Kenyu日記
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僕は北海道出身(苫小牧)なのでラーメンに関してはかなりうるさいです。北海道は何でも食べるものはおいしいですが、ラーメンに関して、特にみんなの評価は厳しいです。 新しいラーメン屋さんができたら必ずみんなで食べに行きます。そしてまずかったら、あっという間に噂が広がり3ヶ月で店はつぶれてしまいます。他でも聞いたことがありますが、北海道でラーメン屋さんが出来て3ヶ月以上もったらまあまあ合格ということのようです。 こちらに出てきたとき、最初は良くラーメン屋さんに行きましたが、あまりに期待を裏切られるので、東京でラーメンをたべるのはしばらくやめていたことがあります。今でも、評判の良いお店でしかラーメンは食べません。(しかも醤油だけ) この前、家族で近所にあるラーメン屋さんに行きました。車で5分位のところにあるのですが、全国第2位と看板が出ています。テレビに取り上げられていたのをたまたま見たこともあり、いつか行ってみようと思っていました。普段はいつもお店の外に行列ができていて、きっとおいしいんだろうなあと期待していました。 カウンターしかない小さなお店です。少し待って期待の「ネギみそラーメン」を注文しました。僕が東京でみそラーメンを注文するのは渋谷の「満龍」(北海道の実家の町に本店がある)だけなので、その期待の程がおわかりかと思います。 まずスープ「うううん」まずまず悪くない!麺をすすると、あれ?お湯が切れてない!おまけに、少したごまっている。え!信じられないこんなのが全国2位などとは。 ちょっとショックでした。 家族でご飯を食べに行って文句を言うと雰囲気をこわしてしまうので、だまってましたが、次女が麺が固まってた、というとこっちも、僕もと全員のラーメンが手抜きで作られたことが判明しました。 きっと以前はおいしいラーメン屋さんだったのでしょう。しかし人気に乗って心を込めることを忘れてしまったのでしょう。 以前実家のそばにも、おばさんがやっている、まあまあおいしいラーメン屋さんがありました。 大学進学でしばらく行ってなかったのですが、ある夏休みに久しぶりに食べに行ったら、おばさんの態度のでかいこと、でかいこと。味はすっかり落ちていて、それから二度と行来ませんでした。何でも新聞や雑誌でとりあげられて、ずいぶん人気があがり札幌あたりから食べに来る人もいたらしく大盛況だったということ。すっかり調子に乗って味を落として結局はつぶれてしまったみたいです。もともと騒ぐほどのお店でなかったのに実力以上の評価に自分を見失ってしまったということなのでしょう。イソップ童話みたいなお話です。 音楽でも同じようなことがあります。要は実力をしっかり蓄え、人気があろうがなかろうが自分の味、いや自分の音を誠実に創り続けるということでしょうか。第一線で何十年も生き残っている人たちはみんなそこを貫いています。 ラーメンにも音楽にも宇宙の原則が働いているのです。
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