DOTFAMILYの平和な日々
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2005年04月12日(火) お前が犯人だったのか!

愚息が普通の高校に入学した年、学校で爆弾事件があった。誰かが学校に爆弾を仕掛けたというデマが飛び交ったのだ。9月11日近くのことだったので本当だという可能性は大きい。生徒は全員校庭へ、爆弾スクワット(っていうのかな?)がやってきて3時間以上かけて校内に爆弾がないか調べたそうだ。で・・・そんなものはなかった。

時は流れ・・・つい先日、愚息と同じ高校からキックアウトされた先輩がお外のクラスから中のクラスへ移ってきた。

先輩「お前、何やってキックアウトされたん?」
愚息「いやぁ、よくわからん。お前は。」
先輩「俺?俺、以前爆弾作りに凝っててさぁ。学校に自作の爆弾持ってって友人に見せたのがばれた。」
愚息「いつ?」
先輩「2年くらい前。」
愚息「それってもしかして、爆弾スクワットが学校に来た時のこと?」
先輩「そうそう。俺が爆弾持ってったのはもっと前なんだけどな。だからあん時は持ってなかった。でも、大騒ぎだったよなぁ、迷惑かけたな。」
愚息「いや、授業が潰れて楽しかったけど・・・お前が犯人だっだのか!」

なるほど・・・火の無いところに煙は立たない。

ちなみに彼はもう爆弾作りは止めたそうである。今は別のことに凝っているそうである。随分危ないヤツである。危ないヤツではあるが・・・方向さえ間違えなければ結構優秀な科学者になるのではないだろうか?


2005年04月11日(月) スーパーシニア

カリフォルニアの高校は4年制である。大学と同じで1年生がfreshman、2年生がsophomore、3年生がjunior、4年生がsenior。日本の中学3年生から高校4年生に当たる。日本は6・3・3だが、カリフォルニアは6・2・4。5・3・4と分けている学校もあるが、合計で12年なのは同じ。これにkindergarten(小学に付属している前小1)の1年を加えて、合計13年が義務教育だ。

アメリカには飛び級なる制度があるということは有名だが、公立高校にはない。これは中学までの話である。高校は大学と同じで、卒業までに必要な単位を取ってしまえば良い。3年間で4年分の単位をほぼ取ってしまうのは可能だが、それは飛び級とは違う。何年生でどれを取っても良いのだ。(もちろん、数Iを取ってからでないと数IIは取れないとかいう決まりはある。)だから1年生と4年生が同じクラスということもある。(愚息の従兄弟に2歳違いの兄妹がいるが、兄の方がseniorの時、妹とほとんど同じクラスだった・・・出来の良い妹を持つとこういうことになる。)

それでは3年で必要な単位を取ってしまい、さっさと卒業できるか、というとそうはいかない。英語はしっかり4年間取らなくてはいけないし、社会も政治・経済はseniorにならないと取れないからだ。この2科目だけ取って後はバイトに勤しんでいるseniorというのもいる。遊びまわっているヤツもいる。そして、高校の間に大学の一般教養の科目を取りまくっている子もいる。(高校生の時にコミュニティ・カレッジというところで大学のクラスを取れば授業料は無料。大学は義務教育ではないので、公立であっても授業料は払わなくてはいけない。しかも、授業料は1科目いくら、取っている科目数によって授業料が変わってくる。)「4年も行くの、かったるいなぁ」という子は高校卒業資格テストを受けるという手もある。合格すれば高校に行かなくても大学へ進学できる。(が、余程優秀でない限り18歳以下を受け入れる大学は少ない。)

さて、飛び級もないが落第もない。4年間高校へ通ったが、必要な単位を取れなかったという子は・・・放校である。所謂ハイスクール・ドロップアウト(高校中退)。アメリカに高校中退が多いのはこれが原因なのではないだろうか?義務教育の割には冷たいのね!つまり、高校には19歳以上の子はいない、ということである。(病気などで長期欠席をした子は19歳以上ということもあるが、彼らは落第をしたのではない。)

が、Valleyでは・・・
クラスメイトA「お前一体いくつだよ?」
愚息「俺?17」
クラスメイトB「おお、17!若いなぁ。俺なんてもう二十歳だぜ!」
クラスメイトA「俺も。」

