原初

羅列 回帰



―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2006年06月30日(金)
夢見がちな心が夢見る前の。


また、あいつがやってきた。密かにアンパンマンで気にしているその御方は、
様々なサブキャラを制して自分の曲を持ち、事あるごとに口ずさむ。
白、それは白玉のーー色! 沢山のキャラが登場する中で、初登場と何回目か知らんが
再出演を見れたと言うのは、これ即ち運命と呼べるのではなかろうか。
ちなみにそんな熱心な視聴者ではないんですよ。念の為。いやほんと(逆に怪しい態度)。
しかもバイキンマンが苦手だと思っている、白玉さんとさん付けで呼ばれる程の方!
ある意味なんてすごいキャラクターなんだろうと尊敬している訳ですが。まじ?
ただもう最近アンパンワールドにおけるバイキンマンが本当にわからなくなってきたので
恐らく理由はただの深く考え過ぎって言ういつものパターンなんですが。バイキンって何(笑)。

そろそろ波の終焉が繰るのではと、微かな予兆を感じていたり。
ただ単にこれ以上新たな何かを増やすよりは現在ある何かを処理した方がいいのではと
今更思い改めたからですが(遅いよ)。そんな気持ちで、多分古本屋で連続しこむのはこれがラスト、
シャーマンキングについて。久しぶりだなと思いつつ、実はこれの終盤二、三話に掛けての号から
ジャンプが読めない時期が有りその為に現状、平積みしてジャンプが天井に届くまでの高さを
誇っているので、そういう意味では其処まで久しくも無いのだろうと。おいお前何年分溜め込んでんだ。
兄上様がずっと嘆いていた、あんな終わり方があるかと言う終幕を、ようやく自分は見届けた。
それまでに、一体どれだけ酷いところで無理矢理纏めたのだろうと正直想像した事は多数。
始めから整っていて、伏線とかちゃんと驚きとかも、沢山あった。それでいて、あの最後だ。
纏めるどころの騒ぎでは無い。打ち切り作品でももうちょっと頑張っているだろうと、
つい最近の横暴且つ字詰めの最終回を思い返す。これは本当に、途中で止まったままみたい。
何年後に最終章とかで復活しそうな勢いだと思うんですが。それとも単なる望みか。
アンナスキー。道家の姉弟ラヴ。ハオ様至上主義。葉も勿論すきです。よ。
いつもの主人公軽視方向に無いとはいえませんがいや、あーいうタイプは好きさ。
ていうか蓮超可愛い。サクッとか地面に突き刺さる角めっさ可愛い。
多分これもまた多くあれでこれなカプリングが形成されているんでしょうが、
知らされる前、誰かに勧められる前の、今はまだ和やかな愛情です。うん。



2006年06月28日(水)
今日もきっといい天気で。


現在三つのメールアドレス、いや実際はもうちょっとあったりしますが、それほらホットメールだし。
主に使用しているアドレスの内二つがかなり要らないメールに汚染されているので
こりゃもう削除しか無いだろう、とか考えています。ネット開通時から使用していた一つに
サイト内でも提示しているアドレス一つ、失いたくないアドレスとかも色々あるんですが、
なんていうかもう、面倒臭いよね(きぱ)。出た。ぱぁ、の勢いでどうぞ(何が)。
お知り合いの方の各アドレスくらいは別のに覚えさせようかとも思いつつ、
重要なメール転送しようかとも思いつつ、やっぱりそれって面倒臭いんですよねまじで。
そんな訳で後々改定致しましたアドレスのみ使用可能となります故、
間違っても旧の二つに送信なさらないで下さい。悲しくなります(笑)。
取り敢えず今のところは一つの旧アドレスのみ停止させてみましたが。さて、これからどうしようか。

何処となく知っていたのだけれど、己の美的センスがあまり判らない。な、と。
色んなところで美人さんと言うものはそうかなぁと凡そ十回は疑っている。
美男さんも同じくですが。それってただの意地悪い性格なんじゃと思う事も屡御座いますが。
陸を離れてしまえばもっと判らなくて、一面で綺麗かなと思っても全面肯定は出来ない。
大抵と同じくきれいなものが好きだけれど、きれいな人、なんてものは、何処にもいないんじゃないかと
寂しい事にさえ行き着く。でもきれいじゃないから全部きらいかと言うと、それなりに汲める面もある。
最近息抜きでたまにやっているTHEチェッカーズではフミヤがかなり押し出されているけど、
確変の9はイチオシですが全部が全部黄色い声を出せる訳でもなし。ちなみにパチンコの話(またか)。
そんな自分のお気に入りは何故かタカモクです。単なる渋好みなだけなんだろうか。
そう、それだ。若くてぴちぴちしたものに興味が無いのならば、若干老けた方が有効射程なのではと。
老いた、というのは忍びなくて老けたとかしてみましたがそれはそれで忍びなく(笑)。
歳を取られた方には、相応の魅力があると感じる。勿論若くても同じように、そして違うものも、
其々魅力と感じるけれど、一定のものじゃないからこそ、取り分け多く感じる年上や大御所の、
色気とかセンスとかに惹かれると、やっぱりただの渋好みなのかな、とか。
そこに行き着くと、多少落ち込んだりする。事実にショック、とかでは無く、
一つの結論に到ってしまうそのものが。それを望んで多くの場合考えたりもするけれど、
また多くの場合、答えが出てしまうと飽きてしまって足らなくなってつまらなくってあっさりしていて
他の意味は見方は無いのかと探る序でに自分の心さえ疑う。所詮疑心暗鬼ってオチかもしれない。
だけど、寂しいんだ。とも。求めているからといって、掴まえられてしまっては、困る。
そうそう容易く手に入らないような、捉えどころの無いような、そういうものを、目指しているからか。
それとも常日頃から、求めているからなのか。無いものねだり同然で。
取り敢えず、汗を散らして唄うタカモクの得も言えぬ色気は単発でも当たる価値有りだな、と(笑)。



2006年06月25日(日)
飛んでいく、飛んでいく。何処までも。


なんとなく、なんてひどい存在なのだろうと思う事がある。
己のみでなくこの世にあるものが須くそう。かなしいような、さみしいくらい、むなしくて、ひどい。
しかしまぁ、何処の誰とも知らない何かがそんな事を思っても致し方が無い訳で。

さて、先日突然押しかけてきた爆弾娘(それもまたひどい呼び方だよ君)が、ご自分のサイト、
ブログにて遥々二人の知人に逢いに来た旅行記をそれなりに詳細に書かれておりました。
すっかり忘れていた感もある、だけど何年越しかでようやっと叶った、夢のような対面。
お互いに的外れの予想ばかり何パターンも用意して、結局ただのオフ会と言うオチ、
瑞々しいかは判りませんが文章で、自分以外の誰かの目線で画かれた情景は、
ひどく懐かしく感じるようで、ちっとも知らない新しい領域のような。それこそ、未開の地。
ミカ命とかうっかり変換しやがりましたが誰だミカってよう。この浮気者!(どうした)
周囲の方々にも彼女は殺されるかもしれないと触れ回っていたそうですが、
なんだよそれー。ひどいなー。こっちこそ刺されるんだとばかり思っていましたとも(おい)。
放火で一緒に焼身自殺かあんたを殺しておれも死ぬってな無理心中かはたまた。とね。
結局どうにもそうこうならなかったのは、そこに到るまでの動機が足りなかったのか、
或いは両者が牽制しあって心の内に貯めて頂けやも知れませんが(またそういった不穏な事を)
取り敢えずこれからも繋がりがあるのだと知ると、素直に嬉しいような、反逆で悲しいような、
結局なんの意味も無いのだと、他人の心さえ他人にとっては世界の如く難しいのだと、
それでも何の意味も無いと評したものの積み重ねで行動を起こした人が実際にいるのだから
そんな事はこれっぽちもなくて、集大成がそうなのであれば小事さえそうかもしれない。
そうでなくても、いいのかもしれない。いちいち、一個一個に意味なんか無くてもいいんだ。
考えなくても、勝手に生まれたそいつは勝手に受け取った誰かとの間で、拾われるまでの期間で、
拾われて育まれた事で、勝手に意味を主張するのだから。例え始めから、持っていなかったとしても。
何れ輪も開通するやも知れませんが、そういった諸作業は今後でいいべと怠けの態度。
もう終わったと思っているからか、これから始まった感覚が無いからか、
手中に収めたとでもまるで思い上がりな勘違いでもしているからでしょうか。正解はいずこ。



