大学教員の日記

2004年02月29日(日)  今日は必死

 昨日予定より仕事が進まず、今日は必死。しかしながら、プレゼン本原稿はなかなか進まず。内容ではなくスキルの部分でつまずきがあるということは痛手である。そんな中、午前中は平藤氏と久々に会う。近況の情報交換。
 その後子どもたちとこれまた約束していたスケートへ。春が近いからか今日はいつもより空いていた。この冬5・6回通ったので子どもたちもだいぶ上達した。
 午後からようやくプレゼン本原稿を再開。学校の事務仕事も完全に終わってないので並行しながら行う。しかしながら、思いのほか時間がかかってしまう。かろうじて3項目のうち2項目は提出したが、残りの一つは明日回し。ん・・・。ただし、学校の事務仕事は一気に追いついた。今日のところはこれでよしとしよう。



2004年02月28日(土)  とにかく進める

 今日明日はすることがたくさん。学校の仕事も、自分の仕事も。朝から昨日送られてきた授業本初校をチェック。細かいところまで見ていくと修正する箇所がやはり出てくる。時には辞書をもとに検討する。家内が昨日から東京で研修なので、合間に子どもたちと約束していたボーリング。今日は調子よくスコアは173。昼までどうにかチェックし終える。さっそく発送。そうしたら、直後に今度は著書PRチラシが送られてきた。そろそろ販売戦略も考えていこう。
 午後、学校に行き事務仕事プラスPCルームで来週から行う修学旅行の事前学習の準備。思いのほか時間がかかる。でも、これで他クラスもパソコンが有効に活用できる。夕方まで学校の遅れている事務仕事。プレゼン本は夜から・・・と思っていたが、来年度の5年生の総合の計画の修正に手間がかかり事務仕事で手一杯。
 来週5日の研修視察の授業は社会を行うことにする。自主教材を使って行う予定。2005年みちのくの新プロジェクトのお誘い。デジタルコンテンツ活用の分野は自分は未知の世界。これまた勉強のチャンスということで喜んで引き受ける。NHKで浜之郷小・故大瀬校長先生の取り組みを見て、違う視点から授業を考えたくなった。ネットで調べてみると、改めて氏が取り組んだことの偉大さがわかる。どのような立場でも「挑戦」を忘れてはいけないものだと感じる。合掌。



2004年02月27日(金)  安心して見ていられた6年生を送る会

 朝、事務文書+初任者宛のメッセージ原稿。同学年の先生が初任者で一年間の歩みを冊子にするということで寄稿。自戒をこめて2年目にステップアップする5ヶ条を送る。久々に「Stay Gold」という言葉が浮かんできた。
 さて、今日は6年生を送る会。5年生144名の力を出し切る時。昨日書いた通り安心してみていられた。運営も出し物も全てバッチリ。やはり一人一人がしっかりと役割を持ち、参加意識を高めれば子どもたちは自主的に活動するものだと実感した。それにしても今年の各学年の出し物は実に工夫されていた。子どもたちと同様に私も他の学年の出し物を楽しんだ。6年生をビデオ撮影(このときは保護者気分もある)していたら、「先生、娘さんの方ばかり撮っていなかった?」と学級の子につっこまれた(^^;)。教室に戻ってから、6年生を送る会で学んだことを振り返らせる。「協力」「責任」といった定番の他に「おわりよければすべてよし」という言葉も出てきた。確かに、子どもたちを追い込んだからからねえ。それにしても子どもたちの力はやはり伸びたと実感。すぐに学級通信に「写真で見る6送会」を掲載・発行。
 
 放課後3年生のGTに来た方を見たら、初任校時代の子どもだった。教え子が教室にこのように入ってくるんだ・・・と実感。
 日本教育新聞社にコンビ二の授業の原稿が掲載(されたらしい)。年賀状のやりとりにとどまっている高校時代の親友から「見たよ」というメール。新聞というメディアの大きさを実感。
 授業本、初校が送られてくる。ますますすてきな仕上がりになっている。あさってまでに推敲する。明日、あさってはプレゼン本の原稿もある。休みの日は勝負が続く。



