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2003年01月28日(火) アゲイン!東京デイズ最終章


 そんなわけで、羽田でお土産を買いたくて、6時起床の早起きヤンガ。
 ホテルの朝食券を貰っていたが、あんまり朝から食べられそうもないので、朝食抜きで準備をして部屋を出る。

 エレベーターでロビーに向かう途中、レストランが見えた。
 レストランの外で、50人くらい、すんげー並んでる。
 朝食抜いて良かった。


 品川駅から羽田まで快速に乗ったが、「羽田行き、快速」というアナウンスが入っていても、何だかいつまでも不安。
 しかし、どうにか無事、羽田空港に辿り付き、搭乗手続きをすませる。
 時間は午前9時。
 飛行機の出発時間は11時過ぎ。
 まだまだ時間はたっぷりある。
 羽田のお土産屋というお土産屋をくまなく見てまわっているうちに、ものすごく腹が減り始めた。
 著しい体力の消耗。
 もう限界にきていた。
 とりあえずひととおりのお土産を買い、ゲートをくぐる。
 勿論今回も金属探知機にひっかかり、女の人に腰まわりをまさぐられる。
 前回同様、悪い気はしない。

 10時半。
 この時点でヤンガはもうゾンビ化していた。
 「おにぎり〜おにぎり〜」と口に出していた。
 売店でおにぎりを買い、むさぼりつくヤンガ。
 おかずに鳥のから揚げが入っていて、それも勢い良くむさぼりつくと、歯にはさまった。
 歯にはさまったものを気にしていると、アナウンスが。
 「強風の為、着陸できないと判断された場合は、旭川空港に着陸する事があります。」

 家に帰してください!
 お願いします!
 もう、この2時間でめっきり顔がやせこけたゾンビヤンガは、歯にから揚げをはさませながら、そう願い、飛行機に乗り込んだ。


 

 1時間半後、何とか無事、地元の空港に到着した。
 飛行機の中で、とにかく爆睡していたが、この重い荷物を持って、タクシーを拾って…云々と考えるだけでゾンビ化してくる。
 と、ゲートをくぐると、彼氏が待っていてくれた。
 一気に表情が明るくなるヤンガ。
 まったくもって現金なものだ。
 しかも、まったくもって、彼氏をアッシーとして使うだけ使って、お土産には草加せんべいのみで、「じゃあ、どうも!」と帰す。

 荷物の片付けだけはして、仮眠をとる。
 あ、家につくまで、さっきの鳥のから揚げはずっと歯にはさまったままでした。
 とれませんでした。

 「あんた!まだ寝てるの!?」
 という声で目が覚めた時は、既に午後10時だった。
 腹が減っていたので、夕食を食べ、更にすえさんから頂いたクッキーを連続6枚食べるという荒行を見せた。
 
 夢だったのではないかと思うくらい、今回もめまぐるしく時間が過ぎていった。
 この仕事をやっていなければ今回のような楽しみもなかったと思うと、やはりこの仕事、嫌な事ばかりではなかったのかもなと、思う。



 そしてまた、いつも通りの毎日が始まる。

 ただ、以前と違うのは、毎朝飲んでいたコーヒーに、
 バニラの甘い香りが加わった事。


2003年01月27日(月) アゲイン!東京デイズ第2夜 (後編)

 
 で。
 そろそろ本日のオオトリ、どこどん嬢が現れる時間だという事で、4人はブッダ居酒屋を後にし、カラオケ屋へ。

 まず最初にマイクを持ったのはぱやさん。
 ゴスの歌を歌うのかと思ってたら、電気GROOVE。
 すえさんも、「天城越え」。
 わしら、つくづくゴスマニアではないんだろうな(笑)。
 とりあえず、他にネタもないので、ヤンガは「ウルフ」を。
 すると、やっぱりゴスマニアが4人も揃うと、振り付けやハモりや掛け声を、ちゃんとつけるとこにつけてくれる。
 素晴らしい!(川平声)

