過失軽薄日記
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管理人は現在杭州にいますが、どこにいようとうすらオタク気味です。 2008年頭に帰国予定。大陸に至った経緯は2006年3月22日あたりをご覧ください。

文中でリンクされている箇所は別窓で開きます。

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2006年04月22日(土)/電車に乗って魔都を訪問。

人と会う用事があり、列車に乗って上海へ行きました。

杭州は上海から比較的近いところにあります。杭州から上海へは大体、列車か長距離バスを用います。列車で快速(特急のようなもの)に乗って大体2時間半くらいでしょうか。座席には軟座(いい席。少し料金が高い。)と硬座(よくない席。安い。)があります。

私は今回、初めて中国の電車に乗るくせに一人で行かねばならぬため、安全を期して軟座を選択してみました。軟座は指定席なので楽です。それと、料金が高いといっても40元なのでそれほどでもないです。中国は交通費は総じて安いのです。

いざ列車に乗り込んでしまえばあとは到着するまでぼんやり景色でも見ていれば良いのですが、2時間半くらい延々平地の景色が続き山が見当たりません。どういうことだろう。

さて、車内では切った西瓜やアイスや茶やインスタント麺などが販売されます。麺だけ渡されてもと思っていたら、湯を注ぐ係りの人が巡回しており、頼めば湯をくれる模様。到着間際には湯の人はゴミを回収する人になっていました。

列車の駅に到着後はさらに地下鉄に乗り上海市の中心部に行きます。地下鉄は日本のやつとあまり変わらない感じ。

約束の時間まで間があったので通りをうろうろしてみたら、あまり人が多すぎて一挙に疲労。しかし、僧の集団が今風の若者(眼鏡ッコ)と談笑しながら歩いているのを見て心和みます。観光客風の人が多い中、一人で歩いていたので地元民だと思われたのか、道を聞かれたりして怯えました。あやしい発音で「我、我…不、知、道」と言うのがやっとです。不審者のようです。もう人が多すぎて本当に恐ろしいのです。なのに何かのセールスっぽい人が容赦なく話しかけてくる。何言ってるのか分からん。恐ろしい。そんな中、中国人の観光ツアーらしき集団が旗を持った人に引率されているのが目に入ります。こいつら言葉が通じるのに引率されているなんて…妬ましい…!こっちは日本語しか分からないけど一人なんだよ!超怖いんだよ!などと八つ当たりっぽく大変理不尽なことを思いながらも、約束の時間になって無事人にあえて安心。

上海ではカレーやビフテキなどをたらふく食べました。来る以前に腹を壊していたこともあってやつれており、飢えた人だと思われました。違うんですよ。杭州にはカレーとかないんですよ。いやたぶんどこかにはあると思うんですが、まだよくわからないので。

総括すると、私の上海の印象は、恐ろしいが食べ物は素敵ということになるでしょうか。店がたくさんあるので買い物好きな人には楽しい所かも。

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2006年04月15日(土)/いろいろな甘い罠。

腹の具合があまり良くないため、正露丸を飲んだりしています。なにか悪いものを食べたか飲んだかしたのであろうと思われます。しかし何が原因であったか考えようにも、心当たりがありすぎて特定が難しい。一応気をつけていたつもりなのですが。気をつけているのに心当たりが沢山とは何事だ。

ともかく、こういうときには粥が良いだろうということで、缶詰で売られている粥を買い求めました。黒米粥とあり、大変身体に良さそうです。しかし、食べてみたら、あ…甘い…。材料が黒米なだけに暗褐色をしており、なんだか汁粉を食べているような気分に。おやつじゃないのに。というか私は甘いもの苦手で汁粉とか食べると冗談抜きで気分が悪くなるのですよ。いや粥なんですが。粥なのに。「落ち着け。これは汁粉ではない。正真正銘粥だ。考えるんじゃない、感じるんだ。」とか思って頑張ったのですが、自分はだませなかった。思うに、一生懸命粥だと考えていたのに、感じてみたら甘かったのが敗因か…?もうわけがわからぬ。助けて。

ほかにも、ペットボトルの緑茶やウーロン茶が売られているのはいいのですが、なぜか執拗に糖が入れられておりうかつに飲むと大変です。杭州は龍井茶という緑茶の産地で、皆ガンガンその龍井茶を飲んでいますが、それには何も加えずふつうに飲んでいるではないですか。何故。さらに、パンも甘いです。菓子パンなら別にかまわないのですが、普通の食パンが甘いです。为什么你们想那么加上糖?(訳:あなたがたはどうしてそんなに糖を加えたいのですか。(語学留学生らしさを醸し出すため中国語で表現。))助けて。