2004年02月26日(木)  準備OK!6送会

 気づけば学期末関係の様々な文書も締切のピーク。今朝は来年度の年間計画の時数の見直し。これだけで終わってしまう。
 明日の6年生を送る会に向けて、今日がラストスパート。5年生担任としては、「子どもたちにどれだけ力がついたか」が今回の重要なねらいだった。事前の取り組みからずい分成長したと思う。仕事の仕方として責任感ある行動が随所に見られたし、自分たちなりの工夫もよくしてきた。今日は残っている仕事についてチェック、そしてもうワンランク成長させたいと思いやや厳しく指示。がんばって活動をしていた。ここまで来れば、明日の成功は間違いないであろう。たとえ、小さな失敗があっても子どもたち自身で乗り越えられるだろう。
 認定会のあと新年度計画。15分ほど家に戻って、その後PTA常任委員会。PTAの会議の時には少しきつかった。
 kyositu.comニュースにひまわり社HPの学級づくり原稿が掲載。



2004年02月25日(水)  プレゼン授業

 遅寝だったが、早起きして今日のプレゼン授業の構想。
 2・3時間目が本番。修学旅行候補地を話の流れを意識してスライド作品にするもの。初めての経験に子どもたちも授業前からワクワク。
 かんじんの授業。スライド作り初心者にしてはスムースに行った方だと思います。シンプルなスライド作りが第1段階、工夫したものが第2段階というように考えていたが、多くのチームが2時間で第2段階まで行くことができた。パソコン本体の問題でやり直しのチームがあったことだけが唯一の残念な点。子どもたちの試行錯誤や失敗点は今後のための貴重な資料になる。

 それにしても子どもたちは本当に熱中した。2時間目にスライド作りを始めて、途中の休み時間も子どもたちは熱中して続けて作っていた。本当にはまって」いた。また、初心者でも1時間〜2時間でシンプルなスライド(6〜7枚)ができた点は今後の表現活動の大きな武器だ。「自由遊び」が次の時間の本番でも役立っていた。遊びでいろいろと触らせることが上達の近道になると感じた。

 6年生を送る会を直前に控えての授業だったが、浜松から3人の方に来ていただいて本当によかった。このような機会は明らかに自分の実践の幅を広げるし、子どもたちのスキルもアップする。(入力がわりとスムースだったのはキーボー島のおかげである。ようやく初段突破者も出てきた。)他の先生方も部分的にではあるが、参観されていた。効果的なIT活用を広めるのも自分の役目である。



2004年02月24日(火)  プレゼン授業前時

 明日のプレゼン授業前日。朝、今日の授業のワークシートならびに学校での配布資料を作成。授業は、修学旅行候補地プレゼンの計画作り。チームが話の流れをいくつかのポイントを押さえて作成をする。これで明日の準備はOK。
 午後からスズキ教育ソフトさん(浜松)から来校。プレゼンソフトの準備。夜、4人で一献。情報教育だけではなく登山の話で盛り上がる。



2004年02月23日(月)  スキルアップさせねば

 朝、交流本の原稿を修正。発送。追い込みで何とかセーフ(正確に言えば数時間遅れだが)だったが、このごろ毎度のことなので反省。
 あさってのプレゼン授業のために、今日修学旅行の見学先のホームページから写真をコピー・貼り付け・保存。簡単なスキルなのだが、経験の有無というのは大きい。子どもたちは失敗の連続。そこからスキルを覚えるからいいんだけど。それも、このような機会があるからこそできること。明日は、プレゼンシート作成の基本を教えてあさっての本番に備える。
 5時間目の6送会の練習後(いきなりの出し物練習でもいい感じで流れた)、版画撤去作業へ。名簿でのチェックの甘さを知る。自分の責任ではないものの、気づいていたら・・・ということがあった。物事は大局的な見地で考えなければいけないと感じた。その後、子ども美術館運営会議。
 夜、プレゼン授業の略案、同僚向けの文書作成。



2004年02月22日(日)  交流本執筆

 交流本に取り組む日。エンジンのかかりが遅いがとにかく書き出す。といってもこれだけに専念できるわけではない。午前は子どもたちとあちこち。午後は胆江版画展の会場当番(ちょうど入賞した子が来て、よかった)。学級事務・学校事務もしながら、夕方になり本の原稿にエンジンがかかってきた。やはり原稿は少しずつでいいから頻繁に書いていないとダメだと痛感。
それでも何とか11時近くには執筆終了。今回は藤原先生と一緒の原稿なので、すり合わせる作業がある。
 「保護者とのトラブル解決のヒント80事例」(ひまわり社)が届く。3項目を執筆。執筆したものがこのように形になるのが嬉しい。

