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●誕生日って、吹聴して祝ってもらうものでもないし、なんだか面倒くさくて、外面的に大騒ぎされたら恥ずかしいものなので、仕事場では黙ってたんだけど、思いがけず稽古が早く終わって、6時に自由の身になっちゃって、で、なんとなく長いつきあいの(およそ20年か)先輩に「わたし誕生日なんだよなあ……」と耳うち。 7時から11時まで、話すだけ話して、二人でワイン2本。 なかなか楽しい時間だった。 飲み始めたわたしの常として、本当はもうちょっと飲みたいところをぐっ と我慢して、帰宅。
恋人が側にいたら、まず、その先輩と誕生日にさしで飲もうなんて思わない。そういう意味で言えば、実に面白い夜だった。
●昨日、母から電話をもらって。わたしは、感謝の思いを深くした。 誕生日というのは、生から没までの矢印の途中点を祝うのではないのだな。飽くまで、その人がこの世に生まれ出てきた幸福を、祝うことなのだな。
●久しぶりに飲んだので、たかだかワイン1本で気持ちよく酔っている。 今夜は、深夜のセロ弾きはお休み。いーい気持ちのまま、読みかけのアップダイクの本を持って、ベッドに入ろう。
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