Valleyには何故か19歳以上の高校生が存在する。彼らSuper Seniorと呼ばれているそうだ。



2005年04月04日(月) 家族揃ってオープンハウス

アメリカの学校には個人面接とは別にオープンハウスというものがある。個人面接は通常体育館に教師がずら〜っと並んでいて、保護者が話したい先生の所へ行って個人的に話をするのだが、オープンハウスというのは、それぞれの教室に教師がいて、子供が取っている科目の教室へ保護者が行って、教師から生徒がどういうことを学んでいるかの説明を受けるというものである。たいていは新学期が始まって2、3週間以内に行われる。個人面接にしてもオープンハウスにしても、生徒は行かない。行くのは保護者だけである。つまり、学校が大人だけの世界になってしまうのだ。ところが・・・

3月23日にValleyのオープンハウスがあった。Valleyに来てる子の親は子供のことに無関心な親がほとんどだろうから、早く行かなくても駐車する場所がないなんてことはないだろう、と思って時間通りに行ってみたら、案の定、駐車場はガラガラだった。中も・・・ガラガラだった。

という訳で、普通の学校のオープンハウスのように、保護者が生徒の席について、先生が教室の前に立って説明をする、なんてことをやるほど保護者の数がいない。形式は個人面接である。が、どの教室へ行っても待たされるなんてことはない。う〜ん、さすがValley。親なんて誰も来んわい!っつうか彼ら、親、いるのかい?というのは冗談。大勢ではないが、他の親も来ることは来ていた。

空いているので、全部の教室を回るのにそれ程時間はかからなかった。まず教室に入って「ちゃんと来ましたシート」にサインをする。学校側もなんとか親を来させようとして、親がサインインするとエキストラ・ポイントを貰える仕組みになっている。その後、教師と話をするのだが、話と言っても、挨拶をして、「えっと、お宅の息子さんは・・・ああ、大丈夫、毎日来てます。」で、お終い。実に簡単。

理科のクラスへ行ったらサインインする紙が置いてなかった。気にしないで教師としゃべっていたら、女の子が母親と一緒に入ってきた。母親はドアの横に立ったまま一言も口をきかない。挨拶すらしない。で、娘の方が教師につかつかと歩み寄り・・・「先生、サインアップ・シートないよ。」「あ、忘れてた。」と教師は白紙の紙を机にポンと載せて「これでいいかい?」「うん、先生、ペン」先生にペンを渡して貰ったその子は、自分の名前と親の名前を紙に書き込んで・・・出て行ってしまった。母親も彼女について出て行ってしまった。あれ、親がサインしなくても良いんかい?それにしても・・・挨拶くらいしろよ、親!

社会の教室に行くと、先客がいた。今度は男の子と父親。どうしてここは皆生徒同伴なわけ?と思って見ていると・・・先生は生徒に向かって話している。そして・・・生徒が親にスペイン語で通訳をしていた。そっか、彼ら、英語がわからないわけね。それで生徒同伴なのか。

さっさと終わったので、帰ろうと思って出口の所へ行くと、小学生らしき子が5、6人たむろしている。比較的大きい子は赤ん坊を抱いている。親らしき人の姿は見えない。何だ、何だ、この子達は何なんだ?

偏見だと思う。こういうことを書いてはいけないんだと思う。だけど・・・メキシカンってどうして何処へ行くにも家族全員引き連れてくの?小学生の頃からこんな学校連れてきてると、自分もここに来よう!って思っちゃうよぉ。

さて、駐車場に行くと、私の車の隣に止まったばかりの車から母親らしき人が降りてきた。次に彼女の娘の高校生らしき子が下りてきた。そして彼女はトランクから乳母車を取り出すと、後部座席から彼女の娘らしき赤ん坊を取り出して乗せた。きっと生徒の娘なんだろうな、この赤ちゃん。こりゃ家に置いてくるわけにはいかんな。

ちなみに、学校にもお腹の大きな生徒はもちろん、「可愛いでしょう!」と自分の赤ちゃんを連れてくる生徒もいるそうである。

妊娠しても、子供産んでも、高校は卒業しよう、という意気込みは認めよう!でも、授業中に授乳はして欲しくないなぁ・・・まさかいないだろうなぁ、そういう子。


2005年04月03日(日) 心理学カウンセラー

心理学カウンセラー・・・psychologistである。psychiatristとの違いがよくわからない。psychiatristは処方箋が出せてpsychologistはカウンセラー出せないということは聞いたことがある。ドラッグやアルコール中毒患者はpsychiatristの方へ行くらしい。精神病患者だけが行くというわけではない・・・らしい。それともアル中って精神病の一種なの?ニコチン中毒はどっちだ?