 【PR】この本は家本先生が編集をされています。小学校・中学校の保護者とのトラブルに具体策をイラスト入りで書いています。すぐに役立つお勧め本です。自分がライターではなくても、すぐに買っていたと思うような本です。購入を希望される方は私あてにメールをください。(HPのトップページから)



2004年02月21日(土)  休日だ

 先週まで休日も出掛けることが多かったので、今日は「休日だー!」という感じで過ごす。もっとも胆江版画展のお世話(トラブルにも対処)や学校で6年生を送る会の仕事もしたが。家の仕事もでき何より。
 昨日より「ゴー宣13」を読み続ける。やはり強烈な主張あってこそ本は価値がある。続いて中谷彰宏氏のビジネス書を読む。日常の中でパソコンを使うのと同じくらい読書が当たり前にならなくては・・・と痛感。「日記をつけよう」という部分にも共感。自分もこのように日記をつけているが、中谷氏はそれが毎日本の原稿を書くとのこと。なるほど。毎日の学級通信、各種通信・・・仕事の仕方として何かしら応用できないかと考える。
 交流本のサンプル原稿を書かねばならぬが、今日は気抜け状態なので明日することに。その分、学級事務をどんどん進める。夜、購入していた和文化教育と熊本大附属のIT活用の本を読む。切り口の焦点化の大切さを知る。小学メールマガジンに「『発表』と『プレゼン』の違いを意識する」が掲載。



2004年02月20日(金)  あっという間に過ぎる

 朝、昨日書き切れなかった連載メルマガ原稿を発送。いつも成功した部分を書いているが、今回はうまくいかなかったところも書いた。「失敗を公開することも大切」ということを今年に入ってから2回、研修会で聞いた。確かに常に成功というわけではない。「失敗も含めて自分の実践」というように考えていこう。学級通信、学年通信の半分を朝のうちに済ませる。特に今日は時間が貴重なので。
 外に出ると、雪景色の中を登る眩しい太陽。思わずデジカメで撮影。
 学校に行ってからは一気。版画展への本校出品の準備、学級での事務連絡、6年生を送る会のこと等々。午後から版画展示作業。事務局員としての仕事をメインに行う。展示作業終了後、来年度からの版画展についての話し合い。現状では無理があるのは確か。しかしながら過去の財産を知る世代としては何らかの形で残したいという思いもある。自分自身は図工は全くできないが、初任校以来図工とよく縁があった。そして今も。この縁を生かすことが将来あるかもしれないとふと思う。

 学校に戻ると同学年の先生方が6送会で話し合いの最中。それから様々な確認を遅くまで。このような熱意ある同僚を誇りに思う。
 子どもたちと外食をしてから本屋。先日発売された「ゴー宣13」が一冊だけあったので購入。さっそく読み始める。

 家に帰ると、「高浜小127年の歩み」が届いていた。前任校で校長先生が私財を投じて作った冊子である。資料的な意味合いもある冊子で私も寄稿した。宮古自慢CMでいただいた有難い手紙の話。同封されていた校報の14年度版を読むと5年生の時に担任した子たちの姿がよくわかった。卒業前の「一番の思い出は?」というインタビューに3人の子が5年の時のCM作りのことを書いていた。修学旅行や記録会が普通なのに。しかも「テレビに出たから」というのが理由ではない。「自信がついた」「行動力もインタビューする力もついた」「私たち浄土ヶ浜チームはうまくアピールできたから」という「振り返り」をしていた。改めて「困難を乗り越えて得た価値ある学び」が、子どもたちにとって痛烈な印象を持つということがわかった。



