原初

羅列 回帰



―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2006年11月29日(水)
それを繰り返し僕らはいって。


改めてメールを送るのがなんだか妙に気恥ずかしいお年頃。
という訳でこんな場所でなんですが、お誕生日おめでとうございます。
司令に出逢えたおかげで色々と新しいものを知る事が出来、例えば飛行機に乗る行動力であるとか。
えー、なんだよ自分の一面かよ。そんなん知ってもあんまおもろくないですが自分は。
これからもどうぞ愛娘や愛息を愛でる素敵っぷりでいて下さい。
以上私信。

パッション○良ゲームと呼ばれなくて良かったね、と同情します失神ゲーム。
ちなみにその某芸人はあまり好きではないのですが。
台詞やリズムは不本意ながら正直なところ染み付いてしまってます。
がしかし、肝心のポイント、芸風である、失神ゲーム顔負けの
心臓叩きが果たして何故面白いのかが疑問。
肝心のボケであるとか、そういうの一切無く寧ろ潰して、そこで面白くすべきところを、
全てワンパターンに抑えてしまって、理不尽さを笑えといえばそうなのでしょうが。
なんつって、誰がどう受け取ろうと真逆を受け取る人もいるのであり、
それこそが面白いというファンの方、並びに関係者の方、どうか個人を特定して
闇討ちしには来ないで下さいね。怖いんだったら始めからいうなというお話。



2006年11月27日(月)
眠れない朝に一杯の珈琲を。


ぱみって擬音が好きです。何の表現かと聞かれると困るけど。
そもそもいきなりなんだと言われたら全く何でもないんですがえぇ。ぱみって、いい響きだ。

シモい話をしてもそういうお店御用達の方なら兎も角大多数は興味ないだろうからって
今凄いマイノリティから睨まれている気がします。人なんていつもそんなもんだ。
されても困ると思うので詳細はやめておきますが今は腹痛様御降臨です。
だけどこれも、ただのただのというけれど、それがどんな大病の元か判らないし、
そしてそんなものを疑いもしない事も、笑い話程度で疑う事も、どっちも恥ずかしく、
どっちも、自分に限っては無いだろうという人特有の思い込み。
健康人間だと信じているのではなくて、そんな悲劇の舞台に上がりはしないだろうと、
過小評価して見過ごしている。そんなチケットならダフ屋に貰わなくても有り余っているというのに。



2006年11月25日(土)
スターライトに当てられて。


正直イベントごとにそこまで心血を注がない為、オンでもオフでも言われないと気が付きません。
まだ他人様の事柄なら無礼に関わるとキーワードぐらい脳みそに乗っかっておりますが、
こと己が関する事項になりますとさくっと都合よく綺麗さっぱり消去されています。
つまりあれか、お前はどんだけきらいなんだ自分の事とかになっちゃいますか。
いや多分、いついつまでも囃し立てる側のがいいなとか思ってたりするんですよこの人は。

しかし、最近のCMというのは本当に、ネットを見せる為にあるように思う。謂わば、サイトのCMだと。
自分が既に快適なネット環境を持っていたから当たり前だという面は勿論ありますが、
ほんの一昔前は番組の最後の告知や懸賞などを見て父君様が誰でも見れる訳じゃないと
ちょっぴり反感を持っていた事が疑問でした。誰でもアクセス出来る環境にあると思っていたので、
況して仕事上彼も使用していた訳ですから、尚の事その発言が不思議なものであったと。
ですが今のようにこれが常識になると、なんだか今はその台詞が頻りに蘇ってくる。
ただの反発精神といわれれば例のあで始まる自分の性質上かなり正解ですが、
それをすんなり受け入れる程の心の許容量であれば、自分は大いにあのつく小文字含め六文字の
名称を発しているでしょう。そうです最近言い過ぎてそれすら言いたくなくなってやめたけど
また言いたくないんです。ややこしいから。寧ろそれを楽しんでいる節ありの愉快犯め。
そう、あ、とそれ以前の日記見ていなければ判らない略称にも飽き、再び天邪鬼を口にしましたが、
そうするとやっぱり徐々に、又略したくなってくる。ややこしいだけだよそれ。流石、あ(そうなのか?)。
でも略し過ぎだとは思いますよ。だってだけど言いたくないもんは言いたく無いんだコンチクショー!
唐突に叫びたくなるような、そんな素敵な日(何この纏まってない纏め)。