愚息がトラブルを起こした(というか怯えさせた)相手は高校のカウンセラーだけではない。彼はファミリードクターとも相性が悪くて、彼女も怯えさせたことがある。で、この二人から「アンガー・コントロールのカウンセリングを受けた方が良い」と言われたのである。医者の方は現場に私もいたのだが、私にすればカウンセリングが必要なのは医者の方である。(言いませんでしたけどね、恐いから・・・愚息がへらず口を叩いて、彼女を逆上させてしまったのだ。愚息は怒鳴るどころか大声を出しさえしなかった・・・が、実に巧みに相手の痛いところを付きながらしゃべりまくっていた。本当にイヤなヤツなんだ、愚息は)

実は私は、愚息はアンガー・コントロールが結構上手いのではないかと思っていた。あれはどこから見えても相手を怒らせる、あるいは怯えさせるためにわざとやっているとしか思えないのだ。ここぞという時に、得意の怒りの表情を出す。自分でコントロールしてやってるとしか思えない。(3秒後にはもう普通にしゃべってるもん。)が、彼もティーンエイジャーではあるし、本人はロッカー気取りもしているから、「怒り」は彼らのパワーのはずで・・・人並みに身体の中には「怒り」が詰まっているのは事実であろう。

彼にアンガー・コントロールのカウンセリングが必要かどうかはわからなかったのだが、人から受けた忠告には素直に従う私であるから、「健康保険が利くなら行って見るのも悪くはなかろう。」と保険会社に電話で聞いてみた。すると・・・1年に50回までは保険が払ってくれるそうである。ふ〜ん、そんなもんなんだ。

で、愚息に聞いてみた。

愚母「ねぇねぇ、心理学カウンセリング、保険で払ってもらえるんだって。行って見る?」
愚息「僕、そんなの必要ないけど、母さんがそれで安心するなら行っても良いよ。」

という訳で、今年に入ってから愚息と二人で行ってみた。

ほら、映画なんかで良く出てくるでしょう?患者さんがソファに寝転んで、隣で医者(一応彼らはドクターなのだそうだ)ふんふんと話を聞くやつ。あれ、一回実際に見てみたかったんだよね。(好奇心を満足させるために保険会社に金を出させようとしている。)

ところが・・・行ってみると、ソファはあるが、患者は横になる訳ではない。応接セットが置いてある普通のオフィスだった。実はここ、愚息が小学生の時に一度来たことがある。愚息が「僕は頭が悪い!だから成績が悪くて当然だ!」と言い張るので、普通の知能があることをオフィシャルに証明してもらうためにIQを調べてもらいに来たのだ。(結果は・・・天才ではなかったが決して低くはなかった・・・ってそんなの調べなくてもわかるわい!)で、最初は親子面接。

医者「どうしてカウンセリングを受けることにしたのですか?」
愚母「医者と学校のカウンセラーにアンガー・コントロールが必要と言われたので」
愚息「母さんを安心させるために。」
医者「カウンセリングが必要だと思いますか?」
愚母「いや、それを先生に判断してもらおうと思って来たんです。」
愚息「いやぁ、いらないでしょう。」

なんかよくわからん面接であったが、愚息は週1回カウンセリングに通うことになった。1回30分、100ドルだそうだ。保険で払ってくれないんだったら絶対行かないよな。

実は愚息、心理学に興味があるらしい。去年高校のプレップ・クラスで心理学を取っているし、カウンセリングに関係があるサマー・キャンプなんかにも行っている。世界征服を企んでいた(まだ企んでいるのか知らん?)彼としては元々洗脳に興味があったらしいのだが・・・それは化学に詳しくないといけないとわかったらしく、諦めたらしい。が、心理学そのものにはまだ多少興味があるらしい。

実際のカウンセリングには私は参加させてもらえない。親がいると親の悪口言えないもんね。1回目は「結構面白かった。授業で習ったことそのまんまなのな。」と喜んでいた彼だが、2回目には「先生が言うこと、もう習ったことばっかり。来週は母さんも先生と話すことにしてきたから」と言う。どうして私が参加するの?と聞くと、来週でお終いにするから、先生から母さんに説明してもらうため、だそうである。えぇ〜!たった2回でお終い?

