DIARY
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2002年05月30日(木) 安岡優髪伸ばせ祈願。

 最近、めっきりマギー審司の喋り方にホールインワンなヤンガです、こんばんわ。
 あの人、出てきて早々、「手品しまぁす…」って言うからね。全然自信なさげなの。でもそれも、きっと審司の「テク」なんだろう。

 そんなこんなでさー、毎日毎日ダラダラと過ごしてるわけよ。相変わらず。あいも変わらず。サンライズニッポン。
 バイト先のレジでさー、最近、よく来るお客で、若い男の人がいるのよ。
 20代前半の真面目な風貌の。
 その人、いっつもレジの台から1メートル離れて商品持ってくんの。
 で、1メートル離れたとこで財布からお金をだして、1メートル手を伸ばして、1メートル先のレジの台にお金を置くのよ。すげー辛そう。

 ちょっと考えた。もしかして、この人、潔癖症で、他人と手とか足とか胸毛とか触れたくない人なのかもしれない。
 いやでもさー、お釣りはちゃんとヤンガの手から受け取るのよ。
 勿論それも1メートル離れたところからなんだけど。
 なんなんだろ。なんなんだよ。
 嫌いか?嫌いなのか?ヤンガの事が。
 いや、それだったらヤンガのレジに最初っから来ないわ。
 なんなんだろ。1メートルの距離を埋めたい衝動が、僕をダメにしようとしてるんです、とか嘘だけど。なんとも思ってないけど。
 本当はちょっと気になってるけど。気を病んでるけど。
 つーか、1メートル離れてるのはいいんだけど、釣りを渡す時、ヤンガも手を1メートル伸ばさなきゃならないのがフに落ちない。
 お前がもちょっとこっち来いよ。

 あと、もう一人、お客で気になる人がいる。
 グレイのテルとか、ラルクのテルとか、そういう類の顔した人なんだけど、月に一度のペースで髪につけるワックスを2個、購入してくんだよ。
 ワックスって、毛先にちょこっと付けて、遊ばせる程度で十分じゃないすか。
 そんな用途なら、月に1個あれば、全然余る程度で済むと思うんですよ。
 実際、そのテルっぽいのも、髪の量は普通の短髪よりちょっと長いくらいなんだけど。でも、ワックス付けすぎてギトギトしてるわけでもない。
 どこに使ってんだろう。月に2個使うワックスは。
 多分、身寄りのない、お金に困ってる子供たちに分けてあげてるんだと思う。
 そう思うことにしてる。しテル。
 もう、何を信じていいのかわからない。
 
 とりあえず今、ヤンガの心にあるのはマギー審司の手品がウケなかった時の「僕の事、嫌いですか?」という謙虚な言葉だけだ。それだけが心の支えだ。


2002年05月22日(水) バスは「萩見5」で降りておけ。

 兎に角、肌がボロボロだ。
 母の日の前あたりに「あの母とは血が繋がってない」という話をしたが、そのママハハがいなくなった。
 そう。本当にヤンガを見捨てて行ってしまった。
 嘘。入院したんだよ。トイレの我慢しすぎで。しょーもねーな。コドモがコドモなだけに、母もしょーもねーな。

 で、1週間の入院期間、仕方ないのでヤンガが飯を作らなければならない。
 自慢じゃないけど、ヤンガ、小さい時から母がちょくちょく入院してたし、
 共働きだったし、一人っ子だし、結構機会はあったはずなのに、料理を作った事がなかった。
 母が入院してた時は親戚の家にあずけられてたし、普段も親が帰ってくるまでお菓子なんかむさぼり食ってた。むさぼってた。
 多分、友達ん家でご飯を拝借してたんじゃないかと思う。
 あんま憶えてないけど。どうやって23年間生き延びてきたのか憶えてない。
 確か、一人暮らしもしてたはずなんだけど。

