堀井On-Line



7645,閑話小題 〜猿山の雌ボスの誕生 −

2022年01月31日(月)

  * 老いてこそ見えてくる現役時代のリスクの恐ろしさ
 何れにせよ雌は恐ろしい。群れでは怖ろしいが、単独でみると可愛い。
女性、とりわけ若い女は純粋である。それを認めて、自らの内の純粋意識を
持って接すること。 基本は等感覚で、同じスタイルで意識して距離をおく。
その人となりを認めて、空気のような存在を意識する。
<実は …助平だが、表だっては大人しく、優しく、誠実そうに振る舞う>
 しかない。女性の3分2は自分程の良い女は居ないと信じて疑わない。そうと
思えば、その嫌らしさを見過ごすことが出来る。 世界は良い女が実に多い。
それさえ気づけば、世界は天国か、はたまた竜宮城! としても、男たるもの
何も考えずに、相手を決めてしまう人が…実に多い。
 
 NO1,2,3の目に見えぬ序列の争いは、それは厳しい。全体的にみても、現実は
冷徹な格差社会。世の中は建前と違い、格差で構成されている。…上位程、
待遇は恵まれている。<自由、平等、博愛>など、何処にもあるはずがない。
…無い物ねだりが世間、いや社会の実態。 野党の女代議士をみれば、その
まま表出している。だからこそ理念として内的に理解しておかないと…判断、
決断を見落としてしまう。
 この雌ボス、母親から実権を奪取したというが、雄が絡んだ難しい問題になる。
しかし、雌はメス。長期政権は難しい。身近で弱者の戦法、戦術を恒間みたが、
その壁が爛れ、陰にこもるだけ嫌らしい。自己完結が不自然で何とも歪になる。
不自然は、何はともあれ、自然に駆逐される。

・・・・・・
6896,閑話小題 〜‘つれづれに哲学的’ですか?
2020年01月31日(金)
   * 知らずに教え込まれていた教え
      <ショーペンハウアー(その大切な教え)>
                    〈 ▽は、私の評論 〉
 ショーペンハウアーの言葉は、何故か残らないと思っていたが、沁みとおる
から、原型をとどめない、改めて、この書を読んで気づいた。その幸福論が典型。
 豊かな知性が備わった人は、誰よりも幸福な人間である。
そして、客観よりも主観のほうが、私たちに大きな影響を及ぼすに間違いない。
客観は、どんなものであっても間接的で二次的なはたらきしかせず、常に主観を
通じて作用するからだ。   (ショーペンハウエル)
 ▽ 問題は、その客観にある。世間と社会の、その人の質量。多けりゃ良い
わけでなく、質が高けりゃ良いわけでなし。そこで出てくるのが『知性』。
あまり好きではないが… これは「比較の知恵」を使うと見えてくるから面白い!

 ―
◉ 【真に幸福な人】
   * 幸福に生きる前提
 どんな幸福論も、「幸福に生きる」とは、「あまり不孝でなく生きる」、
すなわち「我慢できる人生を生きることだ」という点を認識することから始め
なければならない。もともと、人生は、楽しむべきものではなく、克服し、
乗り越えるべきものでなのである。  (ショーペンハウエル)
 ▽ 行けど行けど、乗越えなければ壁がある。その束の間に、楽しみがある。
それがあるから生きられる。
 ―
   * 金持ちの強み
 自分だけでも独立し、あくせく働かなくても快適に生きていけるだけの財産を
初めから持っているということのは、かなりの強みだ。それは、、人間生活に
疫病神のようにしがみついて離れない。貧困という持病を免除されることであり、
全人類の自然の定めといえる。義務づけられた労働から解放されることだから。
                    (ショーペンハウエル) 
 ▽ 「恒産あって恒心あり」は本当だ。これだけは、相手を選ばなくては!
結局は、その両親になる。次は、友人。新潟で16年の間の酒友だった学生時代の
友人の愚痴を聞いてきた。その一つが、「出世してやってくる支店長の実家が
何故か良いんだよな! 人間って、一代、二代では出来ないんだ。」
 ―
  * 金持ちのフラストレーション 
 富とは、海水のようなもの。飲めば飲むほどかえって喉が渇く。
名声もまた、同様である。       (ショーペンハウエル) 
 ―
  * 自分を生かす
 私たちにできるのは、与えられた資源を最大限に生かすことだけ。
したがって、自分の素質にあった目的を追求し、自分に合った完璧さ向って
努力をし、ひいては、素質の発達に見合った地位や職業や生き方を選ぶこと。
 ▽ 金沢で恩師? の一言が、これですか!
< まずは、自己能力の限界の設定。それがハッキリすると、その近隣が
 見えてくる。その辺がアヤフヤだと、何をしたらよいかわからない。> 
若さとは、そのアヤフサにある。カネなし、経験なし、信念なし、あるのは若さ。
 それが良いのだということは、当時、知るはずがない。
 ―
   * 自分にあった仕事を選ぶ
 人が楽しい状態にあるか苦痛を感じているかは、結局のところ、本人の意識を
何が支配しているかによる。この点では、純粋に知的な仕事のほうが、そういう
能力を備えた人にとっては、成功、失敗が絶えず移り変わる実際的な生活形態と
そこ生きるショックや苦悩よりも、はるかに幸福に貢献するといっていい。
 ▽ なる程、9年前に、ネット空間に生活の重心を切替えたのは必然だった?

・・・・・・
2019年01月31日(木)
6531,読書日記 〜人生における読書の効能 〜1

          『本を読む人だけが手にするもの』 藤原和博(著)
  * 「よのなか科」特別授業― 読書の効能
今さら「読書習慣を持たなければならないか?」でもないが、それでも改めて、
その意味(価値)を考えるに最適の内容である。「3、30,67%の法則」から
みて、これだけは3%の層に入っていなければ!と、思わせる内容。
<50年以上も読書を継続してきた割には?>という疑問が常に頭によぎるが、
これだけは、素質の問題。それにしても明解である。その結果、得たことは、
こんなものでしかない、脳内貧困の確認。「無知の知」である。情報社会なれば
こそ、それらを処理するベースを広げ続ける必要に迫られる。また、逆に脳を
休める必要性も。そこに自ずから「集中力」と、「バランス感覚」が身に付くと、
いう。もう幾つかを加えるなら「創造力」と「想像力」。それらの水分を失った
群れが<ゾンビ>。要するに「世間様」。 そういう私も一員? 
「あなた方と指さす世間の下の指、中指、薬指、小指は己を指している。
親指は道理…」 
 ―
≪  〜Amazonの内容紹介〜 
 「何で、本を読んだほうがいいのか?」という質問に答えられるか?
親や先生は「本を読みなさい」と言いますが、その素朴な疑問にきちんと答え
られる人は少ないのではないでしょうか。
 本書は、「人生における読書の効能」について、リクルート社で初のフェローや
東京都の義務教育で初の民間校長を務め、「よのなか科」という現実社会と教育を
リンクさせた大人気の授業やベストセラーで知られる藤原和博氏がひも解いていく。
  序章 成熟社会では本を読まない人は生き残れない
現在は、「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される階層社会
 になりつつあると警告。
 ―
第1章 本を読むと、何が得か?
「読書と収入の密接な関係」「読書によって身につく、人生で大切な2つの力」
 など、ズバリ、読書のメリットを答えていきます。
 ―
第2章 読書とは「他人の脳のかけら」を自分の脳につなげること
「1冊の本にはどれほどの価値があるのか」
「本を読むことは、2つの『みかた』を増やすこと」
「脳をつなげて未来を予測する」など、本を読むことの本質に迫っていきます。
 ―
第3章 読書は私の人生にこんな風に役立った
「人生を変える本との出合い方」「自分の意見を述べるための読書」
「読書で人生の鳥瞰図を獲得する」など 人生と読書との関連性がリアルに
 綴られています。
 ―
第4章 正解のない時代を切り拓く読書
 21世紀の成熟社会に不可欠な「情報編集力」とそれを構成する5つのリテラシー
「コミュニケーションする力」「ロジックする力」「シュミレーションする力」
「ロールプレイングする力」「プレゼンテーションする力」を、いかに読書で
磨いていくか解説していきます。
 ―
第5章 本嫌いの人でも読書習慣が身につく方法
読書嫌いの子も少なくなかった中学校の校長時代の経験なども踏まえ、いかに
 読書を習慣化させるかを現実的な側面からポイントを押さえていきます。
 ―
巻末――「ビジネスパーソンが読むべき11冊」
「小中高生を持つ親に読んでほしい本」
「親が子どもに読ませたい10冊」という著者のおすすめ本も紹介します。
 なぜ本を読むのかを教えてくれる一冊。2017年3月14日       ≫
――
 〜読者投稿より〜
これからの世の中は、成熟社会を生きて行かなくてはならない。そのため、
多種多様な生き方が強いられており、答えは1つだけではなく、無数に存在する
納得解を得られるように考え抜いて生きて行かなければならない時代に突入している。
その納得解を得るためには、数多くの知識を日頃から得る習慣を身につけ、豊かな
想像力を武器に想いや考えをアウトプットして行く事が求められる。これこそが、
これから成熟社会を生きて行くための武器であり、身に付けて行かなければ、
第2、第3のキャリアを得る事が出来ず、長寿社会を生き切れない事になり兼ねない。
知識、技術、経験は、リアルであればあるほど、明確な想いや考えが生まれる。
1番有効な手段は、リアルな経験を積む事であるが、多種多様な経験を積む事は
容易でない。それをカバーするのが、本から得る事が出来る他者からのリアルな
経験に基づいた知識である。これを得る事が、本を読む目的且つ最大の価値であり、
想像力を働かせ、自分のこれまでの経験と絡めて、より正確な想いや考えを身に
付けて行く事が出来る。だからこそ、日頃から本を読む習慣を身につけ、想像力
を磨く訓練が必要なのである。
――
▼ 次の機会に、各章単位をテーマにして考えてみる。
 ここで「世の中」という言葉。別の機会に、「世間」との違いを考えてみる。
いま頭に浮かんだのが「世間と社会の中間のニュアンスの言葉」。 大方に人が、
「それが持てないんだ!」で、終わり。逆算から、その問題を考える能力がない?
で、誰かの言葉を受け売りで… その前に捏ねろって! ひと様には言えないが!

・・・・・・
2017年01月31日(火
5800,ミネルバ大学という未来の大
   * 未来の大学の構造とは
《世界中から集まったクラスメイトと一緒に4年間、世界の7つの国際都市に
 住みながら、現地の企業、行政機関、NPO等でのインターンをする学生生活を
想像してみてください。授業は午前中の2コマだけ。午後は事前課題と自由時間
で、その国の暮らし、文化を体感し、多様性を身につけることができる学生生活。》
 これだけで、グローバル化の基礎が充分に身についていくのが理解できる。
世界を股にかけたキャリアの養成カリキュラムである。それも20歳そこそこで、
その基礎を身につけるのだから… まだ、開校以来二年半で在校生が300人。
厳選された若者に、このカリキュラムである。 
 インターンとは、【専門職につく前に研修施設で実施修練を行う者をいう。
医師のインターンは、独立して診療できる医師になる前の課程としての実習生。】
――
▼20歳で創業を決意し以来、独りでカリキュラムをつくり、それに沿った実体験で
自分づくりをしてきた。まず、イオンの創業に参加、その後、産能大に編入後に、
再び体力づくりのため、金沢の新興衣料服チェーンに期限付きで入社をした。
その後、千葉市校外の5万人ほどのニュータウンの中央十字路にある新興商業地区
で郊外型飲食ビルを立上げた。 その後、実家の御家騒動で、急遽、Uターン。
実家の衣料量販店に4年半、従事し、その後、新潟駅前でビジネスホテルを立上げ、
30年。2001年の9・11テロ。2008年のリーマンショック、2011年の3・11大震災直後、
撤退を決意をした。 三匹の黒鳥(思いもよらない大変事)の到来も、振返れば、
「止めろ」というサインと思えば、諦めもつく。
 金沢時代にドルショック、千葉の立上げ時に、石油ショック。そして、21世紀に
入ってからは3羽の黒鳥である。その発信源は一部のシンジケートの意思による。
この未来の大学は、その発信源を抑えるには、現地にネットを張って置け!も
理解できなくもない。現実社会からのアップスケールしていく人材に変容する? 
そこで解脱こそが、人間としての生きる目的に気づく? 所詮は娑婆は娑婆と。
 〜で、偶然だが、以下の去年同月同日の文脈に続いていく。
一度、上記のコースで10〜20年、キャリアを積んだ上に、解脱するのが理想?


7644,閑話小題 〜猿山の雌ボスの誕生

2022年01月30日(日)


   * 高崎山の猿山のボスと女子社会について…
 若かりし頃に修行ということで、石川県の「いとはん」に1年半ほど、勤務した
ことがあった。ここは、上下関係で異常なくらい、厳しいところと聞いていた。
そういう特異な環境は8人兄姉の末っ子で、商売屋。入ってみれば、手慣れたモノ。
特に女子社員に対するマナーは、やはり、それだけのことがあった。加賀百万石の
土地柄からして、男社会なるが故に、下から目線で見ると、何とも居心地が良い
世界。入社して社長の一声が…<女社会はサルの群れの性格を持つが故に、目線を
変える事!二人以上はサルを扱うように冷静に… 入って気づいたことは、サル
社会には一番ボスがいて、二番ボス、三番ボスが存在した階級がある。
 今では当り前だが… 当時は、サル社会の厳しさの彩とは何ぞやも知らず…
直ぐ上の姉二人から、女心の難しさのレッスン済みが緑の原野の樹上では効く。

 要するに気を許さない事である。
・まずは、容姿と、センスで… 
・二番目は、周囲の男性に認められること 彼氏の質が…
・そして仕事が出来る事…
・城下町なるが故にか… 尻や胸は、男次第で触り放題。文句を言うのは野暮…
 ただし、一つ間違えると、総スカンを喰らうため神経をつかう。
大たいの基本がある。真面目な場数を踏んでない女性は、神経を尖らせ遠ざける。
とにかく、褒める事。それも三度褒め… 誠実かどうかより、誠実風であること。
人様の噂話に乘らないで受け流すこと。 時ときドキッとする真面目な話をする。
これは集団生活の基本だが…。

≪ ◉ 大分市の高崎山自然動物園で初めて、メスのボスザルになった「ヤケイ」
 のストーリーが、海外でも反響を呼んでいる。
高崎山自然動物園によると、ヤケイは2021年夏に、677頭いる「B群」と呼ばれる
群れのボスに認定された。メスザルが群れのトップに立つのは70年近い同動物園
の歴史上初めてで、自然界でもとても珍しい出来事だという。
 ヤケイは9歳で1児の母。もともとはおとなしいメスザルだったが、2021年に
自分の母親と大ゲンカをしてメス頭の地位を奪った後、群れ上位のオスザルたちと
戦って勝利をおさめた。そしてついにオスザル第1位の「ナンチュウ」より優位な
存在となり、群れの序列1位になった。 このストーリーを、科学ジャーナリスト
のアニー・ロス氏がニューヨークタイムズで紹介。メスのボスザル誕生のいきさつ
だけではなく、恋の季節と三角関係が理由で、ヤケイのボスの座が危うくなってる
ことを伝えた。
   ○ 位を危うくする恋の季節
 恋の季節になると、なぜヤケイの地位が危うくなるのだろうか。
ニホンザルの発情期は11月〜3月。高崎山自然動物園によると、ヤケイは群れの
トップになった後、しっぽを上げて歩く、木を揺らすといったボスらしい行動を
見せていたが、発情期になってからそういった姿を見せなくなっている

 2021年11月の初めに、雄ゴローがヤケイに対して求愛行動を取るようになると、
ヤケイは嫌がることなく受け入れるように。
一方、別の雄のルフィもヤケイにプロポーズしているが、ヤケイはルフィには好意
を見せていないという。求愛行動で、オスザルは魅力を感じたメスザルにかみつく
激しい行動をとる。発情期の間にオスがヤケイからボスの座を奪う可能性もあり、
職員たちは今後の行方に注目しているという。ニューヨークタイムズの記事も
「発情期で地位の変動が起こり得る」としており、ドラマチックな展開にSNSでは
サルの女王への支持も投稿されている。≫
 ――

▼ 大たいが、女子高卒で、あまりチヤホヤされた経験が少ない。女子高卒が
 多いためか、褒められる経験と立場が少ないため、褒めて欲しい。一皮むけば
< 叱れば泣く、殺せば化けて出る。機嫌が悪いと般若のような妖怪に…>


7643,閑話小題 〜ロシアと台湾、中・露の正体が見えてきた

2022年01月29日(土)

   
 ロシアの戦略が見えてきた。これを契機に、中国は台湾海峡で、軍を進めて、
既成事実を積み上げるだろうし、第三次世界大戦への道を進めることになる。
日本は、巻き込まれるだけでなく、地政学的にみても極めて厳しい立場になる。
この数年、太平洋側沿岸は、地震と火山による、大津波に注意が必要となる。
 ――
≪【ワシントン共同】オースティン米国防長官は28日の記者会見で、ウクライナ
 国境周辺に集結した10万規模のロシア軍は「複数の都市や大規模な領土を奪取
可能だ」と述べ、プーチン大統領の決断で侵攻が可能な状態だとの認識を示した。
ロシアは否定するが、米側は侵攻の可能性を現実的なものとし危機感を強めている。
ースティン氏は外交的解決の必要性を訴えた。≫
≪ 緊迫感が高まるウクライナにロシアは10万人以上の兵力で取り囲み、かつて
ない規模の戦力を集結させています。ウクライナ国境近くで軍事演習を続ける
ロシア…。ウクライナ情勢はさらに緊迫化しています。
 こうしたなか24日、NATO(北大西洋条約機構)が、ロシアへの対抗措置として
東ヨーロッパに戦闘機などを追加派遣すると明らかにしました。≫
 ――
≪…いよいよ一触即発の状態を迎えているロシアのウクライナ侵攻。2014年の
 クリミア侵攻時は、戦闘地帯は遠い東方であり、首都キエフは軍事的脅威とは
無関係であったが、今回、米国は在キエフ大使館員家族などの避難命令を発令。
つまり、首都が戦場となりかねないことを意味し、欧州では第2次世界大戦以降…
類を見ない規模の地上戦が行われる可能性を示唆している。≫
 ――
≪【ロンドン共同】英外務省は22日、ロシアでウクライナに親ロシア指導者を
 就任させようとの動きがあると発表した。親ロシアのヤヌコビッチ元政権下で
最高会議議員だったムラエフ氏が最有力視されているという。トラス外相は
「ウクライナの政権転覆を狙うロシアの活動が明るみに出た」との声明を出した。
機密情報の発表は異例だ。≫

▼ 北京・オリンピックが終わる、2、3月辺りが極めて期間水域にはいる。
 恐ろしいと他人事だけでなく、経済恐慌も絡んで起こる可能性もあり、
「他山の石』で済まされないところが怖ろしい。スポーツジムも、換算として
いるだけでなく、殺伐とした空気が満ちている。こんな時代は、誰も初体験。
�・ouTubeを垣間見ると、1000、10000人単位の激突の殺しあいの映像が、次々と
出てくる。何とまあ、その殺伐とした世界が、現に、そこに来ている。
  
・・・・・・
6529,閑話小題 〜初場所の総括
2019年01月29日(火)
   * 創造と破壊
 大相撲は、ダークホースの玉鷲が優勝した。力の割に目立たない真面目な
モンゴル力士。 10日までは、誰もが白鵬の優勝と信じて疑ってなかった。
ところが怪我をして後、再出場した御嶽海にあっさり負けたショックは、
大きかった。大関、横綱が総崩れ。 
 大相撲といえば、ここで何度も指摘してきたが、朝青龍と白鵬がつくり上げた
『横綱アドバンティジ』。「張手とカチ上げ風肘打ち」と、「稽古土俵上で行う
リンチに似た報復の組合せ」の組合せシステムが、日馬富士の暴行事件で機能
しなくなった。先場所から新たな取り口を模索していたので、何かしらの感動
を覚えていた。それも10連勝まで。一挙に三連敗と相成り、休場に至った。 
 一昨年の貴乃岩に対する、日馬富士の暴行事件が、根にある。大関以上が、
この恩恵で、勝ち星のベースを積み上げてきた。それが、私でも、把握でき、
その仕組みをネット上に流されれば、権威も何もなくなる。
惨憺たる状態に「貴乃花よ何をしてくださった!」と追出したが、破壊された
大関・横綱の権威の妄想?は地に落ちて、このザマ。あと3ヶ月で平成が終わる。
と同時に、旧態依然の大相撲も、新世代交代が、今まさに起こり始めてきた。
18、19、20歳辺りの若手に有望な力士の一群があるため、何とかなるだろうが… 
残留している大関、横綱、さて如何なる? 

   * サイバー・ミッション
 サイバーものの映画を通して、最先端のネット世界の行きつく先と、ハッカー
同士の争いとは、如何なるものかと思ったら、単純なアクション映画。肩透かし
をくらった思いだったが、それなりに異相空間の感覚は味わえた。評価:90点。
  〜その内容といえば〜
≪ オタク系プログラマーのハオミンは、かつてハッキング対決で負かした
コードネーム“ゼブラ”が裏世界で危険な仕事に手を染めていることを香港警察
から聞かされる。同時にゼブラは、次なる大仕事にハオミンを巻き込もうと
パートナーの美少女スー・イーを使い接触を図ってくる。ハオミンはゼブラの
次なる狙いを探るため、覆面捜査官として潜入することに。程なくして彼のバック
にはモリタケシという裏世界の大物が絡んでいることが分かる。モリの真の目的が
明らかになるにつれ、ハオミンは予想だにしなかった危険な世界へと足を踏み
入れていく…。≫

▼ 映画の見方も、評価も、如何に異空間に観衆の一人の私を引きこまされるか
 が判断材料にしている自分に驚くことが多い。土日、祭日の半分はYouTube観賞
を中心にTVを見ているが、修正されてない生撮りのため、その迫力に、何時の間に
ドップリと引込まれてしまう。アメリカで、生中継で、パトカーが、オートバイ、
自動車を追回すカーチェースをヘリからの映像を流す番組が人気があると知って
はいたが、オートバイのヘルメットにカメラを付けたライダー目線の映像の迫力
に、底知れぬ恐怖心を覚えた。高速道路を200キロ以上?のスピードで、次々と
追い抜いていくが、一瞬でも間違えると即死は間違いない。追いかけている警官は、
カメラ目線もあってか、自ら接触は出来ないが、逃げる方は接触のし放題。
 相手は、拳銃保持の可能性が高いため、追いかける警官も、命がけ。映画監督も
顧客の目が肥えているので、半端な刺激では高評価がとれない。 相撲も然り。
『巨人、大鵬、卵焼き』の時代は終わり、刺激度の高いガチンコ勝負を求めている。

・・・・・・
6165,閑話小題 〜相撲談義(初場所)
2018年01月29日(月)
   * モンゴル人対、日本チビッコ相撲
 初場所はジョージア出身・栃ノ心の幕内優勝で終わった。14勝1敗である。
前評判は良かったが、誰も、この力士の優勝を予測する者はいなかった。
 いつもは前日までに下書きをしたのを書き加えたり、修正をするが、今回は
ライブの談義になる。 さて御立ち会い!
≪ 熊さん: いや大家さん、八つぁんの講釈を聞いて御蔭で面白かったよ。
 大家さん: そりゃそうだ。まず白鵬の『横綱アドバンティジ』が場所前から
   問題になって封じられ勝てなくなったな。左張り手と同時に右腕
   の肘打ち。スプレーでガチガチに固めてあるキワモノ。上位の横綱は使え
   ても下位の者は、無礼になる。貴ノ岩の暴行事件は、これに従わない
   貴乃岩に対するモンゴル力士の八百長仲間への勧誘で偶発的に起こった
   事件。偶発とはいえ、白鵬主導だったのは状況からしてあきらか。
 八つぁん: モンゴル対日本人の対決そのものとみると、これほど面白い
   場所はなかったね。結果は、相討ちで、その間隙をぬって東欧人力士が
   優勝をさらってしまった。鳶にアブラゲというところ。
 寅: フロックだべ! フロック。純朴だから、直に阿波踊りを始めるよ。
   それだけ、夜の巷は誘惑が強いからね。まず、4年前に幕下まで陥落した
   古傷を稽古場で、さりげなく集中的に狙われるね。特に、モンゴルにね。
 熊さん: 稀勢の里は、もう駄目なのは間違いないが、白鵬は?
 八つぁん: 次の場所は必死に頑張るが、年内は無理だろうね。その前に、
   貴乃花親方からの刑事告訴もあるかもしれない。
 寅さん: 鶴竜、4場所も休んだあとの、11勝は合格じゃなの。
   他の2人の横綱の御蔭で、助かった部分があるがね。
 大家さん: 鶴竜、どうだろう? 白鵬、稀勢の里、なき後の繋ぎとして
   あと二年は頑張らないと。高安と、逸ノ城辺りが出てこないとね。
 八つぁん: 白鵬を頂点にしたモンゴル人支配の構図は、ほぼ崩壊したね。
 大家: まだ判断するのは早いよ。肉食系は、草食系とは違うよ。
   骨格と筋肉の質が草食系とは違うからね。旭天鵬をみれば分かるだろう。
 熊さん: 栃ノ心の活躍に刺激を受けて、大人しかった東欧系力士などに
   火がつくんじゃないの? 
 寅さん: 先場所、今場所、高校相撲上がりの4人が入門してきたね。
   早速、先場所入門した二人が、序の口の優勝決定戦に出てきたね。
   来場所は大鵬の孫と、朝青龍の甥っ子がデビューするしね。
 大家さん: この4人は強くなるよ。怪我さえなければね。
 八つぁん: 今場所を総括すると、個々の相撲内容が真剣なのが多くて合格。
   最近、相撲そのものと同時に、砂被りの観客の服装と、表情見物が面白いの。
   それに地域性があってさ。
 大家さん: あの辺に居るのは選ばれしもの達だもの。それなりの金額と。
   長年の因縁が無いと、座れませんよ。
 八つぁん: カメラ目線の要所に、洋装、和装の綺麗どこや有名人が目立つね。
   当然、相撲協会も広告代理店を使って、国内外向けに、彩を考えているよ。
   以前だったら、目立たないのが、今では大型TVで鮮明だからね。≫
 ―
▼ というわけで、相撲の神様が存在をしていたら。こう結論するのでは?
 < あくまで、相撲は興行の世界。しかし私(神)に供える儀式。儀式で
  悪いのが、格式だち過ぎること。それと白鵬の様に逆上せあがっちゃ
 いけません。品よく、明るく、楽しませてくれれば、充分。その点、
充分に合格ですよ。貴乃花親方、良いじゃございませんか、純朴で。
長い目で見て下さい。今回の事件も、彼の御蔭で浄化をしたじゃないですか。>
 まあ… 暇人の独り言。
・・・・・・
5068,あわいの力 ー
2015年01月29日(木)
        ーあわいの力 「心の時代」の次を生きるー安田登(著)
   * 「道具」を持たないワキ 〜身体が道具
 身体そのものが「道具」というワキの存在が面白い。
これは何もワキに限ったことではなく、すべての人間に当てはまること。
アスリートは、肉体が道具!、いかに勝利につながる道具に身体をつくり
上げていくのが勤め。 人生を演劇に喩えると、役割が道具になる。
その役割としての道具には道が備わっている。 ーその辺りから抜粋ー
≪・「お道具」ということばですが、能の世界では鼓や笛を楽器といわずに
 「お道具」といいます。「道具」というのは「道が具わっている」から
 「道具」だといわれることがあります。語源としては間違っていますが、
 しかし「お道具」の性格をよくあらわしています。お道具は、それ自体で既に
 道が具わっている。しかし、それを演奏する自分の道が具わっていなければ、
 いい音が出ない。何年もの修行によって自分の道が具わったときに、はじめて
 「お道具」が本来の輝きを発し始める。つまり、シテ方や笛方、鼓方は、
 「道具」を通じて能楽師としての道を歩んでいくことができる。
 しかし、道具を持たないワキ方は、それができない。
・こんなふうにして、ある程度自分の音を鳴らせるようになると、
 その人の弟子にまた笛を譲り渡し、その弟子が何十年もかけて自分の音を
 十分に鳴らせるようになると、また次の弟子に笛を受け継いでいきます。
 そうやって、数百年にもわたって、「道具」を次につないでいくわけですが、
 ワキはそのための「道具」が何もないじゃないか。そう、シテ方や笛方、
 鼓方の人たちは言うのです。 が、じつはワキ方にも「道具」はあります。
 それは、自分の身体です。自分の身体と「道具」として向き合い、いかに
 つきあっていくか、というのがワキとしての道の歩み方です。さらにいうと、
 このことは何もワキにかぎったことではなく、すべての人間にとって当て
 はまること。どんな人間も、身体を持たずして生きることはできませんから。
・能の笛というのは、わざと音が出づらいようにつくられているんじゃないか
 と思うような購造になっています。しかし、だからこそ、稽古を積み重ねた
 結果いい音が鳴るようになります。同じことは身体という「道具」にも当て
 はまります。つまり、身体が完全でないからこそ、ワキとしての道、
 人としての道を歩んでいけるということです。・・ ≫
▼ 現代の「お道具」といえば、パソコン(スマートフォンを含む)とネット。
 今ではウェアラブルPCという道具と身体が一体化したものが出始めた。
その道とは、アプリであり、予め完成されている。その意味からして、「お能」
の世界は時代の流れの真逆。だからこそ、そこに、「あわい」の必要性が出る。
文化度が高いフランスのレジャーで、長期休暇は、リゾート地で長閑に、
時間を過ごすこと。ただ、ただボーッとするのが贅沢という。で、痴呆症が
多いというが、それも「あわい」であろう。ただヒタスラ心も身体も休める。
それが御隠居の仕事である。それには、その暇を楽しめる知識と余裕が必要。
・・・・・・
4336, 自己とつきあうということ −4
2013年01月29日(火)
  「自己の探究―自己とつきあうということ」和田 渡 (著)
 ギリシャ哲学の初めのころから、己について考えていた哲学者がいた。
この文明の世でも、「自分」について考えようとしない人が多い中、
2500年前に、このやっかいな自分について考えていた。
そのギリシャは、現在、国家危機の崖っぷち。
 * 古代の人間たちと自己の問題(ヘラクレイトスの驚きと戒め)
≪ 自己を問う試みは、ソクラテス以前の哲学者たちによってなされている。
 なかでも、その試みを自覚的に遂行したと考えられる人物の一人は、初期
ギリシアの哲学者ヘラクレイトス(前五〇〇頃)である。彼が残したとされる、
「わたしはわたし自身を探究した」(断片一〇一)という言葉の背後には、
探究の視線を外部の自然から自己自身へと移し、自己の内に広大な探究の
次元を見いだしたヘラクレイトスの、自己への驚きが見てとれる。
彼にとって、自己は問われるべきものとなった。彼は次のようにも述べた。
「自己を認識すること、健全な思慮を持つことは、万人に許されている」。
(断片二六) その短い言葉を通じて、われわれが自己への関心、配慮を
ばねにして自己への探究を開始する存在であることが端的に示されている。
しかし、それを裏返せば、われわれは通常、自己を問題として受けとめる
ことは少ないし、思慮を健全に保つことからも遠い存在だ、ということである。
よきことを考えて生きることよりも欲情にかられよからぬ方向へひっぱられて
いきやすいのが人間である。それゆえ、彼は自戒の言葉を口にしている。
「欲情と戦うのは困難である。なぜなら、それを欲する者を魂[命]をかけて
購うから。放漫を消すことは火災を消す以上に急務である」(断片四三)
ヘラクレスは、人間がしばしば欲情の虜になり、とりかえしのつかぬことをしで
かしたり、放漫、不遜になって、他人に不快感を与える存在であることを見抜いた。
人間は思わぬ仕方で壊れやすく、健全を失いやすいがゆえに、それに抗するため
にも、よく認識し、思慮を健全なものに保つようにしなければならないと考えた
ようにみえる。彼が認識したことは、自己を壊すものから、自己を防御し、
自己をよく整えるための自己認識であった。・・・≫
▼ 古代に、「わたしはわたし自身を探求した」とは、驚き。
 その頃から現在に至るまで、その問いが繰り返されてきた。まずは、他者と私、
そして、自己対話をする内なる私と、分裂した私。それより、今過ぎ去った
ばかりの己と、現在の己。 欲望に支配されている私と、それを見ている私。
ギリシャ哲学を知るにつけて、人間は二千五百年も考え続けてきたわりに、
殆ど進歩していないというより、後退しているとも思える。いや、西洋的進歩
という言葉自体が疑問である。それが構造主義につながっている。大きな節目
には、それまでの自己が壊される。その中で、破壊されてはならない核心は
守らなければならない。そのために、この随想日記で、「節目どきに」
「自己をみつめる」「自分の居場所のみつけ方」とかをテーマに、していた。
このテーマも、その一連だが、哲学の具体的入り口は、「自分」と「死」と
「神」と「自然」についてである。「私の事業」が崩壊して、残ったのは
「自分」である。それも傷物としての自分。しかし、核心まで傷ついた訳でなし、
問題は自己認識だが、どうもこうも、考えるほど、滑稽な行蔵しか残ってない。
これも気づくかどうかの問題だが・・「欲する者を魂[命]をかけて購う」、
その自分も、それぞれの他己から、自分の核心を守ることは至難の技になる。


7642,閑話小題 〜スペインインフルエンザを改めて…

2022年01月28日(金)

閑話小題 〜スペインインフルエンザは

 百年前のスペイン風邪は、報道規制もあってか、あまり語られてない。
島国特有の陰から蔭へと葬り去られたのだろうが… その類の話題は家族や、
親戚の不幸を全く聞いていない。かなり厳しいタブーだったのか…
何時の間にか,6波になってきた。これだけは一度、罹ると後後まで影響する
ため、神経質になるのは致し方がない。改めてスペイン風邪について調べると…
誰も親戚に病人が出ても声高々に話さない… リタイアをした身なれば、あまり
心配をしてないが、いざ、罹ってしまえば…

≪ ◉ スペインインフルエンザは、1918年3月頃から1920年頃まで全世界で流行、
科学的に検証可能なインフルエンザパンデミックの中では史上最大のものです。
統計は諸説ありますが、この間、当時の世界人口18億〜20億人の1/3以上が感染し、
数千万人(概ね2千万人〜5千万人といわれます)が死亡し、その致死率
(発病者数に対する死亡者数の割合)は2.5%以上と推計されています。
この流行は第一次世界大戦の最中に起こりましたので、参戦していた国々の
兵士にも甚大な被害をもたらし、戦局にも大きな影響を与えました。

◉ 各国はインフルエンザによる戦力の低下を敵国に悟られないようその流行を
秘匿しましたが、参戦していなかったスペインでは情報統制が敷かれておらず
同国内の流行が広く世界に報道されました。 スペイン国王や大臣もインフル
エンザにかかったという情報が報じられたことなどから、このパンデミックは
あたかもスペイン発であるかのように受け取られ、同国の名が付いたとされます。

 ◎ スペインインフルエンザはどこで発生したか
スペインインフルエンザが世界のどこで最初に出現したか、明確な証拠はない。
インフルエンザウイルスが発見される前のことですからウイルス学的な確定診断
はできませんし、また届出義務のある疾患ではなかったのですから、正確な疫学
データがないのはやむを得ません。
 スペインインフルエンザにつながる最初の流行としてはっきりした記録がある
のは1918年3月の米国であり、ここから流行が始まったとする見方が一般的です。

 ◎ 米国のスペインインフルエンザ
スペインインフルエンザの流行は1918年3月に米国のカンザス州から始まりました。
3月といえば季節性インフルエンザの流行がそろそろ終わる時期ですが、この年は
春を過ぎてもインフルエンザ患者数は減少しませんでした。当初はインフルエンザ
パンデミックの始まりに誰も気付きませんが、軍隊や刑務所のように総員数が把握
できる集団での大流行や、大規模な自動車工場の労働者が多数欠勤して業務に
支障が出るなどの事態が次々と起こるようになると、人々は「普段とは違うインフル
エンザの流行が始まった」ことに気付きます。膨大な患者の中には死亡する者も
少なからず見られ、米国社会は混乱に陥りました。当時、第一次世界大戦に参戦
するため米国からは何十万人もの若い兵士が軍艦に乗り大西洋を超えてヨーロッパ
の戦場に向かいましたが、その中にはインフルエンザにかかった者も多く含まれて
いました。こうしてウイルスは4月から5月にかけて米国からフランス、イタリア、
ドイツ、スペイン、イギリス、ロシアへと拡散、同年6月頃までにアフリカ、
アジア、南米まで拡がり、地球規模のパンデミックになったと考えられています。

この1918年の春に見られた流行をスペインインフルエンザの第1波(春の流行、
Spring wave)といいます。第1波は、感染者数は多かったものの、致死率はそれ
ほど高くありませんでした。この第1波は同年夏頃に一旦勢いが低下しました。

1918年9月頃からの流行を第2波、1919年初頭以降の流行を第3波といいます。
特に第2波においては肺炎を合併して重症化する患者や死亡者が多かったことが
知られています。 本格的なスペインインフルエンザが日本を襲ったのは、
1918年9月末から10月初頭と言われています。当時の内務省衛生局は1918年8月〜
1919年7月を「第1回流行」と記しています  ≫
 ――
▼ SJなどで、会員の男2人が、目を座らせて、ひそひそ話す姿は、不気味である。店じまいの話…?

・・・・・
6893,閑話小題 〜最近にない暖冬!
2020年01月28日(火)
   * 温暖化の負の影響がモロに
 昨年、台風19号が日本の大阪、名古屋、首都圏の東海ベルトラインを直撃。
この現象は温暖化によるもので年中行事の一つになりそうな。 そこに、暖冬
も加われば… 今年は、更に新型コロナ。
 例年の積雪は、消えて無くなるのではなく、地下水になって一時保管のダム
の役割を果たした後に、海に流れ込み、魚を育てる役割を果たす。 
台風といえば、主に沖縄、九州、四国が直撃を受けてきた。それが今では
大阪、名古屋、首都圏に吹き込んでくる。暖冬も10〜20年に一度はあるが… 
今年のは、最たる暖冬。 冬期間は休んでいるミニ・チャリを今年に入って
6度も信濃川土手沿いを遊覧してきた。 暖冬、北朝鮮、中国の新型コロナ
騒ぎ、そして、東京オリンピック。風雲が立ち込めてきた。
 ―
   * 新型コロナの行末は?
《 2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)には共通点が2つある。
 どちらもコロナウイルスが原因で、生鮮市場から始まっている。…
…「シンプルな介入方法の1つとしては、野生生物の取り引きを減らし、市場を
 きれいに掃除することです」と専門家。 
《 イギリスの大学などの研究チームは、新型コロナウイルスの感染者数が
 来月4日に武漢市だけで25万人以上に達するとの推計値を明らかにした。
人から人への感染について、1人が平均3.8人に感染させる可能性がある…》
《 伏期間にも伝染する可能性がある。これがSARSとの違いだ」 中国当局は
 新型コロナウィルスについて「潜伏期間は最長14日で、その期間中も感染させる
 可能性がある… 》 
▼ …としても、春節直前に何でまた? タイミングが絶妙。
 トランプの弾劾 裁判、東京オリンピック開催の半年前、イラン核開発問題、
北朝鮮問題。アベノミクス失敗?の隠ぺいなどが複雑に絡んだ現状で… 
 日本の冬場の観光地は、踏んだり蹴ったり。 白馬のホテルの学生時代の
同期の男の顔が目に浮かぶ。温暖化や、この新型ウィルス騒ぎに共通点を
見出すとすると、人間のエゴに対する、自然界からの反撃である。あまりに
人間勝手に地球の自然界を支配し、破壊した結果の、このあり様。

・・・・・・
6528,読書日記 〜『天才!』
2019年01月28日(月)
           <天才! 成功する人々の法則 ハードカバー  
                 マルコム・グラッドウェル (著), >
   * 大方の凡人は、先ずは一万時間
 何かしら自己嫌悪に陥ってしまう内容である。個人HPを開いて新たな情報、
知識を毎日2〜3時間かけてパック(文章化)にして積重ねてきた。 その合計
時間は二万時間は超えている。それでこの程度。としても、この習慣がない
自分は考えられない。私にとっては自在の世界。ある意味で竜宮城でもあり、
一日単位のメルクマールにもなっている。これが面白いから続いたのである。
葛飾に住むmひと回り(12歳)年上のカメラマニアの従兄がいる。5年に1度位、
法事などの席で話すが、二年数ヶ月前に、長岡の法事で隣席に座った折に、
『彼方には、感謝してもしきれない。幼児の頃から青年期にかけて、多くの
スナップ写真が多く残っている。その全部が彼方が撮ってくれたもの。これが
存在するとしないとでは大きな違いがある。本当にいい趣味ですね』と語ると、
4k撮影機を取りだし、『いま現在は、これに凝って三台持っていて、キャリー
バックに入れて持ち歩いている。それを4kテレビで、ベストポイントを切取り、
保管している。まず、何はともあれ4k・TVを入れ替えて、映像世界を満喫
した方が良いよ。それにしても、映像世界の進化は言語に絶する。あと10年は
長生きしたいが、末期がんでね…!』と言われて、その数ヶ月後に、寝室の
TVを、家内の猛烈な反対を押し切り、自分専用のネットTVと、ブルーレイを入れ、
二年余、生活が居間のカウチポテトから、寝室のベッドポテト族に、衣替えに…
 話は逸れたが、一万時間といえば、一日2〜3時間、2時間半として4000日、
大よそ10年になる。成るほど、その辺りから面白味が急激に増していた。
 これは、あくまで趣味かつ、脳内のデジタル保管庫。自己嫌悪云々など
考える方が… 日々、是、口実の一つですか! デジタル墓場? 

  =内容紹介=
・世界の一流スポーツ選手に共通する、ある「幸運」とは?
・ビートルズやゲイツ、ジョブズが生まれた本当の理由は?
・IQ190“全米一の天才”が大成できなかったのはなぜ?
・「ユダヤ人」「移民」「服飾業」が成功する弁護士の条件だった?
・頻発した大韓航空機事故。最大の原因は“文化の違い”?
・アジア人の「数学的才能」は水田から生まれた?
・NY・ブロンクスに生まれた“秀才学校”の正体?

その内容をひとことで言えば、「成功」の要素を“個人の資質”だけでなく、
周囲の環境や文化的な側面から考察した、いわば「21世紀の成功論」です。

   【ポイント】  (Amazonの投稿より)
・成功は社会やシステムによって決められる
⇒成功している人は特別な機会を与えられる可能性がもっとも高く、さらに成功
する。金持ちがもっとも減税の恩恵を受ける。できのいい生徒ほどほどよい教育
を受け、注目を集める。そして、体格のいい九歳と一〇歳の少年がもっとも
たくさんの指導を受け、練習する機会を与えられる。
・調査は、一流の音楽学校に入る実力を持つ学生がトップになれるかなれないか
 を分けるのは、「熱心に努力するかどうか」によることを示していた。彼らを
分けるのは、ただそれだけ。さらに重要なことに、頂点に立つ人物は他の人より
少しか、ときどき熱心に取り組んできたのではない。圧倒的にたくさんの努力を
重ねている。
⇒調査から浮かびあがるのは、世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも、
一万時間の練習が必要だということだ
・彼らの経歴を本当に際立たせているのは、驚くべき才能ではなく驚くべき好機。
・知能と成功との間には完璧な相関関係があるというにはほど遠い
・実社会で役立つ機知は知識である。習得すべき技術なのだ
・「世界的な成功を得る」という大それた望みもなしに、まずは世間からよく
 知られていない分野で努力を重ねた。そしてあるとき、ドッカーン! 
 とパソコン革命が起き、彼ら(ビル・ジョイやビル・ゲイツ)はすでに一万時間を
 突破していた。準備ができていた・逆境を克服したのではない。逆境が好機に
 変わったのだ。長年、ある技能に磨きをかけてきたところ、それが、とつぜん
 とてつもなく重要になったというわけだ
・第一のポイントは、フリードマンが勤勉を厭わず、自分の人生に責任を持ち、
 働きながら大学を卒業したことにある。だが、第二のさらに重要なポイントは、
 フリードマンが勤勉を厭わなければ、人生に責任が持て、働きながら大学を卒業
 できる時代に生まれた点
・もっとも頭のいい人間が成功するのではない。成功とはまた、人間が自分のため
 に行う決断や努力の単純な総和でもない。それはむしろ、贈物である。
・成功者は歴史と社会、好機と遺産の産物である。その成功は、異例のものでも
 謎に満ちたものでもない。それらは、複雑に編み込まれた、優位性と彼らが
 受け継いだ遺産から生まれる。みずから勝ち取った分もあれば、単なる幸運で
 手に入れた分もある。つまり、アウトライアーは最初からアウトライアーだった
 わけではないのだ。
・本人の努力はもちろん必要だが、「ティッピング・ポイント(臨界点)」
 が起こるには周囲の力が重要であったように、環境要因が後押ししなければ、
 なかなか成功することはできない。
・「長時間にわたってトレーニングを積める機会」こそが「並外れた好機」
・知能は必ずしも成功の要因ではない。人間とは、周囲の他者の協力を上手に得る
 ことができないかぎり、どんなに高い能力を備えていても、成功はおぼつかない
・成功した一部の人々は、当時うまくいっていた人々の仲間に加われなかった、
 あるいはあえて加わらなかったからこそ、成功できた。なぜなら、時代環境が
 変わる中で、既存の権益がない人間ほど、リスクをとることができたからだ。
――
――
▼ 「成功、失敗は大した問題ではない。問題は充実していたかどうか?」
 その辺りの言葉で何とか自分を納得させている。 私のライフワークの
『秘・異郷ツアー』。 一回に250時間として、1万時間を割ると40回になる。
その辺りが、『行った〜』という「臨界点」の実感がする。この実感は、
第3者の成功に、羨ましいと感じさせない。 あの人は、あれ。私はこれ!
早朝の散歩でも、映画館通いも、先ずは1万時間が第一歩。それもこれも、
死んで3日も経てば、行蔵も何もない。 

追文 : プロ野球選手、大相撲力士。その中には遠い異国から人生を背負って
 やってくるでしょう。1万時間はおろか、その数倍も入れて… それって、
才能の差でしょう。これだけは、どうにもならなって、元巨人の星が泣きそうな
顔をしていたけど… 少なくとも凡人にとっての目安として考えれば? 
 充実感が持てる目安? と気楽に考えれば!