 暫くして、部屋のドアがすんげーゆっくり開かれる。

 どこどん、ただいま参上。 
 全員:「「「「きたーーっ!」」」」

 そのどこどん嬢のかけつけ一曲が、「ひょっこりひょうたん島」。
 盛り上がるわしら。
 やはりゴスマニアではないかもしれん。
 そして、締めの曲も、どこどんは「おれはジャイアン」。
 しかも、歌えてない。
 歌えてないというか、全然リズムに合ってない。
 これが、どこどん節なんだろう。
 どこどんなら「有り」なのだ。
 なにせ、どこどんだもの。
 しかも、部屋を出る時に、ヤンガがどこどんにあげたお土産を「これ、誰か忘れてるよー?」
 …アンタだよ。


 時間が過ぎるのは早いもので、もう解散せねばならない時間に。
 5人はそれぞれ、固く握手をし、それぞれの方向へ。
 どこどんは、道のわからないヤンガの事を気遣って、同じ山手線に乗ってくれた。



 その中でしばし喋る。

 ヤンガ:「そういえば、どこどんて、誕生日いつなの?」
 どこ丼:「えっ?プライベートな事だから、秘密。」
 
 …さすがだよ。
 さすが、職業すら教えてくれないどこどんだ。
 謎は深まるばかり。
 多分、死体のホルマリン漬けの仕事は仮の姿で、本当はスパイかなにかで、プライベートな事を喋ると、ただちに仲間に殺されてしまうのかもしれない。
 これは、深く聞かない方がいいのかもしれない。
 と、思ってたら、その後に自分で勝手に暴露。自爆である。
 今頃、仲間スパイにやられているかもしれない。

 品川駅に降り立ち、そこで乗換えをするはずのどこどんだが、ヤンガと一緒に改札を出た。
 どこ丼:「品プリが見たくて。」
 …わからないよ。
 彼女の事がよくわからないよ、兄さん。
 もしかして、ヤンガの事を本当に心配して、ホテルまでついてきてくれてるのか、それとも本当にただ単にホテルが見たいだけなのか。
 どっちにしても、どこどんらしいと言える。
 駅前の横断歩道から品プリのネオンを見ながら、



 どこ丼:「品川プリンスホテルって、
     『品川王子ホテル』って事だよねー。」







 ヤンガ:「…。」





 どこ丼:「品川プリンスホテルがあるなら
     『品川プリンセスホテル』もあるのかなー。」






 ヤンガ:「……。」





 どこ丼:「最近、品川庄司、頑張ってるよねー」





 ヤンガ:「………。」


 思った事を全部口に出すのはやめないか。
 アホ丸出しですよ、どこどんさん。
 ヤンガ、そういうどこどんが大好きです。

 さて、ホテルの前で「じゃあ、有難う」ってのもなんなんで、ヤンガの泊まってる部屋に招待した。
 なぜか、そこで体型の話になる。

 どこ丼:「私って、
     どっちかっていうと円錐形だからさー。」

 ヤンガ:「えっ?円錐って、体型が?」
 どこ丼:「うん。」
 ヤンガ:「円錐って、どんな形だっけ?」
 どこ丼:「ホラ、コビトって、円錐形だよね。」
 ヤンガ:「えっ!?コビトっ?!!」
 …後にわかった事だが、コビトの「帽子」が円錐だと言いたかったようだ。
 ゴメンよ、あの場ですぐ理解できなくて。
 つか、コビトって!コビトって!!
 
 しまいには、
 どこ丼:「ヤンガが今夜、寝てる間にコビトが、ヤンガの荷物を整理してくれるから、ヤンガはゆっくり休んでていいよ。」
 との事です隊長!

 ヤンガ:「そっかー。じゃあゆっくり寝てられるね」
 確か、こんな風に同調したはず。
 もう、これは、幼稚園児との対話だと思う事にした。
 思わざるをえない。


 12時が過ぎ、もう本当にお別れの時間だ。
 ホテルのロビーまでどこどんを見送り、その後もちゃんと家までたどり着けたのか、心配で心配で仕方がない。
 また寝過ごしてたらどうしよう。
 ヤンガ:「寝過ごさないようにね」
 どこ丼:「大丈夫。明日、休みだから。」
 意味わかんねーって!マジで。いや、マジで。
 あぁ、心配だ。
 心配で寝られないし、コビトはなかなか来ないので、荷物の整理をしながらどこどんからの「着いたよ」メールを待つ。
 その間に、他の3人の姐さん達からのメールが来た。
 ホテルの部屋からカーテンを開けて、夜の東京を見る。
 1時はとっくに過ぎてるというのに、人がまだたくさん歩いていた。
 空も明るい。
 寂しいのか。
 寂しくないのか。
 遠かった街が、こんなにも近くにある。
 このままここに住めたらいいなと、淡い願望は刹那に。

