おひさまの日記
日記インデックス|前の日の日記を読む|次の日の日記を読む
何か問題や困ったことがあって、途方に暮れた時、 その状況の中で一体どうしたらいいのかわからなくて、 仮に、方法論のひとつとして何かがわかったとしても、 それが自分が求めるものではなくて、 それが自分がしたいことではなくて、 その気持ちが怠惰なのか、 それとも従っていいものなのか、 それさえもわからず、 じゃあ、どうしたらいんだろうと、さらに途方に暮れる時、 人は一体どこに行くのだろう。
私は、今、そんな場所にいる。 膝を抱えて。
そんな私がこれからどうなるのか、見物だ。
私は、今、人生のアートを体験しているのだろう。 これから先、この目先の問題を越えて明るい場所にいるようになった時、 笑っているのだろう。 そして、またひとつ、生き方、生きる上での在り方、 そんなものをつかんでいるのだろう。
だから、今は膝を抱えていようかな。 そんな自分を怠惰だと責めずに、 動くことができない自分と一緒にいようかな。
本当に自分がどうありたいのか、何を望むのか、それはわかっている。 ただ、そう願うことがあまりにわがままじゃないのか、 そんなことがまかり通るのか、そんな思いにさいなまれる。
それでも願おう。 そうなれることを。 そうなった上ですべてがうまくいくことを。
途方に暮れた時の自分を忘れない。 それは、未来の自分に大きな贈り物を届けているに違いないから。
今までもそうだった。 もうどうにもならないと思うようなこともどうにかなったし、 終わりのないように思えた問題にも終わりが来た。 それを越えてきたように、また越えていける。 深い沼の底に沈むような不安の中、 そんな信頼が小さく、でも、確実に、私の中で輝いている。
その輝きは生きて体験してつかんだものから生まれたもの。 ゆるぎないもの。 それと共に、ただここにいよう。 そんな自分をただ静かに眺める自分を持って、 あらゆる感情を味わいながらも、 人ごとのようにそれを眺めながら、 ただここにいよう。 それこそが難しいことだから、そうあろう。
そうしたら、次が必ず、来る。 それだけはわかる。
気持ちは重く沈み、苦しいのに、 なぜか光を感じる。
|