ON LOTUS
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2004年10月31日(日) 猫の子

ウチの近所に、やけに人なつこい仔猫さんが漂流してきました。
見たところ…五から七ヶ月くらいだと思うのですが。
初めに見たときは、結構痩せ細っていたのですが、甘え上手なヤツで、最近は近所の人々をめろめろにして、方々でゴハンをもらっている様子です。
かくいうワタシもかなりめろめろです。
かつてないほどのめろめろ加減です。
それだけヤツに才能があるってことだなー。やははは。

人間大好きらしく(そして寒いせいもあってか)やたらと膝に上りたがります。人間椅子ですか…。
飼えるものならとっくに飼っていますが、残念なことにアパートでは飼えないのでございます。
このまま近所の野良猫として成長してゆくのか…飼いたいというひとが見つかるのか…。(一応探してみてはいるのですがね)
できたら暖かい家の中で過ごさせてあげたい季節です。

もし、責任を持って飼えるぞーという方がいらしたら…メール下さい。


2004年10月23日(土) 新潟地震

新潟の地震の余波で関東に生息しているワタシは軽く地震酔いでふらふらしていました。
乗り物は平気なのに。

本当に、ニュースで映し出される惨状には眩暈がしそうです。
地震の多い国…そもそも地震でできたであろうこの国ですから、地震が多いのは当たり前なのでしょうが。
一日も早く落ち着きますように。

被災者の方々に、お見舞い申し上げます。


2004年10月17日(日) 豆本

某所でも「豆本!マメホン!ま〜めほ〜ん!」と大騒ぎしていてうるせえよ…な、たけやんでございます。
豆本…作りに…とうとうというか、ようやく手を出してみることにしました。
豆本というのは…まあ、小さい本のことなのですが。
小さいと言っても、今回作りたい豆本は、縦六センチ横四センチ前後の大きさのもの。
だいたい、平均的なマッチ箱くらいの大きさです。
手のひらサイズ…といいますか。

青山に西洋豆本を専門に取り扱っている、リリパットさんというお店があるそうなのですが、豆本好きにはたまらない魅力の、たくさんの豆本がずらりと揃えられているというお店らしいのです。
これは是非に一度と言わず、二度三度…と、足を運んでみたいところです。
日曜・祭日はお休みということなので、まずは今作りかけの豆本練習第一号…そして二号を完成させて満足してから行ってきたいと思います。
ちなみに練習第一号、二号は、サイトの写真を適当にまとめてみた豆写真集です。
完成したら、サイトに載せてみたいと思います。
過程も載せた方がいいのかな。どうでしょうか。一体、見たい人はいるのでしょうか。
そもそも、ここまで見に来てくれている人がどれくらいいるのかさっぱり分かりませんが、もし見ていたら、もくじのページからひとこと述べてみて下さると嬉しいです。
よ…よろしく。(ドキドキ動悸)

気がついたら、左手の親指にちょびっと切り込みが入っていてびっくり。
いくら豆本が好きだからといって、あんまり夢中になりすぎるといけないという教訓を得ました。


2004年10月16日(土) 読書の秋です

■名香智子「マダム・ジョーカー 4巻」双葉社

お金持ちで美人で屈託のないさっぱりした性格の月光寺蘭子さんと、息子の十蘭、娘の奈蘭の繰り広げる物語。ゴージャスで時にスリリングな日常。なんともクセになる名香節。



■畠中恵『しゃばけ』新潮社

娑婆気とは「現世に執着する心」のこと。

廻船問屋の大店「長崎屋」の一人息子、一太郎は、「薬種問屋」を任された若だんな…だが、めっぽう身体が弱い。
主人公がこんなにひ弱で大丈夫なのかと心配になるほど弱々しい。
たまに店に出ても、疲れるといけないからと、ろくに働かせてもらえない。
かと思えば、気概の方は大したもので見目も麗しい、心優しい十七歳である。物腰はどこまでも柔らかく、礼儀正しい人物でもある。
長崎屋に勤める手代の佐助と仁吉は、実は小さい頃祖父がお守りにとつけてくれた犬神と白沢という妖怪が姿を変えたもの。
何故か、自分たちの身を賭して、一太郎を守ってくれる頼もしい存在でもある。
この妖怪たちも一太郎の両親共々、一太郎を溺愛するという調子。
こっそり家を抜け出して夜歩きしてみれば、人殺しの現場に遭遇して、追いかけてくる犯人から逃げ出さなければならない始末。
お金に不自由はないものの、使い道といったら近所の菓子屋で菓子を買うくらい。少しでも顔色が悪いと見れば、すぐに離れの寝間に追いやられて強引に休養を取らされてしまうは、近所の幼馴染み、栄吉の家まで出歩くのもいい顔をされないは、箱入り息子は箱入り息子で大変そうである。
離れには同居人であるところの妖怪たちが棲みついていて、そんな若だんなの話し相手になったり、時には手助けをしたり、菓子を食べながらお茶を飲んだり。
妖怪とのんびりお茶を飲んでなごむ。なんとも愛嬌があってほんわかしている。
その一方で、以前に目撃した人殺しは、江戸の町を震撼させる連続殺人事件に発展し、犯人はどうやら一太郎に的を絞っているらしいことが分かり…。
部屋に現れる妖怪たちを手足に(なにしろ身体が弱いので)、妖しがらみの事件を解きほぐす、人情推理帖。
軽妙な文章で、一気に読み進めてしまう物語。



