| 2006年04月02日(日) |
劇場版ゾロリ&ケロロ |
劇場版のゾロリ・ケロロを見てきましたです。・・・TVのは全然見れないのにな。
それにしても、この二つって価値観的に対極にある話なんですよね。 「世の中にはヤンキー的価値観と、オタク的価値観がある」という言葉を聞いたことがあります。 つまりヤンキー的価値観というのは『ビッグになる』=金・女・権力といった、誰にでもわかるものを手に入れるのが大切。 逆にオタク的価値観というのは、自分にだけわかるものを手に入れるのが大切。 普通、人はこの両方をそれぞれのレシピでブレンドした価値観を持っているのだと思うのですが、ゾロリとケロロというのはどちらもかなり極端なほど片方に振れているんですよね。 ゾロリとケロロ、どちらがどちらかは説明の必要もないでしょう(*^_^*)
感想としては、ケロロは良かったけど、ゾロリはもう一つ、というところですかな。
というのも、まず第一に、ゾロリの方は上に書いた『ヤンキー的価値観』方向の欲望が弾けきって無いんですよね。なんか、どうもいい子から離れてないような。 ケロロがオタク方向に振り切りすぎなのかもしれませんが。
あと、それ以上に大事なのが、『劇場版ならではの物語上の仕掛け』が、ゾロリの方には特にない、というところですね。 お城を手に入れかけて失敗するという話は、いつもやってるような・・・ ケロロの方は、『事件が世界中に広がってしまう』という大仕掛けが用意されてるんですけど。
あと、オヤジギャグはもっと分かりやすい方がいいなあとか。
ヒロインの声が超絶下手で、キャラの元来の性格悪さを増幅しているという欠点なんかもあったりします。劇場版のゲストキャラにアイドル持ってくるのはいい加減やめて欲しいなあ。ムシキングもあれのせいで萌えレス映画になっちゃったんだし。
あ、全体としては楽しい映画でしたよ。良く動いてたし、どたばたのテンポも良かったし。 話はテレビシリーズでも良かった気がするけど、画面は劇場で見る価値充分です。
さて、ケロロ。
こちらは突き抜けたオタク価値観の映画でした。 ジムスナイパーカスタム。よくわかりませんが、確かにこれがマスターグレードで出たらむしろ凄いんだろうなあ。
私的にケロロの方が評価が高いというのは、多分共感の度合いの違いもあります。 さくらやホビー館で、良くわかんないガンプラを抱えてほくほくしてる友人に、『良くわかんないけど、買えて良かったね』とか言ってること、あるよね!(一緒に見に行った某様と、ここで一番共感してたり)
で、この冒頭のシーンがきっちりテーマに直結してるところがうまいす。 物語としての『侵略者な宇宙人と被侵略者な地球人』の、価値観の違う物同士のコミュニケーションを、ジャンルの違うオタク同士のコミュニケーションになぞらえていたり。
そもそもケロロってこういう構造の話だったのかと、思わず勘違い。
思うんですが、『オタクを描いた話』と『オタクが作った話』は違うのだなあと。 オタクにとってはオタクは日常で当たり前ですから、そこから出てくるテーマも普遍的なのですな。
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