 今日の事と明日の事を考えて、眠りについた。

 たくさんの出会いを有難う、と。
 そして明日、羽田まで辿りつけるか、と。
 
 


2003年01月26日(日) アゲイン!東京デイズ第2夜 (中編)

 
 品川に着いたのは午後の18時。
 一人きりで品川駅に降り立ち、ふと周りを改めて見てみると、人ばっかりだなオイ。
 勝手に一人で心の中でナレーションみたいのをつけていた。

    大都会、東京…
    このコンクリートジャングルに一人きり、俺は東京の地に足をつけた。
    誰も俺の事を知らない。
    誰も見向きもしない。
    こんな寂しい街を横目に、今日の宿さえも見つからぬまま、
    途方に暮れていた…



 いや、単に、今日泊まる「品川プリンスホテル」だと思ってたホテルが、「高輪プリンスホテル」で、じゃあ品川はどこだよとか思っていただけなんだけど。
 キョロキョロしてみたら、すぐ近くに案内板があったからホッとした。
 ホテルの中に入ると、すげーのよ、そこも人がウジャウジャで。
 さすがプリンスなだけあるわ。
 もう、流れ作業だね、チェックインも。

 で、自分の部屋について、間もなく部屋の電話が鳴る。
 すげービビった。
 ヤンガ、まだ何も備品とか盗んでませんよ。
 電話はすえさんからだった。
 下で待ってくれているらしい。
 マッハでミスの制服を脱ぎ捨て、取るものもとらずに(火事かい)部屋を後に。
 いや、準備万端だったけどね。

 二人、久々の再会。
 ちょっと遠距離恋愛のカップル気分だ。
 二人で、オフ会待ち合い場所の渋谷へ。
 またこの街も人が多いな、オイ。
 かの有名な「ハチ公前」ってとこで待ってみた。
 自分がまさか、ハチ公前で人を待つなんて事になるとは夢にも思ってなかったが、あれ、皆して待ち合わせしすぎだよね。
 待ってる人、多すぎて、誰が誰を待っているのかわかんねーよ。
 しかも、待ってねー人もいるわけでしょ?
 ゼッケンとかつけた方がいいよ、待ってる人は。
 「待ってます。89」とか。いやいや。

 で、暫く待っているとほぼ同時に、まうさん、ぱやさん集結。
 ぱやさんは、一度代々木に来てくださった事があったので、顔は知っていたが、やっぱりすえさん同様、久々に会えて、喜びを隠し切れない。
 そして、まうさん。
 (こ…この人が、「私の居場所・星空」を作っている人なのかぁぁぁ)
 なんか知らんがウットリ。
 会えてウットリ。
 お姐さん達に囲まれて、渋谷の街を練り歩く。
 
 
 まずは食事を、という事で、ウロウロしていると、巨大な大仏が店内に置かれる居酒屋?の看板を発見。
 やっぱりわしら、そういうの大好きだな。という事で、そこに決定。
 案内されると、巨大大仏の置かれているところの反対の席に通される。
 メイン、見えねえよ。バカが!
 大仏見せろよ!バカが!
 と思っていたが、担当の店員がイケメンだったので、許す。
 速攻、許す。
 ま、とりあえず落ち着いたという事で、乾杯し、4人で楽しいひと時を過ごす。
 前回の代々木での時も、初めて会う人と、もしかしてそんなに会話がはずまなかったらどうしよう、と思っていたが、全然心配御無用ですわ。
 それぞれがそれぞれの個性あるお話。
 時間はどんどん早く過ぎてゆく。
 ビバ東京。
 この場で反省すべき点があるとするならば、料理を皆さんの分、それぞれ小皿に取り分けようなどと、このご時世には珍しくちょっと気のきいた若人だぞアピールをしようとしていたんだが、普段から慣れてない事をしたために、脱げ行く春雨。
 多分、お姐さん達は汁が飛ぶのではと、ものすごくドキドキしてたに違いない。
 すんませんでした。
 もっとレディーになるために勉強します。

