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2003年10月25日(土) あれから1年。

●そう言えば、昨年の今頃はモスクワにいたんだった。チチェン人の劇場テロに居合わせてしまったせいで、心揺れる旅だったが、不思議の国ロシアは、今もわたしを誘っている。
 今年はまだ、3月に仕事でロンドンに行っただけ。つまんないなあ。なんとか年末にパリに飛んで、1日でもいいから恋人に会おうと思っているのだが、年始3日から新しい仕事が入っている。年末、果たして仕事から解放される時間ができるだろうか?
 フライト料金を調べたら、年末って、馬鹿みたいに高い。それでも、1日顔を見てとんぼ返りでもかまわないと思ってしまうわたしって、おかしいかなあ。……こんなに貧乏なのに、やっぱり馬鹿かなあ。

●毎日が、とっても規則的。だいたい決まった時間に起きて、通勤途中で朝ご飯を買って、現場で朝食。仕事して、仕事して、現場で簡単にコンビニ夕食して仕事して。帰ってきたら、テレビのニュース番組を見つつ、夜食をとり、あとは恋人にメールを書くとか、本を読むとか、風呂に入るとか、チェロを弾くとか、気まぐれにストレッチするとか、気まぐれに書き物するとか、エレピを弾くとか。で、本を抱えてベッドに入り。
 家に持って帰ってする仕事がほとんどないので、オンとオフがはっきりした気持ちの安定した暮らし。
 安定していたらしていたで、何か不安を覚え始めるのが、わたしの特性。足元がぐらぐらしている方が、何やら生きている感じがするのだ。妙な性分の自分に、愛想をつかしそうになることもあるけれど、まあ、馬鹿は馬鹿なりに、あえぎつつ生きている。


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