原案帳#20(since 1973-) by会津里花
★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲

2003年11月30日(日) Memo

今日はこっちに走り書き。

☆"Feminism is for Everybody" by Bell Hooks
男性のためにこそフェミニズムはある。

わたしは「暴力を選ぶ自分」がどうしてもどうしても許されず、女に戻ってしまうことを決意した。
でも、性同一性障害がなければ、一般的な男性にはわたしと同じ選択はできないだろう。

多くの男性の皆さん、あなた(特に「オレはゼッタイそんなことない!」とムカついたりイラついたりしたあなたですよ!)が暴力的になってしまうのは、子どもの頃からの教育の中で「暴力を使わない自己表現」をしっかり学び取ることができなかったからだと思います。
今からでもぜんぜん遅くはありません。

☆「gid.jp・小金井フォーラム2nd」に出席した。
来てよかった!

2003年11月26日(水) 今日はライブだ!

なんか、もー思い残すことはないっていうくらい、練習した。

2003年11月19日(水) 新聞記事>静大での授業 EXP.

こんなのとか↓
Live Bar & Cafe "EXPERIENCE" LIVE SCHEDULE

こんなの↓
静岡大学・人権概論特別公開授業(2003年11月17日)記事

つくりますた。

2003年11月17日(月) 静岡大学の特別公開授業

今日、わたしの母校である静岡大学で「特別公開授業 わたしの性はわたしが決める ―性同一性障害者の人権―」という内容で授業をやりました。
まともな内容の授業をやるのは実に4年ぶりなので、めっちゃくちゃ緊張したけれど、どうにか言いたいことは学生さんたちに伝わったようだし、みんなの目がわたしをしっかり見てくれていたのが嬉しかったです。

「自分らしさを大切にすることが、性について人権を守っていくことの第一歩」

これに尽きます。

うひゃー眠い。
若い人たちと一緒に過ごすと、その場は自分もものすごくテンション高くなって楽しいんだけど、後から「揺り返し」みたいなのが来て、どどーっと疲れてしまうのでした。
なので、書きたいことはまだまだいっぱいあるけれど、今はここまで。
(あ、別に授業後にいっぱいおしゃべりした3人のことを「疲れる」と思ったわけじゃありません。自分がトシとったな、ということ。もどかしい、悔しい、という気持ちです。本当はもっともっといろんな話をしたかった)

今回の特別公開授業を企画してくださった静大の笹沼先生、本当にありがとうございます。
[2:03 03/11/18]

2003年11月16日(日) 11/14〜16

あー忙しかった。

11/14(金):『原案帳#22』のほうには書いたけど、『やまぼうしライブ』(定例・第2金曜日)を聞きに行った。
すっごく奥行きのある音楽に接することができて、楽しかった!

11/15(土):昼間Mild Live#7(11/26、洋楽どポップス特集)の練習 → GIDしずおかの集まり → ヴォーカル・オーディション(落ちた)

11/16(日):昼間、ストリートフェスティバル。楽しかったーー!! 来年は出場してやる! → らせん劇場公演観劇 らせんワールドは楽しい♪ → EXPERIENCEでセッション! やっぱレベルの高い人と一緒にやると、自分の持ってるものがどんどん引き出されてしまって、自分の出したい音に自分の技量が追いつかなくなってしまうのねー。

……と、いうわけでした。

2003年11月13日(木) ジサクジエン ジェンダーフリーについて

★1・「ジェンダーフリー」

20031112・ERO's Farmも書いたので、よろしく。

いやその、バカだとは思うけどさ。

219 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/11/13(木) 10:46
*注:ジサクジエンです。
会津、またテレビに出てたな。
午前中に取材受けたので起き抜けだったから、化粧ちゃんとしてなくて実は老けてるのが丸出しだった。
まあ、せいぜい狭い地域でコップの中の嵐でも起こして、くだらない売名行為で自己満足してろ。

220 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/11/13(木) 10:48
*注:ジサクジエンです。
バカ、あ○づの名前なんか出すな。本人が出てきて板が荒れる。
(って出てきてるじゃん、もう。バカだね、ホント)