・・・・・・
6164,閑話小題 〜キツネとハリネズミ −2
2018年01月28日(日)
          『クラウド時代の思考術』パンウドストーン著
   * キツネとハリネズミタイプの事例
 まあ、シェークスピアとダンテを対極におくとは、解りやすい分析である。
 その二つを兼ね備えているのがトルストイとバーリンはいう。トルストイ
 自らはハリネズミ族に属していると信じていたようだ。 
  〜その辺りから抜粋〜
≪ 政治哲学者アイザイア・バーリンは自身の著書『ハリネズミと狐』で、
 トルストイの超大作『戦争と平和』の歴史哲学を真っ向から論じた。
バーリンは、ダンテは“ハリネズミ”であり、
 シェイクスピアは“狐”と分析
 ─では、トルストイは? ロシア文学者で東京大学名誉教授の川端香男里に
『ハリネズミと狐』で語られるトルストイの姿を聞いた。
【『戦争と平和』を真っ向から論じた本は日本では数少ないですが、外国では
たくさんあります。あまたの文献の中で傑出しているのが、『戦争と平和』の
歴史哲学を論じた、ラトヴィア出身の政治哲学者アイザイア・バーリンの著書
『ハリネズミと狐』でしょう。
 バーリンは、人間類型を二つに分け、
第一に、一つの基本的ヴィジョン・体系を中心にして、自分の作品を求心的に
 構築して行く「一元的」タイプを置きます。
第二に、遠心的に拡散した「多様な」対象を、自分固有な心理的・生理的脈絡
 の中にとらえようとするタイプを置きました。
そしてギリシアの詩人アルキロコスの詩の断片「狐はたくさんのことを知って
いるが、ハリネズミはでかいことを一つだけ知っている」を、バーリンは上記の
二つのタイプにあてはめ、第一部類をハリネズミ族、第二部類を狐族と名付けた。
 第一類の代表選手はダンテで、第二類の方はシェイクスピアです。
・プラトン、パスカル、ヘーゲル、ドストエフスキイ、ニーチェ、イプセン、
 プルーストはハリネズミであり、
・ヘロドトス、アリストテレス、モンテーニュ、エラスムス、モリエール、
 ゲーテ、プーシキン、バルザック、ジョイスは狐です。
ロシア文学はバーリンによれば、プーシキンとドストエフスキイという二つの
極の間で成り立っています。ところでトルストイはこの二つの部類のいずれに
属しているといえるのでしょうか。 バーリンの仮説では、
トルストイは本来は狐族であるのに、自分はハリネズミ族であると信じていた、
とされます。トルストイほど世界の多様性ともろもろの状況の多面性を明確に
把握していた作家はいません。しかもトルストイはこの多様な世界を普遍的に
説明してくれる統一原理を終生求めて止みませんでした。狐とハリネズミの共存
です。対象の多様性を明敏に知覚することのできたトルストイは、既存の統一的
原理のまやかしに反発し、それをロシア化され単純化された合理的教説で破壊
して行きました。このような破壊の背後には必ず、本物の統一的原理があるはず
という「ハリネズミ」の信念がありました。
ですからトルストイの破壊・否定は、真理の探究と表裏一体だったのです。≫
▼【 熊さん: 俺なんて、針ネズミじゃなくて、ドブネズミだね。
  寅さん: じゃあ、俺はモグラですか。せめてリスかモモンガ?
    こうシリアスにタイプに選り分けられると嫌になるよ。ったく。
 大家さん: とするとワシはムジナ辺りですか。
八つぁん: 一応、役割はキツネですがね… じゃあ私は何でしょうか。
  ハリネズミに近いハツカネズミ? 私が、‘世間人’を子キツネというが、
  他人様の家族の内情の覗き込みのネタを餌に渡り歩くのを性にする人たち。
  とすると、子ネズミの方が適切な言葉になるね。
大家さん: 世間様の話は、御品が悪くなるから止めておきましょうや!
  誰もが持っている悪い癖だもんね… 
寅さん: 八つぁんが「世間」の話をすると、俺のことかと冷や冷やだよ。
  俺はね、裏話に花を、いやゴミを添えて楽しむしかないのさ。悩がないから。
  熊さんは、素朴だが、俺は少しマシな役割のようですか。
熊さん: 呆け役なんだろう。それも天然呆け役。でも、純粋な疑問ほど道理
  を突くって言うじゃないか。しかし寅さんは、少し捻った性格なんだろう。
寅さん: 低俗の中の上が俺、下が御前だよ。
八つぁん: 呆け役の切口に彩をつけるには二人の呆けが必要だからさ。
  何かさ、自分の言えないことを二人が代弁してくれて便利だね。
  しかし、品格が下がったね。
大家さん: ワシの役割は、八っあんの中の知性というか、冷静さを持った
  役割だろう。それにしては、自分で、それが全く感じられませんね。
熊さん: だいたい、これを書いている奴の程度が低いからね! 
八つぁん: 『 … 』  
寅さん: ここまで話を引っぱって、落ちがこれ? 俺らを呼び出すのも、
  そろそろ止めたら。 …いや、大相撲の総括で言いたいことがあるか。】

・・・・・・
4702,漂流者たち
2014年01月28日(火)
  * 漂流者たち ー若者には未来など無い! あるのは現在のみ     
                  ー『散文』谷川俊太郎著より
  ーこれは全文であるー  


7641,閑話小題 〜何処まで続くか、このコロナ禍

2022年01月27日(木)

   * コロナ禍、二度の接種で治まるかと思いきや
 そろそろ三度目の接種が始まるが、これが終わりではないことは了解済み。
二度あることは三度ある。これしか手立てが見当たらないならば、流れに従う
しかありまい。仲間内で、ひそひそ愚痴を言っても、人類に、この対策の解決
能力が無いのなら、現在可能な最良を選び対処するしかない。 あと一ヶ月も
しない内に‘何やらのコロナ禍’が新たに誕生し、そのワクチン接種が表ざたに…。
 〜
 これ幸いロシアのプーチンが、ウクライナへの攻撃に入る可能性が出てきた。
中国、ロシアも、パンデミックを最大利用するとは、後あと大問題になる禁じ手、
何とも嫌な空気が漂ってきた。二人の暗殺から三次世界大戦に入る可能性もある。
米国には、後ろにトランプなどの白人至上主義者が権力奪取を目論み、虎視眈々
と機会を狙っている。台湾、沖縄を主戦場にした地域紛争から、世界大戦の可能性
が無いとは言えないのが気がかり!‘金、習、プ〜連合’と、白人至上主義者
たちの殺しあい。怖ろしい限り…

・・・・・・
6892,閑話小題 〜マンフォールの『愛の賛歌』
2020年01月27日(月)
    BS1スペ「ボルトとダシャ マンホールチルドレン20年の軌跡(前・後編)
        〜人生を変えた女性! 遂にどん底から這い上がった2人!〜」
   * マンフォールの浮浪者の子供たち、その後
◉ 1998年、ウランバートルのマンフォールに住む浮浪者の少年・少女の
ドキュメントに衝撃を覚えたが、20年後の続編(前・後編)2本立ての録画…。
 その後の3人の生き様と、その1人の薄幸の女の死に様がドラマそのもの。
物語は、以前より更にデープの展開に驚かされた。貧困ゆえの哀しさが、そこに。
 両親のトラブルで行き場を無くした彼らの姿が気の毒。最悪の環境の中で、
何とか生きる姿は何度も涙を誘う。その極限から逃れるため、アルコール依存
になり、折角つかんだ幸せを自ら破壊する姿。マイナス回転の破壊の威力は甚大。
2人の少年と1人の少女の3人の葛藤と、自滅、そして、再起が、そのままドラマ
仕立てのように展開される。 
 妻になったマンフォール少女の子供に会いたいという男の切望に負けた妻が、
子供に一時間限定で合わせる… ところが、その直後に「何で一時間だけか」と、
妻に迫り殴りつける。アル中が成せる業。2人男は現在は普通人と同じような
生活をおくっているが、片割れは、現在でも1人に頼っている。 
 その少女がマンフォール出身と家族に知られて、娘を奪われ、家から追い出され
てしまい、マンフォールで死体で発見される。 …これでは、少年院、刑務所生活
の方が良いのでは?と思いたくもなるほど極貧。
 ―
◉ 人生には地獄の釜は、煮立って落ちてくる輩を待っている。
 創業で、まず考えるのが失敗の時の身の処し方。そこを固めておいて、
次のステップに入る。父親がビジネスにおいて慎重であった。太平洋戦争で
戦災にあって多くを失い、創業を始めた環境の中で生れた。子守歌代わりに、
聞くのが倒産、夜逃げの話。一つ間違えば、一家が路頭に迷う中で、何とか
日々の売上で、一家が日々、過ごしていた。子供ながらに、その危機感は尋常で
なかった。私の3子の魂は、そんな中から生まれた。だから自分が、その立場に
おかれた時、フッと振り返ると、一策、二策が創業時のプランに、会社と個人の
ラインを明確に一線を隔していた。それと身内と親戚を社内に入れないとことも… 
その土台がなければ、夜逃げしかない。  弁護士曰く… 
< 倒産には、綺麗、汚いではなく、良い倒産(父さん)と、悪い倒産がある。
 せいぜい70点が合格点。満点はもちろん、80,90点は、無いと思ってよい。 
ただ、淡々と、合法的に手順を踏めばよい!>  弁護士にとって、絵に描いた
ような良い案件?  不動産絡みで、物件処分の手数料が苦労なしで入手可能。
NO2だった人が、元銀行マンと間違えられるほど事務関係は完ぺきだったのも
助けられた。それも、一つ間違えると、債権者から告訴されて、後あとの問題が
残るのが常。 「事前の一策は、事後の百策に勝る」があればこそ。
 ―
 多かれ少なかれ、人生はマンフォールの住人のようなもの? 愛があるか、
無しかの問題になる。赤裸々の犬コロのような生活の中にも、ドロドロの愛情が
垣間見えるのが救いである。 見方によれば、実は3人の『愛の賛歌』でもある。
薄幸の女性のマンフォール内の孤独死。その時に何を思ってか? 子供の頃の
3人のマンフォール生活の温みを独り抱いて、永遠の彼方に消去っていったのか。
彼女こそ神の概念が必要では!  考えさせられ、見応えある内容だった。

・・・・・・
6527,閑話小題 〜小さな恐怖症
2019年01月27日(日)
   * 1〜2割が「対人恐怖症!
 都会に出た時に、まず視線恐怖症になり、人混みに入るプレッシャーと、
お店の食事が苦痛だったが、1〜2年で、自然に解消していった。しかし、
スーパーや図書館で無言で対峙するのが非常に苦痛だったが、全てが65歳の
事業清算で、消し飛んで行った。誰もが、小さな恐怖症を人知れず持っている。
40年近く、面接するサイドで、多くの人を見るにつけ、それぞれが、それを
乗越えている姿から、その評価をする。冬期を除いてた年中、NHk・BSで、
日野正平の自転車旅の『にっぽん縦断 こころ旅』を放送しているが、あの
面の皮が厚そうな男が、「橋渡り恐怖症」。橋の上をヒキチャリをしながら
震えている。軽いのを含めると、過半数は、何らかの恐怖症を抱えている?
不安定特有の体質もあってか、女性が男の二倍もあるというから… 
過って、軽い「視線恐怖」「地下鉄恐怖症」「レジ恐怖症」「高所恐怖症」
など多く経験をしてきた。 何故か「美人恐怖症」だけはない。
  
   〜ネットで検索すると…
≪・大勢の人の前で話したり、初対面の人と会うのを恐れる気持ちは、だれもが
抱えるもの。でもそれによって仕事に行くのも苦痛だったり、体の緊張や震えで
日常生活もままならない場合には、「対人恐怖症」の可能性があります。
じつは、10人に1、2人がかかるといわれるほどポピュラーな病気です。
「対人恐怖症」は、近年、「社会不安障害」という名前で注目を浴びるように
なった病気です。人前に出れば、だれでも多かれ少なかれ不安や恐れを抱くもの。
この「社会不安」と呼ばれる人への不安や恐れが過剰になると、悩みや苦痛が
大きくなり、社会生活にも支障を来します。これが「社会不安障害」、すなわち
「対人恐怖症」です。以前は病院に行っても、「気の持ちよう」「性格の問題」
とされることもありましたが治療の対象になるれっきとした病気なのです。 
 社会不安障害は、女性に多く、男性の約2倍もみられます。病気そのものは、
多くの人で10代後半〜20代前半までに体験するようですがとくに悩みを覚え、
生活に支障を来すようになって病院にかかる率が高いのは、20代〜30代の時期。
というのもこの年代では、就職して社会に出たり、結婚・出産をしてお母さん
どうしのおつきあいが生じたり、ということで、社会的な活動が多くなります。
そのために苦痛やトラブルを強く感じやすいのです。
  ―性格や育った環境が関係すると考えられます―
 対人恐怖症の人には、もともと神経質で小さなことにこだわったり、怖がりで
恐怖心を持ちやすいなどの性格傾向がみられるといわれます。また子ども時代、
人見知りがあったり、幼稚園などで泣いて母親と離れられなかった「分離不安」
の傾向もあるようです。学校で友人が先生にしかられるのを見て、人前に立つ
のが怖くなったり、発表するときに声が震えてしまって以来、人前でものが言え
なくなったなど、小さいころの体験や育った環境による影響もあるとされる。≫

▼ 大相撲の立合い時の恐怖は、それは極限まで達するという。ドモリや、
 チック症などを見るにつけ… 前回のツアーの添乗員が少しドモリだった。
当初は気づかなかったが、話し初めに一瞬、間がある。それを必死に乗越えて
話す姿は、同情より感動もの。それを克服するために逆に、添乗員になった?
ホテルにチェックイン後も、率先して夜のミニ・外出を募ってサービスをする
姿に、プロの厳しさを垣間見た。フリー添乗員のようで、評価が悪いと、
御呼びがかからなくなるため、徹したお客サービスで保身をしているようだ。
欠点克服は、膨大なエネルギーを要する。それが自身への最大の手助け。
 このブログの公開も、そうかもしれない! これ、バカの補完機能だもの…

・・・・・・
6163,閑話小題 〜ドローンの進化
2018年01月27日(土)
    * 世界を変えるドローンの進化
 久々に、TVのアンドロイド機能を使ってYouTubeを見たのがドローン。
当初、軍事用につくられたが、今では一般の玩具や、実用に転嫁されてきた。
軍事用無人飛行機を小型化して爆弾の換わりにカメラ機能を充実させ、自撮り棒
カメラの空中版(水中版もある)として、この数年、飛躍的に進化している。
数m、10m、20m上空から、本人を撮影する。この機能が年々、進化しており、
値段も劇的に下がっている。
・登山やハイキングなどで、山頂から、ゴーグル型ディスプレイを身につけて、
 山頂にいる自分を3Dで見るドローン。 
・ドバイのドローン専用の780mのレースで、世界の32チームが参加するレース
 も紹介されていた。決勝戦は勝ち残った4チームによるもので、10代半ば
 の少年が優勝をして2800万の賞金を獲得した映像。 それも競技者が、
 ゴーグル型ディスプレイで運転する映像のため迫力満点。
・カヤックの激流下りを10m〜20m上空周辺から撮影したり、
・邸宅プールの水中で撮影したドローンの映像も紹介されていた。
・ドローンも、蚊型、蜂型、鳥型の小さなものから、自家用車のようなものや、
 軍事用のミサイル発射可能のものや、小型軽量戦車などに応用した、さまざま
なものがあった。これらの幾つかは既に普及しており、4Kカメラの映像が、
YouTube上で、各人のTV、PC、スマートフォンからの受発信が可能になっている。
21Cとは、こういうものかと… スマ―フォン・タブレットと、ドローンと、
各種ロボットが、果てしなく世界を激変しようとしている。
【 熊さん:オイラの時代は終わったということ?
 寅さん:残念だが、そういうことさ。寂しいけどね。
大家さん:大丈夫だよ。この時代だからこそ、デジタル化して、あんた達にも
 恩恵できるよ。ただ、絶対的格差が大きくなるよ。嫌なのは、それを鮮明に
 自覚しなければならないことさ。
八つぁん:大家さんや、私の年齢なら達観出来るけど、熊さん、寅さんみたいの
 一世代下の時代に取り残された人には辛いだろうね。でも、割切れば、
 デジタル化の恩恵を受けられるのは、素晴らしいよ。
熊さん:この中で生きていくのは、そりゃ辛いよ。スーパーの夕方に行けば、
 分かるよ。オイラみたいなのが多くいるよ。
寅さん:いいじゃないか、そんなことを気にしている分には。ゲームにすりゃ。
 いいんだよ。今さらじゃないか。うちのカミさんなど、夕方になると行方
 不明になるんだ。200m先のスーパーに自転車で行くんだ。それを楽しんで
 いるんだ。しかしね、レジでフッと後ろをみると、内幕情報屋の小母さんが、
 ジッと籠を見ているらしいよ。
大家さん:私など、カカアに死なれてから宅配弁当さ。これが便利なのさ。
八っあん:不味くて食えないというじゃないですか。
大家さん:客の口も肥えているから。結構うまく作ってあるよ。スーパーの冷食
 に美味いのがあるから、一品、付け加えるの。フリカケも真空パックの煮物も、
 なかなかのものだよ。
寅さん:何時の間にか、エラク話がそれたね。それにしても便利な世の中だね。】

▼ 一歩、浮世から離れてみて、社会の変化が面白く感じるのは、日常生活が
 便利になった実感と、健康だから。これも、何年続くか… そう思って目先、
精一杯、面白おかしく生きているしかないが。 

・・・・・・
3959, 閑話小題
2012年01月27日(金)
  * マイウェイ
 マイウェイのHPの内容を見ると、韓国映画で、日本に対する偏見が強いが
面白そうだったので、ダメ元と見ることにした。それが面白い。 自分が、
あたかも戦場にいるような錯覚をしてしまうほど臨場感がある。その上、日中
戦線、独ソ戦線、ノルマンディ上陸の場面も圧倒的な戦闘場面の連続。
またシベリアの抑留の凄惨な実態をシニカルに表現していた。
この映画を本当に韓国がつくったのか、ハリウッド映画ではないかと調べたら、
やはり韓国産。ただ驚きである。ノルマンディのドイツ捕虜の中に一人の東洋人
がいた。その男は朝鮮人で、日本兵、ソ連兵、ドイツ兵として闘い、最後に
奇跡的に連合軍の捕虜として捕まった経過の設定である。 それにしても、
凄惨で、リアルで、目を背けたくなる物語だが、何故か奇跡的に助かる。 
当時の日本兵の朝鮮人に対する蔑視は、彼らからみて現在でも忘れることが
出来ない屈辱感は、この映画から垣間見ることができる。戦場での人間の露な
動物的な生存に対する希求と友情が滲み出ていた。戦争は避けるべきである。 
何時も思うが、シネマがデジタル技術で格段に面白くなった。
あれだけの場面を次々と壮大かつリアルに表現できるものと感心する。
そうこう考えると丁度良い時代に日本に生まれたと、ただ感謝。
  * ペルシャ湾が危ない ーイスラエルにとって原子炉攻撃のチャンス
 この時期に、イランから欧州の原油禁止に対してペルシャ湾のホルムス海峡
閉鎖を警告していたが、もし実際に閉鎖の事態で一番、影響を受けるのが日本。 
原油の輸入総量の82パーセントが、ストップするという。その場合、米英、
欧州が即座に攻撃を仕掛け一ヶ月で決着が目安。 国内には半年の備蓄がある
ので大丈夫だろうという楽観論もあるが、短期間に決着しないで原油の不足と
高騰が続くと日本経済は大打撃を受けることになる。それも原発の大部分が
停止している現在、非常に際どい事態になる。とはいえ、アメリカも金融恐慌
のさなか、これ以上の出費は出来ない事情もある。しかしホルムズ海峡の閉鎖は
別次元である。イスラエルにとっては原子力施設の攻撃の絶好の機会。 
逆に先手爆撃の絶好のチャンスである。 この数百年に一度の大断層の時期に
何が起きても不思議ではない。 アラブにとっても、吹き荒れている動乱の目を
ペルシャ湾に向け、その間に、弾圧する機会になる。そうこう考えると、
ユーロ危機も重ね合わせて日々、際どくなっている。
それに対し、日本の政局は内輪もめで、低次元。
「日本人は、ワールドサッカーとオリンピックの差がわかってないのでは?」
と、塩野七生。オリンピックは建前としても、素人の戦い。それに対して
ワールドサッカーは、選ばれし金稼ぎのプロが国の名誉と、自分の商品価値を
上げるために死力を尽す。勝ち上がらなければ、何の価値もない。この辺の
ところが日本人には分かってないので、マスコミの報道に首を傾げるという。
見ている方は、それを肴に盛り上がりゲームを楽しむ。しかし日本のマスコミ
も国民もオリンピックの延長上で論じていているから、奇妙なことになる。
勝てば官軍、負ければ敗軍になって当然である。オリンピックも銀銅をなくし
金一個にしたら盛り上がりは違ってくる。それが出来ないところが、ワールド
カップとの差。 今夜は日韓戦があるが、何?は覚悟が違う。
  * ところ変われば、意味が違う
(字数制限のためカット 2012年1月25日) 
 


7640,閑話小題 〜読書日記 ーじじばばのるつぼ −4

2022年01月26日(水)

                                                  『じじばばのるつぼ』:群ようこ著  
   * 腐ったような男は、何処の世界にも居る
 腐ったような女とは、言い得て妙だが… とにかく、傍に寄らないがいい。
ウジウジしていて長年の恨み辛みがコールタールのように蓄積していて、それが
ガス状に鬱憤しており、或る日、突然に爆発する。ヒステリックの別表現になる。
 母親が家付きの小姑に虐められた恨みつらみは、何度も聞いていた。小さな
籠に、一匹の‘か弱い’小鳥が密室の中で始終、突っつかれれば、その痛みは、
それは厳しい傷になる。ある親戚の舅を数年間にわたり部下に置いたことがあった
が、これが酷い。意地汚く、何とも巧妙で、招待を瞬間変身をして誤魔化す。
嫁、婿、姑、舅の問題は人類永遠の問題だが、何とまあ、神様は、意地汚い問題
を与えたモノ。それが底辺にヘドロのように蓄積化してガスになり、沸騰する。

・・・・・・
6891,読書日記 〜『自由への旅』 −3
2020年01月26日(日)
           <自由への旅「マインドフルネス瞑想」実践講義>
 スポーツジムのヨガ・エアロに参加をして8年になる。当初は週5回、参加。
当時はヨガの先生が3人、指導していたのが今では一人だけ。それに、今年から
女性専用の『ホット・ヨガ』が加わり、私は置いていかれた感じ。現行のヨガは 
昨年からは、週に2〜3回に減っている。8年をならし週に3〜4回平均として、
年に50週とすると、8年×50週×3〜4回=1200〜1600回、大方
1400回も参加している。 毎回が初心者気分で参加できるのが良い。
「ヨガ・マットに座ったら、そこは独りだけの世界。周りを一切、気にしないで
下さい」と先生が繰返す。 ここは<他人(ひと)は人、されど仲良く>の世界。
家内以外とは、ほぼ誰とも話さない日常にあって、ジムのエアロヨガなどの共同
エアロは、人のぬくもりが感じられて救われている。
 ―
   * 第2章 基本的な技術と理解 より…
  〜土を耕してください〜
 「人のどんな働きが、バラを育て得るだろう?」これが質問。
 「土を変えなさい」。これが私の言いたいことです。
「そうすればバラは自ら育ち、本来備わっていた力で、この世界に誕生する。」
ですから、土を整えてください。
   〜深い洞察を〜
 深い洞察を育みたいのなら
正しいとわかっていることを
可能な限り実行に移してください。
この一つのことさえやれば、あなたは深いスピルチャルな
特性を育み得ることを保証します。
 ―
   〜シンプルなことを急がずに〜
 全ては来たり、去っていく。
 私たちが押さえつける必要もなく、
 それは自ら去っていくのです。

 瞑想は、歩きながらでも可能です。

◉ 般若心経を無心で唱えている時は、瞑想に近い心持になる。
◉ 秘境ツアーの帰りの機内で、その余韻に浸っている時も、そう。
◉ 早朝のミニチャリ(ポタリング)で、大橋を引きチャリをしている時。
 地球の芯をイメージして、そこに向かって毒素と共に息を吐く。そして、
 そこからエネルギーを吸い上げる。
◉ 夕方、居間で独りで晩酌も、近い感覚になる。
◉ 早朝の、この作業もしかり。

・・・・・・
6162,閑話小題 〜キツネとハリネズミ −1
2018年01月26日(金)
           『クラウド時代の思考術』パンウドストーン著
   * キツネとハリネズミの生き方
 経験から知っているのが、スペシャリストか、ジェネラリストでいくかの選択。
これは古代詩人が看破していたこと。学生時代の友人でハッキリしていたのが、
一人の異性とジックリ付き合うタイプと、浅く広く適度に付き合うタイプである。
仕事も、人間関係も然り。「キツネは多くのことを知っているが、ハリネズミ
は大事なことをひとつだけ知っている。(アルキロコス)>
‘古代ギリシャの詩人アルキロコスは、人生にはキツネとハリネズミという
2つの生き方があり成功者はしっかりとそれを決めている’と言う。
世界を一つの概念からなるメガネから見るのか? 
あるいは様々な視点から眺めるか?を決めた人たちが、結果を残してきた。
そして、キツネ型とハリネズミ型の才能が、結びつくと最強なチームが生まれる。
 Appleはキツネ(ジョブズ)とハリネズミ(ウォズニアック)の強みの組み合せ
で、成功をした。個々の知識と経験を生かせる、さまざまな分野のスペシャリスト
たちとコラボの能力が必要となる。自分の強みと他者の強みを組み合わせができる
新種になることが未来の成功のためには、欠かせません。 
  〜ここで…
< 教えるのがいちばん難しいのは、問うべき大事な問題を特定する直感です。
知的好奇心と言ってもよいでしょう… …教育を受けるなら、さまざまな筋肉を
たくさん動かせるように、できるだけ多様な科目を学ぶべきです… 
…専門的な技能はいつでも学べる、そういうことは解決すべき問題に直面したり、
現実的な必要性に迫られたりしたときのほうが学ぶ意欲が高まるものです。専門
を、あまり早い時期に絞り込むのは問題。
あまりに早いタイミングで自分の専門分野を決めるのではなく多様性を重視した
ほうが、面白い結果が得られるというのです。 多くの体験や様々な知識があった
ほうが、人生を面白くできるのです。シンガポール国立大学学長のタン・チョー
・チュアンも同じように考えています。
 私がますます強く感じるのは、幅広い知性の重要性です。理由は2つ。
一つには、私たちが仕事や生活のなかで直面する課題の多くが複雑化している
ことがあります。課題がさまざまな分野や領域に関連するようになっている。
幅広い知的基般皿がなければ、複数の分野にまたがる潜在的な関連性を見抜く
ことはできないでしょう。
もう一つには、かつては私たちが生涯に手掛ける仕事は3つか4つくらいだと
考えられていましたが、今では平均的な卒業生は10とか12といった種類の
仕事をこなす可能性があります。それらの仕事がいくつもの異なる分野にまた
がることも想定されるので、軽快に頭を切り替えられるような知的基盤を持た
なくてはいけないのです。≫
ー―――
▼ この例えからすると、私は明らかに「キツネの生き方」の要素が強かった。
 しかし準備期間15年を含めた45年の仕事人生は、ハリネズミである。
この随想日記も17年間、続いたのだからハリネズミだが、内容はキツネ?
それともハリネズミ? 私のライフワークの、『地球景観・観光ツアー』。
行先は、ハリネズミというより、キツネ。地球を碁盤目に見たて、外側から
埋めていく。少し贅沢であったが、コストの10倍の価値が充分にあった。
殆どが観光シーズン終了際のキワモノ狙い。その情報探しから、楽しむ。
 51回の内容を振返って、深さをもっと実感するには、半分をケニア・
タンザニアか、スペインに集中する選択もあった。しかし、8割の全てがベスト
と思えるため、これで間違いはなかった。 
さて今、「キツネとハリネズミの対話」を思いついた! 面白そう。
 司会を大家さん、対談仲間に、熊さん、寅さんを入れて…  近々に? 

・・・・・・
3593, 誰も書かなかったアメリカ人の深層心理  −1
2011年01月26日(水)
  「誰も書かなかったアメリカ人の深層心理 」 加藤 諦三 (著)
 普段、マスコミなどから受けるアメリカと、著者が、ここで述べている
内容とは大きな隔たりがある。度々、アメリカに滞在した普通の目線で
平均的なアメリカ人を描写し、合せ鏡で日本人を見ている。
 日本人が誤解しているアメリカ像が、現在の日本社会を疲弊させている
という論には納得する。 ーアマゾンの内容紹介よりー
≪ なぜリーマンショック後、平気で多額の報酬を受け取ろうとするのか?  
 アメリカ人は、本当は何かを考えているのか。 経済格差の国・アメリカと、
幸福格差の国・日本。世界一楽観主義の国・アメリカと、悲観主義の国・日本…
長年、アメリカ・ハーバード大学で准研究員として活動を行ってきた心理学の
第一人者の著者が、そのベースにある彼らの宗教観や家庭観などから紐解いて、
初めて綴った目からうろこのアメリカ人論。
〈レビュー1〉 この本ではマスコミなどで流布されている米国像とは異なる、
 米国の一般の人々の社会における価値観、その元になる宗教、特にプロテス
タンティズムについての考察を通じて、日米社会の違い、さらには現代の日本が
抱える最重要課題、日本における人々の社会への不信感について論じている。
そうした不信感が人々のきずなを失わせ、米国とは大きく違う日本社会に
 米国流の競争システムを導入する問題を指摘している。実際、この10年で
大きく日本社会は壊れてしまったのではないか。 では日本における心の問題を
社会レベルでどのように解決していけばいいのだろうか。著者は宗教の重要性に
ついて述べているが、日本では宗教は儀式化しており、生きる知恵を授ける
存在になっていない〉 
▼ 著者は、ここで哲学者のアドラーの言葉を借りて、アメリカの金融資本
 主義者の殆どが深刻なノイローゼ患者という。そのほんの少しの患者を、
一般のアメリカ人と解釈するのは間違っていると。 彼等は子供のときから
スポイルされ、幼児の頃から他人のなしとげたものを如何に搾取するかの訓練が
出来ている。そして、そのノイローゼ患者は、大衆に影響を与える。
この人たちが、心の基準のない日本人に与えた影響は深刻である。
日本人が経済的豊かさにあるに係わらず、幸福と感じないのは「心の基準」
を見失っているからでないかと指摘する。人が社会性を生み出すのは、
カレン・ホルティのいう「積極的感情」である。それが日本になくなって
いるのが、現在の日本である。日本の少子化と高齢化もあるが。 ーつづく
・・・・・・
5429,人生で最も大切な技術 ー 苦悩と不幸の違い
2016年01月26日(火)
       『幸福の探求―人生で最も大切な技術』マチウ リカール著
   * 苦しみと不幸の違い
 ことにあたった時、〔幸福の状態とは、ポジティブ3に、ネガティブ1〕
と、自問自答すると、嫌な気分が早々に消えていく。良いことが続いたら、
〔今に、マイナスが起こるだろうが、敢えて受けとめる〕と、有頂天に
ならないよう気をつけてはいたが、これが難しい! で、この様。人生を
俯瞰すると、どん底の時節に素晴らしいことが集中していた。 苦しみ、
不幸には、安楽がソッと傍に控えて支えてくれている。当人は、それに
気づく心の余裕がないためだが、辛いときは心底、辛い!〜その辺りから〜
≪ 幸福と快楽の違いを考えたところで、心身の苦痛や苦難と不幸を区別
 する必要がある。 苦難は外から被るもので、不幸は自らが作りだす。
サンスクリット語にドウッカという言葉がある。これはスカの反語で、
定義は、「不快な感覚だけに留まらず、究極的に厭世観にながる苦しみ、
痛みに対する基本的な脆さ、生きることが無意味で価値がない状態」と
なっている。 サルトルは著書『嘔吐』の主人公にこう言わせている。
【 もしも存在とはなんであるかと問われたならば、私は誠意をもって、
 まったく無意味なもの、空虚な入れ物である、と答えたであろう。
私たちは自分自身に当惑し気詰まりな存在の群れであって、誰も彼も、
そこにいることの理由を少しも持たなかった。それぞれ存在するものは、
当惑し、なんとなく不安で、互いに他のものとの関係において余計なもの
である、ということを感じていた… ところでこの私もまた余計なもの
だった …これら余計な存在の少なくともひとつを消滅させるために、
自分を抹殺することを漠然と思い描いてみた。 】
 自分がこの世から居なくなった方がいい、と信じることが自殺者に共通する
動機である。苦しみ(苦難)は、無数の原因によって生じる。中には自分の力で
何とかできるものもあれば、まったく無力のこともある。身体障害者として
生れたり、病に侵されたり、愛する者を失ったり、戦争や天災に巻き込まれる、
等の苦しみは不可抗力である。それに引きかえ不幸はまったく違う。
なぜなら、不幸は、外的な条件によって生じる身体的、道徳的な苦痛と
関連するとはいえ、本質的な関係はない。
 四肢麻痺に関する研究によると、麻痺が生じた直後に大半の障害者が
自殺を考えるそうだが、一年後には10%だけが惨めな人生と考えているという。
残りの90%は、生きることの素晴らしさを考えているのである。苦しみを不幸
と解釈するのが心の在り方であるのと同様、それをどう理解するかを支配する
のも心である。世界観を管理、知覚、解釈する流儀をわずかに変化させるだけ
で、私たちの在り様が大きく変わるのである。移ろいやすい感情を経験する
仕方を変化させることが、気分と在り様を永久に変えることにつながる。
 人間を悩まし続ける苦しみを消滅させることになるこの「治療法」は、
人間として生きるに最適な生気溢れる状態をもたらしてくれる。≫
▼ ネットで四肢麻痺を検索すると、
【いずれの場合にせよ,対麻痺では,上肢は健全なので,車椅子の使用により
日常生活を営むことがかなりの程度まで可能である。しかし,脊髄損傷が頸髄
に生じたり,末梢神経や筋肉の病気が下肢だけでなく上肢にも生ずるような
ことがあれば,上肢も下肢も運動麻痺を生じ,四肢麻痺となってしまう。 
四肢麻痺は左右の上下肢がすべて運動麻痺に陥った状態であり,頸髄損傷による
ものでは,下肢の痙性対麻痺に上肢の弛緩性麻痺が加わって生ずるものである…】
とあった。この状態で、90%の人が生きることの素晴らしさを感じているとは!
 四肢麻痺は、動物から植物(人間)へ移行するようなもの。その状態を瞑想と
内的変化で割切らざるを得ない結果、生きることの幸せに気づくののか?
 急に盲目になったり、四肢麻痺になったとしたら、死にたって当然だが、
一年で90%の人が、これ以上ない絶望の淵から逆照射した諦めの心境が、
その事態を受入れる、強烈な力が湧き出るためである。
〜〜
4700,閑話小題 ーシネマの観客は、私一人!
2014年01月26日(日)
   * 映画館貸切?の念願成就!
 映画館を、一人貸切ってみたいと思っていたところ、奇しくも、
その思いが成就。一度、上映の直前まで一人だったが、数分前に5〜6人が
入って来てガッカリしたことがあったが・・ 一昨日は、4〜5百人の会場に
私が一人だけ。 その感想は、映画に集中できるのがベスト。
内容は、宇宙もの『エンダーのゲーム』で、期待してない分だけ、面白かった。
若者のゲームの物語に参加して、手軽に自分の枠を超えて宇宙に開放される
感覚がよい。一晩、飲みに出歩いたと同じぐらい?
とすると、一割以下のコストは価値がある! 
   * 近所の喫茶店
 二度目になるが、一昨日の午前中、近くのチェーン店の喫茶店
『米田コーヒー』に行く。一〇時過ぎから一時間半いたが、11時までは
トーストと卵がサービスでつくためか、広い店内は満席。何か落ち着くのは
何だろう? ほぼ老夫婦か、中年女性づれ。それが昼飯かわりになって
夕方まで腹持ちがした。100席+別席で150席。値段は400円なら、
価値がある。コーヒー・パンレストランという風。
  * ウィリアム・ブレイク の詩が良い!ー『無垢の予示』より         
 人の定めとしての喜びと傷心、希望と絶望、幸と不幸・・ まさしく、
これらを「正しく知ったとき」、私たちはこの世を無事に進んでいける。             
 ――                             
 一粒の砂に世界を見/ 一輪の花に天国を見る/ 
 手のひらに無限を/ ひとときに永遠をつかむ



7639,閑話小題 〜読書日記 ーじじばばのるつぼ −3

2022年01月25日(火)



             『じじばばのるつぼ』:群ようこ著
   * 下流じじ
 じじばばに、上流も下級もない… いや在るか? ある親戚の法事で痴呆が
入った御老人。とにかく、愚痴を言いたいのが在りあり。ああ始まった!と
思う程、その話がリアルに聞こえてくる。
<最近の若い者は、なってない。昔は良かった。若い時分には良く働いた。>と。
近年、その連れの従姉が亡くなっていたが、その連れが何時も愚痴。
<良さそうな人なので結婚したが、商売が認可事業。朝から晩まで働かされる。
嫁入りして解ったことが小姑が5人もいて、子供は多産主義で、寝ても醒めても
気が休まることがない。本人は会合とかで夜遊び、家では人の悪口が趣味とも
なればストレスが堪る。> 今まで、色いろなケースを見てきたが、これは特に
酷いことを知っているので、この人の在りよう生きようの底の浅さが見てとれる。

 これは世間無知が原因だろうが… 男は一歩外に出れば7人の敵だが、8人の
同志の見方が存在するが、女は厳しい。これでは、ヘドロ化するのは当然。
若い時分には、四日市、神戸、金沢など周っていたが、その先々の土着の女性の
星の王子様への願望は、両親、親戚などから、その苦労の重さを知っているが故。
とにかく、外々へと出たいらしい女の性である。


7638,閑話小題 〜潜る能力 −2

2022年01月24日(月)

   * 『深い人』『浅い人』は何が違うか
< 教養とは雑学や豆知識のようなもの ではありません。自分の中に取り
 こんで統合され、血肉になった幅の広いもの。教養度の問題にかかわってくる。
鍵となるのは、物事の本質を捉えて理解する能力です。それは読書から得られる
力です。教養が人生まで生きてる人が教養人です。>
 ―
▼ 最近、TVなど主に公共の広場でのバイオリンや、ピアノの即興の演奏をして
いるのを見かける。そこでは母子連れが熱心に聞き入っている。そういう場面は、
教養度が高くなければ成立しない。江戸時代の絵画に、庶民が立て看板の前で、
書状を読んでいる絵画をみて、西欧人が驚くのがある。一般庶民でも、識字が
出来ている文化に…である。学歴ではなくて、学力の普及度合いが問題。
 このところ、好き放題、眠った結果か、昼夜関わらず、半睡眠状態で横たわる
機会が増えている。そして、様々な半端の出来事を考える。同じ場面のことも、
数回、考えた後で、違った解釈が出ることになる。これが、面白い。当然、二度、
三度、考えると、角度が違ってくる。その角度の違いこそ、再考の良いところ。
角度こそ、考える上に必要となる。その機会は、読書で得ることで手短になる。

・・・・・・
6524,閑話小題 〜年寄り川柳が身に染みる御年頃ですか…
2019年01月24日(木)
 68歳の頃、現在の私と同じ73歳の元社長が亡くなった。若い頃の豪遊が祟って
その数年、顔を合わせる度に、弱弱しくなっていた。その直後に訃報を聞いたが、
その頃、「年寄りとは、自分より5歳年上をいう」と含蓄ある道理?を、聞いて
いて、成る程と思っていた。50歳半ば辺りまでは、「老人とは、他人のこと!」
と思っていたが、成る程、腰の重さが日ごと進み、鏡には、凄く老けた老人が
存在している現実が…。 …で、呆け川柳を調べるとあるある。あと二年で、
後期高齢者なら、れきっとした老人である。老化とは、病気の進行である。
 
  第18回(平成30年:20作品
・デイサービス「お迎えです」はやめてくれ  相野正(男性・大阪府・68歳)
・ベンツから乗り換えたのは車椅子      井堀雅子(女性・奈良県・65歳)
・朝起きて調子いいから医者に行く      小坂安雄(男性・埼玉県・77歳)
・百年も生きりゃ貯金に先立たれ       川野誠(男性・大分県・46歳)
・仲いいねいいえ夫は杖代わり       佐々木美知子(女性・埼玉県・67歳)
・「インスタバエ」新種の蝿かと孫に問い  石井丈夫(男性・滋賀県・83歳)
・うまかった何を食べたか忘れたが   アリス(女性・三重県・52歳・福祉施設)
★ Siriだけは何度聞いても怒らない   小栗洋介(男性・東京都・32歳)
・靴下を立って履くのはE難度      近藤真里子(女性・東京都・56歳・パート)
「ご主人は?」「お盆に帰る」と詐欺に言い  川野竹子(女性・群馬県・73歳)
「もう止めた」検査ばかりで病気増え   かつ子(女性・山形県・85歳・無職)
★お揃いの茶碗にされる俺と猫    角森玲子(女性・島根県・50歳・自営業)
納得をするまで計る血圧計      ハルル(女性・東京都・69歳・主婦)
★家事ヘルパー来られる前に掃除する Verveine(女性・熊本県・82歳・無職)
★歩幅減り歩数が増えた万歩計    中川曙美(女性・新潟県・77歳・無職)
私だけ伴侶がいると妻嘆く      長谷川明美(女性・東京都・58歳・主婦)
古希を過ぎ鏡の中に母を見る     佐々木綾子(女性・大阪府・76歳・主婦)
無宗教今は全てが神頼み       見辺千春(男性・東京都・72歳・会社員)
君たちもどう生きるかと子に聞かれ  和沙楽(女性・長野県・52歳・会社員)
★メロが新し過ぎて歌えない     宮内宏高(男性・千葉県・65歳・無職)

  第1回(平成13年:24作品
「お若いわ」その一言で得意さん   (東京都 (東京都 81歳 女性)
口づけも入歯ガクガク老いの恋    (東京都 (東京都 79歳 男性)
残るのも先に逝くいやと言う     (埼玉県 77歳 男性)
人恋し とは違う人恋し       (宮城県 75歳 女性)
老妻がホームで宣言主婦卒業     (千葉県 72歳)
化粧する昔話も 化粧する      (三重県 70歳 男性)
三回忌頃から光る未亡人      (大阪府 70歳 女性)
次の世も一緒と言えば妻はNO    (山口県 67歳 男性)
主治医には内緒 鍼灸まむし酒    (東京都 63歳 男性)
逝く日まで恋をする気の紅を買う   (大阪府 61歳 女性)
なってみりゃあの年寄は偉っかた  (神奈川県 61歳 男性)
合コンだ入歯みがいて 紅をさし  (北海道 60歳 女性)
昔酒、今は病院はしごする     (神奈川県 59歳 女性)
夫より三歩前行く老後かな     (和歌山県 59歳 女性)
売るほどの病を持って長生きし   (新潟県 58歳 女性)
昼寝して「夜眠れぬ」と医者に言い (大阪府 57歳 男性)
苦虫を永年噛んで歯も抜けた    (大阪府 53歳 男性)
赤い糸夫居ぬ間にそっと切る    (香川県 52歳 女性)
見くびるな賞味期限は切れとらん  (福岡県 48歳 男性)
長生きは幸か不幸か実験中     (宮崎県 41歳 女性)
人生も野球も最後はホームです   (茨城県 32歳 女性)
70歳で年少組とはまいったな    (沖縄県 27歳 女性)


▼ これを読んでみた実感! <ご長寿に、なりたくもあり、なりたくもなし> 
 でも、なってしまったから、これだけは笑い飛ばすしか手立てはない。
――
2012/08/03
ある老女の遺書ー 3

 10年前に取り上げた、随想集『心に残るとっておきの話』第五集、
に載っていた内容。10年か20年もしないうちに、生きていれば次のステージ
で待っている。人は、それぞれ来し方の人生という行蔵がある。その行蔵に他人は
入ってみることは出来ない。しかし本人には蔵があり、それぞれの棚には多くの
経験というお宝がある。外見はボンヤリしていても、一歩藏に入れば宝の山。
だから元気なうちに、ここで書き残すべきことを書いている。ところで遺書を
書いた老女は80歳後半辺り。看護婦の叱責に怒りと哀しみが蓄積されている。 
老人同士の愚痴は、その解消のためにある。しかし老人ホームでは、それも
限られる。老化は、それだけでウツになる要素が十分にある。だから元気な
うち、動けるうちに、やるべきことは、全てしておくことだ。老いるという
ことは、過去のしてしまった失敗と、しなかった後悔にうち震えることだ。
  ● 2002年08月02日(金)  475, ある老女の遺書
 この文は「心に残るとっておきの話」
第五集に載っていた話で、そのまま写し書きしてみる。
≪ ー老人ホームで孤独に死んでいったある老女のロッカーの中から見つ
 かった詩、書き置きです。「何がわかっているのです!看護婦さん、あなた
は何わかっているの? さほど賢くもない年老いた気難しい女、ぼんやりと
した目付きをして行動力も緩慢で、食ものをボロボロこぼしても返事をしない。
(努力して、やってみて欲しいの!)とあなたが大声でいっても、そんな事
少しも気にかけない様子で、靴下や靴はいつもなくしたまま、何も逆らわず、
何をしようというわけでなく、長い一日を入浴と食事で埋めている。そんな
ふうにあなたには思え、そんなふうにあなたは私のことを考えているの?
もしそうなら、看護婦さん、目を開いて、私を見つめてごらん。あなたのいう
ままに、あなたにしたがって食事をし、私がじっと静かにここに座っている
間に、私のことを話しましょう。
私が十歳の子供の時、父と母が一緒に暮らし、兄弟姉妹は互いに愛し合い、
十六の若い少女のときはウキウキし、もうすぐ愛する人に巡り会えることを夢み、
やがて二十歳になろうとする時、花嫁になり心は踊り、永遠に守ると約束した
誓いの言葉。 
25歳で子供が生まれ、子供のために安全で幸福な家庭をきずき、
30歳の女性になり、子供の成長も早く、永遠に続く絆で互いに結ばれ、
40歳の時若い息子たちは成長し、巣立つ日も近く、
50歳の時、再び私のヒザの上で幼子が遊びたわむれ、もう一度私を愛する
子供達と私は理解しあう。
夫が死に暗い日が続き、未来を見つめ、恐怖に身震いする。
若い者はみな子育てに忙しく、私は昔を愛し合った日を思う。
私は年老いた女。自然は残酷だ。老年が私をおろかにみせる。
私の体から優雅さは打ち砕かれた。活気はなくなり、かって熱く燃えた心も
今は石のよう! しかしこの古い身体の中に、若い少女は住み続けている。
そして今も再び心がときめく喜びの日々を、また苦しかった日々を思い出し、
私の人生を愛し続け、過ぎ去った日々を再びたどる。永遠に続くものは何もない
という厳しい事実だけを残し、あまりにも短い、早く過ぎ去った年月の事を思う。 
 さあ看護婦さん、あなたの目を開きなさい。目を開いて私を見つめて、
もっとそばによって、気難しい老女でない、‘私を知って!’≫

▼ この文は6年前に読んで非常に感動した本だ。一人の人間の心の叫びが
 そのまま伝わってくる。これを何時か書こうと思っていたが、その時が
きたようだ。いや久々に検査の為、病院に行ったのがきっかけでしかないが。
これだけの文章の中に人生の全てを言い尽くしている詩である、人生を言い
尽くした。 必ず誰も思う道だ。笑えるうちに笑っておいて本当に良かったと
思っている。いっぱい泣いてもきたが、泣けるウチはまだよい。
神(自然)は、こういう苦しみを軽くするため、ボケを老年に与えたという。
改めて読んでも、魂の叫びが伝わってくる。

・・・・・・
6160,閑話小題 〜熊さん、八つぁん、珍問答、再び −5
2018年01月24日(水)

熊さん: まだネタ切れが続いていますか。ったく。
八つぁん: そういう日が二日も続くのは珍しいよ。こうなれば頼れるのは
   熊さん、寅さんだけだよ。
寅さん: まあ、いいけど。今日は大相撲のことで、口を濁せばいいんだろう。
熊さん: 白鵬が、早々に休んだね。張り手と肘打ちを禁じらると、この様さ。
  来場所、優勝すれば、充分と思っているのだろう。相撲協会も、次の横綱
  候補が出てくるまでは何とか鶴竜と2人で持たせたいのさ。 白鵬の両足の
  親指の骨折もあるが… 
八つぁん: 男色行司のセクハラが加わった上に、今度はエジプト人の大砂嵐の
  「無免許運転事故事件」が発覚。早速、休場じゃあ。 防犯カメラに映って
  いるのに、言い逃れとは!下手すると追放だよ。協会も、親方も、これだけ
  は防ぎようがないよ。
寅さん: しかし相撲内容は、ガチンコ(八百長無しの真剣勝負)で面白いね。
  立合いの一瞬の勝負というところも面白いね。
大家さん: こと相撲なら、ワシが出てこないと… 第二群に、阿炎、朝の山、
  豊山、モンゴルの水戸龍とかが控えているし、その後には、今場所デビュー
  した大鵬の孫と、朝青龍の甥っ子もいる。その前に、逸ノ城の再生もあるね。
熊さん: 日馬富士、どうするのだろうね。国に帰ってもつまらないし。 
  唯一、鶴竜が伸び伸びと頑張ってるね。
寅さん: 白鵬と日馬富士の重しが取れたからさ。稀勢の里は、どう?
大家さん: 下半身が細って踏ん張りがきかないのは、引退前の力士の特徴。
  復活など夢のまた夢。絶望的さ。前の朝潮の引退時とそっくり。
八つぁん: 来場所、白鵬の復活が無かったら、引退しかないね。八百長も、
  張手も、肘打ちも無理ならね。40回の優勝って何だったのだろうね。
  昇進と優勝実績に、人間的成長がついていけなかっただけですか。
大家さん: 基礎教育もない、モンゴル人に品格を求めるのは土台無理。
  要するに、「国技の最高の座に相応しい品格があるフリをしろ」という
  ことでしょう。どのみち、神前の余興でしかないもの。
熊さん: それにしては、次の横綱候補が見当たらないね。
八つぁん: あと二年を白鶴コンビで持たせて… 白鵬が引退をすることで、
  全体が活性化するんじゃないですか。それと、国技とかいっての無税の
  特権を放棄すべきと思うが… 海外に門戸を開いてしまったのだから…
寅さん: 毎回、引っ張り出され、話しているけど、内容は殆ど同じじゃない?
  これじゃ、詰まらないよ。私らを引っ張り出したせいか、品格が落ちたよ。
  自分でいうのも何だがね。
八つぁん: 池田晶子女史じゃないが、ソクラテスを出したり、大川隆法の
  有名人の降臨をさせ対話じゃないがね… 
八つぁん: 最近、土俵周り客の観察が面白いよ。
大家さん: 私も、アンタに言われて見ているけど。面白いよ。
  東京場所だと、有名人をカメラ目線の先に芸者とか、水商売の思われる
  人を置いてるね。砂かぶりは、一般人の入手は難しいというがね。
寅さん: 携帯電話に知人らしき人から、頻繁に電話が入っているようだし、
  スマホで撮った写真を送っているようだしね。砂かぶり席から直接生中継
  映像の配信も、既にあるかもしれない。
熊さん: 野球の審判の帽子にカメラをつけた映像を時々みるが、行司の冠に
  つけても良いんじゃない。どうでもいいことか。
八つぁん: それにしても、10年、20年前に比べて段違いに面白くなっている。
  ガチンコが多くなったからですよ。大家さん、熊さん、寅さんのファンは?
   私は、実は見当たらない。宇良、炎鵬と、豊山、遠藤あたり。
  そして、突いて引くしかない千代大龍と千代丸。
大家さん: 御嶽海、幕下の炎鵬あたり。
熊さん: 日馬富士だったが、辞めさせらたので、今では宇良。それと逸ノ城。
寅さん: 阿炎と遠藤。強いのか弱いのか分からないのがよい。

・・・・・・
4698, シニアの人生設計は三年の中期計画を
2014年01月24日(金)
  * シニアは「何事も予防に勝る良薬なし」でいく 
            ー人生は65歳からがおもしろいー河村 幹夫 (著)
シニアは3年の中期計画で、年ごとに、一年をプラスする方式は納得できる。 
ーその辺りを抜粋
《 現在、自分が65歳と仮にすると、乎均寿命へ男79・5歳ー65歳=14・5歳、
 女86.3歳ー65歳=21.3歳)が人生の残り時間の目安となります(この男女間の
6年間余の時間差は夫婦の人生設計図を描くうえで重要な意味を持ちます)。
さらに健康寿命で考えると、男70・4歳ー65歳=5.4歳、女73.6歳ー65歳=8.6歳
となります。平均寿命-健康寿命"不健康期間と考えると、男性は9.1年、女性は
12・7年という長い時間になります。これらの基礎的な数字を踏まえたうえで
人生設計図を描くとしても、10年以上にわたる長期プランは、不確定要素の
大きさからみて現実的とは思えません。そこで3年間の中期計画でローリングで
(1年目が終わったら4年目を入れて)常にこれからの3年間を計画対象とするのは
如何か。10先を見通すのは困難でも、これから3年間だけを視野に入れて計画を
毎年修正していくのならある程度・具体的な数字を書き込むことができるはず。》
▼ 二年前のOECD加盟各国の平均寿命は、日本が82.6歳で34ヵ国中トップ
 だったが、死ぬまでの不健康期間が、その分、増えたことになる。
で、私は平均健康寿命年齢まで2年半しかない? とすると元気な現在、
何をすべきかを、より真摯に考えなければならない。しかし50代までに
個人として、やりたい事を終え、65歳で会社関係が・・ さほど焦りはない。
男70・4歳の平均不健康年齢からみて、寝たきりや入院などの介護を受けている
人が、身辺の3分1は存在している筈だが、知人にさほど見当たらない。 
元気な人しか会などに出てこないため? シニアは、病気に関して予防が第一。
お金に関しては、まず手堅く、専守防衛が基本。3年の中期計画として、身辺
の物理的整理(処分)ぐらいだが、こうなると、私個人の資産が何も無いのが
プラスに感じる。言い残したいことは、この随想日記に、13年近くかけて、
ほぼ書き出してある。 で、振り返ってみて、この詩を思い出した!
 * 生きてゐる事は滑稽な事だぞ 馬鹿者共
   生きてゐる事は滑稽な事だぞ 馬鹿者共
   生きてゐる事は滑稽な事だぞ 馬鹿者共
   生きてゐる事は滑稽な事だ          「滑稽」 高橋新吉
 *「何もないのだ/わかったか/わかるということもないのだ」 高橋新吉


7637,閑話小題 〜潜る能力

2022年01月23日(日)

   * 潜る能力
 読書に比べてネットは便利なるが故に、潜りが浅くなる。その対処として、
毎日一文章化のブログで括っているが、そこに書くことの秘儀を自ずとしる
ことになる。 20年続けて、この程度は、己の壁がさせているが、己の壁を
毎日、感じとれるだけ良しとしている。その己の壁は潜る能力である。
絶対量の読書量が足りてない、幼児期の知識の基礎工事である。
『読書だけがたどり着ける場所』の中で、<ネットは、便利なるが故に、
クリックを三度すべし>というが、角度が変わるが故に深みを増すと。
 
 この数年YouTubeに嵌っているが、これは映像化で、その言わんとする
本質に本では到達不可能の領域に、軽く到達できる利点がある。これは、
素晴らしい利点である。クラシック演奏のサワリを、切取り流すことで、
その本質に直に繋がることが可能になる。モーツアルト、ベートーベン、
バッハなど、芸術家の高き精神のサワリが、聞けて、その域に立つことが
愛好家だけでなく、素人筋でも可能になる。
 常に深く潜る必要はない、その域に、度々、行ってると、或る日、突然、
そこより深く潜ることが可能になる。それが良いのです。浅いのは浅い。
直に息切れが生じて、くる。それが傍からは見えてくる。時間を掛けて、
しがみついていると、何時の間にか息が整ってくる。

・・・・・・
6888,閑話小題 〜借り放題、乗り放題
2020年01月23日(木)
   * サブスク
◉ サブスクとは、サブスクリプション方式(サブスクリプション)の略語で、
ビジネスモデルの1つ。 利用者はモノを買い取るのではなく、モノの利用権
を借りて利用した期間に応じて料金を支払う方式。コンピュータのソフトの
利用形態として採用されることも多い。 英語の「サブスクリプション」とは、
「予約購読」「年間購読」の意味。そこから転じて「有限期間の使用許可」の
意味となった。

◉ メチャカリは、アースミュージックアンドエコロジーなど、人気ブランドの
新品の洋服が定額(5800円〜)で借り放題のファッションレンタル。
 最近、話題になったのが、月定額の焼肉食べ放題。
家内が「4日間乘り放題」に観光列車の指定券付が加わり、熱海まで行ったが、
これが評判通りで良かったと…。海鮮料理の豊富な熱海は、金目が人気。
煮付や海鮮丼、もちろん刺身・お寿司がある。 金目鯛煮付け定食が \3,000。
しかし2時間待ちで断念したとか… 

◉ 高級バックとか、ファッション服など、定額限定レンタルが様ざまある。
レナウンは月4800円(税別)からでスーツを貸す事業に本格参入すると発表。
三越伊勢丹も高額なドレスなどを20〜30代女性にレンタルサービスを始める。
レナウンの「着ルダケ」は月額4800〜9800円で契約期間は6カ月から。
貸し出すスーツの定価は1着6万円前後。計4着を購入すると24万円かかる計算
だが、同社のサービスでは年間6万円弱で利用できる。

◉ ユニークなところでは、紳士服大手のAOKIは4月から、ビジネスウエアの
レンタル。月7800円でスーツとシャツ、ネクタイのセットをレンタルできる。
ドローンをもっと簡単に、手軽に。ドローンレンタルの最大手「ドロサツ!!」
ネット上のレンタル本、ブルーレイも… 定時を過ぎると消える仕組み。
考えてみたらホテル、旅館も貸し部屋。太古からあるのが、売春と買春も。
『トイサブ』のオモチャのレンタルも変わり種。

◉ 先年、金沢の名所を歩いていると、若い女性の2人連れの和装姿を多く
見かけた。それが何とも艶っぽく美しい。後で知ったのが、それが、
レンタルサービスで、旅行前に着物を選定できる、レンタルとか。
◉ 旧来からあるのは、漫画喫茶、コピー機、ダスキン、パチンコなどの
ゲームセンター。映画館もレンタル席。ならば、列車も、バスも、移動型
乗り物の貸席。私の通ってるスポーツ・ジムも、会員制の会場レンタル。
 自分の肉体も、魂の平均在籍80年のレンタルですか。
とすると、世間、娑婆の柵を超えて、借り放題、飲み放題、遊び放題で、
生きるべし、ということに。 坐ってないで、チョイとこち向け達磨さん! 
 