 とにかく、ヤンガにとっては久々に会食を楽しい会話をしながらできたので、幸せだった。
 

 次は、「どこどん、現る!」の巻です。
 お楽しみに(笑)。


2003年01月25日(土) アゲイン!東京デイズ第2夜 (前編)

 
 24日。この日が仕事の日である。
 今回の仕事というのは、南柏のでかいスーパーで行われる物産展で地元の観光パンフレットを配りまくる、という仕事。
 もう一つは、そこの本部へ表敬訪問する事。
 どっちも、これといって、ヤンガがいてもいなくてもいいような仕事だったので、それは省略するとしよう。とにかく、意味のない仕事内容だった。

 仕事が終わって、高速バスに乗り、千葉から東京駅まで約1時間半。
 何もしてないのに、気だけは疲れていたので、少し仮眠を取る。
 起きて、ふと外の景色を見ると、大きな川が。
 その川岸の近くの建物の古めかしさに郷愁を感じる。
 後で調べると、どうやらそこは隅田川だったようだ。

 東京駅に着いたのは17時。
 予定では、16時にはとっくに品川に着いているはずだったのだ。
 やっべー!すえさんを待たせてしまう!
 急がないと!と思い、足早に山手線のホームへ向かおうとしていた。
 東京駅からは、父が昔よく世話をしたという水産会社の社長と一緒だった。
 そして、社長はずっとヤンガの重い荷物を文句ひとつ言わず、持って歩いてくれたのだ。
 そう。「お父さんには随分、世話になったから、ここで借りを返さないと。」と。
 社長!あんたいい人だよ!
 でも、ヤンガはとにかく急いでるんだよ。
 すると、社長が。

 社 長:「ヤンガちゃん、腹減らないかい?」

 いや、あんた、さっき昼食食ったばっかりだべや。
 この日は先ほどの高速バスに乗る前に昼食をとったので、「腹が減る」などという時間ではなかった。

 ヤンガ:「え?いや〜特に減ってないです」
 社 長:「何か、甘いもん食べたいな〜。食べたくない?」

 …大変です。
 オッサンが甘いものを欲してます。
 しかし、見捨てるわけにはいきません。
 なにせ、荷物を持っててもらってたんですもの。
 そんな心優しい社長を一人で甘いものを食べさせるわけには行きません。
 でも、ヤンガ、とにかく急いでたんです。
 
 ヤンガ:「いいですね〜。行きましょう!」

 …これは、やっぱ、仕方ないじゃないですか…。

 かくして、社長が美味そうな顔してケーキをほおばっている姿を見ながら、ヤンガはジュースを飲み、やっとの思いで品川に着いたのは、18時。
 
 東京の夜はこれから始まる。
 


2003年01月24日(金) アゲイン!東京デイズ第一夜


 そんなわけでね。 
 もう二度と…とは言わないが、まぁそんなにそんなに東京へ行くという事もないだろうと思っていたが、案外早くそれは実現した。

 前回は相方と二人でいたので、辛いながらも愚痴を言い合える仲間がいたので気楽だったのだが、今回はなにもかも一人でこなさなくてはならない。
 ヤンガ、飛行機の乗り方もよくわかってないんですわ。
 仕事の事よりも、交通機関の乗り方の心配ばかりしていた。

 でも、まず、行きの地元→羽田→柏までは、取引先の30代の男性が一緒に連れていってくれるという事で、その人の後をついていこうと思っていた。
 ま、その彼というのが、今日の難関だった事は、飛行機に乗り込むまでは知る由もなかったが…。

 「今回はよろしくねー」
 「はい。お願いします!」
 なんていって、飛行機に乗り込んだ。
 ヤンガはその人とは別に搭乗手続きをしてたので、席がはなれた。
 前の日までバイトが続いてたので、疲れてたので、寝ていようと思っていた。
 すると、彼がヤンガの隣りの席が空いてることを察知し、座ってきた。
 「いやいやいやいや、ここ空いてるんだよね。座っちゃおー」
 「あははは…どうぞ。」