221 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/11/13(木) 10:50
あ○づ、昨日「DV加害者の再教育プログラム」とかいう講演会に出席して、他のDV男性が話してるのを聞いて大泣きしてたんだってさ。
過去にDV男だったという傷は、周囲の誰もそれを覚えている人なんかいなくなっても、本人の心からは消えないんだろうな。
せいぜい苦しめ>あ○づ

222 名前: 名無しさん 投稿日: 2003/11/13(木) 13:11
あ○づスレ立ててやってくれ。

223 名前: あ○づ@darkside 投稿日: 2003/11/13(木) 15:12
どーせ作っても駄スレになって下のほうに潜っちゃうでしょう。>あ○づスレ
本人もたまたま気まぐれで立ち寄っただけみたいだし。
金にもならない音楽活動を「本職」と言ってみたり、責任負う能力もないくせに団体代表やってみたり、ほんとバカだよな>あ○づ



★1・「ジェンダーフリー」

ときどき超保守派の人たちから叩かれる「ジェンダーフリー」。
そういえばGIDしずおかの中でも「ジェンダーフリーと性同一性障害が性別にこだわるのとは矛盾しないか」と言われたことがある。
その時には答えられなかった。

でも、こないだ、例の国立のトンデモ陳情 (→200306261・「『ジェンダーフリー教育反対』は不採択(東京・国立)」をご参照ください) (いったんは自民や公明の賛成多数で委員会採択まではされちゃったんだそうで、恐ろしいことだ)で、それがとんでもない勘違いであるということだけはわかったので、 そこから逆に考えるようにしてみた。

ジェンダーフリーは決して性差を否定しようとはしていない。
(もしもしているんだったら確かに問題がある。 生物学的に性差があるのは一目瞭然っていうか、霊長類の中でも性差の大きい類人猿から進化してきたんだからね、 わたしらヒトは)
じゃあ、ジェンダーフリーって何?
たとえば「男は仕事、女は家事」だの「セックスは男がリードするもの(さわれば女は濡れて感じて男の意のまま)」だのいう、 不自然に作られた固定的な性差を解消する、ということを目指しているのではないか、というふうに見える。
わたしはジェンダーフリーのことをしっかり勉強しているわけではないのでうまく言えないが。

性についてその人らしいあり方を認め、育てていくことが「ジェンダーフリー」の本当の意義だと思う。

……って言うと、今度は「性犯罪者の性のあり方もそのまま認めるっていうのか」とかいうトンデモな反論が返ってくる?

わたしには、性犯罪者の性のあり方は決して「その人らしい」とは思えない。
どういう生育歴だったのか、どんな性体験をしてきたのか、それはその人ごとに違うだろうけれど、 性について歪んだ認識を持っているから性犯罪に走ってしまうのだと思う。

たとえば、わたしはいわゆる「エロビデオ」を、たぶん生まれてから今までに10回くらい見たことがあるが (4年くらい前はカマトトぶって「2、3回しか見たことないの」とか言ってるけど、実はもっと多かった。正直に白状します) なぜか「膣外射精」が決まりになっているみたいだった。
あんなのだけで性についての知識を得ていたら、少子化は絶対に防げないだろう(苦笑。

それとは逆の話になるが、アメリカ映画などを見ていると、いかにも「家父長的」な雰囲気をぷんぷん匂わせているような 「ラブシーン」がよく見られる。
あれなんかも、わたしの感覚だと「気持ち悪い」。
キリスト教原理主義のくせに「人間は類人猿から進化したから、オスが武力闘争で勝負して、勝ったらメスを手に入れてセックスできるんだよ」 と教訓垂れてるみたいな内容で、偽善的でたまらない。

その人らしさをいちばん尊重するかたちで自分の「性」を自覚し、それを大切に育てていくこと、 それがジェンダーフリーの目指すものだろうと推測するし、そうあってほしい。

決して「男も女も性的にごっちゃになれ」というのが「ジェンダーフリー」なのではない。

ああ、そうか。
「社会的に作られた固定的な=ステレオタイプの性役割」ということしか考えられない発想の人にとって、 「男は○○すべき」「女は××してはならない」というようなステレオタイプを否定されれば 「じゃあそれに代わるステレオタイプはなんだ?」という考え方しか思い浮かばないのか。
で、その答えは「男らしさも女らしさもない、どっちかわからない中性みたいな人間」ということになってしまう。

