Opportunity knocks
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2002年02月28日(木) 駐車場でみたもの

写真を撮りに行こう、と思っていたらあいにくの雨。
暗くて寒くて陰気な雨降りの朝。

何もする気がしなくて、春樹さんの国境の南〜を
本棚からだしてぱらぱらと拾い読みした。
人の身勝手さは底知れないと思った。
それでも人は身勝手に生きていくのだろう。

お昼過ぎ。
何日か分の食料品をまとめて買おうと、
近所の郊外型巨大ショッピングセンターへ行った。
田舎には、都会に住んでいる人には予想もつかないような
巨大なショッピングセンターが存在するのだ。

駐車場に車をとめて歩いていたら、どこかから何かが聞こえてきた。

「・・・このスペースは体のご不自由なお客様が利用されるスペースです・・
身障者、もしくは付き添いの方以外のご利用はご遠慮ください・・」

身障者が利用する駐車スペースの横にスピーカーが備えられている。
そこからそれが聞こえてきたのだ。それも大音量で。

・・・何だか嫌な気分だった。

そこまでしなきゃいけないわけだ。
身障者が利用するスペースだってことはみればわかる。
ひとめ見ればわかることを守れない人間が山ほどいるのだ。

モラルのない人間ばかりだ。自分さえよければそれでいいのか。
そうスピーカーが言ってるような気がした。



2002年02月27日(水) 無題

創造力の泉が枯渇寸前。

何を見てもあーそうですかっていうような顔をしている自分に気づく。
黄色信号がぱかぱかと点滅している。


最近、何の刺激もない生活を送ってたしなぁ。

明日は写真でも撮りにいこうかな。
霞がかかったような頭の中身も、少しはすっきりするかもしれない。



2002年02月26日(火) 鏡の中にあるものは

オフロからあがった後、
鏡のまえで久々に自分の顔を見た。

もちろん、日常的に鏡は見ている。
コンタクトをはめる時、化粧をするとき、
髪をととのえるとき、などなど。

でもそれは何らかの目的があって鏡を見るのであって、
別にそれ自体何の意味もない。
コンタクトはちゃんと目の中におさまったか、
リップははみ出てないか、髪はとんでもない方向にはねてないか、
ただそういうことを確認するために見るのである。

でも今日は違った。
何となく自分の顔に見入ってしまった。
眉毛から睫、愛想のない一重瞼、頬から口にかけてのライン、
笑うとできるしわみたいな笑窪、いつのまにかできた眉間の皺。

自分が見ている以上に、わたしの周りの人はわたしの顔を見ているのかもしれない。いちばんわたしの顔を知らないのは私自身なのかもしれない。
何せ、鏡というものを通してでしか自分自身を見ることはできないのだから。
そんなことを考えた。


鏡の中の自分はとまどってるような気がした。
なんでそんな風に私を見るの?とでもいいたそうだった。

なんでもないよ、ただちょっと見てただけ、
と鏡の中の自分に向かって小さくつぶやいてみた。




2002年02月24日(日) 読了

「ミスター・ヴァーティゴ」読了。
訳者の柴田元幸氏が、あとがきの中で「現実離れしたものと現実的なものとの
混淆、飛翔と落下の併存がこのミスタ・ヴァーティゴの強みであろう」と書いていたけど、まさしくそのとおりの感想を持った。

おとぎばなしの中の現実、現実の中にある寓話的な要素、そういうものが複雑に混ざり合って一種独特のあの世界をつくっているような気がする。

ウォルト・ザ・ワンダーボーイという1人の男の人生の飛翔と落下は
読み手である私の感情も同じように上下させた。
ウォルトがはじめて浮遊したとき、同じように浮遊の感覚を感じたような気がしたし、飛べなくなったという事実をウォルトが受け入れたときも同じように、地に落ちたような絶望感を感じた。
そんなふうに、1人の作家が書いた世界に深く入りこむということは本当に素敵な事だと思う。それがあるから本を読むという行為は私にとって欠くべからざる存在なのだろう。

できるなら、もっともっと英語を勉強していつか原書を読んでみたいと思う。
日本語に置き換えたこの小説と、英語という言語で書かれたこの小説を、
いつか読み比べてみたいと思う。