■船越百恵『眼球蒐集家』光文社

タイトルと表紙のイラストに惹かれて購入。
船越百恵という作家のデビュー作らしい。
ドジな新米刑事、香月七海(かづきななみ)と、頭は良いけど変人(美形?)なプロファイラー美咲嶺(みさきれい)を綴った物語。
第一の殺人事件の被害者は、目玉をくり抜かれて吊され…
第二の殺人事件の被害者は、両目をくり抜かれていたうえに、宿していた胎児を引きずり出され…
なんとなく、おどろおどろしいというか、ホラー路線の物語なのかと思って読み始めた。
もしかしてミステリなのかなと、途中で思った。
プロファイリングの根拠も、ちょっと薄い感じがする…気がする。
それから、京極夏彦の影響らしきものが、読んでいてやや気になる。
視点がころころ変わるのも、ちょっと惜しい感じがする。
それでも、主人公のキャラが立っているのと、軽妙な文章のおかげで最後まで読めた。
同人誌ならこれでもいいかな、という感じ…うあー、偉そうですみません…。
もうちょっと書けるんじゃないかなあという予感も感じさせるので、シリーズ化されそうなこの作品の今後に期待したいところ。


2004年10月14日(木) そういうこともあり

いろいろしようと思っていたら、唐突に仕事の依頼が。
夕方五時に、電車に乗って杉並区の下井草まですっ飛んで行きました。
どうせなら一日家にいたんだから、もっと早く呼んでほしかったですね。
でも、往復の電車の中で『暗黒館』を読みました。
黒い…巨大な…館…。
相当、禍々しいと思うのです。
面白いです。引き続き読みたいと思います。


2004年10月13日(水) 絵本

今日は仕事に行きました。
…が、また唐突に静かになっております。
とりあえず金曜まで…本を読もう。
サイトの更新も、マメにしよう。



■作・梨木香歩/絵・早川司寿乃『マジョモリ』理論社


「からくりからくさ」の作者、梨木さんとその装画を手がけている早川さんとのセッション。
御陵(マジョモリ)に棲む木花咲耶姫と、御陵ゆかりの神社の神官を代々勤める家の、女の子たちの物語。
梨木さん独特の、生や死、時間や空間を無理なくきれいに繋いでしまう語り口と、早川さんの、淡いのにくっきりとしたイラストがとても良い具合にひとつになった絵本。


■五十嵐大介『そらトびタマシイ』講談社

気がついた時には異界に佇んでいる。
すぐ目の前にある、あちら側とこちら側の狭間に、五十嵐大介というひとは存在しているのではないだろうか。
五十嵐大介の本は、異界へスイッチする手段であり、その本を手にした相手の手を引いて、望むと望まざるに関わらず、異界へと案内されてしまう。
読み終えて本を閉じる。気がつくと部屋に戻っている。
自由自在な想像力と、物を語る能力に長けた五十嵐大介の本を読むと、そんな気分になる。
この刺激はクセになります。


2004年10月12日(火) 読んだ記録

あとりさんの原画展に行きました。
十一日、十二日と二日連続で行きました。
直筆のラフ画やネームをじっくり堪能しました。

bk1のお小遣い稼ぎプログラムに参戦してみました。
下をご覧頂ければ分かるとおり、書名にリンク張ってあります。
クリックすると、ワタシの説明不足を充分補ってくれます。
どんな表紙なのか、どんなあらすじなのかISBNコードも分かって便利。
まあ、お小遣い稼ぎなんてものは、あわよくば程度なので詮索しないで下さい。
しかし、これで読んだ本の感想をサボらずに書くようになったりして…。ならなかったりして……。

…ええ、はい。お金大好きですとも!
お金があればこそ思うさま本が読めるというものです。
本はもっと大好きです。ないと生きてゆけません。


■畠中恵『ゆめつげ』新潮社

昨日、百三さんに「面白いらしいよ」と薦められた本。
本当に面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。
軽快な文章で綴られる、小さな神社の神官兄弟の物語。
感想は後日。


■ヨシタケシンスケ『しかもフタが無い』PARUCO出版

自費出版の本を、当時勤めていた会社(つまり印刷を請け負った会社)で発見して以来、気になって仕方がない作品を生み出す方のひとり。
ずっと気にしていたら、だんだんいろいろなところで活躍され始め、嬉しい限りであります。
その活躍ぶりは、主に書店で確認することができます。
「仕事に必要なのは英語の前に敬語でしょ」(梧桐書院)装画
「ヒトゲノムとあなた」(集英社文庫)装画と挿絵
「9歳の人生」(河出書房新社)装画などなど

