでお願いします」みたいな事をやる。

　で、今日。
　「ヤンガさん、これ何でしょう」
　とヤンガの手に何か渡してきた。
　見たら、どうやら客の落し物らしい磁気ピアスだった。

　落し物・忘れ物は、見つけた人が「落し物ノート」に記入し、専用の置き場に置いておくという事になってるんです。
　ヤンガの手に乗せたまま、自分の持ち場に戻るバイト。
　ヤンガもヤンガで、受け取ったまま客が来たので、しばらく手元に置いておいて、「あ〜、あとでノートに記入して…」とか考えてしまったが、よくよく考えたら、ヤンガが拾ったものじゃないし、何であいつ、ヤンガに渡したんだろう。
　と思い直し、一段落ついたところでバイトにそれを返した。

　ヤンガ：「何これ。客の落し物？」

　バイト：「そうみたいです。」

　ヤンガ：「ふうん。（ピアスを渡す）」

　バイト：「え？何で？」




　こっちが聞きたいわ。




　ヤンガ：「いやいや、落し物でしょ？（さらに突き返す）」

　バイト：「いやっ！汚いっ！（ピアスだから嫌だったんだろう）」





　てめー、さっきこれ持ってたべや。
　しかも磁気ピアスなんだから、そんなに敏感になるほどでもあるまい。





　さらに、
　バイト：「これを私にどうしろって言うんですか？」



　てめ〜、ちょっとそこ座れって。




　落し物をどうするかなんて、いちいち聞かなくてもわかってるくらい長く働いてるくせに。こいつ。
　どうしてやろうか。

　ヤンガ：「小さいものだから、何か紙袋とかに包んであっちに。」

　言ってやった！
　俺は言ってやったぞ！
　つか、本当に意味がわからない。
　何でヤンガに押し付けるのか。
　先輩だぞこっちは。しかも年上だぞ。
　忙しいならまだしも、メチャクチャ暇だべ、お前。
　
　普段、面倒だから全部自分で何でもやってしまうんですよ、ヤンガ。
　でもねぇ、今回のこれは、あまりにも無責任だったのでキレました。
　客にはキモい笑顔、後輩には舐めさせない。
　これだ。
　これぞ大人のスタイルだ。
　ヤンガの求めていたものだ。

　いい調子のまま、明日と明後日、２連休。
　最高だね。
　これで明日、晴れてくれれば文句なし！
　と、家路に向かう途中で雨。

　しまった。自分が雨女だという事を忘れてた。

　
　最近、隣りの幼稚園のグラウンドからそんな歌が聞こえてきます。
　この歌が聞こえ始めたら、もうすぐ短い夏が来ます。


　小学校の時の話をしようか。

　何度も言ってるが、ヤンガは運動が苦手だ。
　その中でも、水泳とサッカーとスキーだけはかろうじて人並みにできた。
　今回は水泳の話をしよう。
　人並み、とは言うが、潜れる程度。
　息継ぎができないので２５メートルとかは無理。

　しかし、そこにたどり着くまでには長い時間がかかった。
　小学校１年生の時。
　まだ顔に水をつける事すら怖がってたかわいいヤンガ。
　それでも一生懸命チャプチャプやってたわけですよ。

　すると当時の担任が、泳げない奴らの体を持ち上げ、逆さまにし、頭からジャボ〜ン！と入れやがった！
　ヤンガも例に漏れず、ジョボ〜ン！
　ゴボボボボボボ…！ボガボガ！ガボッ…ボゴッ…！！お…おがぁさ〜ぁぁんっ…ゴボッ！
　鼻からプールの水が垂れ流しですよ。
　ほんとね、今でもあの行為は体罰に近かったと思います。

