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2005年10月29日(土) 忙中、ひとりごと。

■またまた長らく書かなかった。忙しかったのだ、ものすごーく。
 本番をランニングしながら、夜な夜な、友人のために20分くらいの小さな戯曲を書いていた。平均睡眠3時間の2週間でひとまず書き終えたところで、企画が流れた知らせ。がっかりはしたが、久しぶりに「書く」時間を思い出せたのがうれしかった。その後、旅公演に出てきたものだから、「書く」時間は、また失われてしまったが。それでも、今の仕事を終えたら、しばらくのんびり過ごせる。心のうちに貯め込んだものを、書くことで少し吐きだしていければなあ、と、思いながら、忙しく立ち働く日々。

■泊まっているホテルはインターネットとPCが使い放題。このところ家のADSLが調子悪く、ブロードバンドの恩恵に浴していなかったわたしは、夜、インターネットラジオをかけっぱなしにして楽しんでいる。今は、ブロードウェイのミュージカルナンバーを流し続けてくれるチャンネルがお気に入り。
現在、歌ものの仕事をしているのだが、はっきりいって歌に関しては素人ばかりのキャストで無理やりに成立させているので(それが逆に評判なのだが……)、練れたナンバーを聞いているとほっとする。初めて出会う美しい曲はタイトルをチェックしておいて、休みになったらCDを買い求め、ゆっくり聞こう。

■映画やテレビで活躍する、かっこいい女の代名詞になるような女優に、このわたしが「かっこいい」と言われる。かっこよくて憧れる、とまで言われる。まだ自分発信で仕事する場も持たず、プライベートでは恋人に振り回され、この間は一人寂しく死にそうになったような、どうしようもないわたしが……。
 自分のかっこ悪さは自分がどうしようもなくいちばんよく知っているのだけれど、まあ、ちょっとはかっこいいところがあるのかもしれないぞと、たまには人の言うことも信じてみようと思ったりする。だって、そうでも思わないと、本当にどうしようもない人間だもんな、今のわたしは。

■そう言えば、またひとつ歳をとってしまった。44歳。……44歳にもなって、このざまかよ、と、自分を責め立てながら恥じ入りながら、誕生日を過ごした。休みに入ったら、胸のうちにある、自分を試す新しい企画を実行しよう。行動して、行動して、せめて自分を恥じることの少ない生活を送りたい。人生、まだまだ、これからだぜ。



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