「その運命(さだめ)、導け、レジェンド!!」
◆最新型MS、デスティニーとレジェンドを前に性能の素晴らしさをアピールするデュランダル議長。目を輝かせるシンと対照的に顔を曇らせるアスランはAA討伐の命令を出した議長に食ってかかります。
◆逆にキラのことを「不幸だった」と同情してみせる議長。才能がありながら本人や周りが気付かずに、ただ時代に翻弄されて生きてしまった、と。「あれほどの力、正しく使えばどれだけのことが出来たか分からないというのにね」。
◆さらに議長はカガリのをさらったことや戦闘になるとどこからともなく現れて戦場を引っかき回すことなどキラが今までやらかしてきた具体的な例を挙げ、そんなことのどこに意味があるのかといい切り、AA討伐命令は最高責任者としてあんなワケの分からない力を野放しにしてはおけないからだとアスランを黙らせます。
◆「人は自分を知り、精一杯出来ることをして役立ち、満ち足りて生きるのが一番幸せだろう?」。自分の夢を、理想をもっともらしく語る議長。それを実現させるためにも、今を頑張って貰いたいとふたりを励まします。…要は私の駒になってチョーダイ、ということか。
◆新型MSグフイグナイテッドが運び込まれる中、勝ち目がないと悟ったからか、自軍に嫌気が差したからか、地球軍の艦艇が続々と参集して来ます。今まで敵と認識していた艦艇群を目の当たりにして、タリア艦長たちはを居心地が悪そう。アーサーはこれで裏切られたらお終いですねと能天気に言い放ち、タリアの怒られます。
◆その頃しぶとく生き残ったジブリールは地球連合の最高司令部、ヘブンズベースへと身を隠します。…やはり愛猫は見当たりません。このヤロー、とんだ愛猫家だ(笑)。
◆ミネルバクルーが食事をしている頃、レイは愛しの議長と接見中♥ 議長は例の人体実験施設での出来事を侘びると、今までレイが集めた情報の報告を受けます。ふたりの会話に聞き耳を立てていた偽ラクス=ミーアは、偶然落ちていた一枚の写真を拾得、彼女の顔色が一瞬にして変わります。
◆キラたちや議長と交わした言葉を思い出し、一人暗い部屋で自分に酔っている葛藤中のアスラン。そこにミーアが例の写真を持って飛び込んで来ます。それはミリアリアの手引きによって実現した、キラやカガリと密会したときの証拠写真(撮影:ルナマリア・ホークさん)。愕然とするアスランにミーアは議長とレイが交わしていた会話の内容をリーク、疑われないようにするための"ポーズ"を取れと格納庫に連れて行こうとします。ミーアによればシンは未だに新型機の前から動かないらしい(笑)。
◆狙ったように銃を手にした軍の人間がアスランの部屋をノック、「さすが議長は頭がいいな。俺のこともよく分かっている」と自嘲するアスラン。…裏を返せば、自分はバカだということになりますヨ、ザラ隊長!!
◆議長の人形になどなるつもりのないアスランは窓から逃走、丸腰のくせに追って来た軍の人間を素手で(!!!)倒すとミーアを伴って逃げ出します。
◆戸惑うミーアに、アスランは彼女の辿るであろう末路を憂い、ギルバート・デュランダルの意図――自分の認めた役割を果たす者にしか用はない――を話し、一緒に逃げようと試みます。しかし。
◆自分はラクスだと頑なに言い張るミーアの脳裏に浮ぶのは整形前(こういう顔だったのか…!!)に受けたラクス・クラインになるためのレッスンやライブの思い出。役割だっていいと逆にアスランを説き伏せようとします。両者の思惑が一致することはなく、追っ手の気配を感じたアスランはミーアの説得を諦め、立ち去ります。あくまでも役割で好きだったハズのアスランに去られ、自らの(元から薄弱だったとはいえ)存在意義を失い、泣き崩れることしか出来ない偽歌姫、ミーア・キャンベル。
◆「出来れば拘束したいところだが、万一の場合は射殺もやむを得ない」。タダならぬ騒ぎに自室で真相を探ろうとしていたメイリンの部屋に入って来たのは、騒ぎの主であるアスラン。驚くメイリンの口を塞ぐと、彼は外に出たいだけなんだと窓に近づきます。
◆さっそく室内を調べさせろとメイリンの部屋にやって来た軍本部の人間。アスランは自分が出たら、声を上げて銃で脅されていたというように指示しますが、メイリンは彼の腕を掴んでシャワー室へ行くと、意外な行動に出ます。
◆驚くアスランを尻目に制服を脱ぎ、シャワーを浴びて髪を濡らしたメイリンがドアを開けると、そこには軍の人間に混じって騒ぎで駆けつけたルナの姿も。妹のはしたない格好に驚くルナマリアに、メイリンはシャワーを浴びていたらドアをどんどん叩かれたからだと説明、ルナは親の仇の如く軍の人間を睨みつけます。ルナは服をさっさと着ろと妹をたしなめ、うやむやのうちに騒ぎは終結します。
◆一世一代の大芝居(多分)に疲れ果てたのか、座り込み泣きじゃくるメイリンに、アスランは礼をいって立ち去ります。
◆「か、格納庫!!」。アスランの足を掴んで引き止めたメイリンは基地のホストコンピュータに侵入、アスランが逃走し易いように偽りの警報を発動させます。
◆アスランの脱走はミネルバにいるタリアにも議長経緯で知らされます。状況が把握出来ないタリアの問いにさすがの議長もいらついた様子。
◆アスランを乗せたメイリンの運転する車は、一路、格納庫へと向かいます。しかし、運悪くレイの乗った車とすれ違い、彼に気付かれてしまいます。
◆格納庫に辿り着いたアスランとメイリン。殺されるくらいなら行った方がいいですというメイリンの言葉を複雑な思いでアスランが聞いていると、そこに議長の忠実なシモベが現れます。「…やっぱり逃げるんですか、また!!」。
◆美しきシモベは高らかにいいます。熱く、情熱的に…!!
「許しませんよ、ギルを裏切るなんてこと!!」。
◆これまでのヘタレ街道がウソのような活躍を見せるアスラン・ザラさん。ひたすら発砲しまくるレイの銃を弾き飛ばすと、メイリンの手を取ってグフイグナイテッドに搭乗します。一方、銃器などでは手におえなくなったレイは新型MSの発進準備をシンに要請、発言通り、裏切り者は地の果てまで追いかけ、許すつもりはないようです。
◆「ごめん。でも、このままじゃ君は…」。騒動に巻き込んだことを侘びるアスランの言葉の意味を知っているメイリンはただ黙って頷くだけ。そして、AAが沈んでいないことを信じるているアスランは落雷の中、AA探索に向かいます。
◆突然の出来事に戸惑うシンに、レイは逃走犯の名前を告げます。タリア同様、状況が把握出来ないシンはただ、ただ驚くばかり。…新型MSの初陣がこういうカタチとはイヤすぎだヨ。とほほ。
今回のストーリーは概ね好評だったようです。さらに今まで地味だったメイリンの株も急上昇の予感(笑)。
やってしまいましたヨ、また!! 挽きたてという商品名とおいしそうなパッケージにつられてブレンディの新作カフェオレを買ってみたら、味がヘン。よくよく見たら砂糖不使用の文字が…。いい加減に学習しれ、自分。
冷やして食べるシリーズ、アポロのシャリシャリいちごだヨ!!

…アポロでしタ。紛れもなく(笑)。
|