　そんなこんなで水泳の授業は勿論大嫌いになりますよね。　
　ボイコットですわ。
　「先生、水泳の道具、忘れてきました〜」
　そう言えば、「じゃあしょうがないね、今日は見学してなさい」という優しい答えが返ってくると信じていたかわいいヤンガ。
　しかし、現実は甘くない。
　学校と家が近いために、「水着、家に取りに行ってきなさい！」との事。
　あわわわ、どうしよう！どうしよう！
　とりあえず、家まで戻るが家の中にどうしても入りたくない。
　
　家の外でしばし考える。
　そうだ！水着を探したけどなかったよ、と言えばいいか！と閃くかわいいヤンガ。
　そのまま手ぶらで学校に戻り、「水着がなか…」と言いかけたその瞬間。
　父が学校の前を車で通った。
　そして車の窓を開け、

　父：「ヤンガ！水着がベッドの奥に置いてあったけど、これ使うんじゃないのか？」と水泳道具の入ったバッグをポイっ。





　…父よ…父よ…！！！父よこのやろぉっ！！！（号泣）




　その日もめでたく体を逆さまにされ、鼻から水がでてきました。


　そんなトラウマができて、３年か４年生になってから、ようやくどうにか手をプールのふちから放して泳げるようになりました。
　その日は本当に嬉しかった。
　嬉しすぎて思わず母を連れて夜間プールにも行ってしまいました。
　楽しかったです。


　水着の柄がどうだとか、体型が気になるとか、ムダ毛の処理が甘いだとか考えないでのんびり泳いでみたい、今日このごろ。

　あのー、ヤンガの家ってすぐ近くに小学校があるんです。
　で、今日、運動会だったみたいで、朝６時頃「運動会やります」って合図の花火を打ち上げるんですが、あまりの音のでかさに飛び起きてしまいました。
　ヤンガの家の庭で打ち上げたんじゃないかってくらいのでかい音で。

　で、９時頃開会したんですがね。
　まだ競技が始まってもいないのに、音楽が流れ始めたんです。

　「燃焼系！燃焼系！アーミノ式！燃焼系！燃焼系！アーミノ式っ！♪」って。
　しかも、ワンフレーズだけ。




　一体どんなパフォーマンスが行われているんだよ！




　…まぁ、そんな話はさて置き。
　ここんとこ、ちょっとヤンガの近いところで大事件が起きてまして。
　大事件というよりは大事故。
　去年、ヤンガと仕事でペアを組んでた子が人身事故を起こしてしまいまして。
　田舎なんで新聞にも大きく取り上げられたりして。
　普段、荒い運転をするような子ではないので、うっかりよそ見をしてたとか、相手は子供だったから小さくて見えなかったのか。

　こういう時ってどう思ったらいいのかわかりませんが、被害者側にも加害者側にも同情してしまいます。

　そして明日は我が身。

　さっきも言ったように、ヤンガの家は小学校にも近い上に、幼稚園が隣りにあるので、いつ子供が飛び出してくるかわからないという、かなり危険な場所なんでね。
　夜、家に駐車する時は必ず後ろから入れて、朝、出る時はスムーズに出られるようにだけは心がけています。


　なんかヤンガが言うのもアレですが、皆さんも改めて車には気をつけてください。運転する方も、歩行者も。マジで。いや、マジで。

　そんなこんなで、余計に運転が怖くなったヤンガでした。


　被害者の無事を祈ってます。

　
　先日、某所で「仕事でミスばっかりして、ちょっと落ち込んでた」と弱音をはいたヤンガですこんばんわ。
　
　ちょっとしたミスが重なる時ってあるじゃないですか。
　顔に似合わず神経質というかね、気にしやすいタイプなんでね、ちょっとブルーだったんです。

　今日はそのミスのほんの一部をご紹介しましょう。
　客にね、「あのーこの前、エビイカの注文をしたんですが。」と言われ、
　「エビイカ？スナック菓子かな？」と思い、食品担当を呼びに行った。
　暫くすると、客と話してた食品担当が姿を消し、代わりにベビー雑貨担当が客と話してる。
　え？エビイカなのに、関係ないやんけ。
　と思って、先ほどの食品担当に話しかけた。


