過失軽薄日記
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管理人は現在杭州にいますが、どこにいようとうすらオタク気味です。 2008年頭に帰国予定。大陸に至った経緯は2006年3月22日あたりをご覧ください。

文中でリンクされている箇所は別窓で開きます。

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2002年01月25日(金)/必見!おやじリファレンス。

武将プリンセス(もうよせ)作成に当たっては、三国志7武将FILEという本を、間違った感じに嫌というほど活用しました。本来は、ゲーム三国志7関連の書物であるため、攻略時にはゲームに必要なデータを得ることが出来、ついでに簡単な武将のプロフィールもたちどころにわかるので、とても重宝するアイテムです。
そればかりではなく、五百人以上登場する武将の顔グラフィックが全て載せられているため、私に悪用されたりもするのですが、それはどうでもよくて、なにしろ漢だらけであり、若者からじいさんまで、つまりゆりかごから墓場まで(言いすぎ)、実に多くの顔を楽しむことが出来るのが圧巻です。これだけの人数にわたる漢の顔を描き切ったコーエーの絵師には賛嘆するほかありません。
若者も趣深いのですが、殊にオヤジの顔は、格好良い顔から悲惨なものまで実に多岐にわたっており、見ていて飽きぬどころか薄ら笑いを浮かべてしまうほどであります。もし、何かの折にオヤジの顔が必要になり、ネタが尽きて困ったときなどには是非この武将FILEを参考にして、霊感を得る助けにしたいものです。これからもコーエーには沢山の良質なオヤジ顔を排出し続けていただきたいものです。

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2002年01月24日(木)/言い訳を聞いてください。

この前恐る恐る繰り出した武将プリンセス(嫌なコードネーム)は、三国志ファンの人が怒るのは最早覚悟の上で、いつでも平謝りする用意があるのですが、さらに、女子向けゲームのファンの人もあまり良い気持ちはしないかもしれないので、全く破れかぶれです。無論、こちらのほうも謝る準備は万端です。
わりといつも、好きなものに対しても突き放したような書き方をしてしまったりして、年がら年中素直になれない人生を送っていることもあり、今回もそのような感じで文章を書き綴っていますが、私は基本的に嫌いなことに対して言及することは皆無であり、指一本動かす労力も使いたくないのです。従って、サイトでわざわざ取り上げたりすることは、大体好きな事柄に終始しますので、そのようにご理解いただけると幸いです。絵柄を真似たりなんて、かなり好きじゃないとやりません。…じゃあ、萌えギャル絵もかなり好きってことですか。まあ好きかも。なんか変な風に中途半端にリアル志向でアグレッシブめで小洒落たサブカル風味の、ことさらにポップだったりキッチュだったり時にはダークだったりするのよりは随分と好感を持っています。何しろとてもかわいいし。やれやれ。

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2002年01月20日(日)/癒しの道も一歩から。

世間に、「癒し系」なる言葉が満ち溢れて久しい。突然だが、広く一般に「癒し系」と称される女子などが、ふとしたことで自らの心の琴線に触れた場合には、「萌え〜」ではなく、「癒え〜」とコメントするのが妥当なのではないだろうか。
さっそくこういった用法で例文を作ってみる。まあ、こんな感じだろうか。

「私の場合、もっぱら自分の家の猫が癒えだ。奴等の癒し力ときたらとんでもなく強力なのだ。なにしろ、変なポーズで眠っているのを見るだけで、こっちは激癒えなのでびっくりする。腹に手を差し入れ、手触りと弾力を楽しんだりするのもモリモリと癒えるのでやめられない。休日は猫に限る。超癒え。」

癒えの修飾語に、モリモリだの超だの激だのを用いるのは適切ではなさそうなのが問題点だ。モリモリ萌えるのもかなりイヤな感じなので、この点は引き分けだが。しかし、ならばどうやって通常の癒え具合をはるかに上回る状態を表現すればいいというのか。難しい。

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2002年01月19日(土)/危険な胸毛、安心なちょんまげ。

「ひげ税」のピョートル大帝は、ロシアの西欧化を進める一環として、ひげを生やすことを禁じたというが、何故ひげが西欧化の妨げになるなどという結論に達してしまったのだろうか。どう考えてもひげは関係ない。側近の人々は誰も突っ込まなかったのか。いろいろと愉快な問題帝王だったようだが、それでもロシアの西欧化を進める上で重要な役割を果たしたというように、世界史の教科書には書いてある。はっちゃけ帝王とは一言も書かれていないが。それこそが面白い点なのに。
それにしても、ザンギエフが、ピョートル大帝の時代の人でなくて良かったとつくづく思う。ひげのないザンギエフなど到底ありえない。それに、彼の場合、胸毛も豊かなので、下手にピョートルの目に付いてしまうと、「胸毛税」施行の隙を与えてしまいかねない。そしてそれを誰も突っ込まない。
さて、政治の中枢にある人が西欧を視察して、その進みっぷりに驚き、自国の状況を顧みて危機感を覚え、焦って西欧化を進めたというのは、日本も似たような感じだといえるだろうか。
日本の場合は、ちょんまげをやめてザンギリ頭にするのがオシャレ、ぐらいに留まっており、あくまでもちょんまげを貫こうとする者に「ちょんまげ税」などが課されることがなかったのは、国民にとってたいへんな僥倖だったと言えよう。