「ジェンダーフリー否定論者」は、まず「性のあり方(男らしさとか女らしさ)」が社会的に無個性に決定づけられるべきものではない、 ということから学ぶようにすればいいのだ。
そうすれば、くっだらねー(ま、お下品ね)誤解を解くことができるだろう。

男は男らしく……したい人はそうすればいい。(でも「男=暴力」はやめてね)
スカートはきたい男の子は、はけばいい。それが「自分らしい」と感じるのなら、ずっとそれを続ければいい。

女は女らしく、男よりも決断力があって意志が強くなればいい。それが本来の女の一般的な性質だから。
でもそれじゃあ男を追い詰めてパニックを起こさせ、果ては暴力に走るように仕向けてしまう、と思うのだったら 上手に立ててコントロールしてやればいい。

女は女らしく、女の感性を生かして大胆で細やかな社会を作る努力をすればいい。
男だけに任せておいたら、せせこましくて粗雑な社会しか形成されない。
……と思うのだったらそうすればいい。(少なくともわたしにはそんなふうに見える)

男らしさも女らしさも、まず「その人らしさ」を基準にすること。
それがジェンダーフリーだと思う。

「そんなことを野放図にしておいたら性犯罪がはびこる社会になってしまうだろう」というのは、 言ってる本人がいちばん危ないのだと思う。

「ジェンダーフリー反対」論者は、実は性犯罪予備軍? いや、そこまで言うつもりはないが。
おおこわ。

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年11月12日(水) ERO's Farm

「エロさん農場」。
そういう名前のバンドっていうか(ほぼ)アコースティック(と言っていいような)ユニットに参加していて、今日はそのライブだった。

すっげー楽しいっ!!
全体の音が一つに聞こえて、しかもそれぞれの楽器や声が際立っている。
こういう感覚は、いい音楽をやれるようになった人にしかわからないだろう。
醍醐味。やめられまへん。

でも、体がヘロヘロ。やば。

2003年11月11日(火) 「仕事するヒマもないほど忙しい」!? 生きている間にできること

★1・「仕事するヒマもないほど忙しい」……って?
★2・メール



★1・「仕事するヒマもないほど忙しい」だと!?

今の自分の生き方……っていうほどではないけれど、やり方を考えると、かなり「常識外れ」なことをやっていると思う。
ライブで精一杯やる。
GIDしずおかの活動を精一杯やる。
わたしはGID医療のために自分の体にいろいろと手を加えてしまっているので、あまり無理のきかない状態になっている。
だから体が疲れてしまって、結果的にバイトにしわ寄せが来て、休んじゃう。
(昨日、バイト先のお店まではなんとかたどり着いたのに、
そこの駐車場で「うわー、あんまり疲れちゃったから、1、2分だけでも休んでから出よう」と思って
車の中でシート倒したら……
目が覚めた時には1時間半もたっていた!!
体も冷え切っていたし、たぶん出社しても仕事にならないだろうと思ったので、
お店の駐車場からお店に電話して「休ませてください」と言った……
はっきり言って、すごいショック。限界か、とも思う……)


ときどき、お金を稼ぐための仕事より自分の好きなことを優先してしまうという人、いるよね。
たぶん、おじさんやおばさんたちは、「そんなことやってたら生きていけないだろう。
将来のことはどう考えているんだ。老後のことだってあるだろう」とか言うだろう。

家庭を持っている人だったら「まず家族を食わせられるだけの収入を得るのが最優先」ということになるだろう。
そういう人から見れば「おまえ(=里花)は夫や父親としての責任を放棄して勝手なことをやっているんだ」としか見えないだろう。

でも、人生って1回しかないでしょう?

