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Kenyu日記
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2002年11月08日(金) 映画ジャンヌダルク

最近デュックベンソンが制作したジャンヌダルクがありましたが、今日NHK BSでまた違うジャンヌダルクを見ました。
途中からでしたが、なかなかよいできだと思いました。

ジャンヌの「人間を超えた聖なる部分」と「自我に支配された人間くさい部分」がうまく描かれていました。
脇役が匆々たる面々で、特にジャンヌを裁く司教のピーターオトウルがとてもすばらしかった。

聖職者でありながら神の声など聞いたこともない彼は、神の声が聞こえるジャンヌに嫉妬と憧れ、敵対心と尊敬など極めて複雑な思いをいだくのでした。
彼は裁判で彼女を、有罪の火あぶりにしようと企む反面、なんとか救おうともするのです。
権力ある俗人は、最後まで権力と信仰、傲慢と憧憬の間をゆれ動くのでした。

普通のひとはこうだよなあと思わず思ってしまいました。
神や協会に従えといいながら、実は自分に従えと言っているだけの聖職者はとうてい神とはなんの関係もないエゴのかたまりなのです。

もうひとり気になったのは、ブルゴーニュ(当時は小さな独立国)の王の母親でした。
病気で死期が迫っている彼女はジャンヌに肩入れし助けます。食事の席で、ジャンヌに神と話をしたのか、天使はどんな格好をしているのかなど興味津々です。
どうも見たことのある女優だけど、だれなのか思い出せません。
エンドロールで思わず笑ってしまいました。
死後の世界や天使に興味津々だったのは、なんと我らがシャーリーマクレーンではありませんか。

やっぱりスピリチュアルな世界には彼女はかかせませんね。

ジャンヌが最後に悩みながら、誓いを翻し進んで火あぶりになった部分はとてもよく描けていました。
ひとりの悩める人間として聖女ジャンヌダルクを見事に描いていました。

久しぶりに重厚な世界を堪能しました。
おすすめです。


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