2006年06月23日(金)
更に最後の三番目。


古本屋からの収穫は最近まだまだまだ有ります。時期なのかただの現実逃避なのか。
後者だとしたらかなりおよよなんですが。明確に否定しきれて無い時点でもうどうよ。
内一つは名前は知ってる、当時見ていたかもしれない、でも忘れたと言ういつものパターンで
ゴクドー君の漫画を。全三巻と少なかったですがそれなりに面白かったです。
最後の方ちっともセイギが出てこないのが天然見れなくて残念に思ったりしつつ(本当か謎)
矢張り何処かでアニメの印象がちらついている様子。嗚呼見たいなぁ。単純ですとも。
内一つのパイナップルARMYは浦沢直樹著という事で知っている方も多いのかもしれない。
サバゲーにはまったりもしていないので難しいところは結構すっ飛ばし、いえ文は読んでるんですが
ちゃんと理解しているかは兎も角最後まで読み進めてから、一巻に戻り、
一話だけが最後なのかそれとも一巻或いは本編の何処までか、後日談なのか探りつつ。
その時点で結構夜更かし若しくは昼更かし(聞いた事無いよ)していて目がしょぼん。
余談で一重を何気に気にしているらしい兄上様が丁度目の前を通りかかった時にそんな事を言ったら
厭味かと弄られました勿論タイミング狙っての事。まぁ本当になんてどうでもいい余談なんざましょ。
ブロック姉妹と聞いた瞬間一巻に戻れる辺り流石一日通して漫画漬けだった事はある、
そんな事を言ったりはしませんが五人の軍隊辺りも実は後の話なのかなぁと疑ってみたり。
ジャネットにね、いつ言ったのかいつか告げたのかそれだけが気になる辺りは所詮乙女。
結婚式脱走してきた感じから勝手にそう考えてみただけですが、しかしコーツの方を見ていると、
矢張りその仮説は全くもってただの寝不足が成せる技かもしれないかなと。思考能力ダウンダウン。
結局ボスの日本人について詳しい描写がなされなかったのがどういう意味なのかと。
実はゴーシの父親か、なんてシティーハンターにあったような設定も持ち出してみたんですが
だから如何せんおねむなんですて。他の作品に出てたりするんだろうか。そういう事を言っている自体。
他の浦沢作品はあまりちゃんと読んだ事は無くモンスターも興味を持っているだけですし
勿論アニメなんて全話ばっち録画済の上何処かに放置プレイですし嗚呼でもプルートは読んでます。
何処までを実在のものになぞって出来ているのかこういう作品である以上難しいですが
少なくとも地名は殆ど全部現実にあるのかな。戦争の詳しい話も自身何処までも理解出来てません。
体験していないのだからそれまでといえばそれまでですが、なんていったって地理も歴史も
小学校以上にお勉強した経歴は御座いません。そんな奴に理解を求めるかってんだ阿呆め。
日を置いてキャッツアイも仕入れ。最後に吃驚です。そこで、そうする意味があったのかとか。
まさか会社御得意の切り上げ方式? とうたぐるのは時間が経っても眠い証拠に。
いやさ、だって意味あるのかね。そこでそうである意味が。伏線と言えなくも無いシーンが
無かったとはいえないけれどかと言って必要かと問われれば全くそんな事は無いように思えるのです。
同時期に買った電影少女についてはまだ未開封。いつまでも不眠状態は流石に芳しくなく
なんといってもおねむな目でレジ打ったらとんでもない金額にしてしまって、精算自体は
小額ですし渡された金額との引き算が出来るくらいには頭も機能しておりましたが
問題はそこじゃない。そんなところじゃないだろう。職務怠慢は基本的に許せない。自分のみ。
他の人がそうしていても自分だけそうしていればいつか言及されても言い逃れが出来るだけの
正当な理由になりますから。そんなものがあったとしても、上手くいかないのもまた世の中って
やつですが。嗚呼いやですね。基本的に厭世的。染み付いちゃってるんだなこれが。
嗚呼駄目です絶妙に眠いです。目がしょぼくってしょぼくって目薬欲しいなぁ。
コンタクト大破損してから何となくその周辺のグッズを着手する気配全く無しなんですが
うむ、やっぱ目薬はいつ何時でも必要なものかもしれない。一年の内360日は忘れていたとしても。
そしてまた少し休んだら、漬けの世界に戻りましょう。そうしましょう。
しかし幾ら自分の中でのブームとはいえお前古本屋でも開く気かって言う。



2006年06月22日(木)
夢に見るまで唄い続けよう?


ネットの広い海を探っていたら、天地創造掛け合い部屋なるなんて素敵場所を見つけてしまいました。
そもそも掛け合い部屋となるもの自体に関わりが薄かった為予備知識も無く、
兎に角ドラマCDみたいなもんだろう、と言う想像で良かったどうやらあっていたみたいです。
なんつーかもう、どうしてこうして滅茶苦茶いい作品です。その辺の声優なんてめじゃないね!
無論作品愛に偏った大変私的見解も多分に含んではおりますが、それがどうしたってなくらい、
いやほんと御声に痺れる惚れる。自分は割と声スキーなので、それだけでなんの内容も無い
ちょっとひどいアニメでもその為だけに見てしまうタイプです。つまりこれまでそうだったものがあると。
いらない暴露をしてしまった。いかんいかん。大丈夫です。大抵はそれなりにいける(なんのフォロー)。
まるで情景が浮かぶようです。天地創造はゲームですが一応漫画や小説に梃入れしている辺り
流石某会社その漫画を原作にしているだけあって展開はスムーズ、台詞や行動も素敵ですが
や、ぜんぜん違うよ、声が入ると変わるね。生きるね! なんつって漫画は見てません。
手を出そうと思った頃には絶版でしたとかいうオチです。何処に行けばあるんだろうか。
誰か見して下さい。嘗て天創ものならなんでも手を出そうとした心意気は今もまだ根付いております。
嗚呼いやも、本当に素晴らしい出来で、まだ完結はしていないそうですがいつ新作は出るのだろうか?
何しろラスト更新が去年の今頃です故……ま、それは置いといて(これもまた伝家の宝刀)。
色々ご都合があるのですよ皆様。大体自身がこういう奴なのですから、人様の更新頻度に
口出しするように見えますか? 見えそうなので(落ち込んどけ)思えますかにしとこうかしら。
あまりの天地創造っぷりに無断リンクなんて調子こいちゃいます。知っている方もそうで無い方も
興味がある方も無い方もってそれは無理ですが、声スキーならいける! 御拝聴下さい。
とか言いながら既にリンク張る日にはなんだか危うい雲行きなんですが。
どうするよ、どうするよおれ!? 某生命のカードより。それでも、取り敢えず。
天地創造ー。天地創造ー。愛ラブ天創。移植かリメイクか続編求む! 激しく!
同盟熱も多分に含んでおりますから、実はこっそり忘れていたとかそんなんいいっこなしで
前々から狙っていたバナーとかバナーとかも収録してみたり。こんなところで告知かよ。



2006年06月21日(水)
さようなら、のラブソング。


いつの時も、一度すきになったものというのは大概覆らないままずっとすきなのですが、
きっかけ一つで思い出し、再燃、突っ込みたくなってしまうのをたまにはどうにかしたいとも思う。
見かけただけでずんずんのめりこんで就寝時間削るくらいにはまってしまうのはどうかと。ねぇ。
そんな感じで天地創造のファンサイトをつい回ってみたくなってうっかり手を出したのが運のツキ、
しかしこれに関してはあまり目ぼしい二次創作って無いんですが、流石ゲームだけあって
攻略チャートやらプレイ日記ならば数多く見かけ。気紛れで一つに手を出してみたところ、
思い返して懐かしい面もあれば最後まで読み進めてしまうと擬似的な切なさが込みあがってくる。
あくまで自分がやった訳では無いけれど、他の人の主観とかも混じっている分奥深く、
シナリオの補完と脳内の映像で着々久々にプレイした気分になって、そしてラストのエンディング。
あー、あー、あー、もう。なんだこの。主語をちっとも使えない言葉ばっかり出てきます。
+αで考察が入っていたのですが、最終的に主人公、アークが倖せになれたのかどうか。
これは肯定否定もし難いけれど、いい面があれば悪い面があると言う一言に尽きる。
では、彼は不倖せだったのか? それを聞かれると、それは、つまり。
出来得る限りNOと答えてやりたい。彼のおかげで確かに世界は今に到ったのだ。
一時は心通わせながらもう喋れない動植物も、広がった緑を追いやる文明も、
例えば街中で人を楽しませる為の動物達が嘗て触れ合った事のある彼等であると言う皮肉、
しかし人間と出会い唆すように導いて、友情とか、そんなんも築き上げてきたのだ。それは事実。
故郷も大切な人も亡くなってしまったけれど、代わりに愛してくれる人も、友達も出来たのだ。
戦友、仲間。もう一度訪れる筈だった伝説の最後、終末の光。始めたのが彼なら、止めたのも彼。
不倖せだったとは、思いたくない。何よりアークは、自分が不幸とか考えない性質のような気がする。
FFもすきです。2もやっておきながら覚えてるのが3だけという聖剣も、Sagaも、クロノトリガーも、
皆すきなんだけど、今考えているからそう思うだけかもしれないけれど、天地創造は別格だったな、と。
まじで移植かリメイクやってくれないだろうか。以前某復活求むや商品化求むってなサイトで
その関連を見かけたけれど、勢いに乗ってつい賛同コメント出してしまったけれど(笑)、
本当なんでもいいから出ないかな。SFCなんてもう現役で使える方が無い、そう言う理由。
半永久的に生きていける、電池寿命とか気にしなくていい、現代の何かハードで出てくれないかな。
こういうものは誰か力のある人が言ってくれると影響力ってのは違うもんだ。
のび太がなんか言ってもどうにもならんけど、仕向けてジャイアンもそういう気にさせたら、
もうちょっと状況的には変わるもんだ。いやしかしそれはあくまで子供の世界だな。
どちらかというとドラえもんのがいいだろう。力がある、人、かは別として。気にするべきはそこか?
ドラえもんの世界っていうのもまた不可思議。あれだけ発達した世界で、人はどう暮らしてるんだ。
自堕落然り、プライバシー侵害然り、いやそんな事を考えていたらアニメって始まらないのでしょうが。
そんなドラえもん考察はどうでもいいよ。何で二十二世紀人の心配をしてやらなあかんのだ(笑)。
しかしこれ程二次がし難いと思った作品も無い。これはあくまで自分の主観ですが。
なんだろう、その他のゲーム作品や、ゼノギアスとかも、多少なりとも余地はある。
いやごめんなさい実はゼノギアスも難しいとか思っていた口です。何故って書きたいのが
アルル交えての村話だから。そら範囲狭いわな。三人の如何にもな青春もの考えた事も有り。
シタン先生とかの交流も考えたけれど、やっぱり村がある時ばかり。想定した場面が悪いだけだこれ。
天地創造でも、地裏エルとアークの事が書きたいだけあって、それはつまり旅立つ以前限定。
そ、うか。別の場面考えればもうちょっとどうにかなるんだろうな。うん。納得。
でも一番すきなの地裏エルなんです。憧れの乙女! だってそうだろう!!(誰に熱弁)
イラストならちらほら見かけるんですが、文章表現となると殆ど前述のチャートや日記。
これはもう、魁になるしか無いか! 男塾なんて始める気ないよ真っ平だよ。THE偏見。
取り敢えず、もう少し身近に天創語れる人求む。これちょっとまじです。だって誰もいないんだ(ほろり)。