2002年02月23日(土) カヒミ・カリイ

録画しておいたNHKのトップランナーを見た。
ゲストはカヒミ・カリイ。
長い黒髪、黒目が大きくて澄んだ目をした大人の雰囲気を持った女性。
ちょっとびっくりしたのだけど、1968年生まれ(つまり私と同い年)
見た目はすごく物静かでたおやかな感じなんだけど、話をきいてると
かなりこだわりを持った人なのだということがよくわかる。

彼女の音楽は一時期よく聴いていた。
でも、よく聴いていたにもかかわらず自分の中につながるものが
見つからなかった。それでいつのまにか遠ざかってしまった。
(これは私の趣味嗜好の問題であって、カヒミ・カリイの
音楽性の素晴らしさとは全く関係ないことである、もちろん)

ブラウン管の中の彼女の印象も、やはり彼女の音楽そのままに
わたしにはあまり馴染めないように思った。
すごく素敵な人なんだけど。


2002年02月22日(金) 無題

買い物のついでに本屋へ立ち寄った。

新刊コーナーにあった川上弘美の本を何気なく手に取った。
「センセイの鞄」というタイトルだったと思う。

さっと目を通しただけなのだけど、すごく良さそうな文章だった。
表現が大袈裟でなくて、シンプルで、抑制が効いてるのだけど、
言いたいこと、伝えたいことがすごくリアルに伝わってくる、そんな感じ。
今月の購入本リストに付け加える事にする。


最近少し寝不足気味。
今日は早く寝ることにしよ。
オヤスミナサイ。


2002年02月21日(木) 結婚記念日、だった。。

朝、連れ合いとコドモが出掛けた後
家事をしていて気がついた。

2月21日。
結婚記念日?

べつに結婚記念日だからといって何か特別なことがあるわけでもないし特にいつもの日常とかわらないのだけどでもやっぱり結婚記念日だからと思うとやはり何かやらなきゃいけないのかなという気もしてくる何と言っても記念日だし。

とにかく手の込んだ夕食でも作ろう。花なんかも飾ろう。
ささやかながらケッコン生活が恙無く継続していることを祝おう。

ということで昨日たてた計画は多少変更せざるをえなくなった。
午前中は本を読んだり勉強したり。午後は図書館にいって料理の本と
にらめっこし、スーパーマーケットでうろうろしながら食料品を買った。

ごくごくささやかな知識を総動員して四苦八苦しながら
フランス風家庭料理なるものを作った。味は・・・まあまあ。


買ってきたワインでカンパイして、3人で夕食を食べた。
最近連れ合いは忙しくしてるので、3人揃って夕食を食べるのは久しぶり。
おいしいおいしい、といって食べている二人を見てたら、少しシアワセというものを感じた。

連れ合いからの結婚記念日のプレゼントはなんと、来月来日するDr・Johnのライブチケットらしい。ワタシのためというよりは自分のためといった方が正しいようなプレゼントなのだけど、一緒に行きたいという気持をありがたく頂くことにする。

そんな感じで、12回目の結婚記念日が終わった。




2002年02月20日(水) 明日の予定

休日休日、明日は休日っと♪

さてさて明日なにしよう?
やりたいことの筆頭といえば、
やはり睡眠!
朝から布団にもぐりこんで1日中惰眠をむさぼる・・・
なかなか魅力的であるけれどさすがに少しモッタイナイか。

ショッピングにいこうか?
うーん・・・まだ春服買うっていう気分じゃないなぁ。

映画みにいくとか?
・・・何見よう。
何か見たいのあったっけ?


うーんうーん、と悩んだ挙句、
やはりウチでのんびりすることに決定。
明日のためにレンタルビデオでアキ・カウリスマキの「浮雲」を借りた。
大粒のいちごと、だいすきなアロエヨーグルトも買った。

明日はさっさと家事を片付けてお昼近くまで勉強と手紙書き。
お昼はカルボナーラをつくってそれをたべながら「浮雲」を見る。
映画を見終わったらしばらくお昼寝。目が覚めたらお八つ(いちごとアロエヨーグルト)をたべて、オースターの続きを読む。
これでいこう。完璧。

それではみなさんおやすみなさい・・・☆




2002年02月19日(火) 少し自己嫌悪

このまえここに書いた日記を削除した。
原則的に、1度書いたものを書き直したり削除したりするようなことは
極力しないようにしてるのだけど、少し自分で自分に嫌気がさしてしまったので
衝動的にそうなってしまった。

