人生の午後に書く日記

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新聞記者見た
2019年10月08日(火)

30年ぶりに映画を見に行ってきた!ターミネーター2以来です。あれがシネマコンプレックスというやつね。喉が渇いていて自動販売機を探したけどなくて、販売所から買ったらお茶が300円もした。見たいと思っていた「新聞記者」。やってるの知らなくてたまたまサイトを見てあと2日しかないというので思い切って来たというわけ。お客さん5人はいたかなぁ? 私の一列前に座ったおじさんが落ち着きのない人で嫌だったけど、なんとか最後までみた。なんかドーンとショックを受けて重い気持ちで映画館から逃げ出したくなってしまったわ。現実に起きた事件を使っていたから、核心部分はまったくフィクションというわけではないはず。ぞっとしてしまった。まるでオウムじゃないか! 安倍のことを思えばありえないことではないだろう。そしてあんな風にせっかく国家中心部に就職したのに、なんのために生きているのかわからなくなってしまう人が現実にいる。こんな国で生きているのかと思うとたまらない気持ちになってしまった。オッペンハイマーと安倍が重なる。

映画の後すぐに家に帰りたくて田舎なので1時間一本ほどの電車にちょうど間に合って乗車。40年ほど前、私は毎日この路線を使っていた。今も当時と同じようなことに悩んでいるみたい。車内での視線恐怖。対人恐怖から逆につい他人をじろじろと見たくなってしまう。それを今はスマホに目を落として過ぎる。そして思う。40年前の私に申し訳ないような人生になってしまったけど、今にそれほど不満があるわけではない。私は一日も飢えたことがない。これってとっても有り難いことじゃない? そして40年経って気づいたことは、人生はまったくままならないものであると。これはもう受け入れるしかない。受け入れて少し手を伸ばして掴めるものを掴む、その程度しかできないんじゃないかなぁ?




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