2006年06月19日(月)
どうでもいい事、ばっか並べてよう。


某若母の夫に纏わる浮気話だとか母親のヌード話とかをアンパンやバイキンの前で
やるのは非常に不毛だ。と思ったり。ちょろちょろ四隅に映る姿が哀れでならない(笑)。

和解と呼べるのならばそれもよく、それでも急に何かを変えたりはしない。
出来ないのではなくするつもりが無い辺りに、いい感じって云いたくなります。何の話。さてさて。
それは置いといて、でもまだちょっと立ち直れていない甘い甘い甘いよ小沢さん。
一度心ゆくまで問い詰めないとこりゃ駄目だなと、予感。誰でも無い、自分に。
何がそこまで引っ掛かるのだろう。いつものスタイルでいいのなら、こんなにもんもんとはしない筈だ。
割り切り型。引き摺らないタイプ、とはちょっと言えませんが。怒らないけど悲しまないけど許さない。
いや寧ろ、許す許さないの問題じゃなくて、事実があった事を、忘れない。嗚呼、うん、そんな感じ。
仮に、色々な面を否定して、愛情があったとしよう。誰に対して、色々に対して。
かなり他の行動の辻褄が合わなくても、固定観念を取り敢えず取っ払うのが先決だ。
だけど、だとしたら、あるのは問題に関する事じゃなく、ただただ反応に対してだけのような。

或いは人を惹きつけるものの内に恐怖があるのだとしたら、これもまた効果的な音楽なのだけれど。
局によっても変わりますが、往々にしてニュース速報、地震速報の類いを知らせる警告音というのは
どうにもこうにも落ち着かせない。おどおどと、心許無い気持ちにさせる。足元の地盤から響くように。
あくまで身近なトータルなので全てにおいてそうだとは言いませんし、少なくとも自分はそうであると。
文章の魔力と言うか、文脈が一定であるからこそ、それが適切であろうともまた恐ろしく感じる。
音楽があって照明があって人物が原稿を読み上げる音声があるニュースは、それだけで随分和らぎ
温かになっているのだろう。比較として持ち上げたくなるくらいに、それは冷たく事実を告げる。
中でも脳内にピックアップされる殺人、などの容疑。その罪に問われる、容疑者。それから、被害者。
冷酷なまでに淡々とした全てはただの名称。それに対して呼ぶ為に付けられた、名前。
逮捕というのも小説とあくまで区切られた文ではなく、速報として伝われると度合いが変わる。
名称も名前もより生々しくなって、寝る前なんかに見た日には、じんじん耳の奥から無い筈の声が、
あの警告音を伴って、それともわんわん脳内で響きだして、無性にこわくなってしまう。
弱みだと思うし、幼稚にも思え、更にはそれを他人に告げれば一種の恥を感じないでもないが、
まるで正常に恐怖を覚える自分を何処か新しくも懐かしくも思えて、きらいでは無い感覚。



2006年06月17日(土)
心の無い涙を捧げに。


嗚呼天創やりたい天創やりたい天創やりたいなぁ、と。
三回ぐらい唱えると実現するんじゃなかったですっけ。流れ星がある夜限定ですね。
なんだろう。どうしよう。これだけはなんだか、自分でやりたいゲームです。即ち稀少、と。
漫画未読、幾つかあるノベライズの内一つ小説版だけは兄上様のお知り合いから入手、
多分借りた、でも恐らく返さないんだろうと言う極悪非道、待てそれは私のせいではないですよ。
個人的に地裏のエルが好きなので、どうしてもその視点を全面肯定は出来なかったりするのですが、
しかし補完や想像に役立つところは有り、まぁ大方ってそういうもんですよね。うん。
ただ特殊表現の多い事多い事、あれはゲームやってないと理解出来ないんじゃないかと思う事多し。
かの独特を己ならどう現せるのかと問われれば、嗚呼まぁ無理だね、とか先ず諦めてみたり。
ロイドとフィーダは結構スキーな二人なのでその辺のちょいちょいは気に入ったりもしますが。
あー、あー、やりたいなぁ。今も現役で稼動しているSFCを持っている人で天地創造もついでに
バハムートラグーンも持っていてくれるとなんか嬉しかったりするんですが如何せんバトルシステムなり
理解出来なかったのであれこそ兄上様にやって貰わないと。所詮ゲーム音痴さ。
ああああううううやりたいなぁ。やってくれないかなぁ。ていうかやっぱ移植かリメイクでしょう!
もう本当見たくて見たくて仕様が無い。やりたくてうずうずしてコントローラーカモン! とか叫びたい。
劇中の曲もどれもこれもまた好みで聞きたいが為にという名目はあるので無意味にというのは
若干悲しくあったりするのですがしかし無意味に電力を消費してイベント途中で台詞をほったらかし
聞き入っているのはこれ、環境に優しくないですねぇ。大きらいな台詞五本指の。
三部作だとよく聞くのですが、残念ながらその他の関連ゲームをやった事は有りません。
クインテット自体のそんなに知らないんだろう。ちなみに会社名です。よ。
いやスクウェアかエニックスか絡んでるんですが。ていうかもうこの辺名前とか似たり寄ったりで
正直判らんです。だったら口にするなってぇの。へい。なんださっきからこのムード。
出来ればその三部作の全部、無理ならせめて天地創造の現代での復活を求む。
かなりクオリティ高いですよ。八方向斜めとかも動けますよ。絵もキャラもストーリーもいいですよ。
そんな訳でどうにかならないかなぁ。ならないかなぁ。うにゃうにゃ。
あくまで気にするのであればこの三部作ってどういう意味なんだろう。物語がリンクしているのかしら。
テーマ的にとか、そういう意味だと小耳に挟んではいるのですが。何処にあるんだろう小耳ってば。
天創やりたいよぅ。語りたいよぅ。一次でも二次でも漫画でも小説でもいいんで見たい。
つまりあれだ、要はお前天創関連ならなんでもいいんじゃないかと。いやまぁね。確かにね。
自分でやるにしても以前言いましたが、特に地裏のキャラクタなんて動かせないったら。
だって始めと最後にしか無いんだもの。地表は実際の知名だからやり辛い。
正直に言えばただただ無学なので資料集めからして却下だと。それこそ兄上様に聞けよ。
大体書きものならいっぱい同時進行で進めてるんですよ。全部趣味ですが。
月一更新の要っていうかそのものの本編もしこしこやっておりますが、飛んで中盤とか、
他人に捧げるもの捧げるもの捧げるもの後某WEB漫画の補完小説色々とか。
あくまで個人的な版権物もあれやこれやネタばかり溜まっていてつまりいつもの状態。
あーでも天創書きたいな。それこそ自足自給的に、もうやるしかないだろう! って状況なんですもの。
無さ過ぎだ。天創ものの二次創作ってあまりに無さ過ぎるんだーー!!(遂に叫び出した)
現役でSFCが稼動している皆様方、どうぞ何処かで巡りあったなら拾ってやって下さいカセットを。
そんなに失敗する拾得物じゃ有りませんぜ。お薦めです。寧ろお願いです(え)。何処の回し者。
ううぅぅ天地創造カムバァーーック!! I LOVE天創、いつでも胸に掲げておりますとも。



2006年06月15日(木)
君の元にまで届く翼を。


古本屋シリーズ。いつ誰が勝手にそんなシリーズを造ったと言うのか。
過日の文化祭にて購入したのもこの類いに入るのだとすれば、先週今週合わせて
既に六つ読破した事になります。ミコさんだけ全巻揃ってはいなかったようですが。くそう。
若干コレクター気質があるんじゃないかとよく言われますが、どうなんだろう。
見始めたからには、よっぽどでなければ最後まで知りたい、続きを見たいと思いますし。
その辺アニメに関しても漫画に関してもそうなんですが、小説だけは一旦脳内で推敲したいと
一気読みをそこまでしはしないんですが。前者の二つは数時間である程度練れるので。
寧ろ読んだ後の自分妄想がてーへんです。あれはこうだったのかとあの場面はどうだったっけと
暫くムーブメントってやつが湧き起こるんでさぁ。何故銀魂の沖田風なんだい口調が。
多分時期的なもので、別の言い方をすると波のような、今は漫画、それも完結しているもの。
それらが読みたい盛りなんだと思われまする。だからこそミコさんは悔しいんだ……!
ラインナップは おっとり捜査 霊能探偵ミコ 最終兵器彼女 外科医 東盛玲の所見、
文化祭の出し物で買ったのが CIPHER(サイファ) 月の子-MOONCHILD- そんな辺りです。
サイカノはアニメで見たのとほぼ同じでしたが、嗚呼各所激しい場面は削られていたな、と(笑)。
元は兄上様が気に掛けていたのを思い出して手を出しましたが、それを抜いてもすきですよ。
サイファは実は親戚の家で読んだ事がある、と気付いたのは一巻の途中でだったのですが
おい遅いよってなツッコミは、寧ろ一度、それも途中までしか見ていなかった漫画をよく思い出せたと
激励してやりたい気分です。馬鹿じゃないのかお前。ディーナまで出てきませんでした当時。
月の子は、どうだろう。いや嘗て見たって事はありませんが。えぇありませんが。そうでなく。
色々あれだけど、ショナとセツが個人的なイチオシでした。相も変わらず準主役側寄り。
主人公じゃなくて、でもレギュラーの、そういった辺りの人達に大概目が行ってしまう人種なのでした。
それから今回、東盛先生を読み終えて無事古本屋巡りの甲斐はあったと言う訳ですが。
そんな事言っても全部一つのお店で買ってるんですが。大層な常連さんじゃないだろうか。
そろそろ顔とか覚えられても良さそうな気がします。何ていったってその真横のお店で働いてる(笑)。
なんて関わりが無くとも、以前から通ってはいたのですが。大半は茶化し元い覗きです。
んでもってその真横の店を気に掛けた事なんてまたーく、ありませんでした。今はよくいる場所なのに。
縁と言えば縁、偶然といえば偶然、世の中大体そんなもんです。いつか本当にその言葉が必要な時に
当事者に置かれてもまだそんな事が云っていられるかは判らないけれど。うむ。
東盛先生も面白かった。ていうかまぁ、すきです。当然の如く先生と咲也がツボですとも。
単体でもコンビでもいい。何故咲也限定で先生は後見人になってくれたんだろうとか。ぽつり。
文庫版の、一応全巻でしたが、なんだろう、なんだか物足りない気分。それ自体は物語の性。
無論各話ちゃんと独立或いは連携して終わってはいますが、妙にあっさりしているところもあるから、
なんだろう、まだ続く、全然話はある、そういう物寂しさ。小さな、個々のものはあるのだろうけれど、
明確な終わりが恐らくは無いから。それこそ、先生が死んだりしないと無いんじゃなかろうか(不吉)。
勇者が生まれて、魔王を倒して、そこで終わるも好し。その後暮らした場所で娶り、余生を過ごすも。
後半まで行くとそれもまた明確な終わりの見えない系統にいきますが、そういうタイプ。
自分はシンデレラの話はあそこで終わり、と思った事も無く、それ以前をちゃんと知りたいな、と
未来をうっすら見ながら過去を切望している感じなので、どっちもどっち、兎に角そいつらについての
話が知りたい、骨組みを見てみたい、若しも叶うのなら少しでも理解がしたい、
そんな事思っているのかはやっぱり果てさてなんですが。お前は何が言いたいんだ。自分ツッコミ。
書いてて判らなくなってきたのでもうちょっと煮詰まらないといけないのだろう。それとも、もっともっと。
取り敢えず、東盛先生に他の話、続きとかが、あるっぽいとも聞いているので、新とか銘打って。
いや文庫版はちゃんとそこまでで終わりらしいんですが。うーん、こっちの会社系って
あまり買わないから知りません。いつも全く聞いた事の無い会社の漫画とか小説とか手を出しますが。
お目見えするその時があったら、それこそ手合わせ願いたい。戦うのかい。
取り敢えず、ネットで調べてみたら暫くネット書庫のサイトばっかり出てきていやんでした、と。