　
　ヤンガ：「あれ？食品の注文の話じゃなかったでした？」

　食品：「いや。ベビーカーの注文だったよ」












　エビイカ＝ベビーカー。













　超恥ずかしい！！！聞き間違ってるよ！あははははは！

　…そんな些細なミスをくり返しくり返し、挙句、落ち込むヤンガ。
　もう見てられないよ。
　
　今年はまだ、何一つ良い事がありません。

　
　最近めっきり車の話しかしてなかったんですが、たまに違う話をしようか。

　日曜の朝はいつも鉄腕アトムを見ている。
　元々、子供の頃からアニメや子供むけの番組が好きなんだ。


　
　でもこの歳で、鉄腕アトム見て毎回号泣してるのはヤンガだけだろうよ。

　
　ほんとねぇ、あのアニメはいい。
　感動するよ。マジで。
　毎回ね、必ずロボットが人間を助けるんだよ。
　ロボットが健気なのよ。

　あの、もとから涙もろいんですけどね、ヤンガ。
　ドラえもんの映画で、しずかちゃんが自然破壊について熱く語ってるシーンとか見て泣くくらいなんですけど。
　ミュージカルとかでも、盛り上がる「後半」ではなく、話の途中の「前半」でもう泣いてるくらいなんですけど。

　運悪く、鉄腕アトムが入る時間、いっつも化粧してる時間なんですよ。
　化粧下地を塗ってる途中からメイク落としですよ。
　まだ下地なのに。
　本当に号泣で、顔をクシャクシャにして泣きます。
　うぉんうぉん言います。
　ティッシュ１０枚くらい使って、涙を吸収させるんですが、まだ出てきます。
　アイラインとかひけませんよ。
　腫れちゃってるもん。目。


　そんなに泣かなくてもいいじゃないかってくらい涙が出る。
　何か他に泣きたい理由があるのか、お前は。
　ストレスか？

　ま、最終的には車の話をして終わりますが、
　昨日窓ガラスを拭いてたら、クモの巣がわっさり張られていました。
　すでにクモの住処になってるヤンガ号。

　はい、車を持って初めてフリーの休日だったので市街まで行ってみました。
　とはいえ、狭い駐車場に停めたり、路駐をするのは慣れてないので、目的のお店まで少し歩いてでも、広めの駐車場に停めたんですが。



　お前は、横断歩道を渡る車を見たことがあるか！？



　…っていうね…。
　最悪ですよ。
　広めの駐車場とはいえ、昼時で混んでいたので奥に停めてたんですが、
　出る時に、入ってきた別の車が通せんぼして出られない！
　しかも頭からつっこんで入れたもんだから切り替えしができない！
　入ってきた車に乗ってたオバチャンも「何やってんの」みたいな顔して見てる。
　焦るヤンガ。
　油汗ダラダラ。
　その結果。
　普段でてはいけない小道を発見し、横断歩道があるにも関わらず、そこからニュウと出るヤンガ号。
　多分オバチャンは「そこからかよ！」ってつっこんだと思います。
　でも、必死だったんです。
　トイレに行きたくてもコンビニには怖くて停められないし、
　バイト先まで急いで行ってトイレ借りて、仕事中のコレに小バカにされる始末。

　もう車乗りたくねー！
　売るよ。売る。
　ガソリンがあと３分の２残ってる車、欲しい人募集（笑）。
　あのー、後ろに「○○神社」っていうステッカー貼ってあるけど。

　今日、ものすごく面白くない事を言ってしまったので、落ち込んでいる。

　２０歳くらいの、軽そうな客が、犬用のちっちゃいＴシャツを買っていって、
　「これ、俺でも着れますかね？」
　と、からかい半分で言ってきた。

　わー、つまんねー奴に話し掛けられちゃったよ。
　でも、ネタ振られてるわー。
　と、悩みに悩んだ挙句、出た言葉が。


　
　「そうですねー。頭くらいなら入るかもしれませんね。」




　つっまんねーっ。

　もっと面白い事言えないのかヤンガさんよぉ。
　チャラい客は、何か笑ってたけど、ヤンガはもう落ち込みますよ。
　生きててすいませんて感じでした。
　っていうか、これはヤンガのせいじゃないよなー。
　ネタの振り方が悪いわ。
　もっとさ、「これ、彼女へのプレゼントなんですけど、似合いますかね」とか言ってくれたらヤンガだって、「きっと喜びますよ」くらい言いますよ。
　いや、それもどうかと思うけどさ。



