水野の図書室
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皆さま体調に気を付けて今日も良い一日でありますように。


2022年07月26日(火) 大道珠貴『気が向いたらおいでね』

「本からはじまる物語」(角川文庫)11番目のお話です。
『気が向いたらおいでね』の主人公は20代の女性。
妻がいる50代の男性とつきあっていますが、、うーん、なんだかなぁ……

親代わりになっていた叔母さん、気がかりだったろうな…と同情します。
叔母さんに。
しつけに厳しかった叔母さんは、心配だったのですよ。
その叔母さんが亡くなり……

妻がいるとわかっていながら、これはないわ。
相手もいいかげんな人。

ぼんやり生きているなんて、勿体ないですよ!


2022年07月25日(月) 山本一力『閻魔堂の虹』

今度は時代小説、といっても、これも短い。
山本一力『閻魔堂の虹』は貸本屋 閻魔堂(えんまどう)が舞台です。

店番、弥太郎(やたろう)と飼い猫、タマがいる閻魔堂に来たのは、
小間物屋桔梗屋の奥付き女中。
お嬢の読む絵草子を借りに来たという話に、弥太郎は高揚します。

ハッ!うっかり全部書いてしまいそう。
面白かったです!
意外な展開が、良かった!


読後感が爽やか♡

山本一力の他の小説も読みたくなりました。
時代小説は苦手なんですが、この文章の雰囲気は読みやすいです。


2022年07月15日(金) 篠田節子『バックヤード』

舞台は都会の大きな書店。
6階から地下2階まであり、地上2階には駅から延びた歩道橋から直接入れるんですね。
なんとなくイメージできます。

そんな大きな書店のバックヤードに隠された秘密……
篠田節子『バックヤード』は「本からはじまる物語」の9番目の物語。

うーーん、展開が急すぎて、こっちがポカンですよ……

これも続きを書いてほしいです。


2022年07月02日(土) 朱川湊人『読書家ロップ』

これはもっと短い!ショートショートベリーショートです。
『読書家ロップ』

古本屋で一冊のロシア語の本を買ってきた僕。
古ぼけた雰囲気がカッコよかったから買ってきたなんて!
あら、まあ!
値段が決め手で、百円だったなんて!

わお!あら、まあ!を言うのが早かった!

猫のロップが気に入って、本の匂いを嗅いでいる。
そのうち、ロップは本を開くことを覚えて、ページもめくります。

器用なロップ!
そんな本好きな猫がいる僕の暮らし。

ひだまりのようでした。


水野はるか |MAIL
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