2006年06月13日(火)
落ち込みたいくらいに甘かったんだ。


嗚呼、これが胃痛だったよな。そんな風に感じてしまう思い込み神経性胃炎。
猪突猛進で自分が正義で正義が全てだと突っ走るレッドタイプを見ている時のような
こんな鈍さを久々に感じた。鋭い時もあるけれど、今はじわじわと蔓延していく。
自分自身の痛さに対してなのだから、これ程救いの無いものもない。キャラクタが問題なのならば、
それこそ見るのをやめればいい。一時的にでも持続的にでも。けれど自らの言葉が発端ならば、
逃げ切るなんて事はそうそう出来ないと思い知る。事態は遡り今週末の事。少し早めに帰った土曜日。
前日は予てから家で酒盛りだと脛ハムまで何処からか通販してきて楽しい夜の、筈だった。
それは悪戯心に近かったのかもしれない。ずっと昔から、抱えてきたもやもやの一端。
酔うや酔わざるやの席であれば、ふっと忘れてくれるような、それを期待して云ってみたかった。
状況もそれを推していたのかも知れない。そして言い出してしまったが運の尽き。
否、その場ではひどく笑える冗談として浸透し、その後もただただ話は流れていった。
無論出席者の二人は酔っ払いな訳なので、痛くも痒くも無い自分だけが忘れている可能性も大で。
それでもあまりにも簡単に終わってしまってあっけなく思いながら、こんなもんだと翌日も、
話し相手に変わった節はなく。だからこそやっぱり二人で忘れたのだと、楽観的に。
暫くのメールもまるで同じように当たり前過ぎて、そして過小評価を下していた事を、
私はここに認めなければならない。彼女はそんな事出来ないと思っていた。
到底出来やしないたまだと高を括り、年長者で自分なんかよりずっと長く生きている、彼女を。
土曜日いつもより早くに帰る理由になった人と同じくらい唐突に、彼女は勝手に来るとだけ告げた。
何故そうするのか問うてみても、話がしたいとだけしか文面は語らなかった。とても端的に。
これはおかしな事で、彼女は毎度毎度いらないぐらいの感情表現を用いているのに。
予感のような、知らせのような、勘染みた感覚はそっと背中を這い上がり、胃の中に落ち込んだ。
悶えるようなひっくり返るようなぺしゃんこに潰れたような奇妙な感触がいっぺんに襲ってくる。
どうしてその直感がやってきたのかなんて知れない。だけど、けれど、確かに、込みあがってきた。
肴序でに出した話を、若しかしたら忘れてなんていなくて、その事を話したいんじゃないのか。
微に入り細に入りなんて程丁寧に話した記憶は無いけれど、何より酔っていた上での出来事。
把握し切れなくても無理は無い。彼女に異変が、あったその瞬間を。
出来るだけ人のいない場所で、二人で話したいとまるで恋人の催促。更に煽るように不安は来たる。
だからこそ依怙地になって何の用件だと問い詰めて問い詰めて、ようやく搾り出した回答は
まるで自分の予想とは違っていた。確かに彼女にとっては一大事で、急きようにも納得出来る事。
隠し事が苦手な彼女はやっぱりそうだなと今日も思わせた。少なくとも、その時は。
振り撒く嘘や隠し事の口述は、少しだけ本体を見せてやればいい。或いは本体に見える何かを。
全てをまだ語りたくないのであれば尻尾、触りだけでもいいし、それさえいやだと言うのならば
如何にも真実味を語れと、有頂天によく言っていたのだ。昔々。その昔。
結局一安心して、それでも態勢は崩さずに、突っ慳貪で待つ事暫し、彼女は家に上がってきた。
しかし、部屋には来なかった。開け放たれた扉の前の、冷たく固い床に正座して、畏まり、
空恐ろしい無表情な、少し青白い面持ちで、恐らくは誠心誠意だろう、ごめんなさいと、伝えた。
突然の行動その一連に疑問を返せばあの酒の席の事、たった一つの話題を未だ引き摺り、
三日三晩寝ないで熟考、誰に話せる話題でも無く顔も知らず口頭だけのお付き合いの、
そんな場所に電話してしか相談出来なかった一人ぼっち。途端に表情は崩れだして、
今にも泣き喚きそうにくしゃり顰めた顔は、余分な肉で皮が突っ張っているのに酷くしわくちゃだった。
そんな息子に育ててごめんなさいと、居もしない兄を共に責めて、俯いていた。
見事に予感的中したのも束の間、毒づく胸中矛先は自分だった。浅はか、浅慮、爪が甘い。
寧ろそんな話題を振っておきながら普通である事自体がおかしかったのだ。
喋った当の本人が全く忘れて気にしないくらい、話題を忘れたそんな態度を取れている事自体が
彼女にとっては難しいのに。激しい起伏では無いけれど、信じ易い人、騙され易い、人だから。
だが、一つ言っておきたいのはこの話に関して、何一つ私に落ち度がない事だ。
ともすれば被害者、いや、全くの被害者、語る事に対して何も躊躇いはなかった。
事件があった。兄が加害者で、妹たる自分が被害者。恐らくは、軽く口になんて出来ない概要。
恥も悲しみも辛さも痛みも哀れみも歩み寄りも羞恥心も無ければ、彼を愛して庇ってもいない。
そんな自分がこれまで数年以上黙っていたのは、言っても利点が無い事、何も得しない事、
そして精神的に弱い母君様が、どうせこうなるだろうと見越しての事だったのに。
大丈夫だ、なんて思い込みもあった。もう時は充分に過ぎているし、自分に傷なんて一つと無い。
何より自らが常識からとっ外れている事を都合よく忘れ、当事者がこうなのだから他人なんて
もっともっとどうでもよかろうと。読みが甘かった。甘過ぎたのだ。あまりにも。
得意技は嘘と演技。塗り固めている日常でさえそう。その持ち技で自然な笑顔と、話術を装備。
リアクションが見たくてずっと楽しみにしていた、嘘だよと、告げると顔はまた奇妙になった。
涙が頬を伝いこそしないがもう殆ど泣いている顔に驚きが混じって、痛みが少しだけ薄れた。
その調子だと、如何にもいつも通りでしょう? 姿勢全てが語っているようにフランクに。
徐々に日本語を理解してもっと驚きがやってくると、同時に血の気も顔に蘇る。
ほれそこだと畳み掛けるように椅子に腰掛け、後一週間は様子を見たかったと、
高々二、三日でネタばらしさせられる羽目になるとは思いもしなかったとすっかり興味を失ったふり、
笑っていいともの指摘でもすれば、これまで相当思い詰めていたのだろう、
すぐには切り替えが上手くいかずにぐにゃぐにゃと何某かを呟いていたが、やがて、
縋るように本当かと何度も問い掛け、ここまで弱るとはちょっと良心が痛んだと、
付け加えれば最適だったけれどそんなものがあるとは真面目にちょっと思えずに、飲み込んだ。
振り返ればああ言えばよかった、こうすればもっと上手くいったと微妙な点数の振る舞い。
その後予定通りに昼飯の外出。しかし、幾許か彼女の心は明るさと、混乱に振り回されていた。
唆すように野次るように嗾けるように追い討ちを掛けて道中ずっとふざけ回っても、
それが地であると認識出来る程人に広く自分はそうと知られている。自信があった。
と言っても元々馬鹿みたいな軽い気持ちから招いてしまった自分に対して、
そこまでの自信も何も無かったけれど。何処を訪ねても禁煙ばかり、諦めて腹ごしらえ、
一服を求めてファーストフード店にでも入る頃には、兄を打ん殴りたかった気持ちをどうしてくれる、
そんなジョークを言える程度にまで、尤も本音ではあったが発言出来る自体が、
回復したと見えた彼女は、しかしこの三日間の前歴がある為注意深く観察し話を誘った。
或いは振った。甘く見てはいけない、確かに。その結果が、この露呈なのだから。
だがあまりに信じ易くあまりに騙され易いと言う前述通り振り回される性質の彼女は、
多分、なんだか、一見、どうやら、突拍子も無さ過ぎる冗談に胸を痛めた昼と夜で
すぐには傷を治せないけれど、それが贋物であると信じては、くれたのではと希望的観測。
甘かったのだ。本当に、甘かったのだと思う。自分的にも、四十路にでもなったら面白い話として
語ってみようかと思っていた事なのに、何故あの日あの夜突然に、気紛れが働いてしまったのだろう。
これも重ねて云いますが、決して私に非は無いのです。序でに庇い立てする義理も無い。
それでも余計な災いを呼び込まない事以外に敢て言わないでいる理由があるのだとしたらば
それによって大きく変わるものがこわかった。明らかな同情や憐れみを寄せられる事がいやだった。
彼に対してそして自分に対して見る目も態度も大幅に変わってゆくだろうし、
その亀裂がしこりが生み出した不協和音を生涯背負っていく羽目になんてなりたくはなかった。
今もそう、自身が思っていたよりも重大性を持っていた事に対する侮りもあれば、
悟らせない程穏やかに動揺と混乱を繰り返した彼女に対する敬服、見直しもあれば、
同じように、十字架なんて恰好付けてみた言い方をすれば、重い荷物を持ちたくは無かった。
何処までも自分本位で事を進み考えるのには我ながら恐れ入るといったところ。
呵責も罪悪感も苛めも愛情も何一つ無かったけれどその代わりにせめて、
今度機会があったら死の床に伏せる事確定した上で、嘘さえもが嘘だったと、伝えてあげようか。
取り繕いの中で、いらない発見一つ見つけ。彼女を落ち着かせる為の嘘は、先述にある、
常日頃から振り撒いている、人を信じさせる嘘に通じるものがあった。一握りの本当を混ぜた嘘。
逆にこの合いの手が入る事で、話はより確実に現実の出来事に近付いていた。
問題が問題なだけに加害者側の彼にももう一個の片親にもこの話題が彼女から漏れる事は
これこそ有りえない、の堂々トップスリーにランクインだ。冗談に濁してしまったところが一位じゃない。
性格的にもそれは無いだろうけれど、兄上様がその話題を母君様の口から触れられた時、
どういった対応をするのだろうか。それとも忘れているだろうか。まさか。けれど、多少の大袈裟に、
怖気づいてそこまではしなかったと自らの為墓穴を彫る事になるのかもしれない。末恐ろしや。
今になって思うのは、当時、というより少し時過ぎさりし後の事、それを話してみたい相手がいた。
時代を鑑みなくとも十二分に、その事を毛程も気にかけない時点で異常さは自認していたけれど、
なんとなく彼女にならば打ち明けてみたいと思った。どういった反応を示すのだろう。赤の他人は。
身近にいる分狂ってしまうだろう母君様には何十年黙っているのだろうし、父君様に話しても
面白みは期待出来なさそうだと、であれば一つの予行演習として、それとも、友達になりたかった。
当事者としての心構えは無くとも、周囲の反応ぐらい簡単に読める。その上で秘密を共有すると言う
幼稚な連帯感を持ちたかった。結局ずるずる流れてそれを話す機会は無かったけれど、
それでよかったのか、それとも先に彼女の答えを知っていれば母君様にうっかり口を滑らすはめに
ならなくてすんだのかと、不毛な質問の行き先は、自分の愚かさに胃が沈む今日には着けない。
誰を責めても誰を思ってもいない。まだまだ甘いなぁ。本当に、甘いなぁ、と。
他罰的になりたくなくて、常に溜め込む不満は自分の至らなさに。思いだけは、叶わないけれど。
そんな訳で絶頂ブルーな時期に入ってもいますが、似たような冗談を浴びせ続ければ
いつの日かどれが始まりだったかなんて忘れるくらいに薄れる事を願う。
取り敢えず、いつか話したいと言っていた話は無期延期の方向でお願いします。>私信