ところで、最近、聞いた話。 船橋に住む姪っ子が、産休の遊び場として
駅で入場券を購入して東京駅まで行って、そこでウィンドウ・ショッピング
をして、試食をして楽しんでいるとか。週一は、そうしてる!とか。 
何やら知らない世界の。知らない人の、面白い現象。 
なる程、21世紀とは、こういう時代ですか。

・・・・・・
6523, 閑話小題 〜つれづれに大相撲
2019年01月23日(水)
     * またまた奇妙な状態に…
 大相撲も白鵬以外の横綱・大関がガタガタ。貴乃花の置土産の
『横綱・大関アドバンテージ』の‘肘カチ上げ’と‘張り差し’の専売特許
が、やり辛くなったため… それと、その瞬間の外し方を研究されてしまった。
横綱・大関が負けると、モンゴル相撲の一派が、計画的に陰に痛めつける
システムも?万人知るところとなると、この有様である。
としても有望な若手が台頭してくると、潰しに入る。まず御嶽海が負傷。
制度疲労で弱った個所を狙われ、潰された。稽古場で、本場所で、肘、膝、踵の
攻撃個所をきめて… これでは誰も耐えることが不可能。次は間違いなく貴景勝。 
数場所内に狙われる。閉鎖社会は陰湿なのである。
 その中で、生延びて41回の優勝の白鵬は、それなりの身を守る術があったと
しても、ただ事ではない。 朝青龍が考え出した、張りて、肘カチ上げ。そして
負けた場合、稽古と称した相手へのシゴキの徹底。 それが明らかになって… 
大関も、それを真似ていた? それを観衆に気づかれ、また若手も、公然と張り
返すため、勝てなくなった。 <立合い張り手のない横綱なんて関脇、小結並み>
になってしまった。正常に戻りつつある過渡期としても、酷いありさま。
殊勲力士のインタビュールームも、これが常になると白けた空気感が漂う。
される方が、何でまた、この程度で? と言わんばかり。一時期、人気力士の
遠藤が、怪我だらけになった。幕内下位の頃から、ライバル心と、懸賞が多く
かかるため、対戦相手は目の色を変えてくる。現在でも上位に定着できない。
逆に、それがバネとなり、強くなると期待をしていたが、そうはいかない。 
今場所も、この流れが、より強くなり、白鵬以外、五分五分以下の勝敗。
鶴竜が次の引退へ向けて? …9・6大関も、8勝を目指して健闘の日々。
その意味では、元貴乃花の功罪の罪の深さもある。本来は興業でしかない
大相撲を、理事長の目が無くなった腹いせに、『相撲道の徹底』と問題を
切替えてしまった。 …で、ガチンコ(真剣勝負)をするしかなくなりゃ、
怪我人続出は当然のこと。横綱が、ときに負けるから番狂わせになる。
それが度々となると… 島国の神事は上位に花を持たせる祭りごと。
そこに、外国人の導入とは、これ如何に? 柔道がJudouに変わってしまった
ように、大相撲もOOSUMOUにするしかない! のか。
 こうなっても、その矛盾を抱えて進化するのが国際化、これはこれで、
問題を一つ一つ解決するしかない。 
 理事長・副理事長こそ、現役時代の実績と品位?を含めた第三者の
人気投票で決めればよい。御茶屋などの利権が絡む得体のしれない理事会
より、遥かに選択眼が上? 当然、フェイクも出てきて大騒ぎの中で、
マスコミも大騒ぎで… どうでもいいことですか。今場所も
「休場明けの白鵬」ですか。来場所が出場し、翌場所に休み… 
何とか来年の東京オリンピックで、大横綱の土俵入り? ですか!
 そうこう見ると、貴乃花の功罪の罪の方に? それより、肉食系の力士に、
即席肉食系が勝てるわけがない。相撲の原型がモンゴル相撲を考え合わせると
尚のこと。 <談合談合、八百長八百長だよ、オッカサン!>が今日の結論!
――
追:談合といえば、長岡選出の県議、当然「何」でしょうが、これまた城下町談合?
 忖度?で有耶無耶に? ならば秘書の逮捕はなかったから… やはり?
しかし全国版ニュースになれば、あり得るが。「右手が勝手にヤッタが私は
知らぬぞんぜぬ」が罷り通るのが、この世界? 先週末から城下町世間様の世界
では… これまたドエリャイ世間話で溢れかえ? 何せ長岡商業高校出の
ドエリャイ先生様。…本人は生きた心地がしないだろうが。
 何は6対4、いや、長岡の風土からして5分5分。何故か?全国版ニュースに
なってないということは4対6ですか。淀んだ沼のこと、今さら掻き回すこともなし、
そのまま忖度し、ということで、終わり? 城下町のシンジケート社会で起きた
大ニュース。それは、それは、尾ひれはひれの世間話の材料だもの。  

――――
5792,閑話小題 〜トランプを大統領にしたアメリカの民度
2017年01月23日(月)
   * トランプを大統領にしたアメリカの民度
 去年の『新潮45・4月号』に<トランプを大統領候補にするアメリカの民度>
の、レポートがあった。 共和党本流の複雑な事情のレポートだが、それだけ
アメリカが痛んでしまった焦りがある。結果からみると、一度、アメリカを
閉じて建直す時期に来ているとも解釈可能。団塊の世代の二人の元首相が、
首相と、副首相に返りざきアベノミックスの経済成長を計っているのと比べ、
よほど健全? 日本にとって太平洋戦争以来、最大の危機。ブラックスワン
というより、ブルースワン? オバマが8年かけた社会保険制度も一瞬で消えた。
 大地震は起こってしまった。問題は、大津波の襲来。結果として、アメリカ
国内の不満が、公共の場でのテロを誘発することになる。パンドラの箱は開いて
しまった。ただ、キッシンジャーが隠れブレーン?の説がある。これでフランス
の極右のルペンが政権でも取ったとしたら…
 こうなると、20、30歳代の高度成長期の恩恵を受け、充実した青・壮年期を
過ごせたことに感謝している。 このテーマを日本に置換えると、
<安倍首相をトップに頂き、今だ経済成長を妄想している日本の民度>になる。
3年後に東京オリンピック? 災害対策で東京一極の政治経済の機能を国家
一丸となって分散に集中するのが正道のはず… しかし、これが日本の民度。
 そのおり、タイミング的に適切なTV番組「ザ・リアル・ボイス」があった。
≪いよいよ1月20日、ドナルド・トランプが合衆国第45代大統領に就任。
 “不法移民の強制送還”“女性蔑視”など、過激な発言を繰り返してきた
トランプ氏。今でも全米各地で「反トランプ」のデモが発生しています。
アメリカ国民は、トランプに何を期待し、どう受け止めているのでしょうか?
22日(日)の「ザ・リアル・ボイス」では、「ダイナーからアメリカの本音が
聞こえる供廚搬蠅掘▲▲瓮螢国民の生の声を紹介します。訪れたのは選挙
期間中に注目を集めた、ロサンゼルス、ウェーコ、ランシング、フェニックス
の4都市の大衆食堂「ダイナー」。「なぜ今トランプなのか?」という質問に
対し、住民たちからはどんな声が出てくるのでしょうか?
取材時の様子など、番組を担当している日置一太プロデューサーに話を伺った!
 人々の本音が聞ける大衆食堂“ダイナー”
─―番組ではニュースでも報じることがない、その場所でしか聞けない本音=
“リアル・ボイス”がたくさん聞けたようですね!
そうなんです。“ダイナー”はさまざまな人が集まり、本音がもっとも聞ける
場所なんですよ。そこでアメリカ国民が思っていることを素直に聞くという、
とてもシンプルな構造の番組です。 昨年放送した「“ダイナー”からアメリカ
の本音が聞こえる」に続く、アメリカ編第2弾なのですが、前回の放送後、
「現地で暮らす人の体温が伝わってくる番組だった」「何を感じて、どのように
暮しているのか──その空気感が伝わってきた」「ニュースで語られている背景
がわかり、深く理解することができた」などの反響をたくさんいただきました。
今回も、再び各地の“ダイナー”と呼ばれる大衆食堂を訪ね、「トランプ時代
にどう向き合おうとしているのか」という質問をぶつけ、本音を聞いてきました。≫
▼ 思いのほか、冷静な国民の反応で、これが本音の結果という感を受けた。
 あれだけ戦争で傷ついた割には、恩恵を受けてない長年の苛立ちの蓄積が
あればこそ。こういう反動があって然るべきと…
・・・・・・
5062,貧・病・争と宗教 ー楽しく生きる一日一話 〜
2015年01月23日(金)
      < 本日「いいかげん」日和  一日一話 >ひろさちや(著)
   * 貧・病・争と宗教
「解決するのではなく、そのままで幸せに生きることが宗教の功徳」と、
優しい言葉で、仏教の本質をズバリついた道理。それに気づくのが老年と
いうのが、私も含めて大方?。まず幸せであること。そのまま自然であれば、
何ごとも良い方向に運ぶということ。
≪一昔前まで、新興宗教への入信の動機は、― 貧、病・争の三本柱 ―
 と言われていた。貧しい人が金儲けのために、病気の人は病気治しを求めて、
そして人間関係トラブルの解決を期待して、多くの信者が新興宗教の門をたたく
のだそうだ。しかし、信者になったら金儲けができるとか、入信すれば病気が
治るというのは、どうもインチキくさい。本物の宗教は、貧しい人は貧しい
まま、病人は病気のまま、幸福に生きる道を教えてくれるものであろう。
わたしは、宗教とはそういうものだと思っている。
 ところで、貧と病につづく第三の争であるが、仏教やキリスト教といった
本物の宗教は、この人間関係のトラブルを解決してくれるのではないか…と
いった期待が大きい。つまり、簡単に言えば、仏教のまじめな信者であれば、
嫁と姑のあいだがうまくいくと思っている人が多いが、これは誤解である。
宗教は、人間関係のトラブルを解決するためにあるのではない。
嫁と姑が対立していても、対立したままの二人が幸せに生きることが
できれば、それでいい。宗教はそのような幸せを教えてくれるものだ。≫
▼ 「貧・病・争、そのまま結構!」が、宗教の本質? どの道、これらを
 避けて通ることが出来ないのだから。逆の「富・健・和」も、現象の捉え方
でしかない。やはり宗教心は当然だが必要条件である。南無ぅ( ̄人 ̄)ちーん
即説咒曰 羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経 ーノー)o/"Ω

・・・・・・
4697,末期がん、その日のための予習を ー1 
2014年01月23日(木)
        ー「末期がん、その不安と怖れがなくなる日」樋野 興夫 (著)
 怖しい本だが、いつ何時、「余命?ヶ月」を宣言される可能性のある年齢。
父の余命一年間の精神的、肉体的苦痛を目の当たりにしたが、この世から消え
去る恐怖と、生への渇望は、砂漠の中の彷徨い人のよう。いずれは通る道。
 その時、父に聞きかじりの哲学の『死についての一考察』を話したことは、
何度か、ここで書いてきた。
【 本人にとって死は存在しない、あるのは自分以外の死だけ。何故なら、
死んだ瞬間、自分は無くなる。その当人が考えている死は、他人の死の
イメージで、亡くなった人にとって、死んだ瞬間、その自分は、消滅している。
だから、全て死は、それぞれの当人に存在をしていない云々』と話したところ、
ハッとして急に顔が輝いたことがあった。 死は何か? 死の恐怖の克服を如何に
すべきか?何故、自分が死ななくてはならないか?等の問いは、哲学の究極的問い。 
いざ余命を告げられ、絶望に陥ってから、この類の本を探し当てるのは至難のこと。 
哲学として死について考えること、身近な人を見送った手記や、医師と末期患者
との哲学問答などの本を読むことが出来るのは、今のうち。
『死ぬための生きかた』と『生きるための死にかた』という具体例に
取上げた本を読んだことがあるが・・それは生々しい!
   まずは ーアマゾン〜内容紹介ー
《 一人の病理医師が‘期間限定’で開いた「がん哲学外来」。
 評判が評判を呼び、全国に広がった。人は「死」を前にしたとき、「生」
の意味を考え始める。ここに生きるヒントがある。日本人の2人に1人はがんで
死ぬ時代、一人の病理医師が開設した「がん哲学外来」。医療が手放した末期の
患者に対し、生きる意味、死ぬ意味などを問うこの外来が大きな評判を呼んだ。
余命を宣言されたとき、あなたは何を思うだろうか、何をしたいのだろうか… 
多くの患者が抱える悩みは、人間関係にあるという。それらを克服し、どう死ぬか
に至るための道筋がこの本にある。いま、がんで苦しむ本人はもとより、その家族
ばかりではなく、現在、健康な人へも「なぜ生きる」「死をどう迎える」という
命題をつきつける。
●人生いばらの道、にもかかわらず宴会●八方ふさがりでも天は開いている
●命より大切なものはないと思っている人ほど、悩みは深い
●死ぬという大事な仕事が残っている ●がん細胞は人間社会と同じ
●勇ましく高尚なる生涯〜死んだあとに何を残すか
●がんになっても天寿は全うできる●愛しているなら、心配するな
●「する」ことより「いる」ことがやさしさ●暇げな風貌と偉大なるお節介・・》 
 ▼ まずプロローグをまとめてみる。《「がん哲学外来」の言葉は著者が、
 初めてつくった造語。 2008年に3ヶ月にわたり、5回、特別外来を開いた。
宣伝をしたわけでないので不安だったが、何と80組の予約。 
予測を遥かに超えてしまった。患者は、不安を少しでも解消したいと思っていた。
これだけでなく、この「がん哲学」の動きは全国的に広がり、講演やシンポジウム
に呼ばれるという。2001年の学術雑誌に『がん哲学への道』というテーマで寄稿。
末期がん患者の悩みに医師や最新医療が何も答えることが出来ない。
がん医療は、患者の「心」を支える部分で不十分。著者が患者に語りかけた内容は、
それまでの患者から教わったこと。》次回から、章ごとにおって、テーマにする。


7636,閑話小題 〜『小・金持ち』の話題

2022年01月22日(土)


 11年前の会社清算で、私個人はゼロに近くなっている現在、なればこそ、
逆に他山の石が気になるのが人情。何処かの同級会で『この会での資金は、
如何するの?』の素朴な問いかけ。 言われる方にすれば、現状の全てが含ま
れる思いもよらない突っ込みに一瞬、答えに窮したが、その辺りはオテノモノ。
小銭があるとも無いとも言えず、以前、同じような場面の、ほぼ同じ設定で
『飲み会の御金は別腹、知らずと出てくる』と受け流している男の顔を想いだしつつ、
返答した言葉が…『カミさんに、平身低頭して借りてくる。フッと隣を見る
と冷やかな目で、その一瞬を聞いている人物がいた。この世は、現役で、
現金がモノをいうらしい。この世は、小・金持が幅を利かせる現実がある。
 ――
   * 「準富裕層」と呼ばれる人々は東京に何%いる?
≪ 野村総研が行っている「NRI富裕層アンケート調査」において、定義して
いる階層の1つである「準富裕層」。「準富裕層」といわれる人々は、東京に
何%くらいいるのでしょうか。本記事では、「準富裕層」はどんな階層なのか、
日本と東京の準富裕層の割合などを紹介します。

準富裕層とは
野村総合研究所が行っている「NRI富裕層アンケート調査」とは、全国の
企業オーナー経営者を対象に行っている調査です。その2020年結果と同時に
発表された日本の純金融資産保有額別の世帯数と資産規模の推計調査では、
純金融資産総額により以下のように階層を分けています。

●超富裕層:5億円以上
●富裕層:1億円以上5億円未満
●準富裕層:5000万円以上1億円未満
●アッパーマス層:3000万円以上5000万円未満
●マス層:3000万円未満

準富裕層は、5つの階層のなかの、純金融資産総額が「5000万円以上1億円未満」
世帯を指す。準富裕層の2019年の世帯数は341万8000世帯ですが、富裕層になると
124万世帯、さらに上の超富裕層になると8万7000世帯と世帯数が大きく減ります。
純金融資産保有額が5億円以上ある、「超富裕層」といわれる世帯が、日本で
いかに少ないかが分かるでしょう。しかし準富裕層も341万8000世帯しかいない
ため、日本の総世帯数から見ると、十分に少ない割合だといえます。 ≫

 ――
▼ 『卒、50周年の集い』で<小遣い…どうしてる。一般相場は?>と聞くと、
 やはり仲間内の一番、知りたいらしく、すらすらと答えが返ってきた。
『相方に知らない総量が一千万がラインが目安。10年、20年のスパンが必要で、
定年後の戦略としてとっておくべき、男の安らぎの蓄積。これでも厳しいらしい。
この文章の書き手が、その層だからこそ書けるのだろうが!

・・・・・・
 ―――
2015/10/05
不平等を歴史に学ぶ 〜
    【『21世紀の資本』トマ・ピケティ を私はこう読んだ 特集】
   〜‘不平等を歴史に学ぶ’柴山桂太著   新潮45・2015年3月号
  * 上位1%や上位10%への富の集中
 中流社会の、三分の二のサラリーマン対、残り下位の構図が崩れた現在、
この本では、“10%vs90%”又は“1%vs99%”の不平等に焦点を当てている。
ネット社会の到来が、世界をグローバル化を促進させ、一部だけが勝ち組に、
残りは負け組の社会になっていく。この著書で、ピケティは、その点を
クローズアップして我々に問題提示をしている。 〜ここで筆者は
「過去の不平等は戦争や革命により暴力的に解消された、しかし著者の
目論見は、この失敗のスリリングな回避にある」とある。さらに・・
≪ 格差社会という言葉はすっかり日常に定着した感がある。“1億総中流”
 と言われたのも今は昔、最近では社会の二極化が懸念されるようになった。
日本だけではない。不平等の拡大は世界的な傾向である。特に顕著なのが
アメリカ。 “1%vs99%”とも言われるように、人口の1%の富裕層の富が
増加する一方で、大多数の国民の所得は伸びていない。最近では上位1%
どころか0.1%、或いは0.01%の超富裕層の富が急激に増加している事実が
明らかになっている。なぜこれほどの富の集中が起きるのか。
 この問題を考える上で目下大変な注目を集めているのが、
ピケティ氏の『21世紀の資本』である。・・(略)
 本の内容は至極真っ当だ。不平等のデータを過去200年以上に亘って
収集・整理した上で自説を展開するピケティ氏の理論は、類書には無いわかり
やすさと説得力がある。日本の格差論争はこれまで、非正規やワーキングプア
の増加が問題視されてきた。非正規の割合はこの20年で増え続け、現在では
労働人口の35%を超えている。年収が200万円を超えないワーキングプア
(働く貧困層)も、若年層を中心に増加の一途を辿っている。
平均的なサラリーマン(中位層)とそこに入れない貧困層(下位層)の格差が、
従来の格差論争であった。 それに対して『21世紀の資本』が扱うのは、
「上位1%や上位10%の富裕層への富の集中がなぜ生じるのか」という問題。
これまでの格差論争が“65%vs35%”の格差を問題にしてきたとすれば、
こちらは“10%vs90%”又は“1%vs99%”の不平等に焦点を当てている。
この本がアメリカでベストセラーになった理由もここにある。 ・・ ≫
▼ アマゾンのビュアーの『21世紀の資本』を要約によると
《本書の主たる主張はごく簡単に言い表すことができ、何度も繰り返されている。
- 人類の歴史のほとんどの期間において、資本収益率は成長率を上回っている。
(つまりr>g)であると、富は賃金所得や産出を上回って成長し、持てるもの
と持たざるものの格差はどんどん拡大。事実、20世紀以前には一握りの金持ち
と大多数の生活に困窮する庶民で社会が構成されていた。
- 20世紀後半に比較的格差が縮小し、そこそこ裕福な中間層が出現して穏健な
市民社会が実現したのは、2度の世界大戦による富のリセット、インフレ、
各国の格差縮小的な税政策、歴史的に見て例外的な高度成長の継続、などの
要因が重なったためであったが、今や成長の時代は終わりを告げ再び格差拡大
の時代に戻ろうとしている。
- 格差拡大を防ぐためには、高度な国際協力と資本に関する情報開示を基礎と
した累進資本税の導入が最適な解決策である。》と、要約を、まとめている。
・・・・・・
5424,閑話小題 〜世界の貧富
2016年01月21日(木)
    * 世界の貧富
 欧米の貧富の格差は「上層が3%、中流・30%、その他」という。
日本も、バブル崩壊以降、これに近づきつつある、日本は3分の2が下流?
 先日のTVニュースで、<世界の金持の62人の資産総額が206兆円で、
世界の下位半数の36億人の総額と同じ>と報じていた。金持の一人当りは、
3・3兆円で、下位の36億人の平均は5万7千円。6年前は、388人が下位
半数と同額というから、更に少数に絞られた。
 『世界がもし100人の村だったら』に
< すべての富のうち、100人のうち、6人が59%をもっていて、
 みんなアメリカ人で、74人が39%を、20人が、たったの2%を
 分けあっています >とある。この本の出版から大分、前なので、より
格差が広がって、そこにはロシア、中東などが多く入っているだろう。
 先進国の一員だった日本も、冷戦終了以降、地政学的有利性が小さく
なった上に、グローバル化もあって、国内格差が更に大きくなっている。
TPP問題も中長期的にみて、日本にとっては大問題。アメリカの経済的、
軍事的支配力は、ますます強くなるのは自然の成り行き。
   * 終末医療
 先日の‘「クローズアップ現代」の終末医療の“最期のとき”をどう決める’
で、末期患者が苦痛で頭を掻き毟っている場面が映像で流されていた。
これが死に際の現実である。それもNHKのゴールデンタイムに。その現場に、
5〜6歳の子供が涙を流しながら立合っていたが、身近の人の死に際の苦闘は、
幼児教育として一番の教えになる。その人は、撮影当時71歳、私より2歳上。
3〜7年?以内に、自分にも起こる死に際でもある。〜NHK・HPの内容紹介〜
≪クローズアップ現代“最期のとき”をどう決める“終末期鎮静”をめぐる葛藤! 
 いま、在宅で療養する末期のがん患者に、「終末期鎮静」という新たな医療が
静かに広がっている。耐えがたい苦痛を取り除くために鎮静剤で意識を落とし、
眠ったまま最期を迎えるというものだ。最新の調査では、在宅で亡くなった
がん患者の7人に1人に行われていたことがわかった。
 自分の意志で、眠ったまま苦しむことなく死を迎える患者。その一方で、
遺族の中には、「“終末期鎮静”に同意したことで、患者の人生を終わらせて
しまったのではないか」と悩んだり、罪悪感にさいなまれたりする人もいる。
自宅で最期を迎えるがん患者が増る中、終末期医療はどうあるべきか考える。≫
▼ 父親が苦痛で頭を掻き毟っている姿が目に焼きついている。
 最期は、医師が近親者の同意の上に、呼吸を止めることが多い。
壮絶な死に際が現実だからこそ、「ピンピンコロリ!」が理想になる。
だからこそ、「いま」「ここ」の「わたし」を慈しむしかない。
 で、以下につづく!
・・・・・・
4695, 霊気(スピリット)には、3種類ある
2014年01月21日(火)
          ー人生は65歳からがおもしろいー河村 幹夫 (著)
  * 企業家と経営者との違い! 
 企業家は「真性不確実性」の中に「利潤の源泉」をリスクを持って主観的
判断をしなくてはならない。そのために自分自身に絶対的な信念を持った楽観的
アニマルスピリットが必要となる。ここで、「スピリット(霊気)」には3種類
あると記されている。 ーその辺りを抜粋して考えてみる
《 ●心臓から生まれるとされる生命精気、 ●肝臓から生まれる自然精気、 
 ●脳から発する動物精気です。 哲学者ジョージ・サンタヤナは「動物信念」
の中心性をもとに哲学体系を構築したが、彼のいう動物信念とは「純粋で絶対的
な精気、知覚不能な認知エネルギーであり、その本質は直感である」と記されて
おり、ここまで説明されると、私たちにもナイトやケインズの主張も理解
しやすくなります。たとえばナイトはアントレプレヌアー(企業家)と
マネージャー(経営者)を明確に区別し、後者はナイトの唱える数値計算が
可能な不確実性、すなわちリスクを保険付保するなどして、分散しながら
通常的に経営者としての業務を行い、報酬を受け取る立場にあります。
しかし想定外の数値的な表現が不可能な不確実な事象(真性不確実性)が発生
すると、それに対応すべく経営機能も質的な変化をとげなければならないし、
その時にはマネージャーはアントレプレヌアーに変身して、きわめて重要な予測
とか判断を主観的に行うチャレンジングな役割を果たすということになります。
一方、ケインズも、限られた知識に基づいて、不確実な将来に向かって、例えば
設備投資のような長期的なコミットをしていくためには、自分自身に対して
絶対的な信念を持ち、楽観的なアニマルスピリットを持つ人材が必要であると
説明しています。そして投資.投機に関して、最も重要なナイトの指摘は、
「利潤の源泉」は保険付保が可能な(彼の言葉では)リスクの中には、それに
よってリスクがコスト化されるということですから、利潤の源泉とは言えません。
彼の言う「真性不確実性」の中にこそ発見されるものだ、という点にあります。
これは、まだ海のものとも山のものともわからないベンチャー企業に敢えて
投資する態度につながります。・・・ 》
▼ 3年前の決断と、その後の対処が本能に根ざして淡々と、後処理が
 出来たのは、歴史的テロによる断層と、数百年に一度の経済的震災
(リーマンショック)と、二万人の死者を出した東北大震災と津波のため。
これらの現象で、アニマルスピリッツが目覚め、思いきった決断と、
行動が出来たことになる。そこに悪い霊気が向うと、返り矢になるのは当然?
  創業者を気取って、10年で転身をしないで経営者に甘んじたのが、
この結果の真の理由になる。 上手くいった創業来の10年分の蓄積を、
20年かけて食べ尽くしてしまった! 微温湯で動物的直感が茹で上がって
しまったのである。企業家の状態でリタイアが、良かったか、茹で蛙が
良かったか? もちろん、前者だが、その辺りの自覚が足りなすぎる! 
 のは、ご覧の通り。  「ご覧のとおり、そのまま、結構」である。
「�心臓から生まれる生命精気、 �肝臓から生まれる自然精気、 
 �脳から発する動物精気です。 �ドキドキ胸がときめき、�酒を飲むと
 開放される、あの霊気、�何かを直感する認知エネルギーこそ、人生の礎。
・・・・・・
5060,閑話小題 ー樹海のふたり
2015年01月21日(水)
   * 映画「樹海のふたり」
 録画をしていた映画の「樹海のふたり」を先日観たが、何とも味わい深い。
富士山麓の樹海で、自殺者のTVレポート番組を何回かみていたこともあり、
WoWoWを録画をしていたもの。 重い内容を軽いタッチで飽きさせない内容。
 〜ネット検索の内容より〜
≪フリーのテレビディレクターとして活躍する竹内と阿部。二人は富士の樹海の
 近辺をさまよう自殺志願者たちにインタビューしては、その経緯や心情を聞き
出しつつ、自殺を思いとどまらせるドキュメンタリー番組を制作する。番組は
高視聴率をたたき出し、テレビ局や彼らが所属する制作会社は続編の撮影を持ち
掛けてくる。しかし、自殺志願者たちのさまざまな人生に触れてきた二人は、
そうした番組の制作で生計を立ることに良心の呵責を覚えるようになっていく≫
▼ 自殺のため樹海に足を踏み入れようとする人々の姿を追うドキュメンタリー
 番組のディレクターの二人が、おのおのの事情を抱えた自殺願望の人たちと
接する中で、二人の問題を抱えた人生を見つめ直していく筋たてがよい。 
 この中で、「何故、富士山麓の樹海を死に場所にするか?」の疑問に対し、
「自殺は、自宅内の首吊り、ガス自殺、服毒死、そして自宅近くが殆ど・・」
ところが、自殺を決意できないため、「樹海に行けば人知れず決行できる」と、
思いたって来るという。そういえば、以前、ここで、『実録・ゴールデン・
ブリッジからの身投げ』を取り上げたが、こんな映画は国内の製作は無理!
 私のブログのビュアーに、『最近、いやに死を扱った読書録が多いですね。
(陰の声として、何か危ないのですか)』と、怪訝な顔で言われた。
そこで、『その時になってからでは予習効果は少なく、死の問題は、まだ先
と高をくくっていられるうち、これは長年の蓄積が必要。』と答えていたが。
「正中心・一点・無」の最たる難問が死の問題。これも、突き詰め、凝視を
続けると、慣れが出てくる。ところで方法の三分の二が首吊り自殺で、
9割の人が、その瞬間、止めておけばと後悔する、という。世間様とやらと、
妄想に充分に気をつけ、何があっても苦海を面白おかしく生きなければ!
――
503, 実録・ゴールデン・ブリッジからの身投げ
2013年07月15日(月)
 先日、蔦屋で本を一冊買ったところ、レジの人がいうに「今なら、シニア様
なら無料でDVDが借りられます」という。そこで借りてきたのが、『ブリッジ』。
軽い気持ちで、身投げ自殺のドキュメントのタイトルにひかれ借りてきたが、
初めから終わりまでシリアスで見入ってしまった。次次とサンフランシスコの
ゴールデン・ブリッジから身投げをしていくのが映し出され、遺族や友人が、
インタビューに答えている。このところ『大往生したけりゃ医療とかかわるな』
や『どうせ死ぬなら「がん」がいい』の読書録と、その下書を書いているので、
死にゆく者の心模様がシリアスに伝わる。橋の手前で、死のうか迷って考え込み、
決断する悲痛な姿が痛ましくバンジージャンプのように飛び込んでいく姿が
痛ましい。その後の身近の人の証言では、ほぼウツ病で、それが高じ自殺に到る。
生きているのが辛く、死にたいのである。 反面、誰かに助けて欲しい気持ちが
迷いを生み出す。その中で、一人、助かった人がいた。足から落ち、上手く靴が
水面に突き刺さって衝撃を和らげた上に、水中でサメかアザラシ?が踏み台に
なり、押し上げられたという。普段なら40Mの落差の衝撃で亡くなるが、
このブリッジは66M。内容は暗く恐しいが、心の闇が、身投げを通して
浮かび上がってくる。  ーウィキペディアによるとー
≪『ブリッジ』(原題:The Bridge)は、2006年に公開されたアメリカの
ドキュメンタリー映画。社会の禁忌としている『自殺』をテーマにしている。
観光の名所のゴールデンブリッジに1年間カメラを設置し、自殺者の様子を
カメラに収めた。後に遺族にインタビューをし、そこから自殺を図る人々の
様子を映しだそうとしている。映画では24人が、橋から66Mの高さから海面に
向かって飛び降りている。監督のエリック・スティールはこの映画を取る際、
映画の宣伝効果で自殺者が増加しないように極秘に行っていた。また、
橋の柵に足をかけたら管理局に通報することをルールとして定めていた。
 映画は主に橋とその周囲の日常を撮影した風景、自殺者の飛び降りるシーン、
遺族や友人、目撃者へのインタビュー、遺書などから構成されている。
中でもインタビューの映像が多く、自殺者の情報はインタビューの情報でしか
語られない。自殺者の多くが精神的な病やトラブルを抱えていることが
その中で分かる。≫
▼ 2006年の時点で、この橋からの自殺者は年に24人もいるというから、
 全員撮ったことになる。次から次へとブリッジから飛び降りるが、躊躇している
うちに警官や近くの人に、取り押さえられた人が数人いた。 生死の問題もあり、
それぞれの人生が浮かび上がる。ゴールデンブリッジという名所が、ロマンチック
な気持ちを駆り立て、志願者が国内から集まってくる。県内なら新潟の万代橋が
河口に近いため海に流され、死体が上がりにくいとか。人知れず消えている人
がいるのだろう?テーマがテーマだが、決して後味が悪くないのは、
シリアスすぎて、実感がわかない為? 死ぬには死ぬ理由があるはず!


7634,閑話小題 〜読書日記 ーじじばばのるつぼ −2

2022年01月21日(金)


   * じじばばのふりみて、我がふり直せ! ?
 親戚の数が多いこともあって、法事など出、じじばばを多くみてきた。
年寄りの性格の捩れは何とも見苦しいと子供ながらに思っていたが、その立場に
己も至ってきた。 自分の目線は変わらないと思いきや、当然,年齢の壁には、
逆らえず、年齢相応になっている。愚痴から始まり、対象人物の由来、経歴まで
こと細かく羅列し、昔は良かった、現在は厳しいと、同じことを宣う。
‘じじばば、じいばば…’ これにボケが被るため、それはそれは… 
これに政治問題と、悪口が加わるため、何とも凄惨な内容になっていく。
普段は誰も相手にして貰えない為、法事の場は、持論を述べる良い機会になる。
――
 
≪ ◉“人生の先輩"を観察する、爆笑&ドッキリの痛快エッセイ24本。
人間だれしも、気づけばあっという間にじじとばば。人生の先輩たちに学ぶべく
観察した、その生態とは。レジで世間話をはじめる迷惑なばば、ラブホにしけこむ
お盛んなじじ。ばばのキテレツなファッション、じじの洒落にならない危険運転。
店員に上から目線のじじに、若者に時代錯誤な小言をたれるばば…
…もしかしたらあなたも、こんなじじばば予備軍かも!?
爆笑&ドッキリの痛快エッセイ集。
 …
≪ ◉ あなたの周りに、こんな「じじばば」いませんか!?
ホームドア横入りばば・TPO無視の短パンじじ・巨乳ノーブラばば・
卑猥な英語スラング連発じじ・乃木坂46風ファッションのばば
・着物マウンティングばば・電車でフケを落とすじじ・歩きスマホ方向音痴ばば
・喫茶店で下ネタ話のじじばば、セコすぎるじじ・疲労困憊の配達じじ
・男尊女卑の小言ばば・ご近所トラブルじじ…… ≫
 …
▼ まあ歳相応に、誰にもいえるため、文章化しないがいい。

・・・・・・
6157,読書日記 〜合理的無知とは誰のこと? −2
2018年01月21日(日)
   『クラウド時代の思考術ーGoogleが教えてくれないただひとつのことー』
                   ウィリアム・パウンドストーン著
  * ある強盗の話
 レモンジュースのシミは、一見、見えないが、よくみると見えてくる。
それを顔に塗れれば「見えないインク」として監視カメラに写らないと信じた
結果の犯行を引合いに出し、今回の白鵬の「横綱アドバンティジ維持のため
の暴行事件」を考える。たまたま、日馬富士がカラオケの端末機器を使って
大怪我を負わせたため、大事件に発展した。白鵬の先場所の取口の8割以上が、
立合いの「張手」と「肘打ち」。9通りの勝ちに至るコースに7つに、この二つ
が組みこまれていた。 で勝てなくなり、古傷の両足の親指の骨折を理由に、
早々に休場に至ることに。
暴行事件の起こる数場所前に、白鵬が暴行被害者の貴乃岩に負けて優勝を逃した。
この数日前に白鵬から執拗に携帯電話が入ったという。TPOSからして、何の電話か
は明らか。その伏線があって貴乃花親方は警察に直接、訴え出たのは当然の事。
 このブログも似たようなもの。見ている方からしたら、この間抜けな強盗を
見ているようで面白いだろう。 死んで三日も経てば、全てが消滅。
瀬戸内晴美が、「作家とは、大道に素っ裸で大の字で寝ているようなもの」
と述べているが、それからすれば、露悪、露馬鹿も、まだまだ。
合せ鏡の知恵を持っていればよいが、それが… だから世間とかいうのに
惑わわされる。厄介なのは無知。タチが悪いのは、その自覚がないこと。
 生半可なコメンテーターの、煽動な話を鵜呑みにし… 私のことですか?
 ―
≪ 1995年4月19日、身長168センチ、体重122キロのマッカーサー・ウィラーは、
 自分は監視カメラに映らないと信じ、真昼間に2つの銀行を襲った。ウィラー
は、レモンジュースが「見えないインク」として使われているというのを知って
いて、自分の顔にレモンジュースを塗って顔を監視カメラにさらして犯行に及ん
でいた。(塗っていれば見えないと信じ) これがコーネル大学のデビッド・
ダニングの目にとまり、<知識や技術に欠けた者は、自分が知識や技術を知ら
ないことに全く自覚がない>ことを同僚のジャスティン・クルーガーとともに、
「ダニング・クールガー効果」と名付けた。 
 ネットの時代。ネット検索で、何でも瞬時に知ることができる。
そんな時代に自分の頭に知識を持つことにどれほどの意味があるのか。
そのことに対して、著者のパウンドストーンは、無知がどれほど正確な判断や
決断に影響を与えているか、デモクラシーがどれほど脆弱な大衆の知恵と判断に
基礎を置いているか、そして、知識の多寡が個人の豊かさとどれほど相関して
いるかをこれでもかというほどの事例を示し、無知の危険を読むものに迫る。≫
▼ 他人事だと分かるが、こと自分については、理解できない人間の滑稽さ。
 だから、人間は生きていける。暗い顔をした老人が多いのは、「生老病死」の
問題だけでなく、その姿に気づくためだろうか… 全く気づかないふりもある?
―――
2015/10/05
不平等を歴史に学ぶ 〜
    【『21世紀の資本』トマ・ピケティ を私はこう読んだ 特集】
   〜‘不平等を歴史に学ぶ’柴山桂太著   新潮45・2015年3月号
  * 上位1%や上位10%への富の集中
 中流社会の、三分の二のサラリーマン対、残り下位の構図が崩れた現在、
この本では、“10%vs90%”又は“1%vs99%”の不平等に焦点を当てている。
ネット社会の到来が、世界をグローバル化を促進させ、一部だけが勝ち組に、
残りは負け組の社会になっていく。この著書で、ピケティは、その点を
クローズアップして我々に問題提示をしている。 〜ここで筆者は
「過去の不平等は戦争や革命により暴力的に解消された、しかし著者の
目論見は、この失敗のスリリングな回避にある」とある。さらに・・
≪ 格差社会という言葉はすっかり日常に定着した感がある。“1億総中流”
 と言われたのも今は昔、最近では社会の二極化が懸念されるようになった。
日本だけではない。不平等の拡大は世界的な傾向である。特に顕著なのが
アメリカ。 “1%vs99%”とも言われるように、人口の1%の富裕層の富が
増加する一方で、大多数の国民の所得は伸びていない。最近では上位1%
どころか0.1%、或いは0.01%の超富裕層の富が急激に増加している事実が
明らかになっている。なぜこれほどの富の集中が起きるのか。
 この問題を考える上で目下大変な注目を集めているのが、
ピケティ氏の『21世紀の資本』である。・・(略)
 本の内容は至極真っ当だ。不平等のデータを過去200年以上に亘って
収集・整理した上で自説を展開するピケティ氏の理論は、類書には無いわかり
やすさと説得力がある。日本の格差論争はこれまで、非正規やワーキングプア
の増加が問題視されてきた。非正規の割合はこの20年で増え続け、現在では
労働人口の35%を超えている。年収が200万円を超えないワーキングプア
(働く貧困層)も、若年層を中心に増加の一途を辿っている。
平均的なサラリーマン(中位層)とそこに入れない貧困層(下位層)の格差が、
従来の格差論争であった。 それに対して『21世紀の資本』が扱うのは、
「上位1%や上位10%の富裕層への富の集中がなぜ生じるのか」という問題。
これまでの格差論争が“65%vs35%”の格差を問題にしてきたとすれば、
こちらは“10%vs90%”又は“1%vs99%”の不平等に焦点を当てている。
この本がアメリカでベストセラーになった理由もここにある。 ・・ ≫
▼ アマゾンのビュアーの『21世紀の資本』を要約によると
《本書の主たる主張はごく簡単に言い表すことができ、何度も繰り返されている。
- 人類の歴史のほとんどの期間において、資本収益率は成長率を上回っている。
(つまりr>g)であると、富は賃金所得や産出を上回って成長し、持てるもの
と持たざるものの格差はどんどん拡大。事実、20世紀以前には一握りの金持ち
と大多数の生活に困窮する庶民で社会が構成されていた。
- 20世紀後半に比較的格差が縮小し、そこそこ裕福な中間層が出現して穏健な
市民社会が実現したのは、2度の世界大戦による富のリセット、インフレ、
各国の格差縮小的な税政策、歴史的に見て例外的な高度成長の継続、などの
要因が重なったためであったが、今や成長の時代は終わりを告げ再び格差拡大
の時代に戻ろうとしている。
- 格差拡大を防ぐためには、高度な国際協力と資本に関する情報開示を基礎と
した累進資本税の導入が最適な解決策である。》と、要約を、まとめている。
・・・・・・
5424,閑話小題 〜世界の貧富
2016年01月21日(木)
    * 世界の貧富
 欧米の貧富の格差は「上層が3%、中流・30%、その他」という。
日本も、バブル崩壊以降、これに近づきつつある、日本は3分の2が下流?
 先日のTVニュースで、<世界の金持の62人の資産総額が206兆円で、
世界の下位半数の36億人の総額と同じ>と報じていた。金持の一人当りは、
3・3兆円で、下位の36億人の平均は5万7千円。6年前は、388人が下位
半数と同額というから、更に少数に絞られた。
 『世界がもし100人の村だったら』に
< すべての富のうち、100人のうち、6人が59%をもっていて、
 みんなアメリカ人で、74人が39%を、20人が、たったの2%を
 分けあっています >とある。この本の出版から大分、前なので、より
格差が広がって、そこにはロシア、中東などが多く入っているだろう。
 先進国の一員だった日本も、冷戦終了以降、地政学的有利性が小さく
なった上に、グローバル化もあって、国内格差が更に大きくなっている。
TPP問題も中長期的にみて、日本にとっては大問題。アメリカの経済的、
軍事的支配力は、ますます強くなるのは自然の成り行き。
   * 終末医療
 先日の‘「クローズアップ現代」の終末医療の“最期のとき”をどう決める’
で、末期患者が苦痛で頭を掻き毟っている場面が映像で流されていた。
これが死に際の現実である。それもNHKのゴールデンタイムに。その現場に、
5〜6歳の子供が涙を流しながら立合っていたが、身近の人の死に際の苦闘は、
幼児教育として一番の教えになる。その人は、撮影当時71歳、私より2歳上。
3〜7年?以内に、自分にも起こる死に際でもある。〜NHK・HPの内容紹介〜
≪クローズアップ現代“最期のとき”をどう決める“終末期鎮静”をめぐる葛藤! 
 いま、在宅で療養する末期のがん患者に、「終末期鎮静」という新たな医療が
静かに広がっている。耐えがたい苦痛を取り除くために鎮静剤で意識を落とし、
眠ったまま最期を迎えるというものだ。最新の調査では、在宅で亡くなった
がん患者の7人に1人に行われていたことがわかった。
 自分の意志で、眠ったまま苦しむことなく死を迎える患者。その一方で、
遺族の中には、「“終末期鎮静”に同意したことで、患者の人生を終わらせて
しまったのではないか」と悩んだり、罪悪感にさいなまれたりする人もいる。
自宅で最期を迎えるがん患者が増る中、終末期医療はどうあるべきか考える。≫
▼ 父親が苦痛で頭を掻き毟っている姿が目に焼きついている。
 最期は、医師が近親者の同意の上に、呼吸を止めることが多い。
壮絶な死に際が現実だからこそ、「ピンピンコロリ!」が理想になる。
だからこそ、「いま」「ここ」の「わたし」を慈しむしかない。
 で、以下につづく!


7633,閑話小題 〜読書日記 ーじじばばのるつぼ

2022年01月20日(木)

           『じじばばのるつぼ』 :群ようこ著
   * 適度の言訳は人生の妙薬にもなりうる
 数日前に76歳の誕生日をむかえ…『何とまあ、よくぞ、ここまで!』が実感。
10数年前に身近な人たちに、自ら『75歳の寿命』を宣言したが、それまで20年
近くは、1〜2年に一度は、一日かけて、健康診断をしたいたが、自ら
『75歳の寿命説』を宣言した。その結果… 歯医者以外は薬で済まし、あとは
野となれ山となれ…<死ぬのは死ぬ。助かるのは助かる> と。
多くは、鳩に鉄砲という感覚だったような。医師の診断は、その業界に有利の好い
加減な基準。私が超中学生の頃の血圧は、年齢+100だったのに、今では年齢−10×100である。血糖症の数値も、基準が変わっていた。予防もあるとしても、好い
加減なことはたしかである。毒には毒を盛って制するが基本。 その毒が、違う
器官に対する思惑無しで、一服盛られる。間接薬殺になることは、お構いなしが、
この国の方針…
 それは医薬だけでなく、スーパーで並んでいる食品の全てとくれば、何おか
いわんや。好きなものを、好きなだけ食べてそれで末期ガンを発見されて、
自然死の方を選択するのも、死に方(生き方)である。『ジジババのるつぼ』は、
老い先短いジジババの顕わな生き様として、周囲を呪うでなし、淡々と自らを
冷笑して過ごすのも一手。
 ――
 <内容・説明>
:駅のホームでは素知らぬ顔で列に割り込み、スーパーの店員に難癖をつけ、
喫茶店で猥談に花を咲かせる…。街中を見渡せば、至る所でパワーを持て余した
じじばばが周囲を振り回す姿が!エッセイの名手が贈る、じじばば観察記録。
呆れて、怒って、でも何だか笑っちゃう?痛快デトックスエッセイ

 ;Amazonのレビュー;
 Reviewed in Japan on December 12, 2020Verified Purchase
◉ 相変らず鋭い観察眼!私の知人に、その場で話された言葉をつらつらと記憶し、
後になってほぼ丸々再現できる人がいます。 あの時誰がどういったという
ような話になった時、○○さんが「〜〜」△△君が「〜〜」と言って…などと、
脚色・主観・盛りなどということなく、レコーダーのように、色のついてない
言葉が口からほぼそのままこぼれてくるのを皆感心しまくって聞いている
のですが、多分群さんはそういう人なんだと思います。

◉ 昔から群さんについては凄い記憶力と言ったような聞こえが高かったので、
その鋭さは変わらず周囲へのアンテナとして、自分たちならするする忘れてしまう
ようなことまで拾っていらっしゃるからこその、今までの稿量ではないでしょうか。
こんなことに遭遇するはずない、と言った評価🄱は、個々人の主観というか思い
込みによるものでしょうね。

◉ ○○のるつぼシリーズは、今まで男性について、女性について書かれてきて
いて、その度面白く読ませていただきましたが、今回前にもまして面白く読ませて
いただきました。ひどい悪口ばかりという評価があるのは、読者が今まで自分
とは関係ない、つまり自分はそんな「変な女性や男性」ではないからと自分から
距離を置いて考えることができたので、自分への「悪口」とは思わずあははと
笑って読むことができたのだけれど、「老い」というのは皆等しく迎えるわけで、
自分もその仲間として考えざるを得なくて、ひどい悪口を言われたような気になる、
つまり多少なりとも思い当たる節に自分の心の奥で気づいて、ドキッとし、
そしてひどいわ、となるんじゃないかと思います。

◉ 親だけでなく自分の重ねてきた年月考えると、あー親もそんなところあるな〜
とか、自分もそうなっちゃうかもと、ちょっと離れて考えると、物凄く面白く
読めた一冊でした。悪口というよりは、群さんご自身についての自戒ではないで
しょうかね、ジジババと書く方が、「老人」と書くより私は冷たくないとおもい
ますね。ユーモアあふれてる人なら大笑いする一冊ではないでしょうか。
つまり自分を笑う事の出来る人、ならという意味です。お薦めします。

 ―
▼ 困ったじじばばたちの悪口、雑言。少し優しい視線を向けられないのか。
65歳を超えた頃からか、体力が弱ったというより、<おい、これって何じゃい>
という老人の肉体に精神が入替っていく感覚が強くなってきた。それまでの感覚
とは全く別物の、見知らぬ入れ物という別次元の、それである。
「成るほど、人生とは、こんなものなのか!」という内なる心底の言葉が…
やはり、特に男は75歳が大きな壁であると…

・・・・・・
7278、閑話小題、まあ、きつい
2021年01月20日(水)

・・・・・・
6520,読書日記 〜「なぜ夫は何もしないのか」 −2
2019年01月20日(日)
 姉が4人もいて、常に気配りをしなければならなかった生活環境にあり、
シスター・コンが私の内面奥に根付いている。その上にマザコン・ファザコンが
微妙に絡んで何とも可笑しな性格に?… 人間とは須らく何らかコンプレックス
がベースにあるもの。それが夫婦間の歪みで生じる。そこで、生じるのが、
「なぜ夫は何もしてくれないか?」と相成る。 で、野生馬と同じ。
「飼い慣らした後に調教からするんだよ!」が、まず頭に浮かぶ。
そこで、生物、動物、猿、人間などの共通点と差異を把握し、飼い慣らす。
男女には、それぞれの特性があり… 「女性管理ができれば天下をとれる」
という格言があるほど、これがまた難しい。 バイロンの名言に、
「ずいぶん敵を持ったけど、妻よ、お前のようなやつははじめてだ。」… 
最悪と思ってるが、その実は、互いは最悪の中の最善?の相手。
お互い翻ってみれば、割れ鍋にとじ蓋。まず「雄雌の違い」の認識が必要。
   * ここで紹介しあった実例
◆ 結婚したら結婚記念日を忘れるのが夫、結婚記念日にこだわるのが妻
◆ 嫁と姑を仲良くさせようとするのが夫、姑と縁を切りたいのが妻
◆ 目的があるから買物に行くのが夫、目的がなくても買物に行くのが妻
◆ 必要とされていると実感する時、幸せと感じるのが夫、
  愛されていると実感する時、幸せと感じるのが妻
◆ 母親が好きなのが夫、実家が好きなのが妻
◆ スポーツで汗を流してストレスを発散するのが夫、
  メロドラマで涙を流してストレスを発散するのが妻
◆ 子どもには自分と同じ道を歩んでほしいと考えるのが夫、
  自分とは違う道を進んでほしいと思うのが妻
◆ 夫婦ゲンカで逃げるのが夫、責めるのが妻
◆ 離婚で白髪になるのが夫、茶髪になるのが妻
◆ 老後はふたりで生きたいと思うのが夫、
  自分だけのために生きたいと考えるのが妻
 ――   
  〜Amazonの投稿から〜
< 夫は妻に依存、妻の言動にアワワとなるケースが目立つように感じました。
 著者は女性の立場寄りの意見が多いように感じました。
夫婦、男女に限らず人との付き合いは、付かず離れずの距離が大切といいます。
男女の間には深くて暗い河が流れているのだと、あらためて痛感しました。
 結婚式にお呼ばれしたときだけでなく、子どもの入学式だとかちょっとした
飲み会だとか、家以外の場所に行く時に決まって夫が耳にする魔法の呪文。
 妻の「着ていく洋服がない」。
「おいおい、クローゼットやタンスには、俺の10倍はあるやんけ!」とツッコ
むこことすらも飽きてしまうほど耳にしています。一歩進んで会話をすると、
「これは◯◯さんの結婚式に着たし」と謎の呪文が繰返しも、いつものパターン。
 ――
▼ 私が考えあぐねた末に出した結論が、「40回も同伴で‘秘・異郷ツアー’
に行けたのは、相方の天然ボケの性格ゆえ。旅仲間と同居していると思えば、
それだけでも合格としなくては!」である。大学の同級会で、仲間内での
ゴルフの話題が多く出るので、近況報告で、「ゴルフと、国内旅行を捨てて、
家内同伴で、40、50歳代を中心に、血みどろの喧嘩をしながら秘・異郷ツアー
をしています」と話すと、久しぶり参加の、前に座った男が、私の話を
遮って、「アナタの話はお惚気だよ!」と宣う。私は愚痴半分のつもりだった
が…。そういえば、本人のスピーチの中で、「数年前に連れをなくして… 
これが何とも侘しい!」と話したばかり。「最悪の中の最善の相手」と
思えば、何とか我慢がなる? 
「最悪の中の最善」のテーマが思い立った。 近々に取上げてみようか。

・・・・・・
6156,閑話小題 〜好奇心指数
2018年01月20日(土)
   * 枯れないために
 CQ(好奇心指数)たる言葉に引き付けられた。何ごとにも興味を持ち、仲間を
集い、チャレンジするのは比較的、女性に多い。男は仕事本位でなければ、
荒波の中で生抜いていけないため、好奇心があっても、集中を維持できない。
第二の人生には、妻たちの好奇心との圧倒的な格差を知り、愕然とする。
 そこで、ネット検索すると… 
≪IQ(知能指数)やEQ(心の知能指数)と並びCQ(好奇心指数)が注目される
・IQとは 知能指数のこと。高いほど知能が高いことを、低いほど知能が低いこと
 をあらわす。
・EQとは、(心の知能指数、「自己や他者の感情を知覚し、自分の感情をコント
 ロールする知能」。
・IQにちなんだ新しい知的な精神活動の指数Curiosity Quotient 
(好奇心指数)を 指す。 好奇心が学習や仕事などの精神活動にとって重要で
 あろうこと は、多くの人が経験上、なんとなく気づいている。
目新しいものに興奮しやすい一方で、決まったルーチンにすぐ飽きてしまう。
独創的なアイデアを思いつくが、反体制的になりやすい。
もちろん賢いことは重要だ。でも知的好奇心のほうがもっと重要だ。
 グーグルで成功する人は、すぐに行動を起こしたがる傾向がある。
グーグルが従業員に贅沢なまでの快適なオフィス空間を提供するのは、オフィス
空間が従業員の創造性に大きく影響を与えることを熟知しているからだ。
一つのことを最短で答える能力であるIQから、一つのことからたくさんの
ことを連想する創造力であるCQの養成へ、教育もシフトしていくべきだ。
CQは自分自身の努力で高めることができる。IQは生涯かけても変わらないかも
しれないのに対して、感情や好奇心は発達させることができる
出典:<IQの高さより大切なのは「ICE」 ライフハッカー[日本版]> ≫

▼ この随想日記で一日一テーマを17年間、続けてきたが、問題はテーマ探し。
 これは常日頃から好奇心を持ってネタ探しをしなければならない状況になる。
備忘録、アイデアノートとしても、第三者に公開するため、面白く、何か
しらプラス!に… というサービス精神が働く。とすると、当り前の内容
では、自分の心に残らないし、価値がない。常に何か新奇なテーマの影に追い
かけられることを良しとするかどうかの問題になる。その緊張感も慣れると、
中毒になる。常に、頭を空にして網を張っておかないと、好奇心を煽るテーマ
は出てこない。その為には、「快適な空間」と、「快適な心的状況」が必要。
 一応、知的な精神活動の継続が、IQを高めているのか! 成るほど、毎日が
面白く、刺激的なのは… また手前味噌の話で終わる?
逆に、この結果、EQ指数が減退していたような。 そういうこと!