 だけど、今回はいつもと違うね。もうヤンガも23歳だ。立派な大人さ。
 1日目。カレーライスを作ってみた。ま、それくらいはソツなく作れるさ。
 2日目。そろそろ父も「みそ汁」を飲みたいだろうと思い、チャレンジ。
 とりあえず料理本を片手に。
 「『だし』を作る」。…「だし」?「だし」って何?みたいなとこからはじまる。
 「だし」って売ってるのか?向かいのスーパーで売ってんの?
 よくよく見たら「だしの作り方」が載ってたので、見よう見まねで「だし」を作った。
 こんぶを水で湿らせたペーパーで拭くって…まぁいいやめんどくせー、とか。そんなの適当にして、そのままお湯に入れたりして、なんとか「だし」を完成させた。
 その時点でかなり満足して、豆腐とか葱とか入れて、フタをした。
 完成…!


 …完成?


 あ。味噌、入れんの忘れてた。




 これじゃ、「汁」やんけ。ただの汁。「ただ汁」や。
 こんぶの匂いがほのかに香る、「ただ汁」や。しょーもねーな。
 あと3日間、生き延びれるだろうか。


2002年05月11日(土) 北海道厚生年金会館 1日目。

 このライブの前の日、ゴスペラーズにとって異例の事件が起きた。

 これは、「歌手」としてのゴスペラーズには、また私たちゴスペラーズ「ファン」としては何の関係もない事であり、むしろ私はなぜこのスクープがこの日だったのかと、悔しくてならない。
 ゴスペラーズは、嫌がおうにもこの話題に触れなくてはならないだろうし、こうなったら思う存分弄ってやれと思ったメンバーも中にはいたような気がする。
 
 ただ、私的には普段の状態で楽しみたかった。 
 黒沢薫の歌う愛の言葉のひとつひとつが、例の人を想像させるものになってしまった。
 ははは。逆におもしろくなってきた。

 それでは、順を追って話そうか。
 いつものように、バリのDJ。
 会場の照明が暗くなり、ステージ前に張られていた薄い幕が落とされた。
 それが落ちるまで確かにステージにいたのはバリ1人だったのに、いつの間にか5人が、アルバム「FRENZY」のジャケットで使われていたものに似たソファーに腰掛けていた。
 そのソファーのうしろには女性と薔薇をかたどった切り絵のような壁。
 それは照明の色が変わるごとに違う印象を与え、なかなかおもしろかった。
 1曲目は「侍ゴスペラーズ」の縮小版。

−−MC−−

 村上:「みなさんこんばんわ!ゴスペラーズです!
     いつもならね、俺から自己紹介するんですが、
     今夜はこの男から挨拶してもらいましょうっ!」
 黒沢薫へ全員視線注目。
 黒沢:「…(やや沈黙)…は…恥ずかしいっ!!
 顔を両手で覆い、その場に座り込む。
 黒沢:「今回の事で思ったのは、やはり背は伸ばしておくものだと。」
 …やっぱまだ気にしてんのか、それを。
 その他に、みなさんにご迷惑をおかけしましてすいませんと言ってました。
 その後それぞれの挨拶。
 酒井氏はイキオイだけで挨拶を済ましてました。
 村上:「それじゃあ、次、聴いてください。
     アルバム『フライデー』から…!!(会場中爆笑)
     え?違う?違った?(笑)」

 で、「Get Me On」。
 その後、客席を座らせてバラード・スローテンポの曲など10曲以上歌い続けて、個人的に心配していた「残照」の酒井氏の辛そうなサビは案の定…。
 ヤンガのお気に入りの「告白」までもがかなりテンポをおとして、アレンジして歌っていたのでちょっとそれも残念。
 アルバム「FRENZY」以外では「永遠に」「AIR MAIL」「東京スヰート」などを。

