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猫、読み終わりました。 おかげで帰宅後のお昼寝ができなかったんだけどまあいいか(笑)。
やっぱ結構終盤がよかったですね。 ただどうしても猫のやつが余計というか回りくどいというか、 いいよそんなご講義垂れるみたいな例え話、いいから簡潔に話せ! とか思っていたら寒月くんのヴァイオリン話がそれをまるで 揶揄するように描かれているし。 ソーセキ先生わざとああいう風にくどい言い回しで書いてたんですね、 今頃気づいた。でもわざととはいえやっぱ眠くなるよう。 主人公の苦紗弥センセ−も寝床に本を持っていく習慣があって そのくせ2〜3行もよまないで寝てしまうっていうくだりがあるんだけど まさか読者が眠くなることまで予測していたのではあるまいな… ともあれ、あるていど飛ばし読みしないといつまでたっても 読み終わらない仕儀、て事になっちゃうんで適当に読み飛ばしながらの 読破でした。
後記の漱石の歴史、みたいのを読んだら どうも主人公、猫、迷亭、寒月、独仙の5人は漱石自身っぽい。 事前に漱石についてもっとよく知ってたらこの話は面白く 読めたのかもしれないなあ。 でもかえって読まなかった事によって迷亭の魅力が際立ったような 気もします。この人はねえ。やはりめちゃくちゃイカスです。 こういうひとはもてるタイプのはずなんだが。 主人も頑固なだけじゃなくて適当にひねくれててかあういです。
で、最後の方に迷亭の描く「未来記」っつー演説があるんだけど これがまた薄気味悪いほど現代の状況と合致してる。 漱石の頃からすでにそういう徴候ってあったのか…って うんざりもしたんだけど、その鋭い洞察力に恐れ入ったというより ぞっとしました。こわいよこのひと! やっぱたしかに「こころ」書いた人です。
最初は猫はえらく偉そうですましてて気に入らなかったんだけど 鼠なんて捕まえる気が起きないから捕まえないだけだ、とか 威張っておきながらいざ捕まえようとするととんでもないしくじり やらかしたり、負け惜しみいったり、人間を上からみおろしてるようで なんだかんだいって結局主人に似てきてんじゃん、とか(笑) 非常にかわいくなりました。ゆえに最後はちょっとショック(笑)。
今まで猫嫌いだったんですけど、 この本のお陰でちょっと猫好きになりました。単純と笑わば笑え(笑)。
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