わたしは残酷なことをいってしまったのだろうか。

ああいうことをいう権利がはたしてわたしにあるのだろうか?
わたしは何がわかってるんだろう?何もわかってやしないのに。

結局、恋の悩みなんてきくもんじゃない、そう思った。
どうすればよいかなんて、その当事者にしかわからないのだ。





2002年02月18日(月) 手紙をもらうこと

仕事から帰ると、ポストに1通の手紙が入っていた。
シンプルな茶色の(たぶん無印良品?)封筒に、
世界遺産シリーズの切手が貼られている。
送り主の名前を見て、思わず笑顔になってしまった。
手紙をもらうのって、ちょっとほかでは味わえないうれしさがある。

封を開いて、中身を読んでみた。
近況や、今の暮らしのことについて丁寧かつ簡潔に書かれてある。

どんな場所で書かれて、どんな風にポストへ投函されたのか、
イメージしてみた。
手紙はいろんなことを教えてくれる。
だからもらうとうれしいのだ。


素敵な手紙をどうもありがとう。





2002年02月17日(日) 整理整頓

寝違えがようやく治ってきたので、
今日は1日家事に明け暮れた。
洗濯をし、アイロンをかけ、浴室のタイルの目地をブラシで擦り、
窓ガラスを丁寧に拭き、念入りに掃除機をかけた。

自分の部屋も細かいところまで掃除した。
PCの埃を払い、マウスの中を綿棒で掃除し、
出しっぱなしになっていたCDやMDをもとの場所に仕舞った。

本も良い機会だと思って整理した。
読まない本を始末し、読み終わった本を書棚に戻し、
図書館に返す本をチェックした。

綺麗に整頓された本棚を見ていて、ふと何冊くらいあるのだろうかと思い
数えてみた。全部で400冊ほどあった。多いのか少ないのかわからない。
まあ標準なのだろうと思う。

本棚の中でいちばん多く並んでいるのが村上春樹氏の本であることは当然として、
ほかにどんな作家のものがあったのか、あらためて見てみた。
J・アーヴィング10冊、遠藤周作氏6冊、向田邦子氏5冊、
トルーマン・カポーティ5冊(草の竪琴、冷血、夜の樹などなど)が多くあった。
あと、辻仁成氏、三浦綾子氏、島田雅彦氏、妹尾河童氏、中島らも氏
などが3、4冊ずつあり、そのほかは河合隼雄氏、大江健三郎氏、
坂口安吾氏、谷川俊太郎氏、谷崎潤一郎氏、安部公房氏、志賀直哉氏
夏目漱石氏、などが気まぐれに並んでいる。

海外のものは、ポール・オースターが5冊、スコット・フィッツジェラルドが
3冊、埃をかぶったドストエフスキーが5冊(言うまでもなくカラ兄と罪と罰)。
あとはグレイス・ペイリー、ボブ・グリーン、ティム・オブライエン
J・マキナニー、ラディゲ、ツルゲーネフ、エイミ・タン、トニ・モリスン
ディッケンズ、コードウェル、フォークナー、ポール・セロー、
アーウィン・ショー等など。
あとは話題になった本、(ソフィーの世界や朗読者(ゲルンハルト・シュリンク)
ハンニバル、レッド・ドラゴン)、エラリー・クイーンの推理もの等がある。

同じようなラインナップの本棚を持っている人と友達になれたら
楽しいだろうなと思う。連れ合いの本棚は実用書、研究書等が立ち並び
その他ヘミングウェイやモーム、太宰治などわたしの趣味とはかけ離れた本ばかり
並んでいるのだ。わたしの趣味とはまったく重ならない。(もともと読書なんて
あまりしない人だし)

人それぞれといえばそうだけど、いろんな趣味嗜好があって世の中は成り立って
いるのかもしれない。


あー・・・今日は1日ごくろうさまと自分を労ってやりたいくらい
働いたような気がする。疲れはあるけれど、すっきり整頓された部屋で
また1週間がはじまるのも悪くない。
明日もがんばろ。





