デキレースだと思ったら、違ったようで。個人的には「よくやった!」な感じ。

代表に選出されたのは、昨日の名古屋国際でいきなりアテネ五輪選考選手の5人目として急浮上した土佐礼子、初マラソンだった昨年の大阪国際で3位、先月の大阪で優勝した坂本直子、去年の世界陸上パリ大会で銀メダルを獲得し、すでに内定を決めていた野口みずきの3人。選ばれて当然ムードの高橋は補欠にすら選ばれませんでした。
あの監督は「誰が力があって、世界と戦えるかを、専門家はわかってるよ。だって格が違うもん」とか「暑さに強い高橋なら五輪で勝てる」とか語った挙句、昨日の名古屋を見送ってこれだもんな……。
日本陸連理事の増田さんが「陸連は今まで実績主義で選んでいたが、今回は完全に選考会の結果で選んだ。（一部の）関係者はなんとか高橋尚子さんを選びたかったが、土佐さん、坂本さんが申し分のない結果だったので、選べなかった」と語ったように、陸連は最後までなんとか高橋を代表に選出出来ないかと知恵を絞っていたようです。そして最終的に「高橋選手を落とすよりも、彼女を取って土佐選手か坂本選手のどちらかを落とす方が影響が大きい」ということで落ち着いたのでしょう。
確かに金メダリストとはいえ、去年の東京国際で不本意な成績だった高橋を入れちゃうと、大阪や名古屋で優勝した坂本、土佐の立場はどうなのヨ、選考レースの意味なんかないじゃないのヨ、となることは必至ですからね。これが正解なのだと素人なりに思いました。
決してファンではないけれど、名古屋を走らなかったことに「『走っておけば良かったのかな』という思いもある。でも最後は自分自身の意志で決断したので後悔はないです」ときっぱりいい、自らよりも監督を気遣うコメントを発し、「今日は悲しい残念な日じゃなく、集まってくださる皆さんがいることを胸に頑張りたいと思います」としっかりと前を向いていた高橋尚子という人間に今さらながら魅力を感じたのは事実です。

ただ。あの3人でメダルが狙えるのかな、という不安も正直ありますけど。というか、ムリっぽい。
　
　
今日も作ってみました、シーザーサラダ。今回は玉ねぎ抜きで。　
　


あまりおいしそうに撮れなかったので、去年の夏にファミレスで撮った写真をイメージ画像として流用しました(笑)。