2004年02月19日(木)  今年最後の授業参観

 今日は授業参観日。朝は参観のプレゼン授業の準備。保護者会でも今回はプレゼンを行おうと考えていたので、「5年1組の一年間」を作成。
 授業では子どもたちはとても緊張していた。前日の練習時の余裕はどこへやらという感じである。これが同じ大人でも研究授業となるとまた別。やはり家族の前の発表となると特別なのであろう。時にはこのような緊張感もいい。それでも単なる発表ではなく、プレゼンへの第一歩になったのでよかった。親御さんからの温かい拍手も励ましになったであろう。
 保護者会のプレゼンでは写真がやはり有効であった。りんご交流のビデオも好評。一番大変と思われていた来年度の役員決めでは、現役員の皆様が事前に根回しをしていてすんなり決まる。引き受けてくださるのはとにかく有難いこと。
 その後版画展の事務的な仕事。自分の学級の版画ももちろん出品するため7時過ぎまで印刷。それでも学校に版画展の問い合わせがあった。いずれ今回の版画関係の問い合わせには、いろいろと考えさせられた。教師の仕事のしかたについてである。これが別の業種・フリーの仕事だったら、もう二度と仕事はこないであろう。



2004年02月18日(水)  重要メール次々

 朝、連載MMを半分ほど。残りは参観日の授業を終えてから。
 さて今日は重要メールが次々。25日のプレゼン授業、参観者変更。またの機会に期待。5日にプレゼン先進校から参観者あり。本来であれば、こちらから参観に行きたいのであるが、プロジェクトの縁で本校に来られることになった。こちらからも学ぶ機会でもある。メルマガでは「アメリカ小学校研修記」のラストがkyositu.comニュースに掲載。今度はアメリカでの生活を連載してほしいとのこと。すぐに承諾のメール。
 今日は版画関係に時間を割いた日。自分の学級での作品作りはもちろん、小学校の入賞者名簿の作成。様式通り書いていないものがいくつかあり、時間がかかる。さらに版画関係で様々な電話。ここ数日、「正寿先生、お電話です」という全校放送が多いので、子どもたちからは「先生、人気者!(笑)」と言われる状態。
 25日のプレゼン授業は総合で修学旅行を対象とする。対象が決まれれば「これもしたい」というものが出てくる。楽しみである。



2004年02月17日(火)  校務のIT化が進めば・・・

 朝、あさっての参観日の「ニュースを伝えよう」の授業構想。本格的なプレゼン学習ではないものの、プレゼン指導は部分的にできる。授業では「発表とプレゼンの違い」「アイコンタクトと表情」といったことを指導。原稿を書く段階で相手意識・目的意識・テーマ・キャッチコピーについては触れているので、だいぶ基本的な部分は教えている。子どもたちと一緒に写真を選びながら一人一枚のプレゼンシートも作成。さらに、参観授業では隣の子のニュースにコメントをつける活動も行うことにする。これで授業が変化のあるものになる。
 6年生を送る会の話し合いでも、楽しいアイデアが続々。どんどんノッてきた感じ。体育でもノッてきてめいっぱい楽しく長縄、バスケットボール。おまけは授業後の私とやんちゃな男の子たちとの相撲。2人掛かり、3人掛かりでも余裕の勝利。
 ここ数日版画展関係の連絡で時間をさく。全て電話での問い合わせ。これがメールでできたら・・・とつくづく思う。他の方の手を煩わせることもない。実際に提出名簿はパソコンで作成しているのだから、メールで送っても構わないのである。事務局ではないので、今回は仕方のないところであるが。来年の胆沢図画展は名簿をメールで送ってもらうようにしよう。どの学校でもパソコンを事務仕事に使うのが当たり前になっているのだから。



2004年02月16日(月)  ヒント数々

 朝、総合MMを編集。いつかリニューアルしようと思いつつ変化なし。連載の糸井さんと塩田さんのおかげで一年間継続した。3月末が一区切りとして次回への作戦を考えよう。
 来週金曜日の6年生を送る会に向けて本格始動。今日は学年の出し物の1組担当分について。あっさりした話し合いに終始していたので、徹底的に子どもたちを追い込む。いいアイデアが出てきた。困難を乗り越えさせる経験をもっとさせねばと感じる。国語のニュース原稿も何度も書き直しの子も出る。一発合格の子は「やったー!」と大喜び。手ごたえのある学習を子どもたちもしたいのだ。
 さて、3月号の雑誌が届いたので、さっそく斜め読み。「和文化教育の風」というキーワードが飛び込んでくる。自分のHPテーマと接近している。しかも提言者は兵庫教育大学の中村哲教授。私が大学2年生の時(秋田大学)の社会科教材研究の講義の先生である。現場に密着した内容の講義が好きであった。社会のいろいろな民間教育団体を知ったのも中村先生のおかげである。さっそく図書も購入。自分のテーマの実践に役立ちそう。熊本大附属小のIT活用の図書も刊行されたということで同時注文。
 



