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2005年08月07日(日) 蜜の味。

■毎日苛酷な仕事が続く。10時から10時まで仕事場に詰める現在の生活は、当分変わりそうもない。休みも、しばらくは取れないだろう。だいたい、一週間に一度仕事が休めるなんて夢のような生活ではないけれど。

■そんな苛酷な暮らしの中だというのに、精神の揺れる恋人から手痛い仕打ちを受け、一晩中泣き続け、一時間泣き疲れて眠って、そのまま仕事場へ。……死ぬかと思った。仕事すること自体より、何事もなく明るく平穏な自分を保つのが辛すぎて。
 それでも、反省してわたしに謝罪し、愛を求める恋人の姿があまりに真摯なので、それに心打たれてしまい、またさらに愛することになってしまう。生きてる辛さを一気に共有してしまったようで、お互いにさらに離れられない関係になっていく。
 わたしと年若き恋人は、何度も何度もこんなことを繰り返している。これが蜜の味になってしまっているようで、ちょっと怖い。……そのたびに、わたしは色んな代償、代価も、支払っているから。いつか、とんでもない喪失の日が来るかもしれない。でも、その恐怖もまだ想像の裡。心と体に染み渡る蜜の味には屈してしまう。




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