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2003年09月24日(水) 熱に浮かされて。

●急に涼しくなった。確かに一度に気温は下がったのだけれど、それだけじゃない、なんだか寒気がする。嫌な予感がして、打ち上げパーティーの出席を諦め、帰宅。体温をはかったら38度。

 急に熱を出すのは、わたし的にはよくあること。たくさん着込んで寝て、汗をかいて、何度も着替えることによって、朝方には、体の熱が逃げている。けっこう、体温調節には自信があるのだ。

 でも、今回は下がらない。
 起きたら38度5分まであがっている。
 風邪のようにうつるものだといやなので、劇場へ行くのは控えたかったが、あいにく今日は地方公演のキャスト交代に備えての稽古がある。わたしがいなかったらどうしようもない。
 結局、朝方の稽古だけ見に行く。熱に浮かされながら。そういう時に限って、電車が止まっていて、あっちのホームこっちのホームと歩き回らなければならなかったり、座席が空いてなかったり。
 
 仕事はきっちりしてきたが、行き帰りのわたしは、なんだか夢遊病者のようだったに違いない。8度9分まで上がっていた熱に浮かされて、ふらふらふらふら歩いていた。

●熱と一緒に、体にしみついたあれこれのイヤなもの、出ていってほしい。断続的な眠りを繰り返す中、仕事の夢ばっかり見ているのもいまいましいので、見るだけ見て、さっぱりしてしまおう。
 眠りと眠りの隙間に読んでいるのは、スティーブン・ミルハウザーの「エドウィン・マルハウス」。めくるめく子供の世界が、ぼうっとした頭を幻惑して、楽しい。熱のある時に読むに、ふさわしい物語。
 


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