ウェブ日記
2012年01月31日(火) Plamo linux 4.73でEPSON PX-404Aを使う
Plamo linux 4.73でEPSON PX-404Aを使う

先週金曜に初めて買ったプリンタ(EPSON PX-404A)が届いて昨日まで設定にはまっていた。

これから仕事で名刺や資料の作成や印刷をしなければならなくなるので、 生れて初めてプリンタを買った。 機種はエプソンPX-404A。 新聞の折り込みチラシ(某大手電気店)を見て知って、 メーカーのウェブサイトで仕様をチェック、 送料も考慮して安かったアマゾンで購入。 顔料インク使用で、 コピーやスキャンもできて、 場所も取らないので私には申し分無い。 これが1万円以下で余裕で買えるのだからこの世はありがたい。

10年以上前はUnix系OSでの印刷はややこしかったけど、 最近はCUPSなる「プリンティングシステム--プリンタサーバかな?」があるそうだし、 エプソンはlinux用のプリンタやスキャナドライバも用意しているし、 プリンタの設定に関するウェブページもたくさんあるので、 比較的すぐ印刷できるようになるだろうと少し安心していたが… 実際は英語のウェブページも欠かせないくらい設定には苦労した。

プリンタの設定--ここではネットワーク接続ではなくパソコンに直接繋ぐローカル接続-- は試行錯誤でやったしうろ覚えや不確かな部分が多いのだけど、 他の方の何かの参考になるかもしれないので知見をここに書いておく (ただしプリンタの設定はもちろん自己責任でやってくださいね)。

Plamo 4.73でエプソンPX-404Aを使用するための重要なポイントを挙げると、

  • Plamo標準でインストールされたCUPSは使えないので代りに最新ヴァージョンのソースからコンパイル、インストールする。 プレインストールされたCUPSがカーネルとlibusbを二重に使おうとしてプリンタを検出しないし、 プリンタを強引に追加、印刷しようとするとプリンタが待機のままになる
  • CUPSの起動にlibslp(.so.1)が必須なのでそれが含まれているopenslpパッケージを予めインストールする
  • cupsdをそのまま起動させるとCPUを浪費させるので起動スクリプトを使う

等である。

順番が前後したりできるのだろうけど、 手順を書いておく (ほとんどがスーパーユーザで行う)。

Plamoのftpサーバ辺りからopenslpパッケージをダウンロード、 installpkgコマンドでインストール。

プリンタドライバのインストールと使用ではLSB (Linux Standard Base)という環境があった方が良いそうだ。 この環境を利用するためにld-lsb.so.3というものが必要だそうだが、 これは「ln -sf /lib/ld-linux.so.2 /lib/ld-lsb.so.3」とリンクを張ることで解決するそうだ*。

でもplamo 4.73にLSBがちゃんと入っているかいまいち分からなかったので、 エプソンのlinuxドライバーダウンロードのサイト --これはエプソンのトップページからではなく アヴァシス(Avasys)社のlinuxドライバのダウンロードサイト 経由でないとたどり着けないようなのは問題-- からPX-404Aのプリンタドライバ--私が選んだのはESC/P-R (ジェネリックドライバ)のソース (ファイル名に「src」が入っているもの--をダウンロード、 コンパイル、インストールした。 これはrpm形式だが、 rpm2targzより「rpm2cpio rpmファイル | cpio -id」を用いて展開した方がトラブルが少ないと思う --以前openofficeをインストールしたときの経験による--。

必要ならば「modprobe usblp」としてプリンタがUSB接続できるようにしておく。

これで「/etc/rc.d/init.d/cups start」とシェルでコマンドを打ってfirefox等のウェブブラウザで 「http://localhost:631/」とURLを入力してCUPSのウェブページが出て来る(はずだ)が、 プリンタをパソコン--私のはPanasonic CF-R7--にUSB接続して通電しても、 「管理」メニューで新しいプリンタとして検出されない。 URI --恥ずかしいことに意味をまだ知らない--を「usb:/dev/usblp0」とか「usb:/dev/usb/lp0」として新しいプリンタとして強引に追加しても、 印刷ジョブが待機中のままプリンタが動かない。 CUPSのエラーログをデバッグ(debug)モードで見ても原因不明。

もしかしたらUSB接続に何か問題があるのではと思いながらネットで情報を探していたら、 Beyond Linux From Scratchというウェブサイトの Cups-1.5.0のウェブページに libusbをカーネルとCUPSで取り合うので注意と書かれてあった。 そこでCUPSの最新版のソースをダウンロード、 libusbを使用不可にするオプションも付けてコンパイル (./configure --localstatedir=/var --disable-libusb --with-docdir=/usr/share/doc/cups-1.5.0)。 プレインストールされていた古いヴァージョンのCUPSをremovepkgコマンド等で除いて --このとき起動スクリプトも消されるのに注意--から、 インストール。 「/etc/init.d/cups start」とシェルからコマンドを打ってCUPSを起動、 ウェブブラウザを覗いたらプリンタがちゃんと認識。

テストプリント成功の後、 openofficeの文書ファイル(odt形式)の形で名刺を印刷。 ただ厚い名刺用用紙はそのまま送り出してしまって印刷が困難… 用紙の端を微妙に反らせてから給紙するとうまく行くかも。

* 電力研究室@埼玉大学・EP-703A(Epson Inkjet Printer Driver (ESC/P-R) for Linux)
http://www.epower.ees.saitama-u.ac.jp/Drupal/?q=node/138


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