−−MC−−

 酒井:「昨日、釧路から札幌に来たんですけど。
     飛行機がすごいちっちゃいやつで。
     30何人乗りくらいのちっちゃいやつなんですよ。
     片方が一列、もう片方が二列っていうバランスの悪い事悪い事!
     で、ワタクシ酔ってしまいまして…。」
 安岡:「酒井さん、エチケット袋の口、開ける寸前までいってたもんね!」
 酒井:「そうそう。あのー、エアポケットみたいなとこに入って
     ズンっと飛行機が下がると同時に、俺の胃がズンっと上がっていくのよ!」
 安岡:「もうさぁ、飛行機から降りた時、なんか顔怒ってんの、酒井さん(笑)
     なんで怒ってんの!涙目だったよねー!(笑)」
 酒井:「あーもう、俺はあん時眼球2mmくらい出てたかもしれん。
 というような話や、北海道に来たら必ず立ち寄っているカレー屋に入ったら、厨房の人間までもが写真とってくれとでてきて、それって今カレー作ってる人、誰もしないんじゃないの?他にもお客さんいるのに…という話をしてました。

 村上:「ということで、ざっとバラードをやってきたんですけど。
     これからはもっと盛り上がっていきましょう!」

 と、アップテンポな曲を。アルバムの中以外では「熱帯夜」「ウルフ」「Atlas」など。

−−MC−−

 村上:「〜恋人と一緒にいる時に俺たちの歌を聴いてくれてもいいし、
     ちょっと仕事で失敗して落ち込んだ時でもいいし、
     元気な時でも、さらに今より頑張っていくぞって時でも。
     何でもいいんです。…何でもいいんです。
     あなたなりの愛し方でゴスペラーズの歌を愛していってください。
     そのために僕らはいつまでも歌い続けます。」

 そして「真夜中のコーラス」。
 アンコールは「こういう曲調好き」「FIVE KEYS」、「なりきりゴスペラーズ」では、どうやらカバー曲のようで、定かではないが多分「Good Night」という曲。右側(ヤンガ側)のお客さんに当てたパートがあまりに低すぎて、1オクターブ上げるハメに。
 村上:「じゃ最初っからこっち(1オクターブ上げたキー)にしろってな」と一人つっこみ。
 「FIVE KEYS」では北山氏爆裂。客側の合いの手「HeyHey!」の乗せてジャンプ、ジャンプ。
 最後の最後に「約束の季節」。
 ヤンガは思った。一生懸命歌ってる北山氏を見て思った。
 客席一列目に昇って一生懸命歌ってる陽一くんを見て思った。
 「あなた、髪がサラサラじゃないのッ!(ピーコ声)」
 なんとなく、キタヤマニアがいる意味が、なんとなくだが、わかった。

 そして、もう一度、リーダーからそれぞれの名前を言ってメンバー紹介。
 「北山陽一!」 キャー!
 「安岡優!」 キャー!やすおかさーん!
 「酒井雄二!」 キャー!
 「……黒沢 薫っ!!」キィャーっ!!!
 リーダー、笑いながら少し考え込み…。
 「…………黒沢 薫っ!!(笑)」(爆笑)
 まさか、もう一度呼ばれると思ってなかった黒沢薫。気を抜いてうしろを向いていたのに、まいったなという顔で両手を上げ「イエーイ!」のポーズ。
 仕方ないね。今夜だけはね。

 会場を出て、外にはポスターとか、下敷きとか売ってるワゴンが。 
 ジャニーズか?コレは。どーなってんの、ほんとに。
 あと、客層はやはり女性が9割、カップルが1割くらい。その中に男ばっかりの集団が。チラ見してみると、そいつら4人くらいいて4人全員がケミストリーの右側みたいな格好をしていた。友達に言うと「川端だね、ありゃ」と。
 川端が4人。
 誰のファンかと思ったら、どうやらバリの弟子みたいな感じだった。
 しかし、川端が4人。


*今回のレポ。メモをとっていなかったのでヤンガの頭に焼きついていたものだけを上げました。曲順は殆んど憶えてません。ごめんごめん。 
 メンバーのMCも「こんな雰囲気の事を喋っていたよ」という程度ですのでご了承こださい。
 
 

 
 


2002年05月07日(火) GWだったね。

 どうも。再放送の「ラブコンプレックス」に今更ハマってるヤンガですけども。

 今日はね、ミスの研修を兼ねてバスに乗って我が街を練り回ったのよ。
 クッチャロ湖ってのがあるんだけども、そんなとこまで行っちゃって。

 だいたいね、ヤンガ今年でもう23歳なんだけども、もういい加減、精神的なものは置いといて身体的には立派な大人なんだけども「乗り物酔い」が酷いのよ。
 あれだよ?公園のブランコとかも30分以上乗ったらゲロリンチョだからね。
 だから周りの人に迷惑をかけないように酔い止めの薬とか飲んで挑んだわけ。そしたら…