・・・・・・
4694, 知恵と、教養と、知性の違い
2014年01月20日(月)
ー人生は65歳からがおもしろいー河村 幹夫 (著)

・・・・・・・・
5423,人生で最も大切な技術 ーА/瓦瞭眤Δ鮟六襪垢
2016年01月20日(水)
        『幸福の探求―人生で最も大切な技術』マチウ リカール著
  * 幸福に関する名言 〜心の内側を熟視する
 ここで、無知からの脱出の方法として内観がある、という。その方法は
「分析」と「瞑想」。とすると、私の夜半の半睡の4時間が「瞑想」に近く、
この随想日記の完成のプロセスが「分析」に近いから、夜半から早朝にかけて
毎朝、内観をしていることになる。 幸・不幸は、現実に対する光の当て方、
内側の問題になる。心の熟視は、熟年の楽しみの一つ。 〜その辺りから〜
≪ どのような探求の仕方であろうと、それを喜び、義務、情熱、満足の
 うちの何と呼ぼうと、幸福こそが人間の目指す最大の目標ではないだろうか。
アリストテレスいわく、
「幸福は人間の唯一の目標である。人間は常に幸福そのもののため幸福を選択
するのであって、何か別のもののための手段として、それを選択したりしない。」
それに異論を唱える人は、自分が何を望んでいるかを実際にわからないだけで、
幸福という言葉を使わずにそれを求めているに過ぎない。数々の障害を乗り越え、
最終的に価値ある目標を達成するときの満足感は、疑いもなく本当の幸福
「スカ(安楽)の一つの側面が反映された状態といえる。
 それは、自分が内面的に調和していると感じさせてくれる。
苦悩や苦難は「自己鍛錬」に繋がる、と信じこんでいる人が、自分の「義務」を
立派に果たす場合でも、自分または人類全体の不幸を培養しようとは望まない。
こうした至福感を手に入れる方法を誤認するのは悲劇的である。
 無知は、向上心を歪める。
 チベット密教の高僧トゥルンバは、無知についてこう説明している。
「無知は愚鈍とは関係がない。無知とは、ある意味で非常に知性が高い、
ただ、その知性が、あるがままの現実の姿を単純に捉えずに、専ら自分の
固定観念に反応する方向に向いているとき、それは無知と呼ばれる」。
 仏教辞典で、無知は、あるがままの現実を認識することができず、幸福と
苦悩を左右する因果の法則があることも理解していない状態、と定義される。
例えば、最善の世界を築きたいだけ、と主張して民族浄化を支持する人たちは、
自分たちの憎悪が正当化できると確信している。利己的な衝動を満足させる
ためなら、死や破壊の種をばらまくことも躊躇しない、という連中は、それが
まったく理屈に合わず、不健全な考え方であっても、自分たちの行為が一定の
満足感をもたらしてくれると期待している。
 悪意、妄想、侮辱、傲慢などは、純粋な幸福を手に入れる手段にならない。
にもかかわらず、残酷で、妄想に取りつかれ、独善的で、思い上がりの激しい人
は、物事の本質をまったく気づかないまま、突然に向きを変えてみたりしながら、
ただ闇雲に幸福を追求しようとする。耐え難い心身の苦痛にけりをつけようと
して自殺する人は、ただ幸福を求めて破れかぶれの行為に及んだだけである。
 こうした根本的な無知からどうしたら抜け出せるだろうか。
唯一の方法は、誠実に真剣に心の内側を熟視することである。
この内観には、分析と瞑想の二つの方法がある。分析とは、自分の苦しみと
自分が他者にもたらした苦しみを、あらゆる角度から明確かつ整然と評価する
ことであり、どの考え、言葉、行為によって痛みが生じたか、反対に精神的
健全性がもたらされたか、を理解する作業を伴う。手始めとして、自分の在り様
と自分の行為に何らかの問題がないか、ということを探求し、続いて、自己変革
への燃えるような願望を抱くことが望ましい。
 瞑想的アプローチでは、混乱した思考に飲み込まれない状態をほんの少しの間
保ち、心の奥底にある願望の正体を見つけるために、心の内側にひろがる景色を
静かに眺める、という作業をする。人によって瞑想は、快楽の醍醐味を一つ一つ
味わいながら、一瞬一瞬を激しく生きる生き方に繋がることがある。
あるいは、家族、社会的成功、レジャー、またはささやかながら苦しみない
人生、等の目標達成の手段にする場合もある。残念ながら、こうした願望達成
の瞑想はどれも未完成に終る。≫
▼ 行蔵を取り出し、支点を変え眺め直すと、その時点では思いもよらない
 気づきがある。それぞれの場面で、知っている範囲でしか、理解できない
のである。そう、それは現時点の私にも、他者にもいえる。独りになりきり、
分析と瞑想こそ、最も重要になる。〜また偶然だが、以下の内容が丁度良い!
この年齢になって、何にも分かってない自分に、毎朝、気づくのも辛いもの!
・・・・・
4327, 10年日記も最終年
2013年01月20日(日)
 十年日記を書き始めて10年目。1ページに上から4行分に仕切られて、
 10年分書けるようになっている。10年分が一目で俯瞰できるので、
 なかなか面白い。具体的な内容を書き込んでいるので、その時々が分かる。
2004年1月20日(火) 万代のダイエーと紀伊国屋とソフマップに、第三の長期
         滞在用の部屋の備品探しにいく。第三の二つを一つにした
         部屋の一つの出来上がりが不満。
2005年1月20日(木) 昨夜半に、独り布団の中で、一日の出来事をイメージで
         再現してみる。意外と憶えていないもの。その後眠って
         しまったが、多くの夢をみる。 脳は複雑で繊細である。
2006年1月20日(金) 昨夜、長男から、お返しの贈り物と相手の私に関する感想
         の電話報告が入った・・ 学生時代の合気道の師範の生活
         救済の以来の10万円を振り込む。私らしくないが必要なこと。
2007年1月20日(土) 昨夜は午前二時まで飲む。朝は8時過ぎまで寝てしまった。
         騒ぎすぎた為、まだ疲れが残っているが、随想日記に気持ち
         を集中する。 外は天気だが、一歩も外出はなかった。
2008年1月20日(日) 昨夜、パソコンが不調。しかし朝になると元に戻る。
         積雪のため昼、長岡駅セゾンの一周ウォーキング。
2009年1月20日(火) 昨夜は新潟駅前の大橋で「一六会」。8名出席。その後、
         駅南6Fのスナックと沼垂のスナック街へ。新館に泊まる。 
         今週の宿泊予約を見ると、良くない。 オバマが新大統領に。
2010年1月20日(水) 家内は義妹と東京へ。8時過ぎに家を出る。通勤途中の
         長岡駅で文芸春秋を買う。学生時代の友人の鈴木さんから電話。
         合気道の黒岩先生が亡くなった。21日に通夜、22日に本葬。 
         私は、欠席にする。
2011年1月20日(木) 9時半に免許証書換え。眼の検査、辛じて合格。
         山田電器に立ち寄り12時半〜16時半、防火管理者講習。
2012年1月20日(金) 回転寿司で昼食後、シネマ「マイウェイ」
        (12時5分〜14時半)をみる。これが大当たり。
         その後、サンライフのジムで50分運動後、帰宅。
▼ 書き写していて、全ての日が浮かび上がってくる。書いた範囲だけだが、
 具体的に書き残しておく価値を実感する。全く書き残してなかった空白の
時期が、あまりに勿体ない。千葉・千城ビルの立ち上げの日々とか、実家の店を
死に物狂いで立ち向かっていた日常を書いていたら・・ 忘れることも大事だが。
2011年までは事務所にこれを置いていた。土日分は月曜日に事務所で書いたもの。 
今日も家内が毎年恒例の割引セールの新幹線で義妹と東京へ。三年前と同じだ。
  9年前の2004年には売上減対策で、第三・シングルインを長期滞在用ホテル
にする様子が窺われる。記録は記憶!である。
 ・・・・・・


7632,閑話小題 〜人生の基礎工事

2022年01月19日(水)



   * 大学の教養課程が基礎工事
 4年制大学の基礎教養の課程は考えぬかれている。 この年齢になって、
人生の猶予期間の必要性を痛感する。60、80年からすれば、2〜3年は僅かである。
人生には病気、挫折、事故、失業などのブラックスワンが大口をあけて待っている。
大部分の人は、解ってはいても、マサカの坂には無頓着である。そして、中年の
真只中で大黒鳥に出会い、何もする術もなく、アッサリと人生を諦めてしまい、
どす黒い顔をして人生を諦めるだけでなく、周囲を巻き込み自滅していく。
欧米では、中学生の頃から、哲学の科目があり、自らの頭で考える事を教える。
中学校の科目は必要最小限だが、生きていくには最低限なことばかり…
 ――
   * <田舎の勉強より、京の昼寝>とは、よく言ったもの!
 若い時分の知識と情報は必要である。これに家訓も加わるが、反発しようが
しまいが、一生ついてまわる。所詮は己だけの器は小さい! 500m内の岩陰の
常識は、岩陰から一歩、踏出すと非常識。 ソクラテスではないが… 人間は、
知っていることしか知らない。まずは、その理解が必要。まずは知っていること
から推論するしかない。推論の大部分は間違えている。世間とは、その推論で
動くため、始末が悪い。その推論のはてが、人生の末路と、あい成る。
 
 ・・・・・・
7277,諸事情により、今日は休み
2021年01月19日(火) 
 腰痛悪化のため、今日は休みます
 ・・・・・・
7276,閑話小題 〜治まりかけた腰痛が… 〜3
2021年01月18日(月)
   * 腰痛ネタは、死ぬまでの伴侶


7631,閑話小題 〜『読書』は『行動』…

2022年01月18日(火)

   * 『読書』は『行動』…
 哲学、宗教書など、社会科学が並ぶコーナーを何時ものように、何かしら
面白そうなのを探しているうちに、<『読書』は『行動』なり…>の言葉があり、
後で借りようと想っている内に、何処にあったか、忘れてしまった。その周辺を
何度も探してみたが見つからない。 家に戻って、ネット上で検索したが、出て
こない。じゃあ、どんな論旨か記憶に頼ってもサッパリ戻ってこない。そこで、
それらしき本を数冊借りてきて探したが、ない。近々に現われるだろうが…
 都会に出て吃驚したのが、一般教養書を読んでなかったこと。夏目漱石、
森鴎外、川端康成を購入して読みだすと、何とまあ、その面白いコト。
要するに、人生の基礎工事をしてなかったことになる。
 
 25室のオープン・ハウスのような寮にいたため、誰かがドアを叩き、遊びに
くるが、孤独業が勉強。その読書には向いてない環境。とはいえ逆に、仲間の
知識は、面白い様に入手可能。月一は酒を持ち込むコンパ。大きな庭での円座の
大騒ぎの酒宴。…年数回の近郊のバスツアー。女子大生との共同でコンサーへの
参加。えらく出世をした先輩からの招待のスナック遊び。鳩山邸などの促しの
パーティでの壁フラワーなど挙げればキリがない。人生の合間の猶予期間になる。
学校は小金持ち中心のクリスチャン大学。帰ると、そこに苦学生も存在する玉石
混合の…それは恐ろしい世界でもある。日常も、非日常も小説のような物語が
展開されていた。学生時代は、当り…である。だから、読書が行動とは、良く
いったモノと理解が出来る。
 
* 以下は、56年前の日記である。懐かしいというより、自らを凝視するに良い。
 読むだけでなく、書くことも、行動になる。合せ鏡を幾重も重ねた己の姿。

 ――――
< 2002/10/27
 ある時間の断片ー7 
          1968年   9月21日
9時起床。11時に図書館に行く。
13時にコモンルームでゼミのフルメンバー16名が集合する。
そして八王子のセミナーハウスへ。
近年できたセミナー専用のコテージ付のセミナーハウスだ。

思っていたより敷地が広く建物が近代的なのに驚く。
メインの建物が逆三角形で、異様な感じだ。
宿泊は二人で一部屋のツウィンだ。
それぞれのコテージが違うデザインで何か異界に入ったようだ。
空には飛行機が飛び交いまるで欧州にいるようだ。

夜から早速議論をはじめる。
課題は「遊び」。
「見返りのない、何の目的のない遊びこそが遊びだ」
「創造の為に、その背景としてそれは必要でないか」
私の言ったのは「4つの1つとしての位置付けの遊び
ー「愛、創造、知性、そして遊び」であった。
何かポイントが外れているようだった。

終了後、レストランで石川とゼミの一年後輩の大島君と飲んでいると、
武澤先生がこられる。
その後夜半の12時半に寝る。
 ――
ー感想ー
日記を書き写していて、当時の日々がありありと思い出されてきた。
背景にベトナム戦争、大学紛争、そして高度成長期の真っ最中
でもあった。歌ももう二度とこういう時期は来ないというほど名曲が
生まれていた。

その背景を持って誰もが緊張と希望に揺れていた。
夏休みは卒論の流通革命論を書く為に一ヶ月、大阪のメリヤス問屋
に行ってきた。その後新潟県の六日町の「雲頓庵」という
禅寺に一ヶ月にも行っていた。そして自宅に帰った後の日記である。

学生時代の十数年間の総括の時期であり、
また新しい世界への旅たちの直前であった。
この卒業の直前一年は人生で一番良かったときかも知れない。
いろいろの人との邂逅と喧嘩と別れの時期でも合った。

寝ずに人生について話し合ったのが記録として日記に残っていた。
そういう意味で大学時代に恵まれていた、当時はその事に気が
付いてなかった。寮にゼミに教授クラブに友人に恵まれていた。
赤面する場面は当然カットして写している。

大学で学んだ事は、本を読む事、他人の話を聞きとること、議論を
する事、自分の壁を取り去る事、何事も勇敢にチャレンジする事、
戦略的思考をする事など数えればきりがない。
人生で一番良かった時期といえば、やはり大学生活であった。
馬小屋のような汚い寮であったが、いや長屋であった。
ー友人の間でもこの寮が凄いと話題になっていたー

父が5月に来て、翌月から仕送りを2倍にしてくれた、
あまりの凄さに同情したのだ。でも楽しい生活であった。
友人が吹き付けるようによってきて一人になれないのが悩みでもあった。
あの孤独の都会生活で最後には友人が吹き付けるように集まったのは
本当に良い青春の財産だ。 >


▼ 孤老化した使用後の現在と、雲泥の差があるが、当時は当時。
「未来とは、今である」 当時の、日記を読み、毎日、17年分のテーマ日記
の幾つかを再読するにつけ、とにかく、毎日、書きつづけてきて良かったと
実感する。他のノートもあり、こっそりと胸の内を書いてはいるが、やはり、
公開を前提にして書上げる内容が違ってくる。その方が、偽善の内容になって
いくところが絶妙である。公開すると、それが即、見抜かれるため、シリアス
かつ、露悪に成りざるを得ないのである。エゴまるだしの「このバカが!」
と思われてこそ、面白い筋立てになる。

 


7630,閑話小題 〜今年の初夢はシリーズものですか −

2022年01月17日(月)

   * 露店の店先にて
 思いもよらぬ初夢だが、暇ということだが…何とも奇妙な内容。
物語りは、土日か、市の曜日だけ出店し、騙しやすそうな客の引っ掻けが目的。
何処そこで正式に店があるので、是非ともいらっしゃいと’誘う。仲間内に連絡
をとって、「さくら」客の準備を整え、それなりの仏像を揃える。準備万端の中、
アフォ面した男が登場…さてはお立合い。
 …こういう手合いの御客は、届いたばかりの高級品を骨董品を見せる。そこに
サクラが、恰も素人面をして、買い叩き入る。 数倍の値をつけ、御店の主人が
然も、資金に困っている風にして、買い叩かれていく。心理誘導はプロ中のプロ
が演じるのだから騙されて当然。
 ------
内容(「BOOK」データベースより)
< 駅のホームでは素知らぬ顔で列に割り込み、スーパーの店員に難癖をつけ、
喫茶店で猥談に花を咲かせる…。街中を見渡せば、至る所でパワーを持て余した
じじばばが周囲を振り回す姿が!エッセイの名手が贈る、じじばば観察記録。
呆れて、怒って、でも何だか笑っちゃう?痛快デトックスエッセイ。 >
 ――
Top reviews from Japan
kuroikijineko
すごい観察眼に敬服!です Reviewed in Japan on December 12, 2020
Verified Purchase
◉ 相変らず鋭い観察眼!私の知人に、その場で話された言葉をつらつらと記憶し、
後になってほぼ丸々再現できる人がいます。あの時誰がどういったというような
話になった時、○○さんが「〜〜」△△君が「〜〜」と言って…などと、脚色・
主観・盛りなどということなく、レコーダーのように、色のついてない言葉が
口からほぼそのままこぼれてくるのを皆感心しまくって聞いているのですが、
多分群さんはそういう人なんだと思います。
◉ 昔から群さんについては凄い記憶力と言ったような聞こえが高かったので、
その鋭さは変わらず周囲へのアンテナとして、自分たちならするする忘れて
しまうようなことまで拾っていらっしゃるからこその、今までの稿量ではない
でしょうか。こんなことに遭遇するはずない、と言った評価🄱は、個々人の主観
というか思い込みによるものでしょうね。
◉ ○○のるつぼシリーズは、今まで男性について、女性について書かれてきていて、
その度面白く読ませていただきましたが、今回前にもまして面白く読ませていた
だきました。ひどい悪口ばかりという評価があるのは、読者が今まで自分とは
関係ない、つまり自分はそんな「変な女性や男性」ではないからと自分から距離
を置いて考えることができたので、自分への「悪口」とは思わずあははと笑って
読むことができたのだけれど、「老い」というのは皆等しく迎えるわけで、自分も
その仲間として考えざるを得なくて、ひどい悪口を言われたような気になる、
つまり多少なりとも思い当たる節に自分の心の奥で気づいて、ドキッとし、
そしてひどいわ、となるんじゃないかと思います。
◉ 親だけでなく自分の重ねてきた年月考えると、あー親もそんなところあるな〜
とか、自分もそうなっちゃうかもと、ちょっと離れて考えると、物凄く面白く
読めた一冊でした。悪口というよりは、群さんご自身についての自戒ではないで
しょうかね、ジジババと書く方が、「老人」と書くより私は冷たくないとおもい
ますね。ユーモアあふれてる人なら大笑いする一冊ではないでしょうか。
つまり自分を笑う事の出来る人、ならという意味です。お薦めします。

・・・・・・
7275,閑話小題 〜治まりかけた腰痛が… 〜2
2021年01月17日(日)
   * 腰痛ネタは、死ぬまでの伴侶
 初夏のゴールデンウィークと秋口の二回、定期的に2ヶ月ほど続く腰痛騒ぎに、
我ながら翻弄され、ここで、テーマにしている。 今回は、先週から厳冬も
あって冷やして、再発し、ベッドや、居間で立上るに10数分も要するあり様。
これは、今までなかったこと。立上ろうとすると、腰に鈍重な痛みが、それを
阻む。そして上半身を何とか、立ち上げるに数分、それから数分。何とも情け
ないあり様。昨秋は、鈍痛に鋭い神経痛が重なり冷や汗ものだった、先週のは、
腰そのものが抜けたような状態。夜半のトイレには、起き上るに30分は要する
あり様。これが独り暮らしなら、先行きの不安に、一睡もできないのでは!…
 昨夜の厳寒の中で、電気アンカが故障し、クーラーを家内が私の腰痛の具合を
知らずに、切ったのが原因と朝方になって知る。…腰痛にとって、寒さが大敵。
 この10時過ぎの寒さの中で、腰痛再発に怯えながら、何ともリアルな状態で
これを書いている!

・・・・・・
6882,閑話小題 〜「医療業界」では、死は敗北の過ち
2020年01月17日(金)
   * 「死」は人生の完成! 
 現代の世界通念では、<死は敗北>となっている。だから「生死の質の問題」
に微妙な反応を示す。目先を胃婁の付けて生きる方が、自然死よりも優先する
ことになる。長生きを希望するのは、現在の健康状態が前提にしてだが、そう
はいかない。胃婁を付けて生かそうとするのは、その方が病院経営に有利のため。
そこには本人の人生は加味されない。生前に当人の人生戦略の話などもっての外。
 SJでエアロの順番待ちや、一時休憩のベンチで坐っていると、持病と、手術
の経験談が聞えてくる。そして、血糖値や血圧などの検査値の話に及ぶ。
欧米の特権階級は、さておき、一般人たちが毎年、検査をする国は日本だけ。
医師会の政治力が、この歪な状況をつくりあげた。未病まで探しだし薬漬け。 
当人や家族は医療システムを妄信してか、疑おうとしない。果たして死は敗北
だろうか? 死はあくまで生の一環で、人生の完成である。 生者必滅。
死ぬべき時には死なせるのが医療では?
 ―
   * ジェルシート
 TVのCMで、腰痛対策用にジェル・シートをみかける。卵をシートと尻の間に
置いて踏みつけても割れない例のもの。蔦屋のコーヒーショップに行った折に、
売場のエンドに山積みされていたのを見つけて、腰痛に当たるも八卦、当らぬ
も八卦と買ってみた。で…数日、家庭内を移動する先々に、それを持って移動
した先さきの結果は… 大当り! マッサージボール同様、腰痛持ちに、
お勧め! 低反発クッションより、数倍は沈みこみ、腰圧に快適。 そこで
実感したのは、「椅子に坐ることが腰に負担か」ということ。
 ―
   * 大相撲談議
 白鵬が休場した。何やら、横綱の特権をフル利用して、各場所ごとに休場
をして、相撲人生を延命する姿は日本人感覚にそぐわない。大相撲は神事。
モンゴル人とはいえ、間違いなく日本を見下している。 今回のは、
「前場所に、横審に立合いの張り手と、肘打ちを注意されたが、嫌味からか、
今場所も遠藤を相手に再現してみせた」こと。 それでも勝てば様になるが、
敗けたとくれば、冷笑されて当然。更に、翌日、張手無しでも負けてしまう
とは、これ如何に。貴乃花が、モンゴルの2人の横綱による弟子に対する暴行
事件を警察に直接、告訴することで、大問題に発展。日馬富士が、引退して、
何とか白鵬、鶴竜は生延びた。そして、横綱特権を利用して、今日まで延命
してきたが、これもギリギリ…  大相撲も、モンゴル相撲が原点。
神社の神主は御召し物って朝鮮のものでは? 広い草原で羊の肉食人種では
敵うはずがない。 何度も飽きずに同じことを書いているが、生活環境が
同じであるから、仕方ない。 朝青竜と白鵬と鶴竜が築いたの談合システム
の崩壊が本格化。白鵬はオリンピックまでは粘るのだろうが… 代償は大か?

・・・・・・
5786,閑話小題 〜つれづれに大相撲
2017年01月17日(火)
  * つれづれに大相撲
 初場所が始まって、はや後半になる。いつもの場所と同様、
<全勝の稀勢の里が、最後は残念ながら優勝を逸しました>の物語の様相に
なってきた。前の親方が、他の部屋への稽古を禁止したのが、いざとなると、
負けてしまう脆弱な性格をつくりあげたようだ。白鵬も、やはり相撲年齢も
あってか最盛期の力はない。だから面白いのだが。一連の八百長相撲の問題で
ヤリニクイだろうが、阿吽の呼吸で??でもしないと… この男には!
  * 張り手の禁止が必要では
☆ 白鵬と、朝青龍の時代から張り手が多くなったが、これは変だと常日頃から
 思っていた。上下関係の厳しい大相撲の世界で横綱の顔を張るなど、とんでも
ない思いこみを利用した卑劣な行為。張る方も、脇が甘くなり、差されてしまう
危険が大。先場所、張られて脳震盪をおこした力士がいた。今場所も、その恐怖
が残っていてか、初日はオドオドしていた。 やられたらやり返すのが、プロ。
必ず2倍は張り返せばよいが。そこを逆に狙われる? 相撲は立合いから数秒で
勝負がつくため、立合いの駆け引きが面白いが、張り手の瞬間、何か白ける。
  * チビッ子相撲上りの中に?
☆ 最近、チビッ子相撲上りの相撲取りの方が、野性味は少ないが、子供の頃
 からの基本があるため、強そうなのが出てきた。指導者も方針を変えたようだ。
だから、年末に全日本相撲選手権、学生相撲選手権で、逸材を見抜くのを楽む
ようになっている。もう5年前になるが、中村大輝が二年生の時に、東日本学生
相撲選手権で優勝をしたとき、これは強くなると思ったことを憶えている。
来場所入門組の中にも有力なのがいるが、現在の2年3年にも多くいるようだ。
相撲は年寄りの楽しみということか? そうこうみると、外国に開放したのも、
正解だったのかもしれない。ただしアジア系に限り…

・・・・・・
6517,閑話小題 〜ボロボロの韓国の辿り着く先は?
2019年01月17日(木)
    * 際どく危ない国家‘日本’を、お忘れなく!
 北朝鮮とアメリカの頭越しの交渉に、韓国大統領の存在価値は大きく下がった
中で、70数年前の問題などで、国民の関心を日本に向けるしかないのも分から
ないでもない。海外移住希望者が国民の7割というから… 何おか言わん。
 朝鮮民族の歴史で、隣国への攻撃をしたことがない事実からして、儒教から
くる誠実な国民性を窺い知ることが出来る。 中国、ロシアの圧倒的圧力の中で、
身をわきまえることが第一。それに引き換え、地政学的にみて四方の海に囲まれ、
それが自然要塞になっている日本。その上に、台風が大雨をもたらし、冬の積雪
がダムとなって大量の地下貯水をもたらす。その豊かさの蓄積が両国の経済的な
格差を生んでいる。太平洋戦争の戦勝国の朝鮮の現状は貧しく、敗戦国の日本が
圧倒的に豊であるのが現実。で、お隣には、時代がかった、危ない金王朝国家。
現在も、その北朝鮮とは臨戦状態。ぬくぬくした日本に特殊な感情を持って、
至極当然。で、日本国内で「アパルトヘイト」で、見下げられれば… 
人間にとって国家の存在がベースにある。 朝日新聞・コラム(折々のことば)
にあった。米原真理の小説『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の一節…
【 ロシア語通訳・文筆家の米原は、ルーマニア人の旧友、アーニャと31年
ぶりに再会し、故国の人々の惨状に冷ややかなその言動に戸惑う。共産党幹部の
娘として例外的に英国に留学していた、その強烈な一言。
<どの人にも… 母国の歴史が背後霊のように絡みついている。
 それから完全に自由になることは不可能よ。> 

▼ 太平洋戦争の半年後に、日本に生れ、復興と、経済成長、日米経済戦争の
 敗戦を目の当りに経験してきた。成るほど、国家あっての私を肌身を持って
感じ取ってきた。ボロボロの韓国ほど追い詰められてはいないが、このままなら、
ある日、国家破綻という現実が、そして… 近未来が「ボロボロの日本」に?

・・・・・・
4324, 財政恐慌 −2
2013年01月17日(木)
  ー まずは具体的な内容を抜粋してみる  ー『財政恐慌』浜矩子著
≪   ー 今回の質問の内容 −
 ● 我々は今どこにいるのか      ● いかにしてここにきたのか
 ● なぜ、ここにきたのか       ● 我々はどこに行きたいのか
 ● 行きたいところに、我々はいかにして行きたいのか
◎ まずは、「我々は今どこにいるのか」「いかにここにきたか」「なぜきたか」
□ 今、我々は閉塞感のさなかにいる。 いかにしてここにきたのか・高度成長期
 が終わり、ニクソン・ショックがあり、プラザ合意があり、バブル経済を経て、
 失われた一〇年に見舞われ、小泉劇場に踊らされ、リーマン・ショックの衝撃を
 味わい、格差の深化におののき、衰退国家化することを恐れつつ、ここにきた。 
 なぜ、ここにきたのか。ここに至る変転の節目節目で、タイミングを逸し、
 時流に身を任せ過ぎ、時流に飛びつき過ぎ、変身を恐れたから、ここにきた。
◎ 我々はどこに行きたいのか
□ 我々は、ほっと安心できるところに行きたがっている。デフレや失業や年金
 問題や通貨戦争や国々の財政破綻などを心配しなくていい。
 そのような安らぎの天地を求めている
◎ 行きたいところに、我々はいかにして行きたいのか
□ 政府は、「新成長戦略」をもってそこに到達するのだと言っている。
 だが成長神話は古い。それに、この間を通じて日本経済はそれなりに成長
 してきた。ところが、それによって人々が安心することができるように
 なっているわけでない。今、必要なのは、成長戦略ではなくて成熟戦略だ。
 大きく積み上がった富をいかに上手に分かち合うか。
  そのための新しいメカニズムを考案していくことが必要だ。 ≫
▼ アメリカが日本に強いたプラザ合意。国内需要の喚起のため、ばら撒いた
 金が不動産投資などバブルを引き起こした。そして5年後のバブル崩壊。
その後は歴代首相が経済成長という幻想を目指すばら撒きの繰り返し。
その結果の膨大の借金。偶発的?に権力を握った二人の元首相がすることは
決まっている。更なる膨大の国債発行。 これが最期のトドメとなる。
・・・・・・
6153,閑話小題 〜ネガティブな感情が成功を呼ぶ
2018年01月17日(水)
         『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』
              ロバート・ビスワス=ディーナー (著),
  〜Amazonの内容紹介〜
ー100%ポジティブをめざす人よりも、20%のネガティブ時間を有益に使える人
のほうが、仕事でも学問でも成功し、幸福な人生を歩める!ー
怒りは想像力の燃料となる、罪は改善を促す、自己暗示こそがパフォーマンスを
向上する、我ままは勇気の源だ、非情(マインドレス)がよりよい決断につながる。
 ポジティブ心理学の若手精鋭研究者による(心の暗い部分)がもたらす効用に
関するユニークな論考。どのような状況にも素早く対処できるように、あえて
いろんな感情に目を向ける力を持つこと、ありのままの自分と付き合うことの
大切さをわかりやすく説く。ー

▼ リタイア―以降から現在に至る私の実感である。 表向きは「落ちた人」
 の立場。イメージとしては、「遠くの火事場を楽しみにしている人達が大挙
してやってきて、特に金融系の何?にとって、経済犯罪者そのものの欠席裁判。

・・・・・・
2844, 「ほめる」言葉  −1
2009年01月17日(土)
 《精神対話士》の「ほめる」言葉 ーメンタルケア協会偏 読書日記
図書館で何気なく手に取った本。人間関係を円滑にするための褒めるノウハウ書
と思ったが、《精神対話士》の、という部分が気になり借りてきた。ところが、
なるほど口先で褒める言葉ではなく、心の底から褒める言葉が並んでいる本。
基本は、「相手の存在を認めることから、すべてが始る」である。この本を編集
した財団法人メンタルケア協会とは何か?がHPにあったのでコピーする。
< 慶応大学医学部出身の医師達が中心となって設立された協会。
「人間は病気など、さまざまな障害によって心に不安を抱え、人生をマットウ
するための根幹となる「生きがい」を見失いがちになることに着目。それらの
人々を真心の対話によって励まし、「生きることの尊さ」を共感できる
「メンタルケア・スペシャリスト養成講座」を開催。一般に普及させるため
精神対話士の育成、認定、派遣を行っている。この本は、精神対話士の効用の
一端を「ほめる言葉」にまとめたもの。「温かいひと言」を相手に投げかける
ことで、親密な人間関係を築けることを教えている。>
 借りて少し読んだ後に、直ぐにアマゾンで注文をして取り寄せた。
こういう場合、アマゾンは有り難い!私が人を褒めると、知人や同級生に
驚かれることが何度かあった。「おい、どうした?お前が人を褒めるなんて
殆どないのに!」である。ということは、「けなしても、褒めてない」のである。 
私はけっこう褒めているつもりだが、違うのである。「営業用の褒め言葉」を
聞きなれているため?言えないのである。全て知った上で「嫌味」を言うより、
営業用でも褒めた方が良いのだが、しかし、しかし、言えないのである。
  (字数制限のためカット 2012年1月17日)
 
・・・・・・・
3209, 年金支払い総額 1400万
 2010年01月17日(日)
「年金定期便」とかいう大型の封書が日本年金機構から送付されてきた。 
41年間で総額1388万円である。(以前の年金通知の中にもあった
かもしれないが、記憶に残ってなかった>)その間の金利や貨幣価値の変動
などからみて3倍が妥当。実質の支払額は 1400×3=4200万は
積み立ててきたことになる。それも半強制的にである。 
 私の年齢は63歳の去年の7月から21万円が死ぬまで年金として支払われ。
21×12ヶ月×(平均余命80−63歳=)17年 −>4284万になる。 
成るほど、こんなものになる。但し、自民党と官僚が、これを過去に食い散ら
してなければである。ところが、田中角栄様が、その年金を食い散らす算段?
をしていたのである。その掛け金の支配金は、我われに年金が支払われる
時点の掛け金で賄われるシステムに換えていたのである。未来のために
積み上げた年金を現政府が自由に使えるようにしていたのである。 
酷いものである。腹がたつ以上に、情けない。 当時の政府も、少子化とか、
国家のダウンサイジングが現実のものになるとは思ってもいなかったのだろう。 
数年前から団塊世代が年金組になって、大問題になってきた。こういう事態
をみて、今の若い世代の人たちは年金を支払いに疑問を持つのは当然である。
いずれにしろ我われは大きな問題に直面していることだけは確かである。 
年金税も現実問題として有りえる。


7629,閑話小題 〜今年の初夢はシリーズものですか

2022年01月16日(日)

   * 数日前に一回目、そして今朝方が二回目に
 夜半の3〜4時に目が覚め、二時間ほど夢見心地になるが、数日前の夢が、
何処か繁華街の裏通りを彷徨っていた時、露店が店先二有り、10僂曚匹陵經舛
小さな仏像が数体あった。『ああ、羅漢様だ!』と、思いつつ通りすがったが、
値段を聞くでなし何やら印象に残っていた。
 それが、今朝方、その通りを歩いていたが、その店がなくて、ああ、買って
おけばと、近くに人に店の所在を聞いたが、解らずしまい。その後、Uターンを
して戻ってくると、その店があり羅漢を中心にした仏像が、鎮座していた。
 仏像の値段が5000〜1万円位で、買えないこともないがと迷っているところで
微睡みから目が覚めた。何度か書いているが、パソコンの右に2〜7僂曚匹痢
小仏像と、15僂離泪螢⇒佑料…数体並んでいる。両親が買い揃えたもので、
時どき眼と心の安らぎに目を向けている。
 恐らく、この夢の続きの三部が、明朝にあるのが、楽しみである。

・・・・・・
7274,閑話小題 〜治まりかけた腰痛が…
2021年01月16日(土)
   * 75歳の壁が…
 数日前から、腰痛が始まった。去年の10月末から5年に一度の腰痛が…
5年ぶりになる。5年前もキツイ腰痛だったが、今回も厳しい痛みが発生。
今までは鈍痛だったのが、数ヵ月前のは痺れが突刺す痛み。
そして数日前のは、腰が抜けるような痛み。段々、悪化しているような…。
 軽めを含めると初春と秋口の年・二回はでる。ホッカイロで直に治るが、
これは年中行事の一つ。キッカケは冷え! 17歳時からの付き合いだが、
医者掛かりは一切ない。何やら階段の途中で、腰が抜けて後頭ぶから転落し
ないかと、心配になってきた。70歳の壁と同様に、75歳の壁は、足腰の弱り!
困ったものだ。
   ―
   * 奥の院の寝室から居間に向かうと…
 この二日間は、奥の院で、YouTubeを見て、さて歯磨きへの、居間を通って、
台所と一Fへの階段へと向かうスガラ、TVを見ると、深刻なパンデミックの
影響の実態のレポート! 最近、奥の院ではYouTubeの投稿映像ばかり見ている
ためか世情に疎いが、個人商店主とか、ホテル関係者の悲鳴に近いインタビュー
には、然もありなんと! 年を越えて、さて、娑婆は? 現実は厳しい!
何やら、3,4合目まできている感があるが、そんな甘い事態ではない。
2合目辺りか… 何やら災害慣れした日本人には、ピンとこないのだろう。

・・・・・・
6881,閑話小題 〜急遽、変更して…
2020年01月16日(木)
   * 24歳の私との対話
 テーマ日記を書上げ、過去文を読返すと、去年の文章に引き寄せられた。
40歳の私との内的対話である。それでは昨日、74歳の誕生日をむかえた私と、
50年前の24歳の私との対話が面白そうと… 人生真只中で、五里霧中。危なく、
際どくなるから止めておいた方がいいか? 何やら、刃を首元に突きつけられ、
息も出来ない程に追い詰められていた。如何に己の力がないことを、思い知り、
立ちすくんでいた。 受動から能動に変わるために、モガイテいた時節。
よくぞ、精神の変調をきたさなかったと… 24歳が男の人生で一番危ない時。
考えてみたら、現時点の74^5歳も際どく危ない時節。危ないもの同士の対話も、
味が出る?
≪ 現在の私: まあ大変だったが、通らなければならない壁の時節。
 24歳の私: 1970年。まあ、激動の年。ただ、日本は、希望に満ちていた。
現在の私: 誰もが、焦っていた。世界が社会主義化の渦として流れていた。
  新時代への原野というところ… とにかく、足を踏み出すしかない。
24歳の私: 父親の存在が大きかった。暗黙の父親のサインを読取り、それに
  沿って意志判断を下していくしか術がない。
74歳の私: でも、着実に足元を踏み込んでいた。若いからだろう。
  上(後年)からみても、疲れるよ。両親の創業は家族10人が生きていくための
  創業。ただ独り、足を踏み固めるのは所詮は無理さ。
24歳の私: 後には退けないもの! 前よりに傾くしかないでしょう。
  寂しかったというより、悲しかったね。誰にも手を差し伸べらなかったし、
  縋りつく手もなかったし、あるのは、見守ってきれた両親の視線。
74歳の私: でも、学生時代に出あった先輩諸氏の中には、こんなものじゃ
  ないほどの苦労人がいたね。そうだよ、誰もが通る20歳代の独り道さ。
24歳の私: 50年後に、74歳の彼方(私)に、こうして慰められるとはね。
  それも誕生日の翌日にね。ところで、24歳の私が彼方に質問したいのは、
  何ですか、この結末は? ブラックスワンの到来は解らないでもないがね。
74歳の私: 言訳も何もない。ブラックスワンってのは、何もかもを奪うもの。
  父親がね、口を酸っぱく言っていたね。突如、思いもしない濁流が、襲う
  前提で、シェルターを準備すべしとね。私は、個人と会社組織を長年かけ
  別口にしておいたのが幸いした。これも、親からの教え、体質。
24歳の私: その後、40歳の私と対話をしているね。あれも酷かった。
74歳の私: 生まれた直後な第二次世界大戦の敗戦の翌年に生まれたんだから。
  以来74年、長いようで短かったが、まあ、極上の人生と言ってよかった。
  ありきたりだが、時代と、両親と、周辺に恵まれていた。あんたの年頃が、
  人生で一番、恵まれていたね。20歳代に人生の問題を吐出していたのがね。
24歳の私: 自分って何だったの? 自問自答の底が浅いとつくづく思うの。
74歳の私: ここまで生きられ、行蔵を貯められたのを、24歳の私に知って
  もらっただけで充分さ。
24歳の私: 当時、取組んだ『カードファイル日記』を、ブログに替えて、
  19年近く書き続けているね。それを知ってね、独りで涙している。独りの
  世界の構築ってのはさ、何もかも独行で、独白でね、それを良しとしてね。
74歳の私: 誰に語るのではなく、自身に語ることさ、それも良心にね。
  
・・・・・・
6516,閑話小題 〜40歳の私との対話
2019年01月16日(水)
 
   * 何でまた、こんなテーマを?
   〜ライブそのままで、さて如何なっていくのでしょうか…
≪ 40歳の私: 1990年ってさ。バブル崩壊とソ連・東欧圏の崩壊が重なった年。
   それでも毎日が楽しくて、面白くてね。1989年12月にスペインに行ってね、
  バルセロナの公園で、中高年の男たちが自然集会のように集まって、何か
  を議論していたね。その時、これは只事でないとね。その帰路、ローマに
  立ち寄った時に、ツアー仲間から離れてオプションで、地元会社のツアー
  『ポンペイの一日ツアー』に参加したの。 その時に、車中が異様な空気で、
  ルーマニアのチャウシェスクがクーデターで殺害のニュース記事の新聞が
  車中にまわってきて、リアルな射殺体が掲載されていて… 日本と欧州との
  温度差の大きさに驚いたね。
73歳の私: 永遠に続くかと思われたバブル崩壊には驚いたね。 
  せっかく欧州で、劇的現実を目の当たりにしながら、何を考えていたのかね。
  日米経済戦争の敗戦の現実に鈍感過ぎ、拡大路線を走ってさ。
  バブルで狂ったまま、その延長を直走ってしまったね。
40歳の私: 1960〜1990年の花の時代を生きてきて、直に切替えろってのも、
  難しいもの。奇跡的だもの、あの時代は。
73歳の私: 最終的な結果に、何故か後悔もないし、面白かったという実感しか
  残ってない。アメリカによって与えられた自由民主主義も、その根底が定か
  でないため自国がアメリカの属国であることの自覚が国民に足りなすぎ。
  その後、ダイエー、ニチイ、西友、西武百貨店、西武鉄道、そごう百貨店、
  などが破綻していったが、他山の石としか、考えられなった。
40歳の私: それにしても、よくぞ生きているね。何か全く違ってしまったね。
73歳の私: その後ね、本格的デフレになってさ。株価は6000円代まで下落し、
  国債が一千数百億まで膨らんで、今では、国家予算の半分は国債で賄って
  いるんだよ。信じられるかい。それにさ、アメリカがね白人第一主義の
  本音を主張した泡沫候補が大統領になってさ。
40歳の私: それじゃあ、アメリカ立国の精神に反するじゃないか。
73歳の私: 泡沫の極右の側近も、呆れ果てて、二年で一人残らず、辞めて
  いった中で、4割近くが、この大統領を支持しているからね。
20歳の私: 私にも参加させてくださいよ。この事態は、嘘としか考えられない!
  世界は大混乱の極みになるんじゃないですか。
73歳の私: 既になってるけど、誰も引きずり下ろせないの。あれだけの
  批評能力のあるマスコミも、大統領の権限だけは、抗えないの。
40歳の私: 「時代背景を背負った上の自分」って何でしょう。
20歳の私: 主要各国の現在の顔ぶれを持っている時代背景が33年後のアナタ
  ということ?…何か末恐ろしくなってしまうよ。 半世紀も前の私の時代。
  <文化・文明の相克、文化間の摩擦、文明の衝突を人類がいかに克服して
  いくか>って言っていたんだけど、何も良くなってないじゃないですか。
40歳の私: 何ですか、スマフォ、タブレット、大型TV、グローバル化。
  SF的というより、想像すらできない科学技術の進化。何ですか、これは!
73歳の私: 誰も、抑えきれないから困ったもの。 それとAI化の問題。
  これじゃあ、近未来の予測さえ不可能になっている。それでも、51歳で、
  これじゃあ駄目と気づいて方向転換を図ったので何とか最悪の事態を
  避けることが出来たがね。
20歳の私: 用心深さだけは保っていたんだ。
40歳の私: 社会に出っぱなしの頃、ドルショック、石油ショックに直面
  したのが、良かったね。誰も思いもよらいない不意打ちが襲ってきてね。
  全てを洗い流すんだよ。「登り坂、下り坂、まさか」の三つの坂の
  一番、キツイのが、「まさか」さ。
73歳の私: 下りも登りもヘッタクレもない。「まさか」が、ある日、突然。
20歳の私: 何か73歳のアナタを知ると、どうだろう? 生き方を変えるか、
  そのまま、潮流、いや濁流を抗うことなく、流されるのも…  
40歳の私: <僕わかんない!>ですか。 この40までの20年間、辛いけど
  実際は面白いよ。若い御前さんが羨ましいよ!…それと何とかなるさ。

・・・・・・
6152,閑話小題 〜ドップリ独りで
2018年01月16日(火)
   * つれづれに、独り言
☆ 少し積雪があったようだが、8〜100僂阿蕕い。一月半ばはこんなもの。
例年は1・5m位は積もる。地元の道路は大方、消雪パイプのため乗車に問題ない。
要は今週の積雪が如何なるか。居間と寝室にエヤコンがあるが、冷暖房費を
考えて、殆どつけない。家では、古くなったダウンジャケット、ダウンベスト、
フリースに、アンダーベストの重ね着をして過ごす。 姿見をみると、恰も
エスキモーか、ホームレスのよう。夜間も、電気アンカを抱いて寝ている。
それでも、電気代は普段月の2倍以上になる。 これを書上げる為に冬期間は3
0分遅れの4時半に起床して、まず風邪予防に生姜湯と、ヨーグルトを飲み、
仏間の一角のパソコン前に鎮座する。で、常に鼻風邪気味状態。

☆ 昨日から大相撲が始まった。土日は15時から、平日は16時〜18時までTVの
相撲観戦になるため、日常の生活が少し変わる。今場所は「暴行事件の不祥事
の最中、モンゴル人対日本人若手力士の対立構造が浮上がり、それに加え、
最高格行司の式守伊之助が男色で、泥酔の上、セクハラ行為の結果、業界から
実質追放の結果、天覧も中止に相成った。初日、横審のメンバー御揃いの前で、
白鵬が御得意の「横綱アドバンティジ」(左手張手、右肘打ちの立合い)を
披露するかどうか?が注目されたが、流石に無理!マトモな立ち合いの結果、
初日は、土俵際で一本足で残し辛うじて勝を拾い。昨日も、張り手が使えず、
苦労の勝利。「幽霊の正体見たり枯れ尾花…」。40回優勝の威厳が地に落ちた。
その結果、張りつめていた気力も萎えて引退も近づいてきた。 …としても、
大横綱であることは間違いない。

☆ 冬と季節の変り目には、40年来、腰痛予防も含めてホッカイロと腰ベルト
を装着するが、今では5月と11月に一週間位になっている。スポーツジム通いと、
そこのヨガ効果である。ヨガそのものも良いが、普段の生活の中で、無意識で
ストレッチをするようになったこと。布団の中で、背筋を延ばしたり、足の裏
を合わせたり、パソコン前で、顔面と耳と頭をマッサージする。リタイアから
7年になり、現在の生活に馴染んで、楽しんでいる。「独りリズム」で心を浮か
せる「独楽」は、昔とった杵柄。この随想日記もそうだが… この生活も何時
まで続くことやら。 幸せな人は、何があっても、何をしても幸せになる。
「独りのリズム」を作れるため。基本は己の居場所を見つけ、そこで転々と
すること。 傍からみれば、気味が悪いのだろうが… 

・・・・・・
5055,生と死をめぐる断想  ー6
2015年01月16日(金)
           『生と死をめぐる断想 』岸本 葉子(著)
   * 時代という背景
 それぞれの時代背景に相応しい、医療からはみ出た民間の癒しが出てくる。
著者が、それをシンプルにまとめているが、これは大衆の生活の知恵でもある。
癒しは、心奥で誰知れず独り納得するもの。長年かけた信仰を持たない人たち
にとって、手近な癒しに縋るしかない。 〜その辺りを抜粋〜

。 


7628,閑話小題 〜おここ、如何しょうば…

2022年01月15日(土)

   * 76歳の誕生日ですか!
 1年前に後期高齢者の仲間入りしたばかりなのに!今日は76歳の誕生日か!
76歳は、父親が亡くなった年齢から10年になる。 さすがに受け入れがたい。
人生戦略にして75歳を最大生存年齢の年を跨いでしまった。有難い事である。
成るほど、他山の石として、醜態を多くみてきたことも有り、早々に終焉を
迎えることも必要かと… 確かに老いることは、虚しいが、それ以上に、その
先には豊穣の魂の何やら?を実感する。生延びることは尋常ではないが、豊潤の
何ものかがある。それを一つずつ、掘り出していくのが老齢期の営みになる。
 ―
   * 長岡弁?に‘如何しょうば’があるが…
 『 おここ、どうしょばて。こればっかしゃうめのう。』が、ある。
 コロナ禍が、何ともドウシヨウモナイ事態のサイクルに入ってしまった。
これに、自然災害、戦争が次のサイクルに入ってくるため如何ともの世界に…
「成るようにしか成らない」ともいっていられないのが行政の辛い立場。
こういう時に限って、大災害が起きるのが世の常。
『欧州の半数がコロナ禍に巻き込まれる上に、日本にも、その可能性がある
かもしれない』とは… 基礎欠陥持ちの高齢者は、これでは不安になって
然るべき。 努力はするが、これも天災なら致し方がないのか。 思いも
しなかった<まさか>の坂が突然、現れてきた。他人事ではない!
人生の大部分を消化したから、それはそれは…というより、まずは自分事と
して、死ぬのは死ぬ、助かるのは助かるとした上で日常を見直すしかない。
特に年寄りは! 成るほど、人生は哀しみと喜びが伴なう豊潤が満ちている。
せっかくなら、味わい尽さなくては!
 ―
・・・・・・
7273,閑話小題 〜大変でもいい…
2021年01月15日(金)
   * 高齢者とは、実際に何歳が該当するのか?
 ついに、今日から後期高齢者に仲間入りをした。予定では、鬼籍に入ってる
年齢だが、その兆しは物忘れと、腰痛ぐらい。 還暦辺りから、「私は75歳まで
死ぬ!」と公言をしてきたので、肩身が狭いが、それでも、寝たきりよりは良い。
51歳時の頃に、60歳までに、80歳までの残り29年分を先だ押して生きると、優先
順位を組み替えて、濃厚な9年間を生きた。それが良かったか如何か?還暦に、
心の中で‘独り万歳’をした。その気の緩みが、自業自得か、会社清算を速める
ことになった…? 65歳にはリーマンショックに遭遇、74歳はパンデミック!
この9年間の時代の変化に… 信じ難い思いである。

<・前期高齢者(65〜74歳):1,752万人 総人口に占める割合は13.8%
 ・後期高齢者(75歳以上):1,641万人 総人口に占める割合は12.9%
☆ 総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は26.7%。
  つまり4人に1人以上が高齢者と枠付けられているのです。 >
 ―
▼ 7〜8人に1人の割になる。何時、鬼籍に入っても不思議でない年齢。
『この10年、いや今世紀に入った20年の変化は、あまりに激しい!生きていて
 良かった!面白かった!』が…実感。父親が67歳で癌で亡くなったが、8年も
長生きをしたことになる。あと3年は生きたいと無念の悶絶で亡くなっていた。
何ごとも「生きていればこそ」を死期の迫った姿から学んだこと。
老齢は、一日、一日を味わい尽すのが務め。その意味で、毎日が充実している。
70歳頃から、腰痛や関節の痛みなど、肉体の衰えを実感すること多し。兎に角、
毎日が新鮮に感じられるのが良い。 その点、このブログで毎日、一テーマの
ブログは役立っている。7000を超えているが、書き続けることが大変な反面、
魂の分霊の実感の手応えが有るため、何とか続いている。辛くとも、長生きを
しなくては… 
 21世紀になろうとする頃に、学生時代の友人、いや…知人が何人かガンなどで
死んでいった。妻が、ことある事に、『父親が生きていたら、この世界の現状を
如何…思うだろう!』と宣う。バブル崩壊と、冷戦の敗戦でロシアが壊滅をした
時節に、やはり同じことを心の底で呟いていた。後期高齢の時節まで生かされた
吾が身には、このパンデミックで世界が一変し、先が見通せない現状からして、
これに遭遇したことが、良かったか、悪かったか。

・・・・・・
6880,閑話小題 〜危ないトレンドは、まだまだ
2020年01月15日(水)
   * 開戦前夜だったイラン・アメリカ戦争は?
 三次世界大戦の言葉が出るほど差し迫った両国の開戦の危機も、今のところ
収まった。これも何処かで発火をすれば、大爆発の可能性が。国軍と別組織の
『革命防衛隊』が、このまま黙るとは思えない。そこで… 再び沈黙 !
全面戦争ともなれば、イランのシリア、イラク化が一挙に現実化になる。 
アメリカ軍の52ヶ所の攻撃対象の提示にイランも怖気ついたか。イスラエルに
とって核施設の消滅には好機になる。この危機のトレンドは、当分、消えない。
不景気風は、ますます強度を増す。その前に株式の暴落か、大地震か、朝鮮の
有事も孕んでいる。問題はトランプ大統領と、支持する国民。
 ―
   * 白鵬まさかの連敗で初場所大荒れムード…
        〜2横綱同日金星配給は23年ぶりの不名誉記録
・・・・・・
6151,閑話小題 〜誕生日の早朝、20歳の私との対話!
2018年01月15日(月)
   * 20歳の私とですか!
 今日は「72歳の誕生日」。「目出度くもあり目出度くもなし」である。
「自分が、この年齢になるとは!72歳の私って誰のこと?」が実感。
面白いので即興で、20歳の私を呼び出し、現在の私と対話させてみる。


20歳の私: 72歳の自分と出会うなんて何か奇妙な心持がする。
 私: 私でも、そう思うよ。自分で自分じゃないみたいな… 老いるとは、
  こんなことかと、毎日、新しい老いの発見の連続だよ。
20歳の私: 精神年齢は正直のところ幾つぐらいに思えますか。
 私: そうね〜 20歳から60歳の間を、彷徨っている感じかな〜
  とにかく、ネットと、TVの御蔭で、キーワード探しをして、面白い
  情報と知識に次々と出あえるからね。それは、アンタには解らないよ。
  想像しろと言っても無理だろうがね。
20歳の私: 1966年と、2018年じゃ、想像も出来ないよ。でも、ソ連が崩壊。
  中国が自由経済社会に変身。日本もアメリカによって骨抜きが進み、属国
  状態。それと現実社会をネット社会が覆ったというが、どうだった、
  この半世紀の実感は?
 私: あの頃はバブル経済の二段階辺りで、何もかもが夢のようだった。
  あなたは、翌年に一ヶ月間の欧州旅行をすることになるよ。
20歳の私: 本当ですか。
 私: そうだよ翌年のゴールデンウィーク時に、ヘルパーとして手伝いに
  行っていた軽井沢の『友愛山荘』で、他のヘルパーに感化されて… 
  欧州一周旅行。それで小さい、固い殻が木っ端微塵に叩きこわれ、新たな
  真我が顔を出すことになるんだ。
20歳の私: そこで、人生が変わりそうだね。
 私: 今考えると、あれが良かったか、悪かったか? それでも、以来、
  51回も、地球を広く深く見て歩けるんだよ。そりゃ面白いことは確約する。
  大変だとしても、これは絶対に良いよ。デズニィのキャラクターのように、
  今は頭でっかちで良いんだ。とにかく、毎日をフル回転すべきだよ。
  私は、当時のアナタに感謝しているんだよ。
  「キリスト教倫理」の教授が、夏休みの宿題に、「生涯展望の見取り図」
  を、一夏かけて必死に書いたよね。
  それに対し、教授が丁寧な返事がきたよね。 あれが良かった。
20歳の私: 軽井沢の山荘で、早朝、近くの「離れ山」を散策しながら、
  必死に考えたさ。毎日が若い女性の旅人たちと歌い踊ってね。
  今が人生の春ど思っていたが、もっともっと面白いことが連なり待って
  いるなんて。 ところで、激変の中で、生きてきた実感は?
 私: 当時、『全機』という禅語に出会ったね。あの言葉を貫いてきたのが
  ポイントだったようだ。 正法限蔵全機の巻に、「それそのものが何もの
  とも相対せずに存在していることを全機という。」と。「人が持つ全ての
  機能を現し、発揮する」事をよしとする意。 これだったんだよ。
20歳の私: かなりズッシときたが、成るほど。
 私: でも、こうして話せるのは、この年齢まで生きているからさ。
  「純真な心の芯が魂」ということさ。 最後の最後は、そこだよ。
20歳の私: 行蔵を覗くと、そうでもないようですが… 何か偽悪と、
  露悪を楽しんでいたような。こんな筈ではなかったんじゃないですか。
  何か、勝手に自分を卑小化していませんか。 
 私: いや、こんなものさ。
20歳の私: 面白いから、また呼び戻して下さい。

▼ あたかも、別の存在に憑依され支配されている自動書記のような感覚の時間
 が過ぎていたような。対話は、あたかも「己の人生の使用前と、使用後の内面
の自己対話のような。インナーチルドの青年期の私との対話とも。
 煉獄内の独り言?

