ついに始まった和風ライダー。

オハヨー!! オハヨー!! グッモニーン♪

先週の感動を根底から否定するようなミュージカル仕立ての冒頭で挫折しそうに…。響鬼は変身音叉を響かせ変身、敵である魔化魍と戦う武器は太鼓、つまり何かにつけて音を大事にするヒーローゆえ、劇中では音楽には大変な力を注いでいる、らしい。それは分かるけど、あの幕開けはなんだかなァ…。役者はしっかりしているから平成ライダーの難点だった演技力に対して不必要にドキドキする心配はない変わりに、演出面での心配が出てきましたヨ。ところで主人公･ヒビキと高校受験を直前に控えた少年･明日夢が出会うフェリーのシーン。公式によれば

声の主は威風堂々とした大人の男性“ヒビキ”。凛々しい姿とユーモラスな唄があまりにアンバランスで明日夢は戸惑う。

とてもそんな風には見えなかったぞ。というか、音痴だ、ヒビキ。音で戦うライダーがそれでいいのか(笑)。ウルトラセブンのカプセル怪獣を彷彿とさせるディスクアニマルとか初代ライダーのおやっさんの流れを汲んでいるように見える、甘味処『たちばな』で働く美人姉妹の立花香須実、日菜佳とか気になるポイントもあるし、しばらくはどんな演出が施されようと(笑)我慢して見るつもりです。ただ、初回である今日だけなのかどうか知りませんが、「変身!!」はなしなのかな…。やはりヒーローはアツく叫ぶ「変身!!」シーンがキモだと思うのだけど。どうせならミュージカル仕立てで変身してくれば、却って見なおすヨ(笑)。ところで音を大事にするという姿勢はエンディングにも現れていて、クウガ以来となるスタッフロール付きの独立したエンディングがあるのにビックリ。そして歌っているのが布施明というのにまたビックリ。敵側に魅力的なキャラが出てくれば大化けするかもしれません。今のところ、あの童子と姫では役不足な感じ。