ウェブ日記
転換点はいつ特に話題が思い浮かばないので、心に浮かぶ由無し言でも。 15年くらい前の日経サイエンスの広告ページでアスキー創業者の西和彦氏のコラムを思い出した。 それはコンピュータについてで、 オルゴールに例えた話だった。 そのオルゴールはのべ32ビットで音1つを「チン」と鳴らす。 コンピュータが8ビットのときはハンドルを4回回して初めてチンと鳴る。 16ビットのときは2回回して一度鳴る。 32ビットのときは1回回して一度鳴る。 64ビットになったときが問題で、 ハンドルを1回回して音を2つ鳴らすのにはさらなる何かが求められると言うのだ。 コンピュータには未だ詳しくないけど、 いわゆる64ビットのコンピュータが実用化され普及するには何かが必要だし、 それが何らかの意味でコンピュータの歴史の転換点になるとは分かった。 コンピュータをもし人に替えたらどうなるか。 神代の昔か古代、ある時代は数世代に渡った。 エジプトの絵文字の文献を1000年後の人が普通に読んでいた。 神話の世界では誰々が数百年生きたと記されるが、 これは多分歌舞伎役者のように(何代目)誰々と名乗る人物が数世代数百年続いたという意味である。 当時1つの時代ではいつ生まれた人でも、 彼らがあたかも同一人物のように、皆同様に考えて同様に行動した。 時代が下ると例えば戦前世代、戦中世代や戦後世代のように1世代が1つの時代を生きるようになる。 問題はその後の時代で、 「さらなる何か」を経て一個人つまり1世代が複数の時代を経験することになる。 人類の歴史の転換点になりうるこの時代はいつ始ま(ってい)るのだろう? |