おひさまの日記
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2009年12月01日(火) 捨てるはずだった靴

引っ越しの荷物の残りを整理していたら、
ゴミ袋の中からスニーカーが出てきた。

捨てるつもりでいたんだろう。
思い返せば、もうずいぶん前にゴミ袋に入れて、
いらないものを入れる箱の中に突っ込んでおいた気がする。

久しぶりに見つけたスニーカーは、
どう見ても捨てるようなものじゃない。
まだまだはける。
ま、少し汚れてはいるものの、
なぜ捨てようと思ったのか今となると疑問。

でも、捨てた時は「もう必要ない」と思ったんだろうな。

今日はそのスニーカーをはいてみることにした。
久しぶりにはいてびっくり。
はき心地いい、すっごくいい。

結構はき込んですり切れた部分や汚れこそあれ、
なんで捨てたんだ!?と思うほど足にフィットして軽くていい感じ。
はいてて気持ちよくて足に意識がつい向いちゃうくらい。
おかげで今日1日とてもいい気分だった。

それでも、あの頃はいらなかったのね、この靴が。

ずいぶん前にゴミにすると決めて放っておいたけれど、
今日私の目の前に再び現れて、新しい喜びをくれた。
はき込んだ靴だけど、私にとっては新しい靴。

これから違う人生の道を歩き始める私。
そう、今まで歩いてきた道に合った靴じゃなく、
これから歩く道に合う靴をはこう。
靴が違うだけで、こんなに気分が違うんだもの、
歩くだけでもうれしくなるんだもの、
これからの私に合った靴を選ぼう。
人生の道のりを行くための靴なら、きっと色々ある。
すること、そのやり方、共に行く仲間、一緒にいる人達、色々、色々。
自分が選ぶものがみんな人生の靴みたいなもの。

はき込んだ靴が、私にとっては新しい靴のようだった今日、
人生の中で昔に置いてきたもの、
そこにありはしたものの、そんなに重要視していなかったもの、
時には忘れ去っていたもの、
たとえば、かつて、気にも止めなかったものであったとしても、
それを不必要だと思っていたとしても、
きっと、これからの私にとって生きてくるものがあるに違いないと思った。
そして、それはきっと、私にの目の前に現れてくると思った。
今日の捨てるはずだった靴のように。

自分達の選んだ生き方が、おままごとのようだと思ったこともあった。
そんなのキレイごとで、現実から逃げてるだけなんじゃないか、って。

だけど、そうじゃないよ、その道でいいんだよ、って、
思わせてくれる出来事が次々に訪れて、
私達はまるで導かれるようにその方向に流れてきた。
その流れは、時には、進むんじゃなく戻っているように見えることもあった。
けれど、流れのままに来てみたら、それは自分達が望んだ方向だった。

望んでよかった、欲してよかった、そう思った。
それを形にするために具体的にどうこうしていなかった頃も、
実際どうこうするための方法さえわからなかった頃も、
心の奥で望んで欲するものはいつも同じだった。
それを感じることをかき消さなくてよかった。
好きなものは好き、したいことはしたい、その想い、持ち続けてよかった。

捨てるはずだった靴が教えてくれたんだ。
さあ、自分に合った靴をはこう。
その靴で歩きたい道を歩こう。

そして、寝不足続きだ。
まず、寝よう(笑)


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