2002年02月16日(土) 授業参観

今日はコドモの授業参観。
コドモの通っている小学校は授業参観が比較的多いところで、
1ヶ月に1回はなんだかんだと学校に足を運んでいる。

今日は算数の授業を見てきた。
算数も5年生になると結構難しい。
よく宿題の相手をさせられるのだけど、教科書をよく読まないとわからない
部分もあって、「なあに?、かあさんわからないのお?」などと
ケーベツの眼差しでみられることもある。(そのたびに、問題がおかしいッ
この問題を作った人は日本語能力にモンダイがあるといって誤魔化している
のだけど、正直言ってわたしの算数能力はかなり低いと思う)

今日の授業は、正多角形とはなんでしょう?という単元をはじめてやるらしく、
先生の説明を聞いて1枚の紙から正多角形を作ることから始まった。
いっせいに作業にとりかかる子どもたちを見てると、子どもってすごいなと
いつもながら思う。先生のいうことをきいて、いろんなことを吸収しようとする
その素直さに感心してしまう。(こういう素直さはいずれ思春期とともにさよなら
してしまうのだろうけど。)

ウチのコドモは授業のはじめにちらとわたしの方を見たっきり
授業に集中している。わたしの方がよっぽどそわそわしている。
ちゃんとできてるのかどうか気になって、近くまでいってみた。
なんとかちゃんと形になっているようでほっとしたのだけど、
「もう、かあさんあっちいってて!」と小声で怒られてしまった。

授業参観が終わった後、2人で下校しながら今日の授業参観のことを話した。
「緊張した?」ときくと、「ううん、全然」と彼は答えた。

こうやって授業参観にきて、2人で話ながら下校するということも、
もう少し経つとだんだん回数が少なくなっていくのだろう。
こんな風に素直に話す機会も減っていくのかもしれない。

はたして彼は覚えていてくれるだろうか? 
今日の授業参観のこと、母親とかわした会話、
そのときに感じたことなどを。

少なくともわたしは覚えていようと思う。
これからもずっと。



2002年02月15日(金) 寒い

寒い。
2月は1年でいちばん寒い月らしいから、
寒いのは当たり前といえば当たり前なのだけど、
それでも寒いものは寒い。

寒いのにもいいかげんうんざりしてきた。
手袋も、マフラーも、分厚いタイツも、ウールの重たいコートも、
ロングブーツも、ハラマキも、ホッカイロも、もうみたくない。

淡いグリーンのシャツと薄いベージュのsabrina pantsはいて
どこかピクニックにいきたい。
あたたかくて柔らかい春風と、花の匂い。

あともうすぐといえばそうなのだけど、
待ち遠しくて仕方ない今日この頃なのでした。







2002年02月14日(木) バレンタインデー

バレンタインデー。
なんでわざわざ女性が男性にチョコレートを贈らねばならないのだろうか。
毎年この日がやってくるたびにそう思う、つくづく。

職場関係、連れ合い、コドモ、その他いろいろ今年も結構チョコレートを買った。
それを全部プレゼントしなきゃいけないなんて・・・・何だかせつない。
お返しにキャンディやクッキー(最悪の場合マシュマロ)をくれるというのも
結構腹立たしい。キャンディやクッキー、ましてやマシュマロなんて、
全然欲しくなんかないのだワタシは。


なんでチョコレートなのか?
ドーナツだっていいじゃないか
プリンだっていいじゃないか。

なんでチョコレートじゃなくちゃいけないんですか?
なんで愛の告白にチョコレートが必要なんですか?
そしてなんで、何のカンケイも無い人に義理でチョコレートをあげなければ
ならないのですか? 
なんでなんだろう?

と憤りつつ、今年もバレンタインデーは過ぎていくのでした。


注)いまだ寝違えが治らないせいもあって、
  半ばヤツ当たり気味の今日この頃です。
  今はいてるジーンズ(因みに28インチ)がきつくなっているのを
  最近発見して以来チョコ断ちをしているのも、ヤツ当たりに拍車を
  かけています。
  つらいよー、寝違え&チョコ断ち・・・。
  




2002年02月13日(水) 「ミスター・ヴァーティゴ」

昨日の夜から「ミスター・ヴァーティゴ」を読んでいる。寝違えた首がいまだ治らないので、そう長くは読み進められないのだけど、読み始めるとやはりあの独特の世界に引きずりこまれてしまう。

