今日は最終日。 2時からの「蟻の兵隊」をみてきた。 東京でも快調に上映されている映画で、会場前列ができた。 ジャンルとしてはノンフィクション。 監督さんが来て講演もあったのだが、彼はこれはフィクションだ、ぼくらが回して編集した時点でノンは取れる、ということらしいけど。
奥山和一(83歳?)というもと日本兵。 終戦後、軍よりの命令で、他の兵士2600人と共に中国山西省にに残留して国民党軍兵士として戦った。 その後捕虜となり、昭和29年に故郷の新潟県中条町に帰還。しかし、何と県庁で「自分がs21年に現地除隊となっていて、戦っていたのは自分の意志だったと書類処理がされていた」という事実だった。 だれが現地除隊などをするものか、命令で残った戦った、ということで裁判をしていた。 池谷監督は、「終戦後、2600名もの日本兵が中国に居残って戦っていて、それが、傭兵扱いされて裁判になっていることすら知らなかった」という点で映画を撮ろうと決意した、と。 中国へ旅する中で、初年兵教育で中国人を刺し殺したことを語る。 日本兵に輪姦された女性が語る。彼女がいう。 「あなたをみれば、悪い人でないことはわかる、殺すのもやらされたんだ、家族に自分のことを語りなさい」 とにかく書ききれない・・・深い思いがわいてくる映画だった。 戦争はそのときだけではない、1度行くとその人を一生つかみ取る・・ということ。人を殺すという体験はまさにそれ。 「War is worst」
戦争で亡くなった方々への慰霊のことばとして「過ちは繰り返しません」というのがあるけど、ちがう過ちをしそうになっているこの国。 憲法を改正するといっている安倍次期総理さんにも見ていただきたい映画でありました。 そもそも、この前の東京都の裁判の勝訴って「君が代日の丸の強制は思想信条の自由を侵す」ってあたりまえでしょう。こんな事が裁判になって、勝訴って、もうこの国は、大政翼賛会か治安維持法かって所まで今や来ている気がするんだが・・・
みなさん、ぜひ近くで上映会などがあったら、「蟻の兵隊」を見にいって下さいね。
長岡アジア映画祭、今日でおしまい。 来年は、通し券持っていきたいモンだわ。
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