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2002年01月18日(金)/愉快語連鎖でハイスコアを狙え。

な…なんとかなりそうでよかった(仕事)。やばそうだったわりに、いつもより息抜きも大量に行った気がするが。資料等が相当やっつけ仕事なので、次の修正からさりげなく微妙なマイナーチェンジを行ってみたりしないと。姑息すぎる…。

16日の日記で言及した、「憤死」に関することだが、このようにして死ぬことで、この言葉を後の世の学生に知らしめることになった「ボニファティウス8世」も、なかなか生暖かい語感が印象深い。「ボニ」のあたりがまずいのだと思うが、どうであろうか(聞かれても)。
名前もさる事ながら、教会の力が強大であった時代に、教会の大ボスである教皇という身で、さらわれて幽閉されてしまうというのも大変インパクトがある。もっとも、被害者のボニファティウス8世がとんでもないというより、拉致したフィリップ2世が大胆なのだろうが。
そういえば、教皇が幽閉された土地「アヴィニョン」も、真っ向から受け止めてみるとなかなか面白げな名前と言えよう。「ニョ」のあたりがよくないのだと思うが、どうであろうか(聞かれても)。

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2002年01月16日(水)/愉快用語頻出に御用心。

昨日、非常にゴリゴリと進めたにもかかわらず、依然として余裕で仕事が間に合わなさそうだ(矛盾っぽい)。
そんなときに限って、昔世界史で習った「ひげ税」とかを思い出す。しかも、資料図版として教科書にあわせて載せられていた、「ひげを刈られる貴族」の絵も一緒にだ。ピョートルもろくな税を取っちゃいない(この言い草は何様ですか?)。思えば世界史は、妙な語感の用語を数え上げたら枚挙に暇のない、魅惑に満ちた蜜溢るる分野であった。
愉快名の筆頭としてはやはり「ヌルハチ」を推したいが、他にも埋もれさせるには惜しい逸材がいくらでも挙げられる。

「ムラービト朝」…この王朝を作った「ベルベル人」も
  わりとうろんげな語感で捨て難い。
「セポイの乱」…当事者のセポイさんたちには悪いと思うが、
  ついじっくりと語感をかみしめたくなる。セポイ。
「プガチョフの乱」…当事者のプガチョフさんには
  悪いと思うが(中略)。プガチョフ。
「フスの火刑」…火刑に処されたフスさんには申し訳ないが、
  フスって言われても。
「憤死」…学生は皆、世界史の学習によりこんな素敵な
  言葉があることを知るのであった。
  世界史の中でも最高の謎として名高い。
  怒りすぎて死ぬって一体。
「完顔阿骨打」…見るだに痛そうな名前と言う着眼点において、
  他に類を見ない。
「米騒動」…世界史用語ではないが、捨て難い。
  思うに「食べ物名」+「騒動」がよくないのであろう。
  プリン騒動とか、イチゴ騒動などがあったとしても、
  名称から受ける印象だけで判断すると、
  とても真面目に騒いでいるとも思えない。

なんか焦燥が極まるあまりに、思考内容もとりとめがなくなってきたようです。ああ。これでブツができたとしてもまだ動作テストと資料がまるきり手付かずだよ。テストはいいとして資料まで間に合うかなあ。だいたいよく考えたら、ソースコードだけ渡されて、仕様書はないなんてけっこう無体なんじゃなかろうか?それさえあったらいろいろ楽だったのに。

ところで、ひげ税のことをより詳しく知るために、ネットで検索したので、ご参考までにURL紹介を。

ひげを刈られる貴族の画像(真ん中らへん)
ひげ税(ページ内「ピョートル大帝」の項)
ピョートル大帝
↑これを見るに、彼ときたらとんだハジケ皇帝だった様子。ひげ税だけじゃなかったのかよ〜(微笑)。ピョートル、あんたって人は。あんまりなので、なんか一歩間違うとファンになりそうだ。
ファンになっている場合ですか。

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2002年01月15日(火)/自業自得→気分転換→逃避行動