2004年02月15日(日)  おこめ会議本番

 遅寝だったのでゆっくりと起床。朝の温泉も気持ちよい。部屋(8人)では他の先生方がパソコンに向かっていた。
 9時に宿を出発。近くの関西大学へ。山の中にある大学でキャンパス自体が展望台のようだ。このような環境で学生生活を送れる大学生を羨ましく思う。
 すぐに一年間のグループのまとめの話し合い。事前にMLで話し合ったり、写真を送ったりしたグループもあったようだが、自分たちのグループは今日が準備日。1時間余りで各自の取り組み+4校の取り組みを28枚のシートに。グループプレゼンの中で自分も3分余り行う。今回は言いたいことが伝わったし、余裕を持って行うことができた。ここ2週間で3回、似たようなことをしているから、少しは成長しなくては。4校の交流自体で子どもたちが学んだことは実に多いのは確かである。名誉会員からのコメントはなるほどと思うことばかり。また、他のグループのプレゼン内容もすばらしかった。特に「これぞ本格的な交流学習」という加茂小・根岸小の>実践には圧倒された。
 これでこのプロジェクトは一区切り。もちろん、子どもたちの学習のまとめは終わりではなく、残った期間で行うが。竹田先生@山形、中川先生@広島、藤原先生@静岡には、このおこめ学習では最後まで本当にお世話になった。感謝以外の何物もない。
 高槻〜京都〜東京と乗り継ぎ。名古屋まで藤原先生と一緒。素直に貪欲に学ぶ姿勢に感心。この二日間は自分の仕事ぶりを見直すいい機会にもなった。今年に入ってから怒涛のように続いた出歩きも今回で終わり。1ヶ月は岩手に腰を据える。明日から成果を出せるように行動開始である。



2004年02月14日(土)  NHKおこめ会議で大阪へ

 明日のNHKおこめ会議@大阪の前に、メンバーで集まろうということで11時の新幹線で大阪に向かう。仙台でショッピングの家族と一緒。東京からは春のような暖かさを感じる。のぞみに乗り継ぎ、車中ではゆっくりと読書。「仕事の哲学」では、自分の今の環境にあてはめいろいろと思いを巡らす。京都から在来線へ乗り換え、宿泊先のかじか荘@大阪・高槻に6時着。
 むし風呂に入った後、7時から懇親会。この「おこめプロジェクト」で本当に有難かったのは人脈が広がったことだ。最初の会議の時には未知の方々ばかりだったが、交流相手校の先生方はもちろん、各方面でご活躍されている先生方も知ることができた。部屋を移しての二次会では水越敏行先生のお隣で貴重なお話を聞くことができた。「3年のスパンで考える」という点は今の自分にはない視点だった。26時就寝。



2004年02月13日(金)  プレゼンを意識する

 朝、学校の「研究のまとめ」を少し修正。「おこめ」の資料も送付。
 19日(木)が授業参観日。何の授業をするか考えていたが、せっかくの機会なので、何らかのプレゼン活動をしようと考える。国語で「ニュースを伝える」という学習があるので、それを充てることにした。「写真+見出し+ニュース原稿」という形で一人一人がニュースを伝えるという形である。時間が限られているので、ニュースは「5年1組ニュース」ということで学級での出来事なら何でもOKということにした。ヒントとして、今まで撮りためておいた写真を次々と子どもたちに提示。こういう時にITは便利と実感。月曜日からの指導はプレゼンを意識したものにしていこう。
 版画展の小学校の名簿の受付役なのであるが、文書の大切さを実感した日であった。「なぜこの様式なのか」という目的説明があれば混乱は減るのに・・・。読み手の立場になって文書を作成すれば問い合わせは減るのに・・・。この経験、自分が様々な文書作成をする時に生かすようにしよう。いずれ、頻繁に鳴る電話や来客に親切に応対してくださった事務主任さんに感謝。
 「ネットワーク」誌3月号に総合連載が掲載。3月13日のセミナー「IT活用による元気な学校づくり」に申し込み。花粉症の傾向が昨日から出てきた。もっと遅くていいのに。早過ぎる。