 寝ちゃったわ。




 バスガイドさんまでついてていろんな観光スポットを細かく説明してくれたんだけどさぁ、全然何喋ってたか憶えてないわけ。
 唯一「北海道の花って『エゾ〜』ってつく名前が多いんですが、この花はなんという名前ですかと聞かれてとっさに出てこなかった時は『エゾ ワカランゾウ』って言ってごまかしてます。オホホホ」って言ったことは憶えてる。しっかりしろよ。俺もお前も。
 そんでボケーっとしながらバスに揺られてサロベツ原野で休憩とった時、なんか観光協会のオッサンが「次、ミスの二人に前に出てきてもらって今日のこのバスツアーの感想、言ってもらうから」。って。
 おいオッサン。あんた、ビール片手に何言ってんの?何言っちゃってるわけ?
 あんたそれ絶対今思いつきで言ったべ?
 わしら二人は急に顔真っ青になって何話そうか慌てて考えたね。
 で、揺れまくるバスの前で立ってバスガイドさんみたくマイクを使って喋ったんだけども。

 「バスガイドさんが一つ一つの景色や施設にお詳しいので、お手本にして頑張っていきたいと思います」だって。

 お前、寝てて話全然聞いてないべや。

 その後わしら二人、「なんで急に人前にでて話をしなきゃならなかったか」についてバスん中で討論したね。朝まで生討論。
 わしらの事を提案したオッサンはわしらの話してる時、ビール飲みすぎて寝てたからね。どーなの。どーなってるの。
 で、帰りにバス降りてバスガイドさんに挨拶。


 「大変勉強になりました」と。
 だから、全然聞いてなかったべや。寝ちゃってたべや。


2002年05月01日(水) ブンブンブン

 そいつは突然現れた。

 最近そいつが多発してるから気をつけろよって言われてたのに。
 ちょっと油断してた隙に家に上がりこんで我が物顔してた。
 そいつは、刃物を持ってた。
 鋭い目つきでヤンガのことを睨みつけて、部屋に居座ってたよ。怖かった。

 バイトから帰ってきて部屋に戻ると、ただならぬ音がカーテンの中から聞こえてきた。
 「むぶ〜〜〜〜〜〜」って。
 何か知らんが初対面のクセにやたら強気なでかい音。
 一人じゃとても相手にできなそうな音だったのでヤンガ母を呼び、カーテンを開くと、メチャデカの蜂、登場。
 メチャ怖!
 「ぎゃーっ!」と誰よりも早く、可愛いはずの我が子を差し置いて部屋からでてしかもドアを閉めようとした母。
 その瞬間、この23年間を振り返りちょっと泣いた。 
 心で泣いたね。
 きっとヤンガの本当の母親ではないのかもしれない。
 凶器をふりまわしてる相手がいる部屋に、まさか血の繋がりがある娘一人を置き去りにして自分だけ逃げるなんてしないだろ、フツー。
 西條においてあったヤンガを買ってきたんだ、23年前に。

 それはさて置き、今日は出かけたかったのよ。夜の街へくりだそうとしてたのよ。
 でも相手もなかなか引き下がらないね。
 そういう事情をわかっててこの家にやってきたに違いない。

 そこで母、右手にはキンチョール、左手には新聞紙を棒状にしたものを手に大乱闘。
 すごかった。ひとのパソコン、新聞の硬いやつで叩くなよ。わざとだろ、それ。
 やっぱ、本当の母親じゃないんだ。
 ま、なんとか無事、キンチョールガス攻撃により成敗してやったんだけども。
 友達との約束に1時間遅れて、その夜は、本当の母親を探しに旅に出ることになった。
 
 もうすぐ母の日。今年は、血の繋がった母に…贈りたい。


ヤンガ