こちらに来て以来、食べ物はたいていおいしいと感じているのですが、たまにこんな甘い罠があり難儀しています。甘いもの苦手な人にはちょっと厳しい環境ですなあ…。

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2006年04月09日(日)/古装片の氾濫。

そういうわけで、さっそく電視(テレビ)ばかり見ています。私は日本ではテレビをほとんど見なかったので珍しいことです。数多くのチャンネルでドラマが放映されていてとても楽しいです。日本にいたころ射雕英雄伝などを見た経験から、中国の古装片は随分と愉快なものだと思っていたものでしたが、こちらではどうも電視劇の一大ジャンルとなっているらしく、そんなのばっかりやっています。好きなので楽しく見られるのですが、あまり沢山あるとなんかさっぱり区別がつかぬ。

それでも、変なかぶり物等でつきぬけてしまっているものは、やはり色濃い印象を残すものです。斉天大聖2とかいうやつなどは、西遊記をベースにした物語らしいのですが、伝奇物であるというのをいいことにやりたい放題でした。全員特殊メイクかよ。我が目を疑います。ほんとに。
それで、二郎神君が出てきたのはまあ良いのですが、いやあの哮天犬がですね、なぜ人型なのですか。…擬人化? 孫悟空や猪八戒などよりよほど人間じみています。他のキャラはさんざん人間離れさせておいていて、犬だけは人型にするとは何事なのか。

昨日の記述の如く適当なチャンネルめぐりをしていた時、うっかり目に止まったのを少し見ただけであるし、言葉も良く分からぬ状態なので、何か私のあずかり知らぬ事情があるのかもしれませんね。

なによりも愉快なので詳しい情報を得るべく、もう少しじっくり見てみたいのですが、何時から何チャンネルでやっていたんでしたっけ…? ダメだこりゃ。

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2006年04月08日(土)/頻道大激増。

チャンネルが増えた。ヤッタ YATTA!

ケーブルテレビにするとチャンネルが増えるらしいです。
私の部屋は、デフォルトの状態だとチャンネルは7つほどでしたが、これが一挙に63チャンネルに。多いな。
ともあれ、中国はテレビのチャンネルが沢山なのも魅力なので、これで自分の部屋でも満喫できるようになって嬉しい限りです。どうも言葉が良く分からないので内容もそれほど詳細な部分まで理解できるわけではないため、じっくり一つの番組を見ることができず、63あるチャンネルをひたすらぐるぐる回し続けるだけになってしまいがちです。それでも楽しい。

こちらの放送は、日本のTV放送と比べるとCMが挟まる回数が少ないようです。しかしその分、いったんCMがはじまるとやたら長いような気が。しかもCMの種類自体はそんなに多くない…?

そのため、始めのうちはCMも楽しんでいたのが次第に飽きてきてしまい、CMが始まると別のチャンネルに回す習慣が身につきつつあります。そしてまた、チャンネルをぐるぐるまわすことになるのでした。そして気が付くと、もともと自分が見ていた番組がどのチャンネルでやっていたのか分からなくなるのでした。落ち着いて観ろ。

どうもシャンプーの宣伝がやたら多いような気がします。あとはマクドナルドとケンタッキーとかお茶とか洗剤とか歯磨き粉とか携帯電話とかでしょうか。消費者金融のCMはありません。当然といえば当然な気もしますが、最初はちょっと新鮮でした。

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2006年04月03日(月)/眼鏡太極拳。

毎週太極拳の選択授業があるというので参加。老師は素敵な眼鏡っ子のくせして、すばやい武術の動きなどをガンガン披露してくれます。眼鏡と武術の華麗なる融合。そうしたら、実は最初に来た老師は臨時の人であり、次週からは別の老師がやって来ました。やはり眼鏡っ子でした。眼鏡と武術の華麗なる融合その2。というか初っ端から代理だったのかよ。しかし、眼鏡と武術の二つが満喫できるなどまさしく天佑であります。意外に豊富なのか眼鏡武術家は。

真の老師はさりげなく李連杰とか霍元甲を話題に上らせたりして大変素晴らしいです。手にしていた武術のテキスト(?)には李の若き頃の写真が載っておりそれを皆に見せる老師だったが、反応していたのは私だけでした。生徒が女子ばっかりだから仕方ないんですよ…。なんだかすみませんね真眼鏡老師。

しかしそんな本に載っているということは、武術界的に今なおやはり李は重要な感じなのでしょうか。ちょっと興味深いですね。

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ヤケパチ |電信家頁

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