・・・・・・
1月15日  1969年
 今日は学生時代最後の誕生日だ。
毎年この日にNHK「青年の主張」を必ず見ることにしている。
このよう見るのは最後だろう。
 内容と評価を、メモをしながらみた。
・北海道代表の武田(女)さんの主張 
 あまりハッキリした意志が感じられないー65点
・東北代表の清水さん
 働きながら夜間にいっている。自分をしっかり把握して真正面から
 自分を見つめられる人間になりたい −70点
・四国代表の中西さん(女)ー実習教官
 自分を温かく包んでくれる深い何かに感謝−80点
・東海代表の須田さん(女)
 女である自分の農業の立場 75点
・東京代表の守屋さん
 青春の喜びー無限と思われる未来の夢に対する生き方
  若さの代名詞は可能性  75点
・沖縄代表の宮城さん(女)
 沖縄県民の心情ー85点
・近畿 林さん 精薄施設の女指導員
 園児の美しい心の素晴らしさについてー75点
・関東代表の関谷さん
 自分1人で生きていく心構え 70点
・九州 河嶋(女)
 生活の為働かなくてはならない姉妹について
 老人対策など       90点
・中国代表の吉原さん
 非行少年の観察員の主張
 心が病んでいる少年達ー80点

  〜以上が私のつけた評価の点数である。
現実にドップリ使っているのだから、仕方がないがもっと
広い視野で自分を見下ろす目が必要ではないか。
可能性の追求をもっと見つめることが大事ではなかろうか。
 この目で自分を見つめ直すと、どうであろうか。
流通で生きると決めたのだ。そこで何を可能性として求めるべきだろうか。
そこで自分の基盤を深いものにしなくてはなるまい。
そこで自己建設をしていくことになる。
 ここで忘れてはならないのは、他人もそれをおこなっているということだ。
何故、そんなことをしなくてはならないか?
人間として生まれ、最後は死ぬ中で自分の生きた証を残す為である。
それが義務といってよいからだ。
その立場によって、それぞれが違って当然である。
私は今、そのスタートラインに立っている。
誕生日に毎年この番組を見るのが私にとってベストになった。
・・・・・・
5784,閑話小題 〜今度は71歳ですか
2017年01月15日(日)
  * 今度は71回目ですか
 昨日は誕生日の前日だったが、地元ステーキチェーン店で、細やかな誕生日
祝いをしてきた。 昼間の千円ランチでの誕生祝いの品は、皿にアイスとか、
ケーキがついた、飾りには小さな閃光花火がチリチリと光っていた。
隔年ぐらいは、その線香花火に癒されている。
 この年齢になると、祝いというより、あの世への一里塚の感が強くなる。
還暦か、その一年後の70歳代になったら、自分への贈物をと考えた挙句、
アンドロイドTVの買替えを思いついた。家内に察知されれば、即、潰される。
 とはいえ、年金生活者には重負担。家内の罵声覚悟の上だったが… それが
何とも、老いの身に堪える。で、何とか乗り越えた。一番喜ぶのは家内。
この5年半はタブレットPCに夢中だったが、今度は、これに気持ちが移行する。
で、結果として、思い通りに大正解。 これが思いのほか極上の機能。
白黒からカラーTVへのアップスケールした以上の画期的代物。一時、3Dテレビ
が話題になったが、この立体的に見える画面であれば、その必要性は薄れる。
例とえば、大相撲の力士が土俵下で映し出されるが、同時に観客席の観客の
姿かたちと表情が力士と同じ位に鮮明に見える。 相撲も面白いが、様々な
コーデネイトや、長年かけて出来上がった、様々な仕草を見ているだけで、
現場の臨場感がある。何か異次元世界に足を踏みこんだ感がする。17時〜20時
までは居間で晩酌をしながらTVを見ていたのが、今では1時間もしないうちに、
奥の院の寝室に行く。居間のTVでは頭が痛くなるため。 
 明日は、このアンドロイドTVをテーマにする。

・・・・・・
5419,閑話小題 ー今日で満70歳ですか
2016年01月15日(金
  * 世界的不況が更に深刻のようだ
☆ 庭の木々の積雪は15センチほどか。これでは冬物衣料は、大打撃だろう。 
世界的不景気もあり、原油が一時的にしろ30ドルを割った。一年ほど前は、
120ドルだったから、4分の1。これは世界的デフレと産油量の供給過剰が
背景にある。世界の広がりあるテロと地球温暖化による、作物の不作もあり、
株式からも目が離せない。現役の立場だったら、かなり厳しいはず。
☆ 去年の暮れに、大学時代の同級会で隣席の有名な夏はゴルフ場、
冬はスキー場で某リゾートホテルを経営している人に、
『万一の備えを、たとえば、夫婦して厚生年金に入っているとか、
奥さんの通帳を別立てにしているとかの万一の対策をしている?』
と聞くと、『妻は長い間入院して働いておらず、二人とも国民年金。備え
などしている余裕などない。それより目先のスキー場の積雪が心配だ! 
まだ、中国、オーストラリアなどの外国人の来客があるからよいが・・』
と、弱気な顔。それぞれ事情があり、無神経な質問をしたと反省。
地方経済は、いずこも厳しい経済環境。 
☆ 最近、太平洋側のゴルフ場が次々と閉鎖され、芝生の上には、太陽光
発電のパネルが立ち始めているとか。こんな話をきくと、バブルの時代を
知っているため、隔世の感が強い。ここで、阿部首相が、リーマンショック
規模の経済変動が無い限り、10%の消費税を実行すると述べたが、その
クラスの経済事変の可能性がないとはいえない事態である。 年初来、
株価が連日、下げて、昨日は何とか反発。 不況の影響は、まず年金生活者
など弱者を直撃するから、たまったものじゃない。
  * 今日で満70歳 
 今日から70歳の大だいに入る。50,60歳の大だいという点で、
一番、心理的にショック。この数年、いやに気持ちが老け込んできた。
そう遠くない、ある日、末期ガンと宣告され、七転八倒のうえ死んでいく。
そして、3日もすれば、忘却の彼方に消えていく。元気なうち、一日一日を
噛み締めていくしかない。いや、かみ締めてきたから今さらか。
 70代は、還暦時の感慨より、年齢の重みを実感する。
60歳代の10年間で、気持ちも、身体も、日々衰えが身に沁みていたが、
これから10年、いや5年は、更に衰えを実感する日々になるのか。
 とはいえ、老いへの不安とか、死に対する恐れは、何故か少ない。
<楽しむだけ楽しみ、やりたい事をやった> 実感があるためだ。
 なるほど、日々の気持ちを書残し、改めて読返すと、昨日、確信した
<「永遠の命」が実相で、「わたし」と思っている、「これ」は妄想で
 しかない>と思い知らされる。過去も、いま、ここの、わたしも夢幻!
これを、その時点時点で、見ているのが、「永遠の命」の片割れの実相。
まあ、我ながら、本当に真面目、いや馬鹿真面目なことだ。
喩えでいうと、「精神的な腰痛もちが、日々を生きていくための杖代わり
に、書き続けている」が、よくも15年も毎日、飽きもせず。

・・・・・・
5054,閑話小題 ー古希ですか! ー2
2015年01月15日(木)
   * 古稀ですか ー2
 過去分の、1月15日分を読み返すと、それぞれの年ごとに、現在と同じ
気持ちになって感想を書いている。どの年齢の感慨も、少し文章を変換するば、
同じような内容になる。自分が老人など、どうしても信じ難いが現実は現実。
 年末年始の三週間以内に、クリスマス、晦日も、元旦、誕生日と、収まる。
当日ごとに、同じような共同幻想を何とも不思議がらず、受け止め、こんな
文章を書いている。果たして、古希まで生きたのが目出度いのか? いや逆?
どうだろう。同期の大よそ4分の1が亡くなった。あと10年で、更に4分の1が
亡くなる。私の想定余命を、あと6年、と数年前にした。 私の父親が71歳で、
母親は88歳で亡くなった。その平均が79歳。このところ幸福論などの本が
面白くて、ここで書評を書いている。人生の先が、決定的、絶対的挫折?
の『私の死』がやってくる。そこで、ささやかな、幸せがほしくなる。
 目先、『一対三の法則』(ネガティブ・1対ポジティブ・3)で、
己をコントロールするしかない。何か、今日を区切りとして、
「一年一区切り」と想定して、生きることが出来そうだが・・
 この程度としても、恵まれていたし、面白かった!
現在も続けている、この早朝の学習習慣のお陰である。
それにしても、過去の、自分の誕生日の感慨がメルクマールとして、
面白いが、ひと様からみたら、これほどツマラナイものは無い? 
・・・・・・
4689, 閑話小題 ー68歳に、つれづれに〜
2014年01月15日(水)
   * 68歳に、つれづれに〜
 今日は68歳の誕生日、毎年同じような感慨を書いている。早生れなので、
同期生は古希になる。スポーツジムに通っているためか何とか肉体は元気だが、
それでも日々、老いていくのが自覚できる。ただ知的好奇心と、頭の方は
マスマス冴え渡っている。情報機器の進化もあって、何もかもが新鮮に思える。
日々、固定観念が壊れていくこともある。それにしても、もっと早く、隠居
になっておくべきと後悔が残る。としても、まだまだ分厚いバイアスに囲まれて
いる自分が、ここにいる。地方の良さは、のんびり出来ることだが、反面、
情報が薄れていること。これも人生だが・・ 以前なら、飲みに出るが、
もう面倒の方が先に立つ。過去分の誕生日の感想を読み返すと、面白い。
他人にとって些細なことでも本人にとって一年で一番、感慨深いことが、
この日を振返ると見てとれる。その時どきの誕生日の感慨を真剣に考えている
自分の心(文)を振返ると、真剣に向き合っている、この人は何だろう? 
誰だろう? と不思議な感覚になる。来年の、この日には読み返す自分が
いないかもしれない。しかし誰かが読んでいるかもしれない。その人が、
自分の一部を蘇らせてくれるかもしれない。もし、2020年まで生きていて、
「75歳に、つれづれに〜」を書いていたら、どんな文章になるのだろう?
そのイメージで書くと・・
〈まさか、この年まで生きていようとは思ってなかった。
今年の東京オリンピックを見ることが出来ようとは、感謝である。
そして、あの日から10年になる。良きに悪きに、この7〜8年で激変した
・・ それにしても、ここまで生きてきたもの!万歳である。〉 
こんなふうか・・ なるほど、「今日は、残されて人生の最初の日」
であるのが分る。「余命半年!」と宣言され、覚悟が固まれば、
この言葉の通り一日一日を過ごすことになる。何か年寄りくさい話
になったが、とにもかくにも自分が滑稽で面白かった!


7627,閑話小題 〜去年のイマ時分には…腰痛で

2022年01月14日(金)



   * そろそろ始まってきた腰痛
 ブログによると、去年の今時分には10年に一度の割合の腰痛で寝込んでいた。 
一昨年と勘違いしていたが、このブログの記述によると昨年と判明。思い出し
たくない記憶である腰痛のキッカケは寒波の到来に対する、対策不足による。
前年は、ブログさえ書けない状態… 困ったものである。対策は、腰痛ベルト
を巻いて痛みが過ぎ去るのを待つのみ。 その都度、対策は変化するが、劇的
な対処法はない。ヨガも、その一つだが… 健康食品の≪ロコモア≫が近年に
加わったが、これまた劇的改善に至ってない。数十年来の基本は…貼りモノの
カイロと週二回のヨガ。ヨガは10年以上にわたるが、一進一退。
 ――
   * このオミクロン禍は…
 この二年間は、世界に加えて日本もコロナ禍で終始してきたが、まだまだ
先の見通しがたたない。これを機会に、中国、ロシアが軍事的に圧倒すると
思いきや、そうはいかないのが国際政治の複雑なところ、独裁者にとって、
パンデミックは脆弱な部分を配下に置く機会に相成る。現在の北朝鮮の実態は
全体主義国家には理想境だが、大部分を占める、国民にとっては塗炭の苦しみに
追いやられる。何やらキナ臭いが、世界の大勢は、戦争にむかってひた走りに
なっている。私個人の側面からして、第二次大戦〜第三次戦争の狭間で時間
を過ごすことが出来たが、それも終わってしまった。こういう時に、関東直下の
大地震か、大津波か、富士山噴火が重なる可能性がある。

 ・・・・・・
7272,閑話小題 〜色いろあって…1年。そして10年経過した。
2021年01月14日(木)
   * 現在進行形のコロナ禍
 10年前に事業を清算して分ったことがある。幸福系が三分の一、
不幸系が三分の二で占められている世間の仕組で、不幸系にならないこと。
それは学歴や、財産の大小で決まることでなく。心の持ちようで決まる! 
事業清算でも、倒産は倒産である。資本主義社会では、それは犯罪行為と同罪
で恥ずべきことになるが、自分のコトになると、第三者で経験するのとはチット
違ってくる。身近な家内や兄姉からして、態度が一変するのは当然だが、一番、
興味をひいたのが自分自身。当然だが、思いの外にマイナス思考に陥る。
債権には一般債権、労務債権、銀行債権。そして手形などの取引先を巻き込む
ケースもある。 …それらの経緯をテーマとして書き、実行してきた。
悪質な債権はなかったが、それでも冷汗ものもあった。テナントの補償金。
下手をするとテナントを連鎖倒産に引きこむ可能性も… が、これらも前倒し
効果で何とか… 
 そこで自滅防止対策で、少し厳めな生活習慣を厳格に身に付けたことが収穫。
元もと孤独癖があり、他者とのソーシャル・デスタンスをとってきたが、それを
更に徹底することで、危ない内幕情報屋との距離を守ってきた。それでも悪意を
持って近づいてくるのが内幕情報屋… それも仕方なしと割切ってはいるが、
「その本質は何か?」と、考えるヒントが、そこには山積み。3ヶ月に一回は
怒り心頭のことがある。それらを溜めない為に、夜半、怒りの対象の首を刎ねる
イメージを、まず50回。 翌日、プラス50回! この内的抹消で、無念から
感謝に変化する。その数年後に、八割は、死に病か事故に至るから不思議。
元もと、その要素があるため、身辺のマイナスに異常に反応し、内なるマイナス
を喚起しただけのことだが。

 一年近く、何度も書いてきたことだが、このパンデミックは只事でない。
スペイン風邪+第一次+第二次大戦+経済恐慌の合計値と等しくなる可能性が…。
表向きは収まっても、次の構造亀裂と破壊が波状的に押寄せる。数年先には、
大地震と津波か噴火、経済恐慌、そして世界大戦。 一度、治まった後の強力な
変異種感染と思いきや、英国で、既に発生した。願望を込めて、治療薬が思いの
外に、効果があって、夏場辺りにピークアウトになって、終息に向かえば良いが!
一連を含めると10〜20年は続くと、最悪のシナリオも想定しておくべき案件。
まあ、生きづらい世の中になったもの! 自己管理をした個人主義を徹して、
割切っていくしかないのか?

・・・・・・
6879,映画観賞 〜『パラサイト』
2020年01月14日(火)
        〜シネマ 『パラサイト/半地下の家族」―01・10(金)ー
   * 凝縮された貧富の格差
 極貧家族と富豪家族の社会問題の表裏を凝縮してみせる味わいある?映画。
学生時代の苦学生の寮と、ミッション系の学園の二重生活の経験があればこそ、
その対比が実感として理解出来た。失業中の親子4人が富豪の家庭に、身分を
偽って入りこむプロセスや、パラサイトの実態が、韓国的で何とも。
 ー
≪2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初のパルムドールの受賞作品。
キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。
そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を
受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。
正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速して… 
思いもよらぬ事態が起こる。≫
 ―
▼ 世界共通の直視できない“貧富の格差”の問題。資本主義の価値基準が
 現実は一度お金に換算して身分の優劣をつける社会背景が厳然と存在する。
それが情報化で辛辣に表て立ち、様ざまな問題が発生する。 グローバル化は
弱肉強食を、更に押しすすめる。
 最近YouTubeでみたのがシリアスな場面の実写。 警官2人に、法務局員が、
家の差し押さのため、老夫婦と中年夫婦を立ち退かせる一連の映像。数人の
撮影者が、記録のためか、その一部始終を撮影する。筋肉隆々の男と妻が最後
に警官2人に捻じ伏せられ、後ろ手に手錠をかけられパトカーに押しこまれる。 
その前に麻酔銃を撃たれた男が狼狽える姿も。 何度も聞こえてくるのは、
『マイ・ハウス』の中年夫婦の声と、行場のない中高年の一家の極限の姿が。
一つ間違えれば、私も陥っていたかもしれないため、尚のこと同情目線になる。
あとは、浮浪者になるしかない厳しい近未来が待ち受けている。考えてみれば、
私もパラサイト? 奥のPC前と、寝室に追いやられ、家庭内格差そのもの。
 『男はつらいよ』そのもの? 酒と肴を求め独りスーパーを流離うしかない。
面白いさは、この上無いが… でも可哀いそう? 何ごとも慣れてしまえば
 生活満足度が90点?なら、まあ良いか。 

・・・・・・
6514,閑話小題 〜何かしら、嫌味なブログ脳になってしまった?
2019年01月14日(月)
   * さて大相撲が始まった
 昨日から、大相撲が始まった。一時半過ぎにチャネルを回すと、幕下の取組
だったが、何と『この一番まで打ち止!』まで見ていた。長い相撲のTV観戦で
初めてである。それも高校女子バレー、女子ジャンプなどと同時観戦で、一番も
見逃すこともなく… 貴乃花が協会から去って面白味が薄れた感がある。本人は、
サッパリしたのだろうが、元弟子たちの手前、間違っても、口に出せない本音。
 ところで現在の上位陣にスター要素の強い力士が見当たらない。白鵬の天下が
長いこともあり、相撲協会の土壌が腐りかけて…? 白鵬はオリンピックまでの
現役維持のため、休場と優勝を繰返す戦略が見え見え。それは勝負師として当然。
そして休養タップリで今場所は優勝の可能性が大。41回の優勝経験は伊達でない。
ところで元貴乃花の愛弟子を日馬富士の復讐と、暗黙裡のうち、身体の何処か
一ヶ所を集中攻撃をされ潰される可能性が大。気の毒だが、そんなもの!
 ―
   * 何かしら、嫌味なブログ脳になってしまった?
 ブログを書き続けて18年近く、6500のテーマを書いてきて、「ハッ」とし、
自己嫌悪に陥ることが多くなってきた。 あるブロガー曰く、
「ブログってのは、突詰めると自慢話なんだよ…」 
何かしら面白そうな、受けそうなテーマを探しだし、自慢げに提示する。
旅行の感想を書けば、旅行自慢に。中学の同期会で、久々に知人に会って
話す内容といえば、
<18年欠かすことなくブログを書いていてね>とか、
<40,50歳代に年2回。その前後に12回、52回、豪華1点主義でツアーに行った> 
とか。テーマ日記書きの習性で時分を曝け出す。それしかないから、それをいう
が、聞く方からして、「何だ、いきなり」となる。自分の自慢話の曝け出しも、
程があるが、そんなことを気にしていたら、18年も続けることが出来ない。
相手あっての自分。ブログ脳が醸し出す偽悪、偽善、露悪、露無知に、時どき、
底知れない自己嫌悪に陥ることに… 自問自答の世界のドツボから、自分の
無意識を覗き込み、自己嫌悪を勝手にしているだけのこと。40年も前のことに
なるが、仕入れで岐阜から名古屋に向かう普通電車の中に、精神をやられて
青年が独り言が、今でも鮮明に残っている。前の北海道旅行をしたが、その
面白かったこと。そして、友人の批判… そして、自分が変であるのは分かって
いるが、コントロール不能とか、延々と自己問答が続く。車内は、シーンとして
凍り付いたように。 このブログの自問自答と、何が違うというのか?
 で、偶然だが、丁度よい文脈になる。


7626,閑話小題 〜デルタ株とオミクロン株との違いとは?

2022年01月13日(木)

   * オミクロン株とは
 昨夜のNHKTVのニュースで、首都圏などの各県の首長が悲鳴に近い
状態で、首都圏大地震に例えてもよい位の事態が目前に控えている…?と、
1,2年前の欧州の首長のようなメッセージを述べていた。危ないのは確かな
ようだ。
≪ ・咳、息切れ、息苦しさ ・発熱、寒気 ・筋肉痛、関節痛    
 ・嘔吐、下痢・嗅覚異常、味覚異常などの症状がみられます。

これらの症状は風邪やインフルエンザと非常に似ているが、息切れや嗅覚障害
・味覚障害がみられることは稀ですので、嗅覚障害・味覚障害は新型コロナに
特徴的な症状であり、もしあれば新型コロナの可能性を疑うきっかけになります。
 この報告では鼻水・鼻詰まり、くしゃみ、のどの痛みといった、いわゆる
「かぜ症状」が多くなっています

▽ オミクロン株ではワクチン接種者も感染しうる
 オミクロン株に感染した人の特徴として、デルタ株などの従来の新型コロナ
ウイルスと比較して、ワクチン接種者や過去に新型コロナに罹ったことがある人
が占める割合が高いことが上げられます。

▽ オミクロン株の感染から発症までの期間は?
 新型コロナでは感染してから発症するまでの潜伏期は約5日とされていた。
これはインフルエンザの約2日と比較して長い潜伏期と言えます
▽ オミクロン株ではワクチン接種者も感染しうる
 オミクロン株に感染した人の特徴として、デルタ株などの従来の新型コロナ
 ウイルスと比較して、ワクチン接種者や過去に新型コロナに罹ったことがある人
 が占める割合が高いことが上げられます
▽ 過去にワクチン接種や新型コロナウイルスへの感染によって得られた
 免疫は、 オミクロン株への感染を防ぐ効果が低いことを意味します。
 2回のワクチン接種を完了している人、過去に新型コロナに罹ったことの
 ある人もオミクロン株に感染しうるということを知っておきましょう。
▽ デルタ株と比較して、オミクロン株の感染者は救急外来受診または
 入院リスクは約半分、入院リスクは約3分の1(イギリス)
ワクチン未接種者に比べ,ワクチン2回接種者で65%、ワクチン3回接種者
では81%低くなった
▽ オミクロン株では従来の新型コロナウイルスと比較して、
・潜伏期が短い
・鼻水やのどの痛みなどの「かぜ症状」が多い
・ワクチン接種をしている人も感染しやすい
・重症化リスクは低いといった特徴があります。

かぜ症状であっても新型コロナの可能性がありますので、軽い症状で
あっても病院を受診し検査を受けるようにしましょう。     ≫
 ―
▼ 今月、来月いっぱいは外出は控えた方が良いみたい。それもあるが、
 これでは、経済がまわらなくなってしまう… 怖ろしい限りである。
スキー、スケート場、冬物衣料が壊滅だろうし、居酒屋、スナックも然り。
色いろあって、第三次世界大戦に… 苦しむのは三分の二の弱者に相成る。

・・・・・・
 
7271,閑話小題 〜トランプ・ネタ
2021年01月13日(水)
   * 何やら自虐ネタのような
 錯乱したトランプのお道化た最後の醜態は、何やら老人の合せ鏡のような… 
軍事クーデターを画策していたような末期現象! トランプに煽動され、議会に
乱入した中年の白人達の姿は、何とも痛ましい。あれがアメリカそのもの、白人
至上主義の欧米社会の本質。前回はロシアの「何」がブラックジョークで手助け
をして当選した大統領。この4年間、裸の王様の実態そのままを具現化してしまった。
 彼の演説に反応して議会に乱入した白人の一群が、この4年間の失われた時間を
象徴していた。取り敢えず権限移譲まで無事過ぎるのを待つしかないが、まだ危険
過ぎる。選挙に敗北した現職の大統領が、それを認めず、支持者を煽動して錯乱
させようとは、支持者も驚いただろう。 ハリウッド映画のようなストーリーも、
トランプなら驚かない。 このところ、ネット記事で見るのがトランプネタ! 
  〜今朝のネット記事は、これ!〜
【 世論調査では、56%がトランプ大統領の解任を支持すると答え、
  支持しないの43%を上回った。
 辞任まで考えられる5つのシナリオ
■ 合衆国憲法修正25条が発動される
■ 弾劾される
■ 辞任する
■ ゴルフ休暇を取る
■ 1月20日まで職務を続行する
 ――

▼ 彼のオツムで考えられるのが、大統領によるアメリカ全土の制圧だが、
 これは無理! ツイートもできず、独り近未来に起きる?バッシングに
怯える日々を思いやること! 小ブッシュが中東を弄ったように朝鮮半島に
火をつけておけば…と! あとは、心筋梗塞か、脳梗塞…? 何でも有りの
一週間になる。大統領も美人と同じで、頭の下は、そこを除けば、皆、同じ。
同じところは、さて何でしょうか…    グウ、チョキ、パー!

・・・・・・
6878,閑話小題 〜チョット変じゃない?
2020年01月13日(月)
   * 出来過ぎじゃないかい
 トランプのウクライナ疑惑の弾劾裁判が進む中に、
「選りにもよってウクライナ航空の飛行機がテヘランから離陸直後に打ち落と
されるとは、変じゃない?」と感じるのは私だけでないはず。…これ以上は、
 …下手をすると三次世界大戦になる案件じゃ、沈黙した方がよい。
 ―ー
   * 令和の令は、霊から
 令和元年も過ぎて、二年になってしまった。今さら「令」の意味でもないが、
 霊からきているという。 〜ネットによると〜
< 敬虔な信仰に対して神仏が示す不思議な験(あかし)を 「霊験」 といい、
 また 「霊峰」 や 「霊薬」 ということばがあるように、「霊」 という漢字
には 「はかりしれないほど不思議な」 とか 「神々しい」「とても素晴らしい」
という意味がある。 そこから 「令嬢」「令息」 といういい方ができた。
 新しい元号「令和」 の出典とされる 『万葉集』巻五の「初春令月、気淑風和」
に見える 「令月」も「令」を「すばらしい」 という意味で使い、
「(新春の)よき月」 であることをいう。≫
▼ 令和は…「素晴らしい」「神神しい」「和」ですか。改めてなる程!
 ―ー
   * 大相撲が始まった
 大相撲が始まった。若手の面白い相撲取りが、じょじょに力をつけて
上位に上がってきたが、幕下にも面白いのがチラホラ。
・十両では、琴ノ若、貴源治、木崎海、琴勝峰(琴手計)、豊昇龍
・幕下では、元林、北の若、納谷、狼雅、塚原… などが有望。
幕内上位陣では、朝の山、貴景勝、阿炎、正代、霧馬山、大栄翔 、北勝富士、
御嶽海など、バランスの取れたのが多い。そして、その後は、先にあげた、
十両、幕下の有望力士が控えている。問題は大怪我である。
こうみると、モンゴル系が少ないのは、これ如何に?

・・・・・・
6149,閑話小題 〜熊さん、八つぁん、珍問答、再び −3 
2018年01月13日(土)
 * 書きネタが無いと、御呼びですか!
大家さん: 書きネタが無くなると、御呼びですか。仕方がないがね。
熊さん: 北朝鮮が、オリンピックに参加だってさ。有得ないと思ってたがね。
寅さん: 精一杯の虚勢さ。まあ、物資不足は明らかだこそ、ここが土壇場。
    国そのものが張りぼて。よくぞ、やってるよ。そろそろボロが出るさ。
大家* 中国が、本気になってきたからね。そこに、韓国が抜け駆けをして、
   オリンピック参加の勧めの尻尾振りをしたから、アメリカと中国は動転?
   韓国も開戦ともなれば、百万、二百万の死者も出るから、解るがね。
八っあん: この時節に冬季オリンピックとは、何でまた?の疑問が残るね。
   ここまでは、手を出せまいという思惑のためですか。
熊さん: これほど辛辣な挑発を繰返したのだから済やしないよ。
寅さん: 何かマンジリしなかったが、数ヶ月の猶予期間を稼げただけでも
   良しじゃないかい。ただ間延びをしただけだと思うけどね。
八つぁん: どうも私たちの心の底には、最悪の事態を期待する悪魔が存在
   しているところがあるね。アメリカ人なら、まさか大陸間核ミサイル
   が飛んでくるとは思わないから、今のうちにヤッチマエと。
熊さん: どうも朝鮮半島問題は暗くなるから、大相撲の話題にしましょうや。
   といっても、これはモンゴル人問題になるか。 …でも気が晴れるね。
大家さん: 朝青龍と白鵬が長年かけてつくり上げた「横綱アドバンティジ・
   システム」が、露わになり、使えなくなったから、今までとは違うよ。
   これは八つぁんが創った造語だけど、ズバリ言当てているね。
八つぁん: それでもやってくる可能性があるね。貴乃花の母親に手紙でも
   出して、バラエティで10回、このキーワードを繰返せば、ポチとはいえ、
   立合いの張り手を禁止条項にせざるを得なくなるね。
熊さん: 「横綱アドバンティジ」の実情を聞いて、白鵬と遠藤の立合いを
   見てから、白鵬への見方が全く変わったよ。 大陸と島国の考え方、
   体質の問題になるよ。開放したのだから…云々か、日本の国技だから、
   島国用に合わせなければならないとか…。確かに難しいのは解るけど。
大家さん: 白鵬への大横綱とかいう特別視が無くなったのは大きいね。
   新弟子からして誰も偉大な力士と思わなくなってしまったのは、本人に
   とって衝撃さ。でも、その孤独こそ、最も大事なことだが、その自覚は、
   逆上せガエルになった当人には、土台、無理だろうね。
八つぁん: 今場所は、色いろな面で面白いだろうね。大鵬の孫もデビュー
   するしね。ところで、先日、元・琴欧州が開いた小部屋のブルガリア人
   の新弟子のドキュメントを見たけど、一人の新弟子の稽古の激しさが
   直接、伝わってきたね。土俵の中でのド突きあい、殴りあいだね。
   あれじゃあ、強くなるわけだ。
大家さん: 私も見ていたが… 他の部屋の幕下力士が「御前は気が弱い!」と
   注意していたのが、本人には堪えたようだね。「自分は東欧から遠来して
   いるだけでも気が強いはず。何で気が弱いと言わなければならないのか!」
   と…。 幕下力士は、「気が弱い」と、「気が優しい」の言い違いを 
   していただけ。気が優しいのは、気が弱いとは、違うのさ。
熊さん: こういう問題があるからこそ、面白いんだよ。白人、赤、茶色の
   人種が肌の色を超えて戦うからさ。俺も、哲学的になってきたね。

・・・・・・
4687, エッセイ力は人生力 ー2
2014年01月13日(月)
              「60代からのエッセイ教室」木村治美著
  * エッセイを書く目的と、日記との違い
    ーまずは、その辺りの抜粋より
《 あるエッセイ教室の作品集を読んでいたら、はからずも、エッセイを書く
 目的を端的にいい当てた文章に巡りあった。その文章は創刊号であるためか、
おのおの、自分の作品のあとに、小さなコラムで、なぜこの教室に入って
エッセイを書くようになったかの動機を綴っている。ひざ思わず膝を打ちたく
なったのは、つぎの一文であった。「エッセイを書こうと思うようになったのは
十年前のこと。それまでは、日記に思いを記していた。心の重荷をおろすように
書いていたが、後日、読み返すと、もっと心が重くなった。物事の見方、人の心
の動きを観察することで、誰が読んでも傷つかない文章を書きたくなった。
きれいごとのとらえ方ではない。考えることで、自分を成長させたい」
 ここにはエッセイが日記と異なる点が、自分自身の体験から、明確に意識
されている。感動的ともいいたい鋭い「気づき」である。エッセイには自分自身
がどこかに登場していなくてはならない。しかし難しいのは、書いている自分と、
書かれている自分との間に、距離をおくことである。自分を他人のように
客観視すること、といい直してもよいだろう。日記ではこの客観化がなされ
にくい。恨みも痛みもドロドロのまま流しこむ。恥も外聞もなく。どうせ自分
以外に読むひとなんていないのだから……。しかし、「後日、読み返すと、
もっと心が重くな」るのはなぜだろうか。日時がたったことで、やや他人に
なった自分が読むからである。おそらく、書いたのが自分であるだけに、
ヘドが出そうになったであろう。自己嫌悪である。そこで、「だれが読んでも
(つまりあとから自分が読んでも)傷つかない文章を書きたくなった」のである。
それには、教室という読者のいる環境で、「物事の見方、人の心の勤きを観察」
しようと思い立った。それが自分を成長させる。そう、日記は記録とはなり
えても、以上に述べたような効能は期待できない。・・・ 》
▼ この随想日記の「閑話小題」は、エッセイそのもの。だから読書日記の
 メモ的のものより面白い。これを書くときは、ネタ切れのケースが比較的多い
ため、苦し紛れで日常の身近なことを書くしかない。それが面白みを出すようだ。
だから、何気ない日常の現象と気持ちを書いている「バードウォッチ」の内容
こそエッセイになっている。そのため、時どき、切り取って、「閑話小題」
に転用する。何気なく思っていることを書き出すと、ハッとすることがある。
人はそれぞれの心の中で様ざまな思いを数限りなく繰り返しているが、
そこにこそ砂金が混ざっている。それを取り出し、書き出すのがエッセイの目的
であり、日記との違いになる。日記は他の砂も含まれるし、それも必要とする。
・・・・・・
5052,生と死をめぐる断想  ー5
2015年01月13日(火)
            『生と死をめぐる断想 』岸本葉子(著)
  *「いのち」に「わたし」がいっとき宿る 〜玄侑宗久
「而今」とは、今のつらなり。あるのは「今」「今」「今」だけである。
 禅とは、この「而今」を繰返づことで、「わたし」の輪郭を薄くする行。
成るほどである。今、この瞬間が永遠のときの一端がある。
瞑想は「わたし」という「閉じた系」から「いのち」を開放するものだと。
  ーその辺りから抜粋ー  〜P90
≪ 暗唱をしているとき意識は「而今」にあると、玄侑氏は言う。
「而今」とは目的論も因果律も届かないような、三昧にある時だそうだ。
たしかに、すでに口から出て過ぎ去った音を意識が追いかけたり、
次に出す音を頭の中で先取りしたりすると、とたんにつかえる。あるのは
常に「今」「今」「今」。音の連なりは、すなわち「今」の連なりである。
暗唱をするとき、その間だけでも「而今」を体験している。(略)・・ 
 玄侑氏も認めている。人間である限り「わたし」を完全に「なくす」こと
などあり得ない。であるからこそ禅は「而今」を繰り返すことで「わたし」
の輪郭を少しでも薄くしたいと願うのだという。
 玄侑氏が再三書いているのが、「わたし」と「いのち」の関係だ。
「いのち」は「わたし」の生れる前からある。
「いのち」に「わたし」がいっとき宿るのだと。
「いのち」が存在の実相で、「わたし」は頭で作り上げたフィクション。
 はじめにそう読んだとき、逆ではないかと私は思った。
「いのち」が「わたし」に宿っている、「いのち」が「わたし」の一部だろうと。
なぜって私の体の諸器官が停止すれば命は終わる。たしかに、私の体が土に還り、
その土から芽が出て、その草を虫が食べて、虫を鳥が食べてといった意味での命
の連続はあるだろう。が、それは灰を収めた骨壼も壊れて形をなくした後という、
相当に長い年月のことだ。頭では理解できても、実感からはかけ離れている。
植物も動物もひとつの生態系をなし人間もそれに属するもの、といった類の知識、
それこそ知性によってとらえられるものだろうと。
 自分の命があと数年単位なのか数十年の単位なのかと気を張っている、
そんな長いスパンの命のことを考えられない、という反発もあった。
が、往復書簡をするうちいつの間にか、「わたし」が「いのち」にいっとき宿る、
「わたし」<「いのち」という発想が自然なものになってきた。・・ 
それとは別に、「わたし」を超えた何かもっと全体的な何かがあるらしい
ことを感じるようになってきた。・・ ≫
▼ {「いのち」が存在の実相で、「わたし」は頭で作り上げたフィクション
 でしかない}という玄侑宗久の言葉に近い{大自然が元もと存在していて、
自分の姿を見いため人間をつくった}を、何かの宗教書で読んだことがある。
地球上に生まれた生命が延々と時間をかけて、この「わたし」が存在する。
その全てを経たものを「いのち」というなら、その「いのち」にいっとき
宿るのが「わたし」というのは当然である。死ぬのは、それから離れるだけ。
・・・・・・
5417,人生で最も大切な技術 ー
2016年01月13日(水)
       『幸福の探求―人生で最も大切な技術』マチウ リカール著
   * 幸福の探求
 図書館でみつけた非常に面白い本。当分、細部の知識化のため、
24の各章をテーマとして取上げる予定だが、それだけの響きがある。
 フランスの知的環境の整った家庭で育ったエリートが、チベット仏教に
ひかれ、それまでの業績をすべて捨て、ネパールの僧院で30年以上の修行を
行なった後、現在はダライラマ法王のフランス語通訳やインタビュアーの役を
任せられ法王の協力で行なわれている「心と生命会議」なども参加している。
 この経歴で、「世俗的な精神性」の幸福について書いているため、いずれの
言葉も心に響く。 新年早々、現在の私には得難い指導書になる予感がする。
  〜まずは、アマゾンの内容紹介〜
≪ リカール,マチウ: 1946年フランス生まれ。チベット仏教僧。
 パストゥール研究所のノーベル医学賞受賞者フランソワ・ジャコブ教授の
指導の下、分子生物学の国家博士号を取得後、チベット語を学び、仏教修行の
道に入る。チベット仏教の文献を欧米に翻訳・紹介、ダライ・ラマ14世の
フランス語通訳も務める。フランスにおいて細胞遺伝子の分野で将来を嘱望
された研究者の経歴を放棄し、ヒマラヤ山間で仏教僧として35年間修行に専心。
現在は著述家、翻訳家、写真家としても活躍するほか、瞑想の脳に及ぼす効果
に関して展開中の科学研究にも参加。チベットとネパールを生活の拠点として
人道的プロジェクトに従事する。 ≫  
  〜リチャード ギアの内容紹介より〜
≪ マチウ・リカールは、深い思いやりとシャープな論理性と、思わず笑い
 出してしまうユーモアも交えて、人間の可能性に関する偽りを暴き出し、
これまでの仮定に反駁してくれた。‘本物かつ永続的な幸福が可能であるのみ
ならず、幸福は人間の生得権である’ことを明確に示した。我々の中で最も
叡智に富み、最も信頼に値する友人による類い稀なる書である。≫   
▼「はじめに」で、《 本書がフランスで出版されるやいなや、喧々轟々の
 議論が全国で沸き起こった。インテリ層は幸福には関心がない、という意見
を明らかにして、技術として習得することが可能である、という私の議論に
一切耳を傾けようとしなかった。ある作家は、「幸福を逆手に取って人心を
惑わせるのもいい加減にしてほしい」と詰問するような記事を書いている。
挙句の果てに、「幸福の妖術師」と題する雑誌の特集記事まで出る騒ぎに。
パリでの議論やマスコミとの応酬で散々な目にあい、ばらばらに崩された
ジグソーパズルのひとかけらのような自分を見る思いがした。ネパールの山に
戻り、元の生活を始めたことが無常の喜びとなった。以前よりは確かに多忙に
なったとはいえ、ネパールのシェチェン僧院を本拠地として、ヒマラヤを
見上げる隠遁生活を年2ヵ月程度することにしている。》と、あった。
 一冊の世俗的な『幸福本』に、フランスのインテリ層が、ごうごうたる
議論を起きたのは、35年のチベット仏教修行の裏づけのある内容なら、
インテリ総掛りでも論破できないはず。「幸福の妖術師」良いじゃないか!
 素晴らしい魂との出会った思いである。 〜で、以下につながっていく。


7625,閑話小題 〜さて今日から大相撲が… 

2022年01月12日(水)

   * 小力(こじから)のある力士とは
 何時の時代にも常時、幕内上位から3役に目だたないが、細く長く存在する
力士がいる。常に8勝か9勝で勝ち越すが、三役になると大負けをして、
下位に戻っていく。それなりに力量があり、時どき土俵際で逆転を発揮する。
解説の親方が、何気なく言った「小力」を自ら説明していたが、なる程と聞き
耳をたてる内容… <足腰が強く、全体バランスがあり、勝負の刹那に瞬発力を
出せる力士>と説明していた。初代若乃花、栃錦、安念山など、小柄だが、四つ
組の土俵に根がはえているような力士がいたもの。 
 最近、大型力士の中で、小型・中型力士が目立ってきた。白鵬、鶴竜より、
朝青龍、千代の富士タイプ。 一般的に<小力というより、相撲力が有る>と
言われてきたが… 最近、この小型力士が目立って多くなってきた。数秒の立合い
間際で勝負が決するが故に成り立つが、それが、何とも好角家には魅力がある。
 栃若時代に、栃ノ海という、小柄の横綱がいたが、小柄なるが故に、欠点を研究
し尽され短命に終わった。相撲は、それぞれの土俵人生が、そのまま露出するのが
魅力である。人生にも小力が強いのが存在する。目立たないが、基本を身に付けて
いるのがいる。己が能力の限界の設定がシッカリしている人である。どのみち、
死んでしまえば、生臭い臭いを残して宇宙の藻屑になって漂うのだから…

・・・・・・
7270,閑話小題 〜2021年 ・正月 ―9
2021年01月12日(火)
閑話小題 〜2021年 ・正月 ―9

   * 凡人の怪談
 以前に、父親の霊が私の魂の中に宿り、その結果、幽体離脱とか、
意味ある偶然の一途が屡々、起った時節があった。それが今では、変異をして
周辺に起き始めている。10年前に会社清算をした時以来に、再び、変な現象が
生じ始めていた。 というより、珍現象の原因を整理し直し、嫌がらせと、
怒りの対象が2〜3年以内に異変が起ると信じて、断首するイメージを持つと
100回もやれば、怒りが消える。200回で、附随した怒りも消えて無くなる。
と言うよりスカッとする。迷わず静かに、数年以内には必ず!…と明方にする!
あまりに、その結果が、予測どおりに出るので、何だろう?と、思ったら、
何という事はない、本人に体調とか、年齢とかの要素で不調が、その怒りを
呼び起してだけのこと。 そう考えると罪悪感が残らない。 最近、この逆手
を使うことを知り、実行をしている。…人生とは、良い意味で考えた方がいい!
 追: ところで、去年の以下の文章を読み返すと、このコロナ禍を加えると、
惨憺な経済恐慌になって然るべきだが、何故か、問題が表立ってこない。
何やら10年前に、更なる一匹オオカミ的な立場になっていた。それが、この
コロナ禍で、求められている… 全員が老衰した生き様を求められている。

・・・・・・
6877,閑話小題 〜はたまた不景気感の話
2020年01月12日(日)
    * この正月、二人の息子の話から
 一年に一度の正月行事で、家族4人で元旦の夜を過ごすのが慣わし。
今年は、競争激化で景気が変調しているのが主なるテーマ。 
家内が割引券をフル活用して、東京に御上りするのが趣味。普段は、ネットで
最新トレンドを把握し、美術館、ミュージカル、歌舞伎の立見席、トレンドの
再開発ビルにと、4日間乗り放題で日帰りで通い詰め。 一日、一万として、
10日間で10万円が高いか安いかは、本人次第。『自分のおカネで行くし、病気
で寝込んでいるより健康的で良いでしょう』が口癖。 間違いなく、パレットの
法則… 2割に8割の愉しみが集中するのは、この人を見れば解る。…私も同じ?
これも動ける内のこと、今のうちに悔いなく動けばよいと嗾けるあり様。
 何が言うに… 《 長岡駅から左が新潟。右が首都圏と左右をみると、新潟県
の衰退がリアルに実感できる… 特に新潟市の衰退が酷いと… 》
 現役を退いた年金暮らしに慣れ、ネットと、YouTubeを中心としたTV生活と、
スポーツジムと、映画館通いの生活の日々。 週5日は、生活圏から出て、
飛びまわっている家内の様々な激変するトレンド話が私にとっての原罪の社会の窓。  
   〜で、話を不景気の話に戻すと…
 地元を含めて、新潟の伊勢丹や、周辺の専門店にホット・トレンド商品が
見当たらないと。2人の息子は現場にいると、右下がりトレンドが直に伝って
きて重荷となり不安という。家内から聞くお客目線と、売り手側目線が同じ。
 ――
  
   * 台湾の総統選挙の結果は?
【 台湾の総統選挙の結果は、蔡氏は817万票を獲得し、韓氏は552万票だった。
韓氏は敗北を宣言。国民党の呉敦義主席は、敗北の責任を取って辞任すると表明。
投票率は74.9%で前回の66%を上回った。】
 ▼ 予測通りの結果である。アメリカも、当分、安心していられるが…
 中国にとって、目の前のコブ。その分だけ、エネルギーが香港と尖閣列島に
向うため香港と日本にとって決してプラスとはいえない。これも、アメリカン
ファーストのトレンドが同じ。香港ファースト、台湾ファーストである。

・・・・・・
6512,読書日記 〜老化は治せる −1
2019年01月12日(土)
                 『老化は治せる』後藤 眞著
   * 老いは炎症、治せる病!
 図書館の返却コーナーで見つけて借りてきた本。カバーの背裏には、
<老いのメカニズムがついに解明された!老化の原因は炎症、ならば「老化」
 は治せるのだ。すでに医学の世界では、炎症の治療法・治療薬の研究が進んで
おり、「老化」はもはや治療可能な疾病なのだ。炎症と老化の関係に早くから
着目し、早老症、老年症などを治療・研究してきた著者がやさしく解説する
最新の「不老の医学」。「老化」を治して若返るための生活術も。> と。 
 何何…それは違うでしょう。老化は時の流れと同時に進行し、時の産物と
抗うことが出来ないと信じてきたのに? 
 以前から現在に足るまで、各種・健康薬品を何種類か飲み続けてきた。
早朝、直ぐに飲むのが生姜湯。寝る直前に飲むのが’キャベジン・コーワ’
(胃薬だが、整腸のため)。これにセサミンと、ヨーグルトと、ビタミンCの
喉飴を… 同級生などの知人が50歳代半ばから還暦辺りで次々と亡くなった。
生真面目!で、世間的に良い人! 群れに同化、その世界から一歩も出て
気晴らしができない共通点がある。ストレス発散方法が上手く出来ない。
心の炎症より、魂の炎症までいっている? それを知っていたため、青年期
までにストレス対策を意識し身につけてきたが、現実は甘くはない。
現実にトラの穴に落ち、追いかけまわされ、這い上がって来ないと… 
 Amazonのレビューの要約が、明快である。
≪  ☆ 常識を覆す一冊
 身体の最大の宿命は如何に有害な「炎症」を抑制するか、有害な炎症によって
身体のあらゆるダメージが引き起こされ、老化もそれに該当すると言う、従来に
無かった説である。よって殆どの病気の進展は炎症であり、炎症を制御すれば病気
は治せるし老化も抑制できる。炎症抑制の最たる薬剤は「アスピリン」であり、
アスピリンの発見経緯や効能について詳しく解説されている。健康の最大の敵が
炎症と言う病理現象であっても、それが全てではなく、まして「老化は治せる」と
いう表題はいささか売らんが為・目を引く為とは思うが、概ね得心する内容であり、
改めて健康と「炎症」の因果関係について考えさせられた良書である。
 ―
   ☆ 炎症とアスピリン
 炎症とアスピリンの歴史、および新薬の話題が主で、サプリメントや歯周病、
便秘、低体温の維持、睡眠の質、軟骨と筋力トレーニングなど、アンチエイジング
全般の話題へ。しかし後半の内容は新規性に乏しく類書からの参考程度。
 第二章の酸化コレステロールと動脈硬化について。活性酸素が血液中のコレステ
ロールを酸化させ、それをマクロファージが貪食する。次にマクロファージが炎症
を引き起こすタンパク質を周囲に散らす。やがてその周囲にマクロファージの死骸
が堆積し、脂肪細胞の塊ができる。さらに血小板が集まり血液を凝固させ、血栓が
でき、動脈硬化の完成。ここで、そもそも酸化した油を食事から摂取してしまうと、
それは体内で免疫システムから異物とみなされ攻撃されるために、根本は酸化した
油を摂取しない事では無いのか。抗炎症薬でどうこうする手前で対処しなければ
いけないと思うが、本書ではアスピリンやその後継となる新薬の話題が主であった。≫

▼ サプリメントを続けると、続けないとは雲泥の差が出る。ストレスを、酒と
 麻雀などで目先、散すのが一番悪い。その世界から一歩も二歩も出ることが、一歩。
仲間内で、これで解消しよとするから、沈殿したヘドロが、爛れを悪化させる。
無知ということ? その必要条件が、ブラックアウトを(人知れず?)組込んで
おくこと。ある会?で当初の会員が20人いた5人が亡くなったが、その全てが??
そこに格差が、見てとれるが… シリアスといえばシリアス。足りない部分を何とか
世間術でカバーをしようと無理を重ねる。表向きのホワイトアウト! 
アメリカ大統領のトランプが、まさに、これ! ホワイトアウトで、ホワイト
ハウスとは、これ如何に! 成るほど。これで満足して人生を終えて、目出度し、
目出度しですか。 私のようにブラックアウトより、まだ、マシか! 
 自虐しかないでしょう。でも、魂の底からの自虐ってのは、なかなかの味! 
自虐は、魂への炎症の「アスピリン」だった? そう思えるだけ有難い。
 で、座禅とヨガに取り組んできました。  娑婆!