　まぁ、何を言いたいかっていうと、今日は初の昼間運転で、生きた心地がしなかったっていう事ですわ。
　譲られ譲られ見守られ、ですよ。
　すいませんね、市民の皆さん。
　もうちょっとご迷惑かけますよ。
　
　帰りも、自宅の駐車場に停めるのに、バックで入りたくて５分くらい苦戦して停めました。
　だいたいヤンガ、バックしながら右折・左折ができないんですよ。
　左右、いっつも間違える。
　アクセルのふみ加減がまだわかってないので、うぉんうぉんいわせて、でも進んでないっていうね。
　

　一週間以内に、家の壁を壊す方に１０００円。

　今日、やっとの事でヤンガの車が家に届きました。
　ピッカピカっすよ。
　軽だけど、結構、中広いっすよ。
　今日だけは自慢させてください。

　両親と、一応、御祓いに行きました。
　「安全運転」っていうステッカーを貰いまして、後ろに貼ってみました。
　後ろの「ＭＯＶＥ」って書いてあるとこの上に。
　かっこいい。…ふんっ。

　その帰り、ガソリンスタンドで給油してもらったんですが、
　給油口を開けるボタンが無いと言って大騒ぎ。
　スタンドにいる人全員でてきて探してました。
　いや、恥ずかしいのなんの。
　結局、ドアロックを解除すると共に自動的に開くタイプだったみたいですが、そういうのって珍しいんだとか。
　恥ずかしいので、もうあのスタンドには行けない！と思っていたら、父が勝手にカード作ってくれとか言ってました。
　やめてくださいよ。

　で、まぁ半年近く運転してなかったので、御祓い・給油・自宅に戻るとこまでは父に運転してもらってたんですが、家に着き「ちょっと練習してみるか？」と言われたんですが。













　まぁ、酔いますよね。
　酔いましたね。



　自分の車、なのにね。
　新車の匂いがね。


　で、夜。
　彼氏を乗せて、バイト先まで行って帰ってきてみました。
　すんげー、手ぇ、ふるえた。
　つか、ずっと笑ってた。怖すぎて。
　彼氏曰く、普通の道を走るのは思ってたより上手だったそうですが、問題はバックと駐車。
　教習所では、「ポールが何本見えたらハンドルをきる」とかいう方法でしか教えられてなかったので、実践では何の役にも立ちません。
　バックして駐車する時は、いちいちポールを立てたいくらいです。
　これから２週間位は、ヤンガが運転する時間は「ヤンガ時間」として、市民の皆さんは運転を控えて頂きたい。お願いしますよ。

　肝心の、初めての音楽はゴスペラーズのアルバム「ＦＲＥＮＺＹ」でした。
　誰がフレンジーかって、お前が一番フレンジーだっつの。
　誰がゲットミーオンだっつーの。
　ホント、音楽聴く余裕もないですよ。



　次にガソリンを入れに行く時にはピッカピカの新車がベッコベコの中古になってる方に５００円。

　だいたいねぇ、みんなしてヤンガを頼りすぎなんじゃないか？
　いやこれはバイト先の話なんだけど。

　今、俺様の中で天使と悪魔が対決しております。


　まぁね、オープン当初からいるバイトって事で、店の雰囲気に対しては慣れてる方だと思うよ？
　レジだって、頑張ってマジメに働いてるんだから、当たり前に早く打つさ。
　だからって、ヤンガを一人きりにしてレジを任せるのはやめてくれないかと。

　まだね、小さい店ならいいんですよ。
　うちは田舎にしてはでかめの規模の店なんですよ。
　いくら昼ドキの暇な時間だっていったって、一人でやってたらちょっと混みますよ。
　他の仕事しながらレジを見るのは大変だっていうのはわかってますけどね、あからさまに、レジに入るのを嫌がられたら、ヤンガだって困っちゃいますよ。