 仮に彼のニックネームを「タヌキ」としよう(体型がな)。
 もうね、そのタヌキときたら酷いんですよ。
 終始、喋りっぱなし。
 「何歳?」
 「ずっと地元にいるの?」
 「専務の娘ってきいてたから、どんなお嬢様かと思った」
 「趣味は?」
 「バンドやってるの?」
 「カラオケ好き?」
 「何歌うの?」
 「ずっとそこでバイトしてるの?」
 「彼氏はいるの?」
 「結婚しないの?」
 もう、離陸から着陸まで、ほんとにずっと喋ってるんだよ、そいつ。
 しかもすげーでかい声で。
 前後の席の人、絶対迷惑だったよ、あれは。
 友達でもなんでもないのに速攻で、下の名前で呼ばれるし。
 しかも、飛行機に乗ってる間の1時間半、時間を計ったかのように、もうすぐ着陸態勢に入る時には、説教に変わった。
 「ヤンガちゃん、音楽が好きなんだったら、今のうちに色々やった方いいよ」
 「ヤンガちゃんの作った曲、聴いてみてぇな。一回聞かしてよ、テープ。」
 「いや俺、ヤンガちゃんの今までの事とか見てきたわけじゃないから、なんとも言えねぇけどよ、若いんだから今やるしかないよ。」
 「俺も、若い頃、劇団に入ってたんだよ…うんぬん…」

 で、また飛行機が揺れるんだな。
 何度も口をすっぱくして言ってるが、ヤンガは乗り物酔いが激しい。
 飛行機は、そんなに酔ったりはしないんだが、さすがにあの揺れ具合は結構キた。
 そんな中でも、タヌキは一生懸命喋る喋る。
 ほぼ初対面の間柄なので、ヤンガも精一杯笑顔で答える。
 たまに、質問を返してみたり、つっこみを入れたりする。
 もうね、この日ほどヤンガのエンターティナーっぷりに惚れた日はなかったね。

 ぐったりしながら、飛行機を降りる。
 「ヤンガちゃん、電話番号教えて」
 急に仕事モードの真剣な声に変わるタヌキ。
 その急な真面目っぷりに、仕事上で必要なんだろう・もしくは、これからの道のりではぐれた時の為なんだろうと、番号を教える。
 すると、
 「よし、これであとでカラオケ誘えるな!ヒヒヒヒ」
 …いやいやいやいやいやいやいや。

 羽田から柏まで、相変わらず喋るタヌキ。
 この、タヌキ。
 でも、ちょっといい人かなって思ったところもあって。
 ずっとヤンガの重い荷物を持ってくれてたのよ。
 今回、すげー重い荷物だったの。
 何が重いって、トランク(外側)が一番重いってだけなんだけど。
 
 でも、持ってくれるのはいいんだけど、すげー文句言うのよ。
 そんなに言うなら持ってくれなくていいのよ。
 もともと自分が持つために持ってきたんだし。
 いや、かわいくないとか言うなって。
 本とにウザいんだって、タヌキ。
 何か、ヤンガと仲良くなった気でいるのかしんないけど、手とか触ってくるし。
 肩とかも、微妙に叩いてくるし。

 とにかく、馴れ馴れしい。
 ヤンガの一番嫌いなタイプが目の前にいるのだよ。
 柏のホテルについたら、一人でいよう。
 ちょっと休憩したら、駅周辺のデパートでも見て歩こう。
 一人でいよう…。
 一人大好き。
 ビバ 一人。
 と、思ってたのが甘かった。
 柏で待っていたオッサンスタッフに迎え入れられ、あっという間に居酒屋へ連れ去られる。
 タバコがすえないんだよ。
 いや、吸ってもいいんだけど、そこらじゅうに偉い人がいるもんだから、どうしていいかわからなくて。
 もー、シーザーサラダばっかり体に詰め込む。

 やっと開放されたのは21時。
 とっくにデパートだって閉まってるわ。
 何一つ、柏のいいところを見る事ができず、ホテルの部屋に戻る。
 やっとタバコが吸える!
 と思ったら、灰皿がねぇし。
 どうやら勝手に禁煙の部屋って事で予約されてたらしい。
 タバコタバコタバコタバコタバコを吸わしてください。
 この時点でもう廃人化した。
 (その後、あまりのヤンガのキレ声にビビったのか、速攻灰皿をもってきてくれたホテルマンよ、メンゴ。)

