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2008年12月25日(木) 巷はクリスマスなのね/本命殺恐るべし?

巷はクリスマスなのね

昨日は天気も方位も悪かったし寒かったし特に外出の用事も無かったので、 ひねもす家に籠って21日から占いの一種である九星方位のスクリプトをpythonで書いていた。 昨日--正確には今日未明--一応日盤--日の方位の表--を打ち出すスクリプトを完成させる。 与えられた年月日から、ある日にち--例えば西暦元年元日--からののべ日数を求める関数や、 各方位での九星--九つの「星」の要素--の巡り方 --これには陽遁と陰遁の2つがある--の変る日、 つまり陽遁開始日や陰遁開始日を見付ける関数に、 間違いを見付けて直すのに、 大分時間をかけてしまった。 大変だったけど、 次に占い以外のスクリプトを書くときは、 ずっとバグ取りが楽になるだろうと思っている。

ところで、陽遁開始日や陰遁開始日の決め方がなかなか面白い。 それらの日は普段はそれぞれ冬至、夏至に最も近い甲子--きのえね--の日 --つまり干支の初日--である。 冬至と夏至の間はおよそ半年、干支は60日周期で変るので、 陰遁開始日から陽遁開始日までは3×60 = 180日である。 1年はおよそ365日あるので、 九星の巡り方の変る日は、 そのままではどんどん冬至と夏至からずれて行ってしまう ()。 こうなっては困るらしく、 冬至や夏至の日やその前後の日に、 甲子から甲子の中間にある甲午--きのえうま--の日が来たときは、 その日を陽遁や陰遁の開始日にし、 九星の巡り方の変らない期間におまけの期間を入れることで、 陽遁、陰遁の周期が年を重ねてもずれないようにしている。

こうして日盤の決め方を見ると、 日盤は日ごとの方位の吉凶を知るためと言うよりは、 むしろ太陽暦の一種に思えてくる。 しかも日盤では九星の巡り方には幾つか流派がある --巡り方が変らないものまである!--らしいので、 これで方位の吉凶を占うのには段々ためらってしまう。

でも、吉凶方位の占いのおかげで毎日決まった場所ではなく、 あちこち出掛けるようになったし、 プログラムや暦や天文学のお勉強もし始めたので、 毎日が少しずつ楽しくなって来ている。

九星方位について知らない方にも読めるような文章を書くのは難しいので、 今日の日記は何度か書き直すかもしれない。

* 「星」は、順に数の付いたもの --例えば一白水星とか九紫火星等--が 9つあり、それらが順に(9日周期で)日盤で巡る。 そして「星」の巡り方が変らない期間が180日あるので、 「星」の巡りが180÷9=20回丁度繰り返される。 単に冬至や夏至に最も近い甲子の日をそれぞれ陽遁、陰遁の始まる日とすると、 (干支の周期である60日は9では割り切れないので) 上記の「星」の巡りの周期が壊れて問題になると思われる。

本命殺恐るべし?

夕方突然、今日までに済ませねばならない用事に気付き、 急遽長崎市街へ出掛けた。 先ほど「方位の吉凶を占うのには段々ためらってしまう」と 書いた日盤によると、今日はあちらは本命殺の方位になる。 普段は日盤での凶方位を避けていることもあって、 良い気持ちはしなかった--クリスマスなのに--。 携行品や着るものに気を付けて、 用事を全てメモして出掛けた。

人混みは少なかったけど、 年末なので通行人や店や駅の客はいつもより慌ただしく動いていた。 周りに気を付けながら、無事用事を全部済ませ、 安心して帰路に就いた。

ところが、駅に着いてから7分後に発車するはずの列車が 電光板の時刻表に見当たらない。 まさかと思って携帯電話の時刻を見たら、 何と愛用の腕時計が午後のうちにいつの間にか8分遅れていた。 つまり列車を1便逃したところだったのだ。 結局次の列車まで半時間待たざるを得なかった。 私の腕時計は手巻式クオーツ時計なので --と言えばどこのメーカーか判ってしまう-- 時間は正確かつ電池は無いので切れようがないし、 ゼンマイは毎朝必ず巻くので、 とても頼れるはずなのに… 本命殺恐るべし?


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