・・・・・・
6148,閑話小題 〜座禅は心の安楽死 ー3
2018年01月12日(金)       
       『坐禅は心の安楽死 〜ぼくの坐禅修行記』横尾忠則 (著)
   * 輪廻転生を考える
 輪廻転生は如何だろう?『遺伝子学の論からすれば遺伝子が自ら生延びる為に
生物の身体を乗換えるという。 己の身体の中は、数知れない遺伝子から成り
立っており、己が消滅しても遺伝子は子供を通して次世代に受継がれる。
この身体は両親の結合で生まれ出てきた。宇宙開闢以来のたった一つの生命。
しかし、アナザーワンの一つ。輪廻転生は疑問だが、似た存在と、己と何が違う
というのか?」 しかし、父親の死をまじかにし、思いもしない霊体質を10数年、
持った経験がある。幽体離脱とか、幽霊らしき存在の実感とか… それもあって、
著者の『輪廻転生論』に共鳴するのだろう。面白いところでは、アフリカからの
帰路の飛行機内で似たような経験がある。疲れ切った中の夢で、自分の身体が
地面から浮遊していく。ハッとして地面に戻ろうとするが、機内の足元も消え、
空中をタダ独り、ふっ飛んでいる。その恐怖感は極限を超えていた。
 私より霊体質が遥かに大きい人の体験談、実感は、説得力がある。
これも、夢、霊感の言葉を切口にした‘内観’になる。
<内観ばかりしてないで、外観? をしてみたら> ていう貴方へ。
<外観しかできないアンタ、内観をしたら!>  野暮ですか?
  〜その辺りから〜
≪ 肉体で、現生にいることは確かに苦痛である。因果のサイクルから解脱
 しない限りわれわれはいつまでもこの世に生れてこなければならない。
この世は、神の国に入るための修行の場である。この修業の場で修行を怠れば、
永遠に神の国に入ることが許されず、魂までもこの世から消滅しかけない。
これ以上の不幸はどこにあろうか。肉体であろうと、魂であろうと、この宇宙
の何処かにあることは素晴らしいことである。肉体でいることがたとえ苦痛でも、
あの霊界に閉じこめられているよりましだ。果たしてどれくらの時間、霊界に
いたのだろう。… 
 神の国にいた者も選ばれたものでなければならないが、転生してくる者も
霊界の試験のパスをしてもう一度修行するためにこの世に、選ばれた者ばかり。
このように考えると、この現象界は魂を向上させるための場所であるともいえる。
われわれは過去世から因果を背負ってこの世に転生してきている。一日でも早く、
因果を帳消しにして神の国に入るべきである。その為に、神は善を与えている。
しかし、一方に善を試すために悪を与えている。
 輪廻転生のない唯物的な一回こっきりの人生なら神はわざわざ人間に善を
与えなかったはずだ。一回こっきりの人生なら好き勝手にしてエゴイステック
に生きればそれでいいはずだ。人間に理性があるのは人生が一回性でない証拠
である。たった一回で、人間は悟れないことを神は御存じだから、数多くの転生
を繰返す中で、善悪の何かを悟って、最終の人生で因果から解脱をして神の国
の住人になるのである。まことに気の遠くなる話だ。自分のことを考えると
怖ろしくなる。一体あと何度転生を迎えればぼくは因果のサイクルから抜出せる
のだろう。あの恐ろしい霊界に再び戻らなくてはならないのかと思うとぞっと
する。なぜぼくが霊界を恐ろしいかと思うかというと、現在の自分の本性を
よく知っているからである。なんともいやな自分である。こんな粗雑な罪深い
自我が霊魂になった時、霊界で体験するビジョンを想像しただけで、身の毛が
よだつ。『チベットの死者の書』では、「汝は肉体を持っていないのだから、
たとえ身を切られようと恐れることはない」と諭している。
しかし、たとえ肉体がなくとも肉体感覚だけは残っているはずだ。よく夢の中で
体験する恐怖がある。あれに似た様なものだろう。いや、あれ以上に増幅されて
いるはずだ。人間は死ぬと天国か地獄に行くといわれる。天国も地獄も、その
人間の因果次第であり、全て想像が作るビジョンである。これはあくまで幻覚で
あるが、霊の世界ではすざましいリアリティを持っているはずだ。夢が幻想で
あるにもかかわらず強いリアリティを持っているように。… ≫

▼ 前準備を含めて50年以上の実務を終えて第二か、第三の人生を踏み出して
 7年間、心の底では輪廻転生を繰返していたような。因果応報のカエリ矢が、
次々と… これでも、後味の悪くなることは、極力、避けてきたが。
恐ろしい自分の言葉の刃が、自己被虐、自己嫌悪として向けられる。成るほど、
現生だけでは解決できないはずだ。 ヒトラー、スターリン、毛沢東を考え合わ
せると分かるだろう。殺した数だけ、転生が必要である。生臭い彼らの魂が、今
でも漂っているとすると…。心に疚しいことは最小のはずだったが 娑婆娑婆!
 
・・・・・・
2001/12/19
[70] 夢についてー2
 「何か欲しい!とか、どこかに行きたい」といかいう夢と、夜見る夢との
共通点が非常に多い。トイレを探している夢は目を覚ますと殆どトイレにいき
たい状況である。 次の夢は不思議な不思議な夢だ。‘母とか父が死んだ後も
自分のなかに生きている!’というが、私にとって、夢の中で、実際生きている。
痴呆症になり幼児に退行した幼児に変身した母が出てくる。それは正しく母が
私の中で事実生きているのだ。 ↓に以前書いた文章をコピーしてきます;。
――
2001/12/19
[69] 夢について−1
 夢分析も非常に奥行きの深いテーマだ。
年に一〜二回熊に追われている夢を見る。熊に追われて二階‐三階の部屋に
逃げるが、どこまでも追いかけてくる。そこで目がさめるという内容である。
熊は現実の問題の変形、逃げているのは恐怖心・不安である。誰も?経験する
夢のようだが。 一度凄い夢を見た。
 以下、10年以上前に社内報に書いた文章をコピー。
ーー
霊的体験‐                 
平成4年 7月
 二十年近く前になるが、父の死後の四九日まで何度か不思議な体験をした。
死後一週間後位か妙な夢。私自身が父の気持になり “死にたくない。もっと
生きたい、生きたい”という“念”になってしまった夢。
 夢の“念”は父そのものであるし、父と一年身近で苦しんだ為に“念”が
自身で、実感できたのである。 父が‘なんだ自分はこうして生きているでは
ないか’という内的実感。夢よりさめた自分の魂が“父の魂”と一緒になった
という不思議な実感。恐らく経験した人間ではないとわからない。
 その二〜三日後の夢も強烈な夢(?)。何やしら強烈な恐怖感が覆ってきた。
その時、父のベットで寝ていたが、思わず“おやじ助けて!”と言った瞬間、
廊下の向こうにある仏間より強烈な“引力”が足をひっぱられた瞬間、ベットに
しがみついた。 その時、隣に寝ていた母がスクッと立ちあがりトイレに行った。
全身汗びっしょりであった。まだまだ不思議な事が多くある…。 
あれ以来最近は少なくなったが幽体離脱とか、妙な霊的体験が多くなった。
                            2001/06/30
ーー
2003/04/25
不思議-シンクロニシテー
・以前にもシンクロニシティーについて書いたが、また書く。親戚の葬式で
不思議なことがおこることが多い。不思議な現象で特に多いのが虹だ。5~6回
はある。先日も葬式から帰った後に散歩にでると、過去15年以上を散歩をして
いるコースで初めて大きな虹を見た。 ああまた出たという感覚である。
 その中で一番凄かったのは、7~8年前に義父が亡くなった時のこと。
葬式が終わり柏崎から車で帰ってくる曾地峠で虹が7回も次々に出て、その下
を通ってきたのだ。曾地峠は過去に数百回は車で通っているが虹が出たのは勿論
はじめてである。 
・前にも書いたが、ゾクッとしたのは8年前、近くの分家にあたる従兄が自死
した時のある現象である。納棺の時に、突風が自宅に吹き込み桜の花吹雪が
舞い込んだのだ。写真を撮っていたが、汗びっしょりになっていた。
そして納棺が終わると同時に、その突風が止んでしまった。
天気予報で午後の三時過ぎに突風が吹くといっていたが、納棺の時間が偶然に
一致したのだが。死ぬ前日に桜の花をいっぱい撮っていた。
こういう現象を、ユングが「意味ある偶然の一致」といっている。
・涙雨というのは昔からある。晴天でも葬式の時だけ雨が降る現象だ。
それなら大都会では毎日降っていなくてはならない。自然に囲まれた地方に
おきやすいのだろう。人知のはかれない何かがあることは間違いない!
――
H0511妙な夢―(機  
--
H0511妙な夢―(供  
・秋葉原のワシントンホテルに泊まった時の事、夜半、何かの気配に横を見ると
女の人の顔が浮いている。夢だろうと腕を抓ったが痛い。 これは面白いと、
じっくりとみた。 全体が白光色の黒髪の27-8才位の、のっぺらした美人。別に
恐ろしいという事もなかったが顔ははっきりと憶えている。ところが何年か後に、
会社の人にその話をしたところ、“それってみんな同じ顔をしているんだよね!”
といわれ、はじめてゾーッと。
・またこんな夢もある。夜半目がさめて寝むれないので、般若心経をとなえて、
ウトウトした頃、急に別空間にひきずりこまれそうな感覚になり、まずいと中断。
あの別空間は“別宇宙”“ブラックホール”的イメージであった。
・その前後の夜半に夢で宇宙船みたいなものが近くおり、乗れという。
これも乗ったら危険と直観し去けた夢。あれに乗ったらどんな景色がみえた
のだろうか?単なる夢とかたずけられない妙な実感があった。


7624,閑話小題 〜時代は移り変わっていく −

2022年01月11日(火)


   * 号砲一発、時代は移り変わっていく
 何を今さらだが、コロナ禍で時代は一段と移り変わっていく。
この騒ぎがなければ、在宅勤務に仕事の6〜8割方を移すこともなかった。
必要に迫られれば、何ともアッサリと、連れに嫌味を言われつつ、自宅勤務に
移行してしまう。男どもも大した仕事をしていなかったことが明かになった。
ここで中国とアメリカが、極めて危ない戦争ラインの緊迫状態に入ってしまった。
中国も、共産主義の骨組みの実力主義が最優先された弱肉強食が鮮明になった! 
そこは緩やかな温情主義が薄まった殺伐とした合理主義が待ち構える世界。
ギリシャ時代から色分けされた「3,30,67%の世界を容認するか否か,
民主主義とは、3,30%の世界のことで、67%は奴隷層として抹殺されている。
独裁制度を取入れている国は、奴隷層を人間扱いしないのが、暗黙の前提。

 そこに、教育システムが自然とあり、知らずに3%に充足するために、
67%から33%への市民層への道が存在する。
まずは、地元受験校への振り分け。暗黙の裡に… フリーランスにも、
様ざまの道がある。60歳辺りで、気づいたのが、地元の細部の生きる道。
家の事情で、出世が閉ざされている場合… まず地元の大手企業で働きながら、
夜間高校に通い、高卒の資格を取る。そして、地方公務員の受験資格をとり、
その後は… 彼らは人並みの体裁が第一歩。 今まで出自を黙っていたのが、
脱・世間を果たせば、<俺は自力で這い上がった>のプライドになる。
充分な人生の出世と相成る。何処に、己が生きてきたかを、まず認識するか
にある。これが無いと、目先の浮沈みに右往左往することになる。
その視点を得るに、私は、倒産経験があった。これだけは、ケ躓いて経験して
こそ解る事。なる程、面白い。 
…で、このパンデミックと、それに続く…経済恐慌と、戦争。

・・・・・・
7269,閑話小題 〜大相撲 初日
2021年01月11日(月)
    * 大相撲ですか…
 白鵬、鶴竜が先場所に続いて休場をして、昨日から開幕。厳しい宣告を
受けた上の休場のため引退が当然だが、モンゴル人には、それは無理。
引退勧告が出されるべきだが、気概が現執行部にはない。昨日の取組をみると、
絶対数が少なすぎる。序二段の力士が… <コロナ禍が恐いから休場したい> 
に対して、有耶無耶な執行部の対応に、即座に引退届を出した。 横綱より、
序二段力士の方が真面とは、これ如何に? 大相撲道よ、如何なった?
早々に、かさ上げで、新横綱と、大関は必要! 興業運営も大変だ!
こうみると、日本的談合による八百長も必要というのも肯ける。
  ――
    * 雪道の中の車運転!
 酒の在庫も切れて、雪が降り注ぐ中、家内の注意を聞かずに強引にスーパーに…
…案の定、小一時間の積雪で、車がSCより車道に出れずに空回り。それでも、後続
の人に手伝ってもらって何とか帰路に就いた。そして、駐車場前の除雪! 腰痛は
今のところ出ていない! コロナ過と積雪の二重苦! 静岡の学生時代の友人から
電話があり、「静岡は快晴だが、コロナ禍と、積雪大丈夫か?」の電話あり。
例年…ほぼ積雪はないらしい。
  ―
 このコロナ禍拡散の現時点は、どの位? あと4年とすると、100の道のりの20?
いや、15あたりだろう! 全世帯の3割方が貯金ゼロ。4割が100万というから… 
最後は金の話になるが、とはいえ、この世は、最後は己の健康と、手持ちの資金!
家内に週一度は、外出できない鬱憤で… 「何を生意気な… 私の腹一つで、
あんたはホームレス!」とサンドバックのように面罵の日々。まあ、独り孤高を
保つより、温みも必要かと微笑むしかない。

・・・・・・
6876,閑話小題 〜このタイミングに何故?
2020年01月11日(土)
   * イランの空港近くで、このタイミングに
 アメリカ軍…と思いきや、イラン軍がウクライナの民間機を撃墜。これで、
イラン軍の意気込みが萎んでしまった。誤ってミサイル攻撃をせざるを得ない
陰謀?とか、飛行場の近くから、何処かの国のスパイが小型の地対空ミサイルを
打込んだと考えたくなるが… 
≪ ◉イランの首都テヘランのイマム・ホメイニ空港で8日、ウクライナ国際航空の
 PS752便が離陸直後に墜落し、乗客乗員176人全員が死亡した。国営イラン通信が
伝えた。IRNAによると墜落したのはボーイング737型機で、乗っていたのは乗客
167人と乗員9人。同機はテヘランからウクライナのキエフに向かう予定。
◉ CBSの担当記者はツイッターで、「アメリカ当局者はウクライナ国際航空752便
がイランによって撃墜されたことに確信を持っている。アメリカの情報当局は、
起動中のレーダーの信号をキャッチした。おそらく(イラン軍の)SA-15地対空
ミサイルであろう2発の発射時の赤外線を(アメリカの)衛星が探知。
その後すぐに、爆発による別の赤外線探知が続いた」と述べている。
◉ CBSによると、イランの航空当局は「アメリカ当局の結論は全く真実ではない」
と述べたという。イラン革命防衛隊に関連するウェブサイトが「アメリカ情報当局」
の陰謀」と指摘し、イランによるウクライナ機撃墜を否定しているという。≫
 ―
▼ 戦争への士気は、イランより長年の恨みつらみのアメリカ軍にある。
 全面戦争ともなれば近くにイスラエルと、アラブ首長国がバックにあるため、
圧倒的にイランが不利。 CBSの担当記者はツイッターで、「アメリカ当局者は
ウクライナ国際航空752便がイランによって撃墜されたことに確信を持っている。
アメリカの情報当局は、起動中のレーダーの信号をキャッチしたと…。そして、
(イラン軍の)地対空ミサイルであろう2発の発射時の赤外線を(アメリカの)
衛星が探知。その後すぐに、爆発による別の赤外線探知が続いた」と…。
 しかしイランの航空当局は「アメリカ当局の結論は全く真実でない」と述べた。
イラン革命防衛隊に関連するウェブサイトも「アメリカ情報当局の陰謀」と指摘、
イランによるウクライナ機撃墜を否定しているが、タイミングと、結果からみて
何処が有益かを考えると… 欧米人の乗客構成からして、イランの意図的な
攻撃も有りうる…  タイミングを考えると単純なミスとは考えられない。
エルアル・イスラエル航空…テルアビブ−成田線の直行便を、2020年3月11日から
運航するというが、恐ろしくて乗れはしない。イランに一度、行きたかったが。

・・・・・・
6511,閑話小題 〜「シュガーベイビー」 再び!
2019年01月11日(金)
    * 父が愛人を持つ子供心は
 10年ほど前に、40年ぶりに学生時代の友人二人と東京で再開し、酒を交わした
ことがあった。それぞれの歩んだ人生を語りあった中で、その一人が思いがけない
告白をした。卒業後、一般会社に就職。その後、カメラマンを目指して数年間
AD(小間使い)をしていた頃に、父親の愛人の存在を知り、大きなショックを
受けた旨の内容。父親は既に亡くなっているが、当時、母親は健在。かなりの
資産家だが、それをワザワザ話すということは、その衝撃は並大抵でないから。
砂を嚙むような思いだったのか? 私の父は、明治生まれの堅物で浮いた話は
全くなかった…。彼の母親も大変だったろうが、子供にとっても耐えがたいこと。
家庭内には何か大きな問題がある… それを察知して世間話を楽しむのが世間人。
 一度、その外側から、例えば、他宇宙、宇宙の果て、地球の外、国外、県外、
市外、生活圏の外から、見直すことが「哲学」。その積み重ねが教養ですか。
 ほんの数時間前の夜半、漆黒の中を渦に突き進むイメージしながら、行き先の、
他宇宙に吸いこまれる感覚を持ってみた。繰返すうちに寝入ってしまったが、
熟睡から起きた時間が、想定の一時間もオーバーしていた。
これって「死にいく予行演習」ですか。
 また外から内というと、個人と、他者の境の問題にもなってくる。
性欲からの「想い」の比重が大きいのが恋人。複数の金銭を含めて契約をする
のが愛人。大方は1〜2回の渡り鳥を選ぶ?… 恋人で終わる術を身につけるか? 
愛人を持った上に、複数の子供を持った人を多々?見かける。何れも、スリル
と、サスペンスがあるようだ。恋人以上、愛人未満の役割を難なくやるのが、
ホステス、ママの腕前。 駅前キャッチのインタビューTV番組、
『家まで付いていってイイですか?』で、キャッチされた人のよさそうな
ホステスが自室で曰く、
< 私、彼氏を持たない主義。客とは枕はしないが、サークル会員と
 呼ぶ人は数名いるの。将来、酔客対象の家庭料理の店を持つのが夢。> 
取材者の素朴な問いかけ「サークル会員とは、如何なる人ですか?」に、
口を濁す。「枕をしない」とは、代償に直接の金品のやり取りをしない代わり
に、プレゼント〈客の使命料、隠れチップ、アフターとか、日中のデート?〉
を貰う人。プレゼントは直に中古買取専門店に… 夜の巷の狸と狐の騙しあい。
学生時代の友人が、当時の女友達と結婚、伊香保温泉の旅館に婿養子になった
と聞いたので、東京帰りに立ち寄って一泊したことがあった。 年増芸者が、
深夜の酔客専門の居酒屋をやっている店が面白いと、連れていかれたが…
 一般人からすると、その世界の内情は異界そのもの。若旦那なればこそ、
話したのだろうが、『 …誰誰が廃業して蒸発したでしょ。あれって○○って
芸者にね、喰いつぶされの。これまで他にも何人もね… 』の類の話が次々と、
で、足は股間に。何でまた(股)… 凄みありすぎ?でチジミ上がっていた。
東北大震災で九死に一生を得た友人と、廃業の二年後に、同級会で40数年ぶりの
再開した。その時の一声、『あんたは、何があっても大丈夫。そういう男だった
もの!用心深くて、深みに嵌らない。失敗しても、直ぐに元に戻る!』 
成るほど、そうか? と。 裏側ではのた打ち回っていたが、隙を見せられない
のが大家族の末っ子の知恵。そのままの姿が学生時代にもあったようだ。

・・・・・・
5415,だれもわかってくれない ー
2016年01月11日(月)
      『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
   * パワーレンズ
 パワーを有効に引上げるには、よりパワーを持った人やグループに認められる
必要がある。そのためには、対象のパワーアップの手助けが可能と、アピール
する必要がある。企業採用も、昇進が、これである。 社会も、結婚生活も、
パワーバランスで成立している限り、パワーを持つこと、それをデスプレーし、
アピールすることが必要である。 ーパワーレンズー項目の要約よりー
≪ ★ パワーレンズレは、誰でもつけたり外したりするのです.
 ★ パワーを持つ人は、あなたのことをきちんと認識してくれません。
  その理由は多くの場合、相手が自分の目標達成に集中していて、ほかの人
 の問題や考えにまで気がまわらないからです。ショートカットを駆使して
 大まかに理解するので、他者の複雑で微妙な点までは目に入りません。
★ パワーは状況によって変わります。ある時点であなたよりパワーを持って
 いた人が、別の状況ではパワーが低下することもあります。パワーは動的で常に
 変化しているので、「パワーレンズ」は、誰でもつけたり外したりするのです。
★ パワーを持つと、ステレオタイプや先入観により強く依存するようになる。
 パワーのある人に自分を特別な個人として認めてもらうことは至難の業。
★ 大きなパワーを持つ人が他者について的確に理解しようとするのは、それが
 自分の目標達成のために必要なときです。だからこちらが有用な存在、つまり
 相手の目標達成を助ける人になることが大事です。そうすれば相手は、時間と
 精神的エネルギーを使ってあなたを正しく見極めることに意味があると思って
 くれます。 ≫
 ―――
▼ パワーは集中と、その維持の中から生まれ出てくるため、アップ続ける
 には、長年かけること。生きていく必要条件である。そのパワーも、所詮は、
直ぐに消え去る一現象。特に女性の伴侶選びは、一生を左右するため、シビア
なレンズになっている。で、一生かけてパワーを吸取られる浮世の無限地獄。 
結果、自律神経失調症など精神がやられる。その対策として、独りを楽しめる
ライフワークが必要となる。一番、手っとり早いのが、読書だが・・
         
・・・・・・
5050,生と死をめぐる断想  ー4
2015年01月11日(日)
   * 免疫学者・多田富雄の受苦
 7〜8年前、『「生と死をめぐる断想』でふれた「多田富雄の生死の淵」を
取り上げたNHKドキュメントを見ていた。そこで、自分の中の「新しい自分」を
「鈍重な巨人」と名づけていた。全身全霊だからこそ、内なる巨人が現れ出る。
「受苦は魂を成長させるが、人格まで破壊するから頑張っている!」が良い。
  ーその辺りを抜粋するー
≪「にもかかわらず」の哲学を実践したと思える、免疫学者の多田富雄がいる。
1934年生まれ。医学の道に進みながら若いころから専門の研究のかたわら文章を
著し、さらには能を創作し自らも小鼓を打つなど、旺盛な表現活動をしていた。
2001年、脳梗塞に倒れ、一命はとりとめたものの、右半身の完全麻痺と嚥下障害、
言語障害という重度の後遺症が残った。多田にとって右手は利き手であり、
字を書く手だ。その自由と声とを失ったのは、表現とコミュニケーションを
奪われたに等しい。どうにか自由になる左手でパソコンを覚えようとする。
利き手ではない上、それまでパソコンを使ったことがなく、わからないところを
口で訊くこともできないから、習得は困難を極めた。それでも少しずつ文字が
打てるようになり、執筆を再開。その頃のことをうった文章では、もどかしく
遅々とした歩みを「鈍重な巨人」に喩えている。「私の中に、何か不思議な
生き物が生まれつつあることに気づいたのは、いつごろからだろうか。
初めは異物のように蠢めいているだけだったが、だんだんそいつは姿を現した。
まず初めて自分の足で一歩を踏み出したとき、まるで巨人のように不器用な
そいつに気づいた」。「私はこの新しく生まれたものに賭けることにした。
自分の体は回復しない巨人はいま形のあるものになりつつある」(略)・・
 自分の中に「新しい人が生まれる」のだ。緩慢で寡黙で、そしてときどき
転んで多田の体に痣を作るなどして、彼を裏切るその人を、いとおしさも込め
て「鈍重な巨人」と彼は呼んだ。 やがて多田は音声合成装置を用いて発話も
できるようになった。文章の執筆の他、能の創作も再開、車椅子での出かけも
はじめた。その多田に、さらなる試練が降りかかる。2005年に前立腺がんが
見つかって、手術をするも少しずつ進行し、転移による胸膜炎で2010年死亡。
 ・・リハビリの中で、努力を続けるわけを彼は次のように述べる。
【 受苦ということは魂を成長させるが、気をゆるすと人格まで破壊される。
  私はそれを本能的に逃れるため頑張っているのである。】 ・・≫
▼ 4年前からの御隠居生活の環境で、新しい自分が動き出した実感がある。
 それは、風によって、行き先が変わる「羽毛のような天使」のように宙に
浮いたよう。一歩間違えると、人格まで破壊されるマイナーのエネルギーの風
でもある。私も愛情を込め、内なるこれを、『羽毛の天使』と、呼ぶことに。
コヤツ晴れた日は良いが、雨風にねっぽう弱いが、過去未来に平気で飛んでいく。
そして、私と娑婆には、いやに冷淡?である。


7623,閑話小題 ~YouTubeの時代に

2022年01月10日(月)

 
   * 時代は変わっていく!
この三連休…何もするでなし、TV三昧。この11年間、何をしてきたのか…
YouTubeの内容が豊富になり、圧倒的に面白くなった。このコロナ禍以来、
外に出て群れることの出来ない人たちで、在宅が増えたこともあるのだろう。
動画は専門家が出演し説明することで、大概が理解できる。…一般放送は、
マスコミ報道で、様々な人たちに忖度しなければならないため、表現に限界が
出来てしまうが、YouTubeは、個人の責任があるため、それは面白い。
これまで隠されていた細部そのままが露出するため、シリアスで、奥行きが深い。 

 実力のあるストリート・ミュージシャンにとっては、夢のような世界である。
コロナ禍で仕事にあぶれた芸人にとって、一発芸の拡散で、食い繫ぎが可能。
HPで、駅とかの公開の場所と、芸の題目を書込み、瞬時にパフォーマンスで、
撮影して、公開すれば、何とか生活には困らない。歌舞伎町のLibe専門にして
現に若者が彷徨っているケースもある。浅草の公園で、昭和、大正の歌謡曲の
演曲専門で客を集めたYouTubeもある。時代の成せる業である。

・・・・・・
6875,読書日記 〜7割さえ出来れば任せろ!
2020年01月10日(金)    
     < 世界が動いた「決断」の物語―スティーブン・ジョンソン著>
   * 70%ルール
 他人に任せず自分でするべきだということは、ほとんどの人が分かっている。
だが、常に自分でする時間があるとは限りらない。その仕事の70%でも正しく
やってくれる人がいれば、任せることが大事! 
  まずは、70%ルールとは?
《 Amazonのジェフ・ベゾスは、不確実性のある意思決定で、「70%ルール」に
 拘ることで知られている。ベゾスは選択に完璧な自信――限定的理性の性質を
考えれば実現できそうな自信――が持てるまで待つのではなく、不確実性レベル
を30%まで下げたところで決断の引き金を引くのだ。完璧な確実性という神話を
受入れない70%ルールは、私たちの視界が多少ぼけることは避けられないことを
認めている。》
 ―
▼ 事業、とりわけ起業は、他人に任せる恐ろしさとの内的葛藤の連続である。
 X論、Y論たる法則がある。
マグレガーが示した,企業における人間の能力開発についての対立的考え方。
<・「X理論」とは,普通の人間は生れながら仕事が嫌いで,強制されたり,
統制されたり,命令されたりしなければ,企業目標を達成するために十分な力を
出さず,命令されるほうを好み,責任を回避したがり,あまり野心ももたず,
何よりもまず安全を望んでいるとみなす伝統的見解をさす。
・これに対して「Y理論」は,仕事で心身を使うのは人間の本性であって,
これは遊びや休憩の場合と同じであり,外から統制したりおどしたりしなくても,
人は自分が進んで身をゆだねた目標のためには自発的に働くものであり,条件
次第では責任を引受けるばかりか,みずから進んで責任をとろうとし,企業内の
問題を解決しようと比較的高度の想像力を駆使し,創意工夫をこらす能力を
たいていの人はそなえているとみなすのである。> …
 …初めは得体の知れない人を集めるしかない。 まずは30%まで引下げて、
集め、自然振動で振り分けるしかないのが起業。良いも悪いもない烏合の衆。
 黒沢監督の『7人の侍』があるが、それでも、武士の共通項がある。
ベソスの<不確実性レベルを30%まで下げたところで決断の引金を引く>とは…
言い得ている。40年前の起業では、500%の確信が持てるまで練りに練りあげても
それでも目先は真っ暗。若かったから出来たのだろう。実業に理論は役立たない? 
いや、とんでもない。情報あっての知恵。経験と情報が浅いと、してはならない
ことを、平気で踏んでしまうため、身近に経験者を置いておく必要がある。 
考えて考えて考えた後に、無心で立向かう。失敗の場合に備えた‘鶴翼の構え’
も含めて事業デザインを描き、何度も描きなおす。それでも、私は30年が限界。 
 …見切りをつければ、デザインに組込んであった通りに、手順を踏む。 
弁護士に会社整理の基本方針を聞かれて、
私:『立つ鳥、あとを濁さず… 綺麗にたたみたい』に、
弁護士:『会社清算に、それは無理。70%がせいぜい!』
私:『じゃあ、それでお願いします』
   
 私にとって<起業―実業―終業>の一連自体が事業。 …終業がオチ! 
独りの心、いや魂の問題。 常にロスの概念が入れば、より楽に任せられる? 
 終わってしまえば、皆同じ。  …良寛和尚辞世の句
「散る桜 残る桜も散る桜」が、今朝の心境。 花見で悪酔いしたか!

・・・・・・
6510,閑話小題 〜三匹の子豚と…
2019年01月10日(木)
   * 熊さん、寅さんのコンニャク談義
 明方の夜半の架空対談を、思い出しつつ、ライブ的に
書いてみた。もっと低俗だろうが… 少しは乗りうつって? 
 
熊:最近、とんと御呼びが掛からないね!
寅:御前さんが下らねえことばかり言うからよ。
熊:互いに似たり寄ったりだろう。「大家、八」対「熊、寅」の意見の段差で、
  話を面白くしているだけさ。何を御前にバカにされたくないね。
寅:まあ、いいさ。今日は、新年だからさ、金、習の会談をリアルに再現して
してみるよ。仮想対談だけれどね、大方、こんなものさ。さてお立合い!
大家:おいおい大丈夫か? 危な過ぎないかい!
 ――
【 習:焦りがミエミエ。まだトランプが権力があるうちの今がチャンスが
 分かるけどね。あれ、如何にもならない裸の王様。問題は、本人に、その
 自覚が全く無いこと。
金:俺様より酷いね。俺は、見せしめに実兄と、叔父を殺し、狂気を前面に
 出した恐喝政治。で、今度の知恵は何? 一番欲しいのは経済援助だけど。
習:トラの側近は、全て離反して、助言スタッフがゼロ。 こうして定期的に
 会うだけで、目的は充分に達成されている。あとは、時間引き延ばしをして
 おけば、自滅するさ。 問題は、拙速して相手の術中に落ちないこと。
 目先の駆け引きだけは、御前さん並みで狡猾だからね。
金:おれからミサイルと核をとったら、脅し材料がゼロだもの。としても、
 韓国の首都、なんで裸同然なの? そこが不気味なんだ。
習:あそこは、ああいう国。アメリカには骨抜きにされ、日本人には相手に
 されずね。 …トラへの提案にさ、<アジアは中国、南北アメリカ大陸が、
 アメリカとイギリス連邦。アフリカは欧州と中国の折半。中近東はロシア>
 と口酸っぱく言っているがね。何か上の空。他国ながら酷いものさ。
金:何か思うけで、この韓国大統領ってのも変じゃないか!
習:民主主義ってのの決定的欠点は、3、30、67の階層の30と67に
 重心をおけってことでしょ。そんなバカなことが、罷り通るから腐るんだよ。
金:何がリベラルかよ。旗を持たせて万歳と脅させておけば充分さ。
習:欧米各国が中国で、麻薬と、民主主義とか宣って、奪略し放題。
 日本では精神科とか何とかいって、合法的に麻薬をバラまき、薬中に。
金:ところで、トラを呼びなよ、トラをさ。
  ・大家:いいのか? 本当に呼ぶよ!
トラ:この微妙な時期に何でまた俺様を呼ぶんだよ、今、危ないんだよ。
 ロシア疑惑が抑え込めないんだよ。側近が呆れ果てて出て行って、それも
 全部。 白人層の低層が、そろそろ嫌気を持ち始めてきてね。
金:気の毒だが、ザマアみろさ。それより、韓国を早々に売り渡せよ!
 あの甘ちゃんが大統領のうちにね。
習:待てよ、そりゃ困るよ。このままが一番良いから、体制を保証し、手を
 出さなかったのに。中国も一皮むけば資源 貧困国。あるのは大量の人口。
 それを世界中にばら撒いて、それが戦略でね。要するに、近代に、
 イギリス連邦の「資本投下」の代わりに、「人間投下」の差替えが狙い。
トラ:白から黄色への交代ですか。俺たち白人も世界中で奪略し放題だもの。
 それがアメリカの足元で「黒人大統領に、女の国務長官」だもの。
 本音を抑え込まれている内に、中国、ロシアに好き放題だもの。だから、
 この醜態でも人気が落ちないのさ。攻めるなら今だよ、今!自分で言って
 んだから、我ながらバカだね。
大家: これは、ブッ、フッ、ウ〜の三匹の子豚だね。
 アッ御呼びでない? 失礼しました。
八:とすると、今年は、去年と一転した大荒れですか?日本も来年の
 東京オリンピックも建前もあるし、元号も変わるし、AI化も進む。
トラ:何でお前らが口出しをするんだよ! 俺らと一緒にするなっての! 
 お前らを果物、野菜に例えると、八がバナナ(外が黄色で、中がしろ)。
 大家がジャガイモ(外が薄黄色で、中が白身の黄色)。寅が薩摩芋。
 熊は栗ですか。まあ、如何でもいいけどね。 金に、周なら、当然、
 私が丁度いい私でしょう。
金:そうそう。そのとおり。恐ろしいよ、権力維持で、数百万、数千万の
 殺戮も平気でやりそうだもの。兄、叔父殺害とレベルが違うもの。 】
 ―
▼ 何か第三者に書かされているような? 危ない、危ない?

・・・・・・
5779,閑話小題 〜年初に、つれづれに
2017年01月10日(火)
  * 何? アメリカ 世も末かい!
 日本国の事実的宗主国の当主が、隠れ極右の泡沫男に変ったら、どうなる? 
気違いに刃物とは、このこと。これでは 今年は去年よりも大荒れになる。 
去年が英国のEUからの離脱と、米国の泡沫候補トランプの大統領の選出。
その裏に、ロシアのプーチンの策謀があったというから…お粗末もいいとこ。
オバマが80点なら、20~30点程度の泡沫を大統領に選ばせたのだから
米国も地に落ちたもの。 ちなみに、小ブッシュは40点。
支持をした中・下層の白人が一番、圧迫されるというのに…これは歴史的惨事。
まずトランプが不動産屋ということ。長期ビジョンが少しはあるが、実業家の
本能で、目先の実績を優先する習性が染みついている。その上に平気で嘘をつく。
世界政治を大きく左右するアメリカ大統領には最も向いてない人物。それさえ
理解できないのが中・下層の白人の程度。低劣なハリウッド映画並の物語の
様相である。まず年末まで重大な隠された問題が出てくる? それもプーチン
の仕掛けで…? 来年の夏までは持たない? 二流俳優上りのレーガンは、
レーガノミクスで対応したが、後始末が、それは大変だった事実がある。
  * 大相撲が始まった
 大相撲が始まったが、この数年、腕白相撲上りの個性的な力士が出てきた。
「正代」が関脇に、「遠藤」に加えた「北勝湖」と「御嶽海」が上位に顔を並べ、
新潟出身の「小柳」が十両上位に上がってきた。これに小兵力士の数人が加わる。
昨年末の全日本相撲選手権、全日本学生相撲選手権を見ると、モンゴル人、腕白
上りの将来性のあるのが何人かいる。 腕白相撲上りは、子供頃から基本が叩き
込まれている。しかし、大陸系のモンゴル人と骨格が違う。 
 ところで、目先の今場所はどうなる? 白鵬が本命?。相撲に対する姿勢が
他とは圧倒的に違う。ただ強いだけでなく、強靭の精神力・人間力があるが、
土俵年齢が賞味期限を超えている。それにつけても、女子供のファンが多い。
・・・・・・
4317, 幸せはいつうもちょっと先にある −5
2013年01月10日(木)
      「幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学」
                    ーダニエル・ギルバード著
   * お金の果てない追求は、なぜおこるのか? −�
 お金の効用こそが、価値を決定する。今さらのことだが、その辺が曖昧に
なってしまう。私自身、末っ子のため、両親の傍で、いつも金銭哲学を聞いて
育った。そして、最期の死様から多くの教訓を得た。その一つが、時節ごとに
使うべき金は使うべし、残しても、後でみると不安を具現化した残物でしか
ないということ。人生(特に事業)は何時何が起こるか分からない。
財産を残しても、一瞬で消え去る恐ろしさを見聞きしていた。
で、給料範囲で全てを使い切ることにしてきた。 振り返ると、それが正解。
満足した行蔵が人生の晩年の宝として残っている。本を読んでも、TVを見ても、
それがベースになっている。
  ーその辺りを抜粋するー
≪「ものの価値、その値段ではなく、そのものが与える効用をもとに
決定しなければならない。ものの値段は、そのもの自体に左右されるだけで、
誰にとっても同じだ。しかし効用は、予測をしている人の個別の状況に
左右される。そのため1000ドルの利益は、たとえ額は同じでも、金持ち
より貧乏人にとっての方が間違いなく価値が大きい」 富そのものは幸せに
関係ない。大事なのは「効用」。お金や昇進やビーチでの休暇そのものには
興味ない。あるのは、こうした形態の富がもたらす、満足や喜びである。
賢い選択とは、喜びを最大にする選択であり、お金を最大にする選択ではない。
お金が増えていく場合、一ドルが与える喜びは常に前回よりわずかに少ない。
人は絶対量でなく、相対量に敏感である。しかし効用を推定することは難しい。
それをするには、そう想像だ。我われの脳は独自の構造を持っていて、
心の中で自分を未来の状況に移動させ、そこでどんな気持ちがするか自分に
尋ねることができる。 効用を数学的な正確さで計算しなくとも、明日に一歩
足を踏み入れて、その感触を確かめればよい。自分を時間軸の前方に投影し、
出来事が起こる前にそれを経験できる能力のおかげで、我われは誤りをおかす
ことなく学ぶことができ、行動することなくそれを評価できる。
 それでも未来の自分と未来の状況をシュミレーションする能力は、完璧から
ほど遠い。未来の状況を想像するとき、我われは、実現しない細部を穴埋めを
し、実現する細部を放棄する。未来の状況を想像するとき、今感じていること
を無視できず、あとで起こる物事について、どう考えるようになるか気づかない。
しかし、先見はもろい能力だ。そのためには、目を細め必死に目を凝らして
みたりしなければならない。幸せを見つける公式はない。しかし、偉大なる
脳は、ちょっと先にあるように見える幸せに、かならずしも導いてくれない
としても、なぜ辿りつけないかを教えてくれる。≫
▼ 秘境ツアーは、その最たるもの。大体、価格の5〜10倍の価値を実感
 してきた。その効用(価値)は、経験と情報でほぼ予測可能である。
その上、行った先をTVの旅行番組で映し出してくれる。その時の見れなかった
細部をプラスして見せてくれる。とはいえ、それも時間と金銭と気持ちに
余裕があってこそ。 亡くなった姉が派手な浪費家と思っていたが、
振り返ると、浪費家というより‘良’費家に思えてきた。その時々を最大限、
楽しんでいた。 人生は、それでよいと、この歳になる身に沁みて思える。
ただ、面子を捨てることが出来るかどうか。面子は面子で、それも可愛い。
・・・・・・
6146,閑話小題 〜座禅は心の安楽死
2018年01月10日(水)         
      『坐禅は心の安楽死 〜ぼくの坐禅修行記』横尾忠則 (著)  
  * 悟りに至るとは
 図書館の返却コーナーで見つけた本。指導を受けた禅師が、座禅やヨガの
目的の「悟り」について、『人間は、元もと悟った状態だったが、成長するに従い、
次第に分別くさいモノの考え方をするようになり、悟りの状態から遠のいていく。
それを座禅で赤子のような心に戻していく』のが根本と… 
夜半の布団の中でする、ヨガの死者のポーズの時の心持と同じような。
 〜その辺りから
≪ 座禅は、ある意味で去来する雑念との戦いのみたいなところがある。
 現在抱えている問題に限らず、すでに記憶の壁の向こう側に去ってしまった
ような大昔の事柄が再び壁を乗越えて、こちら側の現在の自分の心に迫って
きたりする。つまり潜在意識に溜まっていた想念が座禅をすることで顕在化を
したのだ。座禅は潜在意識の顕在化を必ずしも否定をしない。むしろ、これで、
心の奥の毒素が吐き出すことができる。心の奥の不透明な種子を「安楽死」
させることが出来るのではないか。… 心の底にじっと閉じ込められている想い
や考えが、何か問題が生じた時に一気に駆け上がってきて、我々の表面意識を
ゴチャゴチャにして問題を悪化させてしまう。だからそのような問題に振り
回されないようにするため座禅をしなさい、と禅僧はいう。
…雑念は底なし沼のように、ボコボコと泥の泡のように潜在意識から昇ってくる。
それをとことん吐き出せば、煩悩はなくなるはず。そして純粋無垢な赤子の
ように… 座禅をすることで、悪想念を消して、気が付いたら悟っていた状態に
持っていくのが禅の学習らしい。≫

▼ 毎日の行(業)の一つが、午前中の、この随想日記の準備と、仕上げ。
 心の奥のネタ(毒素)が中心になるためか、同月同日分の過去文を読返しも
含め、瞑想と悟りのような心持が、内観そのもの。2〜3時間は、あっという間。
毒素そのままを言葉にして公開しているのだから… 今さらだが。
 〜で、以下につづく ハワイ流 瞑想法である。


7622,閑話小題 〜さて今日から大相撲が…

2022年01月09日(日)

   * 盛上らないのは報道規制…?
 今日から大相撲が開幕されるが、マスコミは全く報じない。政府筋からの
御達しがあってのことだろう。コロナ禍に反する危険極まりないイベントもない。
それと白鵬という絶対王者の引退で、気抜けしたところが大きい。
ニュース性としては、大鵬、琴の若の孫、実兄弟弟子の台頭など、豊富だが、
何やら、あと一つ。身近に、親戚が存在した幼時からの育成が無ければ強くなれ
ない現実が明確に見えている。プロとして一人前になるリスクと見返りが、合わ
ないことが大きい。良いにつけ、悪いにつけ、これだけ格式が高いスポーツは
見当たらない。有望な若手がプロになるには、稽古土俵が過酷過ぎることもある。
としても、単純明快の中に含まれる面白い世界である。
 ――
   * パンデミックが治まらない
 パンデミックも三年目に突入したが、6波の到来で治まる気配がない。
世界は5百数十万人が亡くなり、陰に隠れた人を含めると、少なくみても、
その数倍の2000万人…はあるのだろう。6波のオクロミン株は、豚インフル
エンザと、デルタ株との中間と言われている。 感染力は大きいが、重症化は
少ないが決して甘くはないというが… これが当分続くと、世界の住民は蛇の
生殺し状態が続くと、権力者の頭には手っ取り早く金がまわる…これで、数百万の
命と引き換えになる‘戦争’の一字。最後は、倫理の基本を身に付けていたか?
その真逆の人物しか独裁者にはなれない。あの世で、数十、百年前の独裁者の
『仕方がなかった…』の自慢気な高笑いが聞えてくる。

・・・・・・
6874,読書日記 〜新・人類進化史 −1
2020年01月09日(木)     
      『世界が動いた「決断」の物語』スティーブン・ジョンソン(著),
  〜Amazonの説明〜
【「新・人類進化史」シリーズ第3弾。人生・組織・文明の進路を大きく変える、
生涯に一度あるかないかという重要な意思決定のモデルとなる、世界の社会的
歴史を形作ってきた「選択肢」を分析・解説。「英断」のメカニズムを解き明す。
 ダーウィンは、なぜ非科学的な医療を信じたか?
 独立戦争でワシントンが犯した最大の過ちとは?
 オバマが調べ忘れたビン・ラディンの情報とは? 
 「財産」より「愛」を選ぶ理由とは?
 はたして、人生はシミュレーションできるのか!?
熟考を重ねた英断から、世紀の大失敗まで、迷い、悩んだ末に
導かれたたった一つの選択によって紡がれた壮大な物語。 】
 ――
   * 人命の価値= 900万ドル〈10億円)
 目次を流し読みして目に飛び込んできたのが、人命の価値=900万ドル。
何を根拠に? まあ固いことを言わずに、人命を円換算で10億円と、仮に設定
したとしよう。 あくまで遊びのテーマとして… でも、何か腑に落ちる値段!
 人生80年として、割ると一年で1100万円あまり。自分の人生を振返った実感は、
一年が2000万というところ?一日5〜6万円。で、どうだろう? 
・金に困った素人娘がアルバイト代わりに、買春するコスト… 
・海外ツアーの一日当たりのコスト…
・一週間分のアルバイト代…
・良く遊び、よく学び、良く働いた一日分の賃金? 

 何ごとも、仮に設定すると、おぼろげ乍ら見えてくることがある。
75歳を私の寿命と10数年前に設定し、公言をしたところ、知人たちの驚きに
逆にビックリ。ハッと気づくと、あと一年。そして、ハッと驚いた人たちが、
何人か亡くなっている。ということは、設定して、シリアスに生きた方が、
プラスになる? ならば、ここに私の人命の価値=10億に借り確定すれば、
一日一日の価値が見えてくる。 <365日* 80年 = 29 200> 約3万日。 
10億円÷3万日とすると、一日あたり、3万3千円… こんなものか!
自分より知人をみて? さて幾らでしょうか? そうこう見ると、
世間とかいう身近な世界に縛られている奴って、何なんでしょうか。
 その世間様の御値段は、マイナス何億? それもスマフォまで繋がれ!
私たちは、その娑婆に生きているのだから、それが楽しければ、それで良い
じゃないですか!                   娑婆!

・・・・・・
6145,閑話小題 〜あと9日で72歳ですか! 先は少ない
2018年01月09日(火)
   * 元気でいられる数年を如何に!
 老化の問題を突詰めると、「最後の10年を如何に生きるか!」になる。
「長生きはしたいが、寝たきりや呆けでは…さて如何に?」になる。
 ・健康寿命が男性:71歳。女性が74歳(4年前の統計)。
 ・寿命は30年前に比べ、男性が6歳延び81歳、女が7歳延び87歳に(去年)。
とすると、男は9〜10年間、女は13年の介護生活の末、亡くなることになる。
その平均介護年齢を超えて一年、老化現象が年々、如実に出てきている。 
前期・後期高齢者の折返しの75歳を境に「どんな努力も水の泡」(渡辺淳一)
と宣う。 これからすると、いいとこ3年。 一休の歌
「正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」そのままが、前方
から迫りくる時節にある。青・壮年期に共に闘った取引先の担当も、過剰飲酒
が祟ったためか過半数は故人に。私は、有難いことに、毎日が充実し、面白く、
可笑しい日々が続いているが、常時、充実状態にしてないと、深淵の闇に飲み
込まれてしまう。 いつも悲観的?文章を書いているが、実は、そうでもない。
「余命、あと半年!」と宣言された瞬間、灼熱の砂漠でただ独り‘生への渇望’
で七転八倒することに。どのみち通る、避けれない道。後期高齢者年齢まで僅か
千日の娑婆!になった現実があるが、10年以上も生き延びる可能性もある。 
 思い残すことを最小にと、17年近く、連日、行蔵を書き残してきた。
世界の名残りと地球の果てを、数多く見てきた…。そこで実相を見てきたか?
というと疑問が果てなく残る。これまでは、身近で見えていた両親の後姿に
先導されていた。
 「最後の10年を如何に生きるか!」の視点からして、7年前の会社清算に、
3年を加えると、10年になる。碁盤の白石が黒石に反転した目線で、人生の
プロセスでの行蔵を見つめ直して、「この結果も悪くはない」との諦念
も出来つつある… あと少しで72歳! 来年も健康体で、
<ああ既に73歳ですか!>をテーマに書きたいもの。…お後が宜しいようで!

