TOI,TOI,TOI!


2003年01月26日(日) 新しい友人関係&懐かしい友人

オケだカルテットだクインテットだレッスンだフォアシュピールだとバタバタしていましたが、そんな中・・・

木曜、土曜とパーティ2発。

木曜は、マライケ等が誘ってくれ、またもやドイツ人達の中に一人アジア人という状態。場所は学生寮。
マライケはこの日と前の日、ウチに2泊。
前の日は、朝10時からオケ、フォアシュピール、2月のクラスみんなでのコンサートのためのプローべ、そのあとBacewicz(バイオリンカルテット)のプローべ。全部終わったの23時。

この日は、朝10からオケ、友達の卒業試験聞く(私)、レッスン(マライケ)、そしてBacewiczのレッスン。
マライケは、毎日これ以外に授業もたくさんあり。

彼女は飲む前から壊れてました。とにかく疲れすぎ、と。
この人壊れてるーとか、ぎゃーぎゃー言ってたんだけど、すぐに自分も酔っ払い。あっという間。

二人して、バカなことを口走りながら、千鳥足で帰宅。
二人して、熟睡。
でも、大人数で騒いで、楽しいお酒だった。


昨日、今日とケルンにいました。
ドイツ各地にたくさんの音大があるけれど、
その中でなぜかこのケルン音大に、私の友達がたくさんいる。

東京の語学学校で一緒だった人。
高校、大学時代先輩だった人。
大学時代、仲のよかった人。
そして、
高校時代、仲のよかった人

この人達がみんな集まってくれた。


中でも高校時代の友達・・・。
久し振り過ぎて、笑えてしょうがなかった。
懐かしくて、笑ってしまう。
見た目は2人ともあんまり変わってないので、よけい笑えて。

関西出身の彼女とは、高校に入ってすぐ仲良くなった。
まだホントに子供だったな、あのときは。16歳とか、そこらだから。
ほんまにアホみたいやったよなー私ら。

当時の私のことを、この人は、
「女もなにもかも捨てて、人を笑わせることだけに全てを注いでいた。」
と、言ってくれました。
いいえ、それはまさにこの人のことなんです、はい。
なにしろ当時は箸が転がってもおかしかった頃。
毎日くだらないことばっかり考えてて、毎日笑いすぎてお腹を抱えていたのでした。

7年ぶりかなんかで話してたら、やっぱり波長が合うというか、
とにかく私はなにもかもがおかしくて、ずーっと爆笑してた気がする。

こんなに笑ったの久し振りかも。


懐かしい友達に会うのって、元気になるね。


2003年01月18日(土) 口語を浴びる毎日

久しぶりの日記。


学校が始まってから、2週間。

合わせをしたり、レッスンを受けたり、ピアノと合わせをしたり、
メンザ(学食)で食べたり、マライケが泊まりに来たり、マライケの家でパーティをしたり、と、普通の学生の生活という感じだったわけですが、


何がって、とにかく、相手が「オール」ドイツ人。
この一言に尽きる、この2週間は。

鍛えられてます。ドイツ語。
もう、常にトレーニングって感じ。

マライケ等がどんどんどんどん教えてくれるんで、ありがたいんだけど、
もちろんというかなんというか、彼女等の話に出てくるのは、口語ばっかり。
もう、ネイティブの若い子なんて、もう、口語ばっかりだね。
マライケなんて、「自分が話してるのは全部口語だし」って自分で言ってるし。

きっとそのうち、話し方がマライケと同じになってしまうんではないかと・・・。
でも彼女とは、携帯メールはもちろん、なんとE-MAILも送ってくれるので(毎日のように会ってるのに)、私も頑張って辞書引きながら書いてます。これもとてもいい練習。
しかも、彼女のメールは話し言葉そのままなので、おもろい。


・デヴィット達との弦楽四重奏の新曲は、2月13日が本番。
 終わったら、ベートーベンのラズモフスキー1番をやろうって言ってます。わあい。で、これはブッフベルガー先生のところでちゃんとレッスンを受けます。楽しみ。

・クラリネット五重奏も、そろそろレッスンを受けたいので、ブッフベルガーに連絡をとってるところ。合わせも定期的にやってます。

・マライケ達とのバイオリン四重奏も、盛り上がってます。
 来週フォーヒャルトにレッスンしてもらうことになった。

・来週水曜、クラスのVorspielで弾きます。曲はシューベルトのロンドh-moll。

・ちなみに来週からオケ。


2003年01月04日(土) 正月は日本人同士で

2001年夏の終わりに結婚したY&ローランド夫妻。+犬。
とある小さな町(ドイツ)に住むF♀とその息子ジュリアン三歳。
年越しからお正月にかけて、このメンバーで遊んでいました。
私と、F+ジュリアンはY邸に2泊。
YとFと私は、日本で出た高校&大学が同じなので、
普段忘れてるようないろんな話ができて、楽しい。
たまに懐かしい話ができる仲間って、すごくありがたいのだ。