2006年11月23日(木)
君の事が好きだった日。


簡単な振動でマウスが動いたり、或いは弛んでいるコードが自重で徐々に徐々に下がっていって、
諸々理由はあれどしょっちゅうスタンバイにしていた筈のパソコンはいつの間にか稼動している。
特に最近は猫の秘密通路が本体真横に出来ていたりしてそこを通るたんびに起きますし、
なんで開通しちゃったかなぁ。そこから通じる道は剥き出しのビデオテープに彩られたコードの本山。
つまり無闇に寝転がられて引っこ抜かれでもしたら況して小便垂れられたら困る訳です。
但し寝床に決まっている位置にはそういった粗相を仕出かさないので、まぁ自爆的感電は無い方向で。
考えたいという希望的観測でもありです(笑)。いやまじ勘弁願いたいのですが。
それもこれも元はといえば、何故か毛嫌いされている父君様を使っての甚振りがあまりに楽しくって
毎日と言っても過言では無いくらい頻繁にシャーシャー叫ばせていたせいで、
現在の主な寝床が安住の地では無いと流離わせてしまった、結果なのかもしれませんが。
したらもうこれ完全な過失ですね。だっても、あんまり楽しいんです。この生粋のサドめ。よく言われる。
顔見るだけでどころか足音で完全に区別が付いているようで、分厚い扉に閉ざされた玄関の時点で
自分の場合はお出迎えもあり、兄上様の場合は一瞬びくっと立ち止まっては知らん振り、
そして宿命のライバルか天敵と言って過言では無い嗚呼なんて悲しい拾い主には
すぐさま逃げ出して家の一番端っこを陣取ります。そこもまた彼女の一つのスペース。
牙向いて耳ぺったんこに引っ込めて体丸くして唸り声上げて怯えてます。超可愛い(酷)。
ちょっかい出してから三十分してもまだ唸ったりしてるんですよ。いやぁ一体幼少期何をされたのか。
よく言うじゃないですか、三ヶ月だか三歳までで決まると。取り敢えず三って数字はあった気がする。
今日も今日とて、今度は新しい場所から追い出す為に頻繁に虐め倒してますが、
これも一つの愛情表現だとしたら、自分の行く先は女王様しかないのだろうかと
たまに本気で心配されます。父母両方に。頼むからもう少し健全な妄想を願いたいもんです。
自分でする分にはそれこそご勝手にですが、他人に彼是考えられると、
どうも現実味を増している気がしていやだ。自分以外の第三者もそう思っているのだと知ると、
ほら、リアリティといいますか、それこそ本気で心配される進路なのかと。ね。
なったらなったでお気楽極楽、そういったものが厭だとかいう訳でもなく、
又到ってジョークではありますが。が。嗚呼なんだか危ういなぁ。そんな危ういっていやだよ僕(笑)。
ちなみに我が家で観測された記録によれば、父君様の帰宅五時間以内は滅多に姿を現さないという。
データも無く適当に口にしたそれを一週間掛けて見守っていると本当にそれっぽいので素敵。



2006年11月21日(火)
はじめまして、初めて云ってみた。


一ヶ月近く放置していたのをまるで感じさせない怒涛の雨あられですが何か。
今更何もなんも無いでしょうね。そう、ツッコんでくれるような相方がいない!
決してボケ一辺倒ではないと言い張りたいところですが場合と状況によりけり、
笑い話に換算する為には愛に溢れる合いの手が欲しいところです。
今更序でに私信。//は買いましたが、うっかり跳革命(判り辛い判り辛い)
買い逃してみちゃったりしたので機会があったら貸して下さい。一応そうまでして読みたいのか。


もうすぐ、一つの嘘を吐いた時の、嘘と同じになる。
何がという事を言ってしまえば、誰に対しそれを吐いたのか判ってしまうだろうし、
ばれたくないのかといわれれば、過ぎた事と許して貰える気もする。
騙される姿を楽しむ為のホラではなく、そこに存在する為の嘘だったとしても、
人によっては許してくれないかもしれない、此処にある実際が本当だと、いうのは今更かもしれない。
だったら敢て自ら、嘘を吐いた人達へ嘘を吐きましたという事も、多分しないのだろう。
だけど若しお気付きの方がいらしたら、触れられたなら、あっさり白状する事だろう。
あと少しで、一つの嘘を吐いた時の、嘘が本当になってくるのだから。



2006年11月20日(月)
まぁきっと少し、病んでます。


心が何処かにあるとしたら、それは何処なんだろう。躯の内側? 遠い空の下?
生まれてくるとしたら何処からなんだろう。光に燃されて? 闇に犯されて?
帰るべき場所があるなら何処へ往けるのだろう。閃光の中? 微睡みの中?

何を心と示して呼んでいいのだろう。名前は誰かから貰えるのだろうか。
一つ一つ違うのだろうか。歪なのか。形なんて無いのか。
夢に現れるのか、現実に動けるのか、今も何処かにいるのか、それとももういないのか。

陽だまりの中心、湖の陰、葉っぱの筋や爪先で触れられるもの、
冷たくて生暖かい、痛みを伴って心地のいい、緩やかな締め付けの中で、
美しい毛を持っていたり、睨むような瞳を向けていたり、超音波の声を出したり、
月の歌を唄ったり、踊りながら愚かだと叱ってくれたり、愚かさを許して罰してくれたり、
本当は何もしていなくて、何も視ても訊いてもいなくて、そんなものは何処にも無くて、
遠い御伽噺にだけ生きて、生き血を啜りながら微笑んでいたり、
光の粒子で出来た両手は、誰かを包んでくれたりもしない。
誰かの為になんて出来ない心は、自分の為に何かしてくれるのか。
自分の為に自分を助け、誰かを救い、差し伸べた輝かしさなんて。

鉄の錆びて重い歯車が奇怪な音を立てているなら、警告一つ発してくれるのか。
夜空に流れる星を見つけたら、腕を組み瞼を閉じて祈りごとをするのだろうか。
鳥の羽が一枚落ちたら、拾い上げて風の中に返してもくれないのかも。
始めて貰ったプレゼントのリボンを解いて、包装紙を破いて、蓋を開けて。
一番初めに何があるのか、中心に何が居座り、最後には何が残るのか。何か残るのか。

乾いた砂に湿った泥に掴まれる沼に踏めない藻屑に涙を流している。
青い色に映えた赤い色に戻れない桃色の、握り締めて離さないでそのまま壊して。
矛盾だらけで正当化されて美しくて穴ぼこだらけで傷を負ったら覆い隠して、
泣いたら負けで目元から零れ落ちて砕けも溶けもしない蒸発も出来ないだけど壊れて、
触れた気がして怒りを覚えて気持ち悪くて歓喜の産声をあげ、
聞こえない当たり前に聞こえて侵入して聞かざるを得ない聞きたくも無い雑音、
何処かから始まって何処までも響き何処かには途絶えて終わる何処かの何処か。