2006年06月11日(日)
繰り返せない、繰り返したいから。


突然木曜日に、今度の土日に泊めてくれと言われても、来週の土日の事かな?
と言葉を無視してすっ飛んでしまうのは致し方の無い事ではなかろうか。
ただ訪れるのではなく、宿泊場所の提供を、譲るように確かに記したけれども。
だからと言って幾らなんでも、前日前々日になってそんな脅しみたいなそんなんありか?
そういう訳で遥々遠出して事の序でかこれが目的か我が元まで訪れた人一人。
事の展開を数パターン用意していたのは事実ですが、己の想像力の無さを
この日程認識した事もそう、ないのではなかろうかと。そしてそれは多分、お互いにいえた事。
ドシリアスもいいところに、暗いムードであるのは先ず間違いないであろうと。
でなければ刺されるかも知れない。これでも真剣に考えていたのですが。
相手まで同じ事を考えていたと暴露されれば、なんとも滑稽な図にしかならないのは、
つまり互いに信用が無いのかそれともそれだけの時が経ち過ぎていたのか。
出逢うべき日を遠くに残して何年ごしか逢いに来た約束は、ひどく穏やかなものだった。
まるで友達のように語らい、まるで旧友のように同じ屋根の下寝て、
翌日なんて漫画を読み耽っていた。一体何しにきたんだ。そして何をしているんだろう。
思いを否めないのは事実なのだから詮無きかな。だからといってこのまったりはなんだ(笑)。
結局大した事も無く、それともまやかしがそう見せかけて、一泊二日彼女は帰って行った。
嗚呼、ねぇ、本当、何をしていたんだろう。ついさっき。これまでの数年も兼ねて。
なんでもないように見えそして思えるのは、あまりに愚か過ぎるのだろうか。
そんな事を思うのは、したためている数日の間の出来事でまた、一つ山が関わっていたからだろう。
人ってのは計れない。他人ってのはあくまで自分とは違う人。幾ら未来を想定してみても、
感情の動きなんて自分自身の事さえ全て判りっこなんて無いのだ。なんて、当たり前の事。
思い知る。自分がなんであるのかを。多分、異端児だったのだろうと、認識さえ持たなかった異端。
今更自己認識が強くなったのは、二人の彼女によるものなのか。それとも矢張り、というのは悔しいが
自分と言う人間がまだまだそしてそれさえも決して埋め尽くせない、ちっぽけな、器だという。



2006年06月09日(金)
プレイバックは出来ない主義で。


知り合った中で、数多く優しい人がいる。と同時に、沢山の危険を孕んだ人達なんだろう。当たり前に。
一辺だけに見える輝きでも、当たり障り無く付き合っていこうと、始めは誰でも思っているから
そうなのだとしても、短所を見つける事の方がとても簡単だから、たった一欠片知った部分だけに
しがみついていい人なのだと思い込んでは、食いついていこうなんて浅ましさもある中で。
また一人、出逢った人がいる。とても優しくて、傷付き易くて、痛みを知るからこそそうなっていて、
だから誰かを傷つけたりしないように、強く見せかけている少女だった。
その説明はかなりの部分が不足していて、敢て足りない事にしておこうと逃げ出す心掛けがあって、
先ず少女であったのかといえば、多分彼女は少女では無く、色んな意味で少女だなんて
或いはただの呼称、そして或いは多少なりとも下に見ている傾向。あくまで自説。
優しかったのは、誰にでも優しさを振り撒くから。その中に垣間見える執着と愛着は、表現に、
そしてその表現を齎した本人に何某か還元されているのだろう事。言葉とか、態度とか、なんでも。
傷付き易いのは、些細な言葉のあやにさえ興味を持って、推敲し、噛み砕いて、
そうして思い知ってしまうから。そんな少女に、投げ付けられた言葉は一言でも判り辛くても
すぐに難解に、そして残酷になれる。そんな彼女に、幾つも投げつけた、自分もその一人。
痛みを元々知っていて、けれど更なる、新たな痛みを与えたのは他でも無い私で有り、
執着は台詞の真実を見い出した時違う部分での執着として、嘘だと懇願し泣き喚いた。
その前に既に別の事で傷付いていたから、ただ差し出しただけの腕もどんなに慈悲に満ち、
縋りつきたい支えだったのか知れない。そうなると判っていて差し出し、そして自分のシナリオ通りに、
終わりを迎えた。筈だった。最初から其処の時点までが、予想されているべき範疇だったから。
心酔したように踊り狂うように盲信していたんだろう実際、何処まで昇華された存在だったのだろう。
決して裏切るべからず、決して突き放す事も無く、ただただ愛を注ぐマシーンと錯覚さえ持てた一瞬。
素振りを制し誤解も何も域に達する、理解していて何故行動を行なうのか。心が無いのかもしれない。
始めから、終わる為に始まったのに。知っていたのは、原稿を渡されたナレーターだけ。
深い深い情愛を注いで、心底吸い付くようにしがみついて、その末路に最初から予定されていた
さよならが来るなんて、相手には唐突。もう数年も、前の事なのに。未だに引き摺る、心麗かに。
言い振りを見返せば何処の神様のフリをしているんだか自覚も辟易も何度も繰り返し、
しかし確かにそうだったのだ。どの一瞬か、それまでの全てか、彼女は信じ頼り愛し、
一人の知り合いのようにも見えて、隣にいるのが当たり前の幼馴染にも嘯いて、
かけがえの無い親友にも感じて、始めから繋がった家族にも似ていて、これ以上無い恋人にも霞んで、
見守ってくれる神様にも近くて、ただの凡人にも同じで、顔も知らない遠くの人も違いない。
それならば何故、そこまで心弱る程に、預けてしまったのか。それを理解する術は、勿論無い。
言葉を愛し語り交じったからこそ、そこまで深く、彼女にとっては深く、二人は通じ合えたのに、
一方的な遮断と拒絶、どれだけ弱いものか思い知った、たった一日でどの言葉も届かなくなる。
まつごを予測出来なくても、気付くべきだったのか誰かは云えないのか。騙されていたんだよ、とでも。
許す程に尊い言霊は、彼女にとっては心削る創作だった。一言一言に考え込んで、眠れないぐらい
夜を通して、手紙だって徒や疎かになんて出来やしない。愛して、いたのだと思う。
全てに対して、ある一線を持ちながら別け隔てなく。そういえばなんて聞こえのいい聖女。
突然袂を分けてから、彼女にとっては音信不通。此方もまた数年後に、消息を確認した次第。
その中で成長した少女はまだ、心を傷付け振るわせながら、決然と立ち上がってはいたけれど
迷い痛がっていた。一人の人間としてみていたのかどうかさえ疑わしく、そんな事を口にする事さえ
資格を持たない私が云うのもなんだけれど、忘れられない記憶は薄らぎ、忘れない為に必死になって、
忘れていく事を哭いて引き止めた。なんとかかんとか体裁を保っていたのか、今ではそれなりに
立ち振る舞えるのか、言動を見る限り読む事は少しずつ難しく、時の経過がそうさせたのか、
それとも成長した彼女が無闇矢鱈に傷付く事をもうこわがって、或いは学習して、
強くなった証の代わりに、少しだけ難しくなったのかもしれない。ユーモアセンスをフル出動で、
誰かにだけ理解るように、同じ痛みを持った誰かには伝わるように、書き記していったのかもしれない。
そして勿論、いつまでも時に縛られたままじゃ人間は、誰しもいない。経験に変えようが
煩悩に終わろうが足掻いて前に進む為にとか言いながら横道に逸れたりして。
決然と答えを出し始め、見違える程に成長し、本質を磨き続けながら、時が催促した彼女になって、
逢って、逢いたくてきたその時に、どんな道を、見出せるだろう。導いてやるなんて億劫で、
自ら動きもしないだらけものだけど、せめてその時に、正面切って向かってやりたいのに。
まるで彼女の為に待っているかのような優越。まるで見透かして自分が偉いとでも言いたげな憂鬱。
さぁおいで、心の内に。
なんにしても、ただ待っていたり、痛みに震えている事に限界を覚え、我慢をやめて、
そもそもそうするだけの理由なんて始めから無く、戦って然るべき相手に立ち向かう為、
若しかしたら足は気ままに、主人を運んでくる事でしょう。その時には、立ち向かってあげなくちゃ。
寸分の優しさか、まだ残された理性か、真実を伝えた差異の驚愕を覗きたい邪悪な心か、
なんにしても、動き出した彼女に対して、してあげられる事、そんな押し付けがましささえ正当になる、
それがいやで我武者羅理窟付けたくなる、そう、巡るべき時がきたのだ。やって、きたのだ。此処に。