で、わずか4回目にして最終回・・・

医者「えっと、どうしてお子さんはここに来たんでしたっけ?」
愚母「医者と教師に行けって言われたからです。」
医者「学校で何か問題を起こしたんですか?」
愚母「さぁ、具体的なことは何も聞いてませんけど。」
医者「その教師や医者の方に問題があるんじゃないですか?」
愚母「・・・?」
医者「お子さん、普通の子ですよ。アンガー・コントロールも他のカウンセリングも全く必要ありません。健全な精神の持ち主です。ま、本人が来たいっていうのなら続けても良いですけど。」
愚母「いえ、先生にそう言い切って頂けたら私はそれで満足です。」
愚息「僕は必要ないけど・・・母さん、通ったら?」
愚母「なんで!」
愚息「母さんの心配性、治してもらったら?そしたら僕、随分楽になるんだけど。」

ほっといてくれ!母親っつうのはそういうものなの!

しかし・・・もしかして、愚息はここでもあの得意技で心理学の先生を苛めたのではないだろうか?カウンセリングからもキックアウトされたとか・・・大いにあり得る!


2005年04月02日(土) 蛇か蜘蛛かあるいは吸血鬼か?

世間の時の流れを全く無視して日記を書いていますが、今週は春休みで学校がお休みでした。という訳で、愚息はずっと家にいます。(何故かダンナも家にいます。体調が悪いと言って楽しそうにDVDを見ています。食欲もちゃんとあります・・・仕事行けよ、仕事!)春休み・・・Easter VacationあるいはSpring Breakですな。Easter Vacationという呼び方は宗教色が強いので、最近は余り使ってないようです。が、27日の日曜日はEaster Sundayでした。

我が家はクリスチャンではないので、復活祭の日に教会に行くということはないが、親戚一同義妹の家に集まってパーティをやった。(何のパーティだったんだろう?)そこで愚息は「蚊にさされたみたい。」と言っていたのだが、「ふ〜ん、もう蚊がいるの?」だけで話は終わってしまった。7時ごろ家に帰ってきて、その後愚息は一人で友人の家に遊びに行ってしまった。で、帰ってきたのが夜中の・・・何時か知らないが、朝起きたら、ガレージに車があったので、夜中に帰ってきたのだろう。

しつこいようだが、愚息は去年の夏頃から学校が嫌になってしまい、勉強を全くしなくなった。それはまぁ良いのだが(良くないけど)、バイトもバンドも週末だけだし、学校は1時に終わってしまうので、家にいる時間が長くなってしまった。で、まるで私に見せつけるようにゲームばかりしている。以前から「ブラジリアン柔術を習いたい」と言っていたのだが、私が中々許可しないので、「ほら、習わせてくれないから、やることなくてゲームばっかりやってるんだよぉ」とデモンストレーションをしていたのである。・・・で、ついに私が折れた。

折れた理由はそれだけではない。実は先日、愚息は極心流空手なるものの試合を見に行って、凄く面白かったらしく、「僕もやりた〜い!」と言い出した。(なんでもやりたがるヤツだ)が、よくよく話を聞くと、トーナメントで勝ち進んだはいいが、あばら骨を折って試合を続行できなくなったとか、そういう場面が多々あったそうである。そんな危ないことを!と過保護ママである私は「柔術にしなさい、柔術に」。しかも、ブラジリアン柔術の道場は家から車で5分、と近い。(極心流空手の道場は家から1時間近くかかる。)本部は家から随分遠いところにあるのだが、最近、家の近くに支部ができたのだ。

が、柔術は柔術でも「ブラジリアン柔術」というのは、どうもちょっと違うようですな。よくわからんが・・・あれってようするに喧嘩?でも、ま、近所だから良いか。(って、どこが良いんだろう?)