黒くて明るくて白くて昏くて紅くて無地で蒼くて透明で黄色は澄んでいるし緑は失せた。
暑くて凍る冷たくて融ける熱くて氷は寒くて燃える。歌いたくて声が出なくて喉を亡くす。
犬の中ではハンサムで鳥の中では微妙で魚の中ではおちこぼれで、
感銘を受けた詩が吐露を招いて汚物にまみれた輝く肢体を持ち、
うっとりと魅了する紛れた色々がぼやけて薄らいでぼんやりと帰ってきて。

得体も知れない旅路を終えて、経験も忘れて蓄積は気化し行方は知れず訪れたただの岐路、
何処かから生まれ何処かへと居着き何処かへと還ってくる事も叶うなら。
おかえりって、云ってあげたいのか、ただいまって、云って欲しいのか、さよならと、呟きたいんだ。
何処へいきますか。今から。何処かへいけるなら、今すぐ。何処へもいけないから、今なら。



2006年11月19日(日)
思い出せるのは、思い出してくれた誰か。


うっかり、録画した事を忘れると、ばぐったんじゃないかと疑ってしまう、
そんな素敵タイトルすももももももに今日もうっかり騙されました。畜生め!

近場に神社があるのかどうか知りませんがしかし酉の市が行なわれていたからにはあるのでしょう。
という事で縁起物の熊手を買うという本来の目的は全く頭におかず屋台巡りに行ってきました。
嗚呼、そうだよね。人沢山わんさかいるに決まってるよね☆ 到着直後の感想。
場所自体は十分も歩けばいいんですが、以前この近場で迷いに迷って何時間も彷徨った果て、
歩きじゃ帰るのが無理なところまで辿り着いてしまったというなんとも阿呆な理由から
近年避けまくっていました。引っ越した当初だからこその大失態と思いきや、
半年前にもその辺に行ったら相変わらず間違った方向に帰り道と思い込んで進もうとする、
自分の服を父君様が引っ張ってくれなかったら更に更に嫌いになっていたところです。
やっぱさ、あれですよね、まともな方向感覚の人と出歩きたいよね。異常な磁石持ってると尚更です。
イコール今回も父君様と連れ立ち、兄上様は県外の彼女を送り届けている最中だったので欠席、
目移りするのは鮎の塩焼きや串焼き屋やそんな食べ物ばっかりです。
食い気魔人です。そこまで入らないくせに矢鱈に食べたがります。
面白い事に、入口に一つ綿菓子屋があった以外には、チョコバナナしか甘味は無く、
定番のフランクフルトも焼きそばもお好み焼きもありましたがそれより何より出張るのは
殆ど酒の肴になるもので、又酒も売っていました。ただの缶ビール500円とかで。
なめとんのか。すんごいぼったくりですよちょっと奥さんどんだけ場所代高いんだ。
くじ引きや射的にも心そそられます。どんだけ子供思考なんだ。
しかしとある一件の輪投げ屋で、一人っ子連れのファミリーに遭遇。
これがまたなんといいますか、適当に投げたらしい子供に向かって母親が
「何やってんのちゃんと狙いなさい!」
すんごい怖い声で駄目出しです。怖さ加減といったらモスラ級です(あんまり判らない例え)。
父親も父親でぶちぶち言って、そりゃまぁ確かにたっかい金払ってやらせてあげてるんだから
景品狙ってくれなくちゃあわよくば一つぐらい持って帰れなくっちゃ
勿体無いという気持ちはえぇ痛い程判りますが、だからと言ってそれは如何なものかと。
第一は少年の楽しみではないのだろうか。優先されるべきはそこまで金金金なのか。
多分自分の子供だったら甘やかしたりせずそれに近い事も言ってしまうのかもしれないけれど
それでももう少し言葉と声色と場所とを選べる大人になりたいなと思いました。まる。
ちなみに肝心の熊手は流し見てみました。たまにヨーイヨイとお買い上げの方への掛け声が。
うーん、本当に何しにいったんだろうか。勿論屋台で食う為です(きぱ)。
そしてその割には二品程食べたら満杯になってしまってダウンです。早いって。



2006年11月17日(金)
少しでもさみしい時。


此方田舎ではないけどシティの端っこコンビニレジ前。某派出所っぽくしたかったのかこれは。
判りませんがそんな一介のバイトの今日もしがないお仕事中のちょっとした、些細なお話。

コンビニというのは定期的にレジ内や、両替をする為の金庫内の金額があっているか点検します。
両替で間違っていればお咎めを受けたり、CGと呼んでいるものの正式名称は知らない(おい)、
現金が溢れてきたら別の場所で保管しましょう行動、なんで略称CGなんだろう本当に。
それで間違っている場合もありますし、一番最悪なのはお客様とのやり取りで間違えた場合。
貰わなさ過ぎれば取り返せないし、貰い過ぎるのが尤も最悪トラブルの種。
CGは主に札束を減らす作業なので金額こそ大きくなりますがお店の中での間違いですから。
しかしやっているのは皆人間ですから大なり小なりどんな理由なり誤差は出てしまう。
小銭落としたまま拾いそびれたり、それは忘れたり手が届かない場所までいってしまったり、は小。
んではどの時間帯、誰がやったものでそれは起きたのか、又は起きないのか。
勿論後者のが断然いんですが。どれだけ慣れても、全く無くなる事はありません。
一日に一回、CGを保管した金庫も含めて全部を改める事もありますが、
自分が勤めている朝の時間帯からそれが行われる事も無く何ていったって繁忙時、
その本点検は客足の途絶えのんびりとした昼間にやるのが専らですが、
時間帯別に行なわれる仮点検も重要です。度々間違える人は厳重注意です。
悪く言えばくすねている可能性もありますし、レジが止まってしまうのは難点ですが
不利を判っていても行なう仮であっても重要な時間です。
某99円ショップとか(伏せてない伏せてない)は全然別ですが(毒)、
殆どのコンビニは迅速対処がモットーですから、何人も並んでいるのにちっとも進まない時は
どうぞ業を煮やさず嗚呼点検中なんだと察してやって下さい。
たまに怒鳴り散らすお客様がいますがそろそろ一般常識として浸透して欲しいところです。

