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2005年11月04日(金) 休暇を思う。

■7月から始まった長い長い仕事も、あと2日で終わる。旅先からそのまま実家へ帰省して、母を見舞い、そして帰京。そこからわたしの何年かぶりの休暇が始まる。仕事に忙殺され、仕事する自分の現在に迷い苛立ち、恋に喜び苦しみ、そんな怒濤の走りっぱなし生活にいったん休止符を打つ。この期間で、自分の将来の布石になることがどれだけ出来るか? ふと考えるのは、その様々な可能性。
 学生の頃、試験期間が終わったらあれをしようこれをしようと計画し夢見ながら勉強していたように、現在の仕事をこなしている。

■昨夜突然、醜い卑しいわたしが顕れて、またまた自身を苦しめていった。現在の恋人と愛し合うようになってから、幾つもそんな夜を数えた。
相手が14歳も年下だということ。わたしの若い頃の似姿みたいな男であるということ。お互いに個人主義で、お互いに結局一人だということ。お互いにまだ自己実現していないということ。お互いに、簡単には与えられた世界に染まらないこと。……二人のそんな色んな資質が、常に、二人の間に波風を立てる。幸福と絶望の間を、行ったり来たり。でも、だからこそ、叫ばないといられないわたしが、久しぶりに顕れているのだ。
何もわかってないくせに、当たり前な大人になったふりして、仕事してきた。
どうせ一生涯企画はずれの人間だったんだってことを、最近、ようやく認識した。
当たり前でなくていい、企画はずれのまま、このわたしの出来ることをやりたい。
2ヶ月弱の休暇で、さて、何が出来るんだろう?


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