2004年02月12日(木)  進行モード

 朝、あさってのおこめ会議の提出文書の内容を考える。結局は今まで発表した内容の修正版ということになる。夜原稿を修正。
 さて、遅れ気味の学習を効率的にどんどん進める。特に理科と社会。あと1週間ぐらいはこのパターンで進める予定。子どもたちからは「修学旅行の班わけは?」「6年生を送る会の出し物は?」と催促される。来週からいくつかのことが同時進行となる。本当に2月はあっという間に過ぎそうだ。
 いろいろな方のHPやMLでの発言から三鷹第一小の公開のすばらしさを知る。同時にIT活用のしかた・プレゼンについても考えさせられる。自分の中でおさえをしっかりしておかないと、「IT活用」「プレゼン」という言葉に振り回される。自戒したいし、もっと学ばねばと痛感する。
 娘が社会の世界の各国の学習で「フランスの美術を調べたい」ということで、一緒にインターネット。行ったのがもう16年前か。当時のことを少し思い出す。



2004年02月11日(水)  メディアリテラシー研修会(仙台)

 昨日より今朝はさらに冷え込む。今年一番の冷え込み。
 さて今日はメディアリテラシー研修会。起きてからプレゼン練習。15分の発表ということで、動画やエピソードも増やせる。同僚の二人と一緒に新幹線で会場へ。会場の仙台国際センターは立派な施設。
 この会はメディアリテラシー教材の普及がメインであるが、前半部分での発表が菅原先生@仙台と私である。コーディネーターは稲垣先生@東北学院大。昨年からNHKおこめ、IT授業実践ナビとずっとお世話になっている。今回も稲垣先生のご推薦である。
 菅原先生の実践は昨年度の6年生のおこめ実践。子どもたちのビデオの質の高さにびっくり。学ぶ内容が深まってこその実践と感心をした。自分の発表は交流学習の中でメディアリテラシーの観点から述べたもの。ぎりぎりまでプレゼンを修正した。それにしてもプレゼンは経験すればするほど難しいなあ。「プレゼン」という言葉にこだわって経験を積み重ねる必要がある。
 メディアリテラシー教材は3事例。低学年向け教材、親子で一緒に取り組める教材、自分の学級でも使える教材と実にいい内容のもの。少しごぶさたしている分野であるが、改めて研究の範疇に入れたいと感じた。



2004年02月10日(火)  楽しく

 朝、昨日の続きで明日の発表用資料作成。りんご・みかんの交流学習がメディアリテラシーとどう関わりがあるかを考察。
 今日も楽しく授業。今朝は冷え込んだが、日中は気持ちのいい青空に。4時間目の体育で以前からしたかった雪上ラグビー。初めて行うので、子どもたちは大ハッスル。もちろん特別ルールだが、男の子だけではなく、女の子も次々とジャンバーを脱ぎ始めて思いっきり走り回っていた。その燃え方に私も参戦。楽しむ。
 5時間目の英語。GTも子どもたちも慣れ、楽しいゲーム。そしてあいさつ。これで終わりなのが残念なぐらいである。10時間ぐらいやりたいような内容であった。
 明日の資料を印刷。家に帰ってからプレゼン資料作成。
 



2004年02月09日(月)  楽しく授業

 朝、学校の研究についての仕事。2月は学校でも提出物がラッシュ。
 今日はインフルエンザにかかっていた子たちも完治して登校。ホッとする。普通の状態で授業できることが嬉しい。さっそく版画の下絵に取り組む。「心に残ったあのこと」をテーマにしている。行事やスポーツが多いのはわかるが、「バケツ稲を育てたこと」「キーボー島をしているぼく」の子も4人。印象に残る学習だったのだと確認。ペアでモデルをさせ、「違った角度から」「強調する」という点に注意して下絵をかかせる。おもしろい作品が次々と出てきた。
 放課後、学年で修学旅行のちょっとした話合い。選択の幅が広がり過ぎるのも子どもたちにとってはたいへんだろう。学習のねらいがポイントと確認。
 あさっての研修会のレポートを作成。りんご・みかん交流のメルマガ原稿を写真入れ等の修正するだけで済まそうと思っていたが、やはり研修会がメディアリテラシーということでその視点での考察を書くことに。
 