事前説明がようやく済んだところで本題。当店では、点検に一つの機械を用います。
店によって全部手作業だったりもしますしこの辺のばらつき具合は定かではありませんが、
手でやるよりは時間短縮になる。そんな曖昧機械です。機械だけどアナログなんです。
五百円玉は毎回一枚誤差を出すので自分で数えながらやらなくちゃいけない
お前点検の為の機械だろうになんだってそんな無駄が多いんだ、時にイラつきますv(微笑)
がしかしそんな店員達の不評に拗ねたのかストライキ、ある日突然壊れてしまい。
壊れている間は勿論の事修理の出している間も全手作業です。
以前他の店で働いていたという先輩Oさんは手作業でやっていた時のが長かったので
こっちの方が慣れててやり易いと仰られるものの、大多数は幾ら不満があったといえど、
一度だけでは信頼性に欠く為二回は数え直すかツーマンセルつまりコンビでやらなければならないと
時間も労力も割く量が倍近く増えて嗚呼早く戻ってきてと懇願する日々。
何日目か、マネージャーという役職ではあるものの繊細さに欠ける為、
元い豪快と言いますか、些事を気にかけないと言いますか、
そんな男性Oさんがいそいそと定時より早く金庫の整理をしていました。
ところでこのお店異様に名前のO率が多いんですが。ポピュラーだから? どうしたらいいんだろう。
何がってイニシャル表記し辛いじゃないですか。ぶっちゃけ今日OさんとOさんの話なのに。
仕方が無いので男性の方はマネージャーにしておきましょう。嗚呼やだなぁ、字数食うなぁ(笑)。
して、手作業で幾ら時間が食うといっても点検はしなくちゃいけませんし、
普段二つ体勢で動いているレジが一つしか稼動出来ない為お客様をスムーズに捌けない、
せめてその苛々を解消する為に、早く点検を終わらせる為に、
直接お客様とは関わりを持たない金庫をさっさか点検している訳ですが。
その時共に働いていた、先述の手作業点検のが慣れていると仰るOさんが、
おでんを作っている為こまないとレジをやらないOさんが、
手が空かないから両替をしてくれないかと自分へ頼んできます。
両替をするという事は、先程マネージャーが点検していた金庫を使うという事であり、
即ち彼がやっていた事を全くの無に帰す行動なのですが、
確かにそのレジは、点検まで持つか持たないかすこぶる微妙な小銭などの量。
わざわざ、わざわざ早めに行動を起こしたマネージャーを立てるべきか、
けれど仮に小銭が底を付いてしまったらお客様を煩わせます。
接客業としてはお客様第一ですから、マネージャーの顔潰して両替しました。その辺はさくっと鬼です。
しかも五千円札も残量僅かで、やっといてくれと序でに頼まれます。
Oさんにしてみればほんの序ででしょうが、小銭だけ動かしていれば小銭だけ数えるところ、
この上札束まで数え直させるのか。流石に考え、でもやっぱりやる。お客様第一ですとも。
すると勿論、折角早めに点検した意味がゼロになってしまったマネージャーが、
両替した? 札束もした? 両方に肯定で頷けば、落ち込んだようなため息。
やる事もした事も言っておらず自分が目撃していたのも偶々ですから
一方的にそんな事されたってどうしようもないのですが、事情を確認していた者としては、
嗚呼矢張り少し待つべきだったかとも、思う訳ですよ。
この場合は、どうすべきだったんだろう。Oさんにマネージャーが点検していたというべきだったのか、
それともマネージャーと一緒に両替すべきだったのか、それとも全部無視して
彼が点検していた事など綺麗さっぱり忘れてしまえばいいのか。
普段とても物覚えの悪い頭はそんな時ばかりいつまでも覚えているのがセオリーです。
別に誰が悪い訳でもなし、勿論自分にも責任が無いといいたいところですが、
誰かが無駄な労力を割くというのは、自分の事で無くとも、自分が関わりを持っていなかったとても、
なんだかいやに後味が悪い。悩みというよりは、経験として。どれが一番、いいやり方なのか。
いつだって模索したい気持ちはあるけれど、いつだってそんな事出来る訳が無いんだ。
その時その時それなりの理由で選び取った道はどれも、後悔に値する理由だって付き纏っている。
それでもやっぱり、一人悶々と責任を負いたくないのならば、どちらかには声を掛ければよかったかな。
そんな責任押し付け合いで解決してはいけませんか。取り敢えず駄目っぽいかも。