わたし、死にかけたことはない。
でも、「後から考えるとあの時死んじゃってもおかしくはなかった」ということがあった。
それに気がついてから、なぜか
「生きていられる間は、いちばんやりたいことをやって生きよう。
それが、たぶん自己満足のわがままとかじゃなくて、世の中にとってもいちばんいいことなんだ」
と思うようになってしまった。

---------------------------------

あるバイト先で、わたしが「どんなに『他人のため』などと言っていても、人は自分のためにしか生きられない」と
たぶんここに書いているのを見たのか、それをまた聞きしたのか
「職場はお客さん中心だから、そのつもりで」
というようなことを言われたことがあった。
実はそのとき、わたしにしては珍しく笑いをこらえるのが大変だった。
(その場で感情がちゃんと反応すること、わたしはあんがいニブいのです)
わたしは職場ではお客さんが喜ぶだろうことを精一杯考えて実行している。
そんなの、当たり前だ。
ただ、それは「そうすることが自分も嬉しい、楽しいから」であって、
何か変な「自己犠牲」の上でそうしているつもりはない。

「お客様は神様です」といって、元々は頼まれてもいないのに過剰な自己犠牲的サービスを見せ、
お客にその味を覚えさせてリピーターにする、みたいなやり方は不健康だと思うし、
そういうのが似合う業態とそうでない職場は、明らかにあると思う。
(ああそういえば日本語に↑みたいなことを的確に表す言葉があったっけ:「滅私奉公」)

「過剰な自己犠牲を見せてお客を喜ばせ、病み付きにさせて足繁く通わせる」
そういう仕事、わたし、してたよ。
お世話になった業種なのでどことは言わないけど。

そうじゃない、そんなことは似つかわしくないような職場で
「お客さん中心の職場だから」
などと言われても、正直なところ「わかってないじゃん、この人」としか思えないのだった。

---------------------------------

話がちょっと逸れちゃった。

とにかくわたしは、それがたとえ「仕事」であろうと、「自分のことはおいといてお客様第一」などという考え方はしない。
自分が嬉しい、自分が楽しい、自分が満足できる、それを第一に考える。
もちろん、相手(お客さん)が喜んでくれる、ということが、わたしの最高の喜びの一つなのは、言うまでもない。

「人を喜ばせる」という「自己満足」のために、わたしはわたしが生きている間に、できる限りのことをやる。

この記事のトップへ
ページのトップへ



★2・あるメール

うーん……
たぶん、寝不足で疲れていて、寝起きが悪くて不機嫌なんだろう、わたし。
こんなメールを書いてしまった。

---------------------------------

(都合により前略)
わたしは音楽活動を再開してからまだ半年ちょっとしかたっていません。
本当はもっとゆっくりしたペースで、徐々にみんなに受け入れられていけばいいのでしょう。
けれど、わたしには時間がないのです。
生きているうちに、できるだけのことはしたいのです……いや別に「余命あと1年」とか、そういう意味じゃないんだけど、10年間もまともな音楽活動やらないで来ちゃったでしょ? 遅れを取り戻したいとも思うし、独り立ちできるほどには届かなくてもいいから、せめて音楽活動の部分だけでも支えられる程度の収入が得られるようにはなりたいのです。
そのためにわたしにできることがあれば、何でもやろうと思っています。
ま、「できることはなんでもやる。でもできないことは無理やりやらない」というのは忘れちゃいけない生きるための基本的な姿勢だろうとも思うんだけど、今のわたしは少しそれよりも無理をしてしまっているようです。

なんかクラいこと書いちゃってごめんなさい。
お2人のサポートには、119のステージでも言ったようにすごく感謝しています。
わたしの目に見えないところで、きっとかなりの無理をしながらなんとかして支えようとしてくれているのだろうと思います。
でも。ううん、そうじゃなくて、「だからこそ」。
ベストの結果を出しながら、やっていきたいのです。
よろしくお願いします。

---------------------------------


本当は私信なんだからこんなところにさらすべきではないのかもしれない。
でも、これが、今のわたしの、ぎりぎりのところで考えていることなのだ。

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年11月09日(日) 「119ライブ」=わたしのマイルストーン

@取り急ぎ

動員数(正確ではないです):30名以上
来てくれた一人一人の人にありがとうをもう一度言いたいです。

今まででいちばん上手に歌えたと思う

……でも、録音はできなかった→またしても「幻の名演」に

わたしにとって、自分を認めるための大きなステップ、というか「Milestone」になったと思う。

以上、取り急ぎ。
これから明日のための練習[21:24 03/11/11]