 あーうー…次の日もまた先が思いやられるわー。
 と、風呂に。
 風呂から上がると、電話の着信履歴が。
 見ると!ターヌーキー。
 明日の仕事の話かと思い、急いでかけ直す。
 電話にでて、速攻
 「あ〜、いいわ。…プーップーーッ…」
 何だテメェ!(激怒)
 多分、本気でカラオケに行こうとしてたのかもしれない。

 ふに落ちないまま、床につく。
 ちなみに、そのホテル、枕が安眠枕みたいになってて、枕の使い心地の良さを前面にアピールしてた。
 枕の上に、良さの説明が書かれた紙まで置いてあった。
 確かに結構良く寝れたわ。

 さ、続きは、また次に。


2003年01月23日(木) 明日の飛行機、飛んで欲しいような、欲しくないような。

 
 昨日の話だけど。
 すがすがしい気持ちで、本免は受かったんだけどよ。
 警察署で受けたんだけど、行ったら視力検査やってて。
 名前呼ぶから待ってろと言われて待ってたら、見覚えのある奴が視力検査を受けていた。
 そう。彼は、ヤンガが実技試験を一緒に受けた、ヤバ運転のキモ男。

   警 察:「輪の切れてる方を言ってください」
   キモ男:「…」
   警 察:「言ってくださーい?」
   キモ男:「……」
   警 察:「今、裸眼かな?眼鏡必要だったらかけてねー」
   キモ男:「眼鏡はかけてません」
   警 察:「見える?」
   キモ男:「見えます」
   警 察:「…言ってくださーい」
   キモ男:「上…右…右…下…左…」
   警 察:「…全部違うよー?もう一回。これは?」
   キモ男:「右」
   警 察:「…(違ったらしい)…時間おいて、もう一回やるから、座って待っててね。はいじゃあ、次、ヤンガさん」

 次、ヤンガかよ!
 すっげー緊張するやんけ!
 視力検査って、そんな難しいのかっ?
 と、汗だくだくで筒を覗く。



 …超、簡単だった。


 なんなんだよ、キモ男。勘弁してくれよ。
 しかも、こいつ、ヤンガより先に模擬試験受かって、旭川での試験の手続きしてたはずなのに、地元で受けてるってことは、一回落ちてるんかい!
 
 とりあえず、彼を置いて、先に二階へと進む。 
 暫くしたら、キモ男も会場に入ってきた。
 大丈夫だったんかい。
 …絶対こいつ、試験中、落ち着き無いだろうなぁ。やだなぁ。
 席が近くでなきゃいいけど。


 …ヤンガの隣りに座る、キモ男。

 

 勘弁してくれませんか?


 試験中、案の定落ち着きが無いキモ。
 トイレとかは、先に行けよ!いやマジで。いや、マジで。
 他にも、鼻炎だか何だかしんないけど、鼻ズーズーいう男もいるしよー。
 さんざんだよ。
 これで、落ちたらお前らのせいだかんな!と心で叫びながらの試験。
 受かったのがどれだけのミラクルか、皆さんにはわかっていただけましたでしょうか?

 その日のバイト。
 前にも書いたが、ヤンガの担当レジは、入り口の一番近くだ。
 この真冬に自動ドアが常に開いているようなところでレジを打つ。
 足元は、それでも、寒さ対策で、ヤンガのわがままでストーブを置いてもらっている。

 この日、もう一つのミラクルが起きた。
 いや、ダメな方のミラクル。
 自動ドア、故障。
 ドア、開けっ放しっすよ。
 ここ2、3日、−10度前後の外の空気がヤンガを襲う。
 いつもは、足元のストーブは「小」で十分だのに、今日ばかりは「大」でもまだ寒い。
 指先は麻痺。
 レジは3台あるので、入り口近くのレジを閉鎖し、一番内側のレジを使えば少しはましなんだが、そのレジだけちょっとスキャナーの形が違うので打ちづらい。
 だから、我慢して、ずっと極寒レジにい続けた。