・・・・・・
5048,修羅場の極意 −2
2015年01月09日(金)
                 『修羅場の極意』佐藤優著
  *「夫のアル中」と「カネがない」のが最大の修羅場      
 西原理恵子との対談の表題にある『修羅場の極意は、「最悪」の
 シュミレーションをすればよい』だが、修羅場はいつ来るか、どういう
 状況の下にくるかもわからない。準備のしようがないように思えるが、
 長期的な体質づくりは可能である。そこで、自分が何をしたくて生きて
 いるのか、を明確にして、優先順位を決め「最悪」状態になっても「やる」
 と決めれば、何とかなるもの。 ーその辺りからー  
≪ 佐藤 西原さんの最大の修羅場はいつですか?
西原 戦場カメラマンだった夫がアルコ孟依存症で、家の中で暴れていたとき
 ですねアルコール依存症って大変な病気で、理性が吹飛んで、野生の生き物
 みたいになっちゃう。だから強い者にはペコペコして、弱い者は徹底的に
 いじめる、という動物のような人格になってしまう。二十四時間、私のことを
 罵倒していました。私はアルコール依存症という病気の知識がなくて、この人
 は著しく性格の悪い人だと思い込んで、二人の子どもを守るために離婚した。、
佐藤 酒は怖いですよ。僕もロシアで山ほどアルコール依存症の人を見ました。
 あの国は男の平均寿命がものすごく短い。64歳くらいです。そして、死因に
 ウオッカが関係しているケ支が多い。アルマル依存症による内臓疾患だけで
 なく、酔っ払って交通事故や機械に巻き込まれる事故も少なくない。
 またはアルコール依存症に関係があると思われる自殺も多い。
西原 アルコール依存症患者の生還率は二、三割とされています。
佐藤 でも旦那さんは帰ってきた。
西原 そうなんです。治療を終えて、「ただいま」って帰ってきた。
 最初は怖くて目も合わ軸せられなくて。でも二日目くらいで結婚する前の優し
 かった頃に戻っていることに気づいた。 
西原 夫が病気になって思ったことですが、人間は必ず病気になる。病気に
 ならない夫も、潰れない会社に勤めている夫も、浮気しない夫も、この世の中
 には存在しません。そのとき専業主婦だったら家の中は滅茶苦茶になる。
 夫が倒れて、自分に子どもを養う力がなければ、家庭は修羅場になります。
 専業主婦は極めて危険なお仕事です。夫を治すために莫大なおカネがかかり、
 半年後にちゃんと死なせるためにも莫大なお金がかかりました。
 最大の修羅場はおカネがないこと。おカネがないと、たいていの人は獣に
 なってしまいます。おカネがないと男の子は泥棒に、女の子は売春婦になる
 危険性が高くなる。
佐藤 西原さんの修羅場の対処法を整理すると、まず、最悪の状況を
 シミュレーションしておくと。それで、原因を理性的に分析して、その危険が
 ある芽を潰していくということですね。これはすべてのことに応用できる。
西原 子どもを東大に行かせようなどと高望みしない。いい子に育てようといった
 漠然とした理想も描かない。最悪の危機管理から逆算するのであって、上は
 想定していません。
西原 人に好かれる、何か言われてもはね返せる強さが身につけば
 いいなと思っています。人に好かれるって一番の財産ですよね。それと、
 女の子は他人の中傷とかにすぐへこんだりしがちですが、それさえ気に
 しないで生きていける強度があればいいと思っています。 ≫
▼ 事業計画をつくる時、事業構想の背後には、最悪の思わぬ事態を想定し、
 自宅ならシェルター、船なら救命ボートを事業設計段階から 組み込んで
 おいた。 父親からの教えがあったが、ドルショックと、石油ショックを
 創業準備期に経験し、その恐ろしさを知っていたため。 事業は恐ろしい!
 だから命がけで面白いが、舟板一枚下は地獄。 今は何とかシェルター?
 暮らしだが、なかなか濃口の妙な味がする! 小さな修羅場は、最悪の事態
 を想定して逆算すればよい。悲観と楽観の枠を広げ冷静になる思考法。
 ・・・・・・
4316, 幸せはいつもちょっと先にある −4
2013年01月09日(水)
         「幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学」
                      ーダニエル・ギルバード著
  * お金の果てない追求は、なぜおこるのか? ー�
 私たちは、極貧から中産階級に移動した時の喜びが、中産階級から上流階級に
移動した時にも正比例すると思っている。しかし実際は少しだけ上がるだけ?だが、
あまり変わりはしないことに気づかない。
 ーまずは、その辺を書き出し考えてみる。
≪ …何かを売ろうとしたことがあるなら、あなたはできるだけ高く売ろう
 とし、相手はできるだけ安く買おうとしただろう… 
 売買の当事者はみんな、最後に残るお金が少ないより多いほうが幸せだと
思いこんでいる。この思いこみが経済行動の根本原理だ。だが、これを立証する
科学的な事実は、あなたが思うほど多くない。経済学者や心理学者は、何十年
にもわたって富と幸せの関係を研究している。富が人間の幸せを強めるのは、
赤貧から抜けだし中産階級になる場合だけで、それ以上はほとんど幸せを強め
ないという説が一般的だ。アメリカ人の場合、年収五万ドルの人は年収一万ドル
の人よりずっと幸せだが、年収五〇〇万ドルの人は年収一〇万ドルの人より
ずっと幸せというわけじゃない。貧しい国の人びとにくらべると、ある程度豊かな
国の人びとはずっと幸せだが、ある程度豊かな国の人々にくらべて、非常に豊かな
国の人びとがずっと幸せかというとそうじゃない。経済学者は、富に「限界効用
逓減」があると説明するが、これは、空腹、寒さ、病気、疲労、恐怖の状態に
あるのはつらいが、その苦しみから抜けだしさえすれば、それ以上のお金は
増えるだけで意味のない紙の山でしかない、ということを言っているにすぎない。
ならば自分が使いきれるだけのお金を稼いだら、あとは仕事をやめて楽しむだけだ。
でしょ? いいや、はずれ。豊かな国の人びとは、たいてい、長時聞まじめに
働いて、これ以上お金が増えても喜びを引きだ芸いという限界以上に稼ごうとする。
われわれはこの事実をもっと不思議がるべきだ。なにしろ、ゴールに安物チーズ
をおくだけで迷路を走り抜けるラットさえ、いったん満腹になれば、最高級の
チーズを使っても動こうとしないのだ。我われ自身、パンケーキをたっぷり
食べたら、それ以上のパンケーキはもう食べがいがないため、調達や消費の努力
をやめる。だが、お金については違うらしい。近代経済学の父、アダムスミスが
一七七六年に書いたように、食べ物への欲求は、人間の胃袋の容量が小さいせいで、
どの人でもかぎられている。しかし住宅、、衣服、馬車、家具などの便利品や
装飾品への欲求は、何の限界も、はっきりした境界もないようだ。食べ物もお金も、
いったん十分になるとそれ以上の喜びを与えてくれなくなるなら、なぜわれわれ
は、食べ物を腹に詰め込むのをやめるのに、ポケットには際限なく詰め込み続ける
のだろう。それは金銭の多さに比例して満足が増えると思い込んでいるためだ。≫
▼ 世界も、日本も上流階級が存在している。金銭で表現すると、1〜2億以上の
 純資産が上の下、10〜20億クラスが上の中、最上が100億以上という。
それに見合って幸せかというと、そうでないようだ。純資産がゼロというと、
常にお金の残高を意識する生活になるため、ある程度の収入と預金が必要である。
だから、極貧から脱出した時の喜びは、大きくなる。では中流と上流との幸福感は、
どうだろう? それほど変わらないようだ。しかし中流の上流に対する希求は
思いのほか大きい。中流は欲しい物が買えないので少し不幸で、上流は何でも
買えるので少し不幸ということ。でも、これだけは、多い方が良い。
  一万円と百万円を懐に持って一万円の買い物をするとき、気持ちが全く違う。
心理学者のお金に対する切口は特別に面白い。
・・・・・・
5413,だれもわかってくれない ー
2016年01月09日(土)
      『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
   * 信用レンズ
  まず、この3つのレンズを簡潔に要約すると・・
・信用レンズ: 初対面の相手を評価する際に働く、温かみと、
      それを伝える能力が大事。誠実でウソをつかないこと。
      話しをしている間、目を逸らさないことがポイント。
・パワーレンズ: 会社における上司など権力者が持っている認知の特徴。
      例えば、「私にとって役に立つことを示せ。さもなくば消えろ」
      「自分を守ってくれるパワーがあるか」
・エゴレンズ: 自分の過去の意思決定や立場を守るための認知の特徴。
      このレンズの目的は、ただ一つ、自己肯定感を守ったり、
      高めることが可能かどうか。このお陰で、私たちの殆どが、
      自分が平均より賢く、魅力的で、道徳的に優れていると
      思っている。したがって、何かうまくいけば自らの実力と思い、
      うまくいかないと、状況や誰かのせいだと考える
 ー他に ・予防レンズ: 失敗を回避することに重きをおく特徴。
      慎重でリスクや問題がよく見える。
     ・促進レンズ: チャレンジして成功することに重きをおく
      のが特徴。リスクが見えづらく、楽観視しがち。
  誰でも、今より良い暮らしを手に入れることと、今あるものを守る
  ことの両方を同時に望むが、どちらかに偏るもの。
  一番大事なことは、ある人にとって「向上すること」だが、
  ある人にとって「安全であること」。
ーー
まずは、「安全で、安心できる相手かどうか?」の「信用レンズ」より。 
 そのポイントを、以下のように上げる。−P130−
☆「信用レンズ」= 初対面の相手があなたを見極めようとするときに
 最初に考えるのは、「信用できる人間かどうか」ということです。
 早く言ってしまえば、「敵か味方か」ということです。
☆ 人を信用するかどうかの判断は、ほぼ完全に無意識のうちに行なわれ、
 それは「人間的温かみ」と「能力」の印象に基づきます。「温かみ」は、
 相手の味方になろうとしていることの表れで、「能力」はそういう意図を
 実践できることを意味します。
☆「温かみ」を伝えるには、相手に注意を払います。話している間は目を
 合わせること、微笑むこと、うなずいて理解を示すことなどです。
 またそれが適切なら、共感を示したり相手を気遣つたりします。
 一番大事なのは、誠実でウソがないこと。こちらが先に相手を信用して
 安心させることも、場合によっては効果的です。
☆ 目を合わせるというのは、「能力」を示すことにも有効です。そして、
 背筋を伸ばして座りましょう。個人的な心配事などをやたら話しては
 いけません。あまり卑下するのも、自慢もよくありません。少々謙虚な
 くらいにすると、相手は感心してくれます。自分をあまり有能だと
 思えないという人は、「パワーポーズ」を試してみてください。
☆ リーダーとして部下から信頼と忠誠を得たいと思うなら、
 「能力」よりも「温かみ」のイメージを優先的に発信することです。
 ーー
▼「だれもわかってくれない」のは当然のこと。少しはわかってくれて、
 友人で、わかってくれなくとも、一緒にいるだけでホッとするのが親友? 
この3つのレンズは、大方、直感で判断するが、この選定の結果、過半数
以上が、間違いだったことに気づき、『男(女)運が悪かった!』と嘆く。
運が悪いのでなく、頭が悪いだけだが、その自覚がないから始末が悪い。
その鬱積を周辺の噂話の創作に向けるため、ガスが湧くヘドロのドブとなる。
挑戦、変化、戦い続け、脱皮しないと、肥大し歪んだ、あの世間人に陥る。
・・・・・・
5778,閑話小題 〜瞬間瞑想の方法
2017年01月09日(月)
  * 瞬間瞑想の方法
 ヨーガでは、いろいろな場面を思い起こし呼吸に集中する瞑想がある。
たとえば、「寄せては返す波の音」「山の向こう側に昇る朝日」「澄んだ空を
飛んでいる白い鳥」「海を照らす大きな満月」など。これらを、私たちは
自分の経験に伴ったイメージを持って忘我の状況に入る。
私には、「寄せては返す波」のイメージが良く、一瞬で瞑想状況に瞬間に導く。
 呼吸から入る瞑想で、寄せる波が「呼」で息を吐出し、返す波が「吸」。
これをイメージして呼吸すると心が休まる。4〜11月の8ヶ月間、自転車で信濃川
の土手架かる二つの大橋を一周して帰ってくる。その時に、対岸にあるベンチで、
数分、川を挟んだ岸辺をボーッとして眺めているが、これも瞑想の一種?
それと、大橋を1k、ヒキチャリウォークをするが、これも似たような状況。
更に、ベッドでTVを見疲れた時に、�・outubeで「瞑想音楽」を楽しむのも瞑想? 
夜半の0〜4時までの「死者のポーズ」も、瞑想タイム。
 瞑想のキーワードから、様々の思い当たることが出てくる。般若心経もしかり。
これを唱えている忘我も、瞑想タイムになる。瞑想も妄想も、現在の私にとって
同じようである。で、これが日常になると耄碌してきたと評される。
耄碌とは瞑想状態が平常となると、これも悪くない? 阿保違いまんねんパーの
世界ですか。これは… 世間、世界からの解放。生からの開放、因縁からの開放!
 としても、確かな自分が、世界があればこそ、言えること。パーでは無理か。


7621,閑話小題 〜今年は、中国とロシアが…

2022年01月08日(土)

   * パンデミックの異常事態に…
 パンデミックについて、この2年間、数多く書いてきた。その副産物として、
経済の滞りが出るのは何時の世にも付き物。100年前には、経済恐慌が発生し、
その続編として世界大戦が生じていた。軍事産業の業者としては、台湾海峡、
尖閣列島辺りが狙い目になる。目先、軍事関連企業の株を目一杯、買上げて
軍事的緊張を上げれば、側近は稼げる。 …習主席と、プ〜チンの最近の言動
が変だが、一つ判断を間違えると、政治生命が断たれる。 習主席は、3期目の
延長が禁止されてはいるが、ここで有事、台湾海峡の事変が狙い目になる。
 日米英だけでなく、他の国も、中国のかってな振舞いに、怒りが蓄積、何か、
事変が起ると、一挙に危機ラインに達する事態になる。台湾有事は、日本有事
にも成るため、他山の石では済まされない。東京湾か富士山麓に、ミサイルの
誤射と称して打込めば、政治圧力は絶大になる。京都をニューヨークを模した
遷都をすべきだったが、その辺りは島国ボケをして、考えすら出来ない。
それ以前に、この情報機器の進化が、根底から世界を変えてしまったことすら
気づきはしない。このパンデミックで、世界、特にボトム層が、世界の異常に
気づきだしてきた。一部の富裕層が、世界を牛耳っている現実である。
 
・・・・・・
6509,閑話小題 〜和歌山のドンファンって、どうなった?
2019年01月08日(火)
   * つれづれなるままに
 和歌山のドンファンって、どうなった? 「大山鳴動して鼠一匹」なのか。
痴呆症化した色ボケ老人。犯罪の臭いがしたが、この立証は難しい。親身に
面倒をみる肉親が誰も居なかったのか? 金に絡んだ犯罪も考えられたが… 
年越し捜査で、これから大騒ぎの可能性もある。
 ―
 * 一週間ぶりの初外出は
 一昨日は、家内と初外食! ステーキハウスには、3ヶ月に一度は行くが、
価格の割に美味しく、安い。50グラム増量サービスで、食べ応えもあった。
安価なステーキには当り外れが大きいが、いつも行く店は、当たりが多い。
年金暮らしの、細やかな愉しみ? 福引で500円サービス券が当たり…。
年齢の時節ごとに、嗜好もかわるもの。
 ー
   * 今年の政治・経済は、荒れそうな?
 人生の良いところは75歳まで!とすると、あと二年。<二年もあるか、
二年しかないか>は、考え方次第。 まだまだ見たりない、知り足りない感が
あるが… その不足分をネットTVが補ってくれる。半月程前から、土・日曜日
はYouTube中心に見ることにしている。撮影機と、大画面TVの受信機能が飛躍的に
向上し、日ごとソフトも画質も良くなっている。ドローンからの空撮もフンダン
に取入れられている。 あとはゴーグルですか?
 ー
   * 去年の以下の同月同日の読返し
 あれ程の危機を平然と実行する北朝鮮の捨身の戦略に、末恐ろしい。
今では何もなかったように振る舞うが、今度は米朝経済戦争が燻りだしてきた。
韓国は韓国で、政権維持のための、バッシングを始めてきた。役者の顔ぶれが
悪すぎるため、あまりに不確定要素が強い。 …ある日、突然…?? 
 

▼ 上記を読返すと、シェルター内で、デジタル世界のドツボに嵌り、淡々と
 した日々をつつがなく過ごしているのが解る。欲しいもの、したいことが
あるでなし、寝しなに「ああ、面白かった!」と、心底いえるのが有難い。
 現役の人は、それは厳しいだろう。 化物の正体は、情報化の進化!
そして、文明の相剋! なかなか手ごわい。見据えて目を逸らさないことしか
手立てがない!出たとこ勝負、カラオケで「思案橋ブルース」を歌うしかない?

・・・・・・
5412,だれもわかってくれない ー
2016年01月08日(金)
     『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
  *「信用レンズ」「パワーレンズ」「エゴレンズ」
 世間とは、一般的に、個々の立場から延長する人間関係を言い、
本人、家族、近所、その知り合いと広がった人たちの繋がりを総称する。
人間は複雑で、この3つをベースにした歪んだレンズを通した世界に住む。
 個々人にとって、それが現実で、全世界になるが、それを客観視できない
ため、小さな世界から一歩も外に出ることが出来ない世間という名の牢獄で、
一生を終えることになる。  そのレンズを、著者は、「信用レンズ」
「パワーレンズ」「エゴレンズ」の3つに分けて、ここに前向きな
「促進レンズ」と、後ろ向きの「予防レンズ」を加える。のっけから、
そんなレンズの視線を気にしないで、自分のレンズを冷静にみて、
生きていくべきだが、これが難しい。
 〜アマゾンの内容より〜
≪ そんなつもりで言ったのじゃないのに、勝手にそうと決めつけられたり、
 自分では笑顔でいるつもりでも、だれも話しかけてくれなかったり…。
こういった「誤解」は、オフィスでも、学校でも、家庭でも、老若男女関係
なく、つねに起こる問題です。ところが近年、その仕組みは科学的にかなり
解明され、予測することが可能になってきています。社会心理学の研究に
よると、人は育った環境や性格によって、大きく3つのレンズ「信用レンズ」
「パワーレンズ」「エゴレンズ」をつけ世の中を見ていることがわかりました。
あなたがコミュニケーションしようとしている相手はどのレンズをつけて
いるのか、あなた自身はどのレンズを通して相手を見ているのか、まずは
それを理解することが、スムーズなコミュニケーションにつながる秘訣だと、
著者は言います。 本書は、モチベーションと目標達成分野の第一人者で、
コロンビア大学ビジネススクールで教鞭をとる社会心理学者が、誤解の原因と
解消法について具体的事例を挙げながらわかりやすく解説した実践的な1冊。≫
▼ この3つのレンズで、世間の視線を分けると、その嫌らしい縄目が透けて
 見えてくる。多くの人が、この歪んだレンズの共同幻想の飼殺しで終わる。
 3つのレンズを、連れあい相手を探す時のレンズと例えると、解りやすい。
・一生の伴侶として信用してよいか、温かみがあるか? 「信用レンズ」
・自分の望む生活を維持できるパワーを持っているか? 「パワーレンズ」
・我がままを許容してくれるか?のレンズで、相手を見定める。「エゴレンズ」
ライオンの群れが、ボスライオンが失踪したとき、メスグループが、新たな
ボスを選定するプロセスを映しだしたTVドキュメントを見たことがあった。 
メスにすれば、外部の強いオスにボスが群れから追い出されれば、子供は
皆殺しになるため、ボスの選定は当然、厳しくなる。これが人間社会だと、
一つ間違えると、一生をボウにふることになる。「貴方の事など誰も解って
くれない!」 そこで、努力をするか、壁をつくるか? どうでもいいか?
・・・・・・
5047,閑話小題 〜全人類と全アリンコの重さは同じ
2015年01月08日(木)
  * 全人類と全アリンコの重さは同じ
 どうでもよい話だが、全アリンコと全人類の体重は同じぐらいで、地球上に、
一京(一兆の一万倍)のアリが存在し、他の昆虫の総体重の10倍はあるそうだ。
ケニアの草原にはアリズカの山が延々とあり、それを餌にするアリクイという
動物までいる。 アリには奴隷アリもいて、他のアリに強制的に働かされている
のもいる。地下に葉っぱを発酵させ、コケを栽培させているアリもいる。
ある意味、地下社会の支配者でもある。
  * つれづれに 〜アベノミクスって大丈夫? 
 犬も歩けば保守にあたる、って感じになってきた。景気と国勢が右下がりも
あって、20数年かけて総中流社会が総下流に下がっている。世界全体が
重苦しく停滞していく中、不安心理の裏返しなのだろう。アベノミクスの金融
緩和で、株高、円安、物価高に重心が動き出したが、地方には景気浮揚の実感は
なく、どんよりとした黒い雲が、覆いかぶってきた。 隠居の身、40年以上の
緊張感から開放され、フワフワ浮いたような毎日。それが思いのほか良くもある。
そして原油が50ドル以下とは驚き!ロシアなど輸出の8割を占める資源大国は
一挙に変になってきた。ちなみに、最近、モノを買わなくなった。買わなくとも
済むからだ。税収の二倍の国家予算で、国の借金が国民一人当たり7百数十万と
いえば、誰もが不安になろうというもの。目先を、6年後の東京オリンピックに
向けて何とか乗り切ろうというのだろうが。
・・・・・・
5777,福田恆存の「私の幸福論」〜
2017年01月08日(日)
              「私の幸福論」福田恆存著     
   * 快楽と幸福 ーA
『面白かったから、まあ、いいや』
『折角、大よそ80年の地球ツアーに○○しに来たのだから、
 深く広く味わい尽くさないと、勿体ないじゃないか』
の内語を呟いている自分がいる。これは快楽主義に影響されてのこと? 
私のレベル?からみて、数ランク上のスケジュールをたて日々を過ごして
いるが、これが慣れれば快適そのもの。 賢者の快楽主義の、「見とおしを
きかし、よく計算する」ことを意識した構成ではないが、少し近い感がする?
そうもしないと、老人性鬱病か、分裂症、痴呆症に陥る危機を実感するため
実践しているが、慣れてしまえば、快楽まではいかないが、快適である。。
その結果、更に徹底した唯我独尊の個人主義者になっている。
   〜その辺りを抜粋
≪・私たちは疲れないように歩かなければなりません。疲れるくらいなら、
 歩かないほうがいい。しいて目的地を定めて、そこに到達するために、
肉体を酷使するなど、ばかげた話ですし、また悪でもあります。目的は先に
あるのではない。歩くことそのことのうちに快楽が見いだせないくらいなら、
歩かないほうがいい。目的は未来の到達点にあるのではなく、現在の歩く行為
そのもののうちにあるということになります。得られるか得られぬかわからぬ
未来のために、現在を犠牲にしてはならぬわけです。

・私たちは、自分の欲望を真に知ってはおりません。ただ禁じられているがゆえ、
その枠を破ることにのみ、自分の欲望があると錯覚している。 (中略)…
はてしもない欲望に、いいかえれば、つねに求めて得られぬ不満というものに
絶望してしまいかねません。そして、自暴自棄になり、いよいよ快楽からは
遠ざかるというわけです。

・どんな賢者なら「見とおしをきかし、よく計算する」ことができましょうか。
自然と人間との間の、他人と自分との間の、さらに自分のなかの無意識と意識
との間の、さまざまな欲望の衝突に直面して、誰がすべてを見とおし、これに
決定的な裁きをつけることができるでしょうか。一人の個人に、それだけの
大事業が可能であるとは考えられません。

・すべてを見とおし、よく計算することが、個人の力にあまるとしても、
自然科学や社会科学の助けを求めれば、それがなんとか可能になりはしないか
ということであります。大ざっぱにいえば、それは正しい。
が、その科学的方法もまた、なにものかに笑われることがないのだろうか。
人生を、そして社会を快適なものにするということが、現代では最高の
「美徳」になっていはいないでしょうか。    ≫
――
▼ 何か、見透かれているような内容である。以前、「歩行とダンス」という
 テーマで書いたことがある。(以下、参照) 両親がことあるごとに、言って
いた、「好きになるまで集中し続けなさい!」と同じ。「旅行」と「旅」の意味
あいに似ている。「旅」は、行くまでのプロセスに価値をおく。振返れば、長い
「旅」だった。エネルギーを入れた分だけ、そのまま返ってきた。踊りは快適で
快楽で、見通しも計算もないからこそ良いもの。泣いても笑っても同じ空である。
――

2001/12/21
[164] 目的と手段

目的の達成の為の手段’がときとして逆転してしまうから面白い。
‘手段の目的化’に転化してしまう。旅館やホテルの二代目にそういうのが多い。
営業の為のゴルフを始めたのが、いつの間にかゴルフが目的になり、
営業が反対に手段になってしまう。
何処でもある話と同時に,自身にも過去に数え切れないほど経験がある。
手段を楽しむ事は大事な事だ、そうでなくては目的は果たせないといっていい。
といって目的を忘れて手段に没頭してしまうのが、人間の人間たるゆえんである。
以前‘ダンスと歩行’という文章を書いたが(後記)まさしくその喩えがピッタシ。
目的は達成したと同時に次の目的の手段になる。
ドアについたら次の部屋のドアへの出発点になる。
至近の例で旅館の二代目が商工会議所の部会の長に選ばれ、
イベントにウツツをぬかし廃業に追いこまれた例。
どこかの街のことだが、やはり二代目が青年会議所理事長になり‘街の活性
とかを政治家やゼネコンに煽てあげられ、真にうけて社長業を放棄・・・・・、
いまや????とか。まあこれだから娑婆は面白い。
目的が何かも解ってないから、手段が出てこないのか。そう考えれば彼にとって
逆転も何もないのか!そのあたりが本当のところか?
ーー他人のことをいえた事か!どこかの馬鹿(私のこと)、
自画自賛のホームページにウツツをぬかし、つまらん事を飽きもせず毎日書いて。
馬鹿の脳内をさらけ出し恥さらして!−カミサンには冷笑され・・・・。ーー
ーー
H0609歩行とダンス
 丸山圭三郎と黒鉄ひろしの対談集で“歩行とダンス”という二人の対話が
面白かった。“ドアにむかって歩いていくのが歩行、これは手段である。
ダンスはドアに向かわないし、その行為そのものが目的である。それではドア
に向かってダンスをおどって行く事はありうるか!?ありうる!”という。
非常に含蓄のある面白い内容で、人生、仕事、学問すべてにあてはまる内容。
今回の仕事(第二新館増築)の最中にこれをよみ、“よしこの仕事とチーク・
ダンスをして、ドアまでいってやれ”と一人笑った。
大手商社に勤めている友人と酒をのみながら右の話をしたら、本人いわく
“私はさしずめ、ホーク・ダンスだな!。好きな奴もいやな奴も次々と仕事仲間
でまわってくる。それも楽しそうな顔をしながら手に手をとっておどる妙味!”
当意即妙であった。ドアに向かっての歩行なら誰でもできるが、それをダンス
としてリズムをとりながらパターンをマスターし、かつ楽しみまで高めてドアに
向かう事となると誰にでもできない。ついついドアを忘れたり、ダンスを忘れて
しまう。ダンスを忘れある年令に達して愚痴を言っている人が何と多い事か。
そしてその反対に逆の人も。


7619,閑話小題 〜人生は何ともはや…!

2022年01月06日(木)

   * 後期高齢期に入って3年目になるが…
 何度も同じことを書くが、あと数日で後期高齢期に入って3ヶ月になる。
しかし、その実感がまるで湧いてこない。己の肉体が年々弱って行く実感より、
70数年の老体に、魂が宿っている感じである。 YouTubeなど、情報端末が
飛躍的に高性能化しているだけでなく、その編成機能も素人でも再編集可能に
なっている。これでは、権力機能の独裁も非常に困難になる。

◉ このパンデミックのプラス要素で、テレワークで仕事の本質化が、限りなく
進んでいる。要するの誤魔化しがしずらくなっている。政治家の密室内の遣り
取りがデジタルで記録され、そのまま発進されてしまい、如何ともし難い事態
になる。コピカが簡単に可能になるため、権力者の好き勝手は限られる始末。
オーストラリアが、このパンデミックの調査を言いだした途端に、中国が異様な
拒否反応を出してきた。何だろう?…あれは! 

◉ 北朝鮮のミサイル実験も、このパンデミックで、脅し材料として、極端に
効果減になったような。怒り狂った脱北者が、北朝鮮・全土に撒かれたら国家
存亡の事態になりかけない。 それは、アメリカにとっても同じことだから、
こうして書いている。いや、以前にも書いた! 下手すると、狙われかねない
手法の提示である。

・・・・・・
6507,閑話小題 〜つれづれに、武田鉄矢の <ここが、「どん底」>
2019年01月06日(日)
    * ここは渋谷の『どん底』坂
 ネット検索でみつけた武田鉄矢の、仄々?とした『どん底』の逸話が良い。
『あ〜、これが、どん底って奴か』と思うこと屡々。ところが、次々とやって
くる難関に、それが何もどん底でなかったことに気づかされた。学生時代に
カーネギーの『道は開ける』を読んでいたことも、20,30歳代の難題を切り
抜けるヒントになっていた。大家族の末っ子のプラス・マイナスそのままが
身にかかってきた。私の場合、必ず人生のヒントを得ていた。次つぎと思いも
よらない難問が立上り、無我夢中で立ち向かう。 中心点さえ外さなければ、
何時の間にか解決する。そこにあるのは、寂寞感と、人の温かさ。ある時は、
新約聖書への邂逅。ある時は大本教の出口王仁三郎の教え。それらを経験する
度に、勘どころが解ってくる。 
 ――
   ー武田鉄矢の< 何を?つったら『ここ、どん底』 >―
 「どん底」のキーワードで検索して出てきた何とも味わい深い話。
振りかえみれば、人生の妙は、どん底の時節にヶ躓いた石の痛さの中に…
大学浪人の時とか、金沢の武蔵が辻の店で沈みこんていた時に、優しい声
を掛けられフラッとした刹那に、<何も反応できなく、見過ごすしかない失意の
自己嫌悪とか…> しかし、それが、本当に「どん底」だったのだろうか?
と最近、疑問に思うようになっている。しかし、その失意の中からマグマが
湧出てくることも確か。 〜武田鉄矢のどん底の逸話とは…〜
≪ 〜海援隊で仕事がほとんどない頃、メンバー3人で「売れっ子ごっこ」を
 やっていた。たまに入った仕事終わりに「この後の予定が入っていますから」
と言ってダッシュでスタジオを飛び出していく芝居をしていた。  
【皿洗いのバイト帰りに妊娠7か月の女房と笑いながら登った貧乏坂】
あれも一種の女房の芝居かもしれないけど、紅白を出た次の年にまったく仕事が
無くなってさぁ、給料4ヶ月間無いんだ。「いやぁ、こりゃダメだな」と思って
もうホントに忘れもしないけど今でも。青山学院を抜けてコカ・コーラの本社が
ある坂道があるのよ。そこに来た時に女房が突然、真っ暗い‘みそかの闇’
まぁ正月になってたけど、上りながら『よぉーく見とこう』って言いだしたのよ。
 で、「何を?」つったら『ここ、どん底だから』って。≫
 ――
▼ 私にとっての、どん底は長岡高校時代。一年後半から鼻炎になって、机に
 座ると頭がボーッとなり、教科書が読めない事態に。耳鼻科には通っていたが、
誰にも相談できず。卒業後、再度、手術を受けたが… そして大学浪人に。
「あの男、実はバカなんだ」という誹謗を度々、耳にするが、哲学の始祖の
ソクラテスが、<先ず自らの無知をしろが、第一歩。それを前提に、心を開襟、
第三者の知恵を引出しなさい。要するに対話の蓄積。それは書籍の中の人物も
含めて…> 世間様とは、その知識を持ち得なかった人たちの総称。だから、
今さら相手にしないこと。誰もかも、『どん底』は、ありはしない。
金沢で混乱の極みの会社で、沈んでいた時に、大本教の教えにすがっていた時、
内語で、『何だ御前、金沢まできて落ち込んでいるのは何ゆえに? この惨めさ
こそが、私にとって最善の御膳立てではないか。考えを一転し現実を見直せと
いう天からの教え。まず同僚に優しく誠実に接すること。そして、先般、耳に
残った浅野氏の「自己能力の限界の設定」から、踏出すべし』 
チョットした改心で、現象がまるで違って見えてくるから不思議。人間は知った
こと、気づいたこと、経験をしたことしか知らないのである。その範囲で世界を
決めているに過ぎないだけ。どん底で、その程度の浅瀬でしかない、己の底の
浅さを知るべし。誰もが出会う死神の到来の恐怖。どん底も何もあったもの
じゃない…と。ドン底でなくて、トン足ですか。 え、あれらが? そうです!
・・・・・・
5410,新年に 〜貧乏の性分
2016年01月06日(水)
   * 貧乏の性分  〜『貧乏の神様』柳美里著
 芥川賞の売れっ子作家の柳美里の本を、図書館や書店でみかけていた
ため、その印税たるや常識的にみて数千万は軽く超えていると思っていた。
ところが、預金ゼロ、電気光熱代の支払いも窮しているという内容である。
 私を鑑みると、幼児の頃から商売で苦労していた両親をみていたことと、
その両親から子守唄のように「金の重要性」について、聞かされていた。
特に節約と、万一の備えとしての長期的預金の必要性が、人生の基本と
インプットされてきた。その割りに、最後は、この様だが、総額の15%前後
を家内名義の給与として40年近く積立をしていた。(残りの85%は、使う
ことにしてきた)。それが、5年前の節目時の命綱になったいた。
「貧乏の性分」の逆を考えると、「節約、長期預金、小銭を大事に扱う」
になる。金を敵のように扱えば、返り討は至極当然。 〜その辺りから〜
≪ 2012年3月16日からは南相馬市役所内にある臨時災害放送局「南相馬
 ひばりエフエム」で、毎週金曜日「ふたりとひとり」という番組の
パーソナリティを務めています。3月6日現在で第143回まで放送されました。
 この仕事は、無報酬です。これからは、交通費も宿泊費も食費も支給
されません。その経費が年間いくらに上るのかを計算したことはありません。
自宅に1万円だけ置いて、5万円を持って南相馬に1週間滞在する、という
ような生活を続けているのです。 非常識だと思います。 けれども、
書くことを仕事に選んだ18歳の時から金銭的や時間的には無理はしても、
自分の性分や生き方には無理ない仕事をしようと決めたのです。・・(略)
 この15年間、貯金をしたことはありませんでした。
お金の使い方、金銭感覚は、両親から受け継ぐものの一つかもしれません。
 わたしの父と母は、ほぼ年子で4人の子どもを拵えましたが、ただの一度も
貯金をしませんでした。父はパチンコ屋の釘師で高給取りでしたが、競馬や
ポーカーや将棋などの博打で給料を摩って、家にはお金を入れませんでした。
生活費を稼ぐために母はキャバレーのホステスとして夜の勤めを始めた
のですが、給料日前には困窮を極め、白飯に緑茶や麦茶をぶっかけただけの
お茶漬けやパン屋からタダでもらってきたパンの耳などで食い繋ぎました。
 わたしの父母の両親も貧乏人でした。それこそ親の敵のように父と母が
散財を繰り返していたのは、収入が支出を上回ることに罪悪感のような
ものを抱いているのではないかと思わざるを得ないのです。
 倹約や貯金は、お金持ちの習慣なのではないかという気すらします。
つまり、そういう家庭内の習慣を子孫や社員に文化として伝授したから、
お金持ちになったのではないか、とー。
 父親に刺身の小皿に醤油が残っているのを見餐められて、「自分の使う分を
見越して醤油を出せないような奴はまともな経営者になれん!」と殴られた、
というある大会社の社長の幼少時のエピソードを思い出したりもします・・≫
▼ ネット検索によると、柳美里は「無頼派の系譜の作家」と評されていて、
 小説ネタには、この性分があればこそ。としても、これは、つらい性分。
在日朝鮮人の大陸的気質もあるのか? 三代続いた家族の金銭感覚は、
一般人とは少し違うようだ。病気、事故とか、寝たきりになった時に、
如何するのだろう。他人事ではないか? 事業を立ち上げる度に、
「もし、失敗したら、如何する?」の内語も一緒に立ち上がる。30年、40年
かけてきた万一の備えも、この不安、恐怖から出てきた知恵。一般的にいえば、
「消費社会は、収入の2割増しの欲望を掻き立てる。しかし、日本人は、
2割を預金か、投資にまわす性向がある」。 固定社会の島国の知恵だろう。
・・・・・・
4680, 偶然からチャンスを見つけだす能力
2014年01月06日(月)
  ー偶然からモノを見つけだす能力―「セレンディピティ」の活かし方
                          ー沢泉 重一(著)  
  * 人生は偶然を織りこむ絨毯づくり!  
 人生を振返ると、出会った人、出会った出来事が果たして偶然だったか、
必然だったのか、考えさせられる。偶然に機会を見出すためには、目指す夢と
目的が必要になる。そこに機会を見出すには素養と準備が前提だから。
その偶然からチャンスを見出す能力「セレンディピティ」は、イスラムの寓話
「セレンディップの三人の王子」が語源。ドラゴンを退治する巻物を探すため、
自慢の王子が送り出される旅の途中で、多くの危険と苦労を味わうが、
そのつど判断力を働かせ、それぞれ理想的な姫と知りあい、幸せに暮らした
という神話の原型が、そこにみてとれる。英和辞典には「当てにしなかった
ものを偶然うまく発見する才能」とある。 ー内容紹介とレビューからー
【 偶然のチャンスをいかに生かすか、見出す秘訣がここにある。
 世界的発見の多くは、"偶然の所産"であった。 古い寓話に由来する言葉
 <セレンディピティ>は、偶然のチャンスを生かす力を指すキーワードとして、
 科学者や先端的ビジネスマンの間で高い関心をよびつつある。】
  ー読者プレビュー 
●【「セレンディピティ」は、狭い意味では「探していたものを、他を探して
 いるときに偶然に見つける能力」。この本ではより広く「偶然を見逃さずに
成功につなげる能力」という意味で使っている。 著者が編み出した
「偶察力(偶然を察知する能力)」という言葉は、しっくりくる。
面白いのは、セレンディピティを高める方法論。世界的革命をもたらした
発見の共通点をあげたり、トマス・クーンの唱えるパラダイムシフトの関係や、
シンクロニシティとのちがいなどを述べている。さすがセレンディピティ研究
の先駆者が書いたものだけあり、これは発想に役立つと思うところが多かった。
とくに「7 セレンディピティの向上」の章では、意図的にセレンディピティを
高めるための一連のシステムを紹介している。偶然という現象について述べた本
はアーサー・ケストラーなどがあるが、この『偶然からものを見つけだす能力』
はその偶然を人間の力によってうまく引き出して利用しようというもの。
「自分にできるかも」という期待感をもたせてくれる。また、偶然がともなう
ブレークスルーは、ともなわないよりも大きな成果をもたらしうるというから、
セレンディピティを高めたい気持ちは高まる。】
●【「偶察力」という言葉に置き換えて、これを一種の「能力」とし、仕事に、
日常生活に、趣味に言葉遊びに、知的仕掛けとして使っていこう、という話。
驚嘆すべきは、著者の博覧強記ぶり。セレンディピティを巡って、起源、歴史、
 古典、映画、科学論、科学史、書籍、新聞、雑誌、ネットなど、おおよそ
あらゆる情報ソースを駆使し、ちょっとした日常の場面で、どんな場合にどう
適用していくのがおもしろいのか、を、わかりやすく書いた文章です。】
▼ 必死に捨身で何かを目指していると、その何かより、プロセスでプラス・
マイナスの機会に出くわす。そこが、分かれ目で信念が試される。人生の節目
には思いもよらない機会が隠されている。 そこで、運命を恨むか、他者の
中傷に汚れるか、自分の信念を見つめ直し、新しい一歩にするか、その人次第。
その意味で、この言葉は人生を振り返るに、考える糸口になる。 節目は、
順境のアップスケール(脱皮)より、逆境の破壊の状態の方が多い。その時、
思いもよらない学び、チャンスが現れる。私にとって、現在の節目はベスト?
それが「セレンディビティ」の一言に凝縮。遇察力が飛躍的に向上、御陰で
様々な見えてなかったことが鮮明に見えてきた。
 人生は短し!より濃厚に日々を生きろ!ということ。 
・・・・・・
6142,読書日記 〜「続・下流老人」 ー4 問題は、最期10年を如何に?
2018年01月06日(土)
         <続・下流老人 一億総疲弊社会の到来・2016/12>
   * 深刻な地域格差
 20年近く前になるか、当時、経営していたビジネス・ホテルのフロントに
フランス帰りの20歳後半の料理人が、「就職先が決まるまで」と準社員として
勤務していた。そこに片田舎の新卒女子が同僚として働いている内に親しくなり、
結婚。 『フランス帰り』に憧れた純朴な娘が一方的に惚れた結婚と聞いていた。
そして妊娠、退社をしたが… フランス帰り料理人は、務め先が見つからず、
そのまま勤務をしていた。が、生活が成りゆかず、離婚。嫁は子供をつれ出戻り
のコース。ここまでは、どこにもある話。後で聞き知ったのが、その後、彼女は
元亭主に子供の引取りを依頼、第二の人生を歩みだしたが、その苦悩は如何ばかり。
「時間の経過とともに後悔が膨らむのは自明」だが、ここで見てとれるのが… 
知識・経験不足と、貧困問題。今どきの日本人の3組に1組、アメリカで2組に1組、
西欧では3組に2組の割で離婚というが。当然、そこには苦悩と混乱が発生する。
 大学時代の同級会で、嫁がルーマニア人という男の愚痴。さすが全国区の話題。
<金銭にシビアにも程がある。同じ欧州人でも、貧しい国の人間は、人間性まで
 貧しい。とにかく卑しい。アジアならタイやベトナムは農業・漁業が盛んで
豊かだが、ラオス、フィリピンは違う。姿かたちは最初のうち>と息巻いていた。 
<日本は太平洋ベルトラインなど大都市は比較的豊かだが、そこを外れた地方は… 
とりわけ過疎地域は…>。 淀みが水場を悪くするというが…。
 参考になるのが自殺率。上位10県を高い順にみると、秋田、青森、岩手、島根、
新潟、宮崎、山形、高知、和歌山、佐賀。 最も高い 秋田県の10万人あたりの
自殺数42.1は世界第1位のリトアニアの44.7(2002年)より低いが、世界第2位
のロシアの38.7(2002年)を超えている。私の住む新潟県は5位になる。5年前に
女性がワーストになっていた。 下位5県を低い順に あげると、奈良、神奈川、
徳島、千葉、愛知。比較的、気候が穏やかで、大都会に近隣して豊かである。


7618,閑話小題 〜人生は、深いほど、味がある!

2022年01月05日(水)


   * イジメっ子
 クラスに数人は必ずといるほど苛めっ子は存在する。家庭内に問題があり、
捌け口がクラスの弱者。父親が粗暴で、母親がフォロー出来ないことが多い。
手加減を知らない為、それは熾烈極まりない。その熾烈さに誰も刃向かえない
ため、非難できない。父親が急死をしたり、住居環境が崩ているケースが多い。
苛めっ子の人生をみると、神が与えた因果応報でヤクザなど、そのままが拡大
するなど惨憺たる人生が待っている。 地元社会から出て、開放されると思い
きや、社会には、より熾烈な虐めが待っている。虐めは、社会的格差をつくこと
が多い。般若の面は、格差虐めの極限の怒りを表情という。 8人兄姉の中の
末っ子で、両親の膝が逃場しかなく、要領よく、その場を確保していた。
その場が無いと、即座に攻撃が入ってくる。
 苛めっ子といえば、家内が苛めっ子! 私が虐められっ子の構図。
その位で済んでいるのだから、仕方がないのか! ヒネルわけだ。
 ―
   * いやに懐かしのメロディーが聞えてくる
 TV番組に昭和の時代の音楽が聞こえてくる。最近、明治、大正時代の音楽
に絞った歌謡曲が… 浅草の神社で、その時代を象徴した服装の3人を中心に、
勝手に参加している?数人を加えて直立で独唱している。…昭和年代を中心に
した浅草の住民と思われる人たちが涙を浮かべて聞いている。その投げ銭で、
維持しているようだが…。 その二部会場が近くに設定されているようだ。
100人位の立ち見の会場は、タイムスリップしたような錯覚さえ感じられる。
私の生れた時代の少し前の歌謡曲のせいか、魂の世界そのものとも想い受ける。
これもYouTubeがあればこそ。西欧?の何処かの繁華街で、ジプシー?かと
思われる少女がバイオリンを奏でながら踊っている。それが、何とも絵に
なっている。パンデミックで、密になれない為に、仕事にあぶれてしまった
一家だろうか…? 何とも解釈可能だが、その横を、裕福そうな少女たちが、
バイオリンのケースを背負い無言で通り過ぎていくのが、何とも言えない対比
が絵になっている。でも、少女は、この上なく嬉しそうに、その場を盛り上る。
もしかして、その少女は、有名演者の可能性もあるが故に…

・・・・・・
6141,読書日記 〜「続・下流老人」 ー3 サイレントプア問題
2018年01月05日(金)
           <続・下流老人 一億総疲弊社会の到来・2016/12>
   * サイレントプア    
 何事も皺寄せは弱者の方に行くが、多問題家族や、シングルマザーの貧困層
だけでなく、都会と地方格差の問題がある。青森や沖縄など地元大学関係者など
の話に、「うちの地方など‘貧乏が普通の状態’がある。それ以前に、自分の
貧乏すら気づいていない。誰も声を上げない貧乏を‘サイレントプア’という。
過疎化など人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同
生活の維持が困難になっている集落を「限界集落」という。跡継ぎもおらず、
高齢者が地方に一人だけ取残される現象は‘家族消滅’の象徴である。
私を含めた姉・兄の甥姪の地元在住は、私の長男の一人だけ。あとは首都圏。
 高齢化にともない、年金補助金不足から、政府は、「一億総活躍社会」と囃し
たてているが、女・老人も極限まで働け!ということ。誰が還暦過ぎても働い
ものか。例外はいるが… お金が、あればこそ面白いが、金欠なら、話は別。
要するに‘高齢者の働かない自由’が奪われた社会になることを意味する。
生涯現役社会が、本当の豊かさの訳がない。

   * 介護難民の増加 〜下流介護難民
 それぞれの人生の格差が、そのまま上流老人と下流老人の格差が生じるため、
ことは深刻。グレードの高い老人ホームの一時金だけで4億のものもあるという。
逆の「下流老人」は、実に厳しい状況になる。それを改善する手立てのサービス
は、現金ではなく、現物支給でなくてはと、著者は強調する〜
『 …つまり一律の現金給付では‘個々人の生活の必要’に即した弾力的な
制度運用ができない。簡単な話。『車椅子をあげます』という時に、障碍者の
ふりをして車椅子を貰う人はいません。でも、『現金であげます』といったら、
障碍者のふりをして現金を貰おうとする人はたくさん出てくる。現金と現物は
違うのです。だから普遍的ニーズを満たすために現物支給をすべしと言っている
のです。』 スペインやギリシャで生活困窮者への食事提供をTVで放映していた。
 誰もが下流介護難民の可能性がある。死んでしまえば、それも解消される?
「長生きをしたくもあり、したくないもあり…」生きている故に言えることだが!
  〜で、以下に続く
・・・・・・
5044,生と死をめぐる断想  ー1
2015年01月05日(月)
    『生と死をめぐる断想 』岸本 葉子(著)
 * 死をそばに感じて生きる 〜団十郎の辞世
   ー 色は空 空は色との 時なき世へ ー
 以下は、序文の冒頭の内容。日本人の2人に1人の割合でガンになり、
3人に1人の割合で亡くなるという。高齢化で、ガンになるまで、死ななく
なった結果、死を意識する時間が長くなったこともある。今では死に関する
知識を、一般の人が、ネットなどから死生観を収集したり、表現できる機会が
増えている。 ー まずは序文の冒頭からー
≪ 2013年2月に亡くなった歌舞伎俳優の市川團十郎の辞世の句だ。
 葬儀の場で長男の團十郎のパソコンに残されていたという。
詠まれたのは前年の十二月、亡くなる数ヶ月前である。
 色は空(そら)、空は色(いろ)との 時なき世へ、と海老蔵は読んでいた。
この句に接し、『般若心経』の中のあの一節を思い浮かべる方は多いだろう。
色即是空 空即是色。それに寄せて読むならば、冒頭の句は、
 色は色(しき)空  空(くう)色(しき) との時なき世へ、となる。 
色はかたちあるものと、ひらたくは言われる。空は空っぽ、何もない、という
ことか。空しい、ということか。かたちあるものは実は何もない、空しい、と
教えているのか。そうではない。(略)・・ このことは追々深めたい。
時なき世とは。時間のない世。時間を超えた世。超時間性は永遠と言換えられる。
それは、この世に対するあの世なのか。この「時なき世」が團十郎の句では
「色は空空は色」と「との」でつながる。「との」は、と言われる、とか、と
聞いている、の意だ。色即是空、空即是色とかねてより聞いている時なき世。
「へ」は方向を示す助詞である。色即是空、空即是色とかねてより聞いている
ところの 時なき世へ、自分はこれから行くのである。團十郎の死生観を
表す句と言える。(略)・・ 團十郎が、死を前に遺した五七五が、芸についての
教えでなく死生観の表出だったのは、私には少し意外、けれどもすぐに理解できた。
團汁郎は長く血液のがんを患っている。治療の副作用による絶え間ないめまいと
吐き気を無間地獄と、あるインタビューでは曝えていた。何度も再発入院し、
骨髄移植をしていた。・・・≫
▼ 色を「しき」と「いろ」、空を「くう」と「そら」と、息子が間違えて
 言ってしまった可能性もあるが、真偽はわからない。栄華を極めたあと、
とたんの苦しみの死際の言葉であればこそ、心に響く。 即興の辞世!
 《 色即是空 死んでしまえば それまでよ 空即是色 》 
・・・・・・
5409,新年に ー「過去」は過ぎ去らることはない
2016年01月05日(火)
   *「過去」はわたしを忘れない  〜『貧乏の神様』柳美里著
 芥川賞作家の柳美里の『貧乏の神様』の中にあった言葉。
現役時代の「森の生活」の時節は、過去は遠い彼方のように思っていたが、
還暦を過ぎる「サバンナの生活」に移行したころから、以下のように
過去への心象風景がチョイと変わってきた。 〜その一節より
≪ ・・「過去」とは、過ぎ去った時間や事柄を示す言葉ですが、
 わたしは、「過去」は決して過ぎ去らない、と思うのです。
自分が2つの足を置いているその場所に、過去は地層のように堆積し、
精神が地震に遭ったように揺らぐと、足元に亀裂が走り、地層(過去)
が露出する――  放浪の最中に、わたしは何度も過去に待ち伏せされ、
過去の落とし穴に足をとられそうになりました。
 わたしが過去を忘れても、過去はわたしを決して忘れない。
過去が更新されて「今」になるのではなく、過去は過去のまま
更新されるのです。未来は全て過去にある、という言葉の意味を、
40歳を過ぎて噛み締めています。≫
▼ <過去を忘れても、過去はわたしを忘れない!>
<未来は全て過去にある> の言葉が先の少ない時節の胸に刺さる。
 秘・異郷を中心に50回のツアーに行った先のどこかが、TVの旅番組で、
毎日のように現地レポートされる。その度に、それぞれの記憶が露出し、
その体験した記憶に、新たな現地の映像が加わっていく。この随想日記も、
早朝に15年分を読み返していると、過去からの声が、それぞれの同月同日の
「いま、ここ、わたし」の声が、ざわめきのように「いま、ここ、わたし」
に語りかけてくる。 葬式で、故人の決して後味が良いだけでない思い出が、
心の足元を揺らがすことがある。サバンナ(御隠居)の生活では、有り余る
時間の中で、過去の堆積物から思いもよらないフラッシュが沸いて出る。
あの暗い老人は、その暗黒の堆積物の暗部に引き込まれた結果である。
「因果応報」「因縁」というが、隠れている過去は、何かをキッカケに
表立ってくる。それが現在か、近い将来になるかでしかない。
 人生とは、過去という荷物を担いで、一歩一歩を独りいく道のりである。
・・・・・・
5774,閑話小題 〜シェルター内事情
2017年01月05日(木)
   
   * 居間から寝室へ重点移動
★ 一昨年の11月に寝室のTVにWoWoWの二台目契約をした上で、ブルーレイ
 を入れて13ヶ月、経過した。 居間では外界の音が入ってくるが、寝室は、
ほぼ無音状態。この間の録画数が300本を超え、限界状況の表示が出てきた。


7617, 閑話小題 〜紅白歌合戦の低迷を今さら

2022年01月04日(火)

   * つれづれなるままに 
 ネットニュースの頭に、‘紅白歌合戦 どう生き残るのか’があった。
昭和の時代の、それも敗戦後から経済成長と供に、国民に支持された紅白も、
平成、令和と変わると同時に、大衆の人気が離れていったのは、仕方がない。
私自身、昭和が終わると同時に、殆ど関心が失われていった。
  …ネットニュースには…
『 …視聴率低迷の紅白歌合戦 どう生き残るのか…
 ◉ 黎明期の紅白 最初はラジオ番組として産声
 紅白歌合戦が始まったのは1951(昭和26)年。
第二次世界大戦の終結から約6年後ということになる。ただしこの時は
テレビジョン放送ではなくお正月のラジオ番組だった。テレビ番組として
のスタートは1953(昭和28)年の第4回からで、放送日も大みそかとなった。
会場は日劇(日本劇場)だった。
 その後、紅白は国民的番組として着々と回を重ねていく。1954(昭和29)年
の第5回には美空ひばりや春日八郎が初出場。美空はやはり初出場の雪村いづみ、
2度目の出場の江利チエミとの三人娘が話題となった。翌1955(昭和30)年の
大みそかには民放(ラジオ東京テレビ=TBSの前身)が負けじと同時間帯に男性軍
・女性軍の男女対抗形式とした歌番組「オールスター歌合戦」を生放送するなど、
テレビの世界自体がどんどん盛り上がっていく。1956(昭和31)年には紅白の
出場歌手が50組となり、最初の黄金時代が到来した。
◉ <レコード大賞と共存共栄 テレビ黄金時代の紅白>
 1960年代から70年代にかけては高度成長の勢いとシンクロするようにテレビが
一家に一台普及していきカラー放送もスタート、テレビ番組が完全に芸能の主役に
のぼりつめた。大みそかの紅白も、まさに一年間の歌謡界の総決算といえる
大イベントとして定着した。

◉ <潮目の変わったバブル以降 紅白の迷走始まる>
 70年代の終盤から80年代にかけての日本は経済発展の結果物質的にはある程度
満たされたため、人々の関心は徐々に心の豊かさやゆとりある生活を求める方
へシフトしていく。この80年代には日本はバブルへと向かっていくが、テレビは
一家に一台というより一人に一台でも驚かれない時代となり、娯楽の好みも
大みそかの過ごし方も“個人化”が進んだ。大みそかに家族みんながテレビを前
に勢揃いして料理をつつきながら一年の思いを語らい同じ番組を観る、という
「絵」はまさに絵に描いた餅になっていった。好景気と反比例するかのように
日本レコード大賞への関心は低下、歩調を合わせるように紅白も迷走を始る。
 昭和から平成へと移り変わった90年代には年末の賞レースから紅白へという
流れは求心力を失い、逆に賞レースや権威的なものを意識せずに音楽活動をする
アーティストがどんどん増えていった。 ミュージシャン系のアーティストは
紅白に出場するより辞退するほうがイメージに合っている時代に突入した。
“歌謡曲”は若い世代の間では半ば死語となりJ-POPが取って代わる。
この頃からすでに昭和感覚での歌合戦は時代に合わなくなっていた感は否めない。>
1963(昭和38)年の第14回では平均視聴率81.4%をマークし8000万人が観たと
言われるほど隆盛を極めた紅白も、今は昔。看板が大きいだけに変革も難しい。
しかしそれでも、ネットの配信など視聴スタイルが多様化する中でなお30%を
越える視聴率をマークするのだからまだまだ「関心度の低い番組」というわけ
でもない。今後どのような工夫が見られるか。紅白がどう生き残っていくのか
見守りたい。 (文・志和浩司)
・・・・・・


7516,閑話小題 〜正月の特番のドラマ

2022年01月03日(月)

   * この10年、暇に任せて映画と、ドラマを見放題
 毎日、連続の和・洋ドラマを見ているが… これが面白い。年末・年始は、
これまで人気のシリーズが再放送されるが、面白いのは何度も見ても新鮮。
何故か、録画を見るより再放送で見る方が面白いという裏付けがあるためか、
惹きつけられる。ドラマと知りつつ制作された仮想世界に、嵌りこんでしまう
のは、固く縛られている日常よりの脱皮願望の成せる業か。
 
 日常脱皮といえば、ドラマだけでなく、旅モノのドキュメントも然り。
50数回の主とした秘異郷を経験は、そのまま、日常に延長と続いている。
旅の良いところは、それぞれ、その時の延長が続いているような妙な感覚。
経験とは生々しい体験を、脳内で起承転結として編集されたコト。ドラマは、
それを脚本し、物語り化したもの。最近は、YouTubeで、世界各地の生映像を
現地発信するため、その中間段階の主観はカットされる生モノのため、面白い。
チェンジ、チャレンジ、チャンスの開発のプロセスが人生そのものになる。
 ここまで来れば、後は、解釈しかないのか!