　昼は昼で、それだし。
　夕方の奴は夕方の奴で、レジに入る事は入るんだけど、カゴをカウンターの上に立てて、「他のレジへおまわりください」状態にしてる。
　いや、お前そこにいるやんけ、と。
　で、何をしてるかっていうと、ノートに一生懸命、線、引っ張ってるだけ。
　書類をまとめたり、計算してるならまだわかるさ。
　だけど、たかが線引っ張ってるだけで、カゴ立てんなと。
　こっちのレジにだけ客来るべと。
　客が迷惑だべ。

　最近、こんなんが日常化してきている。
　これはイカンな。
　ヤンガ、舐められてるんだろうか。
　それとも、頼りにされてるんだろうか。

　そこんとこ、天使と悪魔が格闘中。


　あー所詮オイラはただのバイトさ。
　いざという時は、社員が責任とってくれるんだろ？


　
　　客　：「写真の現像、お願いします」

　ヤンガ：「お手数ですが、奥のカウンターで承っておりますので…」

　　客　：「奥のカウンター、誰もいなかったんですけど」

　ヤンガ：「えぇっ？少々お待ちくださいね」

　手の空いている社員を探す。

　ヤンガ：「すいません、写真の現像、やりかたわかる？」

　社　員：「わかんない」

　ヤンガ：「ええっ？！」

　他の人に声をかける。

　ヤンガ：「ごめん、現像、わかる？」

　パート１：「あー、わかんない」

　ヤンガ：「わかる？」

　パート２：「わかりません」

　ヤンガ：「店長ぉぉぉぉっ！！」

　…そして、レジに戻ると、誰もヤンガの代わりにレジをみてくれてる人もいなく、客がごっそり並んでたりする。







　従業員、ヤンガ一人？
　ヤンガストアー、本日オープン。

　今日、オッサンのお客で、
　ベルトのバックルっていうの？真ん中の金具がでっかいやつをつけてる人がいて、
　英語で文字が刻まれていたので読んでみると、
　
　「テキサス」

　って書いてあった。
　テキサスってか。



　最近バイト先が慌ただしい。
　客の見えないところでの話なんだけど、内部で色々やっている。

　監査（店がマニュアルに基づいて運営されているかを見る人）が来るとか言って大騒ぎだ。
　店中を大掃除したり、服装・髪型チェックが厳しくなった。
　峠は明日なので、本部から色んなオッサンがやってくる。
　そのオッサンが偉い人なのか何なのかもよくわからない。
　ヤンガはパートだし。
　しかし、明かに「偉いオーラ」は発してる。
　マニュアルに基づいて、裏口は鍵をかけられたので、運送屋が入り口から入ってくる。
　
　ヤンガ、入り口に一番近いレジにいる事が多いので、誰か来る度に「毎度さまで〜す」「お疲れ様で〜す」「ご苦労様で〜す」「お世話様で〜す」を使い分けなければならない。
　でも昨今になると、誰が本部の人で、誰が運送屋で、誰がセールスで、誰が客なのかもわからない。
　全部に対して「お疲れ様で〜す」で通す事にした。

　時々、社員が入ってきたのに「いらっしゃいませ〜」を言ってしまうのは、ちょっと恥ずかしい。

　

　で、さっき、峠は明日と書いたが、ヤンガは明日は休みにされてた。
　監査にひっかかりそうな奴は休みかと。
　お前ら普段、
　「ヤンガちゃんはレジ打つの早いから、安心して他の仕事できるわ」
　「そうだそうだ。ヤンガはスーパーレジだな」
　「スーパーレジ！」
　「スーパーレジ！」
　とか散々褒めてくれるクセに、実際問題そんなに必要ないのかと。
　そういう事かと。
　
　そんなヤンガですが、先月から給料１０円アップしました。
　この給料上がったってのも、人によって違うらしく、同じ年数働いてるのに１０円アップの人と２０円アップの人がいるらしい。

　社長。
　そんな地味な事で争いを起こさせないでください。
　

ヤンガ