2006年06月08日(木)
大きな事からどかどかと。


やだー。橘さん超すきかもしんねー。おやっさんじゃなくてですよ(字も違うよ)。
ちょっと古い漫画のダークヒーローです。正直古本屋で買った時は大した期待を持っては……
いなかったんですが(かなり失礼)(いや本当すいません)おっとり捜査意外にすご面白かったんですよ!
すかし具合とか微妙なボケとかとかとかとか。いやもうどうしましょうか。思いの他はまってしまえそう。
これって推理ものに入るのか。サスペンス? そんなところでしょう。ジャンルってややこいよな(文句)。
所謂頭脳は大人やじっちゃんの名に掛けてよりは好きなタイプです。推理しないでただ読んでいる人。
スパイラルとはまたちょっと違いますし、ベクトルとしてはEIJI系? きっとそんなもんだ(アバウト)。
いや本当ですね、偏見懐くとはちょっと違いますが敢てランクとか述べるのならばそれはもう
さぞ期待出来ないだろうといった位置から見下していた訳ですよ。其処からの急浮上も有りますし、
だからそういう嘗めくさった見方がやめられない(邪悪)。ただ単純にツボなのは認められますがね。
キャラも勿論の事雰囲気きらいじゃないのやー。すきといえないのはあれだからですあれ。あれ。
一応あんなんでも職業を気にしてか最後の方にしてやっと接吻一回ですからね。あんなんでも(強調)。
その前に散々危ない目に合わせるわはだける乳も見放題なんでしょうがそこはまぁそれとして。
そんな人が多分一応主人公らしい。巻末四コマによるとそういって拳銃ぶっ放していたから(笑)。
あーあーあー橘さんすきだー。秋葉だって伊達だって(notオヤジギャグ)五十子だってー。
ファンキーだって竹迫兄だって真田警視だって黒崎女史だってさくや女史だって元やくざの女という
過去をさらっと気にしないそのお相手だって(つまり名前が出てこないと)対し姑臭い鬼塚の組長だって
すきなんですが。いいキャラしてるぜこんちくしょう。うーわー誰かに薦めたい。
しかし古本屋で買った=微妙な汚れがいざ貸し出す時にさぞかし気になる事でしょうから。
自身が読む段に関しては全くかは謎ですが大して気にはしないですが。せめてそれぐらいの
他人に対する配慮は持っていたいかと。しかしそれを配慮と呼ぶのなら。ブツブツ。
落丁本では無いのは大変な救いで御座いますが。YJもたまにはチェックしますが
知らなかったし名前の印象だけで定価だったらきっと手を出さなかったんだろうな、と。
同じように買ったもう二つの内一つは(ややこいよ君)序盤かなりたるんでましたが徐々に徐々に、
えぇそれはもう徐々に徐々にカンロクいじめたくなってきました。ミコさんじゃなくてカンロクいじめたい。
最初とちょっとキャラ変わってないか? 誰がそんな株を上げてもいいといった?(怖いよ)
ありきたりなところで最後には恋して散る方を選んだ京極華月をもうちょっと覗いてみたかった。
どの辺の何がありきたりかは、色々に思い当たり過ぎて一言に纏めたい。そしてその場面で、
アズサがミコに向かって投げかけた鏡花の過去の事は、シビアであって、興醒めであって、
リアルであって、でも冷たく感じるような、都合のいい漫画の都合の悪い部分を見てしまった感じ。
決して貶しているのではなく寧ろこれは賞賛しているのですが(えー)。
何が一番惜しいかって、確かに全巻セットで購入した筈なのに明らかに続きがあるらしく
ネットを彷徨ってみたら後二巻! 後二巻何処ー!! しょうがない、どっかで買おう。
続きが読みたくて買うという行為はとても単純な欲求ですが、まさか神宮寺ミコに対して
その欲求を働かせるとは思わなかった(笑)。要するにエロ漫画ですよこれ(わ)。
失礼な話、古本屋で見つける本て、嘗てから探していたとかよっぽど惹かれたものでなければ、
打算的な暇潰しの為に買ってしまう事が多いから。そして大抵そのまま手放せないのだ。
そんなだからどっかの誰かみたくいつか下の階に床が抜けっちまうんじゃないかと
夜な夜な父君様の不安が正に重くなっていく訳です。どっかに書庫でも作りましょうか。ちょっと真剣。



2006年06月06日(火)
思い知るのには、まだまだ早いよ。


DVDの 予約画面で アンパンマンが アンパン と省略されていると。
思わず無意味に空白を入れたくなるぐらい、虚しい気持ちになりました(笑)。侘しいとも。
そんな事はどうでもいいんですが。嗚呼だけどアンパンって、そうだけどアンパンって……!

父君様がどっか出掛けよう、と行った場合の脳内パーセンテージ。
パチンコ 72%
ゲーセン 15%
知り合いと呑みに 6%
食事 5%
その他 2%
大体こんなところです。かなり精密な数字だと、適当に打ちながら感銘受けてました。馬鹿かお前。
ちなみに自身がそう言われて思い浮かぶ行く先は
パチンコその後にゲーセン 92%
パチンコその後に食事 6%
純粋に食事 1.2%
知り合いと呑みに 0.5%
その他 0.3%
大体こんなところです。矢張り確かな数字だと、矢張り適当に打ちながら、矢張り感動矢張り馬鹿だ。
しかしそうであっても、持ちかけられた際自分はパチンコという主語をあまり使わず、
出掛けると言う形容詞を使います。何故って、若しパチンコじゃなかった場合まるで行きたがりみたいで
ちょっぴり恥ずかしいじゃないですか。空回りするタイプになりたく無いんですね。
無駄な、身にならない努力だとはなからしない方ですが、早とちりっていうのもこれ中々。
それにしても殆どパチンコで一致するのだから、まさか映画にいくとか水族館にいくとか
前日によっぽどそういうところに行きたいと吹聴しなければありえない選択項目です。大まじ。
そんな感じで現在にわかチェッカーズファンです。もどきとも。似非でもいい線行ってます。
ずっと聴いている内に星屑のステージがすきになってきました。神様ヘルプも熱いので。
新台で入ってきたので冷やかしでやったら思いの他結果がよかったので単純に好きになっただけ。
なんてあれな理由なんだろうか。本当のファンになめてると思われても仕方が無いね。
かと言って逆輸入的にエヴァを好きになった人がいても、自分はどうとも思わないんですが。
誰もが自分と同じ感覚でものを考える、なんて物差しは痛い目見ますから。うんうん。