・・・・・・
6504,閑話小題 〜どん底を教えてください!
2019年01月03日(木)
   * どん底ですか、どん底!
☆ 年末年始にしては面白そうな特別番組が少ない。
 この10数年来の年末年始の真面目な政治、科学、宇宙などの
TV特番が少なくなった。普段から特番を組んでいるため、今さら?。
何かしら国全体が、いや世界全体が弱体化しているような… 中長期的
経済の低落傾向に、トランプの露骨なアメリカ第一主義がボディブローで、
で効いてきた。 現役から身をひき8年になるが、情報化による競争激化は
大変だ。中国の急激な台頭と、アメリカの動揺、そして情報化が背景にある。
 ―
☆ 年末年始は、時間制限がある人たちのターゲットを絞ってシリーズモノを
 一挙に放送するが、TV御宅でも、思い込みで見逃している分野が多くある。
その中でNHK 『街録(ガイロク)』が、面白い。 今回放映されたのが、
 【あなたの人生のどん底を教えてください!】 
何百人かに取材拒否をされた中から、応じた数人が、語った内容は、衝撃的! 
数回にテーマにする予定だが…  そこで自問自答をしてみたが、さすがに
脛の傷のため露悪的でリアルには書けない。
・コメンテーターの‘森三中’の女漫才トリオのメインの幼児体験が衝撃的。
「子供の頃、素っ裸にされて首から下を地中に埋められて、「何で、こんな
ことをするの?」と訴えたら、笑いながら「面白いから」と言われた。そんな
ことを誰にも相談できないため独り悩んだ末に、「笑われていると想うから
悔しいんだ、笑わせていると思えば良いんだ!」と自分を納得させた。
これが「お笑い」に進む原点。」の告白に、受けに立ったもう一人が、
「私にはどん底なんてない!全てがどん底よ!」
「私など、毎日が裸で吊り下げらているようなものよ!」と…。
「笑われる」と「笑わせる」は紙一重。
・8年前の会社清算で、それまでフンゾリ返っていた立場から一転、今度は
罵声をかけられる立場に一変した。資本主義社会では、会社清算、倒産は
犯罪に等しい。創業設計図に万一の備えをしていたため、打撲程度?で事なき
をえたが、心の葛藤は生易しいものではない。清算後、一年ほどしてから、
‘引継いだ老舗会社を清算した男’と飲み会で同席した時、私にシミジミと、
『この結果と、現状に本当に満足している』と話しかけてきた。
 同病、相憐れむ感もあったが、
『全く同感。現に直面しない第三者には、この感覚は理解できない。
以前の受難も含めて、これで一人前になったのでは?』と、偉そうに…
プラスも、マイナスの事態もエネルギー量は同じ。マイナス同士を掛け合わ
せるとプラスに転換。受け止め方で、先の女芸人のように如何様にもなる。
メジャーリーガーの大谷選手の精神的支柱が『中村天風』の言葉と、最近、
知った。『積極一貫』で、何ごともプラスに転換の精神論だが、一理も、
二理もある。群れず、明るく、上を向いて生きるしかないのが人生の基本。
最後は、この辺りになっていく。しかし、10歳まで既に決まってしまってる?
 明日は武田鉄矢の「どん底」を、テーマにする。
どん底って、原石が隠れているんだよ… 問題は気づくか、如何かだがね!
「にっこり笑ってハンカチーフ!」 だって自分を笑うしかないでしょう!
それも腹の底から。笑ってくれる人に感謝しなくては。だって、そうでしょ!
それ以上に自分を笑わないと意味(価値)が無くなるから。ねえ、世間様。
 99里は、道半ば。胸突き八丁ですか。成るほど、73歳から見えてくる世界は、
こういう目線になるのですか。 虚空の一端が錯覚としても実感できるからね。  
                            ⌒ ⌒)バカ!
・・・・・・
4310, 雑談ネタ、酒の肴ネタ ー14
2013年01月03日(木)
  * 正露丸はロシア征伐の征露から由来している  
≪ 出征兵たちが水を飲んで赤痢や下痢を起こすのを防ぐために、陸軍省
 が 開発した薬が正露丸だったのである。戦争中は、陸海軍の御用薬として、
欠かせない薬となった。薬の名前も日露戦争当時らしく、ロシアを征伐する
という意味で「征露丸」と名づけられた。ラッパのマークも進軍ラッパを
イメージしたもので、まさに戦争色を前面に押し出した薬だった。
その効き目がよかったのか、征露丸は庶民のあいだにも広まった。
ただし第二次大戦後、ロシア征伐をもとにした名前は都合が悪いということ
になり、「征」の字を「正」に改めた「正露丸」となって、現在に至っている。
開発から約一世紀たった現在、正露丸の勢いはとどまるところを知らず、
モンゴル、中国などのアジア地域を中心に11の国と地域に進出している。
それでも今のところ、ロシアには進出の予定はないようだ。 ≫ 
△ 日露戦争の余韻が下痢止薬の名前で残っているのが面白い。仁丹の名前の
由来も面白い。これは孔子の論語の中で最高の徳=仁の心を忘れないという
ところから「仁」に想到し、丸薬を 意味する「丹」とを組み合わせた造語の
「仁丹」を合わせ商品名と社名にした。これも正露丸と同じ頃のもの。
* サラリーマンのサラリーは、塩のこと
≪ サラリーマンは、和製英語だが、そのサラリーの意味は、塩から由来。
 古代ローマ時代の兵隊の支払いに塩が使われており、それが貨幣代わりに
流通していた。ラテン語で「サラリウム」がサラリーになり、交換手段として、
和製英語として、サラリーをもらう人という意味でサラリーマンになった。≫  
△ オーストリアに、モーツァルトの生まれた町ザウスブルグがある。
 これも、塩(サウス)の取引が行われた場所として、その名がつけられたと、
当地で聞いたことがある。日本では江戸時代に、米が貨幣として配られていた・・

   6139,閑話小題 〜今年の正月は
2018年01月03日(水)
☆ 元旦は新潟から長男が、首都圏から次男が帰省した恒例の飲み会。 
この数年は長岡駅前のチェーン店『庄屋』…。長岡駅至近に三店舗あったが、
11月11日と、12月31日をもって二店が閉店していた。駅裏の店には、けっこう、
通った店だったが、二年前に行った時の料理の味が落ちていたのをキッカケに
一切行かなくなった。居酒屋の競争激化の中で、駅周辺だけは繁盛していたが… 
☆ 大晦日の紅白で、踊っている一人が前のめりになった後に、仰向けになった
のを、後ろの娘が抱えたところが映しだしていた。寝入っていた家内が、翌日、
そのことをネットで見つけ、「見ていたかどうか」尋ねられた。二人の息子に
宴席で聞くとネットで知ったという。 歌詞の間違いとか、歌いだしの間違い
などのハプニングは何回かあったが… 生中継での気絶は初めて。
何気なく仲間が取り繕っている場面はミスをカバーするに充分。むしろ好印象
が残った。 こういう話題をむしろ喜ぶの情報社会の特徴。
 〜ネットニュースによると、
【欅坂46と総合司会のウッチャンナンチャン・内村光良(53)の共演パフォー
マンスの最後に、欅坂センターの平手友梨奈(16) 志田愛佳(19)鈴本美愉
(20)が軽い過呼吸のような状態になるハプニングが…】とあった。
  番外篇;
熊さん:年末年始のTV特集で、政治経済向きモノがいやに少なかったね。
寅さん:不安を掻立てないよう国からの御達しがあったのでは? 社会情勢、
  世界経済を取上げれば、第二次朝鮮戦争の可能性云々に行きつくからね。 
八つぁん:それだけ、状況は追い詰められているんだよ。としても、黙って
  過ごせない問題である。今日明日にも再び、ミサイルか、核実験をする
  可能性が大。とにかく、日中韓米と、ロシア首脳の顔ぶれが悪すぎるよ。
  私など、元旦に帰省した次男に、『危ないと思ったら、三人で着の身着の
  ままに、ここに帰ってきなさい』と、真剣に勧めたよ。
大家:「そんなことあるわけない」という空気が、まだまだある。
  北朝鮮の漂流漁船の数が異常に増えている。異常太りの金様の脳卒中待ち
  のところもあるようだが。一とき、痛風を思わせぶりの脚をひいていたが。
  あれじゃ怖くて減量などの進言を誰も言えないよ。
熊さん:でも、数が月内に攻撃をしないと、もう手遅れになるから、日米韓は、
  迷うよ。中国も、他山の石・騒ぎじゃなくなってきたよ。
大家:開戦ともなれば最も被害を受けるのは韓国と日本。手始めの脅しで、
  東京湾沖に一発、ミサイルを打ち込めば、日本中が震えあがるよ。勿論、
  アメリカと密約の上で… 動転させて不良在庫?の処分品の押しこみさ。
寅さん:何か物騒な話だが、有得ない話じゃないから… でも開戦ともなれば数百万
  の死者が出るというじゃないか。首都圏に核ミサイルが… など、考え
  られないよ。でも、現実は現実、直視しておかないと。
大家:何せトランプは「アメリカファースト」言い換えれば「白人ファースト」
  を標榜して大統領になっただよ。黄色の百万、二百万が如何なっても、
  いいんだよ。アメリカ、オーストラリアで、現地民を数百万?を虐殺した
  白人を先祖に持つ国。あそこまで、悪し様に口撃をされれば、虐殺も
  したくなるよ。既存武器の入替え時でもあるし。
八つぁん:あのボロ漁船で日本海の航海も限界がある、せいぜい数万人。
  計画案は出来ているのだろうが。日本には離島が数知れずある。
熊さん:故・青島都知事に勝新が言ったというジョーク、「嫌な都政に
  なりやしたね〜」を、今度は、女パンダの口上にならなければね!
 「‘どせい’ばいい」じゃなくて…」 <オチが悪い? 失礼しました>

▼ 冗談のような、冗談にしては際どいところが問題。

 今朝方、奇妙な初夢? をみた。ところは10歳まで住んでいた大手通り
四つ角にあった小さなビル3階の自宅の部屋。母親が置いたと思われる
2m四方の敷物の周りを小さな人形の置物が幾つか置いてある。そこで、
何時の間にか、長女の姉が、何やら本を読みあげている。家訓のような、
人生訓のような、訓戒を…  亡くなって20年近くなるが、残した無念をを
取り返ししたいような!「世間を全世界と信じて、生きるしかなかった無念
を夢で伝えたかった?」 私も、そろそろ御向かいが。煉獄の世界ですか…
 もう一本、みたが、さほど面白くはないが、何か深い意味があるのかも…

・・・・・・
5772,閑話小題 〜今年の初夢は
2017年01月03日(火)
   * 初夢は何と下ネタ
 今朝がたの3時半に目が醒めたが、あと30分とそのまま眠った後に初夢をみた。
 (二日の朝、みるのが初夢というから、これは当てなまらないか)

・・・・・・
5042,ポジティブ・サイコロジー ー�
2015年01月03日(土)
    『 ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン(著)
  * つれづれに ー危機に瀕したときこそ最高の状態が湧出る
・ 節目時(危機)の―危機を乗越えようとした時ーこそ「人生で何が本当に
 大切なのか」という新たな認識と、これに従って行動する心構えが形成される。 
 その真っ暗闇の時が一番、良いときであった。最も辛く、苦悩の底にこそ、
 ベストの何かが湧き出てくる。 母親が嫁いできた頃、重なる小姑の虐めに
 耐え切れず、実家に帰った時のこと、実母に「一番辛いとき(いま現在)
 が、実は人生の一番良いときなのよ!」と諭された、と聞いていたが、人生を
 振返ってみて、成るほどと実感する。凝視をすると、最も辛い中に、最も楽しい
 ことが、裏腹に張り付いていた。その辛さの中から、心構えのベースの変換が
 進んでいた。反対に、一番面白く脂の乗っていた時に、重い状況、苦しいこと、
 辛いことが背景にあった。勢いが、それを感じさせなかっただけ。
 幸・不幸は裏腹!だから、面白いのである。
・「必要なものはルックスとたくさんのお金だけ」という信念に、私たちは
 深く取り込まれている? たしかに文化は良い人生の条件について熟知して
 いるのだろうが。その高低だけで決まるものでない。人生でネガティブな
 出来事に出あい、それに順応する期間を経た後にこそ、人生の満足度が安定
 することが多い。何ごとも、ポジティブ3に、ネガティブ1が必要である。
 ポジティブな人が否定する唯一のものは絶望だが、一度、絶望まで陥った
 にもかかわらず、そこから立直ったポジティブこそ光輝く。ネガティブな世
 にかかわらず、ポジティブに生きる!それも、危機に瀕すれば瀕した時こそ、
 『それゆえに・・』でなく『にもかかわらず』、のベースが必要になる・・ 


7615,閑話小題 〜生(生)の人生 ―

2022年01月02日(日)

   * 年賀葉書が年々少なくなっていく
 仕方がないが、年賀葉書が年々少なくなっていく。それでも、常連の
年賀葉書は欠くことなく届いている。年賀欠礼の葉書が混同して、出してない
人から数枚、届いていた。今年は、宛名書きを、代行サービスで印字をする
つもりだったが、家内が、「その位なら、私が書いてやると…」と罵声を浴び
せつけ乍ら書いてもらったため、書上げたのを見ながら情けない想いをしない
で済んだ。この習慣も世界に例が少ないのだろうが、一年に一度は、過去に
浸るのも素晴らしいこと。
 〜ちなみに、海外での年賀状の習慣はありやなしか?〜
≪ お正月に年賀はがきを送りあう習慣は日本特有のものです。キリスト教圏
ではクリスマスカードで年始の挨拶も済ませてしまうので年賀状はありませんし、
アラブなどイスラム圏では新年を祝うという習慣がそもそもないとか。
似た習慣のある中国や台湾では、旧正月(春節)に「賀年卡」と呼ばれる
メッセージカードを封書にして送ります。韓国でも年賀カードを送ることは
あるようですが、キリスト教徒が多いせいか欧米と同じようにクリスマス
カードで済ませてしまうことが多いようです。
 ――
   * 今日の積雪は40
 冬期間の早朝に、することは台所から庭に臨んだ隣家の積雪観測。
‘今日の積雪は40僉如〆Gの、これまでの降りかたは、例年通り。
庭先に30mの松の木と、10mの巨石がある。父親が庭師と仕入れたもの。
バブル当時の墓石とも言える記念品。庭に?数百万は要したと、聞いていた。
 庭は第三の部屋として、家づくりの基本。スタータスの役割を持つ。
まずは庭を想い抱いて家の輪郭を設定し、平面図、立面図に。

・・・・・・
6867,閑話小題 〜正月は
2020年01月02日(木)
   * 年越しは
 大晦日の年越しは、何時ものように17時半から『青善』の御節を家内と
食べて過ごす。一時間ほどして寝室のTV前に移動してロッキング・チェアで、
『格闘技』をみて、そのまま寝入る。年を跨いで家内に起こされて、年越しを
知る何時もののパターン。5年に一度は、紅白をみるが、今年は全く見ることが
なかった。TV局は紅白視聴の脱落組を狙って格闘技専門番組を組んである。
これも、YouTubeで刺激的映像を見ていることもあってか物足りない。
 ―
   * 元旦の夜には
◉ 元旦の夜は、せめて年一は顔見世と、一家4人で駅周辺の居酒屋で過ごす。
私も2週後に74歳。これも何時まで続くのやら。2人の息子は41・44歳。人生の
曲がり角。時代的には就職氷河期で、最も恵まれてなかった年代。 …いや、
私たちが良すぎた? 昨年の19号台風と、消費税アップで、現場は?
 さて正月… 人生全般について恵まれていたことは確か… しかし何かしら
忘れ物が! 何でしょう? これが今年の自問自答ですか? これは人生後半に
殆どの人が自らに突きつけられる問題。「私には無い」なら、それ自体が大問題。
◉ このブログを書き始めた19年近く前から良いにつけ、悪いにつけ、何かが
変わったような。何やら恐ろしい「脳の公開」。書きだして一年もしない内に
毎日新聞記者から連絡が入って… 書いたテーマの詳細を改めて聞かれた時…
『こんなシリアスのことを書いて、大丈夫ですか!』と。以来 これでも気を
付けて書き直し屡々。
 ―
   * 東京オリンピック開催の価値
 ギリシャとアテネとブラジルのオリンピック開催の結果、その後の経済が
ガタガタになったことは周知の事実… さて日本は? 先進国は、世界の動乱
を先読みをしてか、開催を避けたがるのは至極当然。参加のアスリートと、
その周辺が喜ぶだけ。一般大衆は、祭り慣れして… 純朴風に踊るだけ。
  〜ネットニュースでは
【 2016年夏季五輪の開催地、ブラジル・リオデジャネイロの治安悪化が深刻に
 なっている。五輪のためのインフラ投資と景気悪化が重なり、州財政が悪化。
警察官らの配備がままならず、凶悪犯罪の増加に歯止めがかからない。
その影響で消費も低迷。04年の五輪開催が経済危機の一因になったことで
知られるギリシャと同様、ブラジルも「後遺症」に苦しむ。】
 ―
▼ 首都圏直下型地震と大型台風の可能性を含んだ中の開催は問題が山積み。
 参加が出来ないロシアが、何かしらの動きを出す可能性もある。政治的には、
愛国心を煽り立て改憲ムードを高めたいところ。この一年は、地球規模では
比較的安定した分、今年は朝鮮半島も含めたパフォーマンスなど見もの積載!

・・・・・・
6503,閑話小題 〜年末年始のTVより
2019年01月02日(水)
   * 中国で、学校の制服にICが組み込まれ
 制服に組込まれた制服管理のTVニュースに驚いた。 
<2018年12月23日 - 中国南部の学校が生徒の無断欠席を防ぎ出席率を向上
 させるため、居場所を把握できるチップを内蔵した「スマート制服」...
このスマート制服は児童・生徒が許可なしに学校から出た場合、自動で音声
アラームが作動するとし、さらには学校の ..... そういう風にすると現在、
中国国民をネットで監視したり不審と思われる人物を逮捕する仕事している
大量の共産党員の仕事が無くなってしまうのだよ .... 日本でも同じような
システムがあるだろスマホやICタグを持たせて登下校管理、居場所の親への
メール送信をする… >

▼ これに顔人称を組合わせれば、生徒同士が制服を取り替える不正も防げる。
 現在、日本でも防犯カメラが町に多く張りめぐらされ防犯に役立っている。
世界主要都市の観光名所、空港では、テロ対策もあり、一般が想像できない程
の監視体制という。歌舞伎町では、当時の石原都知事の英断で街頭カメラ防犯
管理を徹底、犯罪が激減をした。当時のリバラル派の野党が反対をしたが…
 顔認証だけでなく、歩行認証も普及しているようだ。 各教室にカメラが
据え付けられ、生徒の目線で、本人のやる気を計るシステムも可能。
 タクシー、運送業界は既に位置認識、車内外のカメラ等の防犯、勤務管理が
既に行われている。プロ野球の審判の頭にカメラをつけた映像はなかなか
迫力がある。宇宙衛星からカメラで世界中の街頭でテロリストを探しだす
認証システムもあるのでは? 怖ろしい?のは、スマートフォンのカメラ、
ビデオ機能。これがチェックされずにネット上で拡散されること。
土日・祭日はYouTubeに重点を置いてTVをみるが、その生々しい迫力はドラマ、
映画に匹敵する。ドローンと街頭カメラ、そして十手持ち機能が、各人の
スマートフォンとするなら、間違いなく不正は減って然るべし。ベストへの
パソコン機能組込みは、以前から開発されていたようだが、先ずは制服。
 いま一つ。 数ヶ月前、数年ぶりの海外ツアーからの帰国の際の、
入国審査がセルフ方式になっていた。監視カメラの前に顔を突き出し、
パスポートを擦りつける方式。 何じゃこりゃである。

・・・・・・
6138,読書日記 <55歳からの「一生モノ」入門>
2018年01月02日(火)
       <まだまだ人生は変えられる、39のお楽しみ2013/>       
                 朝日新聞 「55プラス」取材班
 もし、私が50歳代前半なら、この本は、非常に参考になったはず。
平均余命からすると、今からでも何か新しいことを始めるに遅くはない。
 5年半にわたる家族総掛かりで看た認知症の母親を看送った51歳時に、残り
30年を如何に充実させるかと考えて思いついたのが、秘異郷ツアーの難易度
アップと回数。そしてパソコン+ネット世界への移動の決心。そのトレードオ
フとしての事業拡大からの転換。これで生き方が大きく変わった。
朝日新聞が、団塊世代に向けた連載を編集して4年前に出版されたもの。
  
   〜アマゾンの内容紹介より〜
<長寿大国日本。今や、定年後の人生が圧倒的に長く、ありあまる時間と体力と
お金をもてあます人が、どんどん増えています。本当に豊かな人生を送るため、
今の日本人に必要なのは、「夢中になれるほどハマる、運命の趣味や生きがい」
と出会うことー ー老後をもっともっと楽しく暮らせるように。未知の世界で、
新たな幸せを味わうために。中高年から始められる&中高年だからこそ楽しめる
「人生を変えるお楽しみ」を紹介! 2011年から朝日新聞で始まった好評連載、
待望の書籍化。初心者の体験談から費用や教室情報まで、朝日新聞ならではの
確かな取材力で実用情報も満載です>
――
▼ 図書館の返却コーナーで見つけて借りてきたが。私が55歳の頃、自宅近くに
 出来たソフトハウスの一角でパソコン教室を始めていた。そこで、糸井重里・
主宰のウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』のように、「一日一文章の書き込み」
を目指した個人HPの作成をと、週に2回の割で通いだした。その頃にブログが
チラホラと出始めていた。 以来16年8ヶ月、ほぼ、欠かすことなく書き続けて
6130数回に至った。一生モノの目安の10年をゆうに超えた。
 毎日、休むことなく書き続けるのは並大抵ではないが、習慣化の力は思いの
外に強い上に、その蓄積が内的充実感を強くしてくれる実感がある。 内容は
ともあれ、全エネルギーを投入した言葉は、数年後に読み返えすと、その時点
の自らの‘魂の痕跡’を確かに感じ取ることが出来るよう…。 図書館や書店や、
ネットのテーマ探しを含め、1テーマに「2時〜4時間」は要する。秘訣はない!
あるのは全エネルギーの投入だけ。 「全エネルギー投入、1万時間」が、プロ
の目安になるが、既に1万5〜6千時間を投入した割りには、あまりに貧弱である
のは自明。年に数回は、何も思い浮かばないスランプに陥るが、そこを何とか
書上げたテーマと内容が、後で読むと、何故か出来が良いことが多い。
 この頃、新潟駅前の事務所近くに、ビデオレンタルショップがオープン。
週末に数本の「映画モノ」を借りる習慣が出来ていた。その後、地元で「蔦屋」
のビデオレンタル店が開店。その数年後には、WOWOWが開局し、加入した。
本来の「読書お宅」に、「ブログお宅」、「TV映画お宅」が加わり、そこに、
ネットサーフィンをしているため、一日の大半が、TV、パソコン漬けの日々に
なって現在に至っている。バカになるのは充分に承知。これに週一の居酒屋と
スナック通いなら、身体と脳に良いわけがない。しかし、未知の探求と、知識
をパック化する楽しみは何ものに変え難い。人生、夕暮れ時が最高というが、
日没辺りの寝入りしなの団欒も、また楽しい。<260万年来のデジタル進化の
恩恵を受けない人生なんぞ、何が人生か>である。しかし、酒とドラック並み
の虚構、妄想世界であることも事実。問題は、コントロール。それに失敗して
堕落したのが私ですか。結局、ここに至るが、確かに間口は広く、奥行きは深い。

・・・・・・
5771,閑話小題 〜今年も多難な年
2017年01月02日(月)
  * 誰も分からない今年のブラックスワン
 去年の初頭に、まさか英国のEUからの離脱と、アメリカ孤立主義のトランプが、
大統領に選出されるとは誰も予測できなかった。これは歴史的大変動を呼ぶ
ブラックスワン? 日本にとっての歴史的節目は、蒙古襲来、黒船到来、太平洋
戦争と敗戦である。アメリカがアジア進出の足掛かりとして、強く開港を求めた
結果、鎖国によって曖昧であった体制を、『国家』としての日本を外向きにも
創りかえる機会になった。そして太平洋戦争による敗戦で、アメリカの隷属国家
になって現在に至っている。それが、アメリカの経済体制の弱体化でグローバル
政策を見直すと主張した泡沫候補が大統領に選ばれたというから、日本にとって、
国家存亡の問題になりかねない。トランプの孤立主義は、EUの解体に連鎖する
可能性がある。これを切欠に中国がアメリカにかわって世界に更に進出する。
終戦後、米中の狭間で、巧妙に生抜いてきた日本。それが今年から思いもよらぬ
因縁を露骨につけられ揺さぶりをかけられる。この時代に原爆を持たない国は、
揺さぶりの最も狙われやすい対象。天気晴朗なれど波高し。その先は… ?
 ―――
 * 年末の紅白歌合戦、20年ぶりに
 年末の紅白歌合戦、この10年、いや20年間、終わりまでみることはなかった。
ところが寝室のTVを買換えたこともあって、臨場感に引っ張られて何と終わり
まで見てしまった。これが久しぶりの為か、新鮮に思えた。知らないうちに、
頭が固くなっていた自分の姿が、紅白の番組を通して見えてきた。会場の背景は、
歌に合わせたデジタル映像が主で迫力がある。視聴者が大型液晶TVであることを
前提に進行。長年の間、見続けている人からすれば、私が浦島太郎だろうが。
踊り手などのアナザーに人たちが生き生きとしているのが、高画質の画面から
リアルに映し出されていた。誰が主役ということでなく、端役を含めた全員が
主役の時代。恵まれた時代の中で、生きてこられたことを心から感謝している。

・・・・・・
5406,新年に 〜「新潟県活性」について
2016年01月02日(
  * 新年に 〜「新潟県活性」について
 去年の二日のテーマの内容を、改めて読み返してみて、
この実行は、今さら遅かった、「20年、30年前に、こうすべきだった!」
という「べき論」で、今さらの内容。乗換えの在来線を延長すら出来ない
政治家と住民に、現在進行中の新潟駅再開発の延長としての新幹線の
延長など出来ようはずがない。計画案作成で下りたのが、正解である。
 せめて、廃線になった貨物線路跡に、モノレールをつけるべきだった、
これも「べき論」でしかない。「せっかくの新幹線も、宝の持ち腐れ」。
江戸時代の「天領」だった地勢上の有利さに市民が気づいていなかった。
 それにしても、踊らされても、面白い経験だった。

 多分にもれず、家族の新年会が元旦の行事になっている。
二人ともアラフォーで、わが身の高齢を実感する。そう遠くない先に、
私が欠け、そしてと・・と、家族が、消滅していき、中心が新しい
家族に移動していく。現在、グローバル化で、「国民経済」が、破壊され
つつある。家族制度も、戦後、長子相続から、権利は皆、平等の時代に
変わっていった。その上に、パソコン、タブレット、スマートフォンの
ネットの時代。ますます、家族制度が、根こそぎ変わろうとしている。
 その中で、やはり、国家としての保護政策も必要である。
世界も、日本も、未踏の世界に入り込んだようだ。


7614,閑話小題 〜生(生)の人生 ― ァ仝誼兇

2022年01月01日(土)

   * さて元旦ですか!
 新年明けましておめでとうございます… 今年もよろしく願います。

パンデミック禍から三年目に入る。いざコロナ禍になってみると、世界が被害に
鈍感になっていることに唖然とする。しかし事態は続いていく。
≪ ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の新型コロナウイル感染者
は日本時間31日午後2時時点で2億8652.3万人となっている。世界最大の感染国で
ある米国は累計5430.7万人、世界全体の18.9%を占める。米国の直近4週間の
感染者数は496.4万人と感染拡大のスピードが一段と増しており、世界中で群を
抜いて多い。累計の感染者数では2位のインドが3482.2万人、3位のブラジルは
2228.2万人だが、この2カ国の直近の感染拡大は落ち着いている。直近4週間の
感染者数が100万人を超えるのは、英国229.7万人、フランス181.0万人、ドイツ
113.0万人で欧州各国で感染が拡大している。 ≫
 ―
▼ 公表は累積死亡者数は514万だが、実数は、この3〜4倍と、言われている。
 まだまだ続くだろうが、死者総数は、最終的には数千万になるのだろう。
年内中には、ピークをむかえて、終息にむかうのが願いだが、そうはいかない
のが現実の厳しさ。独裁者には、この一連の事態は、権力把握にはプラスに
働くが、最前線で働く人たちにとっては、ギリギリの日々になる。見切りも
含めて、思い切った決断を要することになる。  …数年前の事!
‘事業撤退をして良かった! シガミツクこともない!’ と、1人、満足気に
言ったところ、目の前のホテル経営者が、語気を強めて…
<簡単に止められないから苦労している。家内が長期入院で、嫁はドライで、
事業撤退などしようものなら… 修羅場になる!>
 その時に、我が未熟さに恥ずかしい想いをした。それも、今さらだが!

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6866,閑話小題 〜元旦に
2020年01月01日(水)
   * この一年は大荒れか?
 何気なく過去の元旦の文章を読み返したところ、4年前に評論した文章に
出あった。起業を決意し、実行を始めた年から52年になる。4年前のテーマの
基点は1979年は40年程まえになる。 アラブと、中国が動き出し、ソ連の崩壊
が芽吹いた時期になる。日本はアメリカのアジア地区の、前線基地として、
経済の高度成長で右上りの時節。1989年のソ連崩壊10年前の、基盤の変化から
読み解いている。そして、現在の世界の潮流を、その流れと読むと、なかなか
の識見である。 日本も、1990年に、アメリカの手はずで、バブル崩壊。
国のダウンサイズの始まり、これは逆に見て幸運だった。千数百億の国家債権
を抱てしまったが、『永久国債』にして、氷漬けにして金利だけを返せば』
という楽観論もある。しかし、家庭内の金を貸し借りも、その限界を遥かに
超えると、致命傷に成る。 南北朝鮮の現状からみれば、まだ余力がある? 
オリンピックが近づくにつれ、国内事情に目が向き、世界情勢を読み違える
可能性がある。  〜それと天変地異の問題がある〜  昨年の台風19号。
これは、毎年、恒例的に首都圏を襲ってくる序曲… 
更にアメリカ大統領弾劾裁判と、大統領選挙。実に危ない。
ネット社会が現実社会を覆った影響が、これから、本格的に現実社会を変容
させる。日常が天変地異対策に当てられる。私的をみれば、健康的でいられる
のが今年だけ? ならば… 捨身で、我が道を行くしかない。
 去年は、購入予定のゴーグルと、電子図書を買わなかったが… 今年は、
まずは出だしに…? ますます、自分の豊潤なる?世界に閉じこもりですか。
 残るのは、自分の行蔵と物語だけですか。それも生臭い風と共に去りぬ!

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5405,2016年 新年に 〜すべては1979年から始まった
2016年01月01日(金)
     :『21世紀を方向づけた反逆者たち 』クリスチャン・カリル(著)
 新年明けましておめでとうございます  今年もよろしく!
   * アラブ人の欧州への民族大移動
 「21世紀は、重苦しい世紀になるだろう」という予測どうりに、テロと
恐慌前夜の黒闇が世界を覆ってきた。ここで、「現在おかれている問題の全て
が1979年を基点としている」と説いていう。グローバル化と、オゾン層破壊に
よる天候不順などによる不安定な状況下で、狂信的イスラム教のISなどの
テロと内戦から逃れてきたシリア難民問題。100万規模の欧州への流入問題は、
イスラム教徒のキリスト教徒圏への民族大移動の様相になっている。
この起因のすべては、1979年から始ったという説。一考に値する内容である。
 第一次・第二次大戦、冷戦下で、数百万、数千万人が虐殺されたが、
情報化社会では、それが白日に曝されるため、不可能。 〜その辺りから〜
  ★ すべては1979年から始まった
≪ 21世紀に入って、世界は年をおうごとに混乱をしてきた。第一次・第二次
 大戦と、東西冷戦の後の20世紀から、新たな世界の移行期の混乱である。
現在の世界の混乱は、『すべては1979年から始まった』という切り口が良い。
 イスラム対キリスト教の対立は7Cから始っていたし、自由主義と社会主義
の対立は20世紀早々に始っていた。しかし二つの大戦後からみれば、1979年を
基点とするのもよい。 〜まずは、アマゾンの内容紹介〜
【 なぜ、イスラム主義者や中国、市場原理主義は、ここまで台頭したのか?
「市場」と「宗教」が支配する21世紀を運命づけた時代の転換点と主役たち
を丹念にたどったリアルで刺激的な実録・現代史!
1979 年は、サッチャーが首相に就任、�眷小平が経済改革を開始、
ホメイニーがイラン・イスラム共和国を樹立、ヨハネ・パウロ二世が
祖国ポーランドを訪問、ソ連の軍事侵攻によってアフガン紛争が始まった年。
 本書ではこれらの出来事とその背景が詳細に描かれ、市場と宗教が社会主義
に替わって社会を再び動かし始めた1979年が歴史の転換点であり21 世紀の命運
を決めたと論じる。一見、無関係に見えるそれぞれが、実は「社会主義」が
大きな影響力を持った60年代にピリオドを打つ点で共通していたことが浮き
彫りになり、現代史に深く切り込んだドキュメンタリー映画のような作品。】
 ーネットビューアー の評論よりー
《 21世紀の世界に大きな影響を与えた人物たちが登場したのは1979年である
 という著者の考えを、数多くの証拠ともいえる事例を通して明らかにして
いく著作。こうして本書を通読してみると、この時代の出来事がお互いに
絡み合いながら、現代に繋がっていることがよくわかる。
・ホメイニによるイスラム革命が隣国アフガニスタンへ共産主義勢力への反乱
 を引き起こし、これがソ連を弱体化につながるアフガニスタン侵攻になる。
・また、共産主義体制のポーランド出身のヨハネパウロ2世という教皇の
 誕生も、東欧の共産主義体制崩壊への道筋を開くものとなった。
・中国では、�小平が実権を掌握し、79年に中国の急激な経済発展の
 きっかけとなる改革が始まった。
・イギリスではサッチャーが登場。新自由主義を標榜し停滞していた
 イギリス経済を見事に復活させる。
  ―――
  ☆ 印象に残った文章は次の通り。
:「ホメイニはマルクス主義のレトリックを盗用し植民地支配主義や
 不平等を非難するイスラム過激派のブランドを作り出した。」
:「ヨハネパウロ2世がいなければ、連帯運動はなかっただろう。
 連帯がなければゴルバチョフもいなかっただろう。ゴルバチョフが
 いなければ1989年はなかった。」
:「サッチャーと�小平の二人とも業績を上げるための適切なインセン
 ティブの重要性を強調し、一定の不平等は許容されるべきと考えた。」
◎イスラム過激派によるテロの脅威。市場経済を導入した一党独裁国家
◎中国の経済的台頭。新自由主義による格差の拡大。などなど現代の
  世界の多くがこの時期に形作られて行ったというのは実に興味深い。
それにしても、これらの反逆者たちが登場しなかったら世界はどのような
姿となっていたのだろうか。少なくとも、本書で描かれているアフガンの
賑わいは続いていたのかもしれない。
 ―――
▼ 第一次、第二次大戦、冷戦は、国対国、あるいは世界を二分にした
 戦いだった。しかし、現在のテロを戦法にした戦いは、数人で、いや
一人でも実行できるため、防ぎようがない。ネットで、情報網が隅々まで
張リめぐらされている。そこには当然、狂信的思想も自由にいきかう。
その上に、ドローンというミニヘリで爆弾の宅配便が可能ときている。
人類は21世紀で終わってしまう可能性があるという。これが徐々に現実味
をおびてきた。「世界は既に恐慌とテロ戦争に入っている!」は、大袈裟?

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6502,閑話小題 〜新年にあたり 
2019年01月01日(火)
 さあ、新年だ。いつもは予め書いた下書きを見直し、書き加えるが、今朝は
出たとこ勝負で、気の向くまま書く。今年は何といっても、天皇退位で「元号」
が変わる。改元で、昭和生まれが「平成」以前の「昭和」生れの二代前になる。
改元で、30歳で世代が明確な線引きされることを意味する。まして、その親、
祖父祖母は二重線が引かれる世代に、歳月人を待たず。 太平洋戦争終戦翌年
生まれの私の世代は、明確に過去の人。後期高齢年齢まで、あと二年なら当然。 
その反面、昭和、平成、「??」の3代を生きたことになる。「大正」から
「昭和」を跨いだ明治生れの両親の立場と同じ。両親が、大正を跨いだ時と
同じ思いだったことになる。
 昭和21年生まれの私は、終戦翌年から昭和を43年、平成を30年、生きた。
奇跡的といえるぐらい時代背景に恵まれていた。太平洋戦争後からの激しい時代
変遷の中で、なにやら「10倍」は濃縮した時代を味わえたのでは? 
私の心の中に、両親がいて、毎朝、仏前で感謝の言葉をかけたり、自己対話の
相手役になって語りかけている。私の想いの中で、現世を味わっているような。
人称でいうと、0人称の先とすると、マイナス一人称? 過去を振り返ると、
生きてきた現世すら、妄想?と疑わしいならば、頭の中の対話相手が、虚妄と
言えるかどうか? 平成も、平成天皇自らの御退位で、あっさりと終わる。
オリンピック東京開催より、心理的インパクトは遥かに大きい節目。
それぞれの人にとって、自らの『死』は、最大のイベント! だが、身近な
人も含めて、さほどのことでもなさそう。

 去年の新年は、北朝鮮の緊張の高さに驚かされる。

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5770,閑話小題 〜新年にあたり
2017年01月01日(日)
  * 新年は何か哲学的になるような
 毎年、『新年にあたり』の内容を読み返すたび、新鮮な気持ちのためか、
世界の潮流や、哲学的な内容に我ながら驚いている。少し大げさな感がするが… 
しかし、地球環境の大変動期に入り、政治経済も、情報機器の果てしない進化が
根こそぎ、私たちの現実生活のパターンを変えていることも事実。
1ヶ月前から量販家電のTV売場の散策をしているが、TV売場のメインステージ
には、55、60、65、75インチのアンドロイドTVが展示されている。売場全体の
3分2が40インチ以上。 ソニーとパナソニックの殆どがYoutubeなどが見れる
検索機能付コントローラが主流。画面も格段と鮮明になっているが、数割高い
ので、リタイア後の身にとって躊躇する。 これは、白黒からカラーTVや、
ブラウン管TVと液晶TVの段差より大きなインパクトがあるようだ?。7年近く前
の我家のTVとは雲泥の差がある。これはTVというより超大型情報端末。
 テレビと、タブレットPCを購入して6年前後も経っている。パソコンは8年モノ
が二台、今でも現役で使っている。
 地球外からの視線を仮想して、「お前は地球に何しにきた?」と言われれば、
「手付かずの大自然の創造物と、進化した猿の人間が、文化と文明を広く深く
見るため、政治経済、芸術などに順応、手助けに来ました」と答えるだろう。
ならば、TVとネットが融合した情報端末で、まだ見ぬ大自然と、芸術作品を、
これをフルに使えば良いことになる。 家電売り場のTVの前のベンチに座り、
茫然と見たが、その世界は異次元世界であった。
 パソコンでみたムササビスーツの滑空映像が、これで見てみると、臨場感が
更に高くなり、たまらなく面白い。今年は、360度視界のバーチャルリアリティ
の眼鏡が本格化しそうだが… ÝouTubeで4kカメラで撮った映像を、4kTVで
みる時代である。裸眼で見る世界より、遥かに鮮明とは、これ如何に! 半面、
科学は人間を滅亡に… 数年しか残された人生は無い?と、自己設定をすると、
世界は銀色に輝き光る。 やはり、<死んでしまえば、それまでよ!> 
生きていればこそ、甘じょっぱい。 2017年元旦 AM5時半 少し寒い。

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6137,閑話小題 〜2018年: 新年にあたり
2018年01月01日(月)
 数年分の大晦日の総括を読んで思ったのが、政治家でも、もの書きでも、
学者でもないのに、我ながら真面目くさって書いているものよと驚いている。
第三者からすれば、この感がより強いはず。何のためというより、自分自身の
ため新しい知識と、情報と、節目の気持ちを垂直にたてた備忘録になっている。
 内的生活の公開にもなるため、言動の自己調整の役割もある。
これを続けていると、心が落ち着き、脳内を真空に近い状態に保つ効用もある。
去年後半に思いついたのが対立軸を持った複数の視点を持った対話形式。自らを
「珍獣」と卑下?し、具体的に書けない対象を「珍ころ」とした対話形式で、
問題を浮かび上がらせた。「珍獣」は野良犬か、野良猫。「珍ころ」は座卓犬
などのペット。珍獣はアメリカの動画投稿に出てくる、屋敷内に闖入した、穴熊、
狐、時には鹿。「珍ころ」の飼犬との争いになる。「珍獣」は人間社会のルールを
知らないためか、早々に駆除される運命にある。これも、人間が命名しただけ。
人生を俯瞰すると、どうしても、この対立軸の壁に直面する。特に節目に。
 また「珍獣」の北朝鮮。「珍ころ」を韓国、日本。飼主は中国と、アメリカ。
但し北朝鮮は中国の「珍ころ」が野犬化して「珍獣」化し、あとは、薬殺か、
射殺か、兵糧攻めの餓死一歩手前状態。いや、そう演じているのかも? 
その隣国の日本は、その恐怖から目を逸らすため「東京オリンピック」に精を
出すしかない。時を同じくして、あと一年数ヵ月で「平成」に年号が変わる。 
 今年は、更に緊張が高まり、開戦一歩手前事態に。いや、既になっている。

熊さん: 何か、ドエライ話なっているが、本当に戦争が起こるのかい。
大家:「気違いに刃物」が北朝鮮の核弾頭なら、アメリカは必ず攻撃するよ。
八つぁん: まずは今月前半が2割の確率とみるが、絶対にない!と祈りたいよ。
大家: そりゃ開戦ともなれば、数百、一千万単位の死傷者が出るよ。
八つぁん: 悪いことに、日韓の殆どの人がスマートフォンをもって、殺戮現場
  の写真が、こと細かく世界に受・発信される。でも開戦しかないだろうね。
熊さん: 東京か、稼働している原発に打込まれると、日本は壊滅じゃないかい。
  既に、かなりのスパイが潜入しているから、どうとでもなるよ、この国は。
大家: 私の推測だが、2〜3年内なら9割の開戦確率? になる。ということは、
  東京オリンピックの開催は、9割はない? その前の冬季オリンピックは?
八つぁん: 心構えの糸だけは張りつめておいた方がよいということ。有得ない
  ことが起こるのだ娑婆。人生を俯瞰すると、大方がそれで決まっていたよ!
熊さん: そういわれると、これが常日頃いわれる「ブラックスワン」ですか。
  これじゃ夢も希望もありゃしない。紅白で、女子高生達が、バブル期の
  服装で、バブリーダンスをしていたが、分かるよ、それ! 同じ阿呆なら…

・・・・・・
5040,2015年の新年にあたり ー1
2015年01月01日(木)
  新年明けましておめでとうございます  今年もよろしく!○┓
 まずは身近な話題から。 北陸新幹線が3月にオープン予定だが、この開業
が新潟にどのように影響するか。 金沢の衣料チェーンに20歳代半ばに、
一年半ほど修行を兼ねて勤めていたこともあり、その辺りの土地感が少しある。 
観光資源が非常に恵まれており、名古屋など中部圏、京都、大阪などの関西圏
からも近いことや、加賀百万石の歴史があり、能登半島、白山連邦、若狭湾など、
観光資源の雲泥の差がある。そのため、新潟県には、マイナス効果が甚大になる
心配がある。オープンすれば、日本海側の拠点基地としての本幹が北陸新幹線に
なってしまい、上越新幹線は袋小路の枝になる。現在の日本と中国との関係に
似てる。10年スパンで一度の割りで、車で遊びに行くが、数年前に行って驚い
たのが、着々と進んでいるオープンに合わせた道路網などの整備。 北陸三県に
とって、この開通は、大きなインパクトを持つことになるが、新潟にとって?
 8年ほど前に、新潟県の活性化対策案を学生時代の友人に頼まれて、
知人の経営者を集めて知恵を借り、共同で半年がかりで作成したが、その対策を
ほぼ実行してないのが実状。次回に、当時の活性化案について、取り上げるが、
要は、新幹線を新潟駅の先にある整備線路を延長した新潟新空港駅をつくって、
日本で始めての飛行場・新幹線乗り入れをし、新駅までの沿線に、アジア大陸に
向けた拠点にすべきという案である。としても、時すでに遅しだったかも?
 この時点から、新潟県の中越地区の地震が立て続けに起き、リーマンショックに
至り、トドメが、東北大震災となり、あっ気なく事業がダウン。活性化案の作成で、
私たちの役割は終了したが、今から考えてみて、もう新潟県には、それを推進する
力が無くなっていた。実感したことは、角栄が残した高速道路、新幹線などの
インフラの遺産に対し、その価値が全く見えてなかったことである。
新潟市は、江戸時代の天領で、幕府直轄の飛地の意味が庶民には分からなかった
ということ。新潟にとって、いやアジア大陸からみたら、世界地図は、ひっくり
返してみれば、この飛地の価値が分かるはず。しかし、その価値は石川が遥かに
あることも事実である。 としても、飛行場、港湾基地、新幹線終着駅、高速道
などが、重なっている日本海に向けた天領という要素を含め、政治家があまりに
小物しか出てこなかったということになる。私の学生時代の交通アクセスの
専門家の友人が曰く、「何をしてきたのでしょうかね!」という言葉が残った。
 達磨つくって、目玉入れず! ということ。この数年、ここで書いたことが
大問題となる?いや「見て見ぬふり、見ても見えず」。あの首長のア??二人!
 実は、これ少なくとも30,40年スパンの政治課題、あの二人様に関係ない?

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