でも、何となく、これまでの作品と、雰囲気が、違う、ような気が、
しなくもない。

大衆的・・・・・?
うーん、どうなんだろう。

確かに今までになく、すんなりとストーリーに溶けこんだような気がする。
オースターの小説は最初、何となく入りづらい雰囲気があって
そこを通り抜けるまでに結構時間がかかるのだけど(あくまでワタシにとっては
ということだけど)この本に関してはそれがなかったような気がする。

でも、それでこの本が退屈かというとそれは決してそうではなくて、
それは・・・何というかただアプローチの違いなのかもしれない・・・。
とにかく、相変わらずその文章に、紡ぎ出される言葉に、物語に、
魅了されているということは間違い無い、と思う。

まだまだ読み始めたばかりで、この先どう物語が展開していくか
すごくたのしみ。
あー、はやく寝違えが治らないかなぁ。。
100%本読みに没頭したいよー。


2002年02月12日(火) 無題

寝違えが治らないので憂鬱。

・・・・・
明日は治りますようにっ。


2002年02月11日(月) 無題

連休最終日。
昨日の夜、Hと2人でビールを飲んで夜更かししたのが祟ったのか
激しく首を寝違えてしまった。ほとんど首が回らない。
ウチに帰って連れ合いに言われた。
「オレとコドモを置き去りにしたばちが当たったのだ、わはは」

冗談じゃない。
ものすごく痛い。
寝違えただけなのに何でこんなに痛いんだろう。
今日は殆ど寝て過ごす。
明日はこんなことではたして仕事ができるのだろうか?

とりあえず、アイスノンを枕にして眠る。
何とか明日には良くなりますように。。




2002年02月09日(土) 同窓会

専門学校時代の友人Hが遊びにきた。

はじめてHに会ったのは、かれこれ10年以上前。
専門学校の初日の朝、学校へ向かうバス停の前だった。
私は富山から、Hは島根県の隠岐島というところから
一気に人口密度が何十倍にもなった大きな街へ出てきたばかりだった。
お互い田舎者同士というか、喋る速度が同じというか、
すぐ打ち解けて仲良くなった。色白で小柄で、いつも明るくて
おおらかで、なかなかの美人。
それからHとはずっと変らず友達関係が続いている。

一緒に昼ご飯を食べたあと、夕ご飯の買い物をし
そのあと、スターバックスでコーヒーを飲みながら
お互いの近況報告や、良い彼氏は見つかったか(Hは独身)
といった話をした。

一緒に自宅へ帰ってから、夕ご飯を一緒に作った。
きりたんぽ鍋と小さ目の新じゃがを皮付きのまま
まるごと素あげして豚ばら肉と一緒に煮こんだものと、
スモークサーモンのサラダ。

夕ご飯を作っていたら、突然連れ合いの友達Kくんがきた。
Kくんは本職はフレンチの料理人なのだが、数年前経営していた
フレンチのお店をたたんだ後、現在は全く料理とは関係無い生活を送っている。
トラックの運転手をしたり、タップダンサーをやったり、ドラマーをしたりと
かなり自由気ままに生きているらしい。

今度連れ合いと一緒に知り合いの店でライブをやるので
その打ち合わせにきた、とKくんは言った。
連れ合いがピアノを弾いて、Kくんがタップを踊るらしい。
「どんなライブになるやら・・」とわたしが言うと、
「N、おまえオレのタップの腕前を知らないだろっ」
といって、いきなりタップシューズを取りだして踊り始めた。
思ったよりうまくてびっくりしたのだけど、
階下の人から苦情がきそうだったので
今度またゆっくりみせてもらうことにした。


みんなで仲良くビールなど飲みながら夕食を食べた。
私と連れ合いとHとKくんの4人は、実は連れ合いと私が
はじめて出会った時に一緒にいたメンバーである。
ちょっとした同窓会みたいな雰囲気で、とても楽しかった。




2002年02月08日(金) 仮通夜

私の住んでいるマンションの管理人さんが突然亡くなった。
心臓の発作だったそうだ。

仮通夜にいってきた。
気が滅入った。

御夫婦一緒に、住みこみで管理人の仕事をしていた。
親しい付き合いというわけでもなかったけど、
少なくとも顔をみれば笑顔で挨拶をしていた。
つい先週も、一言二言世間話をしたばかりだった。