2006年11月15日(水)
いい子ねって、云われたかった日もある。


どうしても、疑わずにはいられないんだよな。貶さずには、いられないんだ。

最近自殺ブームですね。さらりと明るく爽やかフランクにする話題では到底無いのになんだこの切り口。
理由がなんであれそう追いやった現実への報復の機会を待たず努力にも疲れてか未来を築こうとせず、
何かに傷付いたり行き詰ったり責任に対しての代価を自らの命で支払うと言うのは、
いいとも悪いとも感じませんが、結局、負けなんだな、とか思ってしまう。
勝ち負け云々の理論ではなかろうし、心から死を望み昇天された方もいるのだろうから
一概には言えないし、やっぱり生きてようが死んでようが本人の意思だと思うので、
自分で下した決断であれば早いもん勝ち、かもしれないれど、負けにも近いんじゃないかなと。
どうしても世間一般から下される評価は同情やさもなくば狡いと言う非難、
そして今後一切それらを聞かなくていいと言う利点や、後者は責任逃れとか、
そんな意味合いですがその発言をする人にしてみたら多少なり羨みもあるのだろう。
度胸が無いでも残していく人が心配でもなんでも死ぬに至れない理由がある人にとって、
時に恥ずべき行為でもあり、時に、自分もそう出来たらと願うのかもしれない。
未履修については全く経験が無いどころか自分からその辺放棄しているのでなんとも言えず、
いじめについては一応されていた気配はありますが無関心だったのでなんとも言えず、
それどころか何故人はそういった行動を行なうのか、観察を楽しんでいた節もあるので
やっぱりなんとも云えないし、立場状況性格家庭内容どれもによってすぐ変わる。
諦めや逃げでも無く、憧れや幼稚でも無く、純粋な死の世界を望み、そして旅立った人にとっては、
何が理由であったのかとか、それ程必要な事後解釈なのだろうか。
遺書なんかわざわざ残すタイプはそれも望んでいるのかもしれないけれど、
誰がどのように痛み感じ、誰が何も感じないのかなんて本人こそもう知る事の無い余地、
それともワイドショーで大々的に祭り上げられて社会現象の象徴とされるとか
それともやっぱり叩かれるのか、心の何処かで楽しみにしながら死にゆく事もあったとして、
その本人の意思がもうこの世では確認のしようが無いのだから、誰が何を言っても仕方が無く。
願わくば、自分が自決をした時には、一週間くらいでもいいから幽霊的な意識体であって、
それがどのような波紋を生むのか眺めてみたいものです。何も生まれない確率のが高くても。
但し事故死病死他殺その他の場合で命を絶たれた場合、例えばこういったネットの世界にある、
自ら創った自分の場所に消える旨を残せないまま、というのは気持ち悪そうだ。
今から頼んでおくといいかもしれない。死んだらメールとかでもいいから死んだぞって誰かに伝えてと。
もう自分では言い出せない瞬間、怠惰や失踪では無くこれこういう理由ですよと、
述べる事で保てる何かもあるのかもしれないからね。そんな程度の体裁しかないからこそ。
しかし家人が実際そうしてくれるかは謎です。えぇ果てしなく謎ですとも。




2006年11月13日(月)
ひとひらに、ひとめぼれ。



毎日の出勤準備のお供、早朝ニュースでも伝えられた、数分間だけの集中豪雨。
一体誰が聞き届けていたのだろうか、それとも知っていても忘れてしまったりしたのだろうか。
平日まったりレジを打っていると、いきなり何処からとも無くバケツは引っくり返される。
本当にそんな表現が適切なんだろうなぁ、なんて他人事ですからぼんやりと、
刻々増す雨音を楽しいBGMに、困ったのは通勤通学途中の方々。
知っていたのならば、まだ到着していないのに、或いは電車や駅といった場所へ避難していないのに、
知らなかったのならばただただおめめを真ん丸くして何このいきなり暴力的な豪雨、
パッと見で何人か二手に分けられましたが、毎朝軽食を買っていくお姉さん軍団は、
なんともとれない微妙なニュアンス。四、五人程で成り立つ彼女達はお互いに顔を見合わせては、
入口付近でたじろいで、入店しようとずぶ濡れ鼠の皆様を見ては顔色を変えていく。
仕方がなさげに奥の方で、まだ出していないビニール傘を全員で買っていかれました。
毎日来て下さるそれも結構お気に入りの美人さんがいるので是非教えてあげたかった。
この雨、ちょっと待ってればやみますよと。しかしそこは商売ですから黙殺。ひどいや。
その他見知った顔から全く知らない方までまさしく飛ぶように売れまくるビニ傘に
レジはてんてこ舞い、店の奥からオーナーがいそいそ出てきては
傘コーナーを入口に移動するという素晴らしい行動力のような
見てはいけない大人の浅ましさのような見たくないへっぴり腰のような(言ってやるな)。
勿論数分後、予報通りに始まったと同じく予報通りに暴力的な雨はぱったりとやみました。
こんな時は当てになるもんだ天気予報。それとも、だから皆様侮っていたのか。
仕方が無いと傘にお金をはたけないしがない学生達はどっちの意味でも難をのがれ、
すっかり晴れ渡った空の下、あのお姉さん達はなんだよすぐにやんだよ、
そんな風にぶーたれているのかしらと矢張りのんびり他人事空想。
たった一つ問題があったといえば、その時に折悪しく来てしまった
お惣菜の数々が、しっとりいやぐっしょり湿っているのが気に食いませんでした。まる。
或いはもう一つ上げるのならば、相変わらず健在のそのおっさん思考はだからどうにかならんのか。
結構な数の美人さんがいるのではなく、結構美人な方が一人いるのです。お気に入りーv
だったら教えてやれよと良心回路が疼きますか。あったかなかったか。キカイダーのが優秀!



