おひさまの日記
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2005年11月12日(土) 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

昔、ある友達のこんな一件があった。

暑い日にキャミソールを着ていたら、
「男にアピールしている」と他の女性達に陰口を言われていた。
まったくもってとんちんかんな話。
世にキャミソールを来ている女性はゴマンといる。
ましてや夏なら当然だ。
それを彼女だけが責められた。

なぜか。

それは「彼女」だからだ。
彼女を責めた女性達は、彼女のキャミ姿が気に入らなかったのではない。
彼女の別の部分に反応していたのだ。
つまり別の部分が気に入らないと感じていたのだ。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」って言葉もあるように、
その人が憎くなってしまうと、なんでもかんでも憎らしくなる。
それと同じこと。
その女性達は、本当に彼女に腹を立てた要因とは無関係に、
もうとにかくなんでもかんでもキーッ!となっていたわけだ。

けれど、実際、なんともおかしな話だ。

私達は常にそれと同じあやまちを犯す。
私達が見極めなければならないのは、
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と同じことをしていないかどうかだ。
誰かを責める時、誰かを非難する時、
それは「袈裟」ではないかということを、
注意深く観察することはとても重要なことだ。


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