死に顔を見てやってください、と管理人さんの奥さんが言った。

わたしは管理人さんの顔をみることができなかった。

一昨年亡くなった自分の父親のこと、
もう2度と人の死に顔なんかみたくないと思ったことを思い出した。


一緒に通夜にいった友達が、綺麗な死に顔だったよ、と言った。


わたしはいつも苦痛のはてに力尽きた父親の、
哀れなくらい悲しい死に顔を思い出す。
夢にまで見る。
何も見ていないガラス玉のような目や、
半開きになった口元。
ただの有機物の固まりになってしまった父のすがた。

もう二度と人の死に顔なんかみたくない。








2002年02月07日(木) プレゼント

熱が下がったのが夜明け近く。
夜中、頭はがんがんするし背中は痛いしでまったく眠れず。
朝方、熱が下がったせいかようやく眠りに落ちる。

10:30。
目が覚めると、連れ合いもコドモもいなかった。(学校へ行った、当然)
体を引きずるようにして医者に行く。
今、知多半島はインフルエンザウイルスが蔓延しているため
どこへいっても内科は患者でいっぱい。
受付して、診察してもらって、点滴うってもらって、お金を払うまで
約2時間近くかかった。

帰ってからまた3時間ほど寝た。
すごく汗をかいて目が覚めた。新しいパジャマに着替えて
冷たいミネラルウォーターをグラスに注いで飲んだ。

起きてみると、だいぶ気分が良い。だいたいわたしは元から健康体で、
薬も滅多に飲まないので、少しの薬でとてもよく利いてしまうのだ。

夕方、夕ご飯を作ろうと思って冷蔵庫をのぞいていたら玄関のベルが鳴った。
「お届け物です」と郵便局の方。
なんだろう?と思ってみたら、友達からのプレゼント!!
オースターの新刊、「ミスター・ヴァーティゴ」が入っていた。
少し前に、読み終わった本だけど良かったらプレゼントすると
メールがきていた。厚かましくも、たのしみにしてますと
返事したのだけど、こんなにはやく送ってもらえるとは思わなかった。

すっごくうれしくって一気に元気になった。
うれしさのあまり、インフルエンザウイルスも死滅してしまったみたい。

ほんとうにありがとう♪
大事に大事に読ませてもらうね。


2002年02月06日(水) 発熱(Nの場合)

やばいな、と思っていたら案の定熱が出た。

2,3日前、連れ合いが言ったことを思い出した。
「おまえって丈夫いな」
(1週間前から連れ合い→コドモ、という感じで
我が家はインフルエンザウイルスが蔓延していた。)
「あったりまえ。鍛えてるから。キミと違って」と私。
「ふうん、まあ、〇〇は風邪をひかんというからな、わはは」と連れ合い。
「ふん。なんとでも言いなさい。軟弱者め」と私。

こんなことをいっていた矢先の発熱。
わたしは平熱がわりと高い人間なので、
熱がでるとかなりキツイ。
幻覚をみたりもする。

連れ合いの熱さましを飲んで就寝。
明日は治りますように。







2002年02月05日(火) 徴候

何だか喉が痛い。
体が重い。
背中や体の節々が痛い。

やばいかも。


2002年02月04日(月) 無題

週末に書きあげたレポートを読み返してみた。
我ながら文章がくどい・・・。
あれもいらない。これもいらない、
と削っていったら、規定の字数を下回ってしまった。。

回りくどい文章を書くのがどうも癖になっているらしい。
書いているうちはわからないが、一晩寝かせるとよくわかる。

また文章の練り直し。
このままじゃ提出できない。

がんばろう。


2002年02月03日(日) きらいなもの(或いは苦手なもの)

ネズミ類(ハムスター、モルモット、スチュワート・リトルも含む
ミッキ−・マウス、ミニー・マウスはかろうじてOK)
犬の置物。女の人の泣く声。笑うと額に横じわができる男の人。
車のシートカバー。ハンドルカバー。ドアノブカバー。
ピンクハウスの服。ミックスベジタブル。
おから。煮こごり。そら豆。おたふく豆。甘納豆。
ハイヒール。嘘つき。原付。〇塚。ミュージカル。

ブルーチーズ。怒鳴り声。お香。
無花果。三島由紀夫。ミニ・スカート。
長い爪。数学。物理。化学。鉄棒。跳び箱。水泳。マラソン。
人前で化粧する女。平気で道端にゴミを捨てる人(オッサンが多い)
タバコの煙。キャンプファイヤー。

