今日は、投票日だ。
しかし、今回は対象外である。
資格がない。厳密にはあるのだけど。
３ヶ月以上その土地で暮らしていることが条件らしい。
結構いるのではないだろうか？
新しい土地での新しい生活。
引越しを３月末に済ませて、住民登録をして。
同じ県内とかいうのなら別として。
申し出れば、旧の地区で投票が可能とか何かに書いてあった気がする。
でも、気軽な距離ならまだしも、ついででもなければ厳しい距離なので、今回はノータッチ。
どこぞの新聞の世論調査部から電話があって、選挙について尋ねてきたけど、「資格がないので」というと、「確認します」と言われ、しばし待たされ、「今回は対象外ということで、失礼いたしました」といって電話は切れた。大々的な感じにしては、「ヒツウチ」で掛けてきたので、うさん臭いような気もしないでもない。
今回の選挙は、対象外であったので、ふぅーん、という感じで軽く流すことになった。
「そうなるだろうな」みたいな感じで。




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桜。
桜ってスゴイよねー、と夫と話した。
毎年同じような時期に咲いて、散って、また咲いて。
それも、日本全国にだいたい同じような桜があって。
「１年くらい咲かない時があってもいいようなものなのにネ」なんて、ね。




「今年も花を咲かせる時期がやってきたナ」
「ホンマやな…」
「しかし。なんやネン。オレラが花咲かせたら、ナンヤ知らんけど、人がめっちゃ集まってくんねん」
「ワシんトコもやで。普段は気にもかけない癖に、やで。なんや知らんけど。酒とか弁当とか食べて、ゴミ散らして帰るヤツもいてるし。どないなっとんねん！」
「しゃーないんちゃうか。オレラ注目されてんのやから。でも、ゴミは散らして欲しくないわなー。そやそや、アイツ等にもぼちぼち連絡しとかなアカンな。桜前線連絡網。」
「今年、ヤメといたろうか？！」
「ホンマやなぁ。でもな、やっぱアカンやろ。オレラ、期待されてんのやから。仲間やからなぁ」
「しかし、今年は変な天気やったなぁ。暖かい思って、ちょっとつぼみ膨らませたら、次の日めっちゃ寒かったっちゅうねーん」
「そやそや。そやったなぁ〜。つぼみのままで凍りそうやったわな〜」
「寒いだけやないで、ゴッツ、風も吹いてきよんねん。」
「つぼみのまま、飛びそうやったわ」
「飛んだらアカンがな」
「ま、もったいつけたような感じやったけど、トータル、結構長く咲いてたんちゃうか？入学式まで保ったがな」
「北のヤツラは、これからが満開らしいわ。いや、まだまだこれからかもしれへん」
「…そろそろ連絡しよか…」
「アホ。もう、伝わってるがな」
「そりゃ、よかったよかった。」

「ほな、また来年な」
「そやな、また来年な」

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原作：夫
脚色：妻
*文中の関西的訛は不適切な部分があるかと思いますが、ご了承ください…
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