思わず頷いてしまう日常の些細な出来事満載。
独特のラフなタッチで描かれたイラストとつぶやき。
読むと何故か元気になってくる本。
これは愚痴をこぼして、誰かに「うんうん」と頷いてもらえる気持ちに似ているのかも知れない。
ヨシタケシンスケ氏のホームページで、作品が見られます。


2004年10月09日(土)

関東モロに嵐が直撃でしたね。
台風22号。

そんな中、仕事に行ってきました。
こんな日に限って、仕事のあることあること。
なかなか帰らせてもらえない上、さらに追加まで。もういいって!
部屋の中に居ると、暴風雨の音は(何故か)あまり届かないのですが、一歩外に出ると結構な風と雨。
そして、一番ピークの時間に車を運転して帰宅。
ワイパーをフル回転させても視界が悪い。
道路は時折川になっている…という具合で。
田舎道は、朝の時点で水没しているところがあったので、大通りを選んで通行。
安全運転で帰りましたよ。
助手席に座っている母が、フロントにかぶりつきだったので、
そんなに心配しなくても、ちゃんと安全運転してるからね?
と言ったら、笑いながら座席にもたれてました。
乗り出しちゃう気持ちは分かる…が、しかし、寄りかかっていた方がたぶん安全のはず。

豪雨の中、スーパーで夕飯の材料を買って帰りましたとも。
車から家に入るまでの間がいちばん濡れました。
家の周りが一番水たまりが深かったので、靴の中まで…。
みんな、無事か!?と安否を気遣っております。


2004年10月06日(水) 晴れ晴れ

久々にすっきり晴れました。
うん、すがすがしい。
実にいい気分。
じゃっくさんがマティス展に行くとか言っていたので、
どうせなら「化けものづくし」も行ってはどうかと薦めてみる。
よし、今日は出掛けよう。
まずはデジカメの電池を充電するところから。

あ、そうそう、明日は雑誌やら新聞を出せる日だった。
よし、まとめよう。うわ、随分ためこんだなあ。
この漫画面白いよなあ。うんうん…面白い。あははは。おもしろ〜。
これはとっておこう。バリバリ(雑誌を素手で割く)。
洋服積んであるのもいい加減どうよ…しまっとこう。
あ、忘れてた。メールチェックして、その間に顔を洗って、
って、雑誌まとまってないじゃないのさ。
メールはゴミメールばっかりじゃのう。削除。
さてと、雑誌もまとめたし…って、もう昼ですか。
じゃあ…この鍋焼きうどんでもひとつ作りますか。
うどんかあ。蕎麦の方が好きなんだが。まあ、ないからコレで。
…食いきれません。うどんってのはどうしてこう、食べても食べても減りませんか。
あー、苦しいから食休み。

(間)

デジカメの充電オッケイ。
洗い物してなかったな。おお、この四角い白いコゲ落ちくんとかいうやつは本気でよく落ちる。何でできているんだろう。
あれもこれもピカピカですね。
あれ、なにもう夕方?


そんな一日を過ごしてしまいました。
悔しいので、近所に金木犀の薫りが充満しているので、咲き場所チェックしてきました。
咲いてます。
いい薫りです。


2004年10月05日(火) 雨雨

雨が降っているので、どこにも行かなかった。
玄関から一歩も外に出なかった。
家の中で、本を読んだり、眠ったり、サイトを巡ったり、自分のサイトをいじくったりしているうちに外が暗くなった。
気がつくと、手と足がとても冷えていた。
家の中に人気が無くて、しんとして雨の音と外の物音だけ聞こえた。
暖房をつけてしばらくしたら、家族がだんだん帰ってきた。
手足が温かくなって一息。
小春日和の手足の温かいのびのび血が巡っている感じが早くも恋しい季節になった。
夏バテの友人たちはそろそろ元気になって遊んでくれる頃だろうか。
もっと早く暖房をつければよかった。
雨雨。
そろそろ晴れよう。


2004年10月04日(月) どうでもよいこと

どうでもいいといえばどうでもよいこと。

某有名大手チェーンのコンビニ店…仮に家族商店と呼んでみる。
家族商店では、毎年秋。涼しい…から、だんだん、寒い…に移行し始める、ちょうど今頃。
「つゆだくおでん」というのぼりを出す。
この言葉が妙にひっかかる。
奥歯の間に魚の小骨が挟まって取れないくらいにひっかかる。
つゆだくおでん…があるということは、つゆだくじゃないおでん…も、あるということに。
おでんというのは、つゆあってこそではないのでしょーか。
牛丼が流行し始めた頃から、毎年、こののぼりが出るようになった気がするから、おそらく牛丼の「つゆだく」を意識したのかも知れないが、いい加減そのおかしさに気がついて欲しいと思う。
今年もまた、つゆだくおでんが風にはためいている。

まあ、どうでもよいことなのだけど。


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