2003年11月08日(土) やばい忙しさ 言えば言うほど

★1・なんかやばい……
★2・気がついたこと
★3・選挙/練習



★1・やばいよ、この忙しさ

今朝、5時頃に目が覚めた。
それも、1時半頃にNHK教育の『トップランナー』を見ているうちに寝てしまって、風邪引きそうになったから目が覚めた、というもの。

で、それから。
明日のライブの時に間に合うよう、GIDしずおかの総会(12/7開催)のチラシを作った。
そうしているうちに、8時頃になって、「衆議院議員候補への公開質問状」への回答が入ってきた。
ある候補者から電話もあった。

……とかやってるうちに、寝なおす時間がほとんどなくなってきてしまった。
明日のためのステージ衣装、探さなくちゃなんないのに〜!
お風呂に入ったり、そもそも体調をベストにしておかなくちゃならないっていうのに〜〜〜!!
昔だったら、準備でボロボロになって本番を迎える、なんてことがあっても「若さ(ヴァカさ、とも言うかも)」で押し切っていたけど、今は無理だよぉ〜〜〜。
それでなくても、昨日病院行って4科も受診して、しかもそれでもまだ婦人科はいかずに我慢した、っていうくらいなのに〜〜〜。
(原案帳#22参照)

まあ、いいや。
なんか、これ書いたらひと段落ついたような気がしてきたし。
気が済んだ。
寝ようっと

おやすみなさあい。
次に目覚めるのは午後。

この記事のトップへ
ページのトップへ



★2・はっと気がつくと

わたしが何か意見を言えば言うほど「少数派はそんなふうに考えるんだ」と思われて
相手にされなくなる。

もしかしたら、本当の情勢はそんなふうになっているのでは……?

誰も「自分は少数派だ」なんて、喜んで思いたいわけじゃないでしょう。
わたしはともかく……

この記事のトップへ
ページのトップへ



★3・選挙練習

さすが最終日だけあって、選挙は大盛り上がりだねー。

ところで思うんだけど。
「選挙カー」とか「電話がけ」とか、いつの時代に形式が決まったんだろう?
規制されていることがらの中には、もしかしたらこれからの時代にはむしろ取り入れていったほうがいいようなものもあるのでは?
わたしには、現状の「選挙戦」の形式が、何かとても時代遅れのもののように思える。
もちろん、マスコミを通じて行われる政策論争をじかに見れる、とかいう新しいことがらもあるわけだけど、制度的に保証されているわけではないし。
(え? 保証されてるの、もう?)
なんだか、そんな気がして。

木曜日に出した公開質問状28通に対して、3通だけ回答が来た。
(たぶん他の候補者は投票日の2〜3日前に送られてきたような質問状に回答を書いて返送する余裕なんてないんだろう)
中にはけっこうトンデモな回答もあった。
「今のGID治療は心に体を合わせるのが主流だが、体に心を合わせることも考えてはどうか」
20世紀いっぱいかけてそれは明らかに無理だということがはっきりしたから「心に体を合わせる治療」しか残ってないんでしょーに。
一部のカルトな医療関係者が密談して作ったのと違うんだよ、「ガイドライン」は。
はっきり言って、そんなことも知らないの? という感じ。
その回答を書いた人には、ぜひ落選してほしいと思った。

---------------------------------

明日に向けて、最後の練習をした。
でも、練習を始めた頃には↑の回答をgid.jpに報告するとか明日の衣装を買っちゃうとか配布物を原稿作って紙買って印刷するとか……、とにかくそういうことで疲れきっていた。
なので、かなり軽く歌った。
……はれ?
なんか、かえっていい感じだぞ?