 しかし。
 これだけではあきたらず、今度はどこからかすごいガスの匂いが。
 どうやら、入り口前に停めていた客の車の排気ガスが、自動ドアがあけっぱなしの為に、もっそり入ってきてるのだ。
 これにはヤンガもダウンさ。
 もー、早退したいくらい具合いが悪くなった。
 急いでレジ脱出。
 スカートからジーパンに着替えさせてもらい、一番内側のレジへ。
 でも、そこのレジは一番寒さが和らぐという理由で、ストーブが無い。
 コンセントもないので、ストーブをもってくる事もできない。
 どっちみち寒い。
 寒いのだ。
 今、このヤンガ様を再び風邪へと誘って、店長はどうしたいというのだ。
 ものすごい剣幕で、震えながら(寒さでね)店長に文句を言うと、やっと業者に電話し始めた。最初から電話しろよ、このやろーが。

 とんだ合格祝いですよ。
 せめて、実家の晩御飯に期待をかけて、家へ帰る。
 確か、仮免合格の日は、母は花束をくれたのだ。
 本免ともなればもうお祭り騒ぎですよ。ヤンガフェスティバルですよ。
 …と思ってたら、食卓の上にはただならぬ異臭を放つ、煮魚が。
 しかもですよ。
 ヤンガ、元々、魚系が苦手なんですが、調理してあれば普通に食べられるんですが、その魚ときたら、すげーでかい。
 なんの魚かわかんないし、でかいし、臭いし、グロテスクなんですよ、とにかく。茶色だし(煮魚だからね)。
 もうね、生魚と変わらないくらいのグロさなんです。
 いやがらせですか?
 ヤンガが免許をとったのが、そんなに気に食わなかったんですか?
 やはり、こいつ、偽母だな。

 もういい。
 自らの素晴らしい運転技術で、誰も知らない世界へ行ってやる。
 そこはきっと、キモ男も、豚鼻男も、偽母もいないだろうし、寒くはないだろうし、自動ドアだって開くだろう。


2003年01月22日(水) その結果。


 すがすがしい気持ちでおります(貴)


2003年01月21日(火) 「牧野ゆみえ52歳、ドモホルンリンクルを使ってます。」

 
 いやいやすっかり日記もおろそかにしてしまった。
 書く事もねぇんだもん。

 つか、明日、本免試験ですわ。
 一応、この2、3日で集中的に勉強はしてたんだけど、受かる確率は、自信の無さも入れて48パーセントくらい。低いな、オイ。
 ま、明日をお楽しみに!
 ヤンガファンは早朝5時から近くの神社でお参りをしてから、学校や会社に行きなさい。

 あ、それと、ミス関連の仕事でもうひとつ、ちゃんちゃらおかしい話が舞い込んできた。
 それは節分の日神社豆をまくという仕事。
 
 しかも、それはヤンガが「年女」であるから入った仕事らしい。
 にっくき未年。

 じゃ、今夜は早めに寝るわ。


2003年01月07日(火) ミキティーが加入だと?


 今日も、友人から年賀状が届いた。
 この友人も高校の時のだが、彼女は、同じ寮に住んでいた寮友である。
 当時流行っていたビジュアル系バンドが好きで、ヤンガも影響されて、よくCDを買っていた。今では考えられない。
 ヤンガなんかは、GLAYやラルク、SOPHIAなど、何でも好きだったが、彼女はLUNASEA一筋。
 特にJが好きで、毎年くれる年賀状に「今度Jのライブあるけど一緒に行かない?」とか必ず書いてきてくれる。
 今回も、テーブルの上に宛名面を上にして置いてあったそれを見た時点で、またそのような事が書いてあるのは想像できた。

 見る。
 「去年は東京に5日連続ライブに行ってきたよ!」
 との事。

 私なんて5日連続仕事で東京ですよ!(憤怒)
 お前が東京でJだPだQだ言ってる時に、こちとら変なオッサンにPTSDですよ。泣けちゃいますよ。



 そんな話はさて置き。
 もう、当分東京には行かないと思っていました。
 今月、茨城に行きますが、ヤンガは地理関係に弱いんでよくわからんのですが、茨城は東京には近いですが、あんまり良くわかっていませんでした。