2006年11月11日(土)
ぞろ目日ですが何も出ません。


髪を切ったの巻。ですの事よ。なんだこの口調の定まらなさったら。
といっても最近の事でもないのですが軽く何週間か何ヶ月か前です。いや流石にヶ月は嘘だろうて。
大体そんな事いちいち報告に値するのかと考えればそもそもこんな事したためている自体がだって、
ねぇ? 報告魔では無いですが話の種が無いとすぐに報告に走る報告魔です。
大して伸びてもいないんだからどうせショートはショートのままなんですが、
今回はドキドキ☆ 緊張で凝り固まっちゃうZE美容室にて紛らわそうZEこの硬い空気、
一体いつまでぜをZEと言わなければならないんでしょうか。そんな自分から始めといて弱音。
こういった場所では普通はどんな話をするものなのかも聞いておけばよかったと今更思いながら
ぎこちないインタビュアーにもめげず会話して下さった中で気になる事をば。

Q1 考えながら切っているのか、切りながら考えているのか?

定期的にやってくる常連客ならいざ知らず、たまにしか現れないわ注文は特に無いわ
したとてもたどたどしい口調でまあぁやってらんねーと自分なら正直思う訳です。
しかしそんな、自分ですら思うド素人の意見を聞いて、イメージなんて湧くだろうか?
以上が質問の動機。そしてその答えはバリバリに素敵。
答えは両方出来るのが美容師スタイル☆
やべぇこのお姉さんノリがいいです。それともあれですか、あまりのテンパリ具合から
妙にフランクなこのお客がかわいそうに思いましたか。それもあるだろうに一票。
ちなみにこの美容室との出会いといえば、行きつけのパチンコ屋に近いというのが第一印象、
今うわぁ…って声が聞こえた気がします相変わらず変な方向にだけ感度のいい設定の耳です。
ふと父君様が散髪をしたくなって訪れたはいいもののうっかり眼鏡を忘れる始末で、
翌日取りに生かされるハメになった自分へ平謝りの店員さんの、
なんか態度が可愛かったので以降そこに通っています。嗚呼やっぱりどうでもいい話だ。そして親父だ。
思考がおっさんだなんてそれこそ今に始まった事じゃありませんがなんかたまに悲しくなります。

Q2 普通はどの程度の頻度で通うべきなのか?

先ず出不精です。次に髪とか正直どうでもいいです。この美容師さん泣かせめ!
だけど長くなると鬱陶しくもなり、普通以下にはストレートヘアを弄ぶ事も気になり、
そんななぁなぁ具合で一体何日間隔で行くべきなのか、割合すら判らない。
だったらプロに聴いてみようという事で、そんな個人差ありありの困った質問をかぶせると、
矢張り困った顔で俗にいう苦笑っぽいけどそこまでいかないそんな顔で、
催しやお出掛けに思い立ち、以外には四季の変わり目や半年に一回など、
現在三回程しか立ち寄っていない自分、実は前回も似た様な事を聞いたのですが
覚えていたのかいなかったのかあまり来ない人寄りの解答を頂きました。
前の答えがどうだったのか、反芻し参照すると面白いんでしょうが、綺麗さっぱり忘れました。
じ、次回いった時に覚えていたらいんじゃないか? つまりまた聞く気ありありですかと。

そして後の二つは、聞いてみたかったけれど何となく聞けないセンチメンタル乙女心大爆発、
大爆発するぐらい暴走してる乙女心って乙女心としてどうよ。戯れ言大すきです。
直接は聞けなかったのに今なら聞ける顔が無いプライバシー保護にのさばってます。
誰か答えをくれても面白いですが、同じ疑問を持つ同士がただ見ていても面白い気もします。

隠れQ3 風呂は行く前に入るべきか、行ってから入るべきか?

勿論二回入るは却下ですボツです即ダメだしです。いえ実際提案されたら考えますが。
状況に弱く流され易い小心者タイプです。それタイプっていうのか。タイプでいいのか。
きちゃない頭を鷲掴みさせるのは申し訳ないし、だけど細かい切れっ端気になるじゃないですか。
どちらかを選べと言われたらどちらにすべきなんだろう。それとも二回入るが常識、お約束?
だとしたらしょっぱなから真っ向否定かけた自分の立場は。反逆者って感じで素敵v(嗚呼そうかよ)

隠れQ4 揺れる心元い頭、抑えるべきか否か?

だらんと垂れている髪を引っ張り上げて切るんだからオトコノコーなら兎も角(偏見じゃ)
まぁ大層ぐらぐら揺らされる訳です。ゆーらゆら、ていうかぐいんぐいん?(怪しい擬音)
こんな事とかぐだぐだ考える辺り美容室初心者っぷりが滲み出ていていいですね。
でも友達にはなりたくありません。自分自身の友達になりたいと、思う時というのは結構、
参っちゃってたりしませんか。それとも逆がそうなんだろうか。対極に置いてみても、
人の道から外れている感満載なのでどちらにも寄れないこのはぐれっぷりはなんだ。
だけどきっと答えなんて、すごくなりたいか、全くなりたくないか。どっちか。いつだって。
閑話休題、流れに身を任せる事が出来ていたらそもそも思い付かないくだらなさですが、
好き勝手揺れてたらやり辛いかもと思いませんか。だけど変に力加えたら反動酷いです。
眼鏡を外したぼんやりおめめでも鏡越しに凄まじい揺れ方してるんです自分。
それを見ていると、ぴたっと止まりたくなる。そして何事も、思うように留まりはしない。
諦めて全てを委ねるべきなんだろうか。なんとなく、これについてはそう考えたりも。