というわけで、今日の練習は「絶不調」の中でありながら、なかなか納得できる内容でできたのだった。

明日が楽しみっ

この記事のトップへ
ページのトップへ

2003年11月04日(火) 「二大政党制」なんて

「二大政党制」ってちょっと聞こえがいいけれど、わたしは嫌だ。
大きな二つの勢力が拮抗してチェック&バランスを、というけれど、その二大勢力の「枠組み」から外れてしまうほどの少数者は、意見の言いようがなくなってしまうじゃないか。
たとえば、アメリカ合衆国では、今でも「共産党」は非合法だ。(それか、最近になってようやく合法化した、とか?……今調べたら、いちおうあるらしい→CPUSA = Communist Party USA http://www.cpusa.org/) ま、冷戦終わったんだし、当然か。
……なんだか、かなり無理しているような。
「二大政党制」が定着しすぎて、少数派=過激にならざるをえないような。

少数者は、自分たちがあまりにも少数者らしい状況に置かれ、多数者または「中央」からあまりにも相手にされないでいると、過激化する。
そんな気がする。

そういう意味では、現状の「二大政党制」を目指す自民&民主(含・旧自由=下手すりゃ「民自党」だぁ)の動きは、少数者であるわたし自身にとってはあまり好ましいことではない。

ただね…… これ言っちゃうと実もフタもないんだけど、たまたま烏合の衆みたいに集まって「オレたち多数派!(だから怖くないもんねー)」という顔をしている連中は、自らの中に潜んでいる「少数派である自分」を押し殺し、群集に埋没することで自分をごまかしているように見えちゃうんだよね。
あー、みっともない。

わたしは、一人ぼっちになるのは嫌だ。
けれど、だからといって「この集団ではこういう規律に従え!」というのを極端に押し付けられるのも、一人になってしまう以上に嫌だ。息苦しくなってしまう。

アメリカの悲惨な状況をごまかさずにちゃんと見れば、「二大政党制」なんていいもんじゃない、ってわかりそうなのに。

それから、ね。
政権交代ができる、ということと「二大政党制」には、実は関係があまりない。
短絡して飛びつくのは、今でも「アメリカカコイイ!」と厨房なみにミーハーしてるおバカさんたちだけだと思うのだけど。
多数の政党があったって、ヨーロッパじゃちゃんと安定した政治をやってるじゃん。
彼らはもう、他国への侵略を「正義」だなんて、思ってないじゃん。

アメリカ合衆国がヨーロッパ(「諸国」と言いたかったけど、もうEUというかたちで統一を進めてるもんね)並にオトナになってくれればなあ、と思う。

投票のハラが決まった。

2003年11月02日(日) 自衛隊 行くからそこが 戦闘地域

↓たしかに。
自衛隊 行くからそこが 戦闘地域
人道的停戦を呼びかけよう実行委員会

(11月9日衆議院選挙 後悔しない選択をしよう http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4586/senkyo.htm
より)

イラクのゲリラにとっては、アメリカのゲソ(もはや「手先」ですらない)になってやってきた日本の「軍隊」(「自衛隊は軍備じゃない」なんて知るわけないでしょう)は当然「アメリカと同じ」にしか見えませんわな。

もはや「テロ」じゃない。
国を守るための「ゲリラ」に見えてきた。

っていうかさ、もういーじゃん、どうだって。
アメリカが撤退したらイラクの国内が混乱状態に陥る?
「悪の枢軸フセイン」勢力が復活する?

枢軸みたいになってるのはあんたのほうだろ>アメリカ
他国内のことはその国の国民に任せろよ>アメリカ
いいかげんで弱い者いじめはやめろよ>アメリカ
いつまでも「911トラウマ」とか言って暴れまわるのは止めろよ>アメリカ
……
さっさとイラクから去れ>アメリカ

(※わたしはアメリカ人の音楽と文化が、ごく一部を除いて大好きです)



で、さ。
こんどの選挙の候補者に対して、いろいろとアンケートがなされてるんだけど、なぜか「自民」やそれ系の人は答えてないんだよね。
答えにくい(答えられない)ような設問だから? なんなんでしょうね。
例:http://www.geocities.jp/herasou/ 女性差別議員減らそうキャンペーン
今の時期にものすごく問題のある内容なんだけど、なぜ答えられない人があんなにたくさんいるのか?
「マニフェスト」っていうけれど、けっきょく「大勢をみて考えましょう」といって少数者は見殺しか。



体の具合が悪い。
どうすればいいんだろう。
火曜日には病院に行こう。


★表紙へ戻る★  ★#22★  ★#26★  ★セクマイ★  ≪前   次≫   ▲目次▲