珊瑚の日記

2018年03月23日(金) たまには映画の話を3

明日からUSJ行ってきます。


FFライド乗ってきます!!


噂の品薄チョコボバケツは・・・半分あきらめてるんですけど、
まぁ運が良ければ。駄目ならぬいぐるみで我慢する。



うへへへ・・・








ネタがないので、映画の話。
ホラーだけど。プライムだけど。今回はオチも出していくよ。
字幕も吹き替えもあるよ。





『キャビン』(The Cabin in the Woods) 2012年


最初に注意しますがこの映画は、
『よーし今から怖い映画見るぞ〜』と思って見てはいけません。
そういう心構えで見たら、激しく後悔します。

最初からジョークと嘲りにまみれた気分で、
斜めに構えて見ると、とても楽しめる映画です。



ストーリー

 大学生のデイナ、ジュールズ、ホールデン、マーティ、カートは、
 週末を利用してある森の中にある小屋(キャビン)に遊びに行く。
 途中のガソリンスタンドで、管理人から小屋に関する不吉な噂を聞くが、
 気にせず5人は小屋に到着。

 楽しい週末のひと時を過ごしていた彼らだが、
 突然地下室の扉が開き、その中にあったペイシェンスという少女が書いた
 『日記帳』をデイナが発見する。
 その日記によると、元々この小屋はペイシェンス一家が住んでいた家であり、
 彼女の家族は快楽殺人者で、何人もの犠牲者を手に掛けてきた事が、
 克明に記されていた。
 
 不吉な日記に恐れ慄く5人。
 しかしデイナはその日記の最後にあった、ラテン語の謎の呪文……
 『死者を蘇らせる呪文』を不用意に唱えてしまう。
 その結果、森の中に埋葬されていたペイシェンス一家が復活してしまった。
 ゾンビとなったペイシェンス一家は、それぞれ武器を手に小屋を襲撃し、
 一人一人血祭りに上げていく。

 一方その頃。
 様々な機械とモニターに囲まれた管制室らしき一室で、
 二人の壮年の男達がデイナ達を見守っていた。
 彼らは巧みに機械を操り、ペイシェンス一家が5人を殺しやすいように、
 薬剤散布や照明の調整などのセッティングを行っていた。

 そう。モンスターも小屋も、果ては週末に遊びに来るという予定そのものも、
 この男達の手によって全て仕組まれたものだったのだ……




最初に注意した通り、この映画は皮肉を込めて見守る映画です。
何故なら、ありとあらゆる古典ホラーにおける『お約束』、
『様式美』を、ぶっこみまくった上に、
それを自らメタネタにしてるから。

例えば『不用意に手に取ったアイテムによってバケモノが蘇る』とか、
『淫乱金髪美女は最初の犠牲者になる』とか。
加えて、古典名作ホラーのオマージュがあちこちに散らばってて、
ホラーにちょっとでも詳しい人が見たらかなり面白い。

気付いただけでも、
・悪魔のいけにえ
・死霊のはらわた
・13日の金曜日
・CUBE
・ヘルレイザー

もしかしたら他にもあるかもだけど。
特に森の中の小屋の佇まいとか、地下室のドアバーン! とか、
モロに死霊のはらわたでニヤリとします。

中盤くらいまではB級ホラー映画のド定番で進みますが、
後半に突入すると、突如そのド定番を崩し、
所謂『約束された死亡枠』が反逆を起こします。

今まで仕掛け人、あるいは観客気分で眺めていた管制室が、
突然『ホラー映画の舞台』に引き摺りこまれる。

この展開は確かにお約束を崩してて想定外だけど、
その中でもやっぱり『警備隊は役に立たない』などのお約束は外さない。
古今東西、ありとあらゆるモンスター達が大暴れするシーンは、
ニヤニヤを通り越して感動すら覚えますね。

最後の最後まで超展開の中でのお約束は進んでいきますが、
結局の所は『全滅エンド』。夢落ちとかどんでん返しとか、
まさにデウス・エクス・マキナ的に終了します。空前絶後のお約束。

こういう終わり方を忌避する人には、評価が最低だと思うし、
あまりにも唐突すぎて理解不能になるかもしれない。
某漫画の神様すら禁止した技法だし、一定数否定派がいるのも事実。
(実際、私も脈絡のない強引な終了の仕方は嫌いだけどね)

でも、『全てのモンスターが登場している』のだから、
古典中の古典であり、今も根強いファンが存在する、
クトゥルフ神話は外せないと思うのです。仲間外れはいかん。

つまり古き神、グレートオールドワンの存在そのものも、
『お約束』の中に含まれると思うし、
グレートオールドワンが出てくるなら、全人類終了も、
『お約束』なのです。
OPや、古き神に関わる仕掛けに、大量の歯車描写があるのも、
デウス・エクス・マキナを暗示してる(と私は解釈しました)し。

(SCPの要素も含まれているなら、モンスター全解放は、
 収容違反による大混乱で、古き神復活がKクラスシナリオか。
 『機械仕掛けの神』というSCPも存在するしな)

想定の斜め上に向かいつつも、最後までポイントは外さない。
ホラーの範疇外に出つつも、その外までをも範疇内にしてしまう。
そういう面白さこそを笑う映画だと思います。




ここまで書いて思ったけど、これホラーじゃないな。


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珊瑚