2004年02月08日(日)  原稿

 今日は原稿書きの日。貴重な休日だ。まずはひまわり社のHP原稿。テーマは6年生の2月。時期的には卒業前の谷間のような感じ。「自分が6年担任だったらこれをする」というものを書く。続いて・・・と思ったが、のんびりしてしまう。久しぶりに子どもたちと一緒にあちこち。
 テレビを見ているとNHKで水沢市の成人式のドキュメンタリーをしていた。ローカル局制作だが、式で子どもたちに送る「父母の手紙」がテーマである。いい番組だった。各地で成人式での蛮行が話題になるが、このような成人式も行われていることももっと取り上げるべきと思う。テレビのエピソードや工夫した成人式に取り組む様子をいつか授業してみたい気になった。
 授業本の装丁の再確認。4種類のどれもすばらしいのだが、一番躍動感があるのを選ぶ。「佐藤正寿著」という部分にはまだ違和感があるが・・・。
 この日記に少しずつ写真を加えていくことにする。試しに1月分に3枚添付。昨日、日記をざーと読み直して「この日の日記はやはり写真添付がいいよな・・・」と改めて感じたからである。もともとこの「エンピツ」に切り替えたのは写真添付もできる点がよさだったから、ようやく始めることになる。数日に一枚程度で添付していこう。



2004年02月07日(土)  あれこれ進める

 いろいろなことを進めようと思っていた日。IT授業実践ナビの正式原稿と稲垣先生に編集していただいた動画CDを送付。様々なパソコンスキルをアップしなければいけないなあ。それが自分の仕事の幅を広げることは確かである。授業本関連の資料も送付。
 昨日届いた11日のメディアリテラシー研修会のメディアリテラシー教材を視聴。昨年の1月も視聴する機会があったが、年々いい教材ができるていると感じる。IT活用関係の本2冊読了。ヒントになる実践も、参考HPもたくさんあり。
 夜キプスマ会。「有難さ」と「楽しさ」を実感。



2004年02月06日(金)  今日も軽く

 朝ひまわり社のHP原稿。2月に入っているのだが、2月の内容についてだ。明日執筆予定。
 今日も軽いインターネット活用。社会の北海道の学習で流氷のライブ中継
を紹介。流氷祭りの準備の様子も提示。ライブカメラの仕組みを説明をすると、「じゃあニューヨークも見られるの?」というのでおまけで写す(夜の街中)。
 代表委員会で6年生を送る会の話し合い。運営団への事前指導の効果が十分にあり。子どもたちも満足感いっぱいだった。運営団が自主的に昼休みに今日の確認をしていた。これには拍手。聞き手側へも学年として仕掛けをして、いい話し合い活動になった。
 今日はインフルエンザで休んだ子は5人。電話をすると全員来週の月曜日には来られる見込み。休んでいる子と電話口で直接話すことの大切さを感じる。インフルエンザで休んでいる子たちの中で3人がキーボー島にチャレンジしていた。教科書を開く気分にはならないけど、パソコンは開く気になるだろうなあと妙に感心。
 夜NP会。美味しい料理で忌憚のない話し合い。まさに「No Problem」。



