原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2006年02月28日(火) 環境と人口

はいどうも!
みなさん、屁理屈屋の「邪鬼(じゃき)」登場です。
(邪鬼は「じゃっきー」の別名です)

みなさんは日本や世界の人口について、どのような考えを持っていますか?

わたしは、ずばり「現在の地球人口が多すぎ」と考えています。
もちろん、日本も、です。
太平洋戦争中によく「1億」という数字が掲げられ、戦争はとっくに終わっているのに日本人の多くは今でも「1億」が日本の人口の基準、みたいに考えているみたいだけど、実はもうそんな「常識」自体が桁外れの誤りです。

もしも日本人が食糧を完全自給して、日本の国土からとれるものだけを食べて生きていこうと思ったら、それでまかなえる人口は、1億の3分の1、3千万ぐらいになってしまうそうです。
現に、江戸時代の日本の人口はほぼそのくらいで推移していたそうです。

でもまあ、鎖国なんかする必要はないし、国際分業ということもあるから、食糧生産がものすごく多い……下手すれば無理矢理にでも外国に売りつけなければならないほどの……国や地域から、食糧は輸入しましょう。
これなら、今みたいに1億2千万を越えていても、餓死者はほとんど出ないでしょう。

でもね……
今の日本に食糧供給してくれる国とは、仲良くしておかないとねー。
怒らせてしまって「おまえには食い物分けてやんねえっ!!」などと言われたら、もうそうなってしまっている日本の近くの国みたいに、日本でも餓死者が出るようになるでしょう。

日本に食糧供給している国は、日本人が自国の人口について「1億以上でも大丈夫/適正/必要」と思いこんでいてくれる方が、ありがたいでしょう。
日本の食糧事情をコントロールできるということは、日本をそっくりそのまま支配できるということになります。

こんなおいしい状況、あの「食糧供給国」が手放すはずがありません。

その国は、確かに人口が増えています。
その国の人たちは、太っているか、太ることを気にしているか、どちらかです。
人口が増えているからあまり気にならないのか、国内では銃の所持が一般国民にも許されていて、殺人事件が当たり前のように起きます。
太っている国民たち(貧しくてもなぜか太っています。たぶん食糧にだけは困らないからでしょう)は、国家からあまり相手にされないのですさんだ暮らしをしています。
そういう国民の不満をそらすために、ヤクザみたいな難癖を勝てそうな相手にふっかけては、やたらと戦争したがります。

日本政府は、まるでその国に飼われているかのようにその国の政府の言うことに従っています。
時々、いくらなんでもそれはひどい、と断ろうとすると、なぜか総理大臣が突然弱気になってしまったりします。

それでもよければいいんだけど。
なんかDVっていうかモラハラっていうか、そういうのの被害を受けてるような気がして、わたしはいやだなー。

わたしとしては、あの「食糧供給国」とは一線を引くことができる程度の人口規模になってほしいなー、と思います。
それはだいたい、6千万人くらい。
そのくらいまで減るように、日本人はちょっと「控えめ」になった方がいいかな、と思っています。

そういうことが受け入れられるだけの力や心を、日本人が持てるようになればいいな、と思います。

2006年02月25日(土) Re:血液型の盲点

2月19日の記事血液型の盲点を読んで、勘違いして気分を害する人もいるかもしれないので、一応補足。

たまたま「A型」の例を挙げたけど、別にA型を攻撃したくて言ってるわけじゃありません。

たとえば、O型の人には割と「わたしって、典型的なO型」と発言する人が多いけれど、約3割という人口比率だとそういうことが言いやすいのかもしれない。
「3割」っていうのは、過半数を占めてしまうほどの「多数派」ではないけれど、かといって「少数派」を痛感させられる比率でもない。

逆に、ほんの10%強の違いでしかないけれど、約2割のB型は「マイノリティ意識」が強くなりすぎるのかもしれない。
「5人のうち4人はわかってくれない感覚」みたいなのって、あるような気がする。
(でもそれはあくまで「感覚」でしかないし、具体的に「変わり者」だの「わがまま」だの「マイペース」だの「独創的」だのという性格を表す言葉に置き換えてはいけない性質のものだと思う)

そうして、AB型。
確かにわたしも、そうたくさんのAB型の人と知り合いなわけではないので、AB型の人に対して「慣れててわかりやすい」という感覚は持ちにくい。
でもそれは、人口比率で10%前後しかいない、ということのせいであって、たとえばAB型という血液型が「奇人変人な性格を形成する」ということでは、決してない。

だからわたしは、「AB型は変わってる」と決め付ける人に対しては、けっこうむきになってしまうところがある。
だって、「数が少ない」=「ヘン」って決め付けはまずいでしょう?
それとも「数が少なくて珍しいものに対して『ヘン』って言うのに何が悪い?」って言う?
もしもあなたのまぶたが左右で違っていて、片目が一重、もう片方の目が二重まぶたで、それを「ヘン」って言われたら?
がまんする?
いつ言われても?

わたしが問題にしたいのは、そういうことだ。

2006年02月19日(日) 血液型の盲点

ある雑誌を見たら、こんなことが書いてあった。
「A型って群れやすいらしい」
読者からの投稿なんだけど。

……それ違う!

人口比率で多いから、なんでもいいからランダムに群れを作るとたまたま確率的にA型が多めに集まる、というだけのこと。
誰でもいいから無作為に5人集めれば、そのうち2人はA型である確率が高い。

逆に、「どういうわけか友達は同じB型が多い」とかいう方が、よっぽど有為。

「友達」だって、血液型が何の影響も及ぼさないのだったら、誰でも「いちばん多いのはA型」になるはず。
でも仮にそうだったとしても、決して「A型はつきあい上手で友達になりやすい」というわけではない。
繰り返すけれど、それはただ単に「確率」の結果でしかない。

……なんか、これと同じレベルの誤解が、幅を利かせているよーな気がするぞ。


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