2006年06月04日(日)
グレートブリテン並みのグレート。


暇に寝倒しつつネタを推敲しようと考えていたこの土日はいきなり予定が舞い込んだ為、
急遽お出掛けデイとなりました。お誘いと言うよりは招待に近い、ほんの二、三日前の申し出。
以前から体験が無い故常人より拍車を掛けての文化祭行きたい病を患っていましたが、
それをなんとまぁ無駄に脳内の領域を使っていると言うのか(失礼)覚えていて下さった
綵花嬢からの心優しい提案です。文化祭ー。文化祭ー。作り手に回った事の無い文化祭ー。
出動が遅く昼も過ぎてから着いたせいか繁盛を過ぎた店また店を彷徨い、高校生の送る
お化け屋敷というのは一体如何なる難関が待ち受けていると言うのかかなり気になりましたが
行列を見てさっとダウン。人ごみごみの中で待つのは地獄です。拷問です(そこまで言うか)。
漫研だったか文学部だったか忘れ更にはどちらも名前が見つからずギブアップの末メール発進。
天からのヒントをミリオネアで言うと十万くらいで使った気持ちです。くぅっ、勿体無い!!
楽しみにしていたいやそれは色んな意味でと確かに言えますが純粋に楽しみにもしていた
演劇部の舞台は当の部活動自体がなにやら疲労困憊気味でつまり上映されず、
ちょっぴり不貞腐れながらお菓子を貪りつつ嘗ての台本を貪りつつ時には合間で話をしつつ
まったりのんびりだらりと文学部展示場で過ごしていました。合間で会話です。うわぁい(何)。
最中綵花嬢に突然茶道部の出し物に行かないかとデートのお誘いを受け、理由を尋ねてみたところ
笑顔で友達がやってるから、と言われました。事前に券を買っていた、理由ですよ。
反応一つに自分が過敏過ぎるのでしょうが、しかし矢張り私は長年、綵花嬢というのは
天然ではないものの明るく笑ってフランクに、冷たい事を言い放つお方よなぁ、と。
違う、一切の悪気は無く、と思うだけで演技なのかも知れないが何故って疑心暗鬼の塊だからさおれ、
題材にもよるのでしょうが彼女に勇気を出して果敢に何事か挑んでみても、あっさりばっさり
斬り捨てられるオチなのだと思う。玉砕程、派手じゃない。と言うのは被害妄想というやつですか。
いやもう本当いつか後ろから刺されるんじゃ無いかって不特定多数の誰かじゃなくて限定一人に。
そういう訳で遺書としての機能を果たせるか判りませんがそんな意味を込めてしたためて有ります。
全部行き過ぎたジョークのつもりですので(最低)、嗚呼どうか夜道で忍び足で街頭から見える
影の位置に気を使って寄ってこないで下さい。お願いか。スリルに満ちた日常って素敵(え)。
しかしなんとも惜しい事をしたのが、休憩所の匂いを醸し出している机の一角、
単行本が置かれていて、去年は某天使なんかじゃあらへんで(なんだそれは)だったのですが
アニメ第二話で早くも胃痛に挫折した、此処はきっと笑うところです、ガラスの仮面が
今年は置かれていた為手に取らなかったのですが、その一角になんと、ワイルドなハーフが!
何故か家にあるそして恐らくは兄上様が友達から借りパクしたまんまだろうと理由は判っていますが
勿論敢て何故か、十巻まであるワイルドハーフ。ちょお待てやその続きは! 予々幾年月。
十二巻まであるのを発見したのは、HRの為速やかに片づけがなされ始めた時でした。
あーあーあーあー勿体無いよー勿体無い事したよーチャンスアーップ! だったのにー。
大方の文化祭がそう言うプログラムかは知りませんが私的にはそう思える二日編成の今回、
果たして家に帰るべきか近くの実家に突撃晩御飯をかまして翌日の出撃に備えるか、
祭りの最中でも塾があると言う言い訳なのか変態なのか(軽いイジメですか)此処は是非間を取って
真面目という事にしておきましょうさせて下さいおれいつか殺されるかもしんねぃ。誰かに(笑)。
そんな理由で放課後の逃避行、逢引を拒絶されてから駅までの道中、そして切符を買う前の
三十分近くホームに佇んでは駅員に怪しまれておりました。大丈夫、そんなの慣れっこさ!(駄目だろ)
天秤に掛ける題材としては、帰宅する場合の損得、ネットが出来る、漫画が読める、
DVDの予約が心配、明日は新台スー海に挑戦しようと思っていた、そんなところ。
一方留まる理由としては、近い、早い、安い、まで来ると何処のチェーン店ですか。安いのは電車賃。
晩飯が若しかすると呑みにいけるかもしれない、限定はされるが漫画が読める(主に美味しんぼ)、
家に人がいないかもしれない、そしたら徒労に終わるかもしれない、そんな悩む事三十分です。
馬鹿みたいですね。時は金なり。あっはっはっはでも甚く真剣な話なんでぃすよ。だから馬鹿なんだ。
結論としては自作の映画が見たかったのと、パチンコなんていつでも出来ると言うとてもとても
説得力のある楯を引っ提げて実家に駆け込んでみました。いなかったらベランダから入ればいいのさ。
一階です。冬でも多分窓に鍵かかってません。おいおい大丈夫かよ防犯上。そんなずぼらな過ごし方
数十年の我が家です。盗られるもへったくれもないのは金目のものが無いと言う侘しさです。
余分に食べるものは無いかもしれないと事前連絡も無論考えましたがサプライズ重要視、
人の迷惑顧みず、インターホン越しで宅配便業者を名乗ってみました。一発でした。
一発でばれたのではなく、一発で招き入れてくれました。だから防犯上どうなのよそれっ手羽先!
やっといてなんですが母君様にお説教食らわしてみたらいつもは見てるのよ、とありきたりな弁解。
なんでもいいです。ただ黒い帽子を目深に被って俯き顔も見せない荷物も持たない宅配業者は
そんなにいないと思って下さいせめてせめて。襲うだけの物も人も無くとも用心用心。
後は計略通りに呑みに繰り出し微妙なワインだった為か二人で一本ずつあけても大して酔わず、
体が火照る、饒舌になると言う初期装備と言うか効能として受け入れられる部分、
寝酒として有用な面は出てきてくれたので比較的楽しい時間でした。何よりタダ飯!(意地汚い)
おまけとしては、母君様までが熱に浮かされて文化祭に行きたいと言い出しましたが、
親と一緒に他校のであれ出向くなんて恥ずかしいよ! と行った思春期にありがちの羞恥心ゼロの為
快諾、予定は早々と決定致しました。チーズフォンデュは美味しかったです。感想。
余談の中でもいらないと思われる余談は、その店そこに住んでいた十数年看板は出ているのに
しょっちゅうしまっている為閉店してそのままなのかと失礼極まりない事考えていたのですが、
単に御二階に店があっただけの事でした。あー、だから看板ある日とない日があったのかー。
お前馬鹿だろ。通算何度目ですかこれ。十何年の固定観念って怖いですねぃ。ひぃひぃ。
ちなみに翌日も矢鱈と遅い出撃をかました為店は軒並み完売状態でした。あれーおかしいなー。
四時までだと思っていたのがどうやら十四時までだったみたいです。初歩的ミス! 且つ、前日昨年と
お前は一体何を積み重ね見てきたんだって言うね。豚汁食べたかったのになぁーあぁー(煩い)。
何処の主催か古本市と言う場所もありまして、前日はすっかりHRまで某所に居ついていた経歴の為
帰りに寄ろうと思った頃には店仕舞いされてらしたのですが、せめてここでまで二の舞は出来んと
葛藤の末重い荷物背負って暫く校内うろついてみました。単行本計二十五冊。纏めて買ったら
学生が袋詰めするのに大変そうでした。よっぽど代わってやろうかと言い出しそうになりました。あは。
担当の教員なのかそんな方もいきなりの大人買いに少し早口で上擦って有難う御座いますと
言って下さいましたが寧ろそれはこっちの台詞で一冊二十円の破格って言うか破格なので
合計で五百円です。一冊一冊でも充分実感は出来ますが、大量に買ってこそ噛み締めがいのある
価格設定だと思います。おれ、漫画の為なら荷物なんて苦じゃないよ! 素で言い出しそうでいやだ。
その後父君様に怒られるのが目に見えているので隠す事についてはいや隠すと言うか森の中方式で
纏めてしまえばわかりゃしない、こっちのもん、ちょっぴり体積増えました? くらいなあれですが。
そういえば前日に、明日の出撃を聞かれてまだ決めあぐねている時、予定があるので今日程
構えないと最後通告を言い渡された綵花嬢のお役目ことダンス部の出し物にもちょっくら
関わってみようかと大荷物引っ提げて何処も彼処も食べ物販売してくれないのでちょっと拗ねながら
まぁ理由は全部殆ど大体どんどん度合いが弱まって行くのは自己弁護です。
体育館に足を運び久々座れたのはいいですが、正直な話をすると予々ダンスの意味とはなんぞや?
なんて思っている人間が果たして貴重な一席を占領してよいものやら、予想通り茶々いやいや
ツッコミいやいや指摘を交えながら眺めておりました。照明の演出は時々失敗に思えました気のせい。
すっかり閉幕ムードの校舎を後にして肩に背負う荷物が重過ぎて人を訊ねる気にもならず
挨拶も無しに失礼な帰り道、専らの話題としては文化祭の造り手に回りたいなーなん、て。
でもこれかなり難しいんですよ。土台無理とまでは言いませんがかなり面倒臭い話なんですよ。
先ず普通の高校に今から入学するのは無理だろうと第一の難関。年齢制限矢張りあるのかしら。
しかし夜間に通っても文化祭があるとは思えない。これは調べてみないとなんともいえませんが。
したらば大学の学園祭は如何なものかと新たなる提案は、その為に面白くも無い通信教育でも
受けなければならない。ちなみに文化祭が無い時点で何処かしら夜間は没くらってます。おれに。
決まった時間に決められた事をしなければならないのが耐え難い苦痛の自分は、つまり学校制度
全否定、寝たい時に寝て食べたい時に食べたい。一時間前後の猶予が欲しい。
バイトや仕事なら別なんですよ。だけど無益或いは此方が支払うべき立場にいてそうしなければ
ならないのが受け入れられない。それじゃあ大凡の物事になめとんのか貴様とパンチ食らいますが。
でも人に急かされたり、や、それはいやなんですが、期日や必要に迫られないと行動しない
怠け者タイプなので、通信も多分途中でだれて駄目だと思うんですよ。真剣身が無いねいつでも。
だったらひたすら独学で大検でも受ければと今度は母君様からの提案ですが、
理数系絶対無理無理無理無理。腐っても文系だと思うのはxとyが使い辛いからとかですか。
コンスタントに出来ないといけない大検は頭が無理だろう。ところで大便検査ではないですよ。
どうしても言いたかった。優しい忠告だと思って下さい。絶対そう思うってねぇ?(聞かない)
的を絞って数学等が駄目でも受かれる望みのある試験といったら、やっぱ普通に志望するしかないと。
そしてその為にはあーあーあーあーエンドレスです。お察しの通り。むーむーむー煮詰まってます(笑)。
待て、本当に煮詰まっている人間はそこまで緊迫感無しではいられないぞ。そういう時に限って
ネタとか冗談に走るのは生来の性格なんでしょう。落ち着く。つまり駄目人間だ。理解理解。
そもそも中学の勉強からし直さないといけないんですがそこまで低く設定した通信って
あんま聞いた事無いですよ。それこそ調べてみろって話ですか。それとも塾に通いますか。
軽く知恵遅れに間違われそうですね。って書くと差別とか言われてしまうんでしょうか。
今丁度アルジャーノンに花束を読んでるんですがあれってすこぶる読み難いね!(爽)
ほぅらほーらすぐに話を脱線させたがるのはちょっとばかし行き詰っている証拠だと言わんばかりにー。
動機がかなり不純ではありますがそう言う方が燃える性質としては実はちょい真剣に考えていたり。
手っ取り早く知り合いに家庭教師でも頼んだら高校レベルにまで持っていかないかしら。
ふぅむううむ一過性の冗談ならそれでもいいですがある程度議題として心にそれも残るのでしょうから、
打開策元い諦め付きそうな提案があったら教えて下さるとどうという事にもならないでしょう(おいこら)。
一番簡単な道としては、高校大学問わず何処かの学校に在校生として紛れて祭り作りに
加担出来ればこれいいんですけどね? まだその方が無難且つ無謀じゃない気がする。
しかし大学を知っている兄上様に言わせれば、その頃には大して真面目に学園祭に取り組む奴ぁ
いないと言うか酔狂と言うかそんな頭ごなしの否定を受けてしまったのでぺこーん、
取り敢えず目下の目標としては何処かの大学の学園祭を見てから、という事になりそうです。
以上土日の行動。無駄を削除すればスマートに、三分の一には収まると思いつつ(笑)。



