ウェブ日記
祝就農3ヶ月就農した日を決めることはなかなか難しい。 私の場合最も早い日は農業委員会から農地を借りる許可の通知書が発行された日、 次に早い日は農地の契約書の賃貸契約開始日、 一番遅い日が丁度3ヶ月前で、 軽トラックが納車し、 農地で耕作可能になった日である。 45歳がもうすぐ終わる日だった。 今日のこの日記の話題が思い付かなかったので、 日没前気分転換に家の周りをふらりと散歩した。 町の境になる、田畑で敷き詰められた広い土手のある川をぼんやり眺めながら歩いていたら、 長い飛行機雲を夕日に輝かせながら航空機が真っ直ぐ飛んでいくのを見た。 昔は留学や上京や仕事探しで長距離の移動も全く珍しくなかったのに、 今は毎日半ヘクタール弱の小さな畑でうごめいている。 例え収入に恵まれても今の私は連日生き物の世話のため空を飛ぶこともできない。 ワインメーカーは空を飛びたがるし実際に天翔るのだが、 本当にワインを育てる者は畑に留まり畑に戻るのだ。 これから私はどうなるのだろう… |