ぐはッ(吐血)! ふと気が付くと、何やら仕事の納期的に相当危機めいた局面を迎えており、ちょうヤバイ(あからさまに動揺を表明)。
どうも昨年末から、仕事に対するやる気量が底をついた状態が続き、思うさまのんびりしていたのが仇になったようだ。つまるところ、現在のこの苦境は明らかに己の為せる業であり、心の中でこっそり誰かに責任転嫁して気を鎮めるなどという技を使うこともままならぬ(非道)。いやしかし、最終的な仕様や納期がぎりぎりまで曖昧なままだったのもちょっと今回の問題点であるような気がしなくもないかなあと思ったりもするんだが。
それはともかくとして、果たして間に合うだろうか。かなり無理な気がする。
非常な焦りを感じているからか、階段等もつい小走りに駆け上ってしまいがちで、挙げ句に、けつまづいて脛をしたたか打ったりもした。階段昇降を速やかに行ってどうするというのだ。痛い。
そんなわけで現在、望んでもいないのに、自分の限界を試す羽目になってしまい、理不尽な緊張を強いられており、数瞬おきに、何もかも投げ出してみかんでも食いたい衝動が湧き起こるのをどうすることもできぬ。が…頑張らないと…。諦めたらそこで試合終了だYO−! ところで、少しでも臨場感を醸し出すために、この文面は仕事中に作成しております。そして会社から入力DA!
…この後に及んでまだ内職をしておるのかッ!

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2002年01月07日(月)/年明けリベルタン(迷惑)。

お久しぶりです。年末年始休みが終わって私も普通の状態に戻りましたので、ネットの方も通常回転を始めます。何かおかしい。別に、休みだったからといって、日記を休もうとは全く考えていなかったんですが、結局そういうことになってしまいました。休み中は、旅行に出かけたなどということもまるでなく、アクティブっぽい言動も一切おこさず、自宅で思うさま放心しておりました。ああ楽しかった。何もしないって素晴らしいです。

そうはいっても、29日は、例のコミケ冬の陣に参戦して来ましたよ。毎回毎回飽きもせず。今回はハリポタが旬だろうなあと思って、ウキウキしながらその付近を回ろうと目論んでいたのですが、かのジャンルは異様に強まった旬だったらしく(どんな旬だ)、すさまじく混雑しており、進退極まった挙げ句に圧死しそうになったので、全く様子を見ることすらできず逃げ出すしかありませんでした。本当にムチャクチャ混んでました。あの乱戦をかいくぐって本を入手した人々はまぎれもなく勇士です。というか東は全体的に恐ろしく混み合っていて、移動するだけで気力が尽きたためジャンプ系も回れませんでした。ライジングとか仙人とか忍者とか囲碁が見たかったのに。そんなわけで、すっかり敗残兵の気分で西に落ちのび、幻水地域を巡回していろいろ買い漁り、多少回復しました。しかし、幻水ジャンルに限りませんが、最近の人は皆絵がすごく上手くて感動ですな。私も、うかうかギャル絵がどうのとか言ってる場合じゃないという感じです。

幻水地域では、水彩の生絵(生って)を飾ってらっしゃるサークルさんがいくつかあって、それがあんまり美しくて素敵だったので良い物を見た喜びで逆上し、帰宅後、自分でも水彩絵の具で塗ってみたりしていました。かねてよりウェブ上でも幻水サイトさんで素敵水彩絵をよく拝見し、いいなあと思っておりまして、それがここへ来て一挙に噴出した形です。まあもちろん私なんかがいきなりやってみたって良さげなのが出来るはずもないんですが。
で、長い間放置していたため、チューブ内の絵の具が固まっていたり、水入れの水を猫がしきりに飲もうとするのを阻止したり、リンゴを丸々一個分食べて腹が一杯になりちょっと気分が悪くなったり、缶詰を猫にやったり、パレットの絵の具がすぐ乾いてしまって不便なので暖房を消して寒い思いをしたり、猫の喧嘩の仲裁をしているうちに、何か年が明けていました。もうちょっと粛然と年が越せないものなのか。嘆かわしいです。
それにしても、改めて描いてみるとアナログ絵は大変に良い風合いです。変なダサい色になったりして、失敗箇所は当然デジタル絵より多いとか、そもそも絵が下手くそだとか問題はありますが、それを差し引いても趣深さが違う感じです。単にデジタル絵に関しては私の腕が足りないだけという説もありますが。

ところで、私はテレビをいつも見ないため、今回の休みもほとんどずっと家にいたくせに、全くテレビを見ませんでした。テレビを見ないと全然正月気分になりませんな。いちおう雑煮は食べましたが。
さて、こんなに長々と休み中のことを書くくらいなら始めからその日の日記に書けば良かったと思わないでもないですが、まあいいです。自己完結的に一人で納得。今年初めての日記にして一人よがり勃発です。やれやれ。当サイトは、今年も多分こんな感じで出来る限りやっていく予定ですが、もしよろしければ、今後ともよろしくお願いします。

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ヤケパチ |電信家頁

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