2006年06月02日(金)
摩訶不思議なステイタス。


ホラーの定義が判らない。妖怪等現実ではいないとされる定義を盛り込めばホラーなのだろうか。
逆にそうでないものであればミステリーやサスペンスとして片付けられるのだろうか。
言い方からまるでその二つを否定していると取れるかもしれませんが、取り敢えずそんな事も無く。
ただ推理を一緒に楽しみ犯人を探る事に強い興味を懐いてはいないのでミステリーは普通かしら。
スパイラルはそういう意味で、原作者の方がミステリーやサスペンスっぽく無いと自ら仰っていましたが
寧ろそういう面があるからこそ好きなのかも知れず、話の過程に謎解きが含まれる、
それはどの話にも言える事で、またそれこそが話に深みを思わせたり引き摺り込んだりもしますから
具体的に取り込もうと考えずとも、逆に思えばより強く、謎解きと言う要素は手っ取り早い面白みに
直結するのかもしれません。またなんか言い方悪いと思われそうな発言だ端折り過ぎて。
最近ジャケ買いする漫画の中にそれら三つのどれに定義してよいやらな内容が含まれる事が多く、
残念ながら人が死のうが喚こうがこわくない人なのでその意味で楽しめる事はあまり無いのですが
それらが醸し出せる圧迫感、恐怖と呼ばれる一種独特の空気はキャラクタを追い込んで
逼迫する感情や理不尽な状況に追い込まれた時の人間模様など、実際を観察する機会も少ないので
リアルといえるかは判りませんが、面白いなと思う側面は有ります。
そして買った漫画にそう多かった訳でも有りませんが、つまりただの偏見かもしれないのですが、
なんだかホラーチックなモノ、ほら、どれにいれていいか判らないのでね、それらには
どう言う訳か虫が多く出る気がします。その定義じゃ名前だけで蟲師ホラー確定じゃんよ(笑)。
とある作品には蚊が媒体として広がる一種のバイオテロのような話が展開されているのですが、
ちなみにこれホラーっと宣伝、ていうんですかね、ちょっと違う気もするけど、
まぁどっかに書いてあったんですよ書店の。でもホラーなのかなって不思議に思う。
これがホラーなのかと言う疑問も、またそう呼ばれるものに蟲が多くないか、と言う疑問も
その場にいた父君様に深い意味も無く聞いてみたところ、何故か真面目に返答されて
こうして自身も考えるきっかけに相成った訳ですが。そういうきっかけ、きらいじゃないよ。
取り敢えず父君様の見解としては、現実的に解明されるものが所謂ミステリやーサスペンスであり、
理解出来ない怪奇現象がホラーなのでは、と冒頭の仮説を打ち立てられました。
また虫とは、身近でありながら大抵の人に嫌われる存在です。ほぼ無条件で。
世間の風潮にあわせるのがきらいな私も、同様である為反論出来ず、これだけは。これだけは。
悪い意味を持たせてもそんなに反感を持たれず、登場だけで嫌悪感を与えられ、だからこそ媒介として
利用し易いのではないかと。身近でよいのであれば猫とか犬だって構わない訳で、
それらから迫る恐怖と言うのもまたやり方次第で面白そうではありますが
好きな方にとっては別の意味で嫌悪感を与えますし、あまりひどい事をし過ぎれば
どっかの愛護団体に煩い事を言われるかもしれません。勿論愛護団体についての考え方は
淡々と否定的に述べそうな自分ですから、最早隠す覚えは御座いません。愛護ってなんだよ。
またどうせ無駄に長くなりそうなので一旦その辺は置いておきまして。またいつか。いつだー!!
話し合いにてそれっぽい仮結論を得た我々ではありますが、実際問題はどうなんだろうね。
蚊ならまだ見られなくは無いんですが、実物が迫るとやっぱりちょっと半泣きになりそうになって、
固定観念が更なる恐怖を呼び込みもうひたすら虫なんて生態系が成り立たなくなってもいいから
滅んでくれとか思っちゃう人種がここにおりますが、深く考えなくとも矢張り基本的には
きらわれものなんだろう。そう考えると哀れではありますが、やっぱりごめん無条件にきらいなものは
きらいだ。きらいなんです。本当それがきっかけで世界もろとも一緒に滅ぼう(危険思想)。
彼等だけに一方的な偏見を押し付け途絶えろと言う不条理に対して、歩み寄れるせめてもです。
元々地球を守ろうとか叫ぶくらいなら半数削るでも絶滅するでも、やったりゃいいとかそういう人。
某CMの木や魚が会社にお礼をわざわざ言いに行くという内容、あれ程腹がたつもの無いです。
あまり言及し過ぎると営業妨害とか訴えられそうなんですがあれ本当、むかつく。
最早毎度御馴染ですがまた話が逸れてまいりました。大体、元の話って何だっけ?(おいこら)
例えば世にも奇妙な物語、あれは不思議が不思議なまま残されていたりもして、ホラーかなって。
ただホラーだけでなく、ほのぼのとした或いは感動ものや、本当に身近にあり得るもの、
そういう色々を混ぜ合わせる懐の大きさか統一性が無いかは、其々の主観にお任せするとして。
恐怖によって怯えたり感覚を狂わせられる事が無いので比較的理論的的にホラーを眺める自分は、
結構そういう考え方って面白いなと純粋に感じます。これも確かに、ファンタジー。
組み立てとか、起源とか、残される謎の部分を想像するのは日常茶飯事として、
意外にはまる事も無くは無いんじゃないかと予想、つまり今はまだ、という未開の地。
いつかホラー書いてみたいなと思わせられたそれは、未だ何処から判断するのか見分けの付かない、
だけど大方の事って大した区切りなんて無かったりしますし、あっても理解されなかったりしますし、
またあったとしても数人の決め付けでしかなくて、本当にそうなのか誰しもによって変えられる。
最後の方が持論として掲げまくり過ぎて父君様にきらわれていますが。決められた事スキーだからね。
かといって謎が謎のまま残されるのは、読者に想像を与えさせるステータスなのかも知れないけれど、
答えを見つけられなくって投げやり、投げっ放しにしているんじゃ無いかなんて邪推。憶測。
あまりに壮大なテーマでも掲げていれば後ろから刺されない為になんて自己防衛でも
成り立つやも知れませんが、やっぱりどうなのかなとか感じてしまう。突き詰めるタイプだからかしら。
なぁなぁな部分はなぁなぁでもいいとか思うくせにややこしいところだけ頑固だったりもしますからね。
妄想の世界に生きる人にとって、片足突っ込んでるような自分にとって、本編で画かれない部分は
此方の想像で補う、それがまるで当たり前の事であり、作中に幾つもそういう穴はありますが、
そういうものを埋めるくせに謎が残ったままがいやだというのも本末転倒臭いですが、
またちょっとこれ違う気がしますが。本末転倒ってどこに本末が。
物語に大きく関わる鍵、重要な面を作者からの答え、過程さえ得られないのが少し哀しい。
人間関係を捏造したり、或いは深く付き合わせる、それも多くは脇役の組み合わせ、
それは本編でキーとなる、まぁ恋人だとかさ、それらの行動次第で大きく動く可能性があるから
主役はあまり動かせないのかもしれない。或いは、作者がどうせ書くだろうから、と。
描かれないような場所に目を向けて、というそれは拾う神ありと慈愛にさえ満ち溢れもしますが
本編での大切なところ、その物語だからこそ展開されるその先、それらを放られるというのは
解決するだけの力が無かったのか、そんな人が描いたものがすきなのかと悩みたくなるし、
そんな他罰的且つ否定的な事を思い込む自分もいやですし、うーん。なんというか。
ホラーの定義も判らないままで失礼ですが、理解出来ない事象、不思議なところを残しておくのが
そうだというのならば、或いは二次世界スキーな存在にとって革命的なものかも知れず、
けれど濁す事が醍醐味だと言うのなら、最終的に受け入れる事は、難しいかもしれない。
少なくとも、自分にとって、だけの話。ホラーってなんだろう。想像の予知って、何処までの事。
あまり適当にされると作品が蔑ろにされているんじゃないのかなって悩みたくなるし、
しかしそういった余地に憚って生きるのなら、許容範囲も設けなければならないのかもしれない。
許容とか自体が偉そうなんですけどね。なんだその上から目線。読者様様で、そして作者様様だ。
……あれ、これ、なんの話だったんですっけいや真面目に(笑)。あれー。あれー。


原初 羅列