2004年02月05日(木)  気軽に使う

 今日はインフルエンザから一人復帰。これからポツポツと登校するようになるだろう。来週の月曜日には大丈夫だと思っている。ただ、今度は他の学級が増えている。強敵だ。
 朝、沖縄の学習でHPを使って教材研究。写真をスライドショーにして沖縄の特色を次々と紹介することにする。イリオモテヤマネコ、エイサー、チャンプルー、三線とやはり写真の効果は大きい。もっとも子どもたちの授業感想を読むと、軍用地が多いこと(これも写真と図で紹介)が一番インパクトが強かったようだけど。
 図工の版画でも、版画集の参考作品を次々とデジカメで撮影して紹介をする。「大きく」「角度を変えて」が今日のポイントだが、なかなか実感できない子のために下から撮影し、写真を示す。「ワー、リアルだ」という声。社会も図工も気軽なIT活用だが効果は大きい。
 昼、明日の代表委員会の運営打ち合わせ(学年合同)。初めての運営なので、具体的な役割とポイントを指示。すぐに模擬代表委員会。子どもたちに厳しいつっこみを入れるが、何とか答えていた。一人一人の個性とよさが出てきて、なかなかいい時間であった。明日の本番が楽しみ。
 今日は「黒板消しを戸にはさむ」という古典的ないたずらを子どもたちがした。足元にはバケツと箒という念の入れよう。そういえば朝のスピーチにもユーモアが出てきた。明日の学級通信ネタは「笑い」で行ってみよう。



2004年02月04日(水) 学力テスト終了

 今日で3日間の学力テストが終了。しかしながら、欠席者は昨日とほぼ変わらず。皆インフルエンザ。こればかりは手が及ばない。テスト結果はコンピュータで採点されるが、おおざっぱにどの程度のできかチェック。「まあまあ」という感じ。ポイントはやはり算数。残りの期間でどれだけ効果を上げられるかが勝負だ。
 昼休み、「6年生を送る会」の原案を実行委員会の子どもたちと作成。昨日まで学年の児童会担当者ががんばり、おおよその構想を子どもたちと話し合っていた。ここまでくれば学年の教師が協力する番。明日の模擬代表委員会、そしてあさってが代表委員会。いよいよ子どもたちも学校のリーダーだ。
 11日の仙台での研修会に同僚を誘い、前向きな返事をいただく。「自分だけ学ぶ」というスタイルから「研修会に一緒に誘う」スタイルに昨年から変えている。これが結局は現任校での仕事にしやすさにつながっている。
 それにしても昨日の堀田先生のHP「いろんな人から学ぶこと」はインパクトがあった。「仕事を絞る勇気」・・・考えてみたい。



2004年02月03日(火)  さらに・・・

 朝IT授業実践ナビの原稿を修正。朝だけでは終わらず夜までかかる。
 今日学校に行くと、風邪とインフルエンザはさらに悪化状態。授業をしていても淋しいし、昨日に続いてがんばって給食を食べてもかなり余ってしまった。こればかりは回復を祈るしかない。
 それでも5時間目は以前から予定していたゲストティーチャーの英語の日。いつもの英語指導助手さんとは違い、地域交流館で日本語を外国人に教えている方である。自分が日本語を教えていること、色さがしゲーム、あいさつと発音にこだわった授業でたいへんよかった。来週もう一度行う予定。今回打ち合わせも最初のあいさつ以外は全てメール。実に快適な打ち合わせだ。
 夜総合メールマガジン発行。



2004年02月02日(月)  ついに来たか・・・

 朝、日本教育新聞社の原稿を書く。実際にはメルマガ原稿の修正。わりと早くできた。こういうのだったら、もっと早く取り組んですぐに送るべきだ!と反省。
 学校に行くと次々と欠席の連絡。風邪やらインフルエンザやらで最終的には8名欠席。「ついに来たか・・・」という感じ。それも学力テストの日にだ。こればかりはみんなの体力回復を祈るのみ。
 帰ってから総合MM編集。今回は研修案内のPRが多く、時間がかかる。自分が実践発表する研修会もそのうちの一つ。2月11日・仙台での「メディアリテラシーを育てる教材と授業実践」である。お近くの方、いかがですか。ぜひご参加ください!



2004年02月01日(日)  余韻

 都合があり2005年の会は一日のみの参加。5:30に会場をあとにする。9時すぎに自宅着。
 1月は実によく動いた。浜松・盛岡・東京・大阪・埼玉そして山形。全部自分自身を成長させる貴重なものばかり。感謝だ。(もちろん家族にも)
 午後からようやくおこめビデオを編集。なかなかうまくできず悪戦苦闘。夕方発送。昨日のお礼のメールを次々に発信。MLには会の学びが次々と。余韻を楽しむ。
 心配事。インフルエンザの連絡が2件あり。本格的に流行しそうだ。


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