ちなみに以上の質問に答えられても国家資格とか与えられません。当ーたりー前ー。
……ところで美容師になるのって、どういった資格内容なんでしょうね。
なりたい云々より、何になるのはどんな資格がいるのか、色々が気になるお年頃。



2006年11月09日(木)
心から、もう少し咲かせて。


今月は体調絶不調です畜生め。微妙な色々が絡んでくりるらー。呂律は違うだろう。

帰って来たら先ず一服とネット。メールチェックなり無料アニメ見るなり(こら)。
そのままばたり寝てしまいたくなる衝動もあるにはあるのですが、
以上の事を行なってしまうともう目が冴えてしまっていざお昼寝! なんて出来たもんじゃ。
矢張りそこのところ考えるとサクッと寝てしまった方がいいのかもしれません。
でもなぁ、なんだか気持ち悪いんですよやっとかないと。習慣って、怖いなぁ。

開けたばかりの新品ジュースを、うっかりミスで背中で押して、
間一髪惨事はなかったものの倒しそうになった時、
嗚呼勿体無いとか何馬鹿やってんだ、とかそんなものより先にふと、
倒してからどうしようか彼是考えるイマジネーション。
先読み出来るのはいいかもしれないけれど、慌てふためいて必死で止めようと、
事前で食い止めようという心構えはそういえば日頃から欠如しているかもしれない。
危機管理能力よりは、その後冷静に行動する事の方が養われているみたいだ。
第三者として考えれば、それも必要だろうけれど、備えるならば事前対処能力の方が、
何事か役立ちそうな気がする。そんな毎日、無いものねだり羨みばかり。



2006年11月07日(火)
他のものなんかじゃ、補えないんだよ。


野生が一体何処にあるというのか我が家の家猫は獲物を見つけると
か細く且つ甲高い声でふーんふん言い出します。え、それ相応しいのか?(笑)
どうも昔から、野良に構う癖はあったりしますが実際に動物の野性的な姿を見た事が無く、
故にイメージと著しく違っていようともそれが正しいといわれたらはいそうですかと
有無を言わさず納得するしかないのですが、なんかこう、野生じゃ無いだろこれは。
ちなみに獲物といっても蚊だの小蝿だのだと思いますが。そしてそれを自分は発見出来ない。
虫なんざ一切見たくないという無意識がスペシャルパワーを発揮させるのか
ただ単におつむと同じで目も弱いだけなのかはたまた、
一般的に囁かれる所謂あまり目に見えないものなのかは、謎という事で一つ。


例えば言われるべき何かを言われない時、自分が忘れたような気がして悩んだり。
覚える事より忘れていく事のがきっと多いから、要領の悪い生き方をしているから、
いつだって妙な嫌疑に苛まれる事は仕方の無い事と終える事も出来る。
例えば唐突に何かを言われた時、それが真実に近いものなのかと疑う。
遠回しとか、自分への配慮とか、考える程自分が愛されていると自惚れも無いけれど、
本当は、何かがどうなって、こうして欲しいと思っているのかもしれない、
だけど厳しい事なのかもしれないし、難しい事なのかもしれないし、言葉に表し辛いのかもしれないし、
それまでを否定して傷つけるようなものになるのかもしれない。
と言う考慮の上に大切なものは全て知らされないのではと、漠然とし過ぎてる不安。
ちゃんと、言葉を聞いているんだろうか。そこに含まれたもの、掴めているだろうか。
届かないまま宙ぶらりんに、迷子になった意思なんか沢山あるのだろうけど、
決して見逃してはいけない、損ねれば以後の道において大切な何かを欠いてしまうような。
全てとは言わないけれど、せめて要点くらいは、きちんと気付く事、出来たのだろうか。
出来るのだろうか、とは今更期待もしないんですがね。



2006年11月05日(日)
小茄子の浅漬けにはご用心☆


前代未聞の弱小っぷりを垣間見た瞬間。勿論損な大それた事では御座いませんが。
いつもの通りお土産を調達する際、自分は絶対に口にしないし
況して金を出して買う人の気が知れない食物的な苦手、
小茄子の浅漬けを発見。しかし珍しさから、誰か食うかなといそいそお土産袋に詰め込む。
そしてその予想通りの反応で、父君様はなんだかいつもの三倍輝いていました。赤みは何処にもなし。
結構彼は古来からの純和食とか、和風家庭料理と言いますか、
育った環境の違いとこれも言えましょう、子の心知らずで好きなのですが
一つ頬張る度に本当にいらないの? と若干甘えた声で問いかけられても
食わねぇもんは食わねぇよおれはきらいなんだっつってんだろ、
なんつってちょっとした反抗期を演じつつ徹底抗戦の構えで拒否り続け、
ついにラス一、十分の間で一袋完食ってのも中々のハイペースで
名残惜しそうに齧る。念入りに齧る。味わうように齧る。ごっくん。
忽ち響いた叫び声はノイズ宜しく少し泣き声にも似ていて、
一体何事かとパソコンの前から頑として動かなかった重たい身を起こし
人の不幸は蜜の味、を観賞しようと赴いたリビングでは、
何故だかお姫様の様に膝を崩して床にへたり込む父君様。
おいおいどうしたそこのヒロイン、何某かを乗せ差し伸べられた手には、
明らかに神経から既に壊死していると思われる銀歯がころり。
まさか生き残りの乳歯の線を考えるよりは林檎齧っても取れる永久歯にしか見えないが。
いやだからと言って茄子の浅漬けで取れるものだろうか。四十過ぎにして久方ぶり、
といっても年内に一度あった気もする、歯抜けに父君様はまさに泣き出しそうな瞳で、
茄子のせいだ! お前が食わないから! お茄子様の祟りだ!
言っておきますが一言一句間違ってません。い、いやだ、こんな乙女パパいやだ! 乙女か?
ある時はア○ンアルファで荒療治というか応急処置を施していた彼は、
その日のテンションによるのだろうかもう本当にどうにかしてくれ此処の少女親父(何語)。
本当に歯の下から内側に向けて濃くなる黒ずみ、時期というか寿命というか銀歯の裏側を垣間見て
こえー! おれこえー! 真面目にもっとちゃんと歯磨かなきゃ末路はこれだ!
自己管理の徹底したいと思いつつ、いい機会だからいい加減歯医者に行くといいと。
行くべきだ、行っとけさっさと、そうさ今こそ!
まさか歯医者が怖いとかいう性格でもお年頃でも無いとは思いますが、
折角行く理由が山積って二つですがある事ですし、なんかもういいから早よぅ行けや。
段々投げやりになりつつ、今日も今日とて彼は歯医者に行かぬ人。
まぁ別にね、行ったからといってどうなる訳でも無いし行かなかったからといって
自分はどうにもならないしというかどうにもならなければそれでいいかと。THE淡白!
いっそ関白してやりたいとふつふつ思いを滾らせるサドっ子の最近の楽しみは、
歯が抜けるという魔の呪文を唱える事です☆ 超爽やかに言い切ってみました。



