窓から見える富士山は、真っ白だ。 高野山の山林課に小辺路越えの寒さについて訊こうとメールしたら、雪ですよ、といわれた。 何でこんなに一気に寒くなったのだ? 例年、12月まで暖房を入れない主義の私だが、夕方の天気予報で、この寒さは12月下旬と聞いて、「そうか」とつぶやいて押入からガスストーブをだして設置した。 入れたらすごく温かい。 身体がなごむ。 思わずまったく無関係だけど「太陽政策」(韓国の北朝鮮への政策だったよね)という言葉を思い出した。あの政策の実はあがっているのか?とは思うけど、ネーミングとしては最高だね。
郵便処理などいろいろとやっていたらアッという間に夕方。暗くなるのが早いと一日が短い気がする。
三斗小屋であの強風越えをいっしょにしたWさんより来信。 彼女は、長野の農家で働いたお金を資金にして約1ヶ月、山旅を重ねていたのだが、うちに帰ったら残り資金は300円だったという。おおすごい。 お遍路ガイドブックを送ったら、偶然だったが次のバイト先は四国の蜜柑農家がいいと思っていたのでタイムリーだった、と喜んでもらえた。 よかった。あの命に関わる強風の中で、人の心配ができる彼女、私は好きだ。
エジプトであったひとり旅の若者は、カフェで私がだしたお金が違っていて(ついたばかりで紙幣を見誤っていた、たくさん払おうとしていた)ウェーターがそれを「気をつけなさい」と注意してくれたという話をしたら「オレだったら、黙ってもらう」(言外に、そいつは馬鹿正直だのニュアンス)なんて顔色も変えずにいっていた。(あれ、「倫理の荒廃」と感じて忘れられない) 若者、男のひとり旅、このヤカラによくあった。 旅をしていて自分なりのポリシーを色濃くもって爽やかなのは、女性ひとり旅と、高齢者ひとりまたは少人数旅が多い。 21世紀は占星学的にいうと「水星の世紀」(女性の世紀)だという。 出会う人の態度を見ているとそうかも?と思ってしまうことである。
ところで、1ヶ月で彼女は何座、登ったんだろう。 手紙してみよう。 四国の蜜柑農家がうまく見つからなかったらお四国の知り合いに話してみようか、とも書いてみよう。
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