かまきり。鴉。ジンギスカン(羊の肉)。
クルージング。ヤクザ映画。ジャニーズ好き中年女性。
指輪。マニキュア。


多少偏見も入り混じってますが、
あくまで個人的な他愛の無い偏見ですのでご容赦下さい。。



2002年02月02日(土) すきなもの

夕暮れ。春の雨。夏の日の夕立。雪景色。杉林。川の上流。
出たばかりの月。水をはったばかりの水田。水たまり。
蛍。ひぐらしの鳴く声。晩秋。桜の散り際。朝霧。
初秋の海。人気のない砂浜。井戸。


赤ん坊の声。猫の肉球(または尻尾)。縁の薄いグラス。
縁の厚いマグカップ。眼鏡をかけた男の人。待ち合わせ。
スポーツ観戦。トレッキング。珈琲の匂い。日向の匂い。
アイロンがけ。手紙を書くこと、貰うこと。トパーズ(石)
チョコレートをたべながらの本読み。本屋。古本屋。
文庫本。しおり。散歩しながらの会話。洋服。
FOSSILの腕時計。梟。三つ編み。映画館。
炬燵の上の蜜柑。小さめのピアス。ピアノの音。
フリージア。クレマチス。菜の花。クィディッチ。
能楽。写真を撮ること。パンダ。


フランスパン。納豆。黒豆。レンコン。
ヨーグルト。西瓜。だし巻きたまご。パンナコッタ。
野沢菜。南瓜。鯛。いくら。サーモン。苺
北あかり(ジャガイモ)。大根の葉っぱ。梅干。
野菜ジュース。グレープフルーツジュース。
オリーブオイル。黒胡椒。蕎麦。大学いも。
ジャスミンティ。おにぎり。温泉たまご。


村上春樹。ポール・オースター。向田邦子。
トルーマン・カポーティ。吉行淳之介。
J・アーヴィング。遠藤周作。グレイス・ペイリー。
谷川俊太郎。スティーブン・キング。
夏目漱石。エィミ・タン。辻仁成。三浦綾子。


綾戸智絵。エゴラッピン。小野リサ。
アラニス・モリセット。アストラッド・ジルベルト。
シェリル・クロウ。サラ・ヴォーン。
レニー・クラビッツ。マービン・ゲイ。
セロニアス・モンク。バド・パウエル。
マックス・ローチ。ヘレン・メリル。
ビートルズ。サニーディ・サービス。
ハイロウズ。山崎まさよし。ドラゴン・アッシュ。

グウィネス・パルトロウ。ケイト・ブランシェット。
トム・ウェイツ。ジュリエット・ルイス。
パティ・スミス。デニス・ポッパー。
ウィノナ・ライダー。ブラッド・ピット。
ユマ・サーマン。ケビン・スペイシー。
ラッセル・クロウ。ジョニー・ディップ。
アネット・ベニング。アンナ・パキン。
ティム・ロス。コートニー・ラブ。
ゲーリー・オールドマン。

ラッセ・ハルストレム。ティム・バートン。
ビリー・ワイルダー。ルイ・マル。
スコット・ヒックス。ジェーン・カンピオン。
スティーブン・ソダーバーグ。ロバート・アルトマン。
ウディ・アレン。黒澤明。ウォン・カーウァイ。

アンドリュー・ワイエス。ヨハネス・フェルメール。
モディリアーニ。キリコ。
奈良美智。山本容子。東山魁夷。
ベルニーニの「アポロンとダフネ」


まだまだありそうな気がするけど、とりあえず。




2002年02月01日(金) 発熱

PM7:00。
大きな子どもが帰ってきた。
帰ってくるなり寝込んだ。
熱を測ると39度4分ある。

軟弱者め。

仕方なく氷枕を作ったり、野菜ジュースを買いに
コンビニへいったりする。

熱さましを飲ませ、額の汗をぬぐい、
着替えを手伝う。

まったく。

PM11:30。
やっと眠る。
呼吸もだんだん規則正しく穏やかになってきた。

やれやれ。

子どもみたいな顔してくーくー寝息をたてている。


今度私が寝込んだら、今日に負けないくらい
優しく看病してよね。

ほんとに。



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