2006年11月03日(金)
風にめくられる魅惑の甘い園。


現在住んでいるマンションで、多くの人がいる住宅で、ただ一人。
エレベーター傍の部屋にいなくとも宅の何処にいてもすぐに、誰が来たと特定する事が出来る。
いや何処にと言っても流石にお風呂場は勘弁願いたいですが。
さてその誰とは父君様であり、判別方法とは、父君様と犬猿の仲の猫(ややこしいな)のように
足音か匂いか、そんな人から離れたものではない。しかし音はいい線いってます。
逆をいえば、彼からも自分は発見出来るであろう。
胸張る事でもなし、他にもやっている人が絶対にいないとは言い切れないものの、
しかし昼夜問わず口笛吹いてる奴なんざ、我が家の誰以外にいるというのか。
しかもその選曲がアニメかゲームと来たら、来たら……そんなお友達、近くにいるなら出て来て下さい。


私信>
第一話がるろ剣っぽいとつい最近思った同盟です(なんだそれ)。
完全版に手を出すべきか何処かで単行本を探すべきか迷う近頃は
すっかりそばかすがBGMとかしているんがどうしたらいいでしょうか(聞くなしょーもない)。
最近のるろ剣ショックは剣心が緒方さんじゃなかった事だったり。どうしようもない上に今更感丸出しだ。



2006年11月01日(水)
お願い素敵なスーパーなんとか。


不安を覚えるのは、世界ではない。そんなあやふやなものではない。
自分が見聞きし感じ知る事の出来る、自己の事。誰かが自分を計る、もっとあやふやなもの。
誰かの目に映って自分と言う存在を認識されて感じられて、始めて自分が誰かにとっても
其処にいるとされるならば、自分の耳に届き認識した誰かもまた、
今の自分にとって始めて其処に存在する事になる。それまでの歴史があるのだと、認識される。
何かと交わって自分が生まれ、何かと交わって誰かが生まれ、二つが交わって二つが生まれ、
時に二つ以下にも以上にもなり、束縛されないようで流れに組み込まれて、
それでは始めて自分と言うものが認識された瞬間、誤解や間違いが多く入っていても、
過去や未来があるのだと想定され、何処のレールや枠組みに当て嵌められ、
自分に認識された誰かは、自分をそう見つめていると、感じていいのだろうか。
無性にどうしようもない事に不安を懐くたくなる。どうしようもない事はどうしようもない事で、
今更考えても仕方の無い事や一人が考えても動きようの無い事や
事実と決められた現実や現実に紛れた事実や正確なものなど何処にも無い苦しみ、
勘違いだらけで生きているのにどうしてそれを誰も正してくれないのだろうと言うもどかしさ、
叱って欲しいようで耳を閉じたいアンバランス、話していたいのに見たくも無い反逆、
こわいのに触れて、すきだからきらって、憎むから傍にいて、知りたいから目を閉じる。
わたしとは、何処だろう。どこにいて、何をしているんだろう。なにをして、私なんだろう。
それを決めるのは自分である筈なのに、自分を認識している他人からも定義付けられて、
そうしなければ生きていけなくて、評価や名誉や富にも直結していて、
それだけでは計れないと人は言うし、物差しは自分のものがあって誰かのものがあって
沢山のものがあってどれもが違っていて似ていても詳細は変わっていて、
ここにいる自分を認めたいのに認められないのが他人が認めてくれないからだとしたら、
他人に認められても自分が認めていなければ自分では無いというのが屁理屈なら、
ここはどこで、なにをしていて、なにがそこをつくり、名前を与えていくのか。
途方も無く、支離滅裂で、具体的な何かを指している訳じゃない。何、がそもそもとっても曖昧。
だけど不安になるんだ。髪を掻き乱し心を掻き立てて叫ぶ声は無音で重くても腕は動いて
此処にいる自分が其処にいると認めて何かをしていると感じた瞬間、
誰も知らなくてもそれは自分であり、自分が知らなければ自分では無く、知らなくても、自分だ。
心が遠い。躯が遠い。他人が遠い。自分が遠い。世界が遠い。此処は、何処だろう。


原初 羅列