 まさか、泊まるホテルが再び品川になるとは…。




 でも今回は違いますよ!
 さすがに市長と同行という事で、品川プリンスの方に泊めて頂けるようです。
 「品プリ」ですよ!
 ちょっとドキドキしてきました。
 今回はヤンガ一人旅なんで、あんまり積極的な行動はできません(小心者)。
 ホテルでTVを見ながら、えびせんでもポリポリやってます。
 エロチャンネルでも見てる事にします。


2003年01月03日(金) 未だに父に「チューヤンみたいな眼鏡かけやがって」と言われる。


 一月一日、元旦。
 友人から年賀状が届いた。
 高校2年生当時、ヤンガは学校を辞めようと思っていた。
 色んな事があって、辞めようと思っていた。
 だが、そんな混沌とした心境のヤンガを支えてくれた友人の一人が、彼女である。

 彼女はアホである。
 生粋のアホである。
 俗に言う「バカ女」でもあったし、そんな彼女がいるグループにしか入る事ができない事を「嫌だな」と思っていた。
 こんな汚い、アホな奴とは馴れ合いたくはないと。
 でも、結局卒業までそのグループの中ですごした。
 根はいい子達なんだが、その当時流行ってた「売り」とかをやっていた子ばかりだった。全員「パパ」もいた。
 それを友人であるヤンガが、彼女達をとうとう卒業までとめる事のできなかったのも情けなくて仕方がない。

 …なんすか?
 ヤンガは売りなんてやってないっすよ。
 ヤンガは真面目な太っちょ女子高生でしたから。
 体重なんて64キロありました。

 そんな事はどうでもいいんです。

 話を元に戻しましょう。
 そんな彼女達とは現在も仲良くしています。
 札幌に行く事があれば必ず会ってくれます。
 結構、情が厚いんです。アホだけど。
 高校の時に一緒に遊んだヤンチャ話(やっぱり何かやってんのか?いや、やってねぇよ!)を酒の肴にして、盛り上がります。
 本当は、彼女達とは真っ先に縁を切りたかったんですが、なんだかんだとコンニチまで続いてます。

 そう。
 そんな彼女から年賀状が届きました。
 何度も言ったように、彼女はアホです。

 年賀状には、こう書かれていました。








 「札幌にくるときまた連結してね」







 本当にアホな友人を持ったものです。
 自分が情けなくて、涙もでません。
 しかも、もう一度じっくり見直すまで気づかなかったヤンガもまた、アホです。

 このメッセージには、どんなツッコミが合うんでしょうか。

 おい、お前、おいしすぎるよ!
 どれだけ天然なアホなんだよ!
 それとも、狙って書いたのか?
 それなら、かなりデンジャーな意味だけど、いいのか?

 連結、って、あんた、汽車じゃあるまいし。
 どうしたらいいのか。
 これを本人に伝えたほうがいいのか。
 伝えたところで、あのアホの事だ。ヤンガの言ってる意味すら通じない可能性がある。
 

 どうしたらいいのか。
 どうしたらいいのか。
 どうしたらいいのか。



 


2003年01月01日(水) あけまして。


 黒沢薫が「かなり遠く」の星空へ行った事を見届けた後、先ほど初詣に行ってまいりました。

 「かなり寒いから完全防備すれよ」とコレに言われたので、カイロ2つ、マフラー装着、コートの中にも1枚上着を重ね、携帯持って、鍵持って、タバコ持って、外へ。
 「お賽銭、外で出すの寒いから、車の中で用意しておこう」と、ポケットを探る。



 財布、忘れた。



 他人に金を借りてお賽銭を入れるヤンガ。
 他人に金を借りて始まった2003年。
 他人に金を借りておみくじをひく。
 大吉だった。

 いやっほぉい!(笑)
 しかし、大吉なのに内容ときたら「胃腸の疾患に注意。特に暴飲暴食しない事」とか書いてある。
 もう、大晦日から焼き鳥、イチゴ、チーズ、酒、酒、酒、ポテチ、酒、ハーゲンダッツ、年越し蕎麦、と、既に胃がもたれてます。
 胃がもたれた結果、財布を忘れてたりもしてます。
 どうですか、お客さん。

 こんな一年の始まりではありますが、今年もヤンガともどもうちのサイトをどうぞよろしく。


 追伸:久々に「宅八郎」を見れただけでも、去年は充実してたな、とあらためて感じました。


ヤンガ