自己対話(肯定と疑問を重ねあわせて)

すでに過去を忘れつつあるわたしに
「時を経た忘却ならいいの」とわたしが尋ねる。
そう、一瞬で過去を失ってしまったあの人に
思い出してほしくて毎日泣いて
忘れてしまったことにかなしくなって
どうしていいのかわからなくなったあの時の
あの人と同じことをわたしはいましている。
「時が経てば仕方がないの」
それは言い訳にも疑問にもなってわたしに迫る。
忘却は痛み。
そして、罪。
でも、みんな少しずつ忘れていくから
「それでいいの」と自分に言い聞かせてみる。
忘却は悲しみ。
そして、罰。
互いに忘れあって、失われていく記憶。
なくなるのは、わたし。
2008年08月23日(土)

そらいろのねこ / コギト