で、Easter Sundayの翌日。朝起きると愚息の右手が手の甲から肘にかけて腫れ上がっていた。触ると痛いと言う。手の甲には直径半ミリほどの点が5ミリほどの間隔を開けて二つ・・・何かに噛まれたようである。小さな蛇に噛まれた痕に見える。蜘蛛だったらかなり大きいな蜘蛛だ。小人のバンパイヤかもしれない。そうだったら是非捕まえたい!「夕べ叔母さんの家で蚊に刺されたって言ってたけど、それ?」と聞くと、いや違う、それはこっち、と言って左手を出したら、左手もちゃんと腫れている。が、左手には噛まれた痕はない。ま、その内治るだろう、と愚息は柔術に出かけていった。(ここで柔術へと話が繋がる。)

時は月曜日の午前中である。(普段、愚息は月・水の夜7時からと土の午前10時半からの練習に参加している。)春休みといっても、それは学生だけのこと、そんな時間に柔術の練習に来る人がいるの?と思っていたら、4、5人ちゃんと来ていたそうだ。それも皆社会人。(仕事行けよ、仕事!)そして・・・愚息の噛み傷を巡って「毒蜘蛛談議」に花が咲いたそうだ。

1人は元お百姓さん、1人は害虫駆除のお仕事、先生はブラジルの田舎出身。そして残りの1人も何故かそういう事に詳しい人だったそうだ。「これは○○という蜘蛛で、徐々に毒が回って死ぬ」「いや、そんな蜘蛛はアメリカにはいないはずだが・・・」とか「あと24時間は大丈夫だろう」とか、散々脅かされた挙句、「すぐに救急病院へ行った方が良い。」と言われたそうである。

の割には、12時までのはずの練習が1時を過ぎても終わらなかった。週末にトーナメントがあるので、皆仕事を休んで練習に来ていたそうで、愚息は彼らのダミーに使われていたそうである。(ま、新入りだから仕方あるまい。)

愚母「で、これから病院行く?」
愚息「う〜ん、大丈夫だとは思うけど、先生にプリ〜ズって言われちゃったから」
愚母「えっ?お願いされちゃったの?」
愚息「うん、先生、英語が外国語だから、やたらプリーズって言うんだよね、別に丁寧な話方する人じゃないんだけど・・・で、なんかお願いされてる気になる。」

という訳で、お願いされちゃったので、愚息を医者に連れて行った。保険があるとはいえ、救急病院は高いので、まずファミリードクターに連れて行った。すると抗生物質を貰っておしまい。救急病院へ行くほどのことではないそうである。死に至る毒ではなかったらしい。が、何に噛まれたのかは不明。どこで噛まれたのかも不明。義妹の家でかもしれないし、友人の家でかもしれない。あるいは我が家でかもしれない。

気になった私は、埃まみれの愚息の部屋(ほっとくといつまでたっても掃除をしないのだ、愚息は)を隅から隅まで掃除してみたのだが、蛇も蜘蛛も、小人のバンパイヤも発見できなかった・・・ちょっと残念。


2005年04月01日(金) Valleyの生徒はデカイ?

Valleyへ行って驚いたことがある。生徒が皆大きいのだ。よく見ると中には小さな子だっているのだが、全体を見るとデカイ。圧迫感がある。愚息なんて・・・はっきり言ってチビだ!学校によって生徒の大きさが違うなんてことあるの?不良ってデカイの?が、もっとよく観察してみて原因がわかった。東洋人がほとんどいないのだ。

私が住んでる地域は東洋人が多い。引っ越してきた頃はそうでもなかったのだが、ここ10年で中国人と韓国人がどっと増えた。日本人はどこへいっても少数はである。(日本人が多いのはディズニーランドくらい?)従って、愚息が通っていた高校も東洋人が多かった。半分とまではいかないが、かなりいた。東洋人の中にも大きな子はいるのだが、やはり比較的小さい子が多い。それで私が学校へ行ってもそれ程違和感はなかったのだが、Valleyには東洋人はほとんどいない。生徒数が何人なのかはよくわからない。毎日通っている子は多分300人位なのではないかと思う。(前いた高校は全校生徒数4千人弱。)その中で東洋人はなんと3人しかいないそうだ。ほとんどがヒスパニックと白人。(ちなみに黒人は一人しかいない。)一方、教師の人種は様々だ。

こちらの高校生は人種同士で固まる傾向がある。で、少数派が入ってくると教師達はその生徒が孤立していないか気をかけてくれるらしい。友人が出来ないと学校に来るのが嫌になって止めてしまう子が多いからだそうだ。ほんと行き届いてるんですよねぇ、この学校。小さいからかしら?

という訳で、愚息が入学した時も、英語の教師が気をつけていてくれたそうだ。が・・・

「誰とでもよくしゃべる子ですねぇ。」

・・・そういう子だよ、アイツは。


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