年越しメニューは、おでん。
そして、おそば。

ドイツに来て以来、初めてのおでん。
つまり、とっても久しぶり。
ため息つきながら食べたのでした。おいしすぎて。

次の日はみんなでウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見たり、
みんなで初見大会で、弾きまくって遊びまくりました。

Yはこないだいい成績でここの大学の室内楽科を卒業したピアニスト。
Fはファゴット奏者だけど、高校までピアノをやってた。作曲家に転向したいと思ったこともあるという、マルチな人。
ローランドは、クラリネット。もうすぐ卒業試験。
ジュリアンは、まだ楽器は始めてないけど、確実に、将来音楽家になると思う。
常になんか歌ってるし、音がなるとじっとしてられなくて踊り出すし。
ニューイヤーコンサートを見てるときも、ウィーンフィルがフォルテやピアノになるのに合わせて、腰を大きく振ったり小さく振ったりしてた。

ジュリアンは、ドイツ人とのハーフ。
幼稚園に入ってから、どんどんドイツ語を覚えてくるようになった、と。
もう、発音なんかは誰もかなわないし。
ぺらぺらと話すのを聞いてると、うらやましくなってくる。
1年前にあったときはまだおしゃぶりだったのに、すごーいやんちゃ坊主に成長してて、母は大変そう。

母Fは、ドイツ語はほっといても覚えるから、なんとかして日本語を教えたいと言ってかなり頑張っている。
たとえば、私の友達タローは、読み書きはあんまりできないけど、ほぼ完璧に話せる。お母さんの努力の賜物だろう。
トニオは、日本語を話せない。「ゲンキデスカ?」「キョウハトテモサムイデェス。」など、たまに言ってるけど、それらは明らかに丸暗記カタカナ日本語。
ちなみに、デヴィットも、韓国語を話せない。

ジュリアンは、Yの飼い犬ベティを追い回しまくって犬に嫌われていた。
「いぬは、いないわね〜」
と言いながら探しまわっているのが、なんともいえずおかしい。
日本語をしゃべるのがFだけという環境で育ってるので、Fのしゃべりかたがうつっちゃってるの。わね〜って。
彼自身も、私達日本人に対してはなんとか日本語で話そうと頑張ってた。
でも、日本語は名詞だけ、あとはドイツ語だから、笑えるんだ、これが。

「Wo ist der いぬ?」(犬どこ?)

der付きってのが、たまんないわね〜。
(derは、英語のtheです)

ローランドもけっこう日本語を覚えてきたみたい。
行かなければならない、とか、得意げに言ってる。
森のくまさんの一番は暗記して歌える。

あるゥ日♪♪森の中♪♪くまさ〜ぁに♪♪テアァタ♪♪

ほとんど完璧。でしょ?

なんと、これ、みんなで何度も何度も歌ってたら、二日目にはジュリアンも覚えて歌ってました。「(ドイツ語で)あれ歌おうよ、theater!」と言ってたのには一同爆笑。いつのまにか曲名がテアータ(劇場)になってる。

お歌が大好きなジュリアンは、母Fの伴奏で、どんどん日本の童謡を歌ってくれます。さっちゃん、ちょうちょ、などが好き。
こうやって普段からお母さんと一緒に歌ってるんだなー。

そのうち、淑女3名の方が盛り上がってきて、あと何があったっけーと、ネタが切れるまで歌いまくり。どんどん伴奏をつけるFの才能に感心しつつ、のどがかれるほど歌いまくった。ヒットは、ふるさと、夏の思いで、など。いい曲ばっかりだねーなんて大盛り上がり。

二日の日はみんなで中華レストランに行く予定だったんだけど、
突然ローランドの友人から電話かかってきて、わたしたちみんな招待してくれた。

その友人君の彼女(フランス人)の家へ。
豪邸だった。家じゃないみたい。ほぼお城。
なんでこんなに金がある人が世の中にいるのじゃぁ〜。
彼女の手作りの料理もおいしかった。
ジュリアンは盛り上がりまくり。
子供のパワーは、ホント底無しだよ。参ったね。

家には、いろんなものがあったんだけど、
なぜかオルガンのパイプが何本か飾ってあった。
なんでも、教会がオルガンを新しくするときに、古いのを1本10マルクで買ったらしいんだけど。使い道は謎・・・。
と思ってたら、ローランドとローランドの友人(共にクラリネット)がでっかいパイプをブオ〜っと吹いて鳴らしはじめた。

ジュリアンも、10センチぐらいのものを彼女から与えられ、ピーピー吹いてご機嫌。かなりうるさい・・・。

あと、ビリヤードの台が家にあるってのもすごい。